JP2010171541A - 情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザがよく使う操作キーとそうでない操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示して、ユーザの使い勝手を向上させるようにした情報表示装置を提供する。
【解決手段】情報表示装置10は、複数の操作キーを表示する液晶表示部14と、液晶表示部14に設けられたタッチパネル15と、複数の操作キーの中から、ユーザにより選択された操作キーなどの所定の操作キーを選択するCPU13とを備える。液晶表示部14は、CPU13により選択された操作キーと該操作キー以外の他の操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示する。
【選択図】図1
【解決手段】情報表示装置10は、複数の操作キーを表示する液晶表示部14と、液晶表示部14に設けられたタッチパネル15と、複数の操作キーの中から、ユーザにより選択された操作キーなどの所定の操作キーを選択するCPU13とを備える。液晶表示部14は、CPU13により選択された操作キーと該操作キー以外の他の操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報表示装置に関し、より詳細には、複数の操作キーを表示する表示部と該表示部上に設けられたタッチパネルとを備えた情報表示装置に関する。
従来、タッチパネルによるタッチ操作が可能な様々な情報表示装置が製品化されている。このような情報表示装置の中には、例えば、各種の操作キーをタッチパネル付きの画面上に配置し、ユーザが所望の操作キーを指等でタッチすることで電子機器を操作できるリモコン装置がある。近年の電子機器の多機能化に伴い、リモコン装置の操作キーの数も多くなっており、リモコン装置の操作部分をタッチパネル化することで、多くの操作キーを配置できるようにしている。
図26は、従来のタッチパネル付き画面を備えたリモコン装置の画面例を示す図である。図中、100はリモコン装置が備える表示部、101は表示部100上に設けられたタッチパネルを示す。このように限られた画面スペースに多くの操作キーを配置すると、操作キーの間隔が狭くなり、非常に操作がしづらいものになっていた。なお、図中、操作キーにハッチング(グレー部分)されているものは、このユーザにとって特に使用頻度の高い操作キーであることを示す。
図27は、従来のタッチパネル付き画面を備えたリモコン装置の他の画面例を示す図である。この例のリモコン装置の場合、図27(A),(B)に示すように、切換ボタン102により2つの画面(ページ)を切り換えて表示するようにしている。これにより上記例と比べ、1画面(ページ)当たりの操作キーの数を減らすことができるため、操作キーの間隔を広くとることができる。
しかしながら、その反面、使用頻度の高い操作キーであるか否かに係らず、操作キーがランダム又は項目毎に配置されてしまうため、使用頻度の高い操作キーが2画面に分散・配置され、ユーザは操作時に2つの画面を頻繁に切り換えて操作しなければならず、やはり使い勝手が悪かった。
このような問題に対して、例えば、特許文献1には、ユーザの好みに合った操作キーのみを表示し、使い勝手を向上させたリモコン装置が記載されている。
特許文献1に記載のリモコン装置は、液晶表示部上に設けられたタッチパネルを備え、登録されているユーザ名,機種名,モデル名をそれぞれ表示し、選択を促すステップと、これらに対応して予め登録されている操作キーの配置を表示し、レイアウト変更を促すステップと、操作キーの削除又は配置移動の入力に応じて、操作キーのレイアウトを変更するステップと、レイアウト変更後の登録名の入力を促すステップと、レイアウト変更後の操作キーの配置と登録名とユーザ名とを登録するステップとを備える。
しかしながら、機能が複雑化した最近の電子機器では操作キーの数が多くなり、兼用キーも多くなるため、前述の図26,図27に示したように、単にタッチパネル付き表示部を備えたリモコン装置に置き換えただけでは、操作の煩雑さは変わらない。また、操作キーのレイアウトを変更できるものもあるが、これは製造時に予め登録されたレイアウトパターンから選択するようにしたもので、ユーザが任意に登録できるものではなく、ユーザによっては使い勝手が悪いと感じることがあった。
