JP2010164553A - 低消費電流静電容量型検出装置 - Google Patents

低消費電流静電容量型検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高い分解能で位置データを得ることができる低消費電流型の静電容量型検出器を提供する。
【解決手段】固定子10と固定子10に対向する移動子20とを備え、固定子10は、周期的に互いに電気的に独立した複数の励振電極11からなる励振電極群と、励振電極群と電気的に独立した受信電極14を有し、移動子20は、励振電極群と同じ数だけ周期的に配置された結合電極21と、結合電極21の全てが接続される送信電極22を有し、励振電極を励振する励振手段30と、受信電極14の検出信号を処理する信号処理部40とを備えた静電容量型検出器において、励振手段30は、励振電極群の配置周期を1周期としたときに180度位相の異なる2つの励振電極に振幅およびタイミングが同じ極性の異なる2つの単発パルス電圧を印加し、2つの励振電極と90度位相が異なる2つの励振電極に振幅及びタイミングが同じで極性の異なる2つの単発パルスを印加する。
【選択図】図3

Description

本発明は、固定され移動しない固定子と相対運動する移動子の相対位置を検出する検出装置に関し、特に移動子から得た信号により位置データを得ることができる静電容量型検出装置に関する。ここで移動とは、回転あるいは直線移動を意味する。
回転体等の相対移動情報を検出するセンサとして静電容量型検出器が知られている。静電容量型検出器は、高周波信号を用い高感度で回転体の回転情報を取得することが可能であり、静電容量結合の原理を用いるため薄型の電極構造とすることができ、検出器を小型化できる。
特許文献1に開示される静電容量型検出器は、回転軸により本体に回転可能に取付けられた回転板と、この回転板に対向配置するように本体に取付けられた固定板とを含み、固定板に対する回転板の回転変位量を検出するものである。
固定板の表面には、複数の送信電極が円周方向に沿って等間隔に配列されている。この送信電極には電圧印加回路により順次所定の位相をずらした正弦波あるいは矩形波が印加され8相電極を1単位とするユニット電極群が複数形成されている。また、回転板の表面には、ユニット電極群と同数の受信電極がそれぞれ各ユニット電極群に含まれる連続した所定の送信電極に対して対向するように配列されている。
特開昭61−105421号公報
小型、軽量であることから、静電容量型検出器を用いて回転体などの移動体の位置検出を高い精度で求める必要性が高まっている。
静電容量型検出器では、複数の送信電極板を等間隔に配置し、各励振電極に所定の位相をずらした交流電圧を印加するとともに、これらの励振電極に対向して結合電極を配置し、この励振電極と結合電極の相対移動量を結合電極から検出される静電容量信号と前記交流電圧の位相差を分析して求めている。
静電容量型検出器は小型、軽量である一方、高周波の交流信号を常時印加するので常時電流を消費し、バッテリーで長時間動作させるには不向きであった。このため、消費電流の少ない常時励振方式以外の位置検出方式が求められていた。
本発明は、通常の静電容量型検出器と異なり、高周波の交流信号を常時印加する方式ではなく、単発の電圧を必要な頻度で励振電極に印加することにより消費電流を小さくしつつ、移動子から得た信号により位置データを得ることができる低消費電流型の静電容量型検出装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、固定子と、該固定子に対向し相対移動する移動子とを備え、前記固定子は、周期的に配置され互いに電気的に独立した複数の励振電極からなる複数組の励振電極群と、前記励振電極群と電気的に独立した受信電極を有し、前記移動子は、前記励振電極群と対向し周期的に配置された結合電極と、前記複数の結合電極の全てが電気的に接続される前記受信電極と対向して配置された送信電極を有し、前記励振電極に入力する励振信号を生成する励振手段と、前記受信電極に現れる検出信号を入力し処理する信号処理手段と、を備えた静電容量型検出装置において、該励振手段は、各励振電極の電圧が各々の基準電位と同じ電圧となっている状態からスタートし、第1のステップとして、前記励振電極群の配置周期を1周期としたときに、1つまたは複数の励振電極に前記基準電位より高い第1のパルス電圧を印加し、前記励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に前記第1のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い第2のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、第2のステップとして、前記第1のステップが完了した後に、前記第1のステップで印加した励振電極とは異なる1つまたは複数の励振電極に、前記基準電位より高い第3のパルス電圧を印加し、前記第3のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い第4のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、第3のステップとして、所定の時間、出力を各々の基準電位と同じ電圧に維持する動作を行い、前記信号処理手段は、前記励振手段の第1のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第1の検出信号を入力して記憶し、さらに、前記励振手段の第2のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第2の検出信号を入力して記憶し、記憶した該第1の検出信号と該第2の検出信号の組み合わせにより前記結合電極の基準位置が前記1周期を4分した象限のいずれに含まれるかを判別することを特徴とする低消費電流静電容量型検出装置である。
