JP2010169935A - レーザ光送出ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】シャシーの構造に制約を伴うことなくレーザ光軸の調整が容易に行えるようにしたレーザ光送出ユニットを提供すること。
【解決手段】レーザダイオード32とレンズ13を用いたレーザ光送出ユニットLにおいて、レンズ13の光軸に対するレーザダイオード32の垂直方向の位置で決まるレーザ光軸の調整を、上側では六角穴付きネジ23による位置決めで行ない、下側ではバネ部材24の押圧力による位置決めで行なうようにし、レーザ光軸の調整が上側だけで行えるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザ光源とレンズを用いてレーザビームを出射するユニットに係り、特に光通信の送信側で使用されるレーザ光送出ユニットに関する。
光通信は、周知のように、信号伝送用の搬送媒体として光を用いた通信方法で、このとき、特にレーザ光が用いられるのは、収束性が極めてよいというレーザ光特有の性質が充分に活かせるからで、この結果、見通し間に送信側の発光ユニットと受信側の受光ユニットを対峙させた場合でも伝送経路の存在が見破られてしまう虞が少なく、極めて高い秘匿性が保持でき、妨害波による影響もほとんど受けることなく、伝送距離の増加に容易に対応できるからである。
そこで、以下、このようなレーザ光を用いた光通信システムにおいて、送信側の発光部として従来から用いられているレーザ光送出ユニットについて説明する。
まず、図19と図20は、このような従来技術によるレーザ光送出ユニットの一例で、このとき図19はレーザ光学部Lを収容したシャシーCの斜視図、そして図20はシャシーCの上蓋を外した場合の斜視図であり、この場合、ユニットは、図示のようにレーザ光学部LとシャシーCに大別され、ケースを兼ねたシャシーCの中にレーザ光学部Lを収容して使用する。
なお、ここではシャシーCが箱形の場合が示されているが、円筒形のケースの場合もあり、従って、特に形状に意味があるわけではない。ここで、シャシーとは(Chasses)の訳語で、シャーシとも呼ばれるものである。
次に、図14はレーザ光学部Lをレーザ送出側上部からみた斜視図で、図15は同じく下部からみた斜視図、図16は上部からみた分解斜視図、図17は側面図とその断面図、図18は側面分解図とその断面図であり、従って、このレーザ光学部Lは、特に図18から明らかなように、レンズホルダ部1とホルダ挿入部2、それにレーザ部3に分けて構成され、これらが図17に示すように、ホルダ挿入部2はレンズホルダ部1に挿入され、レーザ3部はホルダ挿入部2に保持されていることになる。
このレーザ光学部Lは、レーザ光源としてレーザダイオードを使用し、レーザパターン(レーザの拡がり形状)形成用のレンズにより所望のパターンのレーザビームが得られるようにしたもので、まず、レンズホルダ部1は、図18では右側になっている一方の端部11の内側が正しい円筒形に作られた略筒状の部材10で、図では左側の他方の端部12にはコリメーター用のレンズ13が保持されている。このとき端部11にはガイド用のスリット14と2個の雌ねじ孔15が形成してあり、このとき雌ねじ孔15は、望ましくは90度近く離して設けられ、図示してないが、各々には六角穴付きネジがねじ込み挿入される。
そして、部材10の略中央部の外側にはフランジ16が形成してあり、これには取付用の孔17が設けられており、これにより図19と図20に示されているように、レーザ光学部LがシャシーCに取付けられるようにしてある。
次に、ホルダ挿入部2は、同じく図18に示されているように、略円筒状の部材20で作られ、図17に示されているように、その一方がレンズホルダ部1の端部11の中に所定の寸法のクリアランスを保ちながら、ほとんど隙間なく挿入され、相互にスムースにがたつくことなく移動できるように成形されている。このとき、部材20にはガイドピン部材21が設けられ、これがレンズホルダ部1の端部11にあるスリット14に入り込むことにより、相互回動が抑えられるようにしてある。
