JP2010163997A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010163997A
JP2010163997A JP2009007562A JP2009007562A JP2010163997A JP 2010163997 A JP2010163997 A JP 2010163997A JP 2009007562 A JP2009007562 A JP 2009007562A JP 2009007562 A JP2009007562 A JP 2009007562A JP 2010163997 A JP2010163997 A JP 2010163997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
swirl
tumble
generation
predetermined value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009007562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5324236B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nakaune
寛 中畝
Naoki Yokoyama
尚希 横山
Masahiro Nakajima
摩沙洋 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009007562A priority Critical patent/JP5324236B2/ja
Publication of JP2010163997A publication Critical patent/JP2010163997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5324236B2 publication Critical patent/JP5324236B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】吸気流制御のもとに、内燃機関の出力低下を招くことなく更なる燃料経済性、排気ガス性能の向上を図ること。
【解決手段】燃焼室20内にスワール流を選択的に生成するスワール生成手段(スワール生成吸気ポート22C)と、燃焼室20内にタンブル流を選択的に生成するための吸気流制御弁92とを設け、内燃機関の運転状態に応じてスワール生成とタンブル生成の双方を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気装置に関し、特に、スワール流、タンブル流等の吸気流制御を行う内燃機関のための吸気装置に関する。
内燃機関の燃焼室内に、スワール流、タンブル流と呼ばれる気流の渦(吸気流)を生成することにより、燃焼室における混合気の燃焼を促進し、燃料経済性、排気ガス性能の向上を図ることは、従来より種々行われている。
スワール流の生成に関しては、気筒毎に二つの吸気ポートを設け、スワール流生成時には、そのうちの一方の吸気ポートを、吸気行程時を含んで閉弁状態に維持し、他方の吸気ポートより燃焼室内に流入する吸気によってスワール流を生成するものが知られている(例えば、特許文献1)。
タンブル流の生成に関しては、吸気流制御弁によって吸気ポートを流路断面で見て一方の側に絞り、燃焼室内に流入する吸気の流れを吸気ポートの一方の側に偏らせることによって燃焼室内にタンブル流を生成するものが知られている(例えば、特許文献2、3)。
特開平2−267322号公報 特開2005−140051号公報 特開2008−303804号公報
しかしながら、従来の内燃機関は、スワール流による燃焼改善か、タンブル流による燃焼改善かの何れかであり、充填効率の低下やポンピングロスの増加による出力低下を抑えることを考慮すると、スワール流あるいはタンブル流だけでは、内燃機関の広い運転域に亘って燃焼促進を図ることができない。
このため、従来の内燃機関では、更なる燃料経済性、排気ガス性能の向上を図ることに限界がある。
本発明が解決しようとする課題は、吸気流制御のもとに、内燃機関の出力低下を招くことなく更なる燃料経済性、排気ガス性能の向上を図ることである。
本発明による内燃機関の吸気装置は、吸気系に設けられ燃焼室内にスワール流を選択的に生成するスワール生成手段と、前記吸気系に設けられ前記燃焼室内にタンブル流を選択的に生成するタンブル生成手段と、内燃機関の運転状態に応じて前記スワール生成手段と前記タンブル生成手段の動作を制御する吸気流制御手段とを有する。
この吸気装置によれば、スワール流とタンブル流の双方の強さを内燃機関の運転状態に応じて各々可変調節することができ、燃焼室内の吸気流を広い運転域に亘って最適化することが可能になる。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、同一燃焼室に連通する二つの吸気ポートを有し、前記スワール生成手段は、前記二つの吸気ポートのうちの一方の吸気ポートを吸気行程時を含んで閉弁状態に維持し、他方の吸気ポートより燃焼室内に流入する吸気によってスワール流を生成する。
この吸気装置によれば、スワール生成のためにスワール制御弁を設ける必要がない。これにより、吸気効率が低下することがなく、しかも部品点数の削減を図ることができ、タンブル生成手段によるタンブル生成と干渉することもない。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、前記タンブル生成手段は、燃焼室内に流入する吸気の流れを吸気ポートの一方の側に偏らせる吸気流制御弁を含むものである。
この吸気装置によれば、簡単な構成で、スワール生成手段によるスワール生成と干渉することなくタンブル流を生成することができる。
更には、前記吸気流制御弁は、タンブル生成時には前記吸気ポートを流路断面で見て一方の側に絞る絞り位置に位置し、タンブル流を生成しない時には前記吸気ポートを絞ることなく当該吸気ポートの内壁に沿った退避位置に位置するフラッパ弁により構成されていてよい。これにより、退避位置にある吸気流制御弁が吸気抵抗になることがない。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、運転状態に応じて燃焼モードを成層燃焼モードと均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される吸気装置であって、前記吸気流制御手段は、成層燃焼モード時には前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にし、均一燃焼モード時には前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にする。なお、非スワール生成とは、スワール流を生成しない状態を云う。