請求項2に係る発明は、固定子と、該固定子に対向し相対移動する移動子とを備え、前記固定子は、周期的に配置され互いに電気的に独立した複数の励振電極からなる複数組の励振電極群と、前記励振電極群と電気的に独立した受信電極を有し、前記移動子は、前記励振電極群と対向し周期的に配置された結合電極と、前記複数の結合電極の全てが電気的に接続される前記受信電極と対向して配置された送信電極を有し、前記励振電極に入力する励振信号を生成する励振手段と、前記受信電極に現れる検出信号を入力し処理する信号処理手段と、を備えた静電容量型検出装置において、該励振手段は、各励振電極の電圧が各々の基準電位と同じ電圧となっている状態からスタートし、第1のステップとして、前記励振電極群の配置周期を1周期としたときに、1つまたは複数の励振電極に前記基準電位より高い第5のパルス電圧を印加し、前記励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に前記第5のパルス電圧と同じタイミングでその基準電位より低い第6のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、第2のステップとして、前記第1のステップで電圧を印加した励振電極とは異なる1つまたは複数の励振電極にその基準電位より高い第7のパルス電圧を印加し、前記第7のパルス電圧と等価的に180度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に、前記第7のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い第8のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、第3のステップとして、所定の時間、前記第1および前記第2のステップの出力を維持する動作を行い、第4のステップとして、前記第1のステップで電圧を印加した励振電極と同じ複数の励振電極の電圧を各々の基準電位と同じ電圧に変化させる動作を行い、第5のステップとして、前記第2のステップで電圧を印加した励振電極と同じ複数の励振電極の電圧を各々の基準電位と同じ電圧に変化させる動作を行い、第6のステップとして、所定の時間、出力を維持する動作を行い、前記信号処理手段は、前記励振手段の第1のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第1の検出信号を入力して記憶し、前記励振手段の第2のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第2の検出信号を入力して記憶し、記憶した該第1の検出信号と該第2の検出信号の組み合わせにより前記結合電極の基準位置が前記1周期を4分した象限のいずれかに含まれるか判別し、前記励振手段の第4のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第3の検出信号を入力して記憶し、さらに、前記記憶手段の第5のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第4の検出信号を入力して記憶し、さらに記憶した該第3の検出信号と該第4の検出信号の組み合わせにより前記結合電極の基準位置が前記1周期を4分した象限のいずれに含まれるかを判別することを特徴とする低消費電流静電容量型検出装置である。
請求項3に係る発明は、前記第2のステップに替えて、前記第1のパルス電圧または前記第5のパルス電圧を印加した励振電極と等価的に90度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に前記基準電位より高いパルス電圧を印加し、前記第2のパルス電圧または前記第6のパルス電圧を印加した励振電極と等価的に90度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に、前記基準電位より高いパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低いパルス電圧を同時に印加する動作を行う第2のステップとし、前記結合電極の基準位置が前記1周期を4等分した象限のいずれに含まれるかを判別することを特徴とする請求項1または2に記載の低消費電流静電容量型検出装置である。
請求項4に係る発明は、前記第1のステップの動作は、1つの励振電極に前記基準電位より高い前記第1のパルス電圧または前記第5のパルス電圧を印加し、前記励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つの励振電極に前記基準電位より低い前記第2のパルス電圧または前記第6のパルス電圧を印加する動作であり、前記第2のステップの動作は、前記第1のステップで、第1、第2、第5、または第6のパルス電圧が印加された励振電極のいずれかと等価的に90度配置位相の異なる1つの励振電極に前記基準電圧より高い前記第3のパルス電圧または前記第7のパルス電圧を印加し、該第3のパルス電圧または該第7のパルス電圧が印加された励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つの励振電極に該第3のパルス電圧または該第7のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い前記第4または前記第8のパルス電圧を同時に印加する動作としたことを特徴とする請求項1または2に記載の低消費電流静電容量型検出装置である。
請求項5に係る発明は、前記結合電極は、前記励振電極群と対向して前記励振電極群と同じ数だけ周期的に配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の低消費電流静電容量型検出装置である。
本発明により、通常の静電容量型検出器と異なり、高周波の交流信号を常時印加する方式ではなく、単発のパルス電圧を必要な頻度で印加することにより消費電流を小さくしつつ、移動子から得た信号により高い分解能で位置データを得ることができる低消費電流型の静電容量型検出装置を提供することができる。
固定子を説明する図である。 移動子を説明する図である。 静電容量型検出器の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態における固定子上の励振電極の配置に対する移動子上の結合電極の位置と励振信号によって励振される電極と印加される励振信号の波形、および検出信号を説明する図である。 第1の実施形態における検出信号の状態と象限の関係を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を説明する図である。 第2の実施形態における検出信号の状態と象限の関係を説明する図である。 信号処理部の一形態を説明する図である。 信号処理部の処理のアルゴリズムを示す図である。 第3の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態の処理のアルゴリズムを説明するフローチャートである。 各象限図である。 図4に示される波形と異なるパターンの電圧を印加する例である。 請求項1および請求項2に記載した各ステップで印加される電圧を説明した図である。 請求項2に係る処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 回転方式の静電容量型位置検出器の移動子の結合電極の数が5個である移動子の例である。 直動方式の静電容量型位置検出器の固定子を説明する図である。 直動方式の静電容量型位置検出器の移動子を説明する図である。 固定子と移動子を備えた直動方式の静電容量型位置検出器の概略構成図である。 信号処理部の他の処理のアルゴリズムを説明するフローチャートである。 周期がN個の領域に分割された様子を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面とともに説明する。
