JP2010164180A - 拡開アンカー - Google Patents

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Abstract

【課題】器具のボルト孔からアンカー本体を直接挿入して器具を壁面等に固定することができ、一つの手順で器具の取り付けが完了する拡開アンカーを提供する。
【解決手段】筒状脚部4の中間部分が軸線方向の長い溝7によって複数の脚8に分割されたアンカー本体2と、前記筒状脚部4内に挿入して螺合するボルト3の組合わせからなり、前記アンカー本体4の脚8は、2つの長い溝7で分割することにより、その横断面が略半円形に形成され、その両端と中間部に折れ曲がり用の節部9が設けられ、前記筒状脚部4の他端側に、拡径方向へ突出する羽根部又は切り刃10を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、石膏ボードの貼られた壁面等に、器具を取り付けるための開脚型の拡開アンカー、更に詳しくは、器具に設けたボルト孔から壁面等に直接ねじ込むことによって器具を固定することができるようにした拡開アンカーに関する。
従来、石膏ボードの貼られた壁面に器具を取り付ける場合に用いている拡開アンカーとしては、大別すると、壁面となる石膏ボードに打ち込んだりドリルなどで予めあけておいた孔に挿入するタイプと、自ら壁面に穿孔しながら取付ける自穿孔タイプがある。
前者の石膏ボードに打ち込んだり予めあけた孔に挿入するタイプの拡開アンカーは、一端側に頭部又は複数のリブを設けた筒状脚部の他端側内周にメネジ部を設け、この筒状脚部の中間部分が軸線方向に長い溝によって複数の脚に分割されたアンカー本体と、その長さが前記アンカー本体よりも長く、前記筒状脚部内に挿入してメネジ部に螺合するボルトの組合わせから形成されている(例えば、特許文献1乃至5参照)。
このような拡開アンカーにおいて、複数に分割された脚を開脚させるには、筒状の脚部を溝によって複数の細長い脚に分割し、その脚の長さ方向の中間部分に折れ曲がる節部を設けておき、アンカー本体内に挿通したボルトをメネジ部に螺合し、アンカー本体を回り止めにした状態でボルトを回動し、メネジ部を頭部側に引き込むことで、前記節部で脚を折り曲げて拡開させるものである。
上記ボルトのねじ込み時にアンカー本体を回り止めにする手段としては、アンカー本体の一端側に設けた頭部の周囲で壁面への重なり面に爪片を突設し、爪片が壁面に突き刺さることで回り止めを得るようにしたもの(特許文献1と2)と、筒状脚部の一端側外周に複数のリブを突設し、このリブが壁面にあけた孔の周囲に食い込むことにより回り止めを得るようにしたもの(特許文献4と5)がある。
上記の拡開アンカーを用いて壁面に器具を固定するには、ボルトをアンカー本体内に挿入してメネジ部に螺合したセット状態で、これを壁面に打ち込んで貫通させるか、または、予め壁面に設けた孔にアンカー本体の筒状脚部を挿入し、アンカー本体の頭部に設けた爪片を壁面に食い込ませるか、リブが壁面にあけた孔の周囲に食い込ませ、アンカー本体を回り止めとした状態で、アンカー本体にボルトを挿入してねじ込み方向に回動させ、メネジ部をボルトの頭部側に引き寄せることで壁面の裏側で脚を折り曲げて開脚させ、壁面にアンカー本体を固定する。
次に、ボルトを逆回転させてアンカー本体から一旦取外した後、壁面に器具を重ねてそのボルト孔をアンカー本体に同軸心となるよう一致させ、再度ボルト孔に挿入したボルトを前記アンカー本体のメネジ部にねじ込むことにより、ボルトの頭部で器具を壁面に押圧固定するものである。
なお、上記メネジ部を頭部側に引きつけて開脚させる手段としては、上記のように、ボルトをメネジに螺合させてから、専用のリベッターでボルトを引きつける場合と、ボルトを回転させるだけで引きつける場合がある
次に、自穿孔タイプの拡開アンカーは、筒状脚部の中間部分が複数の脚に分割されたアンカー本体と、前記アンカー本体の筒状脚部内に挿入するボルトの組合わせからなり、上記した予めあけた孔に挿入するタイプの拡開アンカーと基本的構造は共通しているが、前記アンカー本体は、一端に頭部を有する筒状脚部の他端に切削ヘッドを備え、その内周をメネジ部とすると共に、ボルトは先鋭端がアンカー本体における筒状脚部の他端から突出する長さに設定された構造になっている(例えば、特許文献6参照)。
