JP2010166676A - 電気自動車および二次電池の冷却方法 - Google Patents

電気自動車および二次電池の冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の劣化が促進されるのを抑制する。
【解決手段】車両の現在位置が目的地の周辺にないときには(S130)、仮目標回転数Nfmtmpが設定された目標回転数Nfm*でバッテリの冷却用のファンモータが回転するようファンモータを制御する(S140,S150)。一方、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには(S130)、仮目標回転数Nfmtmpより大きい回転数(Nfmtmp+ΔN1)が設定された目標回転数Nfm*でファンモータが回転するようファンモータを制御する(S210,S220)。これにより、車両が目的地に到着するときのバッテリの温度を比較的低くすることができ、車両が目的地に到着した後にバッテリが比較的高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、バッテリの劣化を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気自動車および二次電池の冷却方法に関する。
従来、この種の電気自動車としては、駆動輪に動力を出力するエンジンやフロントモータジェネレータ,リヤモータジェネレータと、フロントモータジェネレータおよびリヤモータジェネレータと電力をやりとりするバッテリと、カーナビゲーション装置と、DC/ACインバータを介してバッテリに接続されたアクセサリコンセントと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、カーナビゲーション装置に目的地が設定されているときには、車両がその目的地に到着するときにバッテリが通常よりも高い目標のSOC(States Of Charge)になるようバッテリを充電することにより、車両が目的地に到着して停止した後にアクセサリコンセントに負荷を接続した場合における負荷の使用時間を長くしている。
特開2004−236472号公報
一般に、リチウムイオン二次電池などとして構成されたバッテリは、比較的高温で放置されたときに劣化が促進されやすい傾向にあるが、上述の電気自動車のように、車両が目的地に到着するときにバッテリが比較的高い目標SOCになるようにバッテリを充電する場合、車両が目的地に到着したときにバッテリが比較的高温となり、その状態で放置されることがあり得る。
本発明の電気自動車および二次電池の冷却方法は、二次電池の劣化が促進されるのを抑制することを主目的とする。
本発明の電気自動車および二次電池の冷却方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電気自動車は、
電動機からの動力を用いて走行する電気自動車であって、
前記電動機と電力をやりとりする二次電池と、
前記二次電池を直接または間接に冷却する冷却手段と、
操作者によって設定された目的地までの走行ルートを出力すると共に車両の現在位置が前記目的地の周辺にあるか否かを判定するナビゲーションシステムと、
前記ナビゲーションシステムにより前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定されている目的地周辺判定時には、該目的地周辺判定時でないときに比して前記二次電池がより冷却されるよう前記冷却手段を制御する強冷却制御を実行する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の電気自動車では、ナビゲーションシステムにより車両の現在位置が目的地の周辺にあると判定されている目的地周辺判定時には、目的地周辺判定時でないときに比して二次電池がより冷却されるよう冷却手段を制御する強冷却制御を実行する。これにより、電気自動車が目的地に到着した後に、二次電池が高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、二次電池の劣化が促進されるのを抑制することができる。
こうした本発明の電気自動車において、前記制御手段は、前記目的地周辺判定時でも、前記二次電池の温度が予め設定された所定温度以下のときには前記強冷却制御を実行しない手段である、ものとすることもできる。この場合、前記制御手段は、前記目的地周辺判定時には、前記強冷却制御を実行しているときには前記二次電池の温度が前記所定温度以下のときに前記強冷却制御を中断し、前記強冷却制御を実行していないときには前記二次電池の温度が前記所定温度より高い温度として予め設定された第2の所定温度より高いときに前記強冷却制御を開始する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、強冷却制御の実行と中断とが頻繁に切り替わるのを抑制することができる。
また、本発明の電気自動車において、前記冷却手段は、前記二次電池に空気を送風可能な冷却ファンを有する手段であり、前記制御手段は、前記強冷却制御として、前記目的地周辺判定時でないときに比して大きな回転数で前記冷却ファンが回転するよう該冷却ファンを制御する手段である、ものとすることもできる。また、本発明の電気自動車において、前記冷却手段は、車室内の空気調和を行なう空調装置を有する手段であり、前記二次電池は、前記車室内に配置されてなり、前記制御手段は、前記強冷却制御として、前記目的地周辺判定時でないときに比して前記車室内の温度が低くなるよう前記空調装置を制御する手段である、ものとすることもできる。
さらに、本発明の電気自動車において、前記ナビゲーションシステムは、前記走行ルートにおける前記車両の現在位置と前記目的地との距離が所定距離以下のときに前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定する装置である、ものとすることもできるし、前記目的地に到着すると予測される到着予測時刻まで所定時間以内のときに前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定する装置である、ものとすることもできる。ここで、所定距離や所定時間は、固定値を用いるものとすることもできるし、二次電池の温度が高いほど長くなる傾向の値を用いるものとすることもできる。
あるいは、本発明の電気自動車において、前記二次電池は、リチウムイオン二次電池である、ものとすることもできる。また、本発明の電気自動車において、車外の電源である外部電源に接続される接続部を有し、前記接続部が前記外部電源に接続されたときに該外部電源からの電力を用いて前記二次電池を充電可能な充電手段、を備えるものとすることもできる。
また、本発明の電気自動車において、内燃機関と、動力を入出力可能な発電機と、車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、を備えるものとすることもできる。