図1は、回転方式の静電容量型検出器に用いられる固定子を説明する図である。固定子10は中心部に固定子の貫通孔15を有する円板形状の固定板であり、その一方の表面に固定子10の径方向に伸びる複数の励振電極11が一定の間隔で設けられ、それらは一定の周期で互いに電気的に接続されている。
固定子10は表面が絶縁性で剛性を持つ基板材料であればよく、例えば、ガラスエポキシ材、紙−ベークライト積層材、ガラス、アルミナ等のセラミックや、鉄、アルミニウム等の金属やシリコン等の半導体板にセラミックを溶射したり、絶縁樹脂をコーティングしたり、絶縁ビーズを配置して浮かせ空気層を形成し絶縁したものであればよい。
固定子10に設けられる励振電極11などの各導体は、圧延銅箔、蒸着クロム等の導体をフォトエッチングで除去して形成したり、銀やカーボン等の導体インクをインクジェット、シルクスクリーン、オフセット印刷等で形成することができる。
図1の例では4つの励振電極11で一つの励振電極群16を構成しており全体で10組の励振電極群16が形成されている。それぞれの励振電極群16に含まれる同じ順番の各励振電極11は、互いに電気的に接続されており、その配線は図中、実線または破線の線として示されている。実線で示される配線は励振電極11が設けられている面と同じ面に配置され、破線で示される配線は励振電極11が設けられている面と反対側の面に配置されていることを示している。
図1の例では、励振電極11は4つおきに通電導体12および給電導体13を介して互いに電気的に接続されている。そして、4つの相を有する励振手段により各相の励振電極が励振される。1つの励振電極群16を構成する4つの励振電極11は互いに電気的に独立しているため、各励振電極群16の各励振電極11を電気的に接続するために、スルーホール技術を用いて各励振電極11、各リング状の通電導体12、各給電導体13が電気的に接続される。スルーホール技術はプリント板製造技術として一般的に用いられる技術である。
また、固定子10の中心部に励振電極11が形成された面に、励振電極11と電気的に独立したリング形状の受信電極14が設けられている。受信電極14には受信した検出信号を外部に出力するための検出信号出力部17が設けられている。
図1では受信電極14は励振電極11と同じ面上で、かつ内周側に配置されているが、後述する移動子20の送信電極22と静電容量結合して検出信号を受信できればよいので、励振電極と同じ面側に配置する必要はなく反対側の面に設けてもよい。また、受信電極14を内周側に設けたのは移動子20の送信電極22に対向して配置するからであり、送信電極22が外周側に配置された場合には受信電極14を固定子10の外周側に配置する。
また、固定子10に形成された固定子の貫通孔15は静電容量型検出器の必須の構成要件ではなく、使用上の便宜を図るための構成であって、使用上固定子の貫通孔15が必要なければ設けなくてもよい。
図2は、回転方式の静電容量型検出器に用いられる移動子を説明する図である。移動子20は中心部に移動子の貫通孔23を形成した円板形状の回転体であり、その片側の表面に移動子20の径方向に伸びる複数の結合電極21が形成されている。図2に示される例では、10個の結合電極21が設けられている。それらの結合電極21は全てが移動子20の中心部に形成されたリング形状の送信電極22と電気的に接続され、単相の検出電極を構成する。
そして、固定子10の励振電極11が形成された面と移動子20の結合電極21が形成された面とが対向するように、固定子10と移動子20を位置決めすることにより、複数の結合電極21から構成される検出電極は、固定子10側の励振電極11に印加される励振信号を静電誘導の原理により検出する。
検出電極に検出される信号は前記移動子と前記固定子の相対的な位置関係と、前記励振手段により印加される励振信号と励振電極の組み合わせにより変化する。
移動子20の結合電極21で構成される検出電極で検出された単相交流信号は、移動子20に設けられた送信電極22と固定子10に設けられた受信電極14との静電誘導により、移動子20の送信電極22から固定子10の受信電極14に送信される。送信電極22と受信電極14とは非接触的に検出信号を伝達できる。なお、検出信号を移動子20から固定子10側に伝達する方法として静電誘導以外にもスリップリング、回転トランスによる方法もある。
図3は本発明の一実施形態の固定子と移動子を備えた静電容量型検出器の概略構成図である。移動子20は図示省略した機構部により、結合電極21が配置された面が固定子10の励振電極11と所定の間隙を介して対向し、かつ固定子10と同心に回転可能に支持される。固定子10と移動子20の対向する面の間隙は、励振電極11の配置ピッチが例えば200μmだとすると、150μmから200μm程度に設定されるのが一般的である。
固定子10の各相給電部18a,18b,18c,18d(図1参照)には、励振手段30からの出力が接続されている。励振手段30は、所望の波形の信号を生成するシーケンサ31とシーケンサ31からの信号を増幅するドライバ回路32を備えている。本発明において、シーケンサ31からは基準電位0Vとする単発のパルス電圧が所定のタイミングで出力される。固定子10の検出信号出力部17と信号処理部40は電気的に接続されており、固定子10に備えられた受信電極14により受信された検出信号SGは信号処理部40に入力する。
次に、上述した静電容量型検出器における位置(角度)の検出方法を説明する。
固定子10は11a、11b、11c、および11dと名づけられた4種類の励振電極が、時計回りに順番に配置されている。そして、励振電極11a,11b,11c,11dの4つの電極により1周期が形成される。励振電極11aは0度に相当し、励振電極11bは90度に相当し、励振電極11cは180度に相当し、励振電極11dは270度に相当する。
