JP2010162170A - 収納容器および試験具包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】指で把持し易く、また、例えばテーブル等に置いたときに転がり難い収納容器および試験具包装体を提供すること。
【解決手段】収納容器2は、体液成分測定装置に装着して用いられる試験具を収納するものである。この収納容器2は、基端側が開口した有底筒状をなすケーシング3と、ケーシング3の内面に設けられ、試験具を保持する保持部4と、ケーシング3の外周部に突出し、その中心軸方向に沿って延在し、かつ、周方向に沿って等間隔に配置された、横断面形状がほぼ矩形をなす6本のリブ5a〜5fとを有し、試験具を収納した収納状態で収納容器2を指で把持して、収納状態の試験具を基端側から体液成分測定装置に装着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納容器および試験具包装体に関する。
従来から、両端に鋭利な針先を有する両頭針(ニードルハブ・アッセンブリ)と、両頭針に対し着脱自在に装着され、その装着状態で両頭針の先端側の部分を覆うキャップ(外側カバー)とを備える穿刺具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このキャップは、筒状をなし、その外周部に8本以上のリブが軸方向に沿って形成されている。そして、これらのリブは、キャップの外周部の周方向に沿って等間隔に配置されている。このように形成されたリブは、例えば、穿刺具を注入ペン(薬剤注射装置)に回して取り付け、キャップを離脱させるときに、当該穿刺具が指先から滑らないように(把持し易くなるように)滑り止めとして機能する。
ところで、血糖値(体液成分)の測定を行なう際には、血糖測定装置(体液成分測定装置)が用いられる。この血糖測定装置は、発色試薬を担持した試験紙を有する血糖測定用チップ(試験具)を装着して測定を行なうように構成されている。この血糖測定用チップは、未使用状態では筒状の収納容器に収納されているものがあり、該血糖測定用チップを血糖測定装置に装着するとき、手あか等で汚れないように、血糖測定用チップは、収納容器に収納されたまま収納容器を手で把持して血糖測定装置の装着部に押し付けて嵌合させ、該血糖測定用チップのみを装着する。
一方、糖尿病患者には、高齢者が多く、手指が不自由であったり、手が震えたりする者や、視力が弱い者がいる。このような患者にとっては、収納容器を把持して当該収納容器内の血糖測定用チップを血糖測定装置に装着する操作を正確に行なうことが困難な場合が少なくない。
この収納容器に特許文献1に記載のキャップのリブを適用して、当該収納容器を持ち易いものとすることが考えられるが、単に適用しただけであると、血糖測定用チップを収納した状態の収納容器を例えばテーブルに置いたときに、当該収納容器が不本意に転がってしまい、測定準備に支障をきたす。あるいは、テーブルから落下すれば、床に衝突した際の衝撃で、血糖測定用チップが収納容器から離脱してしまい、床に接して汚染されてしまう。また、使用済みの血糖測定用チップを破棄する際にも転がり易いと無くし易い。このように、糖尿病患者等の使用者にとって、指によくフィットして把持し易い形状であるとともに、テーブル等に置いたときに転がり難い形状の容器が求められている。
特開2001−286562号公報
本発明の目的は、指で把持し易く、また、例えばテーブル等に置いたときに転がり難い収納容器および試験具包装体を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。
(1) 体液成分測定装置に装着して用いられる試験具を収納する収納容器であって、
基端側が開口した有底筒状をなすケーシングと、
前記ケーシングの内面に設けられ、前記試験具を保持する保持部と、
前記ケーシングの外周部に突出し、その中心軸方向に沿って延在し、かつ、周方向に沿って等間隔に配置された、横断面形状がほぼ矩形をなす5本または6本のリブとを有し、
前記試験具を収納した収納状態で前記収納容器を指で把持して、前記収納状態の試験具を基端側から前記体液成分測定装置に装着することを特徴とする収納容器。
(2) 前記ケーシングの中心軸から前記リブの頂部までの最大距離が5〜10mmである上記(1)に記載の収納容器。
(3) 当該収納容器を水平な平面に載置した際、2本の前記リブがそれぞれ前記平面に当接し、その当接間距離は、前記最大距離の20〜70%である上記(2)に記載の収納容器。
(4) 前記各リブは、それぞれ、その高さが幅よりも小さい上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の収納容器。
(5) 前記各リブは、それぞれ、その頂部が平坦な形状をなす上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の収納容器。
(6) 隣接する前記リブ同士は、互いに先端の位置が前記中心軸方向にズレている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の収納容器。
