JP2010166412A - 中継機器および遠隔起動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】制御機器と被制御機器の間に存在し、制御機器から発信された起動パケットを受けて、被制御機器に起動用の制御信号を送ることで、被制御機器を起動することを可能とする中継装置および遠隔起動システムを提供する。
【解決手段】被制御機器起動用IDの指定を含む起動パケットを受信する手段と、前記起動パケット内で指定された前記被制御機器起動用IDを表す電気信号をリンクダウンしている全てのイーサネットのポートに対して送信する手段と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置の遠隔起動システムに係わり、特にネットワークを介して他の通信端末を起動可能な通信装置の制御方法に関する。
ネットワークを介して待機状態にある通信機器(以下、被制御機器と呼ぶ)を起動する技術としてWake On LAN(以下、WOLと呼ぶ)がある。WOLでは、マジックパケットと呼ばれる特定のデータ列を含むパケットを送ることで、被制御機器を起動する。したがって被制御機器はパケットを受信し、マジックパケットかどうかの判定を行う必要がある。そのためにはネットワークインターフェースへの電力供給を行う必要があり、その分の待機電力が発生するという課題があった。
上記の課題を解決する手段の一つに、下記特許文献1で提案されている手法がある。この手法では、低消費電力で動作する高感度整流器と電源制御手段を使用する。高感度整流器はネットワークインターフェースへ送られてきた起動用の電気信号を電圧へ変換し、それによって電源制御手段を作動させることで機器を起動する。パケットの解析は行わないため、ネットワークインターフェースへの電力供給を行う必要がなく、WOLよりも被制御機器の待機電力を減らしつつ、ネットワークを介した起動を実現できる。
特開平2007−259339公報(10頁、図2)
上述したように、特許文献1はWOLよりも被制御機器の待機電力を減らすことができる。ただし、特許文献1は制御機器と被制御機器が直接接続されている場合を想定している。したがって、制御機器と被制御機器が直接通信を行うことができない場合には対応できないという課題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、制御機器と被制御機器の間に存在し、制御機器から発信された起動パケットを受けて、被制御機器に起動用の制御信号を送ることで、被制御機器を起動することを可能とする中継装置および遠隔起動システムを提供することを目的とする。
本発明の一観点に係る中継機器は、被制御機器起動用IDの指定を含む起動パケットを受信する手段と、前記起動パケット内で指定された前記被制御機器起動用IDを表す電気信号をリンクダウンしている全てのイーサネット(登録商標)のポートに対して送信する手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、被制御機器に接続されている中継機器が、制御機器が発信した起動パケットを受けた場合に、被制御機器に対して起動用の電気信号を送ることで、有線ネットワークを介した機器の起動が可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る被制御機器(制御機器)を示すブロック図 WOLにおけるマジックパケットの形式を示す図 本発明の第1の実施形態の機器構成を示す図 本発明の第1の実施形態における起動パケットの形式を示す図 本発明の第1の実施形態におけるスイッチ200Cの構成を示す図 本発明の第1の実施形態のスイッチの動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態におけるスイッチ200Cの構成を示す図 本発明の第2の実施形態におけるルータ200Bの動作を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態における機器の構成を示す図 本発明の第3の実施形態における各スイッチの動作を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態における各スイッチの動作を示すフローチャート 本発明の第5の実施形態における機器の構成を示す図 本発明の第5の実施形態における起動パケットの形式を示す図 本発明の第5の実施形態におけるスイッチの動作を示すフローチャート
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る被制御機器(制御機器)を示すブロック図である。
被制御機器100は主要処理部101と、イーサネット処理部102と、コネクタ103と、高感度整流器104と、ID判定部105と、電源制御部106と、主電源107とを備える。また、主要処理部101は、CPU108とメモリ109を備える。