また、特許文献1に記載のリモコン装置では、ユーザの好みに合った操作キーのみが表示され、それ以外が削除されてしまう。一般にユーザの好みに合わない操作キーは使用頻度が低いものと考えられるが、全く不要ではないため、削除してしまうと、いざ使用するときに、再登録するなどの作業が必要となり、かえってユーザの使い勝手を悪くしてしまうことになる。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、ユーザがよく使う操作キーとそうでない操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示して、ユーザの使い勝手を向上させるようにした情報表示装置を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、複数の操作キーを表示する表示部と、該表示部に設けられたタッチパネルとを備えた情報表示装置であって、前記複数の操作キーの中から、所定の操作キーを選択する選択手段を備え、前記表示部は、前記選択手段により選択された操作キーと該操作キー以外の他の操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記所定の操作キーは、前記タッチパネルを介してユーザにより選択された操作キーであることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記別々の画面は、メイン画面と、1つ以上のサブ画面とで構成されていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記選択手段により選択された操作キーを、前記メイン画面から前記サブ画面、または、前記サブ画面から前記メイン画面に移動させることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第3の技術手段において、前記選択手段により選択された操作キー以外の他の操作キーを、前記メイン画面から前記サブ画面、または、前記サブ画面から前記メイン画面に移動させることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第4又は第5の技術手段において、前記メイン画面または前記サブ画面に操作キーを移動させた後に、前記メイン画面に表示させる操作キー及び/又は前記サブ画面に表示させる操作キーを、等間隔で再配置することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第4又は第5の技術手段において、前記メイン画面または前記サブ画面に操作キーを移動させた後に、前記メイン画面に表示させる操作キー及び/又は前記サブ画面に表示させる操作キーを、機能毎にグループ分けして再配置することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第3〜第7のいずれか1の技術手段において、前記メイン画面と前記サブ画面とを切り換えるための切換ボタンを備え、前記表示部は、ユーザにより前記切換ボタンが押下されたときに、前記メイン画面と前記サブ画面とを切り換えることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1〜第8のいずれか1の技術手段において、該情報表示装置は、リモコン装置であることを特徴としたものである。
本発明によれば、ユーザがよく使う操作キーとそうでない操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示することで、操作キーの間隔を広げて操作し易くすると共に、画面を頻繁に切り換える必要がなくなるため、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の情報表示装置に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報表示装置の構成例を示すブロック図で、図中、10は情報表示装置を示す。図2は、図1に示す情報表示装置の外観の一例を示す図である。なお、以下では、本発明に係る情報表示装置として、リモコン装置を例示して説明するが、このリモコン装置に限定されるものではなく、タッチパネル機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)やゲーム機器などの携帯端末にも適用することができる。
図1,図2において、情報表示装置(以下、リモコン装置)10は、揮発性メモリであるRAM11と、不揮発性メモリ12と、リモコン装置10の動作を制御するCPU13と、本発明における表示部の一例である液晶表示部14と、液晶表示部14に設けられたタッチパネル15と、タッチパネル15を制御するタッチパネル制御部16と、リモコン信号を送信するリモコン送信部17と、固定ボタン18とを備える。
不揮発性メモリ12は、操作画面情報12a、操作キー選択情報12b、操作キー配置情報12c、及び操作キー登録プログラム12dを格納する。固定ボタン18は、電源ボタン18a、選択/登録ボタン18b、及び切換ボタン18cにより構成される。なお、本例の固定ボタン18は、図2に示すように、リモコン装置10の筐体部分にハードキーとして設けられているが、タッチパネル画面上にタッチキーとして配置してもよい。
