JP2008215126A - 内燃機関 - Google Patents

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英二 高橋
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康治 平谷
Daisuke Tanaka
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Shunsuke Shigemoto
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Abstract

【課題】リフト量を連続的に可変とした内燃機関において、中間負荷でも吸気抵抗の増大を防止しつつ筒内流動強化を行う。
【解決手段】リフト量が変更可能な第1、第2吸気弁7と、燃焼室4の各吸気弁7の近くに設けた第1マスク11及び第2マスク11と、吸気ポート5内に設けたポート遮断弁12と、各吸気弁7のリフト量とポート遮断弁12の開閉を制御する制御手段14とを備え、制御手段14は、機関低負荷領域では第1、第2吸気弁7のリフト量をそれぞれ第1、第2マスク11よりも低くし、低負荷領域よりも負荷が高い高負荷流域では、第1、第2吸気弁7のリフト量をそれぞれ第1、第2マスク11よりも高くするとともにポート遮断弁12を閉じ、中間負荷領域では第1吸気弁7のリフト量は第1マスク11よりも低くし、第2吸気弁7のリフト量は第2マスク11よりも高くし、ポート遮断弁12を閉じる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の筒内流動制御装置に関し、特に、低負荷領域から高負荷領域までの幅広い運転領域でガス流動を強化することが可能な筒内流動制御装置に関する。
筒内流動を強化するための手段として、燃焼室の吸気ポート開口部付近にマスクを配置することで吸気係路の一部を遮断し、これにより筒内に流入する吸気の流れの方向を揃える手段や、吸気ポート内に設けたポート遮断弁で吸気ポート内の流路断面積を調節し、これにより吸気ポート開口部における吸気の分布に偏りをもたせて吸気流れの方向を揃える手段等が知られている。
また、マスクとポート遮断弁の両方を用いる手段も知られている。例えば、吸気2弁式エンジンにおいて、一方の吸気ポートにポート遮断弁を設け、燃焼室の当該吸気ポート開口部付近にはマスクを設け、低負荷領域ではポート遮断弁を閉鎖することで筒内流動を強化し、高負荷領域ではポート遮断弁を開放して吸気抵抗を低減する手段が特許文献1に記載されている。
特開平5−163950号公報
ところで、近年は、リフト量を連続的に可変に制御可能な機構により吸気弁を駆動し、吸入空気量の調節を吸気弁のリフト量制御で行う内燃機関が実用化されている。
このような内燃機関に特許文献1に記載の技術を適用すると、リフト量が小さい低負荷領域では、ポート遮断弁により吸気ポートの一部を遮断しても吸気弁とポート開口部の隙間の方が狭い絞りになることや、ポート遮断弁からポート開口部までのポート内容積に対する吸気流量の割合が小さいことから、ポート遮断弁では筒内流動を充分に強化することができず、そのためマスクによる筒内流動強化が有効となる。
一方、リフト量が大きい高負荷域では、マスクによる筒内流動強化を行おうとすると大きなリフト量に対応した大きなマスクが必要となり、全負荷時の吸気抵抗が増大してしまうので、ポート遮断弁による筒内流動強化が有効となる。
このように、マスク及びポート遮断弁を用いることで低負荷領域と高負荷領域の両方の領域で筒内流動を強化することができるが、マスクが有効な低負荷領域とポート遮断弁が有効な高負荷領域との中間負荷領域においては、いずれの手段でも充分に筒内流動を強化できないおそれがある。
すなわち、中間負荷領域でも有効なほどマスクを高くすると機関全負荷時の吸気抵抗が増大してしまうし、吸気量が少ない負荷領域からポート遮断弁が有効になるほどポート遮断弁からポート開口部までのポート内容積を小さくすることは、バルブステムとの干渉等の制約があるため困難である。
そこで、本発明では、リフト量を連続的に可変とした内燃機関において、マスクが有効な低負荷域とポート遮断弁が有効な高負荷域との中間負荷領域でも、吸気抵抗の増大を防止しつつ筒内流動強化を行うことができる手段を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関は、一つの気筒に設けられリフト量が変更可能な第1吸気弁及び第2吸気弁と、燃焼室の前記第1吸気弁近くに設けられ吸気弁リフト量がその高さよりも低いときに燃焼室に流入する吸気の経路の一部を遮断して筒内流動を強化する第1マスクと、燃焼室の前記第2吸気弁近くに設けられ吸気弁リフト量がその高さよりも低いときに燃焼室に流入する吸気の経路の一部を遮断して筒内流動を強化する第2マスクと、吸気ポート内に設けられ吸気ポート内を流れる吸気の経路の一部を遮断して筒内流動を強化するポート遮断弁と、前記第1吸気弁及び前記第2吸気弁のリフト量と前記ポート遮断弁の開閉を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、機関低負荷時には前記第1吸気弁のリフト量を前記第1マスクより低く、前記第2吸気弁のリフト量を第2マスクよりも低くし、前記低負荷よりも負荷が高い高負荷時には、前記第1吸気弁のリフト量を前記第1マスクよりも高く、第2吸気弁のリフト量を第2マスクよりも高くするとともに前記ポート遮断弁を閉じ、前記低負荷と前記高負荷との間の中間負荷領域では、前記第1吸気弁のリフト量は前記第1マスクよりも低くし、前記第2吸気弁のリフト量は前記第2マスクよりも高くし、前記ポート遮断弁を閉じる。
