JP2010171390A - 固体レーザ増幅装置および固体レーザ装置 - Google Patents

固体レーザ増幅装置および固体レーザ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】固体レーザ媒質を高効率かつ均一に励起可能であり、従来よりも高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生できる固体レーザ増幅装置および固体レーザ装置を提供する。
【解決手段】固体レーザ増幅装置は、柱状の固体レーザ媒質1と、固体レーザ媒質1の側方から励起光を照射するための複数の半導体レーザ2A〜2Hとを備え、固体レーザ媒質1の中心軸を含む平面を基準として、該平面と平行に同一方向に進行する励起光を発生する半導体レーザ2A〜2Dのうち少なくとも2つは、該平面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体レーザ媒質を複数の励起光源で励起するように構成した固体レーザ増幅装置および、これを用いた固体レーザ装置に関する。
従来の固体レーザ装置において、複数の半導体レーザ光源は、固体レーザ媒質の光軸方向の異なる区分毎に、かつ、固体レーザ媒質の周方向の角度が互いに異なるように設けられ、半導体レーザ光源からの励起光による励起強度が光軸付近の励起領域に集中するようにしている(例えば、特許文献1)。
また、他の従来の固体レーザ装置においては、円筒状よりなるレーザ媒質と、このレーザ媒質の外周を囲む反射面およびレーザ媒質へ半導体発光素子からの光を導入するための入射孔が形成された反射体とを備え、半導体発光素子の光軸をレーザ媒質の中心軸からずらして入射させるようにしている(例えば、特許文献2)。
さらに、他の従来の固体レーザ装置においては、固体レーザロッドの周囲に、円筒状部材を同軸に配置しており、円筒状部材の内側面は、反射面(反射鏡)を成している。円筒状部材の2カ所には、レーザロッドの中心軸を中心として90度間隔で軸方向に細長い貫通溝(光出射口)が形成されており、各貫通溝には、レーザロッドに外部から励起光を伝搬させるための光導波板が、それぞれ挿入固定されている。光導波板の双方は、それぞれに出射する励起光の光軸がレーザロッドの中心軸に一致する位置、つまり、励起光の光軸をレーザロッドの中心軸に交差させる位置に配置されている(例えば、特許文献3)。
特開平5−335662号公報(段落[0010]、図1) 特開平2−54588号公報(2頁左下欄18行〜2頁右下欄5行、第1図、第2図) 特開2001−244526号公報(段落[0068]〜[0070]、図1)
特許文献1のような固体レーザ装置では、固体レーザ媒質の中心付近の励起強度が高くなるため、固体レーザ媒質に生じる熱負荷が中心付近で高く、周囲で低いという不均一な状態となり、高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生させることが困難である。
本発明の目的は、固体レーザ媒質を高効率かつ均一に励起可能であり、従来よりも高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生できる固体レーザ増幅装置および固体レーザ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体レーザ増幅装置は、柱状の固体レーザ媒質と、固体レーザ媒質の側方から励起光を照射するための複数の励起光源とを備え、
固体レーザ媒質の中心軸を含む平面を基準として、該平面と平行に同一方向に進行する励起光を発生する励起光源のうち少なくとも2つは、該平面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、固体レーザ媒質を高効率かつ均一に励起できるため、従来よりも高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生することができる。
本発明の実施の形態1による固体レーザ増幅装置を示し、図1(a)は左側面図、図1(b)は平面図、図1(c)は右側面図、図1(d)は正面図である。 本発明の実施の形態1による固体レーザ増幅装置を示し、図2(a)は図1(b)中のA−A断面図、図2(b)は図1(a)中のB−B断面図、図2(c)は図1(b)中のC−C断面図、図2(d)は図1(b)中のD−D断面図である。 図1の固体レーザ増幅装置の側板5A、5Bを省略した状態を示す斜視図である。 固体レーザ媒質1と半導体レーザの発光部7A〜7Hとの位置関係を示す説明図である。 励起効率と、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値との関係を示すグラフである。 均一励起度と、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値との関係を示すグラフである。 比較例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2による固体レーザ増幅装置を示し、図8(a)は左側面図、図8(b)は平面図、図8(c)は右側面図、図8(d)は正面図である。 本発明の実施の形態2による固体レーザ増幅装置を示し、図9(a)は図8(d)中のE−E断面図、図9(b)は図8(d)中のF−F断面図、図9(c)は図81(b)中のD−D断面図である。 図8の固体レーザ増幅装置の側板5A、5Bを省略した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2による固体レーザ媒質1と半導体レーザの発光部7A〜7Hとの位置関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態1における実施例1による励起強度分布を示すグラフであり、図12(a)は水平方向の励起強度分布、図12(b)は鉛直方向の励起強度分布である。 本発明の実施の形態2における実施例2による励起強度分布を示すグラフであり、図13(a)は水平方向の励起強度分布、図13(b)は鉛直方向の励起強度分布である。 本発明の実施の形態3による固体レーザ装置を示す側面図である。
実施の形態1.
