JP2010164007A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルコールセンサによらずに燃料中のアルコール含有率を精度よく検出し、検出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】車両制御システム1は、アルコール含有率推定手段と、空燃比変更手段と、回転数変動検出手段と、アルコール含有率算出手段と、空燃比修正手段とによって、燃料中のアルコール含有率の推定値に基づき内燃機関の空燃比をストイキ、リッチ、リーンに制御したときの回転数の変動から、燃料中のアルコール含有率を検出し、検出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正する制御を実行することで、アルコールセンサがない場合や故障した場合で、A/Fセンサによる空燃比のF/B制御が実行できない運転領域でも、算出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。特に、アルコールとガソリンとを任意の割合で混合した混合燃料を使用する内燃機関の技術に関する。
近年、大気汚染や原油事情の変動に伴い、ガソリン燃料に加えて代替燃料としてのアルコールを同時に使用可能なシステムが実用化されている。このシステムを搭載したFFV(Flexible Fuel Vehicle)では、ガソリン燃料のみならず、ガソリンとアルコールとを任意の割合で混合した燃料で走行することができる。
燃焼時の酸素に対する量論係数の違いから、アルコール燃料はガソリン燃料に比べて同一の吸入空気量に対してより多くの燃料を必要とする。そのため、ガソリンとアルコールとを混合した燃料は、燃料中のアルコール含有率によって理論空燃比が異なる。よって、FFVの内燃機関は、燃料中のアルコール含有率をより精度よく認識し、認識したアルコール含有率に基づいて最適な空燃比となるように燃料噴射量を制御する必要がある。
一方、車両の排気エミッション規制を達成する手段の一つとして、浄化触媒の暖機を促進させることが有効であることが知られている。そのため、内燃機関の点火時期を大幅に遅角させて、後燃えによる高温ガスを利用して浄化触媒の暖機を促進させる急速暖機制御が広く実行されている。
しかしながら、FFVの内燃機関において、認識したアルコール含有率の精度が低いと、オーバーリーンやオーバーリッチな空燃比制御が実行される。この場合、浄化触媒の急速暖機制御によって点火時期を大幅に遅角させると、内燃機関の回転数が大きく変動して浄化触媒の急速暖機制御が停止したり、内燃機関が失火したりする、といった問題がある。
このような問題を解決するために、浄化触媒の急速暖機制御時に、アルコールセンサの信号から燃料中のアルコール含有率を算出し、算出したアルコール含有率に基づき燃料噴射量を制御する技術が特許文献1に開示されている。
また、圧縮行程の所定のクランク角位相における筒内圧力センサの信号から燃料中のアルコール含有率を算出し、算出したアルコール含有率に基づき燃料噴射量および点火時期を制御する技術が特許文献2に開示されている。
特開2008−274789号公報 特開2008−202540号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、例えば燃料経路内に残留した燃料等により、センサによって検出された燃料性状と実際に内燃機関に噴射供給される燃料性状とが異なることがあり、適切な制御が実行できない場合がある、といった問題点がある。更に、高精度のアルコールセンサを必要とするために、コストアップが避けられない、といった問題点がある。
また、特許文献2の技術では、筒内圧センサに異常や故障が発生した場合に、燃料中のアルコール含有率を精度よく認識することができない、といった問題点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、アルコールセンサによらずに燃料中のアルコール含有率を精度よく検出し、検出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の内燃機関の制御装置は、アルコールとガソリンとを任意の割合で混合した燃料を使用可能な内燃機関の制御装置であって、前記燃料中のアルコール含有率を推定するアルコール含有率推定手段と、前記アルコール含有率推定手段の推定結果に基づいて、前記内燃機関の空燃比を変更する空燃比変更手段と、前記空燃比