(7) 隣接する前記リブ同士の間隔は、2〜10mmである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の収納容器。
(8) 前記各リブは、それぞれ、その頂部と側部との境界部が丸みを帯びている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の収納容器。
(9) 前記リブの数は、6本であり、
隣接する前記リブ同士は、互いに高さが異なっており、
高さが低い前記リブと高さが高い前記リブとは、前記ケーシングの周方向に沿って交互に配置されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の収納容器。
(10) 隣接する前記リブ同士の高さの差は、2〜7mmである上記(9)に記載の収納容器。
(11) 重心が前記中心軸に対して偏心している上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の収納容器。
(12) 前記試験具は、外形形状が円形をなす本体部を有するものであり、
前記保持部は、前記本体部の外周部と嵌合する嵌合構造をなす上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の収納容器。
(13) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の収納容器と、
前記収納容器内に収納される試験具と、
前記ケーシングの開口部を気密的に封止する封止手段とを備えることを特徴とする試験具包装体。
また、本発明の収納容器では、前記収納容器を指で把持した際、該指の一部が、隣接する前記リブ同士の間に入り込むのが好ましい。
また、本発明の収納容器では、前記ケーシングは、その外周部の途中に外径が変化することにより形成された段差部を有し、該段差部の先端側に位置する小径部と、前記段差部の基端側に位置し、前記小径部よりも外径が大きい大径部とに分けられ、
前記各リブは、それぞれ、前記小径部に形成されているのが好ましい。
また、本発明の収納容器では、前記各リブは、それぞれ、その高さが前記段差部の高さと同じかまたは低いものであるのが好ましい。
また、本発明の収納容器では、前記各リブは、それぞれ、前記ケーシングの先端からその途中まで延在しているのが好ましい。
また、本発明の収納容器では、前記境界部の曲率半径は、0.5〜2mmであるのが好ましい。
また、本発明の試験具包装体では、前記封止手段は、可撓性を有するシート材で構成されているのが好ましい。
本発明によれば、例えばリブの形成数が2本〜4本または7本以上である場合やこれらのリブの横断面形状がそれぞれ半円状や三角形である場合に比べて、収納容器を例えば3本の指で把持した際、各指がケーシングの中心軸回りに等角度間隔に配置されるとともに、各指の腹(指先)が隣接するリブ同士の間に確実に入り込む。その結果、収納容器を把持した使用者は、当該収納容器を指で把持し易くなり、収納容器内の試験具(チップ)を体液成分測定装置に装着し易くなる。
また、例えば水平な平面上に収納容器を載置した際、平面に接する2つのリブ同士の接点間距離を比較的大きく確保することができる。これにより、収納容器が転動し難くなる。また、仮にこの平面が傾斜していたり、収納容器が転動するような不本意な力が収納容器に作用した場合でも、収納容器が転動するには、当該収納容器の重心の鉛直方向の位置が変化しなければならない(重心が上下動しなければならない)ため、結果、収納容器の転動が防止(または抑制)される。
本発明の試験具包装体(収納容器)の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す試験具包装体を矢印A側から見た図(側面図)である。 図2中のC−C線断面図である。 図2中のD−D線断面図である。 図1に示す試験具包装体の試験具を体液成分測定装置に装着するときの図(縦断面図)である。 図5で体液成分測定装置に装着された試験具から収納容器を取り外すときの図である。 3本の指で把持された図1に示す試験具包装体(収納容器)を矢印B側から見た図(平面図)である。 2本の指で把持された図1に示す試験具包装体(収納容器)を矢印B側から見た図(平面図)である。 図1に示す試験具包装体(収納容器)が転がり難いものであることを説明するための図である。 本発明の試験具包装体(収納容器)の第2実施形態を示す平面図である。 本発明の試験具包装体(収納容器)の第3実施形態を示す斜視図である。 本発明の試験具包装体(収納容器)の第4実施形態を示す横断面図である。 本発明の試験具包装体(収納容器)の第5実施形態を示す横断面図である。 本発明の試験具包装体(収納容器)の第6実施形態を示す横断面図である。