本発明の二次電池の冷却方法は、
走行用の動力を出力する電動機と、前記電動機と電力をやりとりする二次電池と、前記二次電池を直接または間接に冷却する冷却手段と、操作者によって設定された目的地までの走行ルートを出力すると共に車両の現在位置が前記目的地の周辺にあるか否かを判定するナビゲーションシステムと、を備える電気自動車における二次電池の冷却方法であって、
前記ナビゲーションシステムにより前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定されている目的地周辺判定時には、該目的地周辺判定時でないときに比して前記二次電池がより冷却されるよう前記冷却手段を制御する強冷却制御を実行する、
ことを特徴とする。
この本発明の二次電池の冷却方法では、ナビゲーションシステムにより車両の現在位置が目的地の周辺にあると判定されている目的地周辺判定時には、目的地周辺判定時でないときに比して二次電池がより冷却されるよう冷却手段を制御する強冷却制御を実行する。これにより、電気自動車が目的地に到着した後に、二次電池が高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、二次電池の劣化が促進されるのを抑制することができる。
本発明の第1実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるファンモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 仮目標回転数設定用マップの一例を示す説明図である。 空調ECU68により実行される空調制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の一例を示す構成図である。 変形例の電気自動車220の一例を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。第1実施例のハイブリッド自動車20は、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続された遊星歯車機構30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が遊星歯車機構30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2の駆動回路としてのインバータ42,44と、インバータ42,44を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ46と、バッテリ46を冷却するための冷却ファン50と、乗員室21を含む車室内の空気調和を行なう空調装置60と、運転者によって設定された目的地までの走行ルートを表示出力するナビゲーションシステム80と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。
バッテリ46は、リチウムイオン二次電池として構成されており、車室内(例えば、乗員室21内の乗員座席の下方やトランクルームなど)に配置されている。このバッテリ46が接続された電力ライン48には、直流電力の電圧を変換してバッテリ46に供給するDC/DCコンバータ90が接続されており、このDC/DCコンバータ90には、車外の商用電源(例えば、家庭用電源(AC100V)など)から電源コード94を介して供給される交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ92が接続されている。したがって、電源コード94を商用電源に接続すると共にAC/DCコンバータ92とDC/DCコンバータ90とを制御することにより、商用電源からの電力によりバッテリ46を充電することができる。
冷却ファン50は、例えばDCブラシレスモータとして構成されたファンモータ52と、ファンモータ52の回転軸に取り付けられたファンブレード54と、から構成されており、図示しない補機バッテリからの電力を用いてファンモータ52を回転させることによってファンブレード54が回転してバッテリ46に空気を送風し、バッテリ46を冷却する。
空調装置60は、バッテリ46からの電力を用いて駆動するコンプレッサ64や図示しないコンデンサ,エキスパンションバルブ,エバポレータからなる冷凍サイクル62と、この冷凍サイクル62のエバポレータとの熱交換により冷却された空気を乗員室21の吹き出し口21aに送風するブロワ66と、乗員室21に取り付けられた操作パネル67と、を備える。この空調装置60は、空調用電子制御ユニット(以下、空調ECUという)68によって制御されている。空調ECU68には、操作パネル67に取り付けられて冷房のオンオフを操作するブロワスイッチ67aからのオンオフ信号や同じく操作パネル67に取り付けられて乗員室21内の温度を設定する設定温度スイッチ67bからの設定温度Tac*,操作パネル67に取り付けられて乗員室21内の温度を検出する温度センサ67cからの乗員室温Tinなどが入力されており、空調ECU68からは、コンプレッサ64やブロワ66への駆動信号などが出力されている。空調ECU68は、入力信号に基づいて乗員室温Tinが設定温度Tac*になるよう空調装置60(コンプレッサ64やブロワ66など)を駆動制御する。なお、第1実施例では、前述のバッテリ46は、空調装置60のこうした制御によって直接または間接に冷却可能な位置に配置されるものとした。空調ECU68は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、必要に応じて空調装置60の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に送信したり、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号を受信したりする。
ナビゲーションシステム80は、地図データやルート検索プログラムが記憶されたハードディスクなどの記録媒体を内蔵する本体82と、車両の現在位置に関する情報などのデータを受信するGPSアンテナ84と、操作者による各種指示を入力可能なタッチパネル式のディスプレイ86と、を備える。このナビゲーションシステム80は、運転者によって目的地が設定されたときには、車両の現在位置と目的地と地図データとを用いて現在位置から目的地までの走行ルートを探索してディスプレイ86に表示出力したり、車両の現在位置と目的地と地図データとを用いて目的地に到着すると予測される到着予測時刻を演算してディスプレイ86に表示出力したりする。