そして、この部材20の他方の近傍には、中央に孔のある隔壁部22が内部に形成してあり、更に、この隔壁部22の右側の周辺部には4個の雌ねじ孔が等しい角度で離して設けられ、これらに六角穴付きネジ23が、図示のように、ねじ込み挿入されている。従って、この場合、六角穴付きネジ23は相互に90度の角度を保って配置されていることになる。
また、レーザ部3は、略円板状の部材30を本体とし、この部材30の、図18では左側になっている方の面の中央部に、中心に孔を有する円錐形の突起部31を形成したもので、この突起部32の孔にレーザダイオード32が挿入され、この結果、レーザダイオード32を発光させることにより、突起部31の中心軸に沿って、図の左方向にレーザ光が放射されることになる。そして、この部材30の他方の面に回路基板33が取付けられ、この回路基板33にレーザダイオード32が取付けられ、この結果、部材30に対するレーザダイオード32の保持が得られることになる。
そして、これらレンズホルダ部1とホルダ挿入部2、それにレーザ部3は、図17に示すように組み合わされる。
まず、レーザ部3は、突起部31がホルダ挿入部2の部材20の中に入れられ、隔壁部22に接して位置決めされた後、4本の六角穴付きネジ23を締め込むことによりホルダ挿入部2に保持される。このとき4本の六角穴付きネジ23は突起部31の円錐部分を上下と左右から押すので、円錐部分の中心軸方向に分力が発生し、これにより突起部31が隔壁部22に強く押し付けられ、この結果、レーザ部3をホルダ挿入部2に強固に保持させることができる。
次に、ホルダ挿入部2は、図17に示すように、レンズホルダ部1の端部11から光軸方向に沿ってレンズホルダ部1の中に挿入される。そして、任意の位置で雌ねじ孔15に挿入してある六角穴付きネジを締めることにより、所定の位置に保持される。
このとき、スリット14とガイドピン部材21の働きにより相互に回動するのが抑えられているので、回動方向での位置合わせが狂う虞はない。
しかも、部材20には、外径が他の部分より僅かに小さくしてある部分20aが形成してあるので、レンズホルダ部1の端部11の中に挿入されたとき、特に図17の下の図から明らかなように、相互に接触している部分の面積が少なくされ、より一層、スムーズな動きが得られることになる。
また、このとき、雌ねじ孔15に挿入してある六角穴付きネジは、その先端部が部材20の外径が他の部分より僅かに小さくしてある部分20aにおいてだけ当接するように、雌ねじ孔15の位置が決められている。
このため、雌ねじ孔15に挿入してある六角穴付きネジを締め付けたとき、その先端部は、部材20の外周面でレンズホルダ部1の端部11の内周面に接触する部分には当接せず、従って、この部分に微細な金属めくれが発生する虞がなく、スムースな移動が永く確保されることになる。
ところで、レーザ光を用いた伝送方式の場合、送信側のレーザ光送出ユニットは、いうまでもなく受信側のレーザ光受信ユニットとペア(対)になって使用される。
従って、データ伝送が遠距離にわたって正しく行えるようにするためには、レーザ光を正確にレーザ光受信ユニットに送信する必要があり、このため、レーザ光送出ユニットから送信されるレーザ光の光軸角誤差を極力小さな値に抑え、しかも遠距離になればなるほど誤差が少なくなるようにしなければならない。
従って、通常、レーザ光送出ユニットに基準となる部分を設定し、この部分に対してレーザ光学部の光軸を合わせておくのが一般的であり、こうすれば、レーザ光送出ユニットを実際に据え付ける際、レーザ光送出ユニットの基準となる部分を据付け相手の台座などに位置決めするだけでレーザ光の光軸設定が正確に得られることになる。
このときレーザ光送出ユニットは、通常、図19に示したように、レーザ光学部LをシャシーCの中に収容して使用される。そこで、上記した基準となる部分としては、シャシーCの取付台座Dが選ばれるのが一般的で、その取付面を基準面として設定するのが通例である。
そして、この場合、レーザ光学部Lの光軸が基準面に正しく平行になるようにしてシャシーCの中に取り付ける必要があるが、しかし、レーザ光学部Lは、各部の加工誤差や仕様に対する公差などにより、最終的に部品を組み立てただけでは必要な精度が得られない場合が多く、往々にしてレーザ光軸は平行にならない。