以下、本発明の収納容器および試験具包装体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の試験具包装体(収納容器)の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す試験具包装体を矢印A側から見た図(側面図)、図3は、図2中のC−C線断面図、図4は、図2中のD−D線断面図、図5は、図1に示す試験具包装体の試験具を体液成分測定装置に装着するときの図(縦断面図)、図6は、図5で体液成分測定装置に装着された試験具から収納容器を取り外すときの図、図7は、3本の指で把持された図1に示す試験具包装体(収納容器)を矢印B側から見た図(平面図)、図8は、2本の指で把持された図1に示す試験具包装体(収納容器)を矢印B側から見た図(平面図)、図9は、図1に示す試験具包装体(収納容器)が転がり難いものであることを説明するための図である。なお、以下では、説明の都合上、図1中の右上側を「基端」、左下側を「先端」と言い、図2中の右側を「基端」、左側を「先端」と言い、図5および図6中の左側を「基端」、右側を「先端」と言う。
図1に示す試験具包装体1は、試験具10と、試験具10を収納する収納容器2と、試験具10とともに収納容器2に収納される乾燥剤60と、収納容器2(ケーシング(容器本体)3)の基端開口部(開口部)36を気密的に封止する封止手段としてのシート材70とを備えている。
図5(図6も同様)に示すように、試験具10は、体液成分測定装置(以下単に「成分測定装置」と言う)100の試験具装着部101に装着して使用されるものであり、試験具本体(本体部)20と、該試験具本体20の図5中上面(先端側の面)側に突出形成された細管30と、試験具本体20の図5中下面(基端側の面)側に立設された複数(図示の構成では4つ)の爪40と、試験具本体20の下面側に設置された試験紙50とで構成されている。
試験具本体20は、その全体形状(外形形状)が円盤状をなしている。なお、試験具本体20の平面視での形状は、円形(円盤状)に限らず、例えば、四角形、六角形、八角形等の多角形や、その他の任意の形状であってもよい。試験具本体20の下面(基端面)230側には、試験紙50を支持、固定するための支持部210が形成されている。試験紙50は、その外周部において、例えば融着または接着剤による接着等の方法により支持部210に固定される。
図6に示すように、成分測定装置100の試験具装着部101に試験具10を装着した状態(以下「装着状態」と言う)では、下面230が試験具装着部101の先端に当接し、試験具10の図6中左右方向(試験紙50の法線方向)の位置決めを行う。すなわち、試験具本体20は、それ自体が試験具10の試験具装着部101に対する位置決め機能を有している。
細管30は、血液等のような体液(検体)を採取するためのものであり、その内部には、検体導入流路310が形成されている。この検体導入流路310は、試験紙50に対しほぼ直交する方向に延在しており、その先端には検体流入口320、その基端には検体流出口330がそれぞれ形成されている。血液は、毛細管現象により検体導入流路310を通って試験紙50へ供給される。
また、細管30の先端面には、検体導入流路310に連通する溝340が形成されている。図示の例では、溝340は、細管30の径方向に延在する直線状の溝である。この溝340の各端部は、それぞれ細管30の外周面に開放している。この溝340を設けたことにより、血液を採取するにあたり細管30の先端面を指等の表面に接触させた際、検体導入流路310(検体流入口320)が塞がれず、血液の流入路が確保されるので、血液の試験紙50への供給を円滑かつ確実に行うことができる。なお、溝340の形状、本数、配置等は、図示のものに限定されず、例えば、溝340を十文字状にしてもよい。
試験具本体20の下面230側には、4本の爪40(アンカー:位置決め部材)が等角度間隔で立設されている。なお、爪40の形成数は、4つに限定されず、例えば、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。
各爪40の外面には、その基端部に突部420が突出形成されている。装着状態では、各爪40は、試験具装着部101に形成されたリング状の凹部102に挿入されるが、このとき、各爪40の突部420は、縮径部103を乗り越えて係合する。これにより、試験具10は、試験具装着部101に対し、試験紙50の面方向の位置決めがなされる。
試験具10は、試験具本体20と細管30と4つの爪40とが一体的に形成されたものであり、好ましくは樹脂材料で構成されている。特に、検体を迅速に導入、展開するのに適したものとして、アクリル系樹脂等の親水性の高い材料または親水化処理されたものが好ましい。
試験紙50は、検体(血液)を吸収し得る担体に、試薬(発色試薬)を担持(含浸)させたものである。この担体は、好ましくは多孔質シートで構成されている。
試験紙50に担持される試薬としては、血糖値測定用の場合、グルコースオキシターゼ(GOD)と、ペルオキシターゼ(POD)と、例えば4−アミノアンチピリン、N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジンのような発色剤(発色試薬)とが挙げられ、その他、測定成分に応じて、例えばアスコルビン酸オキシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ等の血液成分と反応するものと、前記と同様の発色剤(発色試薬)とが挙げられる。また、緩衝剤や安定化剤等を適宜選択して用い得る。なお、試薬の種類、成分については、これらに限定されないことは言うまでもない。