本発明の内燃機関は、一つの気筒に設けられリフト量が変更可能な第1吸気弁及び第2吸気弁と、燃焼室の前記第1吸気弁近くに設けられ吸気弁リフト量がその高さよりも低いときに燃焼室に流入する吸気の経路の一部を遮断して筒内流動を強化する第1マスクと、燃焼室の前記第2吸気弁近くに設けられ吸気弁リフト量がその高さよりも低いときに燃焼室に流入する吸気の経路の一部を遮断して筒内流動を強化する第2マスクと、吸気ポート内に設けられ吸気ポート内を流れる吸気の経路の一部を遮断して筒内流動を強化するポート遮断弁と、前記第1吸気弁及び前記第2吸気弁のリフト量と前記ポート遮断弁の開閉を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、機関低負荷時には前記第1マスク及び第2マスクによる筒内流動強化が支配的となり、前記低負荷よりも負荷が高い高負荷時には前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となり、前記低負荷と前記高負荷との間の中間負荷領域では、前記第1吸気弁又は前記第2吸気弁の一方を通過する吸気は前記第1マスク又は前記第2マスクによる筒内流動強化が支配的となり、他方は前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となるように制御する。
本発明によれば、一方の吸気弁を通る吸気については比較的高い負荷までマスクによる筒内流動強化の効果が得られ、他方の吸気弁を通る吸気については比較的低い負荷からポート遮断弁による筒内流動強化の効果が得られる。これにより、中間負荷領域ではマスクによる筒内流動とポート遮断弁による筒内流動とが合成されて、筒内全体として筒内流動が大きく落ち込むことを防止することができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は第1実施形態のシステム構成の概略図であり、エンジンのシリンダ周辺をエンジンのフロント側から見た断面図である。
1はシリンダヘッド、2はシリンダブロック、3はシリンダブロック2に設けたシリンダ内を摺動するピストン、4はシリンダヘッド1下面とシリンダブロック2とピストン3の冠面とで形成する燃焼室、5は吸気通路、6は排気通路、7は吸気弁、8は排気弁、9は点火栓、10は燃料噴射弁、11はマスク、12はポート遮断弁、13は隔壁、14はコントロールユニット、である。
吸気通路5、排気通路6はそれぞれ燃焼室4に開口部を有し、吸気弁7は吸気通路5の開口部を開閉し、排気弁8は排気通路6の開口部を開閉する。排気弁8は図示しない排気カムシャフトにより駆動される。排気カムシャフト10は一般的な回転式のカムシャフトであるため説明は省略する。一方、吸気弁5は、リフト量、作動角を連続的に可変に制御可能な可変動弁機構により駆動される。この可変動弁機構については、後述する。
なお、本実施形態は吸気弁7、排気弁8を各気筒にそれぞれ2つずつ備える、いわゆる吸排2弁式であり、吸気通路5及び排気通路6も気筒毎にそれぞれ2本づつ備える。2本の吸気通路5は、シリンダヘッド1の一方の側面に一つの開口部を有する通路がシリンダヘッド1の内部で分岐したものである。また、2本の排気通路6はシリンダヘッド1内部で合流し、シリンダヘッド1の他方の側面に一つの開口部を有する。
点火栓9は燃焼室4の天井面の中央近傍に設け、燃料噴射弁10は燃焼室4の側面から燃焼室4に直接燃料を噴射するよう設ける。コントロールユニット14は燃料噴射弁10の噴射時期、噴射量、噴射圧等及び点火栓9の点火タイミングの制御を行う。
ポート遮断弁12は、各吸気通路5を横断するシャフト12aに回転可能に取り付けられ、閉弁時には吸気通路5の流路断面の下側半分を閉鎖する。なお、ポート遮断弁12は、図示しないアクチュエータモータ等により駆動される。また、シャフト12aの直下流から吸気流れ下流方向に吸気通路5内を上下に分割する隔壁13が延びる。
ポート遮断弁12を閉弁方向に駆動して流路面積を小さくすると、吸気弁7を通過して燃焼室4内に流入する吸入空気量が吸気通路5の上側に偏り、これによりタンブル流動が生成される。したがって、流路面積を小さくするほどタンブル流動は強くなり、逆に流路面積を大きくするほどタンブル流動は弱くなる。ポート遮断弁12の開閉制御は、後述するように運転状態に応じてコントロールユニット14にて行われる。
マスク11は、吸気流動を遮断することで筒内流動を強化するためのものであり、燃焼室4の天井面から概ね吸気弁7のリフト方向に沿って突出している。具体的な突出量(高さ)や設ける範囲については後述する。
ここで、吸気弁7を駆動する可変動弁機構について図2を参照して説明する。図2は吸気弁7のリフト量及び作動角を連続的に可変に制御することができる動弁機構の概略図であり、シリンダヘッド2に備えられる。
なお、ここでいうリフト量とは、最大リフト量のことをいう。また、リフト量の可変制御とは最大リフト量を可変制御することをいい、クランクシャフトの回転に同期して開閉する際のリフト量変化は除くものである。
また、本実施形態では吸気弁7側にのみ前記可変動弁機構を設けるが、排気弁側にも同様の可変動弁機構を設けて、運転状態に応じて排気弁の開閉時期を制御しても構わない。