そこで、レーザ光学部Lは、それをシャシーCの中に取り付けた後でレーザ光軸の調整が行えるように構成されており、それが、内部に隔壁部22を備え、六角穴付きネジ23をもった部材20と、円錐形の突起部31を備えた部材30の組み合わせにより与えられるようになっている。
このためシャシーCには、図20に示されているように、その取付台座Dを下にしたとき左右の側板となる部分と、図には現れていないが、底面になる部分に、それぞれ孔40が設けてあり、レーザ光学部Lを中に取り付けたとき、孔40の各々が六角穴付きネジ23に対向した位置になるようにしてある。
そして、これらの孔40は、図19に示すように、ネジ51により塞がれていて、必要なとき開けられるようになっている。
このときシャシーCには、図20に示されているように、レーザ出力増幅回路などの回路基板42が組み込まれる場合が多い。
そこで、レーザ光軸を調整するときには、図20に示すように、シャシーCから上蓋を取り外して内部を開放させ、ネジ51をシャシーCから取り外す。そして、シャシーCの上部と孔40の各々から六角レンチWを挿入し、六角穴付きネジ23に嵌合させ、六角穴付きネジ23を回して緩めたり締め込んだりしてやれば、レーザ部3がホルダ挿入部2に対して上下と左右に任意に変位され、この結果、レーザ光軸が調整されることになる。
まず、レーザ光軸が上下にずれていた場合は、上側と下側の六角穴付きネジ23に六角レンチWを嵌合させる。そして、上側の六角穴付きネジ23を緩め、下側の六角穴付きネジ23を締め込んでやれば、レーザ光軸が上方向に平行移動し、反対に下側の六角穴付きネジ23を緩め、上側の六角穴付きネジ23を締め込んでやれば、レーザ光軸が下方向に平行移動するので、それぞれ正しい光軸に合わせることができる。
また、レーザ光軸が左右にずれていた場合は、左側と右側の六角穴付きネジ23に六角レンチWを嵌合させる。そして、左側の六角穴付きネジ23を緩め、右側の六角穴付きネジ23を締め込んでやれば、レーザ光軸が左方向に平行移動し、反対に下側の六角穴付きネジ23を緩め、上側の六角穴付きネジ23を締め込んでやれば、レーザ光軸は下方向に平行移動するので、それぞれ正しい光軸に合わせることができる。
この後の位置決めについては、締め付けた方の六角穴付きネジ23を六角レンチWで固定したまま、緩めた方の六角穴付きネジ23を六角レンチWで締め付けてやればよい。なお、このことは上下左右で同じである。
ところで、このようなレーザ光によるデータ伝送方式においては、レーザ光を到達させる距離及び範囲に応じてレーザパターンを決定する必要があり、この場合、焦点距離の調整を要する。
この焦点距離は、理論的には机上シミュレーションにより算出可能であるが、しかし、この場合も各部の加工誤差や仕様に対する公差などにより、往々にして理論通りにはならないので、実際には焦点距離も調整する必要があるが、従来技術によるレーザ光送出ユニットによれば、上記したレーザ光軸の調整だけではなく、焦点距離の調整、つまりレンズ13とレーザダイオード32の間の距離の調整にも対応が可能になっている。
そこで、以下、この焦点距離の調整について説明する。
この場合、まず、雌ねじ孔15にねじ込まれている六角穴付きネジを緩め、レンズホルダ部1に対してホルダ挿入部2が光軸方向に動けるようにし、焦点距離を調整する。
このとき、既に説明したように、ホルダ挿入部2には外径が他の部分より僅かに小さくしてある部分20aが形成してあり、六角穴付きネジの先端部は、この部分20aの中に当接するようにしてあるので、ホルダ挿入部2の移動範囲は部分20aの領域内に規制され、かつ、スリット14とガイドピン部材21にも規制され、この結果、余分な範囲に移動するのが抑えられ、調整が容易になる。
そして、まず、焦点距離を伸すには、六角穴付きネジを緩めた後、ホルダ挿入部2を、レンズホルダ部1から離れる方向(図17では右方向)に動かし、その後、六角穴付きネジを締め付けて位置を固定する。
