JP2010172533A - 医療用縫合針の研削装置 - Google Patents

医療用縫合針の研削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010172533A
JP2010172533A JP2009019446A JP2009019446A JP2010172533A JP 2010172533 A JP2010172533 A JP 2010172533A JP 2009019446 A JP2009019446 A JP 2009019446A JP 2009019446 A JP2009019446 A JP 2009019446A JP 2010172533 A JP2010172533 A JP 2010172533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
moving
suture needle
vise
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009019446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5334608B2 (ja
Inventor
Kazuaki Kato
一明 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mani Inc
Original Assignee
Mani Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mani Inc filed Critical Mani Inc
Priority to JP2009019446A priority Critical patent/JP5334608B2/ja
Publication of JP2010172533A publication Critical patent/JP2010172533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5334608B2 publication Critical patent/JP5334608B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】 縫合針の針先の角度を大きく太くして充分な強度を有する医療用縫合針を製造することができる医療用縫合針の研削装置を提供する。
【解決手段】 医療用縫合針の素材Aを研削するための研削手段(回転砥石2)と、医療用縫合針の複数の素材を把持するためのバイスBと、該バイスを回動可能に支持するV溝10a及びナイフエッジ11と、該支持手段を前記研削手段に対して水平方向に、直線的に接近、離反させるロッド16及びスライドベース13と、前記支持手段を垂直方向に移動する第2ロッド17及び偏心カム18と、水平方向の移動と垂直方向の移動とを同期して駆動するモータ14及び回転板15と、を有し、前記バイスBが、その把持する複数の医療用縫合針の素材Aを前記研削手段に圧接させて研削することを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は医療用縫合針の一端部に針先又は針先及び切刃を形成するための研削装置に関するものである。
医療用縫合針は縫合される部位に応じて形状、サイズ等多くの種類が提供されている。その中で代表的な縫合針として丸針、角針等がある。丸針は、先端に鋭利な針先が形成されており、この針先から連続的に断面積が増加する断面形状が円形のテーパ部が形成されている。また角針は、先端に鋭利な針先が形成されており、この針先から連続的に多角形状の断面を持ったテーパ部が形成されている。
縫合針の針先からテーパ部にかけての断面形状は、砥石等による研削加工によって形成される。この研削加工は、縫合針の素材を把持したバイスをオペレータが手で操作することで行っていた。
しかし、このような手動による研削では、研削加工を行うのに熟練が必要であり且つ形成された縫合針にバラツキが生じる。然も、このバラツキは同一ロット内であってもバイスによる把持単位毎に生じる。
このような問題に対し、特許文献1(特許第2937383号)では、複数の素材を直線的に一列に配列してバイスで把持し、このバイスを前後方向に進退させるとともに、進退に同期させて回動させ、縫合針のテーパ部を研削するようにしている。
図5は、縫合針の斜視図である。同図に示す縫合針1は、断面が三角形状に形成された刃付縫合針に関するものである。縫合針1の先端には、鋭利な針先1aが形成されており、この針先1aから連続して所定長さにわたって鋭利な切刃1bが形成されている。また切刃1bから胴部1cに至る間に形成された稜線1dは、切刃としての機能を有することなく、単なる稜線として形成されている。針先1a、切刃1bを含む符号1eで示す部分は、研削加工或いは研削加工とプレス等の塑性加工とによって形成される部分で、研削部という。
縫合針1の他端は元端面1fとして形成されており、この元端面1fに図示しない縫合糸を結合するための止まり穴1gが形成されている。本実施例では、縫合針1をアイレス針としているが、この構成に限定するものではなく、元端面1f側の端面に通孔を形成したアイド針であっても良い。
