JP2010163802A - 車両用ドア開閉装置及びそのケーブル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動部材21は、スライドドア側に固定され駆動モータ22及び減速機構を搭載するモータ部30と、該モータ部30に固定されドラム23を搭載するモータ部30とは別体のケーブル部40とを備える。ケーブル部40は、ケーブルの出入口を有してドラム23を回転自在に収容する有底のドラムカバー41と、該ドラムカバー41の開口端に装着されドラム23を抜け止めする脱落防止部材44とを備える。
【選択図】図1
Description
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、前記ドラムカバーの開口端の外周側に設けられた第1係合部と、前記脱落防止部材に設けられ、前記第1係合部と係合して前記脱落防止部材を前記ドラムカバーに係止する第2係合部とを有することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、前記脱落防止部材は、前記ドラムカバーに圧接して該ドラムカバーを内周側に付勢する複数の保持リブを有することを要旨とする。
図6は、本実施形態に係る車両用ドア開閉装置を示す模式図である。同図に示すように、車両ボディ10には、その側部に形成されたドア開口10aの上縁及び下縁に沿ってアッパレール11及びロアレール12が設置されるとともに、ドア開口10aの後方のクォータパネル10bにおいて前後方向に延在するセンターレール13が設置されている。そして、これらアッパレール11、ロアレール12及びセンターレール13には、ガイドローラユニット14を介して車両ドアとしてのスライドドア20が前後方向に移動可能に支持されている。このスライドドア20は、前後方向への移動に伴ってドア開口10aを開閉する。なお、クォータパネル10bには、センターレール13の下縁に沿ってその全長に亘ってケーブルガイド15が設置されている。
図1は、前記駆動部材21を示す分解斜視図であり、図2は、その縦断面図である。同図に示されるように、駆動部材21は、モータ部30及びケーブル部40を備えて構成される。なお、ケーブル部40は、モータ部30(駆動モータ22)よりも駆動力の下流側(従動側)となるケーブル24,25の通過範囲として定義されるものとする。ただし、ここでは、ドラム23及びその周辺構造を中心に説明する。
(1)本実施形態では、駆動部材21は、互いに別体であるモータ部30及びケーブル部40で構成されるため、構造上、脆弱な傾向にあるケーブル部40のいずれか一つの部品(例えばドラム23)に不具合が生じた場合には、当該ケーブル部40のみを交換すればよく、不具合発生時に交換される部品点数の増大を抑制し、ひいては部品費用を削減することができる。特に、電子制御装置内蔵の比較的高価なモータ部30を交換することなく、比較的安価なケーブル部40を交換するのみで不具合に対処可能であるため、修理コストを著しく削減することができる。また、駆動部材21の修理の際には、不具合に係る当該ケーブル部40の部品のみを取り外せばよいことから、作業工数の増大を抑制し、ひいては部品工賃を削減することができる。
(5)本実施形態では、ドラムカバー41は、複数の保持リブ44cにより脱落防止部材44の内周側に付勢されることで、ドラムカバー41の回転軸周りのがたつきを抑制することができる。
・図7に示すように、ドラム収納部41aの開口端の外周側の所定角度位置に装着される脱落防止部材61であってもよい。すなわち、ドラム収納部41aの外周側には、出力軸33と平行に連通する複数の略C字状の装着溝62が周方向に間隔をおいて形成されている。そして、各装着溝62の中央部には、径方向外側に突出する第1係合部としての爪状の係止部63が形成されている。一方、各装着溝62に装着される脱落防止部材61は、例えば金属板にて成形されており、装着溝62の連通方向に延在する爪状の装着片61a及び該装着片61aの先端から径方向内側に屈曲してなる脱落防止部61bを有して略L字形状を呈している。なお、脱落防止部61bの内径は、前記脱落防止部44aに準じて、前記ドラム23の外径よりも小さく、且つ、前記リブ23bの外径よりも大きく設定されている。
・前記実施形態において、例えば新車での工場出荷時には脱落防止部材44,61を割愛し、不具合発生に伴いケーブル部を交換する段階で、脱落防止部材44,61を備えたケーブル部40に交換するようにしてもよい。
・前記実施形態において、溝部41b,41cに一対の内側フランジを配設し、これら内側フランジにより先端部材53の外側フランジ53cを挟んで外側ケーシング51,52の移動を許容してもよい。
・前記実施形態において、車両ボディ10側に駆動部材21を固定し、スライドドア20側に第1及び第2ケーブル24,25の両端末(テンショナー28,29)を連結してもよい。
Claims (8)
- 車両ボディ側及び該車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両ドア側のいずれか一方に固定され、駆動モータ、該駆動モータにより減速機構を介して回転駆動されるドラム及び該ドラムに巻回されたケーブルを有する駆動部材を備え、