可変動弁機構は、吸気弁7のリフト・作動角を変化させるリフト・作動角可変機構20と、そのリフトの中心角の位相(クランクシャフトに対する位相)を進角もしくは遅角させる位相可変機構21と、が組み合わされて構成されている。
なお、このリフト・作動角可変機構20は、本出願人が先に提案し、位相可変機構21とともに特開2002−89303号公報や特開2002−89341号公報等によって公知となっているので、その概要のみを説明する。
リフト・作動角可変機構20は、シリンダヘッド1上部の図示せぬカムブラケットに回転自在に支持された中空状の駆動軸22と、この駆動軸22に圧入等により固定された偏心カム23と、駆動軸22の上方位置に同じカムブラケットによって回転自在に支持されるとともに駆動軸22と平行に配置された制御軸24と、この制御軸24の偏心カム部25に揺動自在に支持されたロッカアーム28と、各吸気弁7の上端部に配置されたタペット34に当接する揺動カム33と、を備えている。ロッカアーム28は一方の端部付近が連結ピン27を介してリンクアーム26と連結されており、他方の端部付近が連結ピン29を介してリンク部材32の上方側端部と連結されている。リンク部材32の下方側端部は連結ピン37を介して揺動カム33と連結されている。
駆動軸22は、後述するように、タイミングチェーンないしはタイミングベルトを介して機関のクランクシャフトによって駆動されるものである。
偏心カム23は、円形外周面を有し、該外周面の中心が駆動軸22の軸心から所定量だけオフセットしているとともに、この外周面に、リンクアーム26の環状部26aが回転可能に嵌合している。
ロッカアーム28は、略中央部を上記偏心カム部25が回転可能に貫通している。上記偏心カム部25は、制御軸24の軸心から偏心しており、従って、制御軸24の角度位置に応じてロッカアーム28の揺動中心は変化する。
揺動カム33は、駆動軸22の外周に嵌合して回転自在に支持されており、駆動軸22の軸方向に対して直角方向へ延びた端部33aに、前述したようにリンク部材32の下端部が連結ピン37を介して連結している。この揺動カム33の下面には、駆動軸22と同心状の円弧をなす基円面33cと、該基円面33cから上記端部へと所定の曲線を描いて延びるカム面33bと、が連続して形成されており、これらの基円面33cならびにカム面33bが、揺動カム33の揺動位置に応じてタペット34の上面に当接するようになっている。
すなわち、基円面33cはベースサークル区間として、リフト量がゼロとなる区間であり、揺動カム33が揺動してカム面33bがタペット34に接触すると、徐々にリフトしていくことになる。なお、ベースサークル区間とリフト区間との間には若干のランプ区間が設けられている。
制御軸24は、図2に示すように、一方の端部に設けられたリフト・作動角制御用油圧アクチュエータ36によって所定角度範囲内で回転するように構成されている。このリフト・作動角制御用油圧アクチュエータ36への油圧供給は、コントロールユニット14からの制御信号に基づいて制御されている。
このリフト・作動角可変機構20の作用を説明する。駆動軸22が回転すると、偏心カム23のカム作用によってリンクアーム26が上下動し、これに伴ってロッカアーム28が制御軸24を揺動軸として揺動する。このロッカアーム28の揺動は、リンク部材32を介して揺動カム33へ伝達され、該揺動カム33が揺動する。この揺動カム33のカム作用によって、タペット34が押圧され、吸気弁7がリフトする。
ここで、リフト・作動角制御用油圧アクチュエータ36を介して制御軸24の角度が変化すると、ロッカアーム28の揺動中心位置が変化し、ひいては揺動カム33の初期揺動位置が変化する。
例えば、偏心カム部25が上方へ位置しているとすると、ロッカアーム28は全体として上方へ位置し、揺動カム33の端部20aが相対的に上方へ引き上げられた状態となる。つまり、揺動カム33の初期揺動位置は、そのカム面33bがタペット34から離れる方向に傾く。従って、駆動軸22の回転に伴って揺動カム33が揺動した際に、基円面33cが長い間タペット34に接触し続け、カム面33bがタペット34に接触する期間は短い。従って、リフト量が全体として小さくなり、かつ、その開時期から閉時期までの角度範囲、すなわちカムの作動角も縮小する。
逆に、偏心カム部25が下方へ位置しているとすると、ロッカアーム28は全体として下方へ位置し、揺動カム33の端部33aが相対的に下方へ押し下げられた状態となる。つまり、揺動カム33の初期揺動位置は、そのカム面33bがタペット34に近付く方向に傾く。従って、駆動軸22の回転に伴って揺動カム33が揺動した際に、タペット34と接触する部位が基円面33cからカム面33bへと直ちに移行する。従って、リフト量が全体として大きくなり、かつその作動角も拡大する。
上記の偏心カム部25の初期位置は連続的に変化させ得るので、これに伴って、バルブリフト特性も連続的に変化する。つまり、リフトならびに作動角を、両者同時に、連続的に拡大,縮小させることができる。なお、この実施例では、リフト・作動角の大小変化に伴い、吸気弁7の開時期と閉時期がほぼ対称に変化する。