変更手段によって空燃比を変更したときの前記内燃機関の回転数変動を検出する回転数変動検出手段と、前記回転数変動検出手段の検出結果に基づいて、前記燃料中のアルコール含有率を算出するアルコール含有率算出手段と、前記アルコール含有率算出手段の算出結果に基づいて、前記内燃機関の空燃比を修正する空燃比修正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の内燃機関の制御装置によれば、燃料中のアルコール含有率の推定値に基づき内燃機関の空燃比をストイキ、リッチ、リーンに制御したときの回転数の変動から、燃料中のアルコール含有率を高精度に検出することができる。よって、アルコールセンサによらずに燃料中のアルコール含有率を精度よく検出し、検出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる。
実施例の車両制御システムの概略構成を示した構成図である。 内燃機関の空気過剰率と回転数変動との相関を示している。 アルコール含有率の推定値が実アルコール含有率に近似する場合の回転数変動を示している。 アルコール含有率の推定値が実アルコール含有率よりも小さい場合の回転数変動を示している。 アルコール含有率の推定値が実アルコール含有率よりも大きい場合の回転数変動を示している。 実施例のECUが行う制御のフローを示している。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の内燃機関の制御装置を組み込んだ車両制御システム1の概略構成を示した構成図である。なお、図1にはエンジンの1気筒の構成のみを示している。
図1に示す車両制御システム1は、動力源であるエンジン100を備えており、エンジン100の運転動作を総括的に制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)10を備えている。
エンジン100は、車両に搭載される多気筒エンジンであって、各気筒は燃焼室11aを構成するピストン11を備えている。各燃焼室のピストン11はそれぞれコネクティングロッドを介して出力軸であるクランクシャフト12の軸に連結されており、ピストン11の往復運動がコネクティングロッドによってクランクシャフト12の回転へと変換される。
クランクシャフト12の軸の近傍には、クランク角センサ31が設けられている。クランク角センサ31は、クランクシャフト12軸の回転角度を検出するように構成されており、検出結果をエンジンECU10に送信する。それにより、エンジンECU10は、運転時のエンジン回転数や回転角速度など、クランク角に関する情報を取得し、それらの情報をもとにエンジン100の回転の変動を検出することができる。
なお、クランク角センサ31は、本発明の回転数変動検出手段に相当する。
各気筒の燃焼室11aには、それぞれ燃焼室11aと連通する吸気ポート13と、吸気ポート13に連結し、吸入空気を吸気ポート13から燃焼室11aへと導く吸気通路14とが接続されている。更に、燃焼室11aの各気筒には、それぞれ燃焼室11aと連通する排気ポート15と、燃焼室11aで発生した排気ガスをエンジン外へと導く排気通路16が接続されている。また、各気筒に接続された排気通路16は、下流側で合流して一本の合流排気通路17となる。
各気筒の燃焼室11aの吸気通路、排気通路に対応して複数の吸気弁、排気弁が設けられている。図1には吸気通路、排気通路と吸気弁、排気弁をそれぞれ1つずつ示している。燃焼室11aの各吸気ポート13には、それぞれ吸気弁18が配置されており、吸気弁18を開閉駆動させるための吸気カムシャフト20が配置されている。更に、燃焼室11aの各排気ポート15には、それぞれ排気弁19が配置されており、排気弁19を開閉駆動させるための排気カムシャフト21が配置されている。
吸気弁18および排気弁19はクランクシャフト12の回転が連結機構(例えばタイミングベルト、タイミングチェーンなど)により伝達された吸気カムシャフト20および排気カムシャフト21の回転により開閉され、吸気ポート13および排気ポート15と燃焼室11aとを連通・遮断する。なお、吸気弁18、および排気弁19の位相は、クランク角を基準にして表される。