以上述べた試験具10は、未使用の状態では、収納容器2に収納され、保管されている(以下、この状態を「収納状態」と言う)。そして、収納状態の試験具10は、収納容器2ごと指で把持され(図5参照)、その基端側から成分測定装置100の試験具装着部101に装着される。装着が完了した後、収納容器2を試験具10から引き離して離脱させ(図6参照)、試験具10が装着された成分測定装置100(試験具10)が測定に供される。ここで、成分測定装置100について簡単に説明する。
成分測定装置100は、試験具10が着脱自在に装着される試験具装着部101を有している。試験具装着部101は、筒状をなしており、先端に開放するリング状の凹部102が形成されている。また、凹部102の外周側の内壁は、中心方向に向かって山型状に突出した部分(縮径部103)を有する。
また、試験具装着部101の筒内部には、発光素子(発光ダイオード)と、受光素子(フォトダイオード)とを有する測光部(図示せず)が設けられている。発光素子は、例えば所定の時間間隔でパルス光を発する。
また、成分測定装置100は、マイクロコンピュータで構成される制御手段(図示せず)を有している。この制御手段には、測光部からの信号に基づいて目的とする血中成分(例えばブドウ糖)を算出する演算部が内蔵されている。
装着状態の成分測定装置100では、試験具10の試験紙50に検体が供給され展開し、次いで、測定が行われる。発光素子から発せられた光は、試験具10の試験紙50に照射され、その反射光が受光素子で検出される。この反射光の強度は、試験紙50の呈色強度、すなわち検体中の目的成分の量(濃度)に対応している。この反射光は、受光素子で光電変換され、その受光光量に応じたアナログ信号がデジタル信号に変換された後制御手段に入力され、所望の演算処理、補正処理等がなされ、検体中の目的成分量が定量化される(血糖値が求まる)。
そして、測定終了後は、試験具装着部101に内蔵されているピン(イジェクトピン)104を先端方向へスライドさせ、ピン104の先端で試験具10の試験具本体20(下面230)を押圧し、試験具10を試験具装着部101から取り外す。取り外された使用済みの試験具10は、廃棄処分に供される。このとき、試験具10は、収納されていた収納容器2が予め被せられ、その収納容器2ごと取り外して廃棄される。これにより、周囲の汚染や感染をより確実に防止することができる。
各図に示すように、試験具10および乾燥剤60を収納する収納容器2は、ケーシング3と、ケーシング3の内周部に設けられた保持部4と、ケーシング3の外周部に設けられた6本のリブ(外側リブ)5a、5b、5c、5d、5e、5fとを有している。収納容器2は、これらの部位が一体的に形成されたものであり、その構成材料としては、特に限定されず、例えば、樹脂材料を適宜選択して用いることができる。
図5、図6に示すように、ケーシング3は、有底筒状をなす部材、すなわち、先端側が閉塞し、基端側が開口した部材で構成されている。このケーシング3の内腔部(収納空間)32に、試験具10および乾燥剤60が収納される。
ケーシング3は、その側壁(外周部および内周部)の中心軸O方向の途中に、段差部31が形成されている。この段差部31は、ケーシング3の外径および内径が急峻に変化することにより形成された部分である。このような段差部31を有するケーシング3は、段差部31の先端側に位置する小径部33と、段差部31の基端側に位置する大径部34とに分けられる。大径部34の外径および内径は、それぞれ、小径部33の外径および内径よりも大きい。
小径部33には、乾燥剤60が収納されている。この乾燥剤60は、先端壁部(先端閉塞部)35の内側面に当接しており、ケーシング3の中心軸O方向の位置決めがなされている。このように小径部33は、乾燥剤60を収納する乾燥剤収納部として機能している。
図4に示すように、小径部33には、その内周部の途中から先端方向に向かって(中心軸O方向に沿って)6本のリブ(内側リブ)331が形成されている。これらのリブ331は、中心軸O回りに等角度間隔に配置されている。このようなリブ331により、乾燥剤60が支持、挟持されることとなり、当該乾燥剤60がケーシング3から不本意に離脱するのが防止される。なお、6本のリブ331と、ケーシング3の外周部に形成された6本のリブ5a〜5fとは、中心軸O回りに30°ズレて配置されている(図4参照)。
また、図3、図5、図6に示すように、小径部33には、リブ331よりも基端側の部分に、6本の溝332が形成されている。成分測定装置100に装着されて使用された試験具10は、成分測定装置100から取り外される際には、再度収納容器2内に収納される。このとき、溝332がないと、試験具10が収納容器2内に挿入されるのに伴って当該収納容器2内の圧力が急激に上昇し、試験紙50に展開した血液が成分測定装置100側に飛散してしまう。溝332を設けることで、収納容器2内の空気が各溝332を介して排出されるため、その圧力上昇が抑制され、試験紙50からの血液の飛散を確実に防止することができる。なお、6本の溝332は、それぞれ、ケーシング3の外周部に形成された6本のリブ5a〜5fに対応して、すなわち、6本のリブ5a〜5fの内腔側に配置されている(図3参照)。