このナビゲーションシステム80は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートと、を備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号(例えば、図示しないクランクポジションセンサからのエンジン22のクランクシャフト26のクランクポジションなど),モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号(例えば、図示しない回転位置検出センサからのモータMG1,MG2の回転子の回転位置や図示しない電流センサからのモータMG1,MG2に印加される相電流など),バッテリ46を管理するのに必要な信号(例えば、図示しない電圧センサからのバッテリ46の端子間電圧や図示しない電流センサからのバッテリ46の充放電電流,温度センサ47からの電池温度Tbなど),イグニッションスイッチからのイグニッション信号やシフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサからのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサからのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジションBP,車速センサからの車速Vなどが図示しない入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、エンジン22を運転制御するための制御信号や、インバータ42,44への制御信号,ファンモータ52への駆動信号,AC/DCコンバータ92への制御信号やDC/DCコンバータ90への制御信号などが図示しない出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、空調ECU68やナビゲーションシステム80と図示しない通信ポートを介して通信を行なっている。なお、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、クランクポジションセンサからのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、回転位置検出センサからのモータMG1,MG2の回転子の回転位置に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算したり、バッテリ46の充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCを演算したりしている。
こうして構成された第1実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸32に出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力が駆動軸32に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが遊星歯車機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸32に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ46の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ46の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が遊星歯車機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸32に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸32に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力が駆動軸32に出力されるようエンジン22とモータMG1,MG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モードという。
また、第1実施例のハイブリッド自動車20では、自宅や予め設定された充電ポイントに到達するときにエンジン22の始動を十分に行なうことができる程度にバッテリ46の残容量SOCが低くなるように走行中にバッテリ46の充放電の制御を行ない、自宅や予め設定された充電ポイントで車両をシステム停止した後に電源コード94を商用電源に接続し、DC/DCコンバータ90とAC/DCコンバータ92とを制御することによって商用電源からの電力によりバッテリ46を満充電や満充電より低い所定の充電状態(例えば、残容量SOCが80%や85%の状態)とする。そして、バッテリ46の充電後にシステム起動したときには、車両に要求されるパワーが大きいときを除いてバッテリ46の残容量SOCがエンジン22の始動を行なうことができる程度に設定された閾値Shv(例えば、25%や30%など)に至るまでは、モータ運転モードによるモータ走行を行なう。
次に、こうして構成された第1実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にバッテリ46を冷却する動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるファンモータ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。
ファンモータ制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、運転者によって目的地が設定されたか否かを示す目的地設定フラグF1や、車両の現在位置が目的地の周辺にあるか否かを示す目的地周辺フラグF2,温度センサ47からの電池温度Tbなどのデータを入力する(ステップS100)。ここで、目的地設定フラグF1は、運転者によって目的地が設定されたときに値1が設定され、目的地が設定されていないときや車両が目的地に到着したときに値0が設定されたものをナビゲーションシステム80から通信により入力するものとした。また、目的地周辺フラグF2は、目的地が設定されているときにおいて、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときに値1が設定され、車両の現在位置が目的地の周辺にないときに値0が設定されたものをナビゲーションシステム80から通信により入力するものとした。ここで、車両の現在位置が目的地の周辺にあるとの判定は、第1実施例では、到着予測時刻まで所定時間(例えば、5分や10分,15分など)以内のときに行なうものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した電池温度Tbに基づいてファンモータ52の目標回転数Nfm*の仮の値としての仮目標回転数Nfmtmpを設定する(ステップS110)。仮目標回転数Nfmtmpは、第1実施例では、電池温度Tbと仮目標回転数Nfmtmpとの関係を予め実験や解析などにより定めて仮目標回転数設定用マップとしてROM74に記憶しておき、電池温度Tbが与えられると記憶したマップから対応する目標回転数Nfm*を導出して設定するものとした。仮目標回転数設定用マップの一例を図3に示す。仮目標回転数Nfmtmpは、図示するように、電池温度Tbが高いほど大きくなる傾向に設定される。