本実施形態の静電容量型検出器100は、移動子20の結合電極21の基準位置21L(結合電極21の放射状に延びる2つの径方向の辺のうち、図で左側の辺)が、固定子10の励振電極11L(励振電極11の放射状に延びる2つの径方向の辺のうち、図で左側の辺)を基準としたときに、前記結合電極21の基準位置21Lが前記周期内の4象限のうち何れにあるか、を判断し出力する。
そのために、励振手段30を構成するシーケンサ31は、次の4つのステップからなる励振信号S1を励振電極11に印加する。
まず、第1のステップとして、前記4つの電極(11a、11b、11c、11d)のうち、それぞれの配置位相が180度異なる任意の2つの励振電極(11A,11C)に、極性の異なる電圧の励振信号SA,SCを印加して検出信号SGを調べる。このステップにより、前記周期内の特定の2象限のうち、何れの象限に結合電極21の基準位置21Lがあるかが分る。
なお、前記検出信号SGは励振信号であるパルス電圧の立ち上がりと立ち下がりに対応して、正の電圧と負の電圧が含まれるが、この例では前記信号処理部40は検出信号の正の電圧のみを有効とし、負の電圧は無視するように動作する。
次に、第2のステップとして、先ほどの2つとは異なる残りの2つの励振電極(11b,11d)に、同様に異なる電圧の励振信号SB,SDを印加して検出信号SGを調べる。このステップにより、結合電極21の基準位置21Lが前記周期内の4象限のうちのいずれにあるかが分る。
次に、第3のステップとして、あらかじめ決められた時間、基準電位である0Vを出力する。
図4を用いて結合電極21の基準位置21Lがどの象限にいるかを検出できる仕組みをより具体的に説明する。
図4は、固定子上の励振電極の配置に対する移動子上の結合電極の位置と、励振信号によって励振される電極と印加される励振信号の波形、および検出信号を説明する図である。
前述の第1のステップとして、シーケンサ31は励振電極11aに正のパルス電圧の励振信号SA、励振電極11aに対して180度配置位相の異なる励振電極11cに負のパルス電圧の励振信号SCを同時に出力する。
次に前述の第2のステップとして、励振電極11Bに正のパルス電圧の励振信号SB、励振電極11bに対して180度配置位相の異なる励振電極11dに負のパルス電圧の励振振動SDを同時に出力する。
図4において下側破線に記載されている数値は1周期内の角度を表し、励振電極11aは0度、励振電極11bは90度、励振電極11cは180度、励振電極11dは270度に相当する。
図4で左端が結合電極21の基準位置21Lである。一番上に描かれている結合電極21(n1)は基準位置21Lが0度の位置にある場合である。このとき、結合電極21は、励振電極11aおよび11bにのみ対向しているので、第1のステップでは固定子10の受信電極14には正の電圧の検出信号SG(sg1の1回目を参照)が現れ、第2のステップでも正の電圧の検出信号SG(sg1の2回目を参照)が現れる。
次に、結合電極21の基準位置21Lが22.5度シフトした場合(n2の状態)は、励振電極11aと励振電極11cは部分的に同じ分だけ対向し、励振電極11bは全体的に結合電極21と対向する。このため、第1のステップでは受信電極14の出力は相殺され検出信号SGは0「ゼロ」となり(sg2の1回目を参照)、第2のステップでの出力は正の電圧の検出信号SGとなる(sg2の2回目を参照)。
次に結合電極21の基準位置21Lが45度にシフトした場合(n3の場合)は、励振電極11bと励振電極11cのみが結合電極21と対向する。このため、第1のステップでは受信電極14からの出力は負の電圧の検出信号SGとなり(sg3の1回目を参照)、第2のステップでの出力は正の電圧の検出信号SGとなる(sg3の2回目を参照)。この状態は、結合電極21の基準位置21Lが112.5度の直前に至るまで連続する。
結合電極21の基準位置21Lが112.5度にシフトすると(n5の場合)、結合電極21と対向するのは、励振電極11b、励振電極11c、および励振電極11dであるので、第1のステップでは受信電極14からの出力は負の電圧の検出信号SGとなり(sg5の1回目を参照)、第2のステップでは結合電極21と対向する励振電極11bと励振電極11dの受信電極14からの出力は相殺され0「ゼロ」となる(sg5の2回目を参照)。
以下、同様の作用により結合電極21の基準位置21Lを角度θで表すと、112.5度<θ<202.5度では第1のステップ、第2のステップともに負の電圧の検出信号SGが現れ、202.5度<θ<292.5度では第1のステップで正の電圧の検出信号SG、第2のステップで負の電圧の検出信号SGが現れ、292.5度<θ<360度(0度)では、第1のステップ、第2のステップともに正の電圧信号SGが現れる。
図5は第1の実施形態の関係を表にまとめて図にしたものである。図5に示されるように、第1のステップと第2のステップで得られる受信電極14からの検出信号SGにより、結合電極21の基準位置21Lが図5の第1象限から第4象限のどこにいるかを知ることができる。図に示すZ1からZ4は各象限の境界であるが、Z1は第1象限に、Z2は第2象限に、Z3は第3象限に、Z4は第4象限に含めている。なお、X1は検出信号SGの1回目の値がプラス(+)、0、マイナス(−)のいずれかであることを表し、X2は検出信号2回目の値が(+)、0、マイナス(−)のいずれかであることを表している。
次に、図6および図7を参照して、3つの励振電極の組が設けられている第2の実施形態を説明する。図4に示される実施形態との相違点は、励振電極が3つであり、第1のステップ、第3のステップで接続される励振電極11の組み合わせと信号レベルである。
励振電極が3つの場合、各励振電極11a、11b、11cは、120度ずれで配置されているために、励振電極の組み合わせ方が異なる。第1のステップとしては励振電極11a、11b、および11cの全てを使用する。
第1のステップでは、シーケンサ31は励振電極11aに印加される励振信号SAに正のパルス電圧を、励振電極11bに印加される励振信号SBおよび励振電極11cに印加される励振信号SCには振幅の絶対値が励振信号SAの半分である負のパルス電圧を同時に出力する。
XY座標上のベクトルとして各電極の電圧を考えると、励振電極11bと11cの合成電圧は、電圧Aの電圧の向きが逆となるために、X軸の正側に正のパルス電圧、X軸の負側に負のパルス電圧を印加していることと等価になる。
次に第2のステップでは、シーケンサ31は励振信号SAを基準電位である0Vとし、励振信号SBとして正のパルス電圧を、励振信号SCとして負のパルス電圧を同時に出力する。これは、Y軸の正側に正のパルス電圧を、Y軸の負側に負のパルス電圧を印加することを意味する。この2つの動作により第1の実施形態と同様にどの象限に結合電極21の基準位置21Lがあるかを知ることができる。