上記自穿孔タイプの拡開アンカーを用いて壁面に器具を固定するには、ボルトをアンカー本体内に挿入してメネジ部に螺合したセット状態で、先ず、壁面にボルトの先鋭端を押付けて推力を加えながらこのボルトを壁面に向けてねじ込むと、ボルトとアンカー本体が一体に回転し、切削ヘッドの先端刃先が壁面に孔をあけることで、アンカー本体が壁面等を貫通し、アンカー本体の頭部が壁面に当接した状態で、この頭部の周囲に設けた爪片が壁面に突き刺さり、アンカー本体が回り止め状態となる。
このようなアンカー本体の回り止め状態でボルトを更にねじ込み方向に回転させると、ボルトはアンカー本体のメネジ部を頭部側に引き寄せることになり、これによって、壁面の裏側で脚が折れ曲がって開脚状態になる。
上記脚の開脚後にボルトを逆回転させ、壁面に取付けたアンカー本体から一旦取外し、次に、壁面に器具をそのボルト孔がアンカー本体と同軸心になるよう重ねて配置し、再びボルト孔からアンカー本体にボルトをねじ込み、その頭部で器具を壁面に押圧することで、器具を壁面等に固定するようにしている。
米国特許第3,143,915号公報 特公昭56−16292号公報 特開2004−144278号公報 特開昭61−38208号公報 特開昭58−88217号公報 EP 0 378 907号公報
ところで、上記した予め壁にあけた孔に挿入するタイプの拡開アンカーによると、器具を例えば4箇所のボルト孔を用いて壁面に取り付ける場合、最大で以下のような(1)から(8)の手順が必要になる。
(1)壁面の所定の個所に器具を当てがい、ボルト孔の位置を鉛筆などで印を付ける。
(2)壁面から離した器具を一旦、床などに置く。
(3)壁面に付けた印の個所にドリルで孔をあける。
(4)孔に対して拡開アンカーを挿入する。
(5)ボルトをねじ込み方向に回動させてメネジを引き込むことで脚部を拡開させる。
(6)アンカー本体からボルトを一旦抜き取る。
(7)器具を再び壁面に当てがい、器具に設けたボルト孔をアンカー本体に一致させる。
(8)抜いたボルトを再び器具のボルト孔からアンカー本体に挿入してメネジに螺合させる。
このような予めあけた孔に挿入するタイプの拡開アンカーによると、取り付け手順が多すぎて器具の取り付けに時間が掛かることと、ドリルでの壁面への孔あけ時にドリルの先端のすべりなどによって、孔の位置、すなわち、アンカー本体の取り付け位置がずれると、4箇所のボルトの何れかがメネジに螺合できないという問題も生じる。
また、上記した特許文献6で示されている自己穿孔タイプの拡開アンカーにおいては、上記の手順(3)である拡開アンカーのねじ込み前の壁面に対する孔の穿孔作業が省けるが、依然として予めあけた孔に挿入するタイプの拡開アンカーと同様の手順を必要とし、取り付けに要する時間や4箇所のボルト孔に対する位置ずれの問題も解消することができないものである。
上記した特許文献1や2及び6で示されている拡開アンカーにおいて、脚を開脚させる場合のアンカー本体を壁面に対して回り止めにするため、これら拡開アンカーは、筒状脚部の一端に外方に張り出した頭部を設け、この頭部の外周に複数の爪片を突設しているが、このような爪片は、その先端が壁面に当接してからアンカー本体の頭部が壁面に重なるまでは回転するため、その結果爪片が壁面に円形の溝を削ることになり、実際には壁面に対して突き刺さるものではないので回り止めが得られず、アンカー本体がボルトと「共回り」して、開脚に至らないという問題が生じる。
また、アンカー本体の回り止め手段として、筒状脚部の外周に設けたリブを壁面にあけた孔の周囲に食い込ませるものは、孔に対する軸方向の抜け止め機能が少なく、ボルトをねじ込もうとアンカー本体を強い力で押し込むと、壁面の裏面側に落ち込んでしまうという不都合が生じることになる。