吸気カムシャフト20は可変動弁機構(以下、VVT機構という)である電動VVT機構22を有している。この電動VVT機構22はエンジンECU10の指示により電動モータで吸気カムシャフト20を回転させる。それにより吸気カムシャフト20のクランクシャフト12に対する回転位相が変更されることから、吸気弁18のバルブタイミングが変更される。この場合、吸気カムシャフト20の回転位相は、吸気カム角センサ32にて検出され、エンジンECU10へと出力される。それにより、エンジンECU10は、吸気カムシャフト20の位相を取得することができるとともに、吸気弁18の位相を取得することができる。また、吸気カムシャフト20の位相は、クランク角を基準にして表される。
排気カムシャフト21は油圧VVT機構23を有している。この油圧VVT機構23はエンジンECU10の指示によりオイルコントロールバルブ(以下、OCVという)で排気カムシャフト21を回転させる。それにより排気カムシャフト21のクランクシャフト12に対する回転位相が変更されることから、排気弁19のバルブタイミングが変更される。この場合、排気カムシャフト21の回転位相は、排気カム角センサ33にて検出され、エンジンECU10へと出力される。それにより、エンジンECU10は、排気カムシャフト21の位相を取得することができるとともに、排気弁19の位相を取得することができる。また、排気カムシャフト21の位相は、クランク角を基準にして表される。
エンジン100の吸気通路14にはエアフロメータ34、スロットルバルブ24およびスロットルポジションセンサ35が設置されている。エアフロメータ34およびスロットルポジションセンサ35は、それぞれ吸気通路14を通過する吸入空気量、およびスロットルバルブ24の開度を検出し、検出結果をエンジンECU10に送信する。エンジンECU10は、送信された検出結果に基づいて吸気ポート13および燃焼室11aへ導入される吸入空気量を認識し、スロットルバルブ24の開度を調整することでエンジン100の運転に必要な吸入空気量を燃焼室11aへ取り込むことができる。
スロットルバルブ24は、ステップモータを用いたスロットルバイワイヤ方式を適用することが好ましいが、例えばステップモータの代わりにワイヤなどを介してアクセルペダル(図示しない)と連動し、スロットルバルブ24の開度が変更されるような機械式スロットル機構を適用することもできる。
エンジン100の各気筒にはインジェクタ25が装着されている。燃料ポンプ(図示しない)より燃料配管を通じて供給された高圧燃料は、エンジンECU10の指示によりインジェクタ25にてエンジン気筒内の燃焼室11aに噴射供給される。エンジンECU10は、エアフロメータ34およびスロットルポジションセンサ35からの吸入空気量、および吸気カム角センサ32からのカム軸回転位相の情報に基づき、燃料噴射量と噴射タイミングを決定しインジェクタ25に信号を送る。インジェクタ25はエンジンECU10の信号に従って、指示された燃料噴射量・噴射タイミングにて燃焼室11aへ燃料を高圧噴射する。高圧噴射された燃料は霧化し、吸気弁18の開弁時に供給された吸入空気と混合され、エンジン100の燃焼に適した混合ガスとなる。そして、インジェクタ25のリーク燃料は、リリーフ配管を通って燃料タンク(図示しない)へと戻される。
なお、インジェクタ25は、本発明の空燃比変更手段に相当する。
ここで、エンジン100の運転に用いられる燃料について説明する。ガソリンと混合するアルコール燃料としては、メタノール(CHOH,沸点64.7℃,密度0.79g・cm−3)、またはエタノール(COH,沸点78.3℃,密度0.79g・cm−3)を適用することができる。本実施例のエンジン100は、エタノールを燃料として使用する。燃焼時の酸素に対する量論係数の違いから、アルコール燃料はガソリン燃料に比べて同一の吸入空気量に対してより多くの燃料を必要とする。そのため、ガソリンとアルコールとを混合した燃料は、燃料中のアルコール含有率によって理論空燃比が異なる。例えば、ガソリン100%燃料の理論空燃比は14.7であるが、アルコール(エタノール)含有率が40%(E40)の場合、理論空燃比は12.3であり、アルコール(エタノール)含有率が85%(E85)の場合は、理論空燃比は9.8である。そして、燃料がエタノール100%のときの理論空燃比は9.0である。