図5、図6に示すように、大径部34には、試験具10のほとんどが収納されている。このように大径部34は、試験具10を収納する試験具収納部として機能している。
また、試験具10は、大径部34の内周部の一部(段差部31近傍の部分)で構成された保持部4によって保持されている。保持部4は、その内径が試験具10の試験具本体20の外周部の外径とほぼ同等またはそれより若干小さく設定されており、当該外周部と嵌合することができる(嵌合構造をなす)。これにより、試験具10を確実に保持することができる。また、保持部4の試験具10に対する保持力(嵌合力)は、成分測定装置100の試験具装着部101の縮径部103と試験具10の全爪40との係合力よりも小さく設定されている。これにより、図5、図6に示すように、収納容器2を把持して収納状態の試験具10を成分測定装置100に装着して、その後収納容器2を先端方向に向かって引張りさえすれば、収納容器2から試験具10が確実に離脱する。
図1に示すように、ケーシング3の外周部には、中心軸O方向に沿って延在する凸条で構成されたリブ5a〜5fが形成されている。これらのリブ5a〜5fは、それぞれ、ケーシング3の小径部33に、その周方向に沿って等間隔に配置されている。リブ5a〜5fは、それぞれ、同じ構成(形状)であるため、以下、リブ5aについて代表的に説明する。
図3、図4に示すように、リブ5aは、その横断面形状がほぼ四角形(矩形)をなしている。このリブ5aと同様に、リブ5b〜5fについても、その横断面形状がほぼ四角形(矩形)をなしている。このようなリブ5a〜5fが形成されていることにより、図7に示すように収納容器2を3本の指(図7に示す構成では右手の親指F1、人差し指F2、中指F3)で把持した際、例えばリブ5a〜5fのそれぞれの横断面形状が半円状や三角形である場合やリブの形成数が2本〜4本または7本以上である場合に比べて、親指F1、人差し指F2、中指F3が中心軸O回りに等角度間隔に配置されるとともに、親指F1の腹(指先)が隣接するリブ5bとリブ5cとの間に確実に入り込み、人差し指F2の腹(指先)が隣接するリブ5dとリブ5eとの間に確実に入り込み、中指F3の腹(指先)が隣接するリブ5fとリブ5aとの間に確実に入り込む。その結果、各指の安定感が増し、指とリブとの接触面積が増えることで、収納容器2は指で把持し易くなる。また、これとほぼ同様に、図8(図5、図6も同様)に示すように、収納容器2を2本の指(図7に示す構成では右手の親指F1、人差し指F2)で把持した際にも、親指F1、人差し指F2が中心軸O回りに等角度間隔に配置されるとともに、親指F1の腹(指先)が隣接するリブ5aとリブ5bとの間に確実に入り込み、人差し指F2の腹(指先)が隣接するリブ5dとリブ5eとの間に確実に入り込む。これにより、収納容器2は指で把持し易くなる。
これにより、使用者が例えば手指が不自由であったり、手が震えたり、視力が弱い糖尿病患者であっても、図5、図6に示すような収納状態の試験具10を100に装着する操作を確実に行なうことができる。
また、図9に示すように、水平な平面201を有するテーブル200に、シート材70を剥離した収納容器2を置いた際、平面201に当接するリブ5aとリブ5bとの接点間距離(当接間距離)L1を比較的大きく確保することができる。これにより、収納容器2が転がり難くなる。
また、仮に平面201が傾斜していたり、収納容器2が転動するような不本意な力が収納容器2に作用した場合でも、図9に示すように、収納容器2が転動するには、平面201に接するリブの接点位置によって重心Gの鉛直方向の位置が変化しなければならない(重心Gが上下動しなければならない)ため、結果、収納容器2の転動が防止(または抑制)される。
このように収納容器2が転動が防止または抑制される構造となっていることにより、収納状態の収納容器2をテーブル200に置いたときに、当該収納容器が不本意に転動してしまい、テーブル200から床(図示せず)に落下してしまう等の不具合が防止される。
図2、図5、図6に示すように、リブ5aの中心軸O方向の形成範囲は、ケーシング3の先端351からその途中まで、すなわち、小径部33の全長となっている。このリブ5aと同様に、リブ5b〜5fについても、その中心軸O方向の形成範囲は、ケーシングの先端からその途中までとなっている。なお、リブ5aの長さ(全長)L2は、特に限定されないが、好ましくは8〜12mmに形成され、ケーシングの長さ(全長)L3の40〜100%であるのが好ましく、50〜70%であるのがより好ましい。
このような構成により、収納容器2を指で把持した際の当該指とリブ(リブ5a〜5fのうちのいずれか)との接触面積や、収納容器2をテーブル200に載置した際の当該テーブル200とリブ(リブ5a〜5fのうちのいずれか)との接触面積を確実に確保することができ、よって、収納容器2が把持し易く、転動し難いものとなる。