通常のWOLでは、コネクタ103を介してイーサネット処理部102へマジックパケットが送られる。WOLにおけるマジックパケットの形式を図2に示す。ペイロード部には16進数表記でFF:FF:FF:FF:FF:FFに続いて、被制御機器のMACアドレスが16回続く。イーサネット処理部102はマジックパケットを解析し、ペイロード部にFF:FF:FF:FF:FF:FFと、自身のMACアドレスが16回続いていれば、電源制御部106を制御して主要処理部101へ電力を供給する。
本実施形態における被制御機器では、コネクタ103を介して高感度整流器104が起動用信号を受け取り、起動用信号に応じた電圧をID判定部105に送る。ID判定部105は高感度整流器104から受け取った電圧に応じて、0と1で表現されるIDを検出する。ID判定部105にはあらかじめ被制御機器起動用IDが設定されており、検出したIDとあらかじめ設定されている被制御機器起動用IDが等しい場合に、電源制御部106を制御して主要処理部101およびイーサネット処理部102へ電力を供給する。この高感度整流器104とID判定部105は、例えば特開2008−136175に記載の方法で実現できる。
前述の特許文献1では、制御機器と被制御機器が直接接続されている環境を想定していた。したがって、制御機器は起動用信号を直接、被制御機器に送ることができた。しかし、例えば制御機器を会社のPC、被制御機器を自宅のPCと想定すると、一般的に両者はルータやスイッチなどの中継機器を介して接続されることになる。起動用信号は一般的なパケットの形式とは異なるため、ルータやスイッチによって転送できない。したがって、制御機器は被制御機器と直接接続されている中継機器に対して起動を指示するパケット(以下、起動パケットと呼ぶ)を送る必要がある。また、中継機器は制御機器の代わりに起動用信号を送る必要がある。
図3は、本発明の第1の実施形態の機器構成を表す図である。制御機器100Aと被制御機器100Bの間には複数のルータ200A、200Bとスイッチ200Cを介して接続されている。図3において被制御機器100Bのみが待機状態(電源OFF)であるとする。後述するように、制御機器100Aが送信する起動パケットのIPヘッダは、WOLにおけるマジックパケットのIPヘッダと同じ内容である。したがって起動パケットは、被制御機器100Bと同一のサブネットワーク300に配置されているスイッチ200Cまで、WOLと同様の仕組みを利用して転送できる。
図4は、本発明の第1の実施形態における起動パケットの形式である。起動パケットの形式の大部分はWOLにおけるマジックパケットと同じであるが、ペイロード部に含まれるデータが異なる。起動パケットのペイロード部には、マジックパケットと同様にFF:FF:FF:FF:FF:FFと、被制御機器のMACアドレスが16個含まれており、さらに被制御機器100BのID判定部105に設定されている被制御機器起動用IDが含まれている。
図5は、第1の実施形態に係るスイッチ200Cの構成を表す図である。構成としては、一般的なスイッチの構成と同様である。ただし、スイッチコントローラ210の動作が一般的なスイッチの動作とは異なる。図の簡略化のためにコネクタ103を2つしか図示していないが、実際にはポートの数だけコネクタ103とそれに対応するイーサネット処理部を構成要素として持つ。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るスイッチコントローラ210の動作を示すフローチャートである。スイッチコントローラ210はイーサネット処理部102からパケットを受け取ると(1)、そのパケットが起動パケットかどうかを判断する(2)。起動パケットであれば、ペイロード部の被制御機器起動用IDを参照し、リンクダウンしている全てポートに対して被制御機器起動用IDを表す電気信号を送る(3)。起動パケットでなければ、一般的なスイッチコントローラの動作を行う(4)。
リンクダウンしている全てのポートに対して被制御機器起動用IDを送る理由を説明する。待機中の被制御機器100Bのイーサネット処理部102には電力が供給されていないため、スイッチ200Cに対してリンクパルスを送ることができない。したがって、スイッチ200Cは、被制御機器100Bと接続されているポートはリンクダウンしていると判断する。したがって、リンクダウンしているポートに対して被制御機器起動用IDを送る必要がある。また、スイッチ200Cは被制御機器100Bがどのポートに接続されているかわからないため、リンクダウンしている全てのポートに被制御機器起動用IDを送る必要がある。
このように、第1の実施形態に係るスイッチは、制御機器から受け取った起動パケットを解析し、リンクダウンしている全てのポートに対して被制御機器起動用IDを表す電気信号を送る。これにより、制御機器はスイッチを介して被制御機器を起動することが可能となる。また、制御機器とスイッチの間にルータが存在しなくても、スイッチの動作は同じでよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態は、被制御機器100B以外の機器はすべて起動しているという環境であった。第2の実施形態では、被制御機器と同一のサブネットワーク300に配置されているスイッチ200Cが電源OFFである環境における、被制御機器100Bの起動方法を説明する。第2の実施形態の機器構成は、第1の実施形態と同じく図3で表される。