図1〜図4は、本発明の実施の形態1による固体レーザ増幅装置を示す。図1(a)は左側面図、図1(b)は平面図、図1(c)は右側面図、図1(d)は正面図である。図2(a)は図1(b)中のA−A断面図、図2(b)は図1(a)中のB−B断面図、図2(c)は図1(b)中のC−C断面図、図2(d)は図1(b)中のD−D断面図である。図3は、図1の固体レーザ増幅装置の側板5A、5Bを省略した状態を示す斜視図である。図4は、固体レーザ媒質1と半導体レーザの発光部7A〜7Hとの位置関係を示す説明図である。
固体レーザ増幅装置は、固体レーザ媒質1と、励起光源としての複数の半導体レーザ2A〜2Hと、基台3と、フローチューブ4と、側板5A、5Bなどを備える。
固体レーザ媒質1は、内部に活性媒質を含み、励起光の照射によって反転分布を形成して、光を増幅する機能を有する部材であり、例えば、Nd:YAG(ネオジウム・ヤグ)等からなり、好ましくは円柱状の形状を有する。
半導体レーザ2A〜2Hは、固体レーザ媒質1を励起するための励起光を発生する機能を有し、ここでは固体レーザ媒質1の側方から励起光を照射する側方励起の配置を採用している。また、図1(b)に示すように、固体レーザ媒質1の左方に位置する半導体レーザ2A〜2Dは第1の励起光源群を構成し、固体レーザ媒質1の右方に位置する半導体レーザ2E〜2Hは第2の励起光源群を構成する。
基台3は、良好な放熱性を有する金属材料、例えば、銅で形成され、図2(d)等で示すように、半導体レーザ2A〜2Hを所定の高さに設置するための台座と、固体レーザ媒質1およびフローチューブ4を格納するための円筒穴6と、半導体レーザ2A〜2Hからの励起光を反射し、円筒穴6の内部に励起光を閉じ込めるための部分円筒状の集光面とが一体に形成されている。
図2(a)と図2(c)に示すように、半導体レーザ2A〜2Dの対向面には、半導体レーザ2A〜2Dからの励起光を通過させるためのスリット8A〜8Dが形成され、半導体レーザ2E〜2Hの対向面には、半導体レーザ2E〜2Hからの励起光を通過させるためのスリット8E〜8Hが形成されている。基台3の少なくとも円筒状の集光面およびスリット8A〜8Hの壁面には、例えば、金メッキ等の高反射膜が施されており、半導体レーザ2A〜2Hからの励起光を効率よく反射できる。
フローチューブ4は、励起光に対して透明な材料で構成され、固体レーザ媒質1を包囲し、固体レーザ媒質1を冷却する冷却水を流す機能を有する。
側板5A、5Bは、基台3の前側面および後側面にそれぞれ固定され、固体レーザ媒質1およびフローチューブ4を安定に保持する機能を有する。図2(b)に示すように、側板5A、5Bの内部には、フローチューブ4の開口端と連通する穴9A、9Bがそれぞれ形成されており、穴9A、9Bは冷却水を循環させるための外部ポンプ(不図示)と連結されている。冷却水が漏れないように、固体レーザ媒質1およびフローチューブ4は、Oリング等を介して側板5A、5Bに固定される。
こうした固体レーザ媒質1を均一に励起するために、本実施形態では、固体レーザ媒質1の中心軸を含む平面を基準として、該平面と平行に同一方向に進行する励起光を発生する半導体レーザのうち少なくとも2つは、該平面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置している。