前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に両端末の連結された前記ケーブルを前記駆動部材により選択的に巻取り・繰出しすることで前記車両ドアを開閉作動させる車両用ドア開閉装置において、
前記駆動部材は、
前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか一方に固定され、前記駆動モータ及び前記減速機構を搭載するモータ部と、
前記モータ部に固定され、前記ドラムを搭載する前記モータ部とは別体のケーブル部とを備え、
前記ケーブル部は、
前記ケーブルの出入口を有して前記ドラムを回転自在に収容する有底のドラムカバーと、
前記ドラムカバーの開口端に装着され、前記ドラムを抜け止めする脱落防止部材とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記ドラムの外周縁部には、前記脱落防止部材の内周側で、前記モータ部に対向する側の回転軸方向に突出して該モータ部との間の間隙を低減する環状のリブが形成されていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記ドラムカバーに設けられた前記ドラムを回転自在に収納する有底筒状のドラム収納部を有し、
前記脱落防止部材は、前記ドラム収納部の全周に亘って環状に成形されていることを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記ドラムカバーの開口端の外周側に設けられた第1係合部と、
前記脱落防止部材に設けられ、前記第1係合部と係合して前記脱落防止部材を前記ドラムカバーに係止する第2係合部とを有することを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記脱落防止部材は、前記ドラムカバーに圧接して該ドラムカバーを内周側に付勢する複数の保持リブを有することを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記ドラムカバーから出し入れされる前記ケーブルが相対移動可能に挿通される外側ケーシングと、
前記ドラムカバーに形成され、該ドラムカバーから出し入れされる前記ケーブルの径方向一側に開放されて該径方向一側から前記外側ケーシングの先端が連結される溝部と、
前記外側ケーシングが相対移動可能に挿通され、前記溝部及び該溝部に連結された前記外側ケーシングの先端を覆って前記ドラムカバーに係止される外側ケーシング固定部材とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 請求項6に記載の車両用ドア開閉装置において、
前記溝部に形成された内側フランジと、
前記ケーブルの長手方向に離隔配置された一対の外側フランジを有して前記外側ケーシングの先端に設けられ、これら外側フランジで前記内側フランジを挟んで該内側フランジが係止されるまでの所定範囲で前記外側ケーシングの移動を許容する先端部材とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 駆動モータ及び減速機構を搭載して車両ボディ側及び該車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両ドア側のいずれか一方に固定されるモータ部に固定される、該モータ部とは別体のケーブル装置であって、ケーブルが巻回され前記駆動モータにより前記減速機構を介して回転駆動されるドラムを搭載し、前記車両ボディ側及び前記車両ドア側のいずれか他方に両端末の連結された前記ケーブルを選択的に巻取り・繰出しすることで前記車両ドアを開閉作動させる車両用ドア開閉装置のケーブル装置において、
前記ケーブルの出入口を有して前記ドラムを回転自在に収容する有底のドラムカバーと、
前記モータ部に載置されて前記ドラムカバーの開口端に装着され、前記ドラムを抜け止めする脱落防止部材とを備えたことを特徴とする車両用ドア開閉装置のケーブル装置。
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JP2009007374A JP5428348B2 (ja) | 2009-01-16 | 2009-01-16 | 車両用ドア開閉装置及びそのケーブル装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014001554A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Mitsui Kinzoku Act Corp | 車両用ドアの開閉駆動装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008303706A (ja) * | 2008-08-06 | 2008-12-18 | Mitsuba Corp | 車両用開閉装置 |
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2009
- 2009-01-16 JP JP2009007374A patent/JP5428348B2/ja active Active
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