図1において、液晶表示部14は、メイン画面と、1つ以上のサブ画面とを切り換えて表示可能としている。初期状態では後述の図3に示すように、メイン画面に複数の操作キーが表示されており、各操作キーにはリモコン信号が対応付けられている。ユーザがメイン画面上に表示された操作キーのいずれかを、タッチパネル15を介してタッチすると、このタッチされた座標位置をタッチパネル制御部16が検知し、CPU13に通知する。CPU13は、タッチパネル制御部16により検知された座標位置に対応するリモコン信号を特定し、このリモコン信号をリモコン送信部17から操作対象機器に向けて送信する。
本発明の主たる特徴部分は、ユーザがよく使う操作キーとそうでない操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示して、ユーザの使い勝手を向上させることにある。このための構成として、リモコン装置10は、複数の操作キーを表示する液晶表示部14と、液晶表示部14に設けられたタッチパネル15と、複数の操作キーの中から所定の操作キーを選択する選択手段に相当するCPU13とを備える。液晶表示部14は、CPU13により選択された操作キーと該操作キー以外の他の操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示する。この別々の画面は、メイン画面と、1つ以上のサブ画面で構成されている。
CPU13による操作キー選択方法の具体例として、CPU13は、所定の操作キーとして、タッチパネル15を介してユーザによりタッチされた操作キーを選択する。そして、CPU13が選択した操作キーを、メイン画面からサブ画面、または、サブ画面からメイン画面に移動させる。また、CPU13が選択した操作キー以外の他の操作キーを、メイン画面からサブ画面、または、サブ画面からメイン画面に移動させるようにしてもよい。
リモコン装置10は、液晶表示部14上に複数配置された操作キーの中からユーザ所望の操作キーを選択するための操作キー選択/登録モードを備える。ユーザが選択/登録ボタン18bを押下する等により操作キー選択/登録モードが起動すると、CPU13は、操作キー登録プログラム12dを不揮発性メモリ12からRAM11に読み出して実行する。これにより、例えば、タッチパネル15を介してユーザが選択した操作キーのみが有効となり、その選択結果を操作キー選択情報12bとして不揮発性メモリ12に登録することで1つの操作画面(すなわち、メイン画面)が設定される。この設定された操作画面に関する情報は、操作画面情報12aとして不揮発性メモリ12に登録される。
このとき同時に、ユーザにより選択されなかった(非選択の)操作キーのみを有効とする排他的な操作画面(すなわち、サブ画面)が自動的に登録される。非選択の操作キーは使用頻度が低いといっても全く不要な操作キーではないため、これらの操作キーを使用するときにこの操作画面に切り換えることで利用できるようにしている。
このように登録された操作画面は、初期状態の操作画面と比較すると、操作キーの数が2つ以上の操作画面に分散され、隣り合った操作キーの間隔が広がった状態で配置されるため、リモコン装置10の操作性を改善することができる。
例えば、メイン画面を表示させた状態で、上記操作キー選択/登録モードを実行すると、非選択の操作キーがサブ画面に移動し、この非選択の操作キーの分だけメイン画面上に隙間ができる。その隙間に対してメイン画面上に残った操作キーを移動させ、最適な間隔に配置することで、操作性の向上を図ることができる。この操作キーの配置に係る情報は、操作キー配置情報12cとして不揮発性メモリ12に格納されている。また、操作キー配置情報12cは、画面間を移動させた操作キーを自動的に最適な間隔に再配置するための再配置ルールを含む。この再配置ルールとしては、例えば、等間隔で再配置する、機能毎にグループ分けして再配置する、などが考えられる。
すなわち、本発明では、リモコン装置10が備える複数の操作キーの中から、所定の操作キーを選択する際に、ユーザのタッチ操作によりユーザ所望の操作キーを選択する。本発明の具体例について、以下の図3〜図25に基づいて説明する。
図3〜図6は、本発明のリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの画面遷移例を示す図である。図中、キー1〜48は操作キー、20はユーザの指を示す。液晶表示部14に表示されるキー1〜48の操作キーにはそれぞれリモコン信号が割り当てられており、ユーザの指20(以下、単にユーザ20という)がタッチパネル15を介していずれかの操作キーをタッチ操作すると、リモコン装置10はその操作キーに応じたリモコン信号を送信する。
図3において、液晶表示部14にはリモコン装置10のメイン画面が表示されているものとし、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると、操作キー選択/登録モードに移行する。そして、ユーザ20は自身がよく使う操作キーをタッチ操作して選択する。ここでは、選択された操作キー(キー1,2,6,…,48)に色を付けて識別できるようにしている。そして、ユーザ20が再度、選択/登録ボタン18bを押下すると、操作キー選択/登録モードが終了し、不揮発性メモリ12に操作キー選択情報12bが登録される。