また縫合針1としては、前述の断面形状が三角形の縫合針以外に例えば断面形状が菱形に形成された縫合針、台形状の断面を有する縫合針等がある。
縫合針1を構成する材料としては、冷間線引き加工を施して縫合針1の太さと略等しい径に形成したオーステナイト系ステンレスの線材を用いている。この線材は、冷間線引き加工による加工硬化によって縫合針1として必要な硬度を与えられると共に、オーステナイト組織がファイバー状に伸長することで必要な硬度が与えられている。
前記線材を縫合針1の長さと略等しい長さで切断することで、直線状の素材を形成する。そしてこの素材の一端を針先1aと対応させると共に他端を元端面1fと対応させて、針先1a側に対しては研削部1eに応じた部分を研削し、元端面1f側には止まり穴1gを形成する。素材に対する研削加工工程及び止まり穴1gの加工工程の工程順位は何れの工程が先であっても良い。
図6は、特許文献1に記載された従来の医療用縫合針の研削装置の構成を示す図である。詳細については、特許文献1に記載されているが、以下に概略を説明する。図6に示す研削装置は、バイスBに多数の素材Aを直線的に一列に並べて把持し、素材Aの研削部1eを回転砥石2に接触させて研削する装置である。バイスBは駆動手段Cによって図の左右方向に往復移動する。
バイスBには、下部受板3と上部受板4とがあり、これらの間に多数の素材Aを直線的に一列に並べて把持する。下部受板3の後方(図6に於ける右側、以下同じ)の端部には、上部受板4を回動可能に支承するための軸受部6が形成されている。そして前記軸受部6に上部受板4の端部に形成された軸7を嵌合することで、上部受板4は下部受板3に対し回動可能に構成されている。
下部受板3と上部受板4を接離させることで素材Aを把持したり、開放したりするが、この接離をするためにクランプ8が設けられている。クランプ8のカムレバー8aをピン8bを中心として時計方向に回動して、カムレバー8aが図に示す実線位置にあるとき、上部受板4を下部受板3に接近させて素材Aを把持する。またカムレバー8aを反時計方向に回動して、カムレバー8aが二点鎖線位置にあるとき、上部受板4を下部受板3から離隔させて素材Aの把持を解除する。
バイスBは、素材Aの太さに応じて上部受板4と下部受板3間の距離を変更できるようになっており、また、先端には弾性部材5を設けて、素材Aをしっかりと把持できるようになっている。
バイスBにはブロック10が設けられ、ブロック10には下向きに開口するV溝10aが形成されている。一方、バイスBを支持するガイド部材12には、その中央にナイフエッジ11があり、このナイフエッジ11の先端がV溝10aに進入することで、バイスBが支持されている。したがって、バイスBは、ナイフエッジ11の先端を中心として矢印b又はc方向に回動可能である。
前記ナイフエッジ11は、スライドベース13に固定されており、スライドベース13は、図の左右方向に移動可能である。即ち、ガイド部材12には、前後方向にあり溝12aが形成され、このあり溝12aにスライドベース13が嵌合している。スライドベース13には、ロッド16の一端が回動自在に結合し、ロッド16の他端は、回転板15の溝15aに嵌合しているブロック15bに回動自在に結合している。回転板15は、モータ14により矢印方向に回転する。以上の構成において、モータ14と回転板15とで駆動手段Cを構成している。
駆動手段Cを回転板15を用いて構成した場合には、モータ14としてパルスモーターを用いることでスライドベース13の移動速度を一定の値に設定し得るように構成することが好ましい。
モータ14が回転して回転板15が矢印方向に回転すると、ロッド16によりスライドベース13がd、e方向に往復移動し、これに伴ってバイスBもd、e方向に往復移動する。
バイスBの重心は、ナイフエッジ11と素材Aとの間にあり、回転砥石2が円形なので、バイスBがd、e方向に往復移動すると、これに伴ってバイスBはナイフエッジ11の先端を中心にしてb、c方向に回動することになる。
すなわち、ナイフエッジ11が矢印e方向に移動すると、この移動に伴いバイスBは矢印b方向に回動し、またナイフエッジ11が矢印d方向に移動すると、この移動に伴いバイスBは矢印c方向に回動する。従って、ナイフエッジ11の移動に伴ってバイスBは直進運動と回動運動との合成運動を行う。このため、バイスBによって把持された素材Aは、回転砥石2に対する接点位置を変化させつつ、該回転砥石2によって研削される。
前述したように、バイスBの重心は、ナイフエッジ11と素材Aとの間にあるので、バイスBで把持した素材Aを回転砥石2に接触させた場合、素材Aには、バイスBの重量に比例した加圧力が加わる。この加圧力は、素材Aと回転砥石2の接点からバイスBの重心までの距離と、素材Aと回転砥石2の接点からナイフエッジ11までの距離と、バイスBの重量とが決まれば計算により求めることができる。従って、研削加工を施す際に素材Aに作用する荷重(加圧力)を適切な値に設定することが可能である。
なお、上記の荷重が所望の値に達しない場合は、バイスBにスプリング荷重など外的荷重を加えることで、設定することも可能である。