また、反対に焦点距離を縮める場合には、六角穴付きネジを緩めた後、ホルダ挿入部2を、レンズホルダ部1に近づく方向(図17では左方向)に動かし、その後、六角穴付きネジを締め付けて位置を固定するのである。
この焦点距離の調整は、上記したレーザ光軸の調整とは異なり、レーザ光学部L単体の状態で行ってもよい。しかし、レーザ光学部Lは、通常、シャシーCの中に収容して使用される。そこで、この後でレーザ光軸と一緒に調整作業をするのが一般的である。
このとき、焦点距離の調整については、シャシーCから上蓋を外しただけで行える。しかし、レーザ光軸の調整は、図20に示すように、シャシーCの四方から上下方向と左右方向について行う必要があり、このため左右の側板となる部分と底面になる部分に、それぞれ孔40が設けられているのである。このとき、上側はシャシーCから上蓋を外せば済む。
なお、このようなレーザ光送出ユニットの先行技術については、例えば特許文献1の開示を挙げることができる。
特開2001−41689号公報
上記従来技術には、以下の問題点がある。
まず、従来技術の場合、レーザ光軸の調整には、シャシーの上方向と下方向及び左方向と右方向の四方に調整用の孔(開口部)を設け、それらの孔から六角レンチが挿入できるようにしておく必要があり、このため、シャシー自体の形状と内部の部品配置に制約が生じてしまう。
このことは、上記従来技術のように、箱形など単純な形状のシャシーの場合は、それほど問題にならないかも知れないが、しかし、形状が円筒であったり、シャシー内にユニットを斜めに組み込む必要があったときには、大きな制約になってしまう。
また、従来技術の場合、レーザ光軸の調整には、微妙なネジの締め付けや緩め方の操作が必要であるが、このとき従来技術では、六角レンチにより上下左右の四方向からの操作が必要になり、従って、かなり高度の熟練した技能が要求されてしまう。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、シャシーの構造に制約を伴うことなくレーザ光軸の調整が容易に行えるようにしたレーザ光送出ユニットを提供することにある。
上記目的は、レーザ光源とレンズを用いてレーザパターンを形成する方式のレーザ光送出ユニットにおいて、前記レンズの光軸に対する前記レーザ光源の垂直方向の位置で決まるレーザ光軸の調整を、上側ではネジ部材のネジ込みによる位置決めで行ない、下側ではバネ部材の押圧力による位置決めで行なうようにして達成される。
本発明によれば、レーザ光軸の調整にシャシーの下方からの操作が不要になるので、シャシーの下方には調整用の孔を設ける必要がなくなり、シャシーの造形と内部の部品配置に制約が生じる虞がないので、シャシーの造形と内部の部品配置に自由度が確保でき、この結果、レーザ光学部をシャシーに斜めに組み込む場合でも、制約を受ける虞がない。
また、この結果、レーザ光軸の上下方向の調整が上方からの作業だけで得られるので、熟練した技能を必要とせず、短時間で調整を済ますことができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ光学部をレーザ送出側上部からみた斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部をレーザ送出側下部からみた斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部をレーザ送出側上部からみた分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部をレーザ送出側下部からみた分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部の平面図と断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部の分解平面図と分解断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部の左側面図と断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部のレーザ光軸を上方向に調整した状態の