この吸気装置によれば、内燃機関の燃焼モードに応じてスワール生成が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、運転状態に応じて燃焼モードを成層燃焼モードと均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される吸気装置であって、前記吸気流制御手段は、均一燃焼モード時には前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、成層燃焼モード時には前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする。
この吸気装置によれば、内燃機関の燃焼モードに応じてタンブル生成が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、運転状態に応じて燃焼モードを強成層燃焼モードと弱成層燃焼モードと均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される吸気装置であって、前記吸気流制御手段は、強成層燃焼モード時には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にして前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にし、弱成層燃焼モード時には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共に前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、均一燃焼モード時には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にして前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする。
この吸気装置によれば、内燃機関の燃焼モードに応じてスワール生成とタンブル生成の双方が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、前記吸気流制御手段は、内燃機関の回転数を示す情報を入力し、前記回転数が第1の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共に前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記回転数が前記第1の所定値以上で、前記第1の所定値より高い第2の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にして前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にし、前記回転数が前記第2の所定値以上で、前記第2の所定値より高い第3の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にして前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記回転数が前記第3の所定値以上の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にすると共に前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする。
この吸気装置によれば、内燃機関の回転数に応じてスワール生成とタンブル生成の双方が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
本発明による内燃機関の吸気装置は、好ましくは、前記吸気流制御手段は、内燃機関の負荷を示す情報を入力し、前記負荷が第1の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共に前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記負荷が前記第1の所定値以上で、前記第1の所定値より大きい第2の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にして前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にし、前記負荷が前記第2の所定値以上で、前記第2の所定値より大きい第3の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にして前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記負荷が前記第3の所定値以上の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にすると共に前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする。
この吸気装置によれば、内燃機関の負荷に応じてスワール生成とタンブル生成の双方が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
本発明による内燃機関の吸気装置によれば、スワール流とタンブル流の双方の強さを内燃機関の運転状態に応じて各々可変調節することができる。このことにより、燃焼室内の吸気流を広い運転域に亘って最適化することができ、燃焼改善と吸気効率の向上を両立することができる。
本発明による吸気装置を適用された内燃機関の一つの実施例を示す縦断面図。 図1のII−II矢視図。 本実施例による内燃機関の吸気側動弁装置の要部を示す部分断面図。 本発明による内燃機関の吸気装置の制御系の一つの実施例を示すブロック図。 本発明による内燃機関の吸気装置の実施例1の動作フローを示すブロック図。 本発明による内燃機関の吸気装置の実施例2の動作フローを示すブロック図。 本発明による内燃機関の吸気装置の実施例3の動作フローを示すブロック図。