上記において操作キーが選択・登録された状態で、図4に示すように、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、図5に示す画面に移行する。すなわち、図5(A)はユーザ20により選択された操作キーを表示するメイン画面を示し、図5(B)はユーザ20により選択された操作キー以外の他の操作キーを表示するサブ画面を示す。このメイン画面とサブ画面とは切換ボタン18cを押下することにより切り換えることができる。
さらに、図5(A)に示すメイン画面,図5(B)に示すサブ画面に対して、それぞれ図6(A),(B)に示すように操作キーの配置間隔を自動的に調整するようにしてもよい。操作キーの配置間隔をどのように調整するのかは、操作キー配置情報12cに含まれる再配置ルールに基づいて行われる。例えば、等間隔で再配置する等により自動的に配置間隔が調整される。図6(A),(B)に示す画面例の場合、図5(A),(B)に示す画面例と比べて、各操作キーの間隔が広がり、より使い易く配置されていることがわかる。
なお、上記の再配置後において、各操作キーをユーザ所望の位置に移動できるようにしてもよい。例えば、ユーザ20が任意の操作キーに対してドラッグ&ドロップ操作をすることで画面上の所望の位置に移動させることができる。
このように、ユーザ20にとって使用頻度の高い操作キーはメイン画面に表示され、使用頻度の低い操作キーはサブ画面に表示される。ユーザ20は日常的な操作をメイン画面から行うことができる上に、特殊な操作(たまにしか行わない操作)を行う場合にはサブ画面に切り換えればよいため、従来リモコンと比べて使い勝手を格段に向上させることができる。
なお、上記例では特定の電子機器を操作するリモコン装置として説明したが、このリモコン装置で複数の電子機器を操作する場合には、各電子機器に対応させてメイン画面及びサブ画面をそれぞれ設定できるようにしてもよい。
以下、本発明のリモコン装置10による具体的な実施形態について、図7〜図25に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図7,図8は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの画面遷移例を示す図である。図7(A)に示すメイン画面及び図7(B)に示すサブ画面には、それぞれ操作キーが割り当てられており、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、液晶表示部14はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。
図7,図8は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの画面遷移例を示す図である。図7(A)に示すメイン画面及び図7(B)に示すサブ画面には、それぞれ操作キーが割り当てられており、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、液晶表示部14はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。
図8(A)はメイン画面、図8(B)はサブ画面を示す。図8(B)に示すサブ画面を表示した状態で、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると(S1)、操作キー選択/登録モードに移行する。ユーザ20はサブ画面に含まれる複数の操作キーの中から、メイン画面に移動させたい操作キーをタッチ操作により選択する(S2)。本例では操作キーとして、「ネット」キーが選択され、選択された「ネット」キーの色が識別可能に変化する。そして、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されると(S3)、操作キー選択情報12bが不揮発性メモリ12に登録され、サブ画面の「ネット」キーがメイン画面に移動する(S4)。
そして、図8(B)に示すサブ画面を表示させた状態で、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、図8(A)に示すメイン画面が表示されるが、このメイン画面には、サブ画面から移動した「ネット」キーが表示され、サブ画面から「ネット」キーが削除される。
図9〜図14は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの他の画面遷移例を示す図である。図9(A)に示すメイン画面には全ての操作キーが割り当てられ、図9(B)に示すサブ画面には何も割り当てられていない。ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、液晶表示部14はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。