図7は、研削中の素材Aと回転砥石2との関係を示す図である。回転砥石2は矢印a方向に回転する。実線に示す素材Aは、図6において、バイスBが最も左側に移動した状態である。このとき研削部1eの元端面1f側が研削されることになる。素材Aは回転砥石2の頂部に接しており、このとき素材Aはほぼ水平な状態である。ナイフエッジ11が図6の右側に移動し、最も右側に移動したとき、素材Aは回転砥石2に対して仮想線に示す位置に移動し、このとき水平から角度α1だけ左側が下がるように傾斜する。これによって、針先1aが研削される。こうして三角断面の1つの面が研削され、素材Aを120゜ずつ2度回転することによって、三角縫合針の3面を研削し、図8に示すように、針先1aを鋭利に尖らせることができる。この後、縫合針に湾曲を付与することになる。
特許第2937383号
しかしながら、前述の特許文献1に記載の技術では、バイスBの回動角度が小さく、図8に示すように、針先1aの角度θ1が小さく針先部分が細くなって縫合針の強度を確保できない、という問題がある。
本発明は、この問題を解決するためのもので、縫合針の針先の角度を大きく太くして充分な強度を有する医療用縫合針を製造することができる医療用縫合針の研削装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成する本発明の医療用縫合針の研削装置は、医療用縫合針の素材を研削するための研削手段と、医療用縫合針の複数の素材を把持するためのバイスと、該バイスと前記研削手段とを相対的に、直線的に接近、離反させる第1移動手段と、前記バイスと前記研削手段とを相対的に、前記第1移動手段の移動方向と直交する方向に移動させる第2移動手段と、前記第1移動手段と第2移動手段とを同期して駆動する同期手段と、を有し、前記バイスが、その把持する複数の医療用縫合針の素材を前記研削手段に圧接させて研削することを特徴としている。
前記バイス又は前記研削手段が、それらを回動可能に支持する支持部材を介して第1移動手段及び/又は第2移動手段によって相対的に移動させられる構成としたり、前記第1移動手段が移動させる方向が水平方向で、前記第2移動手段が移動させる方向が垂直方向である構成としたり、前記同期手段が、回転板を有し、該回転板に設けられたロッドと第2ロッドにより第1移動手段と第2移動手段とが駆動される構成としたり、前記第1移動手段が、前記バイスと研削手段とを相対的に移動させる距離を変更可能である構成としたり、前記第2移動手段が、前記バイスと研削手段とを相対的に移動させる距離を変更可能である構成とすることができる。
バイスに複数の素材を一列に並べて把持させ、複数の素材を研削手段に圧接させる。これによって、複数の素材が研削される。第1の移動手段でバイスと研削手段とを相対的に近づけたり、遠のかせたりすることで、複数の素材の先端から所定の長さまでの研削部全体を研削することができる。バイス又は研削手段を支持手段に回動自在に支持される構成にしたことで、バイスと研削手段とが近づいたときと、遠のいたときとでは、バイス又は研削手段が回転して素材が研削手段に接触する角度が若干変わってくる。これに加え、第2の移動手段でバイス又は研削手段を相対的に直交方向に移動すると、バイスの回転角度が大きくなり、素材が研削手段に接触する角度を大きく変えることができる。その結果、縫合針の素材の鋭利に尖った先端の角度を大きくし、縫合針の先端の太さを太くして所望の強度を備えた縫合針を得ることができる。
本発明の医療用縫合針の研削装置の構成を模式的に示す図である。 バイスが回転砥石から最も後退し、ガイド部材が最も上の位置になった状態の図である。 本発明の研削装置によって研削中の素材と回転砥石との関係を示す図である。 本発明の医療用縫合針の研削装置によって研削された縫合針の研削部を示す拡大図である。 縫合針の斜視図である。 従来の医療用縫合針の研削装置の構成を示す図である。 図6の研削装置によって研削中の素材と回転砥石との関係を示す図である。 従来の医療用縫合針の研削装置によって研削された縫合針の研削部を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の医療用縫合針の研削装置の構成を模式的に示す図である。図6の従来の医療用縫合針の研削装置と大部分が共通しているので、同じ構成には同じ符号を付して説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図1に示す医療用縫合針の研削装置において、ガイド部材12には、前述したようにスライドベース13がスライド自在に設けられ、このスライドベース13は、ナイフエッジ11が一体になっている。スライドベース13は、回転板15とロッド16で接続され、モータ14により回転板15が回転すると、ナイフエッジ11をd又はe方向(水平方向)に直線的に往復移動する。これによって、バイスBは、研削手段としての回転砥石2に接近したり、離反したりする。以上の構成において、ナイフエッジ11とV溝10aでバイスBの支持手段を構成している。また、ロッド16及びスライドベース13によって、第1移動手段が構成されている。第1移動手段による移動距離は、ブロック15bを溝15a内で移動することで調整することができる。
また、本発明の医療用縫合針の研削装置では、ガイド部材12は、図の右側の突出部12bを有し、ここに回転板15を固定している。図示は省略するが、モータ14もこの突出部12bに固定されている。