例えば、図2(b)に示すように、4個の半導体レーザ2A〜2Dは、図2(b)に対応したB−B切断面を基準として、この基準面と平行に、固体レーザ媒質1の側面に向けて左から右へ進行する励起光を発生する第1の励起光源群を構成するとともに、図1(a)に示すように、この基準面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されている。このとき半導体レーザ2A〜2Dのパッケージ底面から発光部7A〜7Dまでの高さが同じである場合は、基台3の台座の高さを変化させることにより、第1の励起光源群における励起光の光軸の高さが互いに異なるように設定できる。こうした台座高さの変化に合わせて、スリット8A〜8Dの高さも変化させている。
一方、4個の半導体レーザ2E〜2Hは、図2(b)に対応したB−B切断面を基準として、この基準面と平行に、固体レーザ媒質1の側面に向けて右から左へ進行する励起光を発生する第2の励起光源群を構成するとともに、図1(c)に示すように、この基準面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されている。このとき半導体レーザ2E〜2Hのパッケージ底面から発光部7E〜7Hまでの高さが同じである場合は、基台3の台座の高さを変化させることにより、第2の励起光源群における励起光の光軸の高さが互いに異なるように設定できる。こうした台座高さの変化に合わせて、スリット8E〜8Hの高さも変化させている。
このとき、図4に示すように、固体レーザ媒質1の中心軸に正対して半導体レーザの発光部7A〜7Hを見た場合、第1の励起光源群における発光部7A〜7Dは等間隔に配置し、第2の励起光源群における発光部7E〜7Hも等間隔に配置することが好ましい。また、発光部7A〜7Hは、固体レーザ媒質1の中心軸を含む図2(b)のB−B切断面に関して、上下対称に配置することが好ましい。
また、第1の励起光源群における発光部7A〜7Dと第2の励起光源群における発光部7E〜7Hとを対向配置した場合、第1の励起光源群における励起光の各光軸と、第2の励起光源群における励起光の各光軸とは、互いに共軸でないことが好ましい。
こうした励起光源の配置を採用することにより、固体レーザ媒質1をより均一に励起できるようになる。その結果、固体レーザ媒質1は、高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生することができる。
以上の説明では、4個の半導体レーザで1つの励起光源群を構成する例を示したが、2個、3個あるいは5個以上の半導体レーザで1つの励起光源群を構成してもよい。
また、ここでは1つの励起光源群において全ての半導体レーザの光軸高さが異なる例を示したが、少なくとも2つの半導体レーザに関して光軸高さが異なっていれば、ある程度均一な励起光照射が得られる。
また、ここでは第1の励起光源群と第2の励起光源群とを対向配置した例を示したが、第1の励起光源群からの励起光の進行方向と、第2の励起光源群からの励起光の進行方向とは、斜めに交差するように設定してもよい。
また、ここでは2つの励起光源群を配置した例を示したが、1つの励起光源群を配置してもよく、あるいは3つ以上の励起光源群を配置してもよい。
さらに本実施形態では、基台3において、半導体レーザ2A〜2Hを設置するための台座と、励起光を閉じ込めるための集光面とを一体に形成することが好ましい。これにより半導体レーザと集光面との間の相対的な位置精度を高くできるため、励起光の利用効率を向上できる。また、半導体レーザ2A〜2Hの発光部7A〜7Hと、これに対向するスリット8A〜8Hとの間の相対的な位置精度も高くできるため、スリット8A〜8Hの開口幅を可能な限り小さく設定できる。これにより基台3の円筒穴6に閉じ込められた励起光が外部に散逸する割合を低くでき、励起光の利用効率を向上できる。
以下、具体的な計算例(実施例1と比較例1)を説明する。
実施例1.