図7は第2の実施形態の関係を表にまとめて図にしたものである。図7に示されるように、第1のステップと第2のステップで得られる受信電極14からの検出信号SGにより、結合電極21の基準位置21Lが図7の第1象限から第4象限のどこにいるかを知ることができる。図に示すZ1からZ4は各象限の境界であるが、Z1は第1象限に、Z2は第2象限に、Z3は第3象限に、Z4は第4象限に含めている。なお、X1は検出信号SGの1回目の値がプラス(+)、0、マイナス(−)のいずれかであることを表し、X2は検出信号2回目の値が(+)、0、マイナス(−)のいずれかであることを表している。
ここで図8を用いて信号処理部40の一形態を説明し、図9を用いてその処理のアルゴリズムを説明する。まず、信号処理部40は、静電容量型検出器100からの検出信号SGを受信し、第1の検出信号をRAM42に格納し、次に読み込んだ検出信号SGを第2の信号とし、RAM42に格納された第1の検出信号を元に状態データテーブルを格納したROM43から状態データを読み出す。これらの演算処理はプロセッサ(CPU)によって実行される。
次に図9に示される処理のアルゴリズムを説明する。
●[ステップSA1]シーケンサに第1のステップの実行を指示する。
●[ステップSA2]シーケンサからの第1のステップの完了信号が出力されたか確認を行い、出力があった場合は受信電極から検出信号を取得する。前記完了信号が出力されない場合は、監視を続ける。
●[ステップSA3]検出信号を記号化する。検出信号は、(1)正の値、(2)負の値、(3)ゼロの3つの状態をとり得るので2ビットの情報で表現することができる。記号化された検出信号を記憶する。
●[ステップSA4]シーケンサに第2のステップの実行を指示する。
●[ステップSA5]シーケンサからの第2のステップの完了信号が出力されたか確認を行い、出力があった場合は受信電極から検出信号を取得する。前記完了信号が出力されない場合は、監視を続ける。
●[ステップSA6]検出信号を記号化する。ステップSA3と同じく、検出信号は、(1)正の値、(2)負の値、(3)ゼロの3つの状態をとり得るので2ビットの情報で表現することができる。
●[ステップSA7]ステップSA3で得られた検出信号と、ステップSA6で得られた検出信号を所定の方法で組み合わせる。
●[ステップSA8]2つの検出信号の組み合わせと対応する象限についてデータテーブルを参照して、現在の象限を判断する。
次に図10を用いて第3の実施形態を説明する。
図10は4相の励振電極11を有する静電容量型検出器であり、信号処理部40に前回の象限データを格納する象限レジスタ45と1λ内(1周期内)を超える移動があったときにλ数を格納するλ数カウンタ46を有している。象限レジスタとλ数カウンタを使用したλ数カウントの方法について図11を用いて説明する。
なお、以下では、象限データを取得する時間間隔内において、象限データの変化は最大で1象限であるとして説明する。
図12に示すとおり、第1象限から第2象限までが反時計回りに決められている。この場合は、第1象限と第2象限の間が1λの切変わり目になっており、結合電極21の基準位置21Lが第1象限から第2象限に移ると移動子20が1λを超えて動いたと判断される。第1象限から時計回りに第2象限に至るまでは1λ内の移動であり、λ数カウンタは変更されない。このため、判断の第1のステップとしては、象限レジスタの値が第1象限または第2象限であったか否かを判断すればよい。さらに、判断の第2のステップとしては、今回得られた象限データが第1象限か第2象限かを判断すればよい。
図11に示されるフローチャートを各ステップに従って説明する。
●[ステップSC1]前回の象限データを読み出す。
●[ステップSC2]前回の象限データは第1象限データか否か判断し、第1象限データであればステップSC3へ移行し、第1象限データでなければステップSC5へ移行する。
●[ステップSC3]今回の象限データは第2象限データか否か判断し、第2象限であればステップSC4へ移行し、第2象限でなければ終了する。
●[ステップSC4]λ数カウンタの値に1を加算して格納し、終了する。
●[ステップSC5]前回の象限データは第2象限データか否か判断し、第2象限データであればステップSC6へ移行し、第2象限データでなければ終了する。
●[ステップSC6]今回の象限データは第1象限データであるか否か判断し、第1象限データであればステップSC7へ移行し、第1象限データでなければ終了する。
●[ステップSC7]λ数カウンタの値から1減算し格納し、終了する。
次に、図13を使用して請求項2について説明する。図13は図3に示される静電容量型検出器と同じ構成の静電容量型検出器であるが、図4とは励振信号の加え方が異なる。
図4では第1のステップで加えられるパルス電圧が出力されてゼロに戻った後に第2のステップの電圧が印加されたが、図13では各パルス状態が重複する場合である。
図4の例では、信号処理部40が検出信号SGの正の電圧だけを有効としていたが、本例では、信号処理部40は検出信号SGの正の電圧と負の電圧の両方を有効とする。
図4の例では、1回の励振信号出力で1回の判定結果しか得られないが、図13の励振信号の加え方によれば、励振信号であるパルスの立ち上がりに対応した検出信号による判定結果と、前記励振信号であるパルスの立下りに対応した検出信号による判定結果の2回の判定結果を得ることができる。
ただし、同じ象限であっても前回の前記励振信号であるパルスの立ち上がりに対応する検出信号による判定と、検出信号の符号が前記励振信号であるパルスの立ち上がりに対応する検出信号は符号が反転しているので、前記励振信号であるパルスの立下りに対応する検出信号は符号を反転させて読み出すなどの処理や、または前記データテーブルの内容を変更しておくなどの処置を行う。
なお、図14(a)〜(c)は請求項1、および図14(d)は請求項2に記載した各ステップで印加される電圧を説明したものである。
次に、図15に示すアルゴリズムのフローチャートを説明する。このフローチャートは請求項2に係る処理を示すものである。
●[ステップSB1]〜[ステップSB4]シーケンサに第1のステップの実行を指示し、第1のステップの完了を待って、検出信号を取得し、結果を記号化して第1の検出信号とする。
●[ステップSB5]〜[ステップSB8]シーケンサに第2のステップの実行を指示し、第2のステップの完了を待って、検出信号を取得し、結果を記号化して第2の検出信号とする。