続いて、入力した目的地設定フラグF1の値と目的地周辺フラグF2の値とを調べ(ステップS120,S130)、目的地設定フラグF1が値0のときや、目的地設定フラグF1が値1でも目的地周辺フラグF2が値0のとき、即ち、運転者によって目的地が設定されていないときや、目的地が設定されていても車両の現在位置がその周辺にないときには、仮目標回転数Nfmtmpを目標回転数Nfm*に設定すると共に(ステップS140)、ファンモータ52の回転数が目標回転数Nfm*になるようファンモータ52を制御し(ステップS150)、仮目標回転数Nfmtmpより大きな回転数でファンモータ52が回転するようファンモータ52を制御する高回転数制御を実行するときに値1が設定されると共に高回転数制御を実行しないときに値0が設定される高回転数制御フラグF3に値0を設定して(ステップS160)、このルーチンを終了する。このようにファンモータ52を制御することにより、電池温度Tbに応じた仮目標回転数Nfmtmpが設定された目標回転数Nfm*でファンモータ52およびファンブレード54が回転することによってバッテリ46に空気を送風してバッテリ46を冷却することができる。
ステップS120,S130で目的地設定フラグF1と目的地周辺フラグF2とが共に値1のとき、即ち、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、前回このルーチンが実行されたときに入力された目的地周辺フラグ(前回F2)の値を調べる(ステップS170)。この処理は、目的地周辺フラグF2が値0から値1に切り替わった直後であるか否かを判定する処理である。
前回の目的地周辺フラグ(前回F2)が値0のときには、目的地周辺フラグF2が切り替わった直後であると判断し、仮目標回転数Nfmtmpに所定値ΔN1を加えたものを目標回転数Nfm*に設定すると共に(ステップS210)、ファンモータ52の回転数が目標回転数Nfm*になるようファンモータ52を制御し(ステップS220)、高回転数制御フラグF3に値1を設定して(ステップS230)、このルーチンを終了する。ここで、所定値ΔN1は、高回転数制御を実行しないときに比してバッテリ46をより冷却するためにファンモータ52の回転数を大きくする程度であり、バッテリ46やファンモータ52の仕様などにより定められる。このようにファンモータ52を制御することにより、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にある状態になったときには、車両の現在位置が目的地の周辺でないときに比してより多くの空気がバッテリ46に送風され、バッテリ46がより冷却されることになる。
そして、次回にこのルーチンが実行されるときには、ステップS170で前回の目的地周辺フラグ(前回F2)が値1であるから、高回転数制御フラグF3の値を調べ(ステップS180)、高回転数制御フラグF3が値1のときには、高回転数制御を実行していると判断し、電池温度Tbを予め設定された所定温度Tb1と比較する(ステップS190)。ここで、所定温度Tb1は、高回転数制御を中断するか否かを判定するために用いられるものであり、高回転数制御によってバッテリ46を冷却する必要がないと考えられる比較的低い温度としてバッテリ46の仕様などにより定められる。
電池温度Tbが所定温度Tb1より高いときには、高回転数制御を中断しない(実行を継続する)と判断し、仮目標回転数Nfmtmpに所定値ΔN1を加えたものを目標回転数Nfm*に設定すると共に(ステップS210)、ファンモータ52の回転数が目標回転数Nfm*になるようファンモータ52を制御し(ステップS220)、高回転数制御フラグF3に値1を設定して(ステップS230)、このルーチンを終了する。
一方、電池温度Tbが所定温度Tb1以下のときには、高回転数制御を中断すると判断し、仮目標回転数Nfmtmpを目標回転数Nfm*に設定すると共に(ステップS140)、ファンモータ52の回転数が目標回転数Nfm*になるようファンモータ52を制御し(ステップS150)、高回転数制御フラグF3に値0を設定して(ステップS160)、このルーチンを終了する。これにより、高回転数制御を実行する必要がないときにファンモータ52の回転数を必要以上に大きくするのを抑制することができ、ファンモータ52による電力消費を抑制することができる。
ステップS180で高回転数制御フラグF3が値0のときには、高回転数制御を実行していない(中断している)と判断し、電池温度Tbを所定温度Tb1より高い温度として予め設定された所定温度(Tb1+ΔTb1)と比較する(ステップS200)。ここで、所定温度(Tb1+ΔTb1)は、高回転数制御を再実行するか否かを判定するために用いられるものであり、所定温度Tb1より若干高い温度としてバッテリ46の仕様などにより定められる。
電池温度Tbが所定温度(Tb1+ΔTb1)以下のときには、高回転数制御を再実行しない(中断を継続する)と判断し、仮目標回転数Nfmtmpを目標回転数Nfm*に設定すると共に(ステップS140)、ファンモータ52の回転数が目標回転数Nfm*になるようファンモータ52を制御し(ステップS150)、高回転数制御フラグF3に値0を設定して(ステップS160)、このルーチンを終了する。
一方、電池温度Tbが所定温度(Tb1+ΔTb1)より高いときには、高回転数制御を再実行すると判断し、仮目標回転数Nfmtmpに所定値ΔN1を加えたものを目標回転数Nfm*に設定すると共に(ステップS210)、ファンモータ52の回転数が目標回転数Nfm*になるようファンモータ52を制御し(ステップS220)、高回転数制御フラグF3に値1を設定して(ステップS230)、このルーチンを終了する。このように、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にある状態になったときには、まず高回転数制御を実行し、その後に電池温度Tbが所定温度Tb1以下になったときに高回転数制御を中断し、高回転数制御を中断している最中に電池温度Tbが所定温度(Tb1+ΔTb1)より高くなったときに高回転数制御を再実行することにより、車両が目的地に到着するときのバッテリ46の電池温度Tbを比較的低くすることができるから、車両が目的地に到着した後にバッテリ46が比較的高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、バッテリ46の劣化を抑制することができる。しかも、高回転数制御を実行しているときには電池温度Tbが所定温度Tb1以下になったときに高回転数制御を中断し、高回転数制御を中断しているときには電池温度Tbが所定温度(Tb1+ΔTb1)より高くなったときに高回転数制御を再実行するから、高回転数制御の実行と中断とが頻繁に切り替わるのを抑制することができる。さらに、車両が目的地に到着するときのバッテリ46の電池温度Tbを比較的低くしておくことにより、その目的地で車両をシステム停止した後に電源コード94を商用電源に接続してDC/DCコンバータ90とAC/DCコンバータ92とを制御して商用電源からの電力によりバッテリ46を充電する際にバッテリ46が高温になるのを抑制することができる。