図9(図3、図4も同様)に示すように、リブ5aの頂部51は、平坦な形状をしている。これにより、例えば、図9中右側の収納容器2のように、収納容器2がテーブル200上に載置され、当該収納容器2が自身をリブ5eの頂部51で支持する場合、その状態が維持され、よって、収納容器2が転動するのが防止される。ここで、「平坦」とは、中心軸Oから頂部51までの最大距離L4を半径とする円の曲率よりも小さい曲率のものを言う。
また、図9に示すように、リブ5aでは、その頂部51と側部52との境界部53が丸みを帯びている。この境界部53の曲率半径R1は、特に限定されず、例えば、0.5〜2mmであるのが好ましい。
このような構成により、収納容器2を指で把持した際に、当該指が隣接するリブ同士間(リブ5a〜5fのうちの隣接するリブ同士間)に入り込み易くなる。これにより、収納容器2を確実に把持することができる。
なお、隣接するリブ同士間の間隔(間隙距離)P1は、特に限定されず、例えば、2〜10mmであるのが好ましく、2〜4mmであるのがより好ましい。これにより、前述した、隣接するリブ同士間への指の入り込みがより容易となる。
また、リブ5aは、中心軸Oから頂部51までの最大距離L4が5〜10mmであるのが好ましく、5〜7mmあるのがより好ましい。これにより、例えば、使用者の手の大きさにもよるが、収納容器2が把持し易いものとなる。
また、図9に示すように収納容器2を水平な平面に載置した際の接点間距離L1は、特に限定されないが、例えば、最大距離L4の20〜70%であるのが好ましく、最大距離L4の40〜60%であるのがより好ましい。これにより、収納容器2がより転動し難いものとなる。
図5に示すように、リブ5aの高さH1は、段差部31の高さH2よりも低くなっている。これにより、リブ5a〜5fがそれぞれ、ケーシング3の外径が最大の部分(大径部34)の径方向の外形よりも突出するのが防止され、よって、収納容器2の小型化される。
なお、リブ5aの高さH1は、本実施形態では段差部31の高さH2よりも低くなっているが、これに限定されず、例えば、段差部31の高さH2と同じであってもよい。また、本実施形態では、リブ5a〜5fの高さH1は、互いに同じである。
そして、図3に示すように、リブ5aは、その高さH1が幅W1よりも小さく設定されている。
また、図5、図6に示すように、収納容器2の先端側の部分には、ブロック状(円柱状)の乾燥剤60が収納されている。この乾燥剤60は、試験紙50の吸湿を防止する機能、すなわち、試験紙50の乾燥状態を保持する機能を有するものである。この乾燥剤60としては、各種のものが使用可能であるが、例えば、シリカ、アルミナ、モレキュラーシーブスのような合成ゼオライト、モルデナイト、エリオナイトのような天然ゼオライト、塩化カルシウム、塩化マグネシウムのようなアルカリ土類金属の塩化物、パーライト、活性白土のような粘土鉱物からなる群より選択される少なくとも1種を用いるのが好ましい。これにより、試験紙50に含まれる試薬の変質や劣化を好適に防止して、精度の高い血糖測定を行うことができる。また、これらのものは、乾燥剤60としてブロック状に容易に形成することができ、入手も容易である。
また、図5に示すように、未使用状態の試験具包装体1では、乾燥剤60は、試験具10よりも先端側、すなわち、試験具10よりも基端開口部36に対して遠位に配置されている。このため、使用者は、直接乾燥剤60に手を触れることなく、試験具10の装着作業を行なうことができる。
図1に示すように、未使用状態の試験具包装体1では、可撓性を有するシート材70によって、収納容器2の基端開口部36が気密的に封止されている。これにより、例えば、未使用状態の試験具包装体1の内部の乾燥状態を確実に維持することができる。そして、試験具包装体1(収納容器2)内の試験具10を成分測定装置100に装着して使用するときには、シート材70は収納容器2から剥離される(図5参照)。前述したようにシート材70は可撓性を有しているため、シート材70を剥離する操作(剥離操作)を容易に行なうことができる。
なお、シート材70は、例えば接着(接着剤や溶媒による接着)により、収納容器2の基端開口部36に固定されているのが好ましい。これにより、シート材70が収納容器2に確実に固定され、また、固定されたシート材70を剥離する操作を容易に行なうことができる。
また、シート材70は、剥離操作を行なう際に指先で摘まれるタブ710を有している。これにより、剥離操作を容易に行なうことができる。
また、シート材70の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミラミネートフィルム等の防湿効果を有するものを用いることができる。
<第2実施形態>
図10は、本発明の試験具包装体(収納容器)の第2実施形態を示す平面図である。