●[ステップSB9]、[ステップSB10]第1と第2の検出信号を組み合わせてデータを作成し、データベースを参照して象限を判断する。
●[ステップSB11]〜[ステップSB16]シーケンサに第3のステップの実行を指示し、第3のステップの完了を待って、シーケンサに第4のステップの実行を指示し、第4のステップの完了を待って検出信号を取得し、記号化して第3の検出信号とする。
●[ステップSB17]〜[ステップSB20]シーケンサに第5のステップの実行を指示し、第5のステップの完了を待って検出信号を取得し、記号化して第4の検出信号とする。
●[ステップSB21]、[ステップSB22]第3と第4の検出信号を組み合わせてデータを作成し、データベースを参照して象限を判断し、終了する。
次に、回転方式の静電容量型位置検出器に用いられる移動子の別形態を図16に示す。図2の移動子20の例では結合電極21が10個設けられていたが、これは対向して使用する固定子10に設けられた励振電極群16が10組であったことに起因している。
図16は、結合電極21の数が5個である移動子の例を示している。この結合電極21同士のピッチは、固定子10の励振電極11のピッチの整数倍にしてあるので、図1の固定子10と組み合わせて使用することが出来る。結合電極数が減ることにより移動子20のパターンが簡単になるメリットがある。ただし、励振電極11との静電容量は減少するため検出信号は小さくなる。
次に、直動方式の静電容量型位置検出器の実施形態を図17〜図19を用いて説明する。直動型においても位置検出の原理については上述した回転方式の静電容量型位置検出器と同様であるので、ここでは、直動方式の静電容量型位置検出器の概略の構成について説明する。なお、この実施形態では、検出器の信号に重畳するノイズの影響を軽減するため、後述するように2種類のA相結合電極61a,B相結合電極61bから得られる信号を差動増幅するようになっている。この点は、上述した回転方式の静電容量型位置検出器と異なっている。
図17は、直動方式の静電容量型位置検出器の固定子を示している。図18は、前記固定子に組み合わせて用いられる移動子を示している。図19は、図17に図示される固定子と図18に図示される移動子を備えた直動方式の静電容量型位置検出器の概略構成図である。
まず、図17に示される固定子50を説明する。固定子50は回転方式の静電容量型位置検出器の実施形態と同様に複数の励振電極51が所定の順序で配置され一定の周期で複数配置されている。所定数の励振電極51から一つの励振電極群56が構成される。図17に示される固定子50では、一つの励振電極群56は4つの励振電極51a,51b,51c,51dから構成されている。固定子50に配置される励振電極群の数は検出する数に応じて決められる。それぞれの励振電極群に含まれる各励振電極は互いに電気的に接続されている。
回転方式の静電容量型位置検出器の実施形態と同様に、固定子50は例えばプリント板製造技術によって製造される。各励振電極51a,51b,51c,51dは電気的に独立しているため、各励振電極51a,51b,51c,51dと各給電導体53a,53b,53c,54dは、前述した回転式の場合と同様に、各給電部58a,58b,58c,58dであるスルーホール壁面に形成された導体により各通電導体52a,52b,52c,52dと電気的に接続される。なお、スルーホールによらず導体により電気的に接続することでもよい。破線で示す通電導体52は、固定子50の内層または裏面に形成されていることを示している。
固定子50の材料は、表面が絶縁性で剛性を持つ基板材であればよいのは回転方式の静電容量型検出器の固定子10と同様である。各導体は、圧延銅箔、蒸着クロムなどの導体をフォトエッチングで除去したり、銀やカーボン等の導体インクをインクジェット、シルクスクリーン、オフセット印刷等で形成してもよい。直動方式の静電容量型位置検出器は回転方式の静電容量型位置検出器と異なり、固定子50には受信電極(図1の受信電極14を参照)が設けられておらず、図18を用いて後述するように、直動方式の静電容量型位置検出器の出力信号は移動子60から直接出力される。
図18に示されるように直動方式の静電容量型位置検出器に用いられる移動子60は、その片面には固定子50(図17参照)の励振電極51と対向する位置に複数の結合電極61a,61bを有している。A相結合電極61aおよびB相結合電極61bは共に励振電極群56の略半分の幅を有しており、A相結合電極61aとB相結合電極61bは隣あって配置される。つまり、A相結合電極61aは励振電極群56に含まれる半分の数の励振電極51と対向しており、B相結合電極61bは励振電極群56の残りの半分の数の励振電極51と対向している。図17に示されるように、本実施形態では、1つの励振電極群56が4つの励振電極を有しており、A相結合電極61a、B相結合電極61bはそれぞれ略2相の励振電極51と対向する。
また、A相結合電極61aとB相結合電極61bは移動子60に同じ数だけ配置され、一対のA相結合電極61aとB相結合電極61bを単位とする結合電極群66を形成する。また、結合電極群66の数は励振電極群56の数よりも少なく、A相結合電極61aとB相結合電極61bが相対移動したときも移動子60が固定子50からはみ出すことがなく、A相結合電極61aとB相結合電極61bそれぞれの励振電極51に対向する面積が等しい。
A相結合電極61aは、導体63a、通電部68a、通電導体62aを介してA相出力電極64aに電気的に接続され、B相結合電極61bは導体63b、通電部68b、通電導体62bを介してB相出力電極64bに電気的に接続される。この電気的に接続する手段は、図18を用いて説明した通電部68aにスルーホールによる技術を使用することができる。A相結合電極61aとB相結合電極61bの位置関係により、A相出力電極64aの電圧とB相出力電極64bの電圧は互いに位相が180度異なっている。
A相出力電極64aとB相出力電極64bは差動アンプ69に電気的に接続されており、差動アンプ69によってA相出力電極64aとB相出力電極64bの出力の差動成分を得ることによってコモンモードノイズを除去することができ、耐ノイズ性を向上させることができる。なお、回転方式の静電容量型位置検出器と同様に結合電極、出力電極をそれぞれ1つのみ用いる構成とすることも可能である。なお、通電部はスルーホール技術を用いて形成される。