以上説明した第1実施例のハイブリッド自動車20によれば、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、車両の現在位置が目的地の周辺にないときに比して大きな回転数でファンモータ52が回転するようファンモータ52を制御する高回転数制御を実行するから、車両が目的地に到着するときのバッテリ46の電池温度Tbを比較的低くすることができ、車両が目的地に到着した後にバッテリ46が比較的高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、バッテリ46の劣化を抑制することができる。また、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、まず高回転数制御を実行し、その後に電池温度Tbが所定温度Tb1以下になったときに高回転数制御を中断し、高回転数制御を中断している最中に電池温度Tbが所定温度(Tb1+ΔTb1)より高くなったときに高回転数制御を再実行するから、高回転数制御を実行する必要がないときのファンモータ52による電力消費を抑制することができると共に高回転数制御の実行と中断とが頻繁に切り替わるのを抑制することができる。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときにおいて、高回転数制御を実行しているときには電池温度Tbが所定温度Tb1以下になったときに高回転数制御を中断し、高回転数制御を中断しているときには電池温度Tbが所定温度(Tb1+ΔTb1)より高くなったときに高回転数制御を再実行するものとしたが、電池温度Tbが所定温度Tb1以下のときに高回転数制御を中断し、電池温度Tbが所定温度Tb1より高いときに高回転数制御を実行するものとしてもよいし、電池温度Tbに拘わらず高回転数制御を実行するものとしてもよい。前者の場合には、図2のファンモータ制御ルーチンのS170,S180,S200の処理を実行しないものとすればよく、後者の場合には、図2のファンモータ制御ルーチンのステップS170〜S200の処理を実行しないものとすればよい。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、高回転数制御として、車両の現在位置が目的地の周辺にないときに比してファンモータ52が大きな回転数で回転するようファンモータ52を制御するものとしたが、これに加えてまたは代えて、車両の現在位置が目的地の周辺にないときに比して車室内の温度が低下するよう空調装置60(例えば、コンプレッサ64やブロワ66など)を制御するものとしてもよい。以下、空調ECU68により実行される空調制御について第2実施例として説明する。
第2実施例のハイブリッド自動車20Bは、第1実施例のハイブリッド自動車20と同一のハード構成をしている。したがって、重複した記載を回避するために、第2実施例のハイブリッド自動車20Bのハード構成については、第1実施例のハイブリッド自動車20のハード構成と同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施例のハイブリッド自動車20Bでは、空調ECU68により、図4に例示する空調制御ルーチンが実行される。このルーチンは、空調のオンオフを指示するスイッチ67aからの信号によって空調のオンが指示されていると判定されているときに所定時間毎に繰り返し実行される。
空調制御ルーチンが実行されると、空調ECU68は、まず、ナビゲーションシステム80からハイブリッド用電子制御ユニット70を介して通信により目的地設定フラグF1や目的地周辺フラグF2を入力すると共にハイブリッド用電子制御ユニット70から通信により電池温度Tbを入力し、さらに、スイッチ67bからの設定温度Tac*や温度センサ67cからの乗員室温Tinを入力する(ステップS300)。ここで、目的地設定フラグF1や目的地周辺フラグF2は、第1実施例と同様のものである。
こうしてデータを入力すると、入力した目的地設定フラグF1の値と目的地周辺フラグF2の値とを調べ(ステップS310,S320)、目的地設定フラグF1が値0のときや、目的地設定フラグF1が値1でも目的地周辺フラグF2が値0のとき、即ち、運転者によって目的地が設定されていないときや、目的地が設定されていても車両の現在位置がその周辺にないときには、乗員室温Tinが設定温度Tac*になるよう空調装置60(例えば、コンプレッサ64やブロワ66など)を制御すると共に(ステップS330)、乗員室温Tinが設定温度Tac*より低い後述の温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御する室温低下制御を実行するときに値1が設定されると共に室温低下制御を実行しないときに値0が設定される室温低下制御フラグF4に値0を設定して(ステップS340)、このルーチンを終了する。これにより、乗員室温Tinを設定温度Tac*近傍にすることができる。また、第2実施例のハイブリッド自動車20Bでは、第1実施例のハイブリッド自動車20と同様に、こうした空調装置60の制御によって直接または間接に冷却可能な位置にバッテリ46を配置するものとしたから、空調装置60の制御によってバッテリ46も冷却されることになる。
ステップS310,S320で目的地設定フラグF1と目的地周辺フラグF2とが共に値1のとき、即ち、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、前回このルーチンが実行されたときに入力された目的地周辺フラグ(前回F2)の値を調べ(ステップS350)、前回の目的地周辺フラグF2(前回F2)が値0のときには、目的地周辺フラグF2が値0から値1に切り替わった直後であると判断し、乗員室温Tinが設定温度Tac*より所定温度ΔTacだけ低い温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御すると共に(ステップS390)、室温低下制御フラグF4に値1を設定して(ステップS400)、このルーチンを終了する。ここで、前述の所定温度ΔTacは、室温低下制御を実行しないときに比して乗員室温Tinを低くする程度であり、バッテリ46の仕様や配置箇所により定められる。このように空調装置60を制御することにより、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にある状態になったときには、車両の現在位置が目的地の周辺でないときに比してバッテリ46がより冷却されることになる。