固体レーザ媒質1として、Nd濃度0.55原子%で直径2mmの円柱形状のNd:YAG(ネオジウム・ヤグ)を用いた。半導体レーザ2A〜2Hとして、発光部7A〜7Dの幅が10mmで、波長が808nmの1次元アレイ型半導体レーザを用いて、発光部の幅方向が固体レーザ媒質1の軸と平行になるように配置した。
基台3の円筒穴6の直径は5mmとした。ガラス製フローチューブの外径は4.5mm、内径は3mmとした。また、半導体レーザ2A〜2Dの高さは、高い方から2A、2C、2B、2Dの順とし、半導体レーザ2E〜2Hの高さは、高い方から2H、2F、2G、2Eの順とし、発光部間の高さの差は均等とした。
基台3に形成するスリット8A〜8Hの固体レーザ媒質1の軸に垂直な方向の開口幅は、半導体レーザ2A〜2Hから発せられた励起光を閉じ込めるための集光器と半導体レーザ2A〜2Hを設置する基台とを一体に形成していることから、小さくでき、0.4mmとした。スリット8A〜8Hの固体レーザ媒質1の軸に平行な方向の開口幅は11.5mmとした。
第1の励起光源群を構成する半導体レーザ2A〜2Dの高さの差の最大値(ここでは、半導体レーザ2Aと2Dの高さの差に相当する)と、第2の励起光源群を構成する半導体レーザ2E〜2Hの高さの差の最大値(ここでは、半導体レーザ2Eと2Hの高さの差に相当する)とは同じ値になるように設定し、この値を変化させて光線追跡計算により計算した励起効率と均一励起度を図5および図6に示す。
ここで、励起効率は、半導体レーザ2A〜2Hから発せられる励起光の全出力の内固体レーザ媒質1に吸収される割合と定義した。また、均一励起度は、光線追跡計算により固体レーザ媒質1の軸方向に積分された固体レーザ媒質1全体の断面方向の励起強度分布を求め、その固体レーザ媒質1全体の断面方向の励起強度分布の最大値を1とした場合の断面全体の平均値で定義した。
図5に示す励起効率は、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値が大きいほど低くなる傾向があることが判明した。また、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値が固体レーザ媒質1の直径の1.2倍である2.4mm以下の場合に、励起効率60%以上という高効率な励起ができることが判った。
また、図6に示す均一励起度は、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値が固体レーザ媒質1の直径の1.0倍程度の場合に最大となり、固体レーザ媒質1の直径の1.2倍である2.4mm以下、かつ、固体レーザ媒質1の直径の0.7倍である1.4mm以上の場合に82%以上という高い均一励起度が得られた。
また、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値を固体レーザ媒質1の直径の1.1倍である2.2mm以下、かつ、固体レーザ媒質1の直径の0.9倍である1.8mm以上とすることにより、均一励起度は84%以上とより高くなることが判った。
以上の計算結果より、半導体レーザ2A〜2Hの高さの差の最大値を固体レーザ媒質1の直径の0.7倍〜1.2倍の範囲にすることにより、固体レーザ媒質を高効率かつ均一に励起できるため、高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生することができることが判った。
比較例1.