ところで、上記従来の自己穿孔タイプの拡開アンカーの場合、仮に、この拡開アンカーの構造を用い、固定せんとする器具のボルト孔を通して壁面に器具を直接固定する使用が可能となるようにしようとした場合、固定せんとする器具のボルト孔によってアンカー本体の外径は制約を受けることになり、例えば、器具に設けた4箇所のボルト孔が直径5mmの場合、アンカー本体の外径をボルト孔に挿通することができるよう、5mm以下の細くて長い構造にしなければならない。
このように、アンカー本体の外径が細径になると、分割された脚の開脚状態での強度を確保し、かつ、ボルトによるメネジ部の引き込みが適正に行え、開脚後の過剰な締め付けによる脚部の挫屈発生を防ぐような、強度的な観点からの工夫が必要になる。
上記した特許文献1や2及び6で示されている拡開アンカーにおいて、アンカー本体を壁面に対して周り止めにするため、アンカー本体の頭部周囲に複数の爪片を突設することを必要としているが、このような爪片は筒状脚部の外径とボルト孔の直径に十分な差がある場合にのみ設けることができ、例えば、ボルト孔が直径5mm程度の場合、アンカー本体の頭部をこのボルト孔に納まる直径にすると筒状脚部が極端に細径となり、頭部に複数の爪片を突設した構造を採用することができない。
更に、拡開アンカーにおいて、所定の耐引抜強度を得るには、壁面の裏面側において、脚を適正な開脚状態にしなければならないが、壁面の裏面にある脚はこれを目視することができないので、脚の適正な開脚状態が判らず、ボルトの過大な締め付けにより脚を坐屈させてしまうことがあり、所定の耐引抜強度が得られない状態が発生する。
また、上記ボルトによるメネジ部の引きつけにより、脚は両端部が外折れで中間部が中折れになるよう、脚を正確に開脚させる必要があり、このため、上記した特許文献1や2では、脚の外面に円弧状の溝又は円弧状の屈曲溝からなる節部を施し、特許文献6では、脚の幅を狭くすることで、折れ曲がりを容易にしているが、断面半円形の脚では形状的に折れ曲がり性が悪く、無理に折り曲げると縁部にヒビが入ることになり、前記した円弧状の溝又は円弧状の屈曲溝では円滑な折れ曲がりが得られないと共に、脚の幅を細くする方法は脚の強度を低下させ、筒状脚部が細径である場合に強度不足を招いて採用できない。
従来の拡開アンカーは、予めあけておいた孔に挿入するタイプと、自ら壁面に穿孔しながら取付ける自穿孔タイプの何れにおいても、本来、壁面への器具取り付けにおいて、器具をその上に当てがってボルトで固定するものであり、もし、アンカー本体を器具のボルト孔に挿通して用いようとすると、アンカー本体の頭部で器具を押えるため、将来、器具を取り外そうとした時に、開脚したアンカー本体とその頭部にはさまれた器具の取外しは容易ではないという問題が生じることになる。
そこで、この発明の課題は、自己穿孔タイプを採用して一つの手順で器具を直接壁面に固定することができ、しかも、壁面の裏面で脚を適正に開脚させ、適正な耐引抜強度が得られる新思想と構成を有する拡開アンカーを提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、筒状脚部の一端側に穿孔手段と内周にメネジ部を設け、この筒状脚部の中間部分が軸線方向に長い二つの溝によって複数の脚に分割され、それぞれの脚はその両端と中間に折れ曲がりを誘導する周方向の節部を有するアンカー本体と、一端が鋭角の角度を有する尖り先で他端に回転工具の係合する頭部を有し、その長さが前記アンカー本体よりも長く、前記筒状脚部内に挿入してメネジ部に螺合するボルトの組合わせからなり、前記ボルトの回転でアンカー本体のメネジ部を頭部側に引き込むことにより、アンカー本体の脚を節部の部分から折り曲げて開脚させるようにした拡開アンカーにおいて、前記アンカー本体の筒状脚部を、拡開アンカーで固定せんとする器具に設けたボルト孔に挿通することができる外径に設定し、この筒状脚部の脚はその横断面が略半円形となるように形成され、前記筒状脚部の他端側に、拡径方向へ突出し、前記ボルトによる脚の開脚時の引き付け力によって器具のボルト孔に圧入し、アンカー本体をボルトのねじ込み回転方向へ共回りしないようにする羽根部と、この羽根部に対して周方向に隣接して位置し、羽根部が縮径方向に圧縮変形した時にこれを収容できる空間を設けたものである。