そして、次回にこのルーチンが実行されるときには、ステップS350で前回の目的地周辺フラグ(前回F2)が値1であるから、室温低下制御フラグF4の値を調べ(ステップS360)、室温低下制御フラグF4が値1のときには、室温低下制御を実行していると判断し、電池温度Tbを予め設定された所定温度Tb2と比較する(ステップS370)。ここで、所定温度Tb2は、室温低下制御を中断するか否かを判定するために用いられるものであり、室温低下制御によってバッテリ46を冷却する必要がない(乗員室温Tinを温度(Tac*−ΔTac)にする必要がない)と考えられる比較的低い温度としてバッテリ46の仕様などにより定められる。なお、この所定温度Tb2は、簡単のために前述の所定温度Tb1と同一の値を用いるものとしてもよい。
電池温度Tbが所定温度Tb2より高いときには、室温低下制御を中断しない(実行を継続する)と判断し、乗員室温Tinが温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御すると共に(ステップS390)、室温低下制御フラグF4に値1を設定して(ステップS400)、このルーチンを終了し、電池温度Tbが所定温度Tb2以下のときには、室温低下制御を中断すると判断し、乗員室温Tinが設定温度Tac*になるよう空調装置60を制御すると共に(ステップS330)、室温低下制御フラグF4に値0を設定して(ステップS340)、このルーチンを終了する。即ち、電池温度Tbが所定温度Tb2以下になるまで、乗員室温Tinが温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御する室温低下制御を実行するのである。これにより、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、車両の現在位置が目的地の周辺でないときに比してバッテリ46をより冷却することができると共に、室温低下制御を実行することがないときに乗員室21を必要以上に冷却するのを抑制することができる。
ステップS360で室温低下制御フラグF4が値0のときには、室温低下制御を実行していない(中断している)と判断し、電池温度Tbを所定温度Tb2より高い温度として予め設定された所定温度(Tb2+ΔTb2)と比較する(ステップS380)。ここで、所定温度(Tb2+ΔTb2)は、室温低下制御を再実行するか否かを判定するために用いられるものであり、所定温度Tb2より若干高い温度としてバッテリ46の仕様などにより定められる。なお、所定温度(Tb2+ΔTb2)は、所定温度Tb2について所定温度Tb1と同一の値を用いたときには、簡単のために前述の所定温度(Tb1+ΔTb1)と同一の値を用いるものとしてもよい。
電池温度Tbが所定温度(Tb2+ΔTb2)以下のときには、室温低下制御を再実行しない(中断を継続する)と判断し、乗員室温Tinが設定温度Tac*になるよう空調装置60を制御すると共に(ステップS330)、室温低下制御フラグF4に値0を設定して(ステップS340)、このルーチンを終了し、電池温度Tbが所定温度(Tb2+ΔTb2)より高いときには、室温低下制御を再実行すると判断し、乗員室温Tinが温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御すると共に(ステップS390)、室温低下制御フラグF4に値1を設定して(ステップS400)、このルーチンを終了する。このように、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にある状態になったときには、まず室温低下制御を実行し、その後に電池温度Tbが所定温度Tb2以下になったときに室温低下制御を中断し、室温低下制御を中断している最中に電池温度Tbが所定温度(Tb2+ΔTb2)より高くなったときに室温低下制御を再実行することにより、第1実施例と同様に、車両が目的地に到着するときのバッテリ46の電池温度Tbを比較的低くすることができるから、車両が目的地に到着した後にバッテリ46が比較的高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、バッテリ46の劣化を抑制することができる。しかも、室温低下制御を実行しているときには電池温度Tbが所定温度Tb2以下になったときに室温低下制御を中断し、室温低下制御を中断しているときには電池温度Tbが所定温度(Tb2+ΔTb2)より高くなったときに室温低下制御を再実行するから、室温低下制御の実行と中断とが頻繁に切り替わるのを抑制することができる。さらに、車両が目的地に到着するときのバッテリ46の電池温度Tbを比較的低くしておくことにより、その目的地で車両をシステム停止した後に電源コード94を商用電源に接続してDC/DCコンバータ90とAC/DCコンバータ92とを制御して商用電源からの電力によりバッテリ46を充電する際にバッテリ46が高温になるのを抑制することができる。
以上説明した第2実施例のハイブリッド自動車20Bによれば、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、車両の現在位置が目的地の周辺にないときに比して乗員室温Tinが低くなるよう空調装置60を制御する室温低下制御を実行するから、車両が目的地に到着するときのバッテリ46の電池温度Tbを比較的低くすることができ、車両が目的地に到着した後にバッテリ46が比較的高温で放置されるのを抑制することができる。この結果、バッテリ46の劣化を抑制することができる。また、車両が目的地に近づいて車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには、まず室温低下制御を実行し、その後に電池温度Tbが所定温度Tb2以下になったときに室温低下制御を中断し、室温低下制御を中断している最中に電池温度Tbが所定温度(Tb2+ΔTb2)より高くなったときに室温低下制御を再実行するから、室温低下制御を実行する必要がないときに乗員室21を必要以上に冷却するのを抑制することができると共に室温低下制御の実行と中断とが頻繁に切り替わるのを抑制することができる。
第2実施例のハイブリッド自動車20Bでは、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときにおいて、室温低下制御を実行しているときには電池温度Tbが所定温度Tb2以下になったときに室温低下制御を中断し、室温低下制御を中断しているときには電池温度Tbが所定温度(Tb2+ΔTb2)より高くなったときに室温低下制御を再実行するものとしたが、電池温度Tbが所定温度Tb2以下のときに室温低下制御を中断し、電池温度Tbが所定温度Tb2より高いときに室温低下制御を実行するものとしてもよいし、電池温度Tbに拘わらず室温低下制御を実行するものとしてもよい。前者の場合には、図4の空調制御ルーチンのステップS350,S360,S380の処理を実行しないものとすればよく、後者の場合には、図4の空調制御ルーチンのステップS350〜S380の処理を実行しないものとすればよい。