回転板15の裏側には、溝15aを延長する方向に第2溝15cを穿設している。第2溝15cには、第2ブロック15dがスライド可能に設けられ、所定の位置に固定されている。第2ブロック15dには、第2ロッド17の一端が回動自在に接続され、第2ロッド17の他端は、偏心カム18の回転軸18aから離れたピン18bに回動自在に接続されている。偏心カム18の回転軸18aは、基台20に設けられた取付座20aに軸受によって回転自在に固定されている。また、偏心カム18の外周面には、ガイド部材12の底面が当接している。
ガイド部材12は、離間して設けられた2本のガイド柱19、19によって常に水平を保った状態で昇降できるように支持されている。ガイド柱19、19は、基台20に立設されたものである。これによって、ナイフエッジ11と回転板15とモータ14とがガイド部材12と共に昇降する。
モータ14により回転板15が矢印方向に回転すると、ガイド部材12は、d又はeの方向(水平方向)に往復移動する。それと同時に、第2ロッド17が偏心カム18を回転し、偏心カム18はガイド部材12をf又はgの方向(垂直方向)に昇降させる。この方向は、スライドベース13の移動方向(第1移動手段の移動方向)と直交する方向である。以上の構成において、第2ロッド17及び偏心カム18で、第2移動手段を構成している。第2移動手段による昇降量は、偏心カム18の偏心量を変えることで調整できる。具体的には、種々の偏心量の偏心カムを用意し、交換することによる。
ガイド部材12の左右方向の往復移動と、上下方向の昇降移動とは、同期している。この実施例では、同期手段として、回転板15が使用されている。そして、第1移動手段と第2移動手段との同期によって、ガイド部材12が図1の最も右側に移動したとき、偏心カム18はガイド部材12を最も上方(f方向)に持ち上げるようになっている。逆に、ガイド部材12が図1の最も左側に移動したとき、偏心カム18はガイド部材12を最も下方(g方向)に下げるようになっている。
ガイド部材12の左右方向の往復移動と昇降移動とを同期させる方法として、図1の実施例では、回転板15で2つの上下、左右の移動をする構成を示したが、この構成に限定されるものではない。同期がとれればよいので、左右の往復移動と、上下の昇降移動を別個の駆動機構で行ってもよい。
同じく、回転板15とロッド16を用いた左右の往復移動を行う第1移動手段と、偏心カム18と第2ロッド17を用いた上下の昇降移動を行う第2移動手段も、この構成に限定されるものではなく、シリンダー、ねじ軸、リニアアクチュエータなどを使用してもよい。
また、V溝10aとナイフエッジ11との組合せによる支持手段も、これに限定されるものではなく、軸と軸受の組合せなどに変更することも可能である。
また、本実施例ではバイスBを支持手段により支持して移動させる構成としたが、この構成に限定するものではなく、研削手段を支持手段により支持して移動させる構成とすることも勿論可能である。即ち、バイスと研削手段との間で相対的に位置が移動されていれば、本発明の範囲内に含まれるものとする。
また、研削手段としては、本実施例では回転砥石2について説明したが、回転砥石に限定するものではなく、ラッピングフィルム等のベルト式研削手段も使用可能である。特に、大きい径を有する円形砥石やラッピングフィルム等は研削面が平坦に近く、素材にRやテーパーを形成しにくい構成となっているが、本発明の装置を用いることで容易に所望の形状に研削することが出来るので有利である。
次に、本発明による研削方法を説明する。
複数の素材AをバイスBに挟み、クランプ8のカムレバー8aを水平に倒し、素材Aをクランプする。予め、各素材Aに作用する荷重を設定しておき、回転砥石2を回転して研削を開始する。駆動手段Cによって回転板15を回転すると、ナイフエッジ11は矢印d、e方向に往復移動し、ガイド部材12はf、g方向に昇降する。
前述したように、バイスBの重心は、ナイフエッジ11とバイスBの先端との間にあるので、バイスBが把持している素材Aは、常時研削手段としての回転砥石2に所定の力で圧接している。もし、この圧接力がバイスBの自重のみでは不足する場合は、スプリングなどの弾性体によって、バイスBを回転砥石2に向けて付勢してもよい。
図2は、バイスBが回転砥石2から最も後退し、ガイド部材12が最も上の位置になった状態の図である。バイスBは自重により先端が下がり、バイスBは大きく傾斜する。
図3は、本発明の医療用縫合針の研削装置によって研削中の素材Aと回転砥石2との関係を示す図である。回転砥石2は矢印a方向に回転している。実線に示す素材Aは、図1において、バイスBが最も左側に移動した状態である。このとき研削部1eの最も元端面1f側が研削されることになる。素材Aは回転砥石2の頂部に接しており、このとき素材Aはほぼ水平な状態である。ナイフエッジ11が図2に示すように最も右側に移動したとき、素材Aは回転砥石2に対して図3の仮想線に示す位置に移動し、このとき水平から角度α2だけ左側が下がるように傾斜する。この角度α2は、ガイド部材12が上昇しているので、図7に示す角度α1に比べ、大きくなっている。
図4は、本発明の医療用縫合針の研削装置によって研削された縫合針の研削部1eを示す拡大図である。本発明の医療用縫合針の研削装置では、支持手段を前記研削手段に対して水平方向に直線的に接近、離反させるとともに、垂直方向に昇降させ、水平方向の移動と垂直方向の移動とを同期させたので、針先1aの角θ2を、従来の角θ1(図8)より大きくすることができ、切刃1b部分の太さを太くすることができて、医療用縫合針の強度を、充分な大きさにすることができる。