次に、位相可変機構21は、駆動軸22の前端部に設けられたスプロケット39と、このスプロケット39と上記駆動軸22とを、所定の角度範囲内において相対的に回転させる位相制御用アクチュエータ35と、から構成されている。スプロケット39は、図示せぬタイミングチェーンもしくはタイミングベルトを介して、クランクシャフトと同期して回転している。位相制御用アクチュエータ35は、コントロールユニット14からの制御信号に基づいて制御される。
この位相制御用アクチュエータ35の制御によって、スプロケット39と駆動軸22とが相対的に回転し、リフト中心角が遅進する。つまり、リフト特性の曲線自体は変わらずに、全体が進角もしくは遅角する。
また、この変化も連続的に得ることができる。位相可変機構21としては、油圧式、電磁式アクチュエータを利用したものなど、種々の構成が可能である。
次に、マスク11とポート遮断弁12について図3を参照して説明する。図3(a)は燃焼室4を下面側から見た概略図、図3(b)は吸気弁7周辺を機関前方から見た概略図である。なお、図3(a)では吸気弁7、排気弁8、点火栓9、及び燃料噴射弁10を、図3(b)では排気弁8、点火栓9、及び燃料噴射弁10を省略している。
図3(a)において、上方の吸気通路5を低リフト側吸気通路5c、下方の吸気通路5を高リフト側吸気通路5bとし、それぞれの開口部を低リフト側開口部5d、高リフト側開口部5eとする。なお、6aは排気通路6の開口部である。
低リフト側吸気通路5cに備えられた吸気弁7(以下、低リフト側吸気弁7aという)と、高リフト側吸気通路5bに備えられた吸気弁7(以下、高リフト側吸気弁7bという)とを比較すると、高リフト側吸気弁7bの方が、同一クランク角におけるリフト量が大きく、リフト量の差は低リフト領域から高リフト領域まで略一定である。
なお、このようなリフト量差は、各吸気弁7を駆動する揺動カム33のカムプロフィルを異ならせることにより実現可能である。
マスク11は、低リフト側開口部5e及び高リフト側開口部5dのそれぞれの周縁部近傍から、吸気弁7の摺動方向に概ね沿うように突出している壁部であり、図3(a)に示すように、低リフト側開口部5e、高リフト側開口部5dの周縁部の吸気通路上流側のほぼ全域に渡って設ける。
マスク11の燃焼室4からの突出量(高さ)は、低負荷領域においては高リフト側吸気弁7bのリフト量よりも大きく、中間負荷領域においては低リフト側吸気弁7aのリフト量よりは大きく、かつ高リフト側吸気弁7bのリフト量よりは小さくなるように設定する。
このように設定することにより、リフト量が小さい場合には各吸気弁7abと開口部5d、5eとの隙間の一部がマスク11により閉塞されて、吸気はマスク11を設けた部分以外の隙間から筒内流入することとなり、結果としてタンブル流動が発生する。
ポート遮断弁12は、低リフト側吸気通路5d及び高リフト側吸気通路5eを貫通する回転可能なシャフト12aに支持され、各吸気通路5d、5eの下半分を開閉する。全閉時には各吸気通路5d、5eの下半分は閉塞され、全開時には吸気流れの流線に概ね沿う位置まで開く。この開閉制御は、前述したようにコントロールユニット14により行われ、低負荷領域から吸気通路5の上半分からの吸気で要求吸入空気量を満足できる範囲の高負荷領域までは閉弁し、機関全負荷時には充分な吸気量を確保するために開弁する。
なお、低負荷領域では吸気流量が少ないためポート遮断弁12を開いていても筒内流動に大きな影響は与えないが、負荷が増大した場合には吸気流量が増大するため閉弁する必要があるので、負荷の変化に対する応答性の観点から、低負荷領域でも閉弁しておくことが望ましい。
上記のような構成にした場合の筒内流動について、図6から図9を参照して説明する。図6から図9は、それぞれ低負荷領域、中間負荷領域、高負荷領域、機関全負荷領域の筒内流動を模式的に表した図であり、図3と同様に、各図の(a)は燃焼室4を下面側見た図、(b)は筒内を機関前方から見た図を表している。なお、図7(b)は、左図が低リフト側吸気弁7aを通過する吸気の流れ、右図は高リフト側吸気弁7bを通過する吸気の流れを表した図である。
低負荷領域では、吸入空気量が少なく、ポート遮断弁12から各開口部5d、5eまでの吸気通路内容積に対する吸気流量の割合が小さいため、ポート遮断弁12では筒内流動を充分に強化することができない。しかし、両吸気弁7ともにリフト量が小さいため、図6(b)に示すように各開口部5d、5eの吸気通路上流側部分と吸気弁7との隙間はマスク11によってほぼ閉塞される。このため、吸気流れは開口部5d、5eの排気通路6の開口部6a側に偏り、筒内にタンブル流動が生成される。すなわち、筒内のタンブル流はいずれもマスク11によって生成されたものである。このように、主にマスク11によって筒内流動が強化される状態を、マスク11による筒内流動強化が支配的な状態という。
なお、両吸気弁7ともにリフト量が小さいため、各開口部5d、5eから流入して形成されるタンブル流動も略同等の強さになる。
中間負荷領域においては、筒内の低リフト側開口部5b側では低負荷領域と同様にマスク11による筒内流動の強化が行われる(図7(b)左図)。一方、筒内の高リフト側開口部5d側では、吸気弁7のリフト量がマスク11よりも高くなり、マスク11による筒内流動強化は行われないが、吸入空気量が増えることで、ポート遮断弁12による筒内流動が行われる(図7(b)右図)。このように、主にポート遮断弁12によって筒内流動が強化される状態をポート遮断弁12による筒内流動強化が支配的な状態という。
高負荷領域においては、低リフト側吸気弁7aのリフト量もマスク11より高くなり、ポート遮断弁12による筒内流動強化が行われる。高リフト側吸気通路5bについては、中間負荷領域と同様である。