以下に、本発明による内燃機関の吸気装置の実施の形態について、図を参照して説明する。
図1〜図3は、本発明による吸気装置を適用された直接噴射式(筒内噴射式)内燃機関の一つの実施例を示している。
内燃機関(以下、エンジンと云う)10は、シリンダボア12を形成されたシリンダブロック14と、シリンダボア12の上端を閉じるようにシリンダブロック14に結合されたシリンダヘッド16とを有する。シリンダボア12にはピストン18が往復動可能に設けられている。ピストン18はシリンダヘッド16との間に燃焼室20を画定している。多気筒エンジンでは、複数個のシリンダボア12と、シリンダボア12毎の複数個のピストン18によって複数個の燃焼室20が構成される。シリンダヘッド16には燃焼室20毎に吸気ポート22と排気ポート24とが形成されている。
吸気ポート22は、集合部22Aと、集合部22Aより二股分岐して各々燃焼室20に連通するストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cとにより構成されている。ストレート吸気ポート22Bは略直線状に延びて燃焼室20に開口している。スワール生成吸気ポート22Cは螺旋状に曲成されて燃焼室20に開口している。
排気ポート24は、集合部24Aと、集合部24Aより二股分岐して各々燃焼室20に連通する二つのストレート排気ポート24B、24Cとにより構成されている。
シリンダヘッド16には、ストレート吸気ポート22B、スワール生成吸気ポート22Cの各々の燃焼室20に対する開口端を個別に開閉する吸気弁26、28と、ストレート排気ポート24B、24Cの各々の燃焼室20に対する開口端を個別に開閉する排気弁30、32とが取り付けられている。吸気弁26、28、排気弁30、32は、各々個別の弁ばね34により閉弁方向に付勢されている。ここで、吸気弁26はストレート吸気ポート22Bを開閉し、吸気弁28はスワール生成吸気ポート22Cを開閉するものとする。
シリンダヘッド16には、吸気弁26、28を開弁駆動するロッカアーム式の吸気側動弁装置36と、排気弁30、32を開弁駆動するロッカアーム式の排気側動弁装置38とが設けられている。また、シリンダヘッド16には、燃焼室20内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁40が取り付けられている。更に、ガソリンエンジンの場合には、シリンダヘッド16に点火プラグ(図示省略)が取り付けられる。
吸気側動弁装置36は、スワール生成手段を組み込まれたものであり、シリンダヘッド16に取り付けられたロッカアーム軸42と、シリンダヘッド16に回転可能に取り付けられたカム軸44とを有する。
ロッカアーム軸42には、吸気弁26を開弁駆動するストレート側ロッカアーム46と、吸気弁28を開弁駆動するスワール生成側ロッカアーム48と、フリーロッカアーム50とが各々個別に揺動可能に取り付けられている。
カム軸44には、ストレート側ロッカアーム46に摺接する休止用カム52と、スワール生成側ロッカアーム48に摺接する低速用カム54と、フリーロッカアーム50に摺接する高速用カム56とが形成されている。休止用カム52は、吸気弁26の固着防止のために吸気弁26を極く僅かな弁リフト量をもって開弁させるだけで、吸気弁26を実質的に閉じたままの休止状態にするカム形状を有する。なお、休止用カム52は、吸気弁26の弁リフト量がゼロとなるカム形状のものであってもよい。休止用カム52は低速用カム54は、吸気弁26、28を低速運転時に適した比較的小さい弁リフト量(開弁量)をもって開弁させるカム形状を有する。高速用カム56は、吸気弁26、28を高速運転時に適した比較的大きい弁リフト量(開弁量)をもって開弁させるカム形状を有する。
ストレート側ロッカアーム46とスワール生成側ロッカアーム48との間には、当該両者を選択的に一体連結する油圧式の低速側連結装置58が構成されている。低速側連結装置58は、ストレート側ロッカアーム46に形成されたピストン室60と、ピストン室60に往復動可能に設けられたピストン62と、ストレート側ロッカアーム46に形成された油圧室64と、スワール生成側ロッカアーム48に形成されてピストン62を抜き差し自在に受け入れるピストン受入室66と、スワール生成側ロッカアーム48に設けられたピストン戻し部材68およびピストン戻し部材68をストレート側ロッカアーム46側に付勢する戻しばね70とにより構成されている。
低速側連結装置58は、油圧室64がドレン解放されている状態では、戻しばね70によって付勢されたピストン戻し部材68によりピストン62がピストン受入室66より抜け出すことにより、ストレート側ロッカアーム46とスワール生成側ロッカアーム48とを切り離して両ロッカアームが個別に揺動できる状態とする。これに対し、所定値以上の油圧が油圧室64に導入されると、ピストン62が戻しばね70のばね力に抗してピストン戻し部材68を押しながらピストン受入室66に進入することにより、ストレート側ロッカアーム46とスワール生成側ロッカアーム48とが互いに連結され、両ロッカアームが一体的に揺動する状態になる。
ストレート側ロッカアーム46とフリーロッカアーム50との間には、当該両者を選択的に一体連結する油圧式の高速側連結装置72が構成されている。高速側連結装置72は、ストレート側ロッカアーム46に形成されたもう一つのピストン室74と、ピストン室74に往復動可能に設けられたピストン76と、ストレート側ロッカアーム46に形成されたもう一つの油圧室78と、フリーロッカアーム50に形成されてピストン76を抜き差し自在に受け入れるピストン受入室80と、フリーロッカアーム50に設けられたピストン戻し部材82およびピストン戻し部材82をストレート側ロッカアーム46側に付勢する戻しばね84とにより構成されている。
高速側連結装置72は、油圧室78がドレン解放されている状態では、戻しばね84によって付勢されたピストン戻し部材82によりピストン76がピストン受入室80より抜け出すことにより、ストレート側ロッカアーム46とフリーロッカアーム50とを切り離して両ロッカアームが個別に揺動できる状態とする。これに対し、所定値以上の油圧が油圧室78に導入されると、ピストン76が戻しばね84のばね力に抗してピストン戻し部材82を押しながらピストン受入室80に進入することにより、ストレート側ロッカアーム46とフリーロッカアーム50とが互いに連結され、両ロッカアームが一体的に揺動する状態になる。