このようにして三角断面を持った縫合針の1つの面を研削し、素材Aを120゜ずつ回転して他の2面を研削することで、三角縫合針の研削が完了する。この後、湾曲を付与し、基端部に止まり穴を穿設するか、通し孔を形成すれば、三角縫合針が完成となる。
1 縫合針
1a 針先
1b 切刃
1e 研削部
2 回転砥石(研削手段)
8 クランプ
10a V溝(支持手段)
11 ナイフエッジ(支持手段)
12 ガイド部材
13 スライドベース(第1移動手段)
14 モータ
15 回転板(同期手段)
16 ロッド(第1移動手段)
17 第2ロッド(第2移動手段)
18 偏心カム(第2移動手段)
A 素材
B バイス
C 駆動手段

Claims (6)

  1. 医療用縫合針の素材を研削するための研削手段と、医療用縫合針の複数の素材を把持するためのバイスと、該バイスと前記研削手段とを相対的に、直線的に接近、離反させる第1移動手段と、前記バイスと前記研削手段とを相対的に、前記第1移動手段の移動方向と直交する方向に移動させる第2移動手段と、前記第1移動手段と第2移動手段とを同期して駆動する同期手段と、を有し、前記バイスが、その把持する複数の医療用縫合針の素材を前記研削手段に圧接させて研削することを特徴とする医療用縫合針の研削装置。
  2. 前記バイス又は前記研削手段が、それらを回動可能に支持する支持手段を介して第1移動手段及び/又は第2移動手段によって相対的に移動させられることを特徴とする、請求項1に記載の医療用縫合針の研削装置。
  3. 前記第1移動手段が移動させる方向が水平方向で、前記第2移動手段が移動させる方向が垂直方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用縫合針の研削装置。
  4. 前記同期手段が、回転板を有し、該回転板に設けられたロッドと第2ロッドにより前記第1移動手段と第2移動手段とが駆動されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の医療用縫合針の研削装置。
  5. 前記第1移動手段が、前記バイスと研削手段とを相対的に移動させる距離を変更可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の医療用縫合針の研削装置。
  6. 前記第2移動手段が、前記バイスと研削手段とを相対的に移動させる距離を変更可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の医療用縫合針の研削装置。
JP2009019446A 2009-01-30 2009-01-30 医療用縫合針の研削装置 Active JP5334608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009019446A JP5334608B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 医療用縫合針の研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009019446A JP5334608B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 医療用縫合針の研削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010172533A true JP2010172533A (ja) 2010-08-12
JP5334608B2 JP5334608B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=42704040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009019446A Active JP5334608B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 医療用縫合針の研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5334608B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102398200A (zh) * 2010-09-11 2012-04-04 大连力天精密模塑有限公司 加工活体病变检验针针尖机
CN103522148A (zh) * 2013-11-06 2014-01-22 吴江市喜力机械厂 缝纫机针自动抛光装置
CN109551344A (zh) * 2018-12-18 2019-04-02 战润庆 一种肿瘤取样器械后处理装置
CN113413184A (zh) * 2021-06-28 2021-09-21 梁一凡 一种新型的倒刺线切割机器
WO2023150289A1 (en) * 2022-02-05 2023-08-10 Interplex Industries, Inc. Method and apparatus for making needles