図10はメイン画面を示す。この図10に示すメイン画面を表示した状態で、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると(S11)、操作キー選択/登録モードに移行する。そして、図11に示すメイン画面において、ユーザ20はメイン画面に含まれる複数の操作キーの中から、サブ画面に移動させたい操作キーをタッチ操作により選択する(S12)。本例ではユーザ20により複数の操作キーが選択され、選択された操作キーの色が識別可能に変化している。
本例の場合、ユーザ20がタッチして選択する操作キーは、使用頻度の低い操作キーであり、一度選択した操作キーを再度タッチすると非選択になるトグル動作するように構成されている。また、選択された操作キーは色が変化するため、ユーザはどの操作キーを選択したのか画面上で確認することができる。
図12(A)はメイン画面、図12(B)はサブ画面を示す。図11に示すメイン画面を表示させた状態で、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されると(S13)、操作キー選択情報12bが不揮発性メモリ12に登録され、メイン画面で選択された複数の操作キーがサブ画面に移動する(S14)。なお、図12(A)に示すメイン画面及び図12(B)に示すサブ画面は、ユーザ20により選択された複数の操作キーを移動させた後の状態を示すものとする。
図13は操作キーが再配置された後のメイン画面を示す。図12(A)に示すメイン画面における複数の操作キーの配置は、初期状態(図11)から、ユーザ20により選択された複数の操作キーが削除された、所謂“歯抜け”の状態であり、操作キーの間隔が区々になってしまう。特にメイン画面の操作キーは常時使用するため、このままでは使い難い場合がある。
そこで、図13に示すように、メイン画面の操作キーが所定のルールに従って自動的に再配置されるように構成してもよい。この所定のルールは操作キー配置情報12cに含まれており、例えば、複数の操作キーを、機能毎にグループ分けした上で、さらに各グループで等間隔に再配置するなどのルールを予め規定しておくとよい。
また、図14に示すように、サブ画面の操作キーが所定のルールに従って自動的に再配置されるように構成してもよい。この所定のルールは、図13の場合と同様に、操作キー配置情報12cに含まれており、例えば、複数の操作キーを、機能毎にグループ分けした上で、さらに各グループで等間隔に再配置するなどのルールを予め規定しておくとよい。
図15は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置10による画面切換方法の一例を説明するためのフロー図である。まず、リモコン装置10は、ユーザ20により切換ボタン18cが押下されると(ステップS21)、現在表示中の画面がメイン画面であるか否かを判定し(ステップS22)、メイン画面と判定した場合(YESの場合)、サブ画面表示に切り換える(ステップS23)。また、ステップS22において、メイン画面ではないと判定した場合(NOの場合)、メイン画面表示に切り換える(ステップS24)。このようにして、リモコン装置10はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。
図16は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法の一例を説明するためのフロー図である。まず、リモコン装置10は、ユーザ20により選択/登録ボタン18bが押下されると(ステップS31)、操作キー選択/登録モードに移行する。なお、この操作キー選択/登録モードを実行している間は、切換ボタン18cが無効となる。
そして、リモコン装置10は、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されたか否かを判定する(ステップS32)。ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されていないと判定した場合(NOの場合)、ユーザ20により画面上の操作キーが押下(タッチ)されたか否かを判定する(ステップS33)。画面上の操作キーが押下されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS32に戻り処理を繰り返す。また、ステップS33において、画面上の操作キーが押下されたと判定した場合(YESの場合)、押下された操作キーが非選択か否かを判定する(ステップS34)。ここで、操作キーの選択がトグル動作(図11)になっており、ユーザ20が操作キーに対して1回タッチする毎に、選択/非選択が切り換わる。これにより、タッチされた操作キーが非選択か否かを判定することができる。