一方、比較例として、従来の特許文献2の構成について、図7を用いて説明する。固体レーザ媒質1として、直径2mmの円柱形状のNd:YAG(ネオジウム・ヤグ)を用いた。半導体レーザ2A、2Bとして、発光部の幅が10mm、波長が808nmの1次元アレイ型半導体レーザを2個用いて、発光部の幅方向が固体レーザ媒質1の軸と平行になるように配置した。
また、半導体レーザ2A、2Bは、固体レーザ媒質1の軸を通る面に対し対向する2方向に配置し、一方の半導体レーザ2Aの高さは固体レーザ媒質1の軸より0.8mm低くし、固体レーザ媒質1の軸を通る面に対し他方の半導体レーザ2Bは固体レーザ媒質1の軸より0.8mm高くして、上下対称になるように配置した。従って、対向する半導体レーザ2Aと2Bの高さの差は固体レーザ媒質1の直径の0.8倍である1.6mmとした。
集光器3Aには半導体レーザ2A、2Bの発光部7A、7Bに対向してスリット8A、8Bを開けた。スリット8A、8Bの開口幅は、集光器と半導体レーザ2A、2Bの基台が一体になっていないため薄くすることができないので、実施例1よりも大きい0.6mmとした。また、スリット8A、8Bの固体レーザ媒質1の軸方向の幅は11.5mmとした。
このような構成において、光線追跡計算により励起効率と均一励起度を求めると、固体レーザ媒質1のNd濃度を実施例1と同じ0.55原子%とした場合、励起効率67.2%という高効率な励起ができるが、均一励起度が63.3%と非常に低くなることが判った。また、Nd濃度を0.05原子%に下げることにより、均一励起度は82.4%まで高めることができたが、励起効率は21.9%と非常に低くなることが判った。
このように従来の固体レーザ装置において、固体レーザ媒質1の断面全体を均一に励起するためには励起効率が下がり、また、励起効率を上げるためには均一励起度が下がるので、高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生させることが困難である。
実施の形態2.
図8〜図11は、本発明の実施の形態2による固体レーザ増幅装置を示す。図8(a)は左側面図、図8(b)は平面図、図8(c)は右側面図、図8(d)は正面図である。図9(a)は図8(d)中のE−E断面図、図9(b)は図8(d)中のF−F断面図、図9(c)は図8(b)中のD−D断面図である。図10は、図8の固体レーザ増幅装置の側板5A、5Bを省略した状態を示す斜視図である。図11は、固体レーザ媒質1と半導体レーザの発光部7A〜7Hとの位置関係を示す説明図である。
図8(d)において、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平面16を、固体レーザ媒質1の中心軸を中心として時計回りに回転した傾斜面16Aおよび反時計回りに回転した傾斜面16Bをそれぞれ示しており、これらの傾斜面16A,16Bは、図9(a)に示すE−E断面および図9(b)に示すF−F断面の各切断面に対応する。
固体レーザ増幅装置は、固体レーザ媒質1と、励起光源としての複数の半導体レーザ2A〜2Hと、基台3と、フローチューブ4と、側板5A、5Bなどを備える。
固体レーザ媒質1は、内部に活性媒質を含み、励起光の照射によって反転分布を形成して、光を増幅する機能を有する部材であり、例えば、Nd:YAG(ネオジウム・ヤグ)等からなり、好ましくは円柱状の形状を有する。
半導体レーザ2A〜2Hは、固体レーザ媒質1を励起するための励起光を発生する機能を有し、ここでは固体レーザ媒質1の側方から励起光を照射する側方励起の配置を採用している。また、図8(b)に示すように、固体レーザ媒質1の左方に位置する半導体レーザ2A〜2Dは第1の励起光源群を構成し、固体レーザ媒質1の右方に位置する半導体レーザ2E〜2Hは第2の励起光源群を構成する。
基台3は、良好な放熱性を有する金属材料、例えば、銅で形成され、図9(c)等で示すように、半導体レーザ2A〜2Hを所定の高さおよび姿勢に設置するための台座と、固体レーザ媒質1およびフローチューブ4を格納するための円筒穴6と、半導体レーザ2A〜2Hからの励起光を反射し、円筒穴6の内部に励起光を閉じ込めるための部分円筒状の集光面とが一体に形成されている。