ロッカアーム軸42は、中空軸により構成されていて中空部による油路86を有する。油路86は、ロッカアーム軸42に形成されたポート88によって低速側連結装置58の油圧室64に連通し、ロッカアーム軸42に形成されたもう一つのポート90によって高速側連結装置72の油圧室78に連通している。
高速側連結装置72の戻しばね84のばね力は、低速側連結装置58の戻しばね70のばね力より大きい値に設定されている。これにより、油路86に第1の油圧値の油圧が供給されると、低速側連結装置58だけが連結状態になり、油路86に第1の油圧値より高い第2の油圧値の油圧が供給されると、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方が連結状態になる。
油路86がドレン解放されている場合には、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方が非連結状態であることにより、ストレート側ロッカアーム46は休止用カム52によって揺動駆動され、スワール生成側ロッカアーム48は低速用カム54によって揺動駆動される。これにより、ドレン解放時には、吸気弁26が吸気行程時を含めて実質的に閉弁状態を保つことになり、ストレート吸気ポート22Bは吸気行程時を含んで閉られた状態を維持し、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動され、燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われる。この吸気により、燃焼室20内に、シリンダボア軸線回りに旋回する比較的強いスワール流が生成される。
油路86に第1の油圧値の油圧が供給されると、低速側連結装置58だけが連結状態になることにより、ストレート側ロッカアーム46とスワール生成側ロッカアーム48とが連結され、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28に加えてストレート吸気ポート22Bの吸気弁26も低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動され、燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われる。この吸気では燃焼室20内にスワール流が生成されない。この状態を非スワール流生成と云う。
油路86に第1の油圧値より高い第2の油圧値の油圧が供給されると、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方が連結状態になり、ストレート吸気ポート22Bの吸気弁26とスワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28が共に高速用カム56により比較的大きい弁リフト量をもって開弁駆動され、燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われる。この吸気でも燃焼室20にスワール流が生成されない非スワール流生成の状態になる。
上述の如く、ダブル吸気ポートの片側を選択的に休止させることにより、スワール生成を行うから、スワール生成のためにスワール制御弁を吸気ポート内に別途設ける必要がない。これにより、吸気効率が低下することがなく、しかも部品点数の削減を図ることができる。
吸気ポート22の集合部22Aには、タンブル生成手段をなす吸気流制御弁92が設けられている。吸気流制御弁92は、フラッパ弁であって一端部を弁軸94によってシリンダベッド16より回動可能に支持され、図1に実線により示されているように、集合部22Aを流路断面で見て一方の側に絞る絞り位置、つまりタンブル生成位置と、図1に仮想線により示されているように、集合部22Aに形成された弁収容凹部22Dに収容され、吸気ポートを絞ることなく集合部22Aの内壁に沿う退避位置との間を回動移動する。これにより、退避位置にある吸気流制御弁92が吸気抵抗になることがない。
本実施例では、弁軸94は集合部22Aの底部側にあり、吸気流制御弁92は弁軸94の位置より吸気ポート22を流れる吸気の流れで見て下流側に延在しているので、吸気流制御弁92がタンブル生成位置にあると、吸気は、吸気流制御弁92に案内されて集合部22Aの上側へ流れ、集合部22Aの上側にできる絞り部22Eを通り、専ら集合部22A、ストレート吸気ポート22B、スワール生成吸気ポート22Cの上側の壁面に沿って偏って流れ、シリンダボア軸線方向の速度成分を多く含んで燃焼室20に流入する。これにより、燃焼室20内に、縦旋回流れであるタンブル流が生成される。
これに対し、吸気流制御弁92が退避位置にある状態では、集合部22Aが流路断面で見て一方の側に絞らることがなく、燃焼室20内にタンブル流が生成されない。この状態を非タンブル流生成と云う。
上述の構成によれば、吸気流制御弁92による簡単な構成で、片側ポート休止によるスワール生成と相互に干渉することなく、タンブル流が良好に生成される。
弁軸94には、吸気流制御弁92をタンブル生成位置と退避位置との間に駆動する電動アクチュエータ96が駆動連結されている。
次に、本実施例による吸気装置の制御系について、図4参照して説明する。
本制御系は、低速側連結装置58、高速側連結装置72の油圧室64、78に対する油圧の給排を制御する電気・油圧制御部100と、電気・油圧制御部100と電動アクチュエータ96の制御指令を出力する吸気流制御装置102とを含む。
電気・油圧制御部100は、吸気流制御装置102よりの制御指令により、ドレン解放と、第1の油圧値による油圧供給と、第2の油圧値による油圧供給のうちの何れか一つの状態を選択的に取るものである。
吸気流制御装置102は、マイクロコンピュータを含む電子制御式のものであり、エンジン10の運転状態を示す情報として、エンジン10の燃焼モードを示す情報、エンジン回転数を示す情報、エンジン負荷を示す情報、例えば、スロットル開度、アクセルペダル踏み込み量、吸気圧力あるいは燃料噴射を示す情報を入力し、これらより分かるエンジン10の運転状態に応じて電気・油圧制御部100と電動アクチュエータ96へ制御指令を出力し、前述の片側ポート休止によるスワール生成手段の動作と、タンブル生成手段である吸気流制御弁92の動作を制御する。
これにより、スワール流とタンブル流の双方の強さをエンジン10の運転状態に応じて各々可変調節することができ、燃焼室10内の吸気流を広い運転域に亘って最適化することができる。
吸気流制御装置102は、予め設定された制御則に従って、電気・油圧制御部100と電動アクチュエータ96へ制御指令するものであり、以下に、実施例1〜3について、図5〜図7を参照して説明する。