次に、図19を用いて直動方式の静電容量型位置検出器の概略の構成を説明する。固定子50と移動子60、所望の波形の信号を生成するシーケンサ31とシーケンサ31からの信号を増幅するドライバ回路32、検出器出力を受ける差動アンプ69から構成され、ドライバ回路32からは信号SA,SB,SC,SDが静電容量型位置検出器の励振電極51に出力される。移動子60は図示しない機構部によりA相結合電極61a,B相結合電極61bが配置された面が、固定子50の励振電極51と所定の間隙を維持して図の左右方向に移動可能に支持される。直動方式の静電容量型位置検出器も、回転方式の静電容量型位置検出器と同様のステップにより位置を検出することが出来る。
さて、上述した本発明の実施形態で、1周期を4分割した例を説明した。その場合、分割された領域は「象限」と呼ばれるため、象限データ、象限レジスタなどの呼称を用いた。より一般的に1周期をN個(N≧3)の領域に分割する場合については、詳細な説明は省略するが、領域データを取得する時間間隔内において、領域データの変化は最大で、(N−1)/2から小数部を切り捨てた数に等しい領域数であると仮定し、その条件の下で図20のフローチャートの処理を行うことにより、λ数(周期数)のカウント処理を同様に行うことが出来る。なお、本実施形態における処理手段としては、例えば、図11に示される信号処理部40、象限レジスタ45、およびλ数カウンタ46を用いる。ここで、象限レジスタ45は領域データを格納する領域レジスタとして機能させる。
以下、図20に示される処理のフローチャートを各ステップに従って説明する。図20に示すフローチャートは、図12をN個(N≧3)の領域に分割する場合に適用できるように一般化したフローチャートとみることができる。
なお、フローチャート中の記号の意味は以下の通りである。
n-1 :前回の領域データ(領域データは前記象限データに相当する)
n :今回の領域データ
N :1周期の分割数
●[ステップSC1]前回の領域データAn-1を読み出す。
●[ステップSC2]今回の領域データAnから前回の領域データAn-1を減じた差分ΔA1を算出する。
●[ステップSC3]ステップSC2で算出した差分ΔA1は0より小さいか否か判断し、0より小さい場合にはステップSC4へ移行し、0より小さくない場合にはステップSC5へ移行する。
●[ステップSC4]差分ΔA1に1周期の分割数Nを加算した値に差分ΔA1を置き換える。
●[ステップSC5]1周期の分割数Nから差分ΔA1を減算した値を差分ΔA2とする。
●[ステップSC6]ステップSC4で算出した差分ΔA1は(N―1)の1/2以下であるか否か判断し、以下の場合にはステップSC7へ移行し、以下でない場合にはステップSC10へ移行する。
●[ステップSC7]前回の領域データAn-1にステップSC4で算出した差分ΔA1を加算し数値Bを算出する。
●[ステップSC8]ステップSC7で算出した数値Bは、1周期の分割数Nより大きいか否か判断し、大きい場合にはステップSC9へ移行し、大きくない場合には処理を終了する。
●[ステップSC9]λ数カウンタに1を加算し、処理を終了する。
●[ステップSC10]前回の領域データAn-1からステップSC5で算出した差分ΔA2を減算し数値Bを算出する。
●[ステップSC11]ステップSC10で算出した数値Bは、0以下であるか否か判断し、0以下である場合にはステップSC12へ移行し、0以下ではない場合には処理を終了する。
●[ステップSC12]λ数カウンタから1を減算し、処理を終了する。
図21には1周期がN個の領域に分割されたようすが図示されている。図21で領域と領域Nの境界が1λの切り変わり目になっている。
SG 検出信号
10 固定子
11 励振電極
11a A相励振電極
11b B相励振電極
11c C相励振電極
11d D相励振電極
12 通電導体
13 給電導体
14 受信電極
15 固定子の貫通孔
16 励振電極群
17 検出信号出力部
18a A相給電部
18b B相給電部
18c C相給電部
18d D相給電部
20 移動子
21 結合電極
22 送信電極
23 移動子の貫通孔
30 励振手段
31 シーケンサ
32 ドライバ回路
40 信号処理部
45 象限レジスタ
46 λ数カウンタ
50 固定子
51 励振電極
51a A相励振電極
51b B相励振電極
51c C相励振電極
51d D相励振電極
52 通電導体
52a A相通電導体
52b B相通電導体
52c C相通電導体
52d D相通電導体
53 給電導体
53a A相給電導体
53b B相給電導体
53c C相給電導体
53d D相給電導体
56 励振電極群
58 給電部
58a A相給電部
58b B相給電部
58c C相給電部
58d D相給電部
60 移動子
61 結合電極
61a A相結合電極
61b B相結合電極
62 通電導体
62a A相通電導体
62b B相通電導体
63 導体
63a A相導体
63b B相導体
64 出力電極
64a A相出力電極
64b B相出力電極
66 結合電極群
68 通電部
68a A相通電部
68b B相通電部
69 差動アンプ
100 静電容量型検出器

Claims (5)

  1. 固定子と、該固定子に対向し相対移動する移動子とを備え、
    前記固定子は、周期的に配置され互いに電気的に独立した複数の励振電極からなる複数組の励振電極群と、前記励振電極群と電気的に独立した受信電極を有し、
    前記移動子は、前記励振電極群と対向し周期的に配置された結合電極と、前記複数の結合電極の全てが電気的に接続される前記受信電極と対向して配置された送信電極を有し、
    前記励振電極に入力する励振信号を生成する励振手段と、
    前記受信電極に現れる検出信号を入力し処理する信号処理手段と、
    を備えた静電容量型検出装置において、
    該励振手段は、
    各励振電極の電圧が各々の基準電位と同じ電圧となっている状態からスタートし、
    第1のステップとして、前記励振電極群の配置周期を1周期としたときに、1つまたは複数の励振電極に前記基準電位より高い第1のパルス電圧を印加し、前記励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に前記第1のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い第2のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、
    第2のステップとして、前記第1のステップが完了した後に、前記第1のステップで印加した励振電極とは異なる1つまたは複数の励振電極に、前記基準電位より高い第3のパルス電圧を印加し、前記第3のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い第4のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、