図9(c)に示すように、半導体レーザ2A〜2Dの対向面には、半導体レーザ2A〜2Dからの励起光を通過させるための個別のスリットが形成され、半導体レーザ2E〜2Hの対向面には、半導体レーザ2E〜2Hからの励起光を通過させるための個別のスリットが形成されている(図9(c)では、半導体レーザ2Dに対応したスリット8Dと、半導体レーザ2Hに対応したスリット8Hを示す)。基台3の少なくとも円筒状の集光面およびスリットの壁面には、例えば、金メッキ等の高反射膜が施されており、半導体レーザ2A〜2Hからの励起光を効率よく反射できる。
フローチューブ4は、励起光に対して透明な材料で構成され、固体レーザ媒質1を包囲し、固体レーザ媒質1を冷却する冷却水を流す機能を有する。
側板5A、5Bは、基台3の前側面および後側面にそれぞれ固定され、固体レーザ媒質1およびフローチューブ4を安定に保持する機能を有する。図9(c)に示すように、側板5A、5Bの内部には、フローチューブ4の開口端と連通する穴9A、9Bがそれぞれ形成されており、穴9A、9Bは冷却水を循環させるための外部ポンプ(不図示)と連結されている。冷却水が漏れないように、固体レーザ媒質1およびフローチューブ4は、Oリング等を介して側板5A、5Bに固定される。
固体レーザ媒質1を均一に励起するために、実施の形態1と同様に、固体レーザ媒質1の中心軸を含む平面を基準として、該平面と平行に同一方向に進行する励起光を発生する半導体レーザのうち少なくとも2つは、該平面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置している。
例えば、図9(a)に示すように、4個の半導体レーザ2A〜2Dは、図9(a)に対応したE−E切断面を基準として、この基準面と平行に、固体レーザ媒質1の側面に向けて左から右へ進行する励起光を発生する第1の励起光源群を構成するとともに、図8(a)に示すように、この基準面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されている。このとき半導体レーザ2A〜2Dのパッケージ底面から発光部7A〜7Dまでの高さが同じである場合は、基台3の台座の高さを変化させることにより、第1の励起光源群における励起光の光軸の高さが互いに異なるように設定できる。こうした台座高さの変化に合わせて、スリットの高さも変化させている。
一方、4個の半導体レーザ2E〜2Hは、図9(b)に対応したF−F切断面を基準として、この基準面と平行に、固体レーザ媒質1の側面に向けて右から左へ進行する励起光を発生する第2の励起光源群を構成するとともに、図8(c)に示すように、この基準面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されている。このとき半導体レーザ2E〜2Hのパッケージ底面から発光部7E〜7Hまでの高さが同じである場合は、基台3の台座の高さを変化させることにより、第2の励起光源群における励起光の光軸の高さが互いに異なるように設定できる。こうした台座高さの変化に合わせて、スリットの高さも変化させている。
また、半導体レーザ2A〜2Hは、固体レーザ媒質1の中心軸より鉛直方向上方に位置するように配置される。
このとき、図11に示すように、固体レーザ媒質1の中心軸に正対して半導体レーザの発光部7A〜7Hを見た場合、第1の励起光源群における発光部7A〜7Dは等間隔に配置し、第2の励起光源群における発光部7E〜7Hも等間隔に配置することが好ましい。また、発光部7A〜7Dは、固体レーザ媒質1の中心軸を含む図9(a)のE−E切断面に関して、上下対称に配置することが好ましい。また、発光部7E〜7Hは、固体レーザ媒質1の中心軸を含む図9(b)のF−F切断面に関して、上下対称に配置することが好ましい。