機関全負荷領域においては、筒内流動の強化よりも吸入空気量を確保することを優先するため、ポート遮断弁12を開弁する(図9(b))。このため、図9(b)の実線A及び実線Bで示したように各開口部5d、5eの全周から吸気が流入することとなり、マスク11及びポート遮断弁12による筒内流動強化は行われない。
上記のように、機関負荷に応じて筒内流動が変化する場合の筒内流動の強さについて、図4を参照して説明する。
図4は吸気弁7の機関負荷とリフト量及び筒内流動強さとの関係を表した図である。図中の細実線は筒内の高リフト側吸気通路5b側のガス流動(以下、高リフト側ガス流動という)の強さ及び吸気弁7のリフト量、破線は筒内の低リフト側吸気通路5c側のガス流動(以下、低リフト側ガス流動という)の強さ及び吸気弁7のリフト量、太実線は高リフト側ガス流動と低リフト側ガス流動との合成による筒内流動(以下、合成ガス流動という)の強さを表している。
低リフト側ガス流動と高リフト側ガス流動のいずれも、低負荷領域ではマスク11により強化される。そこから負荷が増大すると、吸気弁7のリフト量増大に伴ってマスク11による筒内流動強化の効果が低減するため弱まり、さらに負荷が増大するとポート遮断弁12による筒内流動強化の効果により強まる。
また、低リフト側ガス流動の方が高リフト側ガス流動よりも比較的高い負荷までマスク11による筒内流動の強化が行われる。一方、高リフト側ガス流動の方が低リフト側ガス流動よりも比較的低い負荷領域からポート遮断弁12による筒内流動強化が行われている。
合成ガス流動強さは、負荷の変化に応じて次のように変化する。
低負荷領域では、負荷の上昇によりリフト量が増大してマスク11による高リフト側ガス流動強さが低下し始めると合成ガス流動強さも低下し、さらに負荷が上昇して低リフト側ガス流動強さも低下し始めると、合成ガス流動強さもさらに低下する。
そして、ポート遮断弁12により高リフト側ガス流動が強化される負荷領域になると、高リフト側ガス流動強さの上昇とともに合成ガス流動強さの低下は止まり、上昇に転じる。
低リフト側ガス流動がポート遮断弁12により強化される負荷領域では、合成ガス流動強さもさらに上昇する。
ところで、2つの吸気弁7abのリフト量が同一の場合は、図5に示すように両方の吸気通路から流入する吸気のガス流動強さが揃って低下、上昇するため、マスク11及びポート遮断弁12のいずれによってもガス流動が強化されない中間負荷領域では、筒内流動強さが大幅に低下する。なお、図5は図4と同様に機関負荷とバルブリフト量及び筒内流動強さとの関係を表した図である。
これに対して、本実施形態のように2つの吸気弁7abのリフト量に一定の差を設けると、上述したように高リフト側ガス流動及び低リフト側ガス流動の負荷に対する変化が異なるため、中間負荷領域における筒内流動(合成流動)の強さの低下幅を低減することができる。
以上により本実施形態では、次のような効果を得られる。
コントロールユニット14は、低負荷時には低リフト側吸気弁7aのリフト量を低リフト側開口部5e付近に設けたマスク11より低く、高リフト側吸気弁7bのリフト量を高リフト側開口部5d付近に設けたマスク11よりも低くし、低負荷よりも負荷が高い高負荷時には、低リフト側吸気弁7aのリフト量を低リフト側開口部5e付近に設けたマスク11よりも高く、高リフト側吸気弁7bのリフト量を高リフト側開口部5d付近に設けたマスク11よりも高くするとともにポート遮断弁12を閉じ、低負荷と高負荷との間の中間負荷領域では、低リフト側吸気弁7aのリフト量は低リフト側開口部5e付近のマスク11よりも低くし、高リフト側吸気弁7bのリフト量は高リフト側開口部5d付近のマスク11よりも高くし、ポート遮断弁12を閉じるので、低リフト側吸気弁7aを通過する吸気は比較的高い負荷までマスク11により筒内流動が強化され、高リフト側吸気弁7bを通過する吸気は比較的低い負荷からポート遮断弁12により筒内流動が強化され、これにより中間負荷領域ではマスクによる筒内流動とポート遮断弁による筒内流動とが合成されて、筒内全体として筒内流動が大きく落ち込むことを防止することができる。
低リフト側吸気弁7aのリフト量と高リフト側吸気弁7bのリフト量との差が機関負荷によらず一定なので、揺動カム33のカムプロフィルの変更等用に比較的簡単な構成で中間負荷領域での筒内流動を強化することができる。
マスク11による筒内流動とポート遮断弁12による筒内流動が、筒内で同一方向の流動を形成するので、中間負荷領域においてマスク11とポート遮断弁12の両方で筒内流動を強化した場合の互いの干渉が少なくなり、筒内流動強化の効果を大きくすることができる。
第2実施形態について説明する。
本実施形態のシステムの構成は基本的に第1実施形態と同様であるが、低リフト側吸気弁7aのリフト特性が異なる。
ここで、本実施形態の吸気弁7のリフト特性について図10を参照して説明する。図10は図4と同様に機関負荷とバルブリフト量及び筒内流動強さとの関係を表した図である。
図10に示すように、低リフト側吸気弁7aの機関負荷に対するリフト量の増加の傾きが、高リフト側吸気弁7bのそれに比べて大きい。すなわち、低リフト領域から中間負荷領域にかけては第1実施形態と同様に、両吸気弁7のリフト量に差をもたせつつ、機関全負荷領域では低リフト側吸気弁7aも高リフト側吸気弁7bと略同等のリフト量とすることができる。