以下、この図を参照して本発明の収納容器および試験具包装体の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、収納容器のリブの高さが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示す収納容器2Aでは、隣接するリブ同士は、互いに高さおよび幅が異なっている、すなわち、リブ5a’、5c’、5e’が高さH3が低いリブとなっており、リブ5b、5d、5fが高さH1が高いリブとなっており、これらのリブ5a’〜5fがケーシング3の周方向に沿って交互に配置されている。さらに、高さH3の低いリブ5a’、5c’、5e’の幅は、高さH1が高いリブ5b、5d、5fの幅よりも広くなっている。これにより、収納容器2Aを複数の指で把持した際、それらのうちの1本の指が例えばリブ5a’を跨いでリブ5bとリブ5fとの間に入り込み、当該指と収納容器2Aとの接触面積を比較的広く確保することができる。その結果、収納容器2Aを指でより把持し易くなり、さらに、転がり防止効果が向上する。
なお、高さH1は、特に限定されないが、例えば、2〜8mmであるのが好ましく、3〜5mmであるのがより好ましい。また、高さH3は、特に限定されないが、例えば、1〜5mmであるのが好ましく、1.5〜2.5mmであるのがより好ましい。そして、高さH1と高さH3との差は、特に限定されないが、例えば、2〜7mmであるのが好ましく、2〜4mmであるのがより好ましい。また、高さH3が低いリブ5a’を介して対向するリブ5bとリブ5fとの内側の境界部53同士の間隔P2は、特に限定されないが、例えば、5〜15mmであるのが好ましく、8〜12mmであるのがより好ましい。
このような設定により、前述した収納容器2Aが指でより把持し易いものであると顕著に感じることの他、収納容器2Aをテーブル200に載置した際の不本意な転動を確実に防止することができる。
<第3実施形態>
図11は、本発明の試験具包装体(収納容器)の第3実施形態を示す斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図11中の右上側を「基端」、左下側を「先端」と言う。
以下、この図を参照して本発明の収納容器および試験具包装体の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、収納容器のリブの長さが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示す収納容器2Bでは、隣接するリブ同士は、互いに長さが異なっており、先端の位置が中心軸O方向にズレている。本実施形態では、リブ5a、5c、5eが長さが長いリブとなっており、リブ5b’、5d’、5f’が長さが短いリブとなっており、これらのリブ5a〜5f’がケーシング3の周方向に沿って交互に配置されている。
このような構成により、収納容器2Bを複数の指で把持した際、それらのうちの1本の指が、例えば収納容器2Bのリブ5aとリブ5eとの間であって、リブ5f’の先端54から先端側の部分に入り込み、当該指と収納容器2Bとの接触面積を比較的広く確保することができる。その結果、収納容器2Bは指で把持し易く、成分測定装置100に装着するとき押し付け易くなる。
<第4実施形態>
図12は、本発明の試験具包装体(収納容器)の第4実施形態を示す横断面図である。
以下、この図を参照して本発明の収納容器および試験具包装体の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、収納容器のリブの横断面形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
前記第1実施形態の収納容器2では、リブ5a〜5fはそれぞれ中実となっているが、本実施形態の図12に示す収納容器2Cでは、リブ5g、5h、5i、5j、5k、5mはそれぞれ中空となっている。また、リブ5g〜5mは、それぞれ、その内部空間55がケーシング3の内腔部32と連通している。
このような構成は、例えば、収納容器2Cの軽量化に寄与する。
<第5実施形態>
図13は、本発明の試験具包装体(収納容器)の第5実施形態を示す横断面図である。
以下、この図を参照して本発明の収納容器および試験具包装体の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、収納容器のリブの形成数が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
前記第1実施形態の収納容器2は、6本のリブ5a〜5fを有するものであるが、本実施形態の図13に示す収納容器2Dでは、5本のリブ5a〜5eが等間隔に並ぶものである。この収納容器2Dでも前記第1実施形態の収納容器2と同様の効果を得る。
<第6実施形態>
図14は、本発明の試験具包装体(収納容器)の第6実施形態を示す横断面図である。
以下、この図を参照して本発明の収納容器および試験具包装体の第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、収納容器のリブの横断面形状が異なること以外は前記第4実施形態と同様である。