(実施例1)
実施例1は、運転状態に応じて燃焼モードを、強成層燃焼モードと、弱成層燃焼モードと、均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される実施の形態であり、その詳細を図5を参照して説明する。
まず、強成層燃焼モード時であるか否かを判別する(ステップS10)。強成層燃焼モード時であれば、圧縮行程時に燃料噴射弁36によって筒内噴射を行う燃料噴射制御状態とし(ステップS11)、スワール生成手段をスワール生成のオン状態にしてタンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする(ステップS12)。
つまり、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を非連結状態とし、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われるようにし、吸気流制御弁92を退避位置に位置させる。
これにより、スワール流生成、タンブル流停止の状態が得られ、強いスワール流のもとに強成層燃焼が行われる。
強成層燃焼モード時でない場合には、次に弱成層燃焼モード時であるか否かを判別する(ステップS13)。弱成層燃焼モード時であれば、吸気行程後期あるいは圧縮行程前期時に燃料噴射弁36によって筒内噴射を行う燃料噴射制御状態とし(ステップS14)、スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共にタンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする(ステップS15)。
つまり、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を非連結状態とし、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われるようにし、吸気流制御弁92をタンブル生成位置に位置させる。
これにより、スワール流生成、タンブル流生成の状態が得られ、タンブル流によって弱められたスワール流のもとに弱成層燃焼が行われる。
弱成層燃焼モード時でない場合には、次に均一燃焼モード時であるか否かを判別する(ステップS16)。均一燃焼モード時であれば、吸気行程に燃料噴射弁36によって筒内噴射を行う燃料噴射制御状態とし(ステップS17)、スワール生成手段をスワール非生成のオフ状態にし、タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする(ステップS18)。
つまり、低速側連結装置58を連結状態、あるいは低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を連結状態とし、ストレート吸気ポート22Bの吸気弁26とスワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28が低速用カム54あるいは高速用カム56により開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われるようにし、吸気流制御弁92をタンブル生成位置に位置させる。
これにより、スワール流停止、タンブル流生成の状態が得られ、タンブル流のもとに均一燃焼が行われる。
この吸気流制御によれば、エンジンの燃焼モードに応じてスワール生成とタンブル生成の双方が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。なお、実施例1において、弱成層燃焼モードを省略することもできる。
(実施例2)
実施例2は、エンジン回転数に応じて吸気流制御を行う実施の形態であり、その詳細を図6を参照して説明する。
まず、エンジン回転数Neが第1の所定値Ne1未満であるか否かを判別する(ステップS20)。エンジン回転数Neが第1の所定値Ne1未満であれば、スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共にタンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする(ステップS21)。
つまり、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を非連結状態とし、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われるようにし、吸気流制御弁92をタンブル生成位置に位置させる。
これにより、スワール流生成、タンブル流生成の状態が得られ、タンブル流によってスワール流が弱められ、弱成層燃焼に適した吸気流状態になる。
エンジン回転数Neが第1の所定値Ne1未満でない場合には、次に、エンジン回転数Neが第1の所定値Ne1以上で、第1の所定値Ne1より高い第2の所定値Ne2未満であるか否かを判別する(ステップS22)。エンジン回転数Neが第1の所定値Ne1以上で、第2の所定値Ne2未満であれば、スワール生成手段をスワール生成のオン状態にし、タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする(ステップS23)。
つまり、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を非連結状態とし、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われるようにし、吸気流制御弁92を退避位置に位置させる。
これにより、スワール流生成、タンブル流停止の状態が得られ、強いスワール流のもとに強成層燃焼に適した吸気流状態になる。
エンジン回転数Neが第1の所定値Ne1以上で、第2の所定値Ne2未満でない場合には、次に、エンジン回転数Neが第2の所定値Ne2以上で、第2の所定値Ne2より更に高い第3の所定値Ne3未満であるか否かを判別する(ステップS24)。エンジン回転数Neが第2の所定値Ne2以上で、第3の所定値Ne3未満であれば、スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にし、タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする(ステップS25)。