請求項2の発明は、上記羽根部を、その突出量が筒状脚部の一端側から他端側に向けて徐々に大きくなっているようにしたものである。
請求項3の発明は、筒状脚部の一端側に穿孔手段と内周にメネジ部を設け、この筒状脚部の中間部分が軸線方向に長い二つの溝によって複数の脚に分割され、それぞれの脚はその両端と中間に折れ曲がりを誘導する周方向の節部を有するアンカー本体と、一端が鋭角の角度を有する尖り先で他端に回転工具の係合する頭部を有し、その長さが前記アンカー本体よりも長く、前記筒状脚部内に挿入してメネジ部に螺合するボルトの組合わせからなり、前記ボルトの回転でアンカー本体のメネジ部を頭部側に引き込むことにより、アンカー本体の脚を節部の部分から折り曲げて開脚させるようにした拡開アンカーにおいて、前記アンカー本体の筒状脚部を、拡開アンカーで固定せんとする器具に設けたボルト孔に挿通することができる外径に設定し、この筒状脚部の脚はその横断面が略半円形となるように形成され、前記筒状脚部の他端側に、拡径方向へ突出し、前記ボルトによる脚の開脚時の引き付け力によって器具のボルト孔に対してその周囲を切り込むように圧入し、アンカー本体をボルトのねじ込み回転方向へ共回りしないようにする切り刃を設けたものである。
請求項4の発明は、上記筒状脚部に脚を形成する2つの長い溝は、筒状脚部とメネジ部の境界部分から筒状脚部の途中の範囲に設けられ、前記脚に設けた節部は、その一つである筒状脚部とメネジ部の境界部分を含めて、前記長い溝の両端部と中間部の位置に設定され、前記長い溝は各節部に対応する両端部と中間部に切り欠き孔が形成されているようにしたものである。
請求項5の発明は、上記脚に設けた節部は、この節部の内面側に向けて窪み状の平坦部によって形成されているようにしたものである。
ここで、上記筒状脚部は、例えば、器具に設けた5mmのボルト孔に挿通することができる4.8mm程度の外径に形成され、この筒状脚部の他端側に設けた羽根部又は切り刃は、筒状脚部における周壁の一部を外方に突出するよう屈曲させることにより形成され、器具のボルト孔に筒状脚部を差込んだだけでは、ボルト孔に入りきらないようになっており、開脚時の引きつけ力によって引き寄せられて、器具のボルト孔に対して弾力的に進入することで発生する抵抗又は、ボルト孔の周囲に切り込むことにより、アンカー本体を回り止めにすると共に、ボルト孔に対して完全にはまり込んだ時点で、壁面の裏面で脚の適正な開脚状態が得られたことを知ることができ、過大な締め付けによる脚の坐屈発生を防止することができる。
また、脚の中間部に設けた窪み状の平坦部による節部は、その内面がボルトの外径面に当たるように形成され、脚はこの部分で直径が少し大きくなることで、脚の中間部分は開脚時に外側へ確実に折れ曲がることになる。
この発明によると、器具のボルト孔からアンカー本体を挿入して器具を直接壁面に固定することができ、一つの手順で器具の取り付けが完了して取付け時間が短縮され、また、器具のボルト孔からアンカーを挿入してそのまま固定することができるために、複数箇所を固定する場合のボルト孔に対する位置ずれの問題を解決することができる。
また、筒状脚部に設けた羽根部又は切り刃は、アンカー本体を押し込むだけではボルト孔には入りきらず、アンカー本体を回り止め状にしてボルトでメネジ部を頭部側へ引き寄せることにより、脚を折り曲げて開脚させることができ、この開脚時の引き付け力によって羽根部又は切り刃がボルト孔に納まることで、壁面の裏側で適正な開脚状態が得られたことを知ることができ、過大に締め付けて脚を坐屈させるのを防止することができる。
特に、固定する器具が0.5mm程度の金属薄板からなる場合は、切り刃が金属板のボルト孔の内周メカに切り込みながら入ることによって、強い回り止め効果を得ることができ、従来のアンカーのように、脆い石膏壁に爪片を突き刺して回り止め効果を得ようとしたり、壁材の孔の内周面にアンカー頭部外周の突条の弾性をもって圧接して回り止め効果を得ようとすることに比べ、金属板同士のかみ合いによる強い回り止め効果が得られる。
更に、筒状脚部の分割した脚の横断面を半円状とし、折り曲げ用の節部を窪み状の平坦部にしたので、筒状脚部を細径にしても脚の耐力を維持しながら、壁面の裏で脚を確実に開脚させることができる。