第1実施例や第2実施例のハイブリッド自動車20,20Bでは、到着予測時刻まで所定時間(例えば、5分や10分,15分など)以内のときに車両の現在位置が目的地の周辺にあると判定するものとしたが、これに代えてまたは加えて、GPSアンテナ84からの車両の現在位置と目的地との走行ルートにおける距離が所定距離(例えば、数kmなど)以下のときに車両の現在位置が目的地の周辺にあると判定するものとしてもよい。また、所定時間や所定距離に固定値を用いるのに代えて、それぞれバッテリ46の電池温度Tbが高いほど長くなる傾向の値を用いるものとしてもよい。これは、電池温度Tbが高いほどバッテリ46の冷却に要する時間が長くなるという理由に基づく。
第1実施例や第2実施例のハイブリッド自動車20,20Bでは、電力ライン48に接続されたDC/DCコンバータ90と、DC/DCコンバータ90に接続されたAC/DCコンバータ92と、AC/DCコンバータ92に接続された電源コード94と、を備え、電源コード94を商用電源に接続して商用電源からの電力によりバッテリ46を充電するものとしたが、こうしたDC/DCコンバータ90やAC/DCコンバータ92,電源コード94を備えないものとしてもよい。
第1実施例や第2実施例では、駆動軸32に遊星歯車機構30を介して接続されたエンジン22およびモータMG1と、駆動軸32に動力を入出力するモータMG2と、を備えるいわゆるパラレル型のハイブリッド自動車20,20Bに適用するものとしたが、電動機からの動力を用いて走行するものであればよいから、図5の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、エンジン22に発電用のモータMG1が取り付けられていると共に走行用のモータMG2を備えるいわゆるシリーズ型のハイブリッド自動車120に適用するものとしてもよいし、図6の変形例の電気自動車220に例示するように、走行用の動力を出力するモータMGを備える単純な電気自動車に適用するものとしてもよい。また、これらにおけるバッテリ46の冷却方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。第1実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ46が「二次電池」に相当し、ファンモータ52とファンブレード54とを有する冷却ファン50が「冷却手段」に相当し、ナビゲーションシステム80が「ナビゲーションシステム」に相当し、車両の現在位置が目的地の周辺にないときには仮目標回転数Nfmtmpが設定された目標回転数Nfm*でファンモータ52が回転するようファンモータ52を制御し、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには仮目標回転数Nfmtmpより大きい回転数(Nfmtmp+ΔN1)が設定された目標回転数Nfm*でファンモータ52が回転するようファンモータ52を制御する図2のファンモータ制御ルーチンを実行するハイブリッド用電子制御ユニット70が「制御手段」に相当する。また、DC/DCコンバータ90とAC/DCコンバータ92と電源コード94とを組み合わせたものが「充電手段」に相当する。さらに、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、遊星歯車機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。
第2実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ46が「二次電池」に相当し、コンプレッサ64やブロワ66などを有する空調装置60が「冷却手段」に相当し、ナビゲーションシステム80が「ナビゲーションシステム」に相当し、車両の現在位置が目的地の周辺にないときには乗員室温Tinが設定温度Tac*になるよう空調装置60(例えば、コンプレッサ64やブロワ66など)を制御し、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには乗員室温Tinが温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御する図4の空調制御ルーチンを実行する空調ECU68が「制御手段」に相当する。また、DC/DCコンバータ90とAC/DCコンバータ92と電源コード94とを組み合わせたものが「充電手段」に相当する。さらに、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、遊星歯車機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、如何なるタイプの電動機であっても構わない。「二次電池」としては、リチウムイオン電池として構成されたバッテリ46に限定されるものではなく、ニッケル水素電池としたり鉛蓄電池としたりするなど、電動機と電力をやりとりするものであれば如何なるタイプの二次電池であっても構わない。「冷却手段」としては、ファンモータ52とファンブレード54とを有する冷却ファン50や、コンプレッサ64やブロワ66などを有する空調装置60に限定されるものではなく、二次電池を直接または間接に冷却するものであれば如何なるものとしても構わない。「ナビゲーションシステム」としては、ナビゲーションシステム80に限定されるものではなく、操作者によって設定された目的地までの走行ルートを出力すると共に車両の現在位置が目的地の周辺にあるか否かを判定するものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、単一の電子制御ユニットにより構成されるものとしてもよいし、複数の電子制御ユニットを組み合わせたものとしてもよい。また、「制御手段」としては、車両の現在位置が目的地の周辺にないときには仮目標回転数Nfmtmpが設定された目標回転数Nfm*でファンモータ52が回転するようファンモータ52を制御し、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには仮目標回転数Nfmtmpより大きい回転数(Nfmtmp+ΔN1)が設定された目標回転数Nfm*でファンモータ52が回転するようファンモータ52を制御するものや、車両の現在位置が目的地の周辺にないときには乗員室温Tinが設定温度Tac*になるよう空調装置60(例えば、コンプレッサ64やブロワ66など)を制御し、車両の現在位置が目的地の周辺にあるときには乗員室温Tinが温度(Tac*−ΔTac)になるよう空調装置60を制御するものに限定されるものではなく、ナビゲーションシステムにより目的地に近づいたと判定されている目的地周辺判定時には、目的地周辺判定時でないときに比して二次電池がより冷却されるよう冷却手段を制御する強冷却制御を実行するものであれば如何なるものとしても構わない。「充電手段」としては、DC/DCコンバータ90とAC/DCコンバータ92と電源コード94とを組み合わせたものに限定されるものではなく、車外の電源である外部電源に接続される接続部を有し、接続部が外部電源に接続されたときに外部電源からの電力を用いて二次電池を充電可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの発電機としても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、シングルピニオン式の遊星歯車機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせて4以上の軸に接続されるものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、車軸に連結された駆動軸と内燃機関の出力軸と発電機の回転軸との3軸に接続され、3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電気自動車の製造産業などに利用可能である。