これにより、中間負荷領域における筒内流動を強化しつつ、機関全負荷時の吸気抵抗を低減することができる。
第3実施形態について説明する。
本実施形態のシステムの構成は基本的に第1実施形態と同様であるが、高リフト側吸気弁7b及び低リフト側吸気弁7aのリフト特性が異なる。
ここで、本実施形態の吸気弁7のリフト特性について図11を参照して説明する。図11は図4と同様に機関負荷とバルブリフト量及び筒内流動強さとの関係を表した図である。
図11に示すように、低リフト側吸気弁7aのリフト量は、低負荷領域から負荷の増大に伴って大きくなり、中間負荷領域になると機関負荷の増大に対するリフト量の増加の傾きが低負荷領域におけるそれに対して小さくなる。一方、高リフト側吸気弁7bのリフト量は、低負荷領域から負荷の増大に伴って大きくなり、中間負荷領域になると機関負荷の増大に対するリフト量の増加の傾きが低負荷領域のそれに対して大きくなる。すなわち、負荷の増大とともに、両吸気弁7のリフト量の差が大きくなる。そして、中間負荷領域の所定の負荷を超えると、高リフト側吸気弁7bの機関負荷に対するリフト量の増加の傾きが、低リフト側吸気弁7aの機関負荷に対するリフト量の傾きよりも小さくなり、機関全負荷領域では、両吸気弁7のリフト量は略同等になる。すなわち、中間負荷領域において両吸気弁7のリフト量の差が最大となる。
上記のようなリフト特性にすることにより、低リフト側筒内流動及び高リフト側筒内流動は、マスク11による強化がより高い負荷まで維持され、かつ、ポート遮断弁12による強化がより低い負荷から始まる。すなわち、両筒内流動について、流動強さが低下する負荷範囲を小さくすることができる。
これにより、合成ガス流動は図11に示したように、第1実施形態の合成ガス流動に比べて、中間負荷領域における強さの低下がさらに小さくなる。
なお、本実施形態のようなリフト特性を実現するためには、図2に示したリフト・作動角可変機構20のロッカアーム28、リンク部材32、リフト・作動角制御用油圧アクチュエータ36等を、低リフト側、高リフト側それぞれの吸気弁7用に2系統用いれば良い。
第4実施形態について図12を参照して説明する。
図12(a)〜(c)は低負荷領域、中間負荷領域、高負荷領域における筒内流動を模式的に表した図である。
本実施形態のシステムの構成は、基本的には第1実施形態と同様であるので、相違点についてのみ説明する。
ポート遮断弁12は、高リフト側吸気通路5bにのみ配置し、閉弁時には高リフト側吸気通路5bの流路をシリンダ軸と略平行な軸で二分した場合の、低リフト側吸気通路5c側半分を閉塞する。
高リフト側開口部5dのマスク11は、開口部周縁の吸気通路5上流側から低リフト側開口部5eとの間にかけて設け、低リフト側開口部5eのマスク11は、開口部周縁の気筒列方向外側(図中下方向)から向かい合う排気口6aとの間にかけて設ける。なお、各マスク11の高さは、第1実施形態と同様である。
このような構成にすることにより、低負荷領域では両吸気弁7のリフト量が小さいので、吸気は各開口部5d、5eのマスク11が設けられていない部分から筒内に流入することとなり、図12(a)に示すように、図中反時計周りのスワール流動が形成される。
中間負荷領域では、高リフト側吸気弁7bのリフト量が大きくなるので、マスク11によってスワール流動が形成されることはなくなるが、吸気の流量が増加するためポート遮断弁12によってスワール流動が形成される。一方、低リフト側吸気通路5cでは、吸気弁7のリフト量がまだ小さいため低負荷領域時と同様にマスク11によってスワール流動が形成される。したがって、筒内にはこれらを合成した同じ方向のスワール流動が形成されて筒内流動が強化される。
高負荷領域では、両吸気弁7ともにリフト量が大きくなるため、マスク11によるスワール流動の形成はなくなり、ポート遮断弁12によってのみスワール流動が形成される。このため、高負荷時における筒内流動の強さは比較的弱い。したがって、高負荷領域において要求される筒内流動が比較的弱い場合に有効である。
第5実施形態について図13〜図15を参照して説明する。図13〜図15はそれぞれ低負荷領域、中間負荷領域、高負荷領域における筒内流動を模式的に表した図である。
本実施形態のシステムの構成は、基本的には第1実施形態と同様であるので、相違点についてのみ説明する。
低リフト側開口部5eのマスク11は、開口部周縁の吸気通路5上流側から高リフト側開口部5dとの間にかけて設け、高リフト側開口部5dのマスク11は、開口部周縁の気筒列方向外側(図中下方向)から向かい合う排気口6aとの間にかけて設ける。なお、各マスク11の高さは、第1実施形態と同様である。
このような構成にすることで、低負荷領域では図13に示すように、第4実施形態と同様にマスク11によってスワール流動が形成される。
中間負荷領域では、高リフト側吸気弁7bのリフト量が大きくなるので、マスク11によってスワール流動が形成されることはなくなるが、吸気の流量が増加するため、図14に示すようにポート遮断弁12によってタンブル流動が形成される。一方、低リフト側吸気通路5cでは、吸気弁7のリフト量がまだ小さいため低負荷領域時と同様にマスク11によってスワール流動が形成される。したがって、筒内にはこれらを合成したガス流動が形成されて筒内流動が強化される。
高負荷領域では、両吸気弁7ともにリフト量が大きくなるため、マスク11によってスワール流動が形成されることはなく、図15に示すようにポート遮断弁12によりタンブル流動が形成される。