各気筒の燃焼室11aはそれぞれ点火プラグ26を備えており、点火プラグ26の点火タイミングはイグナイタ27によって調整される。吸気ポート13から流入された吸入空気は気筒内でインジェクタ25から噴射された燃料と混合し、ピストン11の上昇運動により燃焼室11a内で圧縮される。エンジンECU10は、クランク角センサ31からのピストン11の位置、および吸気カム角センサ32からのカム軸回転位相の情報に基づき、点火タイミングを決定しイグナイタ27に信号を送る。イグナイタ27はエンジンECU10の信号に従って、指示された点火タイミングでバッテリからの電力を点火プラグ26に通電する。点火プラグ26はバッテリからの電力により点火し、圧縮混合ガスを着火させて、燃焼室11a内を膨張させピストン11を下降させる。この下降運動がコネクティングロッドを介してクランクシャフト12の軸回転に変更されることにより、エンジン100は動力を得る。
燃焼後の排気ガスは、排気弁19が開いた際に排気ポート15、排気通路16を通って合流排気通路17で合流し、浄化触媒28を通過してエンジン100の外部へと排出される。浄化触媒28は、エンジン100の排ガスを浄化するために用いられるもので、例えば三元触媒やNOx吸蔵還元型触媒などが適用される。浄化触媒28は、エンジン100の排気量、使用地域等の違いによって複数個組み合わせて用いられる場合もある。
合流排気通路17には排気温センサ36、A/Fセンサ37、O2センサ38が設けられており、燃焼室11aから排出される排気ガスの温度、空燃比を検出し、その結果をエンジンECU10へと送信する。また、浄化触媒28には触媒温度センサ40が設けられており、浄化触媒28の温度を検出し、その結果をエンジンECU10へと送信する。エンジンECU10は、触媒温度センサ40からの信号を受信することにより、浄化触媒28の温度を認識し、浄化触媒28が活性温度域にあるか否かを判断する。
エンジンECU10は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)と、データ等を記憶するRAM(Random Access Memory)やNVRAM(Non Volatile RAM)と、を備えるコンピュータである。エンジンECU10は、クランク角センサ31、吸気カム角センサ32、エアフロメータ34、スロットルポジションセンサ35、排気温センサ36、水温センサ39等の検出結果を読み込み、スロットルバルブ24の動作、吸気弁18、排気弁19の動作、インジェクタ25の動作、点火プラグ26の点火時期など、エンジン100の運転動作を統合的に制御する。
また、エンジンECU10は、A/Fセンサ37およびO2センサ38の検出結果に基づいて燃焼室11aの燃焼情報を取得し、最適な燃焼状態となるように気筒内への燃料噴射量を調整するフィードバック(以下、F/Bと略記する)制御を実行する。この制御を実行することにより、エタノールとガソリンとを任意の割合で混合した燃料を使用する場合でも、エンジン100の運転に適した空燃比となるよう燃料噴射量を補正することができる。
そして、エンジンECU10は、水温センサ39、触媒温度センサ40の検出結果に基づいて、浄化触媒28の急速暖機制御を実行する。エンジンECU10は、水温センサ39からの信号を受信し、エンジン冷却水が低温である場合、すなわち冷間始動時であるか否かを判断する。また、エンジンECU10は、触媒温度センサ40からの信号を受信し、浄化触媒28の温度が活性温度域より低温であるか否かを判断する。つづいて、エンジンECU10は、冷間始動時または浄化触媒28が低温であると判断した場合に、エンジン運転中の点火プラグ26の点火時期を遅角させ、吸気弁18の閉弁タイミングを進角制御する。この制御を実行することにより、後燃えによる高温の排気ガスによって浄化触媒28の暖機を促進させることができる。よって、エンジン始動から浄化触媒28が活性温度域に達するまでの時間を大幅に短縮することができることから、排気エミッションをより低減させることができる。
この場合、エンジンECU10は、点火時期の遅角量と燃料中のアルコール含有率との関係に対応したマップを予めROMに記録しておくことで、燃料中のアルコール含有率に基づいてより適した点火時期の遅角量を決定することができる。これにより、過剰な点火時期の遅角によって内燃機関の回転数が大きく変動して浄化触媒の急速暖機制御が停止したり、内燃機関が失火したりすることを抑制することができる。
更に、エンジンECU10は、浄化触媒28の急速暖機制御を実行する際に、燃料中のアルコール含有率を算出し、算出結果に基づいて空燃比を目標空燃比へと修正する制御を実行する。まず、エンジンECU10は、浄化触媒28の急速暖機制御の実行条件が成立していると判断した場合に、前回運転時にA/Fセンサ37およびO2センサ38の検出結果に基づいて実行したF/B制御の記録に基づいて、燃料中のアルコール含有率を推定する。
