JP2014062534A - 送風機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動モータ(300)、並びに、該駆動モータ(300)に取り付けられるハブ(4)、及び、該ハブ(4)に設けられた複数のブレード(3)を有する送風ファン(1)、を具備する送風機(10)であって、前記ブレード(3)の翼前縁(6)の外周部付近には、V字型状の切込み形状(5)を設置して逆流と外周側に向う流れとの干渉を抑制した送風機。
【選択図】図4
Description
(第1実施形態)
まず、図4を参照して、本実施形態の作動原理について模式的に説明する。軸流ファンにおいて、ブレード3の翼端部には、逆流Pが発生し、遠心力によってファンの内周側から外周側に向かう斜流Qが発生する。本実施形態は、翼前縁6の外周部付近に切込み形状5を有する。この切込み形状5によって、翼の外周部付近に、周囲より圧力が高い部位を形成し、その部位から翼の内外周側に向かう流れ(対向流)を生成することができる。すなわち、逆流Pに対しては、切込み形状5の外周側に外周側対向流R、斜流Qに対しては、内周側対向流Tを発生させる。
ここで、特許文献1(図9)の翼の最外周部に前進方向に突出する三角形との相違点を述べておく。特許文献1のような三角形の両斜面では、ともに三角形の内側に巻込む流れとなってしまい、本実施形態の対向流を生み出すことはできない。
第2実施形態は、図8に示すように、切込み形状5の谷底点5’を通る円周方向に向けて、突出する突出形状部8を、ブレード3の翼後縁7に有している。その他は第1実施形態と同様である。これによると、切込み形状5によって生成した縦渦による乱れの拡散を防止できるので、翼後流の乱れを低減し、翼列干渉による騒音を防止できる。また、切り込み形状5のよって翼長が短くなることがないので、風量低下・駆動トルク増加防止することができる。
第3実施形態は、前進翼の場合で、切込み形状5のない部分の翼前縁6、又は、突出形状部8のない部分の翼後縁7に、切込み形状5の高さh0より小さなセレーション形状(最大高さh1)を有している。図9の場合は、突出形状部8を設置しない場合の翼後縁7を設けた例であるが、第3実施形態は、第2実施形態の突出形状部8を設置して翼後縁7にセレーション形状を有する場合や、切込み形状5のない部分の翼前縁6にセレーション形状を有する場合を含むものである。これによると、翼端で発生する音を切込みで抑制するとともに、翼面で発生する音をセレーションで抑制できるので、ファン全体での騒音を効果的に低減できる。h0はh1の概ね2〜6倍程度にすると良い。セレーションを構成する三角形状突部について、ここでは以下同様に、三角形状突部の底辺を、セレーション(三角形状突部)のピッチpと呼び、三角形状突部の頂角θの二等分線を、セレーション(三角形状突部)の方向と呼び、頂角の二等分線が底辺にいたる距離を、セレーション(三角形状突部)の高さhと呼ぶ。切り込み縁のいずれか一方先端部と谷底点との間隔を円周方向に沿って測って高さhとしても良い。翼が曲線で形成されているのでその他適宜定義すると良い。
これまで説明した第1〜3実施形態は前進翼で説明したが、後退翼であっても適用できるものである。後退翼の場合には、ブレード3の翼前縁6を、切込み形状5の内周側の切込み縁L2に利用することができ、これまで述べてきた切込み形状5と同様な効果を得ることができる。第4実施形態は、図10に示すように、ブレード3が後退翼であって、切込み形状5の内周側の切込み縁L2が、ブレード3の翼前縁6から構成された実施形態である。その他は第1実施形態と同様である。
第5実施形態は、第2実施形態を、後退翼の場合の第4実施形態に適用した場合である。図12に示すように、切込み形状5の谷底点5’を通る円周方向に向けて、突出する突出形状部8を、ブレード3の翼後縁7に有している。これによると、切込み形状5によって生成した縦渦による乱れの拡散を防止できるので、翼後流の乱れを低減し、翼列干渉による騒音を防止できる。また、切り込み形状5のよって翼長が短くなることがないので、風量低下・駆動トルク増加防止することができる。
第6実施形態は、第3実施形態を、後退翼の場合の第4実施形態に適用した場合である。第6実施形態は、後退翼の場合で、切込み形状5のない部分の翼前縁6、又は、突出形状部8のない部分の翼後縁7に、切込み形状5の高さh0より小さなセレーション形状(高さh1)を有している。図13の場合は、切込み形状5のない部分の翼前縁6にセレーション形状を有する場合の例であるが、突出形状部8を設置しない場合の翼後縁7に設けても、突出形状部8を設置して、突出形状部8を除き翼後縁7にセレーション形状を有する場合をも含むものである。これによると、翼端で発生する音を切込みで抑制するとともに、翼面で発生する音をセレーションで抑制できるので、ファン全体での騒音を効果的に低減できる。h0はh1の概ね2〜6倍程度にすると良い。
3 ブレード
4 ハブ
5 切込み形状
300 駆動モータ
Claims (14)
- 駆動モータ(300)、並びに、
該駆動モータ(300)に取り付けられるハブ(4)、及び、該ハブ(4)に設けられた複数のブレード(3)を有する送風ファン(1)、
を具備する送風機(10)であって、
前記ブレード(3)の翼前縁(6)の外周部付近には、V字型状の切込み形状(5)を設置して逆流と外周側に向う流れとの干渉を抑制した送風機。 - 前記ブレード(3)が後退翼であることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の内周側の切込み縁(L2)が、前記ブレード(3)の翼前縁(6)から構成されたことを特徴とする請求項2に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)を通る円周方向に向けて、突出する突出形状部(8)を、前記ブレード(3)の翼後縁(7)に有することを特徴とする請求項2又は3に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)において、前記切込み形状(5)の外周側の切込み縁(L1)と、前記切込み形状(5)の内周側の切込み縁(L2)とのなす角度が、40°〜80°以内の範囲にあることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)において、前記外周側の切込み縁(L1)が前記谷底点(5’)を通る円周線に対してなす角度(α)と、前記内周側の切込み縁(L2)が前記円周線に対してなす角度(β)とが等しいことを特徴とする請求項5に記載の送風機。
- 前記ブレード(3)が前進翼であることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)を通る円周方向に向けて、突出する突出形状部(8)を、前記ブレード(3)の翼後縁(7)に有することを特徴とする請求項7に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)において、前記切込み形状(5)の外周側の切込み縁(L1)と、前記切込み形状(5)の内周側の切込み縁(L2)とのなす角度が、40°〜80°以内の範囲にあることを特徴とする請求項7又は8に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)において、前記外周側の切込み縁(L1)が前記谷底点(5’)を通る円周線に対してなす角度(α)と、前記内周側の切込み縁(L2)が前記円周線に対してなす角度(β)とが等しいことを特徴とする請求項9に記載の送風機。
- 前記翼前縁(6)に沿って複数の三角形状突部からなるセレーションを設けたことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の送風機。
- 前記ブレード(3)の翼後縁(7)に沿って複数の三角形状突部からなるセレーションを設けたことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の送風機。
- 前記ブレード(3)の最外周部をリング(2)で結合したことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の送風機。
- 前記切込み形状(5)の谷底点(5’)の位置は、前記送風ファン(1)の半径の80%〜95%以内の範囲にあることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の送風機。
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