(a)はこの発明に係る拡開アンカーの第1の実施の形態におけるアンカー本体を示す正面図、(b)は同側面図、(c)はアンカー本体の縦断正面図、(d)はアンカー本体にボルトを組合わせた拡開アンカーの正面図、(b)は同縦断正面図 (a)は石膏ボードの壁面に第1の実施の形態の拡開アンカーを貫通させた状態の縦断正面図、(b)は石膏ボードの壁面を貫通した拡開アンカーを開脚させた器具固定状態を示す縦断正面図 (a)はアンカー本体の脚に設けた節部とボルトの関係を示す拡大した軸方向に沿う縦断面図、(b)は同じく周方向に沿う縦断面図 (a)はこの発明に係る拡開アンカーのアンカー本体を製造する場合の一例を示す展開図、(b)は同斜視図、(c)はアンカー本体の筒状脚部に設けた羽根部を示す拡大した端面図 (a)はこの発明に係る拡開アンカーの第2の実施の形態におけるアンカー本体を示す正面図、(b)は同側面図、(c)はアンカー本体の縦断正面図
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の拡開アンカーは、器具に設けた小径のボルト孔からアンカー本体を直接挿入して、石膏ボードを用いた壁面に器具を直接固定するという飛躍した思想を実現することに着目したものである。
この実現のためには、アンカー本体が小径のボルト孔に挿入できる程に「細い」ことが要求され、先端に孔あけのできる穿孔機構を有することが必要になり、先端に穿孔機構を有する自己穿孔タイプの拡開アンカーは周知技術であるが、筒状脚部を細くすると溝で分割した脚は荷重を支えきれない程に弱いものになる。
図1乃至図4は、この発明に係る拡開アンカー1の第1の実施の形態を示しており、細くて長いアンカー本体2と、このアンカー本体2の内部にねじ込むボルト3の組合わせによって形成されている。
上記アンカー本体2は、金属板を用いて所定長さの円筒状に形成された筒状脚部4の一端側に穿孔手段5と内周にメネジ部6を設け、この筒状脚部4の中間部分が軸線方向の長い溝7によって複数の脚8に分割され、それぞれの脚8は、その両端と中間に折れ曲がりを誘導する節部9を有していると共に、筒状脚部4の他端側で軸線を挟む両側の位置に、筒状脚部4の外径に対して拡径方向へ突出する羽根部又は切り刃10と、この羽根部又は切り刃10に対する隣接位置に、羽根部10が縮径方向に圧縮変形した時にこれを収容できる空間11が設けられている。
また、ボルト3は、螺軸12一端が鋭角の角度を有する尖り先13で他端に回転工具の係合する頭部14を有し、その長さが前記アンカー本体2よりも長く、前記筒状脚部4内に挿入してメネジ部6に螺合するようになっている。
上記アンカー本体2において、筒状脚部4の一端側(先端側)は、この筒状脚部4よりも少し小径の短尺筒部15となり、上記した穿孔手段5が、短尺筒部15の先端面で軸心を挟む両側の位置に設けた先端方向へ向けて先鋭状に突き出す一対の爪状突起5aによって形成され、前記短尺筒部15の内周がメネジ部6に形成されている。
上記筒状脚部4に設けた脚8は、筒状脚部4の中間部分に軸心を挟んで施した2つの長い溝7で分割することにより、その横断面が略半円形に形成され、溝7を二つにして横断面が略半円形とすることで、筒状脚部4を細径にしても脚8が曲げ力に抗するものとなり、筒状脚部4を細径にしても支持力を得ることができる。
ちなみに、筒状脚部4は、0.5mm程度の厚みを有する金属板を用いて円筒状に形成され、その外径は、器具aに設けた直径5mmのボルト孔bに挿通することができるよう、4.8mm程度に設定され、一端側の短尺筒部15は外径が4mm程度となり、筒状脚部4の長さは、石膏ボードcを用いた壁面の厚みにもよるが、短尺筒部15を含めて40mm前後になっている。
上記筒状脚部4の脚8に設けた節部9は、その一つである筒状脚部4と短尺筒部15の境界部分を含めて、前記長い溝7の両端部と中間部の三箇所の位置に設定され、図3(a)と(b)のように、中間と他端側に位置する周方向の節部9が、軸方向の断面形状と周方向の断面形状が、内面側に向けて窪む平坦部に形成され、前記長い溝7は各節部9に対応する両端部と中間部が円形孔や長円形孔による孔16になっており、脚8が節部9から折れ曲がるのを容易にすると共に、横断面が略半円形となる脚8の内折部分に干渉が発生するのを防いでいる。