平面図と断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部のレーザ光軸を下方向に調整した状態の平面図と断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部のレーザ光軸を下方向に調整し焦点距離を最小に調整した状態の平面図と断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部のレーザ光軸を中心に調整し焦点距離を最大に調整した状態の平面図と断面図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部をシャシーに組み込んだ状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るレーザ光学部をシャシーに組み込んだ状態で蓋部材を除いた場合を示す斜視図である。 従来技術によるレーザ光学部をレーザ送出側上部からみた斜視図である。 従来技術によるレーザ光学部を後方からみた斜視図である。 従来技術によるレーザ光学部をレーザ送出側の上部からみた分解斜視図である。 従来技術によるレーザ光学部の平面図と断面図である。 従来技術によるレーザ光学部の分解平面図と分解断面図である。 従来技術によるレーザ光学部をシャシーに組み込んだ状態を示す斜視図である。 従来技術によるレーザ光学部をシャシーに組み込んだ状態で蓋部材を除いた場合を示す斜視図である。
以下、本発明に係るレーザ光送出ユニットについて、図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1〜図13は、本発明の一実施の形態で、これらの図において、まず、符号24は板バネ部材、符号25は溝部、それに符号34は第2の回路基板であり、その他、図14〜図20により説明した従来技術と同じ符号が付してある構成要素については、従来技術の場合と同じである。
まず、図1はレーザ光学部Lをレーザ送出側上部からみた斜視図(従来技術の図14に対応)で、次に図2は下部からみた斜視図(従来技術の図15に対応)で、図3は上部からみた分解斜視図(従来技術の図15に対応)である。
次に、図4は下部からみた分解斜視図で、図5は平面図とその断面図(従来技術の図17に対応)であり、図6は平面分解図とその断面図(従来技術の図18に対応)である。
また、図7は左側面図とその断面図で、図8と図9及び図10並びに図11はそれぞれ平面図とその断面図である。
そして、図12はレーザ光学部Lを収容したシャシーCの斜視図(従来技術の図19に対応)で、図13はシャシーCの上蓋を外した場合の斜視図(従来技術の図20に対応)である。
ここで、まず、バネ部材24は、特に図3〜図6から明らかなように、その先端部がレーザ部3の部材30に形成してある円錐形の突起部31の下側に当接するようにして、ホルダ挿入部2の部材20の下側にネジ止めされているもので、このため、部材20の下側には、溝部25が形成してあり、これにバネ部材24が収まるようにしてある。
また、このため従来技術では部材30に上下左右から設けられている4本の六角穴付きネジ23の中で下側にある六角穴付きネジ23が、この実施形態においては省かれ、これに代えてバネ部材24と溝部25が設けられていることになる。
そして、このバネ部材24は、その先端で突起部31を下から押し、この突起部31に対して、それを押し上げる方向の力が強く加えられるようにしてあり、このために必要な充分な弾性を備えたもので構成されており、この結果、従来技術において部材30の下側にあった六角穴付きネジ23がなくても、突起部31の上下方向での位置決めが上側にある六角穴付きネジ23だけで行えることになる。
なお、その他の構成については、従来技術の場合と同じであるから、ここでの説明は割愛する。
次に、この実施形態における光軸合わせについて説明する。
まず、レーザ光軸が上下にずれていた場合は、上側の六角穴付きネジ23に六角レンチWを嵌合させ、上側の六角穴付きネジ23を回動させる。
