JP2010167901A - 車輪構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】インホイールモータを備える車輪構造において、ブレーキロータの冷却性を向上する。
【解決手段】車輪構造10は、ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータ14およびホイールを制動するブレーキロータ12を備える。インホイールモータ14のモータハウジング16には、ブレーキロータ12の内周側に送風するための第1〜第6放熱フィン21〜26が車両前後方向に沿って並設されている。各放熱フィンは、車両内側から車両外側にかけて曲線状に形成されている。各放熱フィンの車両内側の端部は、その接線が車両前後方向に対して所定の角度傾斜するように形成されており、各放熱フィンの車両外側の端部は、ブレーキロータ12の内側摺動面よりも車両外側に位置するように形成されている。第1〜第6放熱フィン21〜26は、車両後方の放熱フィンほど曲率が大きくなるように形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】車輪構造10は、ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータ14およびホイールを制動するブレーキロータ12を備える。インホイールモータ14のモータハウジング16には、ブレーキロータ12の内周側に送風するための第1〜第6放熱フィン21〜26が車両前後方向に沿って並設されている。各放熱フィンは、車両内側から車両外側にかけて曲線状に形成されている。各放熱フィンの車両内側の端部は、その接線が車両前後方向に対して所定の角度傾斜するように形成されており、各放熱フィンの車両外側の端部は、ブレーキロータ12の内側摺動面よりも車両外側に位置するように形成されている。第1〜第6放熱フィン21〜26は、車両後方の放熱フィンほど曲率が大きくなるように形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車輪を駆動するモータをホイール内に備える車輪構造に関する。
従来より、ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータおよびホイールを制動するブレーキロータを備える車輪構造が知られている(たとえば特許文献1、2参照)。
ところで、車両のブレーキロータは、一般的に、車両前方から流れてくる風により冷却される。ブレーキロータの冷却性を向上するために、従来より、ブレーキロータの内周側から外周側へ貫通する複数の通風孔が形成されたベンチレーテッドロータが知られている。このベンチレーテッドロータにおいては、車両前方からの風は、ブレーキロータの内周側から通風孔を通過して外周側へ抜け、ホイールに設けられた風穴から車両外側へ抜けていく。
しかしながら、インホイールモータを備えた車両構造においては、インホイールモータによって車両前方からの風の流れが阻害され、ブレーキロータに当たる風量が低下する可能性がある。その結果、ブレーキロータの冷却性が低下することとなり、ブレーキ性能が低下するおそれがある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、インホイールモータを備える車輪構造において、ブレーキロータの冷却性を向上できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車輪構造は、ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータおよびホイールを制動するブレーキロータを備える車輪構造である。インホイールモータのモータハウジングには、ブレーキロータの内周側に送風するための放熱フィンが車両前後方向に沿って複数個並設されている。各放熱フィンは、車両内側から車両外側にかけて曲線状に形成されている。各放熱フィンの車両内側の端部は、その接線が車両前後方向に対して所定の角度傾斜するように形成されており、各放熱フィンの車両外側の端部は、ブレーキロータの内側摺動面よりも車両外側に位置するように形成されている。複数の放熱フィンは、車両後方の放熱フィンほど曲率が大きくなるように形成されている。
本発明によれば、インホイールモータを備える車輪構造において、ブレーキロータの冷却性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態に係る車輪構造を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車輪構造10を示す図である。車輪構造10は、インホイールモータタイプの電動車両に適用される。車輪構造10は、図示しないホイールのリム内に設けられ、ホイールを駆動するインホイールモータ14およびホイールを制動するブレーキロータ12を備える。
ブレーキロータ12は、車両幅方向外側に配設されるアウタ側摺動板12aと、このアウタ側摺動板12aに平行に対向して車両幅方向内側に配設されるインナ側摺動板12bとを有している。アウタ側摺動板12aおよびインナ側摺動板12bの中央部は大きく開口しており、アウタ側摺動板12aの内周縁部には、ホイールへの取り付けの際に利用されるハット部12cが設けられている。
一対のアウタ側摺動板12aおよびインナ側摺動板12bの間には、複数のフィン12dが放射状に配置されており、アウタ側摺動板12aとインナ側摺動板12bとを結合している。そして、これら複数のフィン12dと、一対のアウタ側摺動板12aおよびインナ側摺動板12bとにより、ブレーキロータ12の内周側から外周側へと放射状に延びる複数の通風孔12eが形成されている。
インホイールモータ14は、モータハウジング16内に、図示しないステータ、ロータなどが収容された構造となっている。インホイールモータ14の構造については周知であるため説明を省略する。
車輪構造10においては、インホイールモータ14のモータハウジング16の略半分がブレーキロータ12のアウタ側摺動板12aおよびインナ側摺動板12bの内側に挿入されて取り付けられている。このようにアウタ側摺動板12aおよびインナ側摺動板12bの内側にモータハウジング16が設けられていると、車両前方から流れてくる風がモータハウジング16により阻害されてしまい、通風孔12eに風が流れ難くなり、ブレーキロータ12の冷却性が低下してしまう。
そこで車輪構造10においては、インホイールモータ14のモータハウジング16に、ブレーキロータ12の内周側に送風するための複数の放熱フィンが車両前後方向に沿って並設されている。本実施の形態では、一例として、車両前方側から順に第1〜第6放熱フィン21〜26という6個の放熱フィンを設けているが、放熱フィンの数は任意であり、特に限定されない。