上記節部9において、中間部や他端側に位置する節部9を内側へ向けて軸方向及び周方向に窪む平坦部にし、この平坦部の内面が内部でボルト3の螺軸12における外径面に接するようにすると、図5(a)と(b)に拡大して示すように、アンカー本体2内にボルト3を挿入することで、脚8をやや外方向へ広げることになり、これによって、開脚時に脚8が外方に折れ曲がり易くなり、開脚を容易にする役目をする。
上記筒状脚部4の他端側で軸線を挟む両側の位置に設けた羽根部又は切り刃10は、図1(a)と図5(c)の場合、羽根部の例を示し、筒状脚部4の周壁でこの周壁に施した軸方向の切れ目を挟む両側を外方に屈曲させ、その先端縁の突出量を、筒状脚部4の一端側から他端側に向けて徐々に大きくなっているようにして形成し、隣接する羽根部間が空間11になっている。
羽根部又は切れ刃10を切れ目を挟む両側に設けることによって、将来、器具を取外す際に、ボルトを緩み方向へ逆回転させる際の回り止め効果を得ることができる。
また、図5に示す第2の実施の形態のアンカー本体2において、上記羽根部は、筒状脚部4の周壁でこの周壁に施した軸方向の切れ目に対して、ボルト3の締め付け回転方向の後方に位置する部分を外方に屈曲させて形成し、羽根部に対してボルト3の締め付け回転方向前方の位置が空間11になっている。
なお、上記羽根部又は切り刃10において、切り刃の場合は、上記した羽根部と同様の構造において、筒状脚部4から突出する羽根部の先端縁を鋭利な刃先縁とし、例えば、固定する器具aが0.5mm程度の比較的薄手の金属板で形成された器具に対して、ボルト孔への圧入時にその内周面を切り込むようにして進入する構造になっている。
何れの実施の形態の羽根部又は切り刃10においても、先端縁の突出量が、筒状脚部4の一端側から他端側に向けて徐々に大きくなっているようにするだけでなく、図5のように、その突出量が他端側に向けて二段階的に大きくなっているようにすることができ、軸心を挟んで両側に位置する羽根部又は切り刃10の先端間の最大距離は、器具aに設けたボルト孔bよりも大きく、かつ、ボルト孔bに圧入することができるように設定されている。
上記のように、羽根部又は切り刃10の先端部の突出量を設定することにより、アンカー本体2を押し込むだけでは羽根部又は切り刃10がボルト孔bには入りきらず、羽根部又は切り刃10の一部がボルト孔bに入るか周囲に切り込むことで、器具aに対してアンカー本体2は回り止め状となり、この回り止め状態でボルト3を更に回転させると、メネジ部6を頭部側へ引き寄せることになり、これによって、脚8を節部9の部分で折り曲げて開脚させることができ、この開脚時の引き付け力によって羽根部又は切り刃10は、羽根部の場合ボルト孔bに圧縮されてその内部に完全に納まるか、切り刃の場合は後端位置が器具aに切り込み進入することで、壁面の裏側で適正な開脚状態が得られたことを知ることができ、過大に締め付けて脚8を坐屈させるのを防止することができることになる。
図5に示す第2の実施の形態は、筒状脚部4の他端側に、この筒状脚部4の外径よりも幅の狭い帯状で、筒状脚部4の中心軸線から外方に向けてL字状に折れ曲る頭部17を設けた例を示し、この頭部17は弾性を持たせるために、ボルト3の締め付け回転方向側の前方側端部が、筒状脚部4の一端側へ近づくように傾斜しているようにしてもよい。
なお、図1と図2で示す第1の実施の形態のように、上記した筒状脚部4の頭部17はこれを省いてもよく、この頭部17がなくてもボルト3の頭部14やワッシャ14aによって器具aを固定化することができ、頭部17がないことで後日器具aの取外しが容易に行えることになる。