また、図8(d)と図11に示す傾斜面16Aは、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平面16を、固体レーザ媒質1の中心軸を中心として時計回りに20度〜70度の範囲で回転させたものであることが好ましく、より好ましくは45度程度回転させたものである。さらに、図8(d)と図11に示す傾斜面16Bは、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平面16を、固体レーザ媒質1の中心軸を中心として反時計回りに20度〜70度の範囲で回転させたものであることが好ましく、より好ましくは45度程度回転させたものである。すなわち、第1の励起光源群の励起光進行方向と第2の励起光源群の励起光進行方向は、40度〜140度の範囲で互いに交差することが好ましく、より好ましくは90度程度で交差する。
こうした励起光源の配置を採用することにより、固体レーザ媒質1をより均一に励起できるようになる。その結果、固体レーザ媒質1は、高出力で高品質かつ等方なレーザビームをより高効率に発生することができる。
また本実施形態では、半導体レーザ2A〜2Hは、固体レーザ媒質1の中心軸を中心として20度〜70度の範囲で回転させた面に対して平行に励起光が進行するように、かつ、固体レーザ媒質1の中心軸より鉛直方向上方になるように配置したので、即ち、固体レーザ媒質の中心軸を含む水平面を基準として、下向きに20度〜70度の範囲で励起光が進行するようにしたので、半導体レーザ2A〜2Hを設置または交換する場合に、固体レーザ増幅装置を固体レーザ媒質1の中心を軸として回転させる必要がなく、固体レーザ増幅装置を水平に設置したままでよく、半導体レーザの設置、交換が容易にできるという効果がある。
以上の説明では、4個の半導体レーザで1つの励起光源群を構成する例を示したが、2個、3個あるいは5個以上の半導体レーザで1つの励起光源群を構成してもよい。
また、ここでは1つの励起光源群において全ての半導体レーザの光軸高さが異なる例を示したが、少なくとも2つの半導体レーザに関して光軸高さが異なっていれば、ある程度均一な励起光照射が得られる。
また、ここでは2つの励起光源群を配置した例を示したが、1つの励起光源群を配置してもよく、あるいは3つ以上の励起光源群を配置してもよい。
また、基台3において、半導体レーザ2A〜2Hを設置するための台座と、励起光を閉じ込めるための集光面とを一体に形成することが好ましい。
以下、具体的な計算例(実施例2と実施例3)を説明する。
実施例2.
実施例2は、実施の形態1で示した実施例1の構成において、半導体レーザの高さの差の最大値を固体レーザ媒質1の直径の1.0倍としたものである。
この構成において、光線追跡計算により固体レーザ媒質1の軸方向に積分した固体レーザ媒質1全体の断面方向の励起強度分布のうち、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平方向の2次元の励起強度分布を図12(a)、固体レーザ媒質1の中心軸を通る鉛直方向の2次元の励起強度分布を図12(b)に示す。
この場合、図12(a)と図12(b)を比較すると、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平方向と鉛直方向とで励起強度分布が異なることが判った。
実施例3.
実施例3は、実施の形態2で示した構成において、傾斜面16A、傾斜面16Bの角度を水平面16に対して±45度に設定し、半導体レーザの高さの差の最大値を固体レーザ媒質1の直径の1.0倍としたものである。
この構成において、光線追跡計算により固体レーザ媒質1の軸方向に積分した固体レーザ媒質1全体の断面方向の励起強度分布のうち、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平方向の2次元の励起強度分布を図13(a)、固体レーザ媒質1の中心軸を通る鉛直方向の2次元の励起強度分布を図13(b)に示す。
この場合、図13(a)と図13(b)を比較すると、固体レーザ媒質1の中心軸を通る水平方向と鉛直方向とで励起強度分布がほぼ同じとなり、固体レーザ媒質1から発生するレーザビームの異方性がなくなることが判った。
実施の形態3.