図7は、第2の実施形態におけるスイッチ200Cの構成を表す図である。被制御装置100と同様に、高感度整流器104とID判定部105を備えることにより、起動用信号を受けて電源制御部106を制御し、主要処理部201およびイーサネット処理部102へ電力を供給できる。すなわち、第2の実施形態におけるスイッチ200は、ネットワークを介して起動できる。すべてのスイッチ200のID判定部105に設定されている起動用IDは、共通のIDであるとする。以下、この起動用IDのことを、スイッチ起動用IDと呼ぶ。
第2の実施形態ではスイッチ200Cは電源OFFである可能性があるため、被制御機器100Bと同一のサブネットワーク300に配置されているルータ200Bは、起動パケットを受け取った際に、まずスイッチ200Cを起動してから起動パケットを送信する必要がある。
図8は、第2の実施形態におけるルータ200Bの動作を表すフローチャートである。ルータ200Bはパケットを受信すると(1)、パケットのあて先のネットワークが、被制御機器100Bが設置されているサブネットワーク300であるかどうかを判定する(2)。サブネットワーク300宛のパケットであれば、そのパケットが起動パケットかどうかを判定する(3)。起動パケットであれば、リンクダウンポートが存在するか判定する(4)。存在する場合は、リンクダウンしている全てのポートにスイッチ起動用IDを現す電気信号を送る(5)。これにより、スイッチ200Cが電源OFFだとしても、起動することができる。最後にルータ200Bは、リンクアップしている全てのポートに対して起動パケットを転送する(6)。スイッチ200Cが電源OFFであった場合も、最初のスイッチ起動用ID信号によって電源ONになるため、ルータ200Bとスイッチ200Cを接続するポートはリンクアップする。したがって、ルータ200Bはスイッチ200Cに起動パケットを送ることができる。スイッチ200Cは第1の実施形態と同じ動作を行い、被制御機器100Bを起動する。
このように第2の実施形態では、スイッチにも高感度整流器104とID判定部105を搭載する。また、ルータ200Bはスイッチ200Cの電源がOFFになっている可能性を考慮して動作する。これによって、スイッチが電源OFFであった場合でも、被制御機器を起動することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態と第2の実施形態では、被制御機器と同一のサブネットワークに配置されているスイッチの数は1台であった。しかし、スイッチが多段構成になっており、被制御機器が複数存在する可能性はある。第3の実施形態では、スイッチが多段構成で、かつ被制御機器が複数存在しても、任意の被制御機器を起動する方法について説明する。
図9は、第3の実施形態における機器の構成を表す図である。図9のようにスイッチ200C、200D、200Eが多段構成されているとする。各被制御機器と各スイッチは電源OFFであるかもしれない。
図10は第3の実施形態における各スイッチの動作を表すフローチャートである。スイッチはパケットを受信すると(1)、そのパケットが起動パケットかどうかを判定する(2)。起動パケットであれば、リンクダウンしているポートが存在するかどうかを判定する(3)。リンクダウンしているポートがなければ、リンクアップしている全てのポートに起動パケットを転送する(4)。また、リンクダウンしているポートがあれば、リンクダウンしている全てのポートにスイッチ起動用ID信号を送る(5)。その後で、リンクアップしている全てのポートに起動パケットを転送し、リンクダウンしている全てのポートに起動パケットのペイロードに含まれている被制御機器起動用IDの電気信号を送る(6)。
リンクダウンしているポートに、まずスイッチ起動用ID信号を送ることで、スイッチが多段構成になっている場合でも、スイッチを起動してから起動パケットを転送できる。スイッチ起動用ID信号を送ってもリンクダウンしていれば、そのポートに接続されているのは被制御機器であるため、起動パケットのペイロードに含まれている被制御機器起動用IDの電気信号を送る。全ての被制御機器に被制御機器起動用ID信号が送られた結果、ID判定部に設定されている被制御機器起動用IDが等しい被制御機器のみが起動する。被制御機器ごとに固有の被制御機器起動用IDを設定しておけば、任意の被制御機器1台のみを起動することができる。