このとき、上側の六角穴付きネジ23を緩める方向に回動してやれば、レーザ部3はバネ部材24の弾性力により上に動くので、レーザ光軸は上方向に平行に移動し、締め込んでやれば、レーザ部3はバネ部材24の弾性力に抗して下に動くので、レーザ光軸は下方向に平行移動することになり、それぞれ正しい光軸に合わせることができる。
ここで、まず、図5は、レーザ光軸をレンズ13の中心に合わせた場合の位置決め状態で、図8は、レーザ光軸をレンズ13の中心軸から上に距離Δだけオブセットさせた場合の位置決め状態であり、更に図9は、レーザ光軸をレンズ13の中心軸から下に距離Δだけオブセットさせた場合の位置決め状態である。
そこで、この後、必要に応じて上側の六角穴付きネジ23に緩め止めを施してやれば、上下方向のレーザ光軸合わせ作業を完了させることができる。
なお、このときの緩め止めについては、例えばダブルナットやロックペイントの塗布などがある。
一方、レーザ光軸が左右にずれていた場合は、従来技術の場合と同じである。
すなわち、左側と右側の六角穴付きネジ23に六角レンチWを嵌合させ、左側の六角穴付きネジ23を緩め、右側の六角穴付きネジ23を締め込んでやれば、レーザ光軸が左方向に平行移動し、反対に右側の六角穴付きネジ23を緩め、左側の六角穴付きネジ23を締め込んでやれば、レーザ光軸は右方向に平行移動するので、それぞれ正しい光軸に合わせることができる。
この後の位置決めについては、締め付けた方の六角穴付きネジ23を六角レンチWで固定したまま、緩めた方の六角穴付きネジ23を六角レンチWで締め付けてやればよく、この場合、一応、緩め止めも得られるが、しかし、万全を期すなら、別途、緩め止めを施してやればよい。
そこで、この実施形態によれば、水平方向のレーザ光軸の調整にはシャシーCの両側からそれぞれ六角レンチWを挿入して同時に操作しなければならないが、垂直方向のレーザ光軸の調整には、図13に示すように、シャシーCの上側から六角レンチWを挿入し、この上側の六角レンチWを操作するというシャシーCの片側だけの操作で済むことになり、従って、この実施形態によれば、シャシーCの下方に調整用の孔を設ける必要がなく、レーザ光軸の上下方向の調整に熟練した技能を必要とせず、短時間で調整を済ますことができるなどの効果が得られるのである。
ところで、この実施形態では、以上に説明したレーザ光軸の調整のための構成を除き、その他の構成は従来技術の場合と同じで、このため焦点距離の調整も可能なことはいうまでもないが、この場合の操作については、既に従来技術の説明において記述した通りなので、ここでの説明は割愛し、このときの焦点距離の調整状態についてだけ、図に示す。
まず、図5は、焦点距離を標準状態にしたときで、次に図10は、焦点距離を最小に調整した場合の状態であり、図11は、焦点距離を最大に調整した場合の状態である。
従って、この実施形態によれは、レーザ光を到達させる距離及び範囲に応じてレーザパターンを調整することもできる。
1:レンズホルダ部
2:ホルダ挿入部
3:レーザ部
10:略筒状の部材
11:一方の端部
12:他方の端部
13:レンズ
14:スリット(ガイド用のスリット)
15:雌ねじ孔
16:フランジ
17:取付用の孔
20:略円筒状の部材
20a:外径が他の部分(部材20)より僅かに小さくしてある部分
21:ガイドピン部材
22:中央に孔のある隔壁部
23:六角穴付きネジ
24:バネ部材
25:溝部(部材20の下側に形成した溝部)
30:略円板状の部材
31:中心に孔を有する円錐形の突起部
32:レーザダイオード
33:回路基板
34:第2の回路基板
L:レーザ光学部
C:シャシー(シャーシ)
D:取付台座
W:六角レンチ

Claims (1)

  1. レーザ光源とレンズを用いてレーザパターンを形成する方式のレーザ光送出ユニットにおいて、
    前記レンズの光軸に対する前記レーザ光源の垂直方向の位置で決まるレーザ光軸の調整を、上側ではネジ部材のネジ込みによる位置決めで行ない、下側ではバネ部材の押圧力による位置決めで行なうように構成したことを特徴とするレーザ光送出ユニット。
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