この場合、図示しない燃料タンク内にアルコールセンサを設け、センサの検出値に基づいて燃料中のアルコール含有率を推定してもよい。また、その他の推定手段を適用することで、燃料中のアルコール含有率を推定してもよい。
エンジンECU10は、アルコール含有率の推定結果およびエアフロメータ34、スロットルポジションセンサ35の検出結果に基づいて、吸入空気中の酸素と燃料とが化学量論(ストイキ)で反応する空燃比となるよう、気筒内への燃料噴射期間(燃料噴射量)を算出する。ここで、ストイキとは、例えば空気過剰率λが1.07程度の空燃比をいう。この場合、エンジンECU10は、燃料中のアルコール含有率と空燃比との関係に対応したマップを予めROMに記録しておくことで、燃料中のアルコール含有率に基づいて気筒内への燃料噴射期間を算出することができる。
エンジンECU10は、アルコール含有率の推定結果およびエアフロメータ34、スロットルポジションセンサ35の検出結果に基づいて、空燃比がストイキから所定量リーン、リッチとなるよう、気筒内への燃料噴射期間(燃料噴射量)を算出する。ここで、リーンとは、例えば空気過剰率λが1.07より大きい空燃比をいい、リッチとは、空気過剰率λが1.07より小さい空燃比をいう。また、リーン、リッチの所定量は、エンジン100の回転数の変動を検出するのに適した量を適用するが、例えば空気過剰率0.07とすることができる。
エンジンECU10は、燃料噴射期間(燃料噴射量)の算出結果に基づいて、空燃比をストイキ、リーン、リッチに制御し、各空燃比において所定時間ずつ運転を実行する。エンジンECU10は、算出した燃料噴射期間をインジェクタ25に指令することで、空燃比をストイキ、リーン、リッチと変更する制御を実行する。ここで、運転の所定時間は、エンジン100の回転数の変動を検出するのに適した運転時間を適用するが、例えば0.5[sec]とすることができる。この場合、エンジンECU10は、スロットルバルブ24の開度を調整することで空燃比をストイキ、リーン、リッチに制御することもできる。
エンジンECU10は、クランク角センサ31の検出結果に基づいて、各空燃比での運転時におけるエンジン100の回転数変動を検出し、検出結果から燃料中のアルコール含有率を算出する制御を実行する。図2に、内燃機関の空気過剰率λと回転数変動との相関を示す。図2のように、理論空燃比からリーン側、リッチ側へ空燃比を変更した際の内燃機関の回転数変動は左右非対称な曲線状になる。このことから、ストイキ、リーン、リッチでの運転時における回転数の変動より現状の空気過剰率λ、すなわち空燃比を求めることができる。そして、各空燃比の回転数変動と燃料噴射量の差分より燃料中のアルコール含有率を認識することができる。
以下に、回転数変動に基づくアルコール含有率の算出方法を説明する。
アルコール含有率の推定値が実アルコール含有率に近似する場合、ストイキ、リーン、リッチで運転したときに検出される回転数変動は、ストイキ<リッチ≦リーンとなる(図3参照)。この場合、エンジンECU10は、アルコール含有率の推定値より設定した空燃比がほぼ目標空燃比となっていることを認識することができる。
アルコール含有率の推定値が実アルコール含有率よりも小さい場合、ストイキ、リーン、リッチで運転したときに検出される回転数変動は、リッチ<ストイキ<リーンとなる(図4参照)。この場合、エンジンECU10は、アルコール含有率の推定値より設定した空燃比がリーン側にずれていることを認識することができる。
アルコール含有率の推定値が実アルコール含有率よりも大きい場合、ストイキ、リーン、リッチで運転したときに検出される回転数変動は、リーン<ストイキ<リッチとなる(図5参照)。この場合、エンジンECU10は、アルコール含有率の推定値より設定した空燃比がリッチ側にずれていることを認識することができる。
そして、エンジンECU10は、アルコール含有率の推定値より設定した空燃比がリーンまたはリッチ側にずれている場合、既知のΔ回転数変動/Δλの傾きと、ストイキ、リーン、リッチ運転時の燃料噴射量の差分から燃料中のアルコール含有率を算出する。
エンジンECU10は、燃料中のアルコール含有率の算出結果に基づいて、エンジン100の空燃比を目標空燃比へと修正する制御を実行する。つづいて、エンジンECU10は、修正した空燃比に基づいて浄化触媒28の急速暖機制御を実行する。