次に、リモコン装置10は、ステップS34において、押下された操作キーが非選択でないと判定した場合(NOの場合)、押下された操作キーの色を変化させるなどの選択表示を行い(ステップS35)、また、押下された操作キーが非選択であると判定した場合(YESの場合)、押下された操作キーの色を元に戻し非選択表示を行う(ステップS36)。
また、ステップS32において、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されたと判定した場合(YESの場合)、現在表示中の画面がメイン画面か否かを判定する(ステップS37)。ここで、現在表示中の画面がメイン画面であると判定した場合(YESの場合)、メイン画面上で選択された操作キーをサブ画面に移動し、メイン画面及び/又はサブ画面の操作キーを再配置する(ステップS38)。また、ステップS37において、現在表示中の画面がメイン画面ではないと判定した場合(NOの場合)、サブ画面上で選択された操作キーをメイン画面に移動し、サブ画面及び/又はメイン画面の操作キーを再配置する(ステップS39)。このようにして、メイン画面上でユーザにより選択された操作キーをサブ画面に移動させ、また、サブ画面上でユーザにより選択された操作キーをメイン画面に移動させる。
(第2の実施形態)
図17〜図21は、本発明の第2の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの画面遷移例を示す図である。図17(A)に示すメイン画面には何も割り当てられておらず、図17(B)に示すサブ画面には全ての操作キーが割り当てられている。ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、液晶表示部14はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。本例では、サブ画面が2ページで構成され、各ページの画面上に表示された「ページ1」キーと「ページ2」キーとにより、ページを切り換えることができる。
図17〜図21は、本発明の第2の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの画面遷移例を示す図である。図17(A)に示すメイン画面には何も割り当てられておらず、図17(B)に示すサブ画面には全ての操作キーが割り当てられている。ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、液晶表示部14はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。本例では、サブ画面が2ページで構成され、各ページの画面上に表示された「ページ1」キーと「ページ2」キーとにより、ページを切り換えることができる。
図18,19,20において、図18(A),図19(A),図20(A)はメイン画面を示し、図18(B),図19(B),図20(B)はサブ画面を示す。
図18(B)に示すサブ画面を表示した状態で、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると(S41)、操作キー選択/登録モードに移行する。そして、図19(B)に示すサブ画面において、ユーザ20はサブ画面(ページ1,2)に含まれる複数の操作キーの中から、ページ1,2を切り換えて、使用頻度の高い操作キー、すなわち、メイン画面に移動させたい操作キーをタッチ操作により選択する(S42)。本例では、ページ1,2から、ユーザ20により複数の操作キーが選択され、選択された操作キーの色が識別可能に変化している。
図18(B)に示すサブ画面を表示した状態で、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると(S41)、操作キー選択/登録モードに移行する。そして、図19(B)に示すサブ画面において、ユーザ20はサブ画面(ページ1,2)に含まれる複数の操作キーの中から、ページ1,2を切り換えて、使用頻度の高い操作キー、すなわち、メイン画面に移動させたい操作キーをタッチ操作により選択する(S42)。本例では、ページ1,2から、ユーザ20により複数の操作キーが選択され、選択された操作キーの色が識別可能に変化している。
図20において、図19(B)に示すサブ画面を表示させた状態で、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されると(S43)、操作キー選択情報12bが不揮発性メモリ12に登録され、サブ画面(ページ1,2)で選択された複数の操作キーがメイン画面に移動する(S44)。なお、図20(A)に示すメイン画面及び図20(B)に示すサブ画面は、ユーザ20により選択された複数の操作キーを移動させた後の状態を示すものとする。