図4(a)と(b)は、この発明の拡開アンカー1の製造方法の一例を示し、筒状脚部4の半分を形成できる幅を有する帯状の一枚の長い金属板を用い、金属板の中央位置に短尺筒部15を一面側に打ち出し形成して先端を一対の爪状突起5aとし、この金属板の短尺筒部15を挟む両側に、節部9とその両側に切り欠き16aを形成すると共に、両端には両側縁の一方に係止片18及び他方に係止切り欠き19を設け、前記金属板の短尺筒部15を挟む両側を断面半円形に形付けした後、これを二つ折りにして係止片18と係止切り欠き19を係合させることで、金属板を筒状にして筒状脚部4とすることでアンカー本体2が完成し、前記突き合わせ部分が溝7となり、切り欠き16aが孔16を形成することになる。
この発明の拡開アンカー1は、上記のように構成であり、石膏ボードcの壁面に器具aを固定するには、図2(a)のように、アンカー本体2に予めボルト3を挿入し、螺軸12をメネジ部6に螺合して尖り先13が短尺筒部15から突出するようにセットしておき、壁面に当てがった器具aのボルト孔bに、尖り先13からアンカー本体2の先端を挿入し、ボルト3の頭部14に設けた工具係合部にドライバーを係合させてボルト3を回転させると、ボルト3とアンカー本体2は一体に回転し、ボルト3の尖り先13と短尺筒部15の先端面に設けた一対の爪状突起5aによって石膏ボードcに孔を開け、アンカー本体2の先端側が石膏ボードcを貫通する。
更に、アンカー本体2を押し込むと、筒状脚部4の他端側に設けた回動阻止用の羽根部又は切り刃10が器具aのボルト孔bの内周面に当り、羽根部又は切り刃10はその突出量が他端側に向けて徐々に大きくなったり二段階的に大きくなっているので、アンカー本体2を押し込むだだけではボルト孔bには入りきらず、この状態で羽根部又は切り刃10は、羽根部とボルト孔bの摩擦力や切り刃の器具aへの切り込みが生じてアンカー本体2は器具aに対して回り止め状になる。
この回り止め状態でボルト3の回転を続けると、螺軸12の雄ねじによってメネジ部6を頭部14側に引き寄せることになり、脚8に軸方向の圧力が加わることで、脚8は各節部9の部分でV字状に外方へ折れ曲がり、石膏ボードcの裏面に当接した開脚状態になる。(図2(b)参照)
このとき、図3のように、脚8の中間部や他端側に位置する節部9が内側へ向けて樋状に窪む平坦部に形成され、この平坦部の内面が内部でボルト3の螺軸12における外径面に接しているので、脚8はやや外方向へ広げる状態となっており、これによって、開脚時に脚8が外方へ確実に折れ曲がることになる。
上記のように脚8が開脚すると、この開脚時の引き付け力が増大することによって羽根部又は切り刃10は、羽根部の場合大径側が縮径してボルト孔bに納まり、切り刃の場合は大径側が器具aに進入することになり、このタイミングが、石膏ボードcの裏面で適正な開脚状態が得られた時と略一致するために、目視できない裏面の開脚状態を知ることができ、過大な締め付けにより脚8を坐屈させるのを防止することができる。
上記筒状脚部4の脚8が開脚した状態で、ボルト3の頭部14で直接又はワッシャ14a等を介して器具aを押圧し、器具aが壁面に固定化される。
この発明のアンカー本体2における筒状脚部4は、従来の拡開アンカーに比べると、断面積比で約40%と細い直径となり、脚8の支持力の低下が生じるが、この発明では分割する脚8の数を減じ、さらに、それぞれの脚8を横断面が半円状として、曲げ力に抗するようにしたので、この問題を解消することができる。
上記のようにして、器具aを壁面に固定化すると、一つの手順で器具aの取り付けが完了し、取付け時間が短縮できると共に、器具aのボルト孔bから拡開アンカー1を直接挿入して、そのまま固定することができるために、位置ずれの問題を解消することもできる。
また、開脚する脚8の形状を横断面で半円状にしたことによる付随的な効果として、石膏ボードcの裏面で折れ曲がった脚8は半円面が石膏ボードcに当接するために、従来のアンカーの細長い平板状の脚で発生しがちであった、ボード裏面の補強紙の突き破りによる支持強度低下を減ずることができる。
ここで、上記した特許文献2には、「半割シェル状」の脚部が開示されているが、石膏ボードの裏面に当接する脚部は他の公知のアンカーと同様に、「幅の狭められた略平らな部分」とされており、石膏ボード裏面の補強紙の突き破り防止の思想も構成も見られない。