つまり、低速側連結装置58を連結状態を連結状態とし、ストレート吸気ポート22Bの吸気弁26とスワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28が低速用カム54により開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われるようにし、吸気流制御弁92をタンブル生成位置に位置させる。
これにより、スワール流停止、タンブル流生成の状態が得られ、タンブル流のもとに均一燃焼に適した吸気流状態になる。
エンジン回転数Neが第3の所定値Ne3以上であれば、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を連結状態とし、ストレート吸気ポート22Bの吸気弁26とスワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28が低速用カム54あるいは高速用カム56により開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われるようにし、吸気流制御弁92を退避位置に位置させる(ステップS26)。
これにより、スワール流停止、タンブル流停止の状態が得られ、高い吸気効率のもとに高出力の均一燃焼が行われる。
この吸気流制御によれば、エンジン回転数に応じてスワール生成とタンブル生成の双方が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
(実施例3)
実施例3は、エンジン負荷に応じて吸気流制御を行う実施の形態であり、その詳細を図7を参照して説明する。
まず、エンジン負荷Lが第1の所定値L1未満であるか否かを判別する(ステップS30)。エンジン負荷Lが第1の所定値L1未満であれば、スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共にタンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする(ステップS31)。
つまり、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を非連結状態とし、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われるようにし、吸気流制御弁92をタンブル生成位置に位置させる。
これにより、スワール流生成、タンブル流生成の状態が得られ、タンブル流によってスワール流が弱められ、弱成層燃焼に適した吸気流状態になる。
エンジン負荷Lが第1の所定値L1未満でない場合には、次に、エンジン負荷Lが第1の所定値L1以上で、第1の所定値L1より大きい第2の所定値L2未満であるか否かを判別する(ステップS32)。エンジン負荷Lが第1の所定値L1以上で、第2の所定値L2未満であれば、スワール生成手段をスワール生成のオン状態にし、タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする(ステップS33)。
つまり、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を非連結状態とし、スワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28だけが低速用カム54により比較的小さい弁リフト量をもって開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入が実質的にスワール生成吸気ポート22Cのみによって行われるようにし、吸気流制御弁92を退避位置に位置させる。
これにより、スワール流生成、タンブル流停止の状態が得られ、強いスワール流のもとに強成層燃焼に適した吸気流状態になる。
エンジン負荷Lが第1の所定値L1以上で、高い第2の所定値L2未満でない場合には、次に、エンジン負荷Lが第2の所定値L2以上で、第2の所定値L2より更に大きい第3の所定値L3未満であるか否かを判別する(ステップS34)。エンジン負荷Lが第2の所定値L2以上で、第3の所定値L3未満であれば、スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にし、タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする(ステップS35)。
つまり、低速側連結装置58を連結状態を連結状態とし、ストレート吸気ポート22Bの吸気弁26とスワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28が低速用カム54により開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われるようにし、吸気流制御弁92をタンブル生成位置に位置させる。
これにより、スワール流停止、タンブル流生成の状態が得られ、タンブル流のもとに均一燃焼に適した吸気流状態になる。
エンジン負荷Lが第3の所定値L3以上であれば、低速側連結装置58と高速側連結装置72の双方を連結状態とし、ストレート吸気ポート22Bの吸気弁26とスワール生成吸気ポート22Cの吸気弁28が低速用カム54あるいは高速用カム56により開弁駆動されて燃焼室20に対する吸気の導入がストレート吸気ポート22Bとスワール生成吸気ポート22Cの双方によって行われるようにし、吸気流制御弁92を退避位置に位置させる(ステップS36)。
これにより、スワール流停止、タンブル流停止の状態が得られ、高い吸気効率のもとに高出力の均一燃焼が行われる。
この吸気流制御によれば、エンジン回転数に応じてスワール生成とタンブル生成の双方が燃焼改善と吸気効率に関して最適化される。
10 内燃機関(エンジン)
20 燃焼室
22 吸気ポート
22A 集合部
22B ストレート吸気ポート
22C スワール生成吸気ポート
24 排気ポート
26、28 吸気弁
30、32 排気弁
36 吸気側動弁装置
38 排気側動弁装置
40 燃料噴射弁
42 ロッカアーム軸
44 カム軸
46 ストレート側ロッカアーム
48 スワール生成側ロッカアーム
50 フリーロッカアーム
52 休止用カム
54 低速用カム
56 高速用カム
58 低速側連結装置
72 高速側連結装置
92 吸気流制御弁
96 電動アクチュエータ
100 電気・油圧制御部
102 吸気流制御装置

Claims (9)

  1. 吸気系に設けられ燃焼室内にスワール流を選択的に生成するスワール生成手段と、
    前記吸気系に設けられ前記燃焼室内にタンブル流を選択的に生成するタンブル生成手段と、