そして、図20(A)に示すメイン画面は、図21に示すメイン画面のように、操作キーが自動的に再配置される。この再配置の方法は、第1の実施形態で説明したものと同じであるため、ここでの説明は省略する。なお、サブ画面での操作キーの再配置は必須ではないため、再配置を実行しなくてもよい。
図22〜図24は、本発明の第2の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法を適用したときの他の画面遷移例を示す図である。図22(A)に示すメイン画面及び図22(B)に示すサブ画面にはそれぞれ操作キーが割り当てられているが、これらの画面は図17〜図21で説明した操作キー配置方法を行った後の画面の状態である。すなわち、図22に示す画面は、図17に示した初期画面から、ユーザが選択した操作キーを移動した後の画面である。ここで、図17の初期画面における各操作キーが何ページに配置されていたか不揮発性メモリ12に記憶しておいてもよい。これにより、後述の図24に示すように、メイン画面に操作キーを移動させた後に、再び元のサブ画面のページに戻すことができるようになる。
図22において、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、液晶表示部14はメイン画面とサブ画面とを切り換えて表示する。本例では、前述の図17〜図21の例と同様に、サブ画面が2ページで構成され、各ページの画面上に表示された「ページ1」キーと「ページ2」キーとにより、ページを切り換えることができる。
図23において、図23(A)はメイン画面、図23(B)はサブ画面を示す。図23(B)に示すサブ画面を表示した状態で、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると(S51)、操作キー選択/登録モードに移行する。ユーザ20はサブ画面に含まれる複数の操作キーの中から、メイン画面に移動させたい操作キーをタッチ操作により選択する(S52)。本例では操作キーとして、「ネット」キーが選択され、選択された「ネット」キーの色が識別可能に変化する。そして、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されると(S53)、操作キー選択情報12bが不揮発性メモリ12に登録され、サブ画面の「ネット」キーがメイン画面に移動する(S54)。
そして、図23(B)に示すサブ画面を表示させた状態で、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、図23(A)に示すメイン画面が表示されるが、このメイン画面には、サブ画面から移動した「ネット」キーが表示されている。この際、サブ画面の「ネット」キーは削除される。
図24において、図24(A)はメイン画面、図24(B)はサブ画面を示す。図24(A)に示すメイン画面を表示した状態で、ユーザ20が選択/登録ボタン18bを押下すると(S61)、操作キー選択/登録モードに移行する。ユーザ20はメイン画面に含まれる複数の操作キーの中から、サブ画面に移動させたい操作キーをタッチ操作により選択する(S62)。本例では操作キーとして、「入力切換」キーが選択され、選択された「入力切換」キーの色が識別可能に変化する。そして、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されると(S63)、操作キー選択情報12bが不揮発性メモリ12に登録され、メイン画面の「入力切換」キーがサブ画面(ページ2)に移動する(S64)。
そして、図24(A)に示すメイン画面を表示させた状態で、ユーザ20が切換ボタン18cを押下すると、図24(B)に示すサブ画面(ページ2)が表示されるが、このサブ画面(ページ2)には、メイン画面から移動した「入力切換」キーが表示され、メイン画面からは「入力切換」キーが削除される。ここで、リモコン装置10は、「入力切換」キーが図17(B)に示すサブ画面のページ2に配置されていたことを不揮発性メモリ12に記憶している。これにより、この「入力切換」キーを、メイン画面から元のサブ画面のページ2に移動させることができる。
図25は、本発明の第2の実施形態に係るリモコン装置10による操作キー配置方法の一例を説明するためのフロー図である。まず、リモコン装置10は、ユーザ20により選択/登録ボタン18bが押下されると(ステップS71)、操作キー選択/登録モードに移行する。
そして、リモコン装置10は、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されたか否かを判定する(ステップS72)。ここで、選択/登録ボタン18bが押下されていないと判定した場合(NOの場合)、ユーザ20により切換ボタン18cが押下されたか否かを判定する(ステップS73)。ここで、切換ボタン18cが押下されていないと判定した場合(NOの場合)、ユーザ20により画面上の操作キーが押下(タッチ)されたか否かを判定する(ステップS74)。ここで、画面上の操作キーが押下されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS72に戻り処理を繰り返す。