浄化触媒の急速暖機制御は、通常ストイキよりリーン側の空燃比(空燃比が約15.5)で運転されるため、A/Fセンサの検出精度が低い領域である。よって、浄化触媒の急速暖機制御中は、A/Fセンサの検出結果に基づいた空燃比のF/B制御が実行できない。そのため、ガソリン100%を使用する内燃機関の場合、浄化触媒の急速暖機制御中においても燃焼安定性を確保できるようロバスト性が確保されている。
しかしながら、FFVの内燃機関の場合、認識したアルコール含有率の精度が低いと、オーバーリーンやオーバーリッチな空燃比制御が実行されてしまう。また、アルコール含有率によって燃料の蒸発特性が変化するために燃焼挙動が変化する。そのため、浄化触媒の急速暖機制御によって点火時期を大幅に遅角させると、内燃機関の回転数が大きく変動して浄化触媒の急速暖機制御が停止したり、内燃機関が失火したりする場合がある。
この場合、本発明の制御を実行することにより、燃料中のアルコール含有率の推定値に基づき内燃機関の空燃比をストイキ、リッチ、リーンに制御したときの回転数の変動から、燃料中のアルコール含有率を高精度に検出し、空燃比を目標値へと修正することができる。よって、浄化触媒の急速暖機制御の際に内燃機関の大きな回転数変動や失火が生じることを抑制することができる。
また、アルコールセンサによらずに燃料中のアルコール含有率を精度よく算出することができることから、アルコールセンサがない場合や故障した場合で、A/Fセンサによる空燃比のF/B制御が実行できない運転領域でも、算出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる。
なお、エンジンECU10は、本発明のアルコール含有率推定手段、空燃比変更手段、アルコール含有率算出手段、空燃比修正手段に相当する。
つづいて、エンジンECU10の制御の流れに沿って、車両制御システム1の動作を説明する。図6はエンジンECU10の処理の一例を示すフローチャートである。本実施例の車両制御システム1は、アルコール含有率推定手段と、空燃比変更手段と、回転数変動検出手段と、アルコール含有率算出手段と、空燃比修正手段とを備えることで、燃料中のアルコール含有率の推定値に基づき内燃機関の空燃比をストイキ、リッチ、リーンに制御したときの回転数の変動から、燃料中のアルコール含有率を検出し、検出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正する制御を実行する。
エンジンECU10の制御は、エンジンの始動要求がされると、すなわちイグニッションスイッチがONにされると開始する。まず、エンジンECU10はステップS1で、水温センサ39、触媒温度センサ40の検出結果に基づいて、浄化触媒28の急速暖機制御の実行条件が成立しているか否かを判断する。ここで、急速暖機制御の実行条件は前述したために、その詳細な説明は省略する。急速暖機制御の実行条件が成立していない場合(ステップS1/NO)、エンジンECU10は制御の処理を終了する。急速暖機制御の実行条件が成立している場合(ステップS1/YES)は、エンジンECU10は次のステップS2へ進む。
ステップS2で、エンジンECU10は、前回運転時にA/Fセンサ37およびO2センサ38の検出結果に基づいて実行したF/B制御の記録に基づいて、燃料中のアルコール含有率を推定する。エンジンECU10は、ステップS2の処理を終えると、次のステップS3へ進む。
ステップS3で、エンジンECU10は、ステップS2で推定したアルコール含有率の推定結果およびエアフロメータ34、スロットルポジションセンサ35の検出結果に基づいて、ストイキ運転における気筒内への燃料噴射期間(燃料噴射量)を算出する。エンジンECU10は、ステップS3の処理を終えると、次のステップS4へ進む。
ステップS4で、エンジンECU10は、ステップS2で推定したアルコール含有率の推定結果およびエアフロメータ34、スロットルポジションセンサ35の検出結果に基づいて、空燃比がストイキから所定量リーン、リッチとなるよう、気筒内への燃料噴射期間(燃料噴射量)を算出する。ここで、リーン、リッチの所定量は前述したために、その詳細な説明は省略する。エンジンECU10は、ステップS4の処理を終えると、次のステップS5へ進む。
ステップS5で、エンジンECU10は、ステップS3およびS4で算出した燃料噴射期間(燃料噴射量)をインジェクタ25に指令することで、空燃比をストイキ、リーン、リッチに制御し、各空燃比において所定時間ずつ運転を実行する。ここで、運転の所定時間は前述したために、その詳細な説明は省略する。そして、エンジンECU10は、クランク角センサ31の検出結果に基づいて、各空燃比での運転におけるエンジン100の回転数変動を検出する。エンジンECU10は、ステップS5の処理を終えると、次のステップS6へ進む。