以上により本実施形態では、吸気流量が少なく、かつ吸気弁閉時期が早いために筒内流動が減衰しやすい低負荷領域では、比較的減衰しにくいスワール流動を用い、吸気流量が多く、かつ吸気弁閉時期が遅い高負荷領域では。より強力な筒内流動を形成しやすいタンブル流動を用いるので、効率よく筒内流動を強化することができる。
第6実施形態について図16を参照して説明する。図16は中間負荷領域における筒内流動を模式的に表した図である。
本実施形態のシステムの構成は、基本的には第1実施形態と同様であるので、相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、2つの吸気弁7のリフト量を同一とする。そして、マスク11の高さは、一方は中間負荷領域でのバルブリフト量よりも高く、他方は中間負荷領域でのバルブリフト量よりも低く、かつ低負荷領域でのバルブリフト量よりも高く設定する。
このような構成にすることで、マスク11の高さを高く設定した方では第1実施形態の低リフト側開口部5eに、また低く設定した方では同様に高リフト側開口部5dにそれぞれ相当する筒内流動が得られ、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
第1実施形態のエンジン概略構成図である。 可変動弁機構の概略構成図である。 (a)は燃焼室をエンジン下面側から見た図であり、(b)は機関前方から見た断面図である。 第1実施形態の吸気弁のリフト量及び筒内流動強さと機関負荷との関係を表した図である。 2つの吸気弁のリフト量が同じ場合の吸気弁のリフト量及び筒内流動強さと機関負荷との関係を表した図である。 第1実施形態の低負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第1実施形態の中間負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第1実施形態の高負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第1実施形態の機関全負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第2実施形態の吸気弁のリフト量及び筒内流動強さと機関負荷との関係を表した図である。 第3実施形態の吸気弁のリフト量及び筒内流動強さと機関負荷との関係を表した図である。 第4実施形態の筒内流動を説明するための図であり、(a)は低負荷領域、(b)は中間負荷領域、(c)は高負荷領域について表した図である。 第5実施形態の低負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第5実施形態の中間負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第5実施形態の高負荷領域における筒内流動を説明するための図であり、(a)は燃焼室を下面側から見た図、(b)は機関前方から見た断面図である。 第6実施形態の構成について説明するための機関前方から見た断面図である。
符号の説明
1 シリンダヘッド
2 シリンダブロック
3 ピストン
4 燃焼室
5 吸気通路
6 排気通路
7 吸気弁
8 排気弁
9 点火栓
10 燃料噴射弁
11 マスク
12 ポート遮断弁
13 隔壁
14 コントロールユニット
20 リフト・作動角可変機構
21 位相可変機構
22 駆動軸
23 偏心カム
24 制御軸
25 偏心カム部
26 リンクアーム
27 連結ピン
28 ロッカアーム
29 連結ピン
30 駆動力伝達用ギア
31 位相調整機構
32 リンク部材
33 揺動カム
34 タペット
35 位相制御用アクチュエータ
36 リフト・作動角制御用油圧アクチュエータ
37 連結ピン
39 スプロケット

Claims (15)

  1. 一つの気筒に設けられリフト量が変更可能な第1吸気弁及び第2吸気弁と、
    燃焼室の前記第1吸気弁近くに設けられた第1マスクと、
    燃焼室の前記第2吸気弁近くに設けられた第2マスクと、
    吸気ポート内に設けられたポート遮断弁と、
    前記第1吸気弁及び前記第2吸気弁のリフト量と前記ポート遮断弁の開閉を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、機関低負荷領域では前記第1吸気弁のリフト量を前記第1マスクより低く、前記第2吸気弁のリフト量を第2マスクよりも低くし、前記低負荷領域よりも負荷が高い高負荷領域では、前記第1吸気弁のリフト量を前記第1マスクよりも高く、第2吸気弁のリフト量を第2マスクよりも高くするとともに前記ポート遮断弁を閉じ、前記低負荷領域と前記高負荷領域との間の中間負荷領域では、前記第1吸気弁のリフト量は前記第1マスクよりも低くし、前記第2吸気弁のリフト量は前記第2マスクよりも高くし、前記ポート遮断弁を閉じることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記制御手段は、前記中間負荷領域では前記第1吸気弁のリフト量が前記第2吸気弁のリフト量よりも低くなるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記制御手段は、前記第1吸気弁のリフト量と前記第2吸気弁のリフト量の差が機関負荷によらず一定となるように制御することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記制御手段は、前記第1吸気弁と前記第2吸気弁とで機関負荷の増加に対するリフト量増加の傾きが異なるように制御することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  5. 前記制御手段は、前記第1吸気弁と前記第2吸気弁とのリフト量の差が前記中間負荷領域で最大となるように制御することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