    内燃機関の運転状態に応じて前記スワール生成手段と前記タンブル生成手段の動作を制御する吸気流制御手段と、
    を有する内燃機関の吸気装置。
  2. 同一燃焼室に連通する二つの吸気ポートを有し、
    前記スワール生成手段は、前記二つの吸気ポートのうちの一方の吸気ポートを吸気行程時を含んで閉弁状態に維持し、他方の吸気ポートより燃焼室内に流入する吸気によってスワール流を生成するものである請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記タンブル生成手段は、燃焼室内に流入する吸気の流れを吸気ポートの一方の側に偏らせる吸気流制御弁を含むものである請求項1または2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記吸気流制御弁は、タンブル生成時には前記吸気ポートを流路断面で見て一方の側に絞る絞り位置に位置し、タンブル流を生成しない時には前記吸気ポートを絞ることなく当該吸気ポートの内壁に沿った退避位置に位置するフラッパ弁により構成されている請求項3に記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 運転状態に応じて燃焼モードを成層燃焼モードと均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される吸気装置であって、
    前記吸気流制御手段は、成層燃焼モード時には前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にし、均一燃焼モード時には前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にする請求項1から4の何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
  6. 運転状態に応じて燃焼モードを成層燃焼モードと均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される吸気装置であって、
    前記吸気流制御手段は、均一燃焼モード時には前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、成層燃焼モード時には前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする請求項1から5の何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
  7. 運転状態に応じて燃焼モードを強成層燃焼モードと弱成層燃焼モードと均一燃焼モードとに切り替え設定する可変燃焼モード型の内燃機関に適用される吸気装置であって、
    前記吸気流制御手段は、強成層燃焼モード時には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にして前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にし、弱成層燃焼モード時には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共に前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、均一燃焼モード時には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にして前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にする請求項1から4の何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
  8. 前記吸気流制御手段は、内燃機関の回転数を示す情報を入力し、前記回転数が第1の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共に前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記回転数が前記第1の所定値以上で、前記第1の所定値より高い第2の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にして前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にし、前記回転数が前記第2の所定値以上で、前記第2の所定値より高い第3の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にして前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記回転数が前記第3の所定値以上の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にすると共に前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする請求項1から4の何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
  9. 前記吸気流制御手段は、内燃機関の負荷を示す情報を入力し、前記負荷が第1の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にすると共に前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記負荷が前記第1の所定値以上で、前記第1の所定値より大きい第2の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段をスワール生成のオン状態にして前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にし、前記負荷が前記第2の所定値以上で、前記第2の所定値より大きい第3の所定値未満の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にして前記タンブル生成手段をタンブル生成のオン状態にし、前記負荷が前記第3の所定値以上の場合には、前記スワール生成手段を非スワール生成のオフ状態にすると共に前記タンブル生成手段を非タンブル生成のオフ状態にする請求項1から4の何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