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106346321A (zh) * 2015-07-15 2017-01-25 睿励科学仪器(上海)有限公司 研磨机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4862092A (ja) * 1971-09-08 1973-08-30
JPH03251357A (ja) * 1990-03-01 1991-11-08 Matsutani Seisakusho Co Ltd 医療用縫合針の研削装置
JPH10296605A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Jms Co Ltd 注射針研削装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4862092A (ja) * 1971-09-08 1973-08-30
JPH03251357A (ja) * 1990-03-01 1991-11-08 Matsutani Seisakusho Co Ltd 医療用縫合針の研削装置
JPH10296605A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Jms Co Ltd 注射針研削装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102398200A (zh) * 2010-09-11 2012-04-04 大连力天精密模塑有限公司 加工活体病变检验针针尖机
CN103522148A (zh) * 2013-11-06 2014-01-22 吴江市喜力机械厂 缝纫机针自动抛光装置
CN109551344A (zh) * 2018-12-18 2019-04-02 战润庆 一种肿瘤取样器械后处理装置
CN109551344B (zh) * 2018-12-18 2020-08-11 战润庆 一种肿瘤取样器械后处理装置
CN113413184A (zh) * 2021-06-28 2021-09-21 梁一凡 一种新型的倒刺线切割机器
CN113413184B (zh) * 2021-06-28 2022-07-05 梁一凡 一种倒刺线切割机器
WO2023150289A1 (en) * 2022-02-05 2023-08-10 Interplex Industries, Inc. Method and apparatus for making needles

Also Published As

Publication number Publication date
JP5334608B2 (ja) 2013-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5334608B2 (ja) 医療用縫合針の研削装置
TWI332423B (en) Method and apparatus for machining work by cutting tool
CN211489671U (zh) 一种用于车床加工的夹具
EP2196294B1 (en) Cutting machine
US9469011B2 (en) Grinder and grinding machine
TW201107077A (en) Method for grinding plate-like body
KR101619496B1 (ko) 톱날 연삭기
KR100967898B1 (ko) 싱글볼 가공장치
JP2937383B2 (ja) 医療用縫合針の研削装置
KR102036538B1 (ko) 봉재 절단 장치
JP5218743B2 (ja) 自動綾目歯切装置
KR100930026B1 (ko) 싱글볼 가공장치
KR101887618B1 (ko) 띠톱의 톱날 연마장치
RU2419530C2 (ru) Способ обработки изделий из листового стекла и устройство для его осуществления (варианты)
JPWO2007086338A1 (ja) 自動裁断装置における裁断刃の研磨装置
CN110125765A (zh) 一种带有防外溅废渣料收集结构的机械工件打磨设备
TWM601161U (zh) 自重式鎢棒自動研磨裝置
JP5010421B2 (ja) 工作物外径面および平面のセンタレス研削方法およびセンタレス研削装置
US5454747A (en) Faceting machine
TWM508377U (zh) 線材車頭機夾持結構
TWI279285B (en) Reciprocation and tracking correction device for broad-banded sanding machine
CN109352107A (zh) 一种线切割夹具
JP4014833B2 (ja) バリ取り装置およびバリ取り方法
TWM471952U (zh) 圓鋸片剖溝機
JP2003260643A (ja) コイルばねの端面の研削方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130605

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5334608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250