このように第3の実施形態におけるスイッチによれば、スイッチが多段構成されており、かつ電源OFFである場合でも、任意の被制御機器を起動することができる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態では、全てのスイッチを起動し、起動パケットを送ることで、全ての被制御機器に被制御機器起動用ID信号を届けられる。しかし、この方法では、制御機器と被制御機器の通信に関係のないスイッチまで処理が発生する。したがって、その分の消費電力が発生する。第4の実施形態では、この課題を解決するための方法を説明する。
第4の実施形態における機器の構成は、第3の実施形態における機器の構成と同じく図9で表される。スイッチは多段構成されており、電源OFFであるかもしれない。
第4の実施形態におけるスイッチは、起動パケットに対してMACアドレスによるフィルタリングを行う。
まず一般的なスイッチのMACアドレスによるフィルタリングの処理を説明する。スイッチ200は受信したイーサネットフレームの送信元のMACアドレスと、受信ポートを関連付けてアドレステーブル211に記憶する。この情報をMACアドレステーブルと呼ぶ。すなわちMACアドレステーブルは、どのポートに、どのMACアドレスを持つ機器が接続されているかを調べるための情報である。スイッチはイーサネットフレームを受信した際に、イーサネットヘッダの宛て先MACアドレスを参照し、MACアドレステーブルからイーサネットフレームを転送するべきポートを決定する。これにより、イーサネットフレームを転送するポートを制限できる。
第4の実施形態におけるスイッチは、MACアドレステーブルを利用して、起動パケットを転送するポートを限定する。ただし、イーサネットヘッダの宛て先MACアドレスではなく、ペイロードにおいて、FF:FF:FF:FF:FF:FFの後に続くMACアドレスに基づいて、MACアドレステーブルから転送するポートを決定する。
図11は、第4の実施形態における各スイッチの動作を示すフローチャートである。スイッチはパケットを受信すると(1)、そのパケットが起動パケットかどうかを判定する(2)。起動パケットである場合、ペイロードにおいて指定されているMACアドレスに基づいてMACアドレステーブルを参照する(3)。ペイロードにて指定されているMACアドレスの情報がMACアドレステーブルに存在すれば、ポートを限定できる。
ポートを限定できた場合、対象となるポートがリンクダウンしているかどうかを判定する(4)。リンクダウンしていなければ、対象ポートにのみ起動パケットを送って処理を終了する(5)。リンクダウンしていれば、対象ポートにスイッチ起動用ID信号を送信する(6)。その後、あらためて対象ポートがリンクダウンしているかどうかを判定する(7)。まだリンクダウンしていれば、対象ポートに起動パケットのペイロードに含まれる被制御機器起動用IDを表す電気信号を送信する(8)。リンクアップしていれば、対象ポートに起動パケットを転送する(5)。
MACアドレステーブルに情報がなく、ポートを限定できなかった場合は、第3の実施形態におけるスイッチと同様の処理を行う。すなわち、リンクダウンしているポートが存在するかどうかを判定し(9)、リンクダウンしているポートがなければ、リンクアップしている全てのポートに起動パケットを転送する(10)。リンクダウンしているポートがあれば、リンクダウンしている全てのポートにスイッチ起動用ID信号を送る(11)。その後で、リンクアップしている全てのポートに起動パケットを転送し、リンクダウンしている全てのポートに起動パケットのペイロードに含まれている被制御機器起動用IDの電気信号を送る(12)。
このように第4の実施形態におけるスイッチによれば、MACアドレステーブルによるフィルタリングを行うことで、起動パケットや被制御機器起動用ID信号を送信するポートを限定できるため、制御機器と起動対象となっている被制御機器の通信に関係のないスイッチに無駄な処理が発生することを避けられる。
なお、一般的なスイッチの場合は、アドレステーブル211を揮発性のメモリで実現しているため、電源OFFになった時点でMACアドレステーブルの情報は消えてしまう。したがって、スイッチ起動用ID信号で起動した直後の状態では、ポートを限定できない。しかし、MACアドレステーブルをMRAMなどの不揮発性メモリに記憶することで、電源OFFになってもテーブルの情報を維持できる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、被制御機器が位置するサブネットワークの構成が、冗長リンク構成になっている場合において、被制御機器の起動方法を説明する。
図12は、第5の実施形態における機器の構成を表す図である。サブネットワークには3つのスイッチ200C、200D、200Eが冗長リンクを構成するように接続されている。このようなネットワーク構成では、ブロードキャストパケットがスイッチ間でループする。そこで、一般的なスイッチはスパニングツリーを構成して、ループが起きないようにパケットの転送を制御する。