20,20B,120 ハイブリッド自動車、21 乗員室、21a 吹き出し口、22 エンジン、26 クランクシャフト、30 遊星歯車機構、32 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、42 インバータ、46 バッテリ、47 温度センサ、48 電力ライン、50 冷却ファン、52 ファンモータ、54 ファンブレード、60 空調装置、62 冷凍サイクル、64 コンプレッサ、66 ブロワ、67 操作パネル、67a,67b スイッチ、67c 温度センサ、68 空調用電子制御ユニット(空調ECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 ナビゲーションシステム、82 本体、84 GPSアンテナ、86 ディスプレイ、90 DC/DCコンバータ、92 AC/DCコンバータ、94 電源コード、220 電気自動車、MG1,MG2 モータ。

Claims (11)

  1. 電動機からの動力を用いて走行する電気自動車であって、
    前記電動機と電力をやりとりする二次電池と、
    前記二次電池を直接または間接に冷却する冷却手段と、
    操作者によって設定された目的地までの走行ルートを出力すると共に車両の現在位置が前記目的地の周辺にあるか否かを判定するナビゲーションシステムと、
    前記ナビゲーションシステムにより前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定されている目的地周辺判定時には、該目的地周辺判定時でないときに比して前記二次電池がより冷却されるよう前記冷却手段を制御する強冷却制御を実行する制御手段と、
    を備える電気自動車。
  2. 請求項1記載の電気自動車であって、
    前記制御手段は、前記目的地周辺判定時でも、前記二次電池の温度が予め設定された所定温度以下のときには前記強冷却制御を実行しない手段である、
    電気自動車。
  3. 請求項2記載の電気自動車であって、
    前記制御手段は、前記目的地周辺判定時には、前記強冷却制御を実行しているときには前記二次電池の温度が前記所定温度以下のときに前記強冷却制御を中断し、前記強冷却制御を実行していないときには前記二次電池の温度が前記所定温度より高い温度として予め設定された第2の所定温度より高いときに前記強冷却制御を開始する手段である、
    電気自動車。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    前記冷却手段は、前記二次電池に空気を送風可能な冷却ファンを有する手段であり、
    前記制御手段は、前記強冷却制御として、前記目的地周辺判定時でないときに比して大きな回転数で前記冷却ファンが回転するよう該冷却ファンを制御する手段である、
    電気自動車。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    前記冷却手段は、車室内の空気調和を行なう空調装置を有する手段であり、
    前記二次電池は、前記車室内に配置されてなり、
    前記制御手段は、前記強冷却制御として、前記目的地周辺判定時でないときに比して前記車室内の温度が低くなるよう前記空調装置を制御する手段である、
    電気自動車。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    前記ナビゲーションシステムは、前記走行ルートにおける前記車両の現在位置と前記目的地との距離が所定距離以下のときに前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定する装置である、
    電気自動車。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    前記ナビゲーションシステムは、前記目的地に到着すると予測される到着予測時刻まで所定時間以内のときに前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定する装置である、
    電気自動車。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    前記二次電池は、リチウムイオン二次電池である、
    電気自動車。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    車外の電源である外部電源に接続される接続部を有し、前記接続部が前記外部電源に接続されたときに該外部電源からの電力を用いて前記二次電池を充電可能な充電手段、
    を備える電気自動車。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1つの請求項に記載の電気自動車であって、
    内燃機関と、
    動力を入出力可能な発電機と、
    車軸に連結された駆動軸と前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸との3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、
    を備える電気自動車。
  11. 走行用の動力を出力する電動機と、前記電動機と電力をやりとりする二次電池と、前記二次電池を直接または間接に冷却する冷却手段と、操作者によって設定された目的地までの走行ルートを出力すると共に車両の現在位置が前記目的地の周辺にあるか否かを判定するナビゲーションシステムと、を備える電気自動車における二次電池の冷却方法であって、
    前記ナビゲーションシステムにより前記車両の現在位置が前記目的地の周辺にあると判定されている目的地周辺判定時には、該目的地周辺判定時でないときに比して前記二次電池がより冷却されるよう前記冷却手段を制御する強冷却制御を実行する、
    ことを特徴とする二次電池の冷却方法。
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