前記第4実施形態の収納容器2Cは、6本のリブ5g〜5mが中空となったものであるが、本実施形態の図14に示す収納容器2Eでは、リブ5g〜5mのうちの2本のリブ5gおよび5hがそれぞれ中空となったものである。これにより、収納容器2Eの重心Gが中心軸Oに対して偏心する、すなわち、重心Gが中心軸Oからズレる。これにより、収納容器2Eをテーブル200に載置した際、当該収納容器2Eは、その重心Gが中心軸Oよりも下方に位置し易くなるため、不本意な転動がより確実に防止される。
なお、重心Gが中心軸Oに対して偏心させる構造としては、本実施形態のようにリブ5gおよび5hを中実とした(肉厚部を形成した)構造の他、収納容器2Eに別体で構成した錘を設置した構造も挙げられる。
以上、本発明の収納容器および試験具包装体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、収納容器および試験具包装体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の収納容器および試験具包装体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、各リブは、それぞれ、その途中に、高さおよび幅のうちの少なくとも一方が長手方向に沿って変化した(漸増または漸減した)部分を有していてもよい。
1 試験具包装体
2、2A、2B、2C、2D、2E 収納容器
3 ケーシング(容器本体)
31 段差部
32 内腔部(収納空間)
33 小径部
331 リブ(内側リブ)
332 溝
34 大径部
35 先端壁部(先端閉塞部)
351 先端
36 基端開口部(開口部)
4 保持部
5a、5a’、5b、5b’、5c、5c’、5d、5d’、5e、5e’、5f、5f’、5g、5h、5i、5j、5k、5m リブ(外側リブ)
51 頂部
52 側部
53 境界部
54 先端
55 内部空間
10 試験具
20 試験具本体(本体部)
210 支持部
230 下面(基端面)
30 細管
310 検体導入流路
320 検体流入口
330 検体流出口
340 溝
40 爪
420 突部
50 試験紙
60 乾燥剤
70 シート材
710 タブ
100 成分測定装置(体液成分測定装置)
101 試験具装着部
102 凹部
103 縮径部
104 ピン(イジェクトピン)
200 テーブル
201 平面
F1 親指
F2 人差し指
F3 中指
G 重心
H1、H2、H3 高さ
L1 接点間距離(当接間距離)
L2、L3 長さ(全長)
L4 最大距離
O 中心軸
P1 間隔(間隙距離)
P2 間隔
R1 曲率半径
W1 幅

Claims (13)

  1. 体液成分測定装置に装着して用いられる試験具を収納する収納容器であって、
    基端側が開口した有底筒状をなすケーシングと、
    前記ケーシングの内面に設けられ、前記試験具を保持する保持部と、
    前記ケーシングの外周部に突出し、その中心軸方向に沿って延在し、かつ、周方向に沿って等間隔に配置された、横断面形状がほぼ矩形をなす5本または6本のリブとを有し、
    前記試験具を収納した収納状態で前記収納容器を指で把持して、前記収納状態の試験具を基端側から前記体液成分測定装置に装着することを特徴とする収納容器。
  2. 前記ケーシングの中心軸から前記リブの頂部までの最大距離が5〜10mmである請求項1に記載の収納容器。
  3. 当該収納容器を水平な平面に載置した際、2本の前記リブがそれぞれ前記平面に当接し、その当接間距離は、前記最大距離の20〜70%である請求項2に記載の収納容器。
  4. 前記各リブは、それぞれ、その高さが幅よりも小さい請求項1ないし3のいずれかに記載の収納容器。
  5. 前記各リブは、それぞれ、その頂部が平坦な形状をなす請求項1ないし4のいずれかに記載の収納容器。
  6. 隣接する前記リブ同士は、互いに先端の位置が前記中心軸方向にズレている請求項1ないし5のいずれかに記載の収納容器。
  7. 隣接する前記リブ同士の間隔は、2〜10mmである請求項1ないし6のいずれかに記載の収納容器。
  8. 前記各リブは、それぞれ、その頂部と側部との境界部が丸みを帯びている請求項1ないし7のいずれかに記載の収納容器。
  9. 前記リブの数は、6本であり、
    隣接する前記リブ同士は、互いに高さが異なっており、
    高さが低い前記リブと高さが高い前記リブとは、前記ケーシングの周方向に沿って交互に配置されている請求項1ないし8のいずれかに記載の収納容器。
  10. 隣接する前記リブ同士の高さの差は、2〜7mmである請求項9に記載の収納容器。
  11. 重心が前記中心軸に対して偏心している請求項1ないし10のいずれかに記載の収納容器。
  12. 前記試験具は、外形形状が円形をなす本体部を有するものであり、
    前記保持部は、前記本体部の外周部と嵌合する嵌合構造をなす請求項1ないし11のいずれかに記載の収納容器。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の収納容器と、
    前記収納容器内に収納される試験具と、
    前記ケーシングの開口部を気密的に封止する封止手段とを備えることを特徴とする試験具包装体。
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