また、ステップS74において、画面上の操作キーが押下されたと判定した場合(YESの場合)、押下された操作キーが非選択か否かを判定する(ステップS75)。ここで、前述したように、操作キーの選択がトグル動作(図11)になっており、ユーザ20が操作キーに対して1回タッチする毎に、選択/非選択が切り換わる。これにより、タッチされた操作キーが非選択か否かを判定することができる。
次に、リモコン装置10は、ステップS75において、押下された操作キーが非選択でないと判定した場合(NOの場合)、押下された操作キーの色を変化させるなどの選択表示を行い(ステップS76)、また、押下された操作キーが非選択であると判定した場合(YESの場合)、押下された操作キーの色を元に戻し非選択表示を行う(ステップS77)。
また、ステップS73において、ユーザ20により切換ボタン18cが押下されたと判定した場合(YESの場合)、現在の画面がメイン画面か否かを判定し(ステップS78)、メイン画面である場合(YESの場合)、サブ画面表示に切り換え(ステップS79)、また、サブ画面である場合(NOの場合)、メイン画面表示に切り換え(ステップS80)、ステップS72に戻り処理を繰り返す。
また、ステップS72において、ユーザ20により再度、選択/登録ボタン18bが押下されたと判定した場合(YESの場合)、メイン画面上で選択された操作キーをサブ画面に移動し、また、サブ画面上で選択された操作キーをメイン画面に移動し、サブ画面及び/又はメイン画面の操作キーを再配置する(ステップS81)。このようにして、メイン画面またはサブ画面それぞれの画面上でユーザにより選択された操作キーを、1回の登録操作で、サブ画面またはメイン画面に移動させる。
10…情報表示装置(リモコン装置)、11…RAM、12…不揮発性メモリ、13…CPU、14…液晶表示部、15…タッチパネル、16…タッチパネル制御部、17…リモコン送信部、18…固定ボタン。
Claims (9)
- 複数の操作キーを表示する表示部と、該表示部に設けられたタッチパネルとを備えた情報表示装置であって、
前記複数の操作キーの中から、所定の操作キーを選択する選択手段を備え、
前記表示部は、前記選択手段により選択された操作キーと該操作キー以外の他の操作キーとを別々の画面に切り換え可能に表示することを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1に記載の情報表示装置において、前記所定の操作キーは、前記タッチパネルを介してユーザにより選択された操作キーであることを特徴とする情報表示装置。
- 請求項2に記載の情報表示装置において、前記別々の画面は、メイン画面と、1つ以上のサブ画面とで構成されていることを特徴とする情報表示装置。
- 請求項3に記載の情報表示装置において、前記選択手段により選択された操作キーを、前記メイン画面から前記サブ画面、または、前記サブ画面から前記メイン画面に移動させることを特徴とする情報表示装置。
- 請求項3に記載の情報表示装置において、前記選択手段により選択された操作キー以外の他の操作キーを、前記メイン画面から前記サブ画面、または、前記サブ画面から前記メイン画面に移動させることを特徴とする情報表示装置。
- 請求項4又は5に記載の情報表示装置において、前記メイン画面または前記サブ画面に操作キーを移動させた後に、前記メイン画面に表示させる操作キー及び/又は前記サブ画面に表示させる操作キーを、等間隔で再配置することを特徴とする情報表示装置。
- 請求項4又は5に記載の情報表示装置において、前記メイン画面または前記サブ画面に操作キーを移動させた後に、前記メイン画面に表示させる操作キー及び/又は前記サブ画面に表示させる操作キーを、機能毎にグループ分けして再配置することを特徴とする情報表示装置。
- 請求項3〜7のいずれか1項に記載の情報表示装置において、前記メイン画面と前記サブ画面とを切り換えるための切換ボタンを備え、
前記表示部は、ユーザにより前記切換ボタンが押下されたときに、前記メイン画面と前記サブ画面とを切り換えることを特徴とする情報表示装置。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報表示装置において、該情報表示装置は、リモコン装置であることを特徴とする情報表示装置。
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2009
- 2009-01-20 JP JP2009010242A patent/JP2010171541A/ja active Pending
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