JP2009007562A 2009-01-16 2009-01-16 内燃機関の吸気装置 Expired - Fee Related JP5324236B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009007562A JP5324236B2 (ja) 2009-01-16 2009-01-16 内燃機関の吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009007562A JP5324236B2 (ja) 2009-01-16 2009-01-16 内燃機関の吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010163997A true JP2010163997A (ja) 2010-07-29
JP5324236B2 JP5324236B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=42580350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009007562A Expired - Fee Related JP5324236B2 (ja) 2009-01-16 2009-01-16 内燃機関の吸気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5324236B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02267322A (ja) * 1989-04-07 1990-11-01 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP2005140051A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Aisin Seiki Co Ltd 可変吸気装置
JP2007032560A (ja) * 2005-06-20 2007-02-08 Toyota Motor Corp 気流制御装置
JP2008002427A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸気流動制御弁
JP2008215126A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関
JP2008303804A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Nippon Soken Inc 吸気流制御弁

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02267322A (ja) * 1989-04-07 1990-11-01 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の吸気装置
JP2005140051A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Aisin Seiki Co Ltd 可変吸気装置
JP2007032560A (ja) * 2005-06-20 2007-02-08 Toyota Motor Corp 気流制御装置
JP2008002427A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の吸気流動制御弁
JP2008215126A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関
JP2008303804A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Nippon Soken Inc 吸気流制御弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP5324236B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4124224B2 (ja) 4サイクル予混合圧縮自着火式内燃機関の制御装置
JP2006274951A (ja) 4サイクル火花点火式エンジン
JP3631770B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP4821588B2 (ja) 予混合圧縮着火機関
JPWO2015163292A1 (ja) エンジンの制御装置
JP2011157969A (ja) 内燃機関
JP4432708B2 (ja) 4サイクルエンジン
JP5324236B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP3865195B2 (ja) 2サイクル内燃機関の排気制御装置
JP4591300B2 (ja) 4サイクル火花点火式エンジン
JP2006177250A (ja) 副室式内燃機関
JP2009002191A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
WO2020179820A1 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2013072390A (ja) 内燃機関
JP2018017164A (ja) 内燃機関の制御装置
JP7021584B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2007309120A (ja) 内燃機関の動弁制御装置
JP4670546B2 (ja) 火花点火式4サイクルエンジン
JP2005282463A (ja) 気筒休止内燃機関
JP2007146708A (ja) 内燃機関及び内燃機関の吸気弁制御装置
KR100387867B1 (ko) 엔진의 가변 밸브 리프트 장치
JP4878694B2 (ja) 内燃機関
JP2519619B2 (ja) 内燃機関
JP2004176668A (ja) エンジンの吸気カム装置
JP4270083B2 (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110924

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees