JP2010169477A - 黒鉛電極の異常診断方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】黒鉛電極8の損耗、あるいは該電極の折損又は亀裂等の内部欠陥のうち何れかを原因とした電極8の異常を検出する黒鉛電極の異常診断装置であって、前記電気炉の炉外側に位置する電極8の端面に配置されて低周波横波超音波を発振し、該電極内部で反射した超音波を同一端面で受振する探触子11と、該探触子11に信号ケーブル19a、19bを介して接続され前記受振した超音波を波形データとして取得する波形計測器10と、該波形計測器10からの波形データが入力される演算装置20とを備え、前記演算装置20は、波形データのピーク位置から求められる超音波の伝播時間と、電極固有の音速とから電極長さを算出し、該電極長さに基づいて電極異常の有無を判定する。
【選択図】図2
Description
また、電気炉を構成する耐火物は高温になるため、電極を支持する部材の熱応力により電極に折損、亀裂等の内部欠陥が発生する場合がある。この場合、内部欠陥の範囲が大きくなければそのまま使用し続けることは可能であるが、内部欠陥の範囲が大きく電極の抵抗が大幅に増大する場合には電極を交換する必要がある。
また、特許文献1(特開平6−117759号公報)には、電極を把持するクランプ位置の変化から電極の消耗量を検出する方法が開示されている。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、電気炉に配設された黒鉛電極の異常を早期に且つ精度良く検出することが可能である黒鉛電極の異常診断方法及び装置を提供することを目的とする。
前記電気炉の炉外側に位置する電極の端面に探触子を配置し、該探触子より低周波横波超音波を発振し、電極内部で反射した超音波を同一端面にて受振して波形データを取得し、該波形データのピーク位置から超音波の伝播時間を求めて、該伝播時間と前記電極の固有の音速とから電極長さを算出し、該電極長さに基づいて電極異常の有無を判定する超音波診断工程を行うことを特徴とする。
ここで、本発明では電極長さの検出に低周波横波超音波を用いているため、超音波の伝播経路が長く且つ内部に微小空隙が存在して材質が粗である黒鉛電極においても精度良く電極長さを求めることが可能となる。
さらに、本発明によれば、電極異常を早期に把握することができるため、異常が生じた際に迅速な対処が可能となる。
さらにまた、前記超音波診断工程を行う前に、前記電気炉の休炉時に、対象物に電流を流し、該対象物の電流を計測しながら内側の電圧を計測して抵抗値を検出する低抵抗計により前記電極の抵抗値を検出し、該検出された抵抗値に基づいて電極異常の有無を判定するとともに、電極に異常がある場合はそれが損耗を原因とするものであるか、あるいは内部欠陥を原因とするものであるかを特定する抵抗診断工程を行い、
前記抵抗診断工程にて電極に異常がある場合にのみ前記超音波診断工程を行い、前記算出された電極長さに基づき電極の損耗量あるいは内部欠陥の位置を検出することを特徴とする。
前記プラズマ式溶融炉の休炉時に、冷却固化したメタル層が露出した状態で各診断工程を行うようにし、
前記超音波診断工程では、前記炉底電極の下端面に前記探触子を配置して波形データを取得し、
前記抵抗診断工程では、前記低抵抗計の一方の測定端子は前記炉底電極の下端面に接続し、他方の測定端子は前記メタル層を介して前記炉底電極の上端面に接続して抵抗値を検出するようにしたことを特徴とする。
前記電極に電流を流し、該電極の電流を計測しながら内側の電圧を計測して抵抗値を検出する低抵抗計により前記電極の抵抗値を検出し、該検出された抵抗値に基づいて前記電極の異常又は前記電極の冷却不良の少なくとも何れか一方を検出する抵抗診断工程を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、低抵抗計にて電極の抵抗値を高精度で検出することにより、電極の異常又は前記電極の冷却不良の少なくとも何れか一方を検出することが可能となる。
前記電気炉の炉外側に位置する電極の端面に当接されて低周波横波超音波を発振し、該電極内部で反射した超音波を同一端面で受振する探触子と、該探触子に信号ケーブルを介して接続され前記受振した超音波を波形データとして取得する波形計測器と、前記波形計測器からの波形データが入力される演算装置とを備え、
前記演算装置は、前記波形データのピーク位置から求められる超音波の伝播時間と、前記電極の固有の音速とから電極長さを算出し、該電極長さに基づいて電極異常の有無を判定する超音波診断部を備えたことを特徴とする。
前記演算装置は、前記低抵抗計で検出された電気炉休炉時の電極の抵抗値に基づいて、電極の異常原因が損耗を原因とするものであるか、あるいは内部欠陥を原因とするものであるかを特定する抵抗診断部を備えることを特徴とする。
前記探触子は、前記炉底電極の下端面に当接された状態に配置され、
前記低抵抗計は、一方の測定端子が前記炉底電極の下端面に接続され、他方の測定端子が炉内の固化したメタル層を介して前記炉底電極の上端面に接続された状態で配置されることを特徴とする。
前記電極に電流を流し、該電極の電流を計測しながら内側の電圧を計測することにより電極の抵抗値を検出する低抵抗計と、前記低抵抗計で検出された抵抗値が入力される演算装置とを備え、
前記演算装置は、前記低抵抗計で検出された前記電極の抵抗値に基づいて前記電極の異常又は前記電極の冷却不良の少なくとも何れか一方を検出する抵抗診断部を備えたことを特徴とする。
また、電気炉の炉外から電極端面に探触子を当てて低周波横波超音波を発振する構成としているため、装置構成を簡単にすることができ、また電気炉の運転中、休炉中の何れにおいても電極異常を検出することが可能である。
さらに、本発明によれば、電極異常を早期に把握することができるため、異常が生じた際に迅速な対処が可能となる。
さらにまた、低周波横波超音波による電極長さの検出と、低抵抗計による抵抗値の検出を組み合わせて用いることにより、電極の異常を早期に精度良く検出することが可能であるとともに、その異常の原因を正確に特定することが可能となり、異常の原因に応じて適切な処置を施すことが可能となる。
また、低抵抗計により電極の抵抗値を高精度で検出することにより、電極の異常又は電極の冷却不良の少なくとも何れか一方を検出することが可能となる。
本発明は、アーク炉、プラズマ炉、抵抗炉、誘導炉等の電気炉に配設された黒鉛電極の異常を診断するものであり、特に、電極の損耗(消耗を含む)、あるいは電極の折損や亀裂等の内部欠陥のうち何れかを原因とする電極異常を検出するものである。
以下に示す実施形態ではプラズマ式溶融炉に適用した例を説明するが、適用先はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る異常診断装置を備えたプラズマ式溶融炉の断面図である。同図に示すように、プラズマ式溶融炉1は、内部が耐火物で形成された炉本体2を有し、該炉本体2の炉蓋3から主電極6が垂下され、これに対向して炉底4から炉底電極8が挿設されている。主電極6は不図示の可動装置により昇降可能で、炉底電極8は炉本体2に固定される。また炉蓋3には補助電極7が挿通されており、該補助電極7は炉本体2の出滓口5付近のスラグ表面温度を高くして未溶融被処理物を溶融する。
本第1実施形態は、プラズマ式溶融炉1の運転中、休炉中の何れにも適用可能である。
前記異常診断装置100は、探触子11と、該探触子11に信号ケーブル19を介して接続される波形計測器10と、該波形計測器10からの波形データが入力される演算装置20と、を備えている。
前記探触子11から発振される低周波横波超音波は、図3(a)に示されるようにパルス波となる。好適には、本実施形態で用いる低周波横波超音波は、周波数が数十〜数百kHzのものとする。尚、探触子11にて受振される超音波は、図3(b)に示されるような波形となる。
(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。
該演算装置20の機能的構成としては、波形データのフィルタ処理、移動平均処理、微分処理等の所定の波形処理を行う波形処理部21と、該波形処理された波形データのピーク時間から求められた超音波の伝播時間と、予め求めておいた電極固有音速とから炉底電極の長さを算出し、該電極長さに基づいて炉底電極8の異常を判定する超音波診断部22と、を備える。尚、波形データのフィルタ処理、移動平均処理、微分処理等の波形処理は、波形計測器10側で行うようにしてもよい。
最初に、使用前の炉底電極8、或いは溶融炉に配設された炉底電極と同一で未使用の電極8を用いて、元の電極長さL0を求めておく(図8(a)参照)。また、この電極8の低周波横波超音波の伝播時間から電極固有音速を求めておく。
まず、波形計測器10で取得した波形データをフィルタ処理する(S2)。これは、最初にバンドパスフィルタにより波形データをフィルタ処理し、所定の周波数帯の成分を抽出する。バンドパスフィルタは、例えば20MHzバンドパスフィルタを用いる。このとき、アベレージング処理を行うことが好ましい。例えば、アベレージング回数は4回とする。次いで、ローパスフィルタにより波形データをフィルタ処理し、波形データから低域周波数のみを抽出する。ローパスフィルタは、例えば70kHzローパスフィルタを用いる。
この微分波形からピーク時間を求め(S5)、このピーク時間から所定のオフセット時間を差し引いて伝播時間を求める(S6)。これは、微分波形にて、最初に到達する下向き波形のピーク位置から、予め把握しておいた発振→受振で発生するオフセット時間を差し引いた時間を電極長さに相当する伝播時間とする。前記オフセット時間は、超音波送受信時に生じる遅延時間などから求められるもので、このオフセット時間をピーク時間から差し引くことで、正確な伝播時間を求めることができる。
(電極長さ[m])={(ピーク時間[s])−(オフセット時間[s])}×(音速[m/s])/2
この算出された電極長さLと、予め求めておいた元の電極長さL0(図9(a)参照)とを比較し、電極長さLが元の電極長さL0より短い場合には、図9(b)に示すように炉底電極8が損耗8aしているか、図9(c)に示すように内部欠陥8bが存在するか、何れかの原因により異常があると判定することができる。また、異常診断を複数回行う場合には、比較する元の電極長さL0として、前回計測された電極長さ用いることが好ましい。
また、プラズマ式溶融炉1の炉外から炉底電極8の下端面に探触子11を当てて低周波横波超音波を発振する構成としているため、装置構成を簡単にすることができ、またプラズマ式溶融炉1の運転中、休炉中の何れにおいても電極異常を検出することが可能である。
さらに、本発明によれば、電極異常を早期に把握することができるため、異常が生じた際に迅速な対処が可能となる。
本発明の第2実施形態は、低周波横波超音波により電極長さを検出する構成に加えて、低抵抗計により電極の異常原因を特定する構成を備えている。即ち、図1及び図2に示した装置構成により低周波横波超音波を用いて電極の損耗又は内部欠陥による異常を検出する超音波診断工程と、図5に示す装置構成により低抵抗計を用いて電極の異常原因を特定する抵抗診断工程と、を段階的に実施することにより、電極の異常を精度良く判定できるとともに異常原因を特定することを可能とした。超音波診断工程と抵抗診断工程の順番は限定されない。
本第2実施形態は、プラズマ式溶融炉1の休炉中にのみ適用される。尚、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。
図6は低抵抗計30の等価回路図である。同図に示すように低抵抗計30は、炉底電極8を含む外側回路35と、これに並列に設けられた内側回路36とを有し、外側回路35には電流計301と定電流源302が直列に接続され、内側回路36には電圧計303が接続されている。定電流源302により外側回路36に定電流を流した状態で、電圧計303により炉底電極8の電圧を計測する。炉底電極8には、電極抵抗81が発生する。外側回路35にはケーブル抵抗35a、35dや接触抵抗35b、35cが存在し、内側回路36にはケーブル抵抗36a、36dや接触抵抗36b、36cが存在するが、内側回路36には電流が流れていないため、電圧計303ではこれらの抵抗36a〜dは無視でき、炉底電極8の電極抵抗81に基づく電位差のみを計測することができる。電圧計303により計測される電位差(電圧)と、電流計301により計測される電流値とから電極間の抵抗値が検出できる。このような構成を備えることにより、低抵抗計30では低抵抗の電極抵抗81を精度良く検出できるものである。該低抵抗計30としては、4端子法を用いた装置が好適に用いられる。
図7は、本発明の第2実施形態に係る異常診断方法の手順を示すフローチャート(I)である。このフローチャート(I)は、抵抗診断工程を行った後、超音波診断工程を行うものである。
最初に、低抵抗計30の測定端子31、32を炉内のメタル層31(炉底電極8上端面)と、炉底電極8の下端面に接続し、該低抵抗計30により炉底電極8の抵抗値を検出する(S11)。低抵抗計30により検出した抵抗値は、演算装置20のメモリに随時記憶させるようにする。この抵抗値を、前回計測した際の抵抗値と比較し(S12)、同じ値であれば電極に異常がないものと判定する(S13)。計測した抵抗値が前回の抵抗値よりも小さい場合は、炉底電極8が損耗していると判定する(S14)。これは、炉底電極8が損耗して短くなると電極抵抗値が低減するためである。
さらに、炉底電極8が損耗している場合及び内部欠陥がある場合には、低抵抗計30の測定端子31、32を取り外して、波形計測器10の探触子11を炉底電極8の下端面に配置し、低周波横波超音波を用いて第1実施形態に記載した手順により電極長さを検出する(S16)。
炉底電極8が損耗している場合、検出された電極長さから電極9の損耗量が求められる(S17)。炉底電極8に内部欠陥が存在する場合、検出された電極長さが電極下端面からの欠陥位置となる(S18)。
尚、上記した異常診断装置及び方法において、低抵抗計30による抵抗診断工程のみを行う構成としてもよい。この場合、低周波横波超音波による電極長さ計測(S16)以降の工程を省く。
最初に、波形計測器10の探触子11を炉底電極8の下端面に配置し、低周波横波超音波を用いて第1実施形態に記載した手順により電極長さを検出する(S21)。検出された電極長さは演算装置20のメモリに随時記憶させる。
そして、検出された電極長さを、メモリに記憶された前回の電極長さ又は予め求めておいた元の電極長さと比較し(S22)、検出された電極長さが前回の電極長さ又は元の電極長さと同じ場合には、電極異常なしと判定する(S23)。
そして、炉底電極8から探触子11を取り外し、該炉底電極8に測定端子31、32を設置する。低抵抗計30により炉底電極8の抵抗値を計測し(S25)、計測された抵抗値を、演算装置20のメモリに記憶されている前回の抵抗値と比較し(S26)、計測した抵抗値が前回の抵抗値よりも大きい場合には、電極異常の原因が内部欠陥であると特定し(S27)、計測した抵抗値が前回の抵抗値よりも小さい場合には、電極異常の原因が損耗であると特定する(S28)。電極異常の原因が内部欠陥である場合には、低周波横波超音波により検出された電極長さは、電極底面からの欠陥位置となる。電極異常の原因が損耗である場合には、低周波横波超音波により検出された電極長さから損耗量が求められる。
本発明の第3実施形態では、低抵抗計30(30a、30b)を備えた異常診断装置100により炉底電極8の冷却不良を検出する構成を備えている。一般に、炉底電極8は、電極に接触配置され該電極を冷却する冷却手段を備えている。しかし、冷却手段による炉底電極8の冷却が不十分であると炉底電極8が水や塩素により酸化する。これにより炉底電極8と冷却手段との間で接触不良が生じ、さらに炉底電極8の温度が上昇してしまい、炉底電極8が損傷してしまう。そこで本第3実施形態では、炉底電極8の冷却不良を早期に検出し、炉底電極8の損傷を未然に防止する構成を備えている。
図11に示すように、溶融炉の炉底4には炉底電極8が配設されており、該炉底電極8はクランプ34a、34bで挟み込まれている。これらのクランプ34a、34bと、炉底電極8には夫々電源ケーブル37の端子33が接続され、該電源ケーブル37は低抵抗計30に接続されている。低抵抗計30は図6と同一の装置である。
炉底電極8とクランプ34a、34bの間の接触抵抗が低いと、該炉底電極8とクランプ34a、34bの接触状態が良好であり、クランプ34a、34b内に通流する冷却水38により炉底電極8がよく冷却される。
一方、炉底電極8とクランプ34a、34bの間の接触抵抗が高いと、該炉底電極8とクランプ34a、34bの接触状態が悪く、炉底電極8が冷却され難くなる。
(1)熱流速の式(フーリエの法則の式)
q=α×ΔT
(q:熱流速[W/m2]、α:熱伝導率[W/m2・k]、T:温度[k])
(2)電流密度の式(オームの法則の式)
J=σ×E
(J:電流密度[A/m2]、σ:抵抗率の逆数(=1/ρ)[1/Ω・m]、E:電場[V/m])
従って、炉底電極8とクランプ34a、34bの接触抵抗値により炉底電極8の冷却状態を判断することが可能である。
このように第3実施形態によれば、低抵抗計30を設けることにより炉底電極8とクランプ34a、34bの間の接触抵抗値を高精度に測定可能で、この抵抗値に基づいて炉底電極8の冷却不良を早期に検出し、炉底電極8の高温化による酸化を防ぎ、延いては炉底電極8の損傷を未然に防止することが可能となる。
また、上記した構成は、第1実施形態及び第2実施形態と組み合わせて用いることもできる。これにより、炉底電極8の冷却不良による損傷を未然に防止可能であるとともに、異常が発生した場合においても早期に検出可能であり、円滑な電気炉の運転が可能となる。
6 主電極
7 補助電極
8 炉底電極
10 波形計測器
11 探触子
12 送信部
13 パルス発生部
14 受信部
15 増幅部
16 波形表示部
20 演算装置
21 波形処理部
22 超音波診断部
30 低抵抗計
31、32 測定端子
33 端子
34a、34b クランプ
35a、35d、36a、36d ケーブル抵抗
35b、35c、36b、36c 接触抵抗
37 電源ケーブル
81 電極抵抗
100 異常診断装置
301 電流計
302 定電流源
303 電圧計
Claims (9)
- 電気炉に配設された黒鉛電極の損耗、あるいは該電極の折損又は亀裂等の内部欠陥のうち何れかを原因とした電極の異常を検出する黒鉛電極の異常診断方法であって、
前記電気炉の炉外側に位置する電極の端面に探触子を配置し、該探触子より低周波横波超音波を発振し、電極内部で反射した超音波を同一端面にて受振して波形データを取得し、該波形データのピーク位置から超音波の伝播時間を求めて、該伝播時間と前記電極の固有の音速とから電極長さを算出し、該電極長さに基づいて電極異常の有無を判定する超音波診断工程を行うことを特徴とする黒鉛電極の異常診断方法。 - 前記超音波診断工程を行った後、該超音波診断工程にて電極に異常があると判定された場合、前記電気炉の休炉時に、対象物に電流を流し、該対象物の電流を計測しながら内側の電圧を計測して抵抗値を検出する低抵抗計により前記電極の抵抗値を検出し、該検出した抵抗値に基づいて電極異常が損耗を原因とするものであるか、あるいは内部欠陥を原因とするものであるかを特定する抵抗診断工程を行うことを特徴とする請求項1記載の黒鉛電極の異常診断方法。
- 前記超音波診断工程を行う前に、前記電気炉の休炉時に、対象物に電流を流し、該対象物の電流を計測しながら内側の電圧を計測して抵抗値を検出する低抵抗計により前記電極の抵抗値を検出し、該検出された抵抗値に基づいて電極異常の有無を判定するとともに、電極に異常がある場合はそれが損耗を原因とするものであるか、あるいは内部欠陥を原因とするものであるかを特定する抵抗診断工程を行い、
前記抵抗診断工程にて電極に異常がある場合にのみ前記超音波診断工程を行い、前記算出された電極長さに基づき電極の損耗量あるいは内部欠陥の位置を検出することを特徴とする請求項1記載の黒鉛電極の異常診断方法。 - 前記電気炉が、炉蓋に挿通された主電極と、炉底に配設された炉底電極との間に直流電圧を印加することにより炉内の被処理物を加熱溶融するプラズマ式溶融炉であり、
前記プラズマ式溶融炉の休炉時に、冷却固化したメタル層が露出した状態で各診断工程を行うようにし、
前記超音波診断工程では、前記炉底電極の下端面に前記探触子を配置して波形データを取得し、
前記抵抗診断工程では、前記低抵抗計の一方の測定端子は前記炉底電極の下端面に接続し、他方の測定端子は前記メタル層を介して前記炉底電極の上端面に接続して抵抗値を検出するようにしたことを特徴とする請求項2若しくは3記載の黒鉛電極の異常診断方法。 - 電気炉に配設された黒鉛電極の損耗あるいは該電極の折損又は亀裂等の内部欠陥のうち何れかを原因とした電極の異常、又は前記電極を冷却する冷却手段による電極の冷却不良を検出する黒鉛電極の異常診断方法であって、
前記電極に電流を流し、該電極の電流を計測しながら内側の電圧を計測して抵抗値を検出する低抵抗計により前記電極の抵抗値を検出し、該検出された抵抗値に基づいて前記電極の異常又は前記電極の冷却不良の少なくとも何れか一方を検出する抵抗診断工程を備えたことを特徴とする黒鉛電極の異常診断方法。 - 電気炉に配設された黒鉛電極の損耗、あるいは該電極の折損又は亀裂等の内部欠陥のうち何れかを原因とした電極の異常を検出する黒鉛電極の異常診断装置であって、
前記電気炉の炉外側に位置する電極の端面に当接されて低周波横波超音波を発振し、該電極内部で反射した超音波を同一端面で受振する探触子と、該探触子に信号ケーブルを介して接続され前記受振した超音波を波形データとして取得する波形計測器と、前記波形計測器からの波形データが入力される演算装置とを備え、
前記演算装置は、前記波形データのピーク位置から求められる超音波の伝播時間と、前記電極の固有の音速とから電極長さを算出し、該電極長さに基づいて電極異常の有無を判定する超音波診断部を備えたことを特徴とする黒鉛電極の異常診断装置。 - 前記電極に電流を流し、該電極の電流を計測しながら内側の電圧を計測することにより電極の抵抗値を検出する低抵抗計を備えており、
前記演算装置は、前記低抵抗計で検出された電気炉休炉時の電極の抵抗値に基づいて、電極の異常原因が損耗を原因とするものであるか、あるいは内部欠陥を原因とするものであるかを特定する抵抗診断部を備えることを特徴とする請求項6記載の黒鉛電極の異常診断装置。 - 前記電気炉は、炉蓋に挿通された主電極と、炉底に配設された炉底電極との間に直流電圧を印加することにより炉内の被処理物を加熱溶融するプラズマ式溶融炉であり、
前記探触子は、前記炉底電極の下端面に当接された状態に配置され、
前記低抵抗計は、一方の測定端子が前記炉底電極の下端面に接続され、他方の測定端子が炉内の固化したメタル層を介して前記炉底電極の上端面に接続された状態で配置されることを特徴とする請求項7記載の黒鉛電極の異常診断装置。 - 電気炉に配設された黒鉛電極の損耗あるいは該電極の折損又は亀裂等の内部欠陥のうち何れかを原因とした電極の異常、又は前記電極を冷却する冷却手段による電極の冷却不良を検出する黒鉛電極の異常診断装置であって、
前記電極に電流を流し、該電極の電流を計測しながら内側の電圧を計測することにより電極の抵抗値を検出する低抵抗計と、前記低抵抗計で検出された抵抗値が入力される演算装置とを備え、
前記演算装置は、前記低抵抗計で検出された前記電極の抵抗値に基づいて前記電極の異常又は前記電極の冷却不良の少なくとも何れか一方を検出する抵抗診断部を備えたことを特徴とする黒鉛電極の異常診断装置。
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