次に、将来、器具aを取り外す時には、ボルト3を逆回転して抜き取れば器具aを取外すことができ、また、頭部17を設けたアンカー本体2の場合は、頭部17をドライバーの先端などで曲げて、アンカー本体2の中心軸線方向に直立させれば器具aは容易に取り外すことができ、何れの場合も、壁に残ったアンカー本体2は、壁方向へ押して、壁の裏側に落とし込むことができる。
1 拡開アンカー
2 アンカー本体
3 ボルト
4 筒状脚部
5 穿孔手段
6 メネジ部
7 溝
8 脚
9 節部
10 羽根部又は切り刃
11 空間
12 螺軸
13 尖り先
14 頭部
15 短尺筒部
16 孔
17 頭部
18 係止片
19 係止切り欠き

Claims (5)

  1. 筒状脚部の一端側に穿孔手段と内周にメネジ部を設け、この筒状脚部の中間部分が軸線方向に長い二つの溝によって複数の脚に分割され、それぞれの脚はその両端と中間に折れ曲がりを誘導する周方向の節部を有するアンカー本体と、
    一端が鋭角の角度を有する尖り先で他端に回転工具の係合する頭部を有し、その長さが前記アンカー本体よりも長く、前記筒状脚部内に挿入してメネジ部に螺合するボルトの組合わせからなり、
    前記ボルトの回転でアンカー本体のメネジ部を頭部側に引き込むことにより、アンカー本体の脚を節部の部分から折り曲げて開脚させるようにした拡開アンカーにおいて、
    前記アンカー本体の筒状脚部を、拡開アンカーで固定せんとする器具に設けたボルト孔に挿通することができる外径に設定し、
    この筒状脚部の脚はその横断面が略半円形となるように形成され、
    前記筒状脚部の他端側に、拡径方向へ突出し、前記ボルトによる脚の開脚時の引き付け力によって器具のボルト孔に圧入し、アンカー本体をボルトのねじ込み回転方向へ共回りしないようにする羽根部と、
    この羽根部に対して周方向に隣接して位置し、羽根部が縮径方向に圧縮変形した時にこれを収容できる空間を設けたことを特徴とする拡開アンカー。
  2. 上記羽根部は、その突出量が筒状脚部の一端側から他端側に向けて徐々に大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の拡開アンカー。
  3. 筒状脚部の一端側に穿孔手段と内周にメネジ部を設け、この筒状脚部の中間部分が軸線方向に長い二つの溝によって複数の脚に分割され、それぞれの脚はその両端と中間に折れ曲がりを誘導する周方向の節部を有するアンカー本体と、
    一端が鋭角の角度を有する尖り先で他端に回転工具の係合する頭部を有し、その長さが前記アンカー本体よりも長く、前記筒状脚部内に挿入してメネジ部に螺合するボルトの組合わせからなり、
    前記ボルトの回転でアンカー本体のメネジ部を頭部側に引き込むことにより、アンカー本体の脚を節部の部分から折り曲げて開脚させるようにした拡開アンカーにおいて、
    前記アンカー本体の筒状脚部を、拡開アンカーで固定せんとする器具に設けたボルト孔に挿通することができる外径に設定し、
    この筒状脚部の脚はその横断面が略半円形となるように形成され、
    前記筒状脚部の他端側に、拡径方向へ突出し、前記ボルトによる脚の開脚時の引き付け力によって器具のボルト孔に対してその周囲を切り込むように圧入し、アンカー本体をボルトのねじ込み回転方向へ共回りしないようにする切り刃を設けたことを特徴とする拡開アンカー。
  4. 上記筒状脚部に脚を形成する2つの長い溝は、筒状脚部とメネジ部の境界部分から筒状脚部の途中の範囲に設けられ、前記脚に設けた節部は、その一つである筒状脚部とメネジ部の境界部分を含めて、前記長い溝の両端部と中間部の位置に設定され、前記長い溝は各節部に対応する両端部と中間部に切り欠き孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の拡開アンカー。
  5. 上記脚に設けた節部は、この節部の内面側に向けて窪み状の平坦部によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の拡開アンカー。
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