ステップS6で、エンジンECU10は、ステップS5で検出した各空燃比における回転数変動に基づいて、燃料中のアルコール含有率を算出する。エンジンECU10は、アルコール含有率の推定値より設定した空燃比がリーンまたはリッチ側にずれている場合(図4、5参照)、既知のΔ回転数変動/Δλの傾きと、ストイキ、リーン、リッチ運転時の燃料噴射量の差分から燃料中のアルコール含有率を算出する。エンジンECU10は、ステップS6の処理を終えると、次のステップS7へ進む。
ステップS7で、エンジンECU10は、ステップS6で算出した燃料中のアルコール含有率に基づいて、エンジン100の空燃比を目標空燃比へと修正する。この制御を実行することによって、アルコールセンサがない場合や故障した場合で、A/Fセンサによる空燃比のF/B制御が実行できない運転領域でも、算出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる。よって、浄化触媒の急速暖機制御の際に内燃機関の大きな回転数変動や失火が生じることを抑制することができる。エンジンECU10は、ステップS7の処理を終えると、次のステップS8へ進む。
ステップS8で、エンジンECU10は、ステップS7で修正した空燃比に基づいて、浄化触媒28の急速暖機制御を実行する。エンジンECU10は、ステップS8の処理を終えると、制御の処理を終了する。
以上のように、本実施例の車両制御システム1は、アルコール含有率推定手段と、空燃比変更手段と、回転数変動検出手段と、アルコール含有率算出手段と、空燃比修正手段とによって、燃料中のアルコール含有率の推定値に基づき内燃機関の空燃比をストイキ、リッチ、リーンに制御したときの回転数の変動から、燃料中のアルコール含有率を検出し、検出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正する制御を実行することで、浄化触媒の急速暖機制御の際に内燃機関の大きな回転数変動や失火が生じることを抑制することができる。
また、アルコールセンサによらずに燃料中のアルコール含有率を精度よく算出することができることから、アルコールセンサがない場合や故障した場合で、A/Fセンサによる空燃比のF/B制御が実行できない運転領域でも、算出したアルコール含有率に基づき空燃比を目標値へと修正することができる。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 車両制御システム
10 エンジンECU(アルコール含有率推定手段,空燃比変更手段,アルコール含有率算出手段,空燃比修正手段)
11 ピストン
12 クランクシャフト
13 吸気ポート
14 吸気通路
15 排気ポート
16 排気通路
17 合流排気通路
18 吸気弁
19 排気弁
20 吸気カムシャフト
21 排気カムシャフト
22 電動VVT機構
23 油圧VVT機構
24 スロットルバルブ
25 インジェクタ(空燃比変更手段)
26 点火プラグ
27 イグナイタ
28 浄化触媒
31 クランク角センサ(回転数変動検出手段)
32 吸気カム角センサ
33 排気カム角センサ
34 エアフロメータ
35 スロットルポジションセンサ
36 排気温センサ
37 A/Fセンサ
38 O2センサ
39 水温センサ
40 触媒温度センサ
100 エンジン

Claims (1)

  1. アルコールとガソリンとを任意の割合で混合した燃料を使用可能な内燃機関の制御装置であって、
    前記燃料中のアルコール含有率を推定するアルコール含有率推定手段と、
    前記アルコール含有率推定手段の推定結果に基づいて、前記内燃機関の空燃比を変更する空燃比変更手段と、
    前記空燃比変更手段によって空燃比を変更したときの前記内燃機関の回転数変動を検出する回転数変動検出手段と、
    前記回転数変動検出手段の検出結果に基づいて、前記燃料中のアルコール含有率を算出するアルコール含有率算出手段と、
    前記アルコール含有率算出手段の算出結果に基づいて、前記内燃機関の空燃比を修正する空燃比修正手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。

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