  6. 前記第1マスクは前記第2マスクよりも高く、
    前記制御手段は前記第1吸気弁と前記第2吸気弁のリフト量を略同等に制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  7. 一つの気筒に設けられリフト量が変更可能な第1吸気弁及び第2吸気弁と、
    燃焼室の前記第1吸気弁近くに設けられた第1マスクと、
    燃焼室の前記第2吸気弁近くに設けられた第2マスクと、
    吸気ポート内に設けられたポート遮断弁と、
    前記第1吸気弁及び前記第2吸気弁のリフト量と前記ポート遮断弁の開閉を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、機関低負荷領域では前記第1マスク及び第2マスクによる筒内流動強化が支配的となり、前記低負荷領域よりも負荷が高い高負荷領域では前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となり、前記低負荷領域と前記高負荷領域との間の中間負荷領域では、前記第1吸気弁又は前記第2吸気弁の一方を通過する吸気は前記第1マスク又は前記第2マスクによる筒内流動強化が支配的となり、他方は前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となるように制御することを特徴とする内燃機関。
  8. 前記制御手段は、前記中間負荷領域で前記マスクによる筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁のリフト量よりも前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁のリフト量の方が大きくなるよう制御することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関。
  9. 前記制御手段は、前記中間負荷領域で前記マスクによる筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁のリフト量と、前記中間負荷領域で前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁のリフト量との差が機関負荷によらず一定となるように制御することを特徴とする請求項8に記載の内燃機関。
  10. 前記制御手段は、前記中間負荷領域で前記マスクによる筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁と、前記中間負荷領域で前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁とで、機関負荷の増加に対するリフト量増加の傾きが異なるように制御することを特徴とする請求項8に記載の内燃機関。
  11. 前記制御手段は、前記中間負荷領域で前記マスクによる筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁と、前記中間負荷領域で前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となる側の吸気弁とのリフト量の差が、前記中間負荷領域で最大となるように制御することを特徴とする請求項8に記載の内燃機関。
  12. 前記中間負荷領域で前記マスクによる筒内流動強化が支配的となる側のマスクは、前記中間負荷領域で前記ポート遮断弁による筒内流動強化が支配的となる側のマスクよりも高く、
    前記制御手段は前記第1吸気弁と前記第2吸気弁のリフト量を略同等に制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  13. 前記マスクによる筒内流動強化と前記ポート遮断弁による筒内流動強化は、筒内で同一方向の流動を形成することを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の内燃機関。
  14. 前記マスクによる筒内流動強化はスワール流を形成し、前記ポート遮断弁による筒内流動強化はタンブル流を形成することを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の内燃機関。
  15. 前記第1吸気弁を備えた吸気ポートと前記第2吸気弁を備えた吸気ポートは、一つの吸気ポートが分岐したものであり、前記ポート遮断弁は分岐点より吸気流れ下流側の吸気ポート内に配置することを特徴とする請求項1から14のいずれか一つに記載の内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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