図2は、放熱フィンの形状を説明するための図である。第1〜第6放熱フィン21〜26の各放熱フィンは、車両内側から車両外側にかけて曲線状に形成されている。そして、第1〜第6放熱フィン21〜26は、車両後方の放熱フィンほど曲率が大きくなるように形成されている。すなわち、第1放熱フィン21、第2放熱フィン22、第3放熱フィン23、第4放熱フィン24、第5放熱フィン25、第6放熱フィン26の順で、曲率が大きくなるように形成されている。
第1〜第6放熱フィン21〜26の各放熱フィンの車両内側の端部21a〜26aは、その接線が車両前後方向に対して所定の角度傾斜するように形成されている。図1では、放熱フィンの車両内側の端部21a〜26aの傾斜角θは、車両後方の放熱フィンになるほど小さくなるように形成されている。各放熱フィンの傾斜角θは、実験やシミュレーションにより、車両前方からの風が好適に放熱フィン間に流れ込むように設定される。
一方、第1〜第6放熱フィン21〜26の各放熱フィンの車両外側の端部21b〜26bは、車両前方からの風を確実にブレーキロータ12の通風孔12eに導くことができるように、ブレーキロータ12のインナ側摺動板12bの内側摺動面12fよりも車両外側に位置するように形成されている。
また、本実施の形態においては、ブレーキロータ12のロータインロー部への送風効率をより高めるために、モータハウジング16の車両前方側に導風用R部30を設けている。導風用R部30は、車両外側へ向け、ロータインロー部へ風が入るように形成されている。さらに、本実施の形態においては、第1〜第6放熱フィン21〜26に効率良く風を送るために、図2に示すようにモータハウジング16の車両内側面16aを車両前後方向に対して角度θ’傾斜させている。
以上、本実施の形態に係る車輪構造10の構成について説明した。次に、このように構成された車輪構造10の動作について説明する。図3は、車輪構造10に風が流れる様子を示す図である。図3では、風の流れを白抜き矢印を用いて表している。
車輪構造10を有する車両が前方に移動すると、車両前方から車輪構造10に向かって風が発生する。この風は、第1〜第6放熱フィン21〜26の間を通ってブレーキロータ12の通風孔12eに導かれる。また、車両前方からの風は、導風用R部30により、ブレーキロータ12のロータインロー部に導かれる。
ここで、本実施の形態では、放熱フィンの車両内側の端部21a〜26aが車両前後方向に対して所定の角度傾斜するよう形成されているため、車両前方からの風を好適に放熱フィン間に取り込むことができる。また、各放熱フィンの車両外側の端部21b〜26bがブレーキロータ12のインナ側摺動板12bの内側摺動面12fよりも車両外側に位置するように形成されているため、車両前方からの風を確実にブレーキロータ12の通風孔12eに導くことができる。通風孔12eに導かれた風は、通風孔12eの内周側開口部から吸い込まれ、通風孔12e内を通って通風孔12eの外周側開口部から排出される。このようにして、インホイールモータ14を有する車輪構造10であっても、ブレーキロータ12を好適に冷却することができ、ブレーキ性能の低下を抑制することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 車輪構造、 12 ブレーキロータ、 14 インホイールモータ、 21〜26 第1〜第6放熱フィン。
Claims (1)
- ホイールのリム内に、ホイールを駆動するインホイールモータおよびホイールを制動するブレーキロータを備える車輪構造であって、
前記インホイールモータのモータハウジングには、前記ブレーキロータの内周側に送風するための放熱フィンが車両前後方向に沿って複数個並設されており、
各放熱フィンは、車両内側から車両外側にかけて曲線状に形成されており、
各放熱フィンの車両内側の端部は、その接線が車両前後方向に対して所定の角度傾斜するように形成されており、
各放熱フィンの車両外側の端部は、前記ブレーキロータの内側摺動面よりも車両外側に位置するように形成されており、
複数の放熱フィンは、車両後方の放熱フィンほど曲率が大きくなるように形成されていることを特徴とする車輪構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009012060A JP2010167901A (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | 車輪構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009012060A JP2010167901A (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | 車輪構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010167901A true JP2010167901A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42700464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009012060A Pending JP2010167901A (ja) | 2009-01-22 | 2009-01-22 | 車輪構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010167901A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101313147B1 (ko) | 2012-02-14 | 2013-10-01 | 자동차부품연구원 | 차량용 인휠모터 |
DE102013110204A1 (de) | 2013-09-17 | 2015-03-19 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zur Entwärmung eines Wärmetauschers in einem Fahrzeug |
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2009
- 2009-01-22 JP JP2009012060A patent/JP2010167901A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104443074A (zh) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | Dr.Ing.h.c.F.保时捷股份公司 | 空气导向装置和生产方法以及冷却车辆中热交换器的方法 |
US9751379B2 (en) | 2013-09-17 | 2017-09-05 | Dr. Ing. H.C.F. Porsche Aktiengesellschaft | Method and apparatus for cooling a heat exchanger in a vehicle |
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