スパニングツリーの情報は、スイッチが電源OFFになると消えてしまうため、スイッチ起動用ID信号で起動した直後の状態では、ループを防止できない。MRAMなどの不揮発性メモリを利用できれば電源OFFになってもスパニングツリーの情報は消えないが、全てのスイッチが不揮発性メモリを利用できるとは限らない。
そこで、第5の実施形態におけるスイッチは、スパニングツリーを用いずにパケットのループを防止する。第5の実施形態における制御機器は、起動パケットにパケットIDを含める。パケットIDの値は、例えば現在の日時から生成できる。スイッチは起動パケットを受信すると、パケットIDを記憶する。そして、同じパケットIDを持つ起動パケットを再度受信した際には、起動パケットを破棄する。
図13は、第5の実施形態における起動パケットの形式を表す図である。ペイロードにパケットIDが含まれている。
図14は、第5の実施形態におけるスイッチの動作を示すフローチャートである。スイッチはパケットを受信すると(1)、そのパケットが起動パケットかどうかを判定する(2)。起動パケットであれば、パケットIDを参照し、過去に受信した起動パケットかどうかを判定する(3)。過去に受信した起動パケットであれば破棄して処理を終了する(16)。過去に受信したことがなければ、パケットIDを記憶する(4)。
パケットIDを記憶した後は、第4の実施形態におけるスイッチと同様の動作をする。すなわち、MACアドレステーブルを参照してポートを限定できるかどうかを判定し(5)、限定できれば、対象となるポートにのみ起動パケットの転送や被制御機器起動用IDの送信を行う。限定できなければ、全てのポートに起動パケットの転送や被制御機器起動用IDの送信を行う。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100・・・通信機器(制御機器、被制御機器)
101・・・通信機器の主要処理部
102・・・イーサネット処理部
103・・・コネクタ
104・・・高感度整流器
105・・・ID判定部
106・・・電源制御部
107・・・主電源
108・・・CPU
109・・・メモリ
100A・・・制御機器
200・・・中継機器(スイッチ、ルータ)
201・・・中継機器の主要処理部
210・・・スイッチコントローラ
211・・・アドレステーブル
212・・・パケットバッファ
100B、100C・・・被制御機器
200A、200B・・・ルータ
200C、200D、200E・・・スイッチ
300・・・サブネットワーク

Claims (5)

  1. 被制御機器起動用IDの指定を含む起動パケットを受信する手段と、
    前記起動パケット内で指定された前記被制御機器起動用IDを表す電気信号をリンクダウンしている全てのイーサネットのポートに対して送信する手段と、
    を具備することを特徴とする中継機器。
  2. 前記被制御機器起動用IDを表す電気信号を電圧変換する高感度整流手段と、
    前記被制御機器起動用IDの判定を行うID判定手段と、
    前記判定の結果に応じて電源制御を行い、主要処理部への電力供給を開始する制御手段と、
    をさらに具備し、
    前記被制御機器起動用IDの指定を含む起動パケットを送信する前に制御機器から送信された、中継機器を起動するための電気信号を処理することを特徴とする中継機器。
  3. 請求項1又は2に記載の中継機器を多段接続して構成され、
    前段の中継機器が起動パケットを受け取ると、リンクダウンしている全てのイーサネットのポートに対して後段の中継機器を起動するための電気信号を送り、
    その後、リンクアップしている全てのイーサネットのポートに対して起動パケットを転送し、
    リンクダウンしている全てのイーサネットポートに対して前記起動パケットにより指定された被制御機器起動用IDを表す電気信号を送信することを特徴とする遠隔起動システム。
  4. 前記前段の中継機器が起動パケットを受け取ると、前記起動パケット内で指定された被制御機器のMACアドレスをキーとしてMACアドレステーブルを参照することで、被制御機器が接続されているポートの情報を探し、
    被制御機器が接続されているポートの情報がある場合には、そのポートに対してのみ前記後段の中継機器を起動するための電気信号を送り、
    その後、そのポートがリンクアップしていれば起動パケットを転送し、リンクダウンしていれば前記起動パケットにより指定された被制御機器起動用IDを表す電気信号を送信することを特徴とする請求項3記載の遠隔起動システム。
  5. 前記前段の中継機器が起動パケットを受け取ると、
    前記起動パケットにより指定されたパケットIDと、過去の起動パケット受信履歴を照合し、
    過去に受信したことがある場合は前記起動パケットを破棄し、
    過去に受信したことがない場合は前記パケットIDを起動パケット受信履歴に追加する処理を行うことを特徴とする請求項4記載の遠隔起動システム。
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