    第3のステップとして、所定の時間、出力を各々の基準電位と同じ電圧に維持する動作を行い、
    前記信号処理手段は、前記励振手段の第1のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第1の検出信号を入力して記憶し、さらに、前記励振手段の第2のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第2の検出信号を入力して記憶し、記憶した該第1の検出信号と該第2の検出信号の組み合わせにより前記結合電極の基準位置が前記1周期を4分した象限のいずれに含まれるかを判別することを特徴とする低消費電流静電容量型検出装置。
  2. 固定子と、該固定子に対向し相対移動する移動子とを備え、
    前記固定子は、周期的に配置され互いに電気的に独立した複数の励振電極からなる複数組の励振電極群と、前記励振電極群と電気的に独立した受信電極を有し、
    前記移動子は、前記励振電極群と対向し周期的に配置された結合電極と、前記複数の結合電極の全てが電気的に接続される前記受信電極と対向して配置された送信電極を有し、
    前記励振電極に入力する励振信号を生成する励振手段と、
    前記受信電極に現れる検出信号を入力し処理する信号処理手段と、
    を備えた静電容量型検出装置において、
    該励振手段は、
    各励振電極の電圧が各々の基準電位と同じ電圧となっている状態からスタートし、
    第1のステップとして、前記励振電極群の配置周期を1周期としたときに、1つまたは複数の励振電極に前記基準電位より高い第5のパルス電圧を印加し、
    前記励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に前記第5のパルス電圧と同じタイミングでその基準電位より低い第6のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、
    第2のステップとして、前記第1のステップで電圧を印加した励振電極とは異なる1つまたは複数の励振電極にその基準電位より高い第7のパルス電圧を印加し、前記第7のパルス電圧と等価的に180度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に、前記第7のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い第8のパルス電圧を同時に印加する動作を行い、
    第3のステップとして、所定の時間、前記第1および前記第2のステップの出力を維持する動作を行い、
    第4のステップとして、前記第1のステップで電圧を印加した励振電極と同じ複数の励振電極の電圧を各々の基準電位と同じ電圧に変化させる動作を行い、
    第5のステップとして、前記第2のステップで電圧を印加した励振電極と同じ複数の励振電極の電圧を各々の基準電位と同じ電圧に変化させる動作を行い、
    第6のステップとして、所定の時間、出力を維持する動作を行い、
    前記信号処理手段は、前記励振手段の第1のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第1の検出信号を入力して記憶し、
    前記励振手段の第2のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第2の検出信号を入力して記憶し、
    記憶した該第1の検出信号と該第2の検出信号の組み合わせにより前記結合電極の基準位置が前記1周期を4分した象限のいずれかに含まれるか判別し、
    前記励振手段の第4のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第3の検出信号を入力して記憶し、さらに、
    前記記憶手段の第5のステップの動作に対応して前記受信電極に現れる第4の検出信号を入力して記憶し、
    さらに記憶した該第3の検出信号と該第4の検出信号の組み合わせにより前記結合電極の基準位置が前記1周期を4分した象限のいずれに含まれるかを判別することを特徴とする低消費電流静電容量型検出装置。
  3. 前記第2のステップに替えて、
    前記第1のパルス電圧または前記第5のパルス電圧を印加した励振電極と等価的に90度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に前記基準電位より高いパルス電圧を印加し、前記第2のパルス電圧または前記第6のパルス電圧を印加した励振電極と等価的に90度配置位相の異なる1つまたは複数の励振電極に、前記基準電位より高いパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低いパルス電圧を同時に印加する動作を行う第2のステップとし、
    前記結合電極の基準位置が前記1周期を4等分した象限のいずれに含まれるかを判別することを特徴とする請求項1または2に記載の低消費電流静電容量型検出装置。
  4. 前記第1のステップの動作は、
    1つの励振電極に前記基準電位より高い前記第1のパルス電圧または前記第5のパルス電圧を印加し、前記励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つの励振電極に前記基準電位より低い前記第2のパルス電圧または前記第6のパルス電圧を印加する動作であり、
    前記第2のステップの動作は、
    前記第1のステップで、第1、第2、第5、または第6のパルス電圧が印加された励振電極のいずれかと等価的に90度配置位相の異なる1つの励振電極に前記基準電圧より高い前記第3のパルス電圧または前記第7のパルス電圧を印加し、該第3のパルス電圧または該第7のパルス電圧が印加された励振電極と等価的に180度配置位相の異なる1つの励振電極に該第3のパルス電圧または該第7のパルス電圧と同じタイミングで前記基準電位より低い前記第4または前記第8のパルス電圧を同時に印加する動作としたことを特徴とする請求項1または2に記載の低消費電流静電容量型検出装置。
  5. 前記結合電極は、前記励振電極群と対向して前記励振電極群と同じ数だけ周期的に配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の低消費電流静電容量型検出装置。
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