図14は、本発明の実施の形態3による固体レーザ装置を示す側面図である。固体レーザ装置は、実施の形態1,2で説明したような固体レーザ増幅装置10と、固体レーザ媒質1の両端面側にそれぞれ対向配置された一対の反射ミラー12,13などを備える。
反射ミラー12は、レーザビーム11を反射する全反射ミラーとして構成される。反射ミラー13は、レーザビーム11の一部を反射し、残りを透過する部分反射ミラーとして構成される。反射ミラー12,13は、ミラーホルダ14A、14Bにそれぞれ保持され、ミラー面の法線と固体レーザ媒質1の中心軸とが一致するように位置決めされる。ミラーホルダ14A、14Bおよび固体レーザ増幅装置10は、同一の基台15上に固定される。
固体レーザ増幅装置10の中の固体レーザ媒質1は、半導体レーザ2A〜2Hから発せられる励起光により励起され、反転分布を形成する。反転分布を形成する上準位から下準位への遷移にともない、固体レーザ媒質1から自然放出光が発生し、自然放出光の一部は、反射ミラー12,13から構成される光共振器内に閉じこめられ、共振器内を往復する。共振器を往復する自然放出光は、固体レーザ媒質1に形成された反転分布中を通過する際、誘導放出により増幅され、共振器内の光強度は急速に増加し、位相の揃った安定なモードが光共振器内に形成される。光共振器内のモードを形成するレーザビーム11は、反射ミラー13の透過率に相当する割合で、共振器外部へ取り出される。
本実施形態に係る固体レーザ装置は、固体レーザ媒質1を高効率かつ均一に励起可能な固体レーザ増幅装置10を採用しているため、高出力で高品質なレーザビームを高効率に発生することができる。
なお、以上に示した実施の形態1〜3において、円柱状の固体レーザ媒質1を用いた例を示したが、固体レーザ媒質1の形状はこれに限るものでなく、例えば角柱形状等、他の形状の固体レーザ媒質を用いてもよい。
また、固体レーザ媒質として、Nd:YAGを用いた例を示したが、固体レーザ媒質1の材質はこれに限るものでなく、例えば、Nd:YVO(ネオジウム・ワイブイオーフォー)等、他の材質の固体レーザ媒質を用いてもよい。
また、固体レーザ媒質1の励起光源として、半導体レーザを用いた例を示したが、これに限るものでなく、ガスレーザ、液体レーザ、固体レーザ等の各種の高出力光源を用いてもよい。
また、基台3の材質として銅を用い、集光面とスリットの壁面に金メッキ等を施した例を示したが、基台の材質はこれに限るものでなく、また、反射率を高めるためのメッキの材質はこれに限るものではなく、また、メッキ以外に誘電体膜等を蒸着などの方法により施すようにしてもよい。また、必ずしもメッキ等を施す必要はなく、集光面とスリットの壁面を鏡面に仕上げるだけでもよい。
1 固体レーザ媒質、
2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H 半導体レーザ、 3 基台、
4 フローチューブ、 5A,5B 側板、 6 円筒穴、
7A,7B,7C,7D,7E,7F,7G,7H 発光部、
8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8H スリット、 9A,9B 穴、
10 固体レーザ増幅装置、 11 レーザビーム、12,13 反射ミラー。

Claims (10)

  1. 柱状の固体レーザ媒質と、
    固体レーザ媒質の側方から励起光を照射するための複数の励起光源とを備え、
    固体レーザ媒質の中心軸を含む平面を基準として、該平面と平行に同一方向に進行する励起光を発生する励起光源のうち少なくとも2つは、該平面から励起光の光軸までの距離が互いに異なるように配置されることを特徴とする固体レーザ増幅装置。
  2. 第1方向に進行する励起光を発生する第1の励起光源群と、
    第1方向とは異なる第2方向に進行する励起光を発生する第2の励起光源群とが配置されることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ増幅装置。
  3. 第1の励起光源群と第2の励起光源群とが対向配置されることを特徴とする請求項2記載の固体レーザ増幅装置。
  4. 第1の励起光源群における励起光の各光軸と、第2の励起光源群における励起光の各光軸とは、互いに共軸でないことを特徴とする請求項3記載の固体レーザ増幅装置。
  5. 第1方向および第2方向は、40度〜140度の範囲で互いに交差することを特徴とする請求項2記載の固体レーザ増幅装置。
  6. 第1方向および第2方向は、固体レーザ媒質の中心軸を含む水平面を基準として、下向きに20度〜70度の範囲にそれぞれ設定されることを特徴とする請求項5記載の固体レーザ増幅装置。
  7. 励起光源を固定するための基台をさらに備え、
    該基台の一部に、励起光を固体レーザ媒質に向けて反射するための集光面が設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の固体レーザ増幅装置。
  8. 前記基準平面から励起光の光軸までの距離の最大値と最小値との差が、固体レーザ媒質の直径の0.7倍〜1.2倍の範囲であることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ増幅装置。
  9. 励起光源は、半導体レーザであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の固体レーザ増幅装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の固体レーザ増幅装置と、
    固体レーザ媒質の両端面側にそれぞれ対向配置された一対の反射ミラーとを備えたことを特徴とする固体レーザ装置。
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