JP2001286562A

JP2001286562A - 医療用安全処理キャップアセンブリ

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Publication number: JP2001286562A
Application number: JP2001081551A
Authority: JP
Inventors: Todd M Chelak; エム．シェラクトッド; Biasi Michael A Di; エイ．ディバイアシマイケル; Tuan V Nguyen; ブイ．ギュエンチュアン; Amir Ali Sharifi-Mehr; アリシャリフィ−メーアアミール; Robert E West; イー．ウエストロバート
Original assignee: Becton Dickinson and Co
Current assignee: Becton Dickinson and Co
Priority date: 2000-03-20
Filing date: 2001-03-21
Publication date: 2001-10-16
Anticipated expiration: 2021-03-21
Also published as: EP1138338A1; CA2337557A1; JP4822599B2

Abstract

(57)【要約】【課題】ペンニードルとともに用いる安全廃棄用キャ
ップは、患者がシャープス容器を持ち運ぶことなく、ニ
ードルの安全な廃棄を許容する。【解決手段】キャップは、患者が受け入れる側のペン
ニードルの端部を外側カバーが包み込み密閉し、その一
方で患者が受け入れるのと反対側のニードルの端部にも
保護を与える。キャップは、外側カバーと一体に構成さ
れていてもよいし、個別の構成要素として作成されてい
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、医療用製品のため
の安全装置に関する。本発明は、より詳しくは、ペンニ
ードル用の安全処理キャップに関する。

【０００２】

【従来の技術】医療技術におけるペンニードルの今日の
使用は、ニードルから紙ラベルを取り除いて患者が受け
入れるのと反対側の端部を露出し、該反対側のニードル
の端部を薬剤カートリッジを含む注入ペンに挿入すると
いう行為に患者を従事させる。使用後、ニードルハブ
は、装置から取外され、通常シャープス容器に廃棄され
る。この過程は、ペンニードルを廃棄する通常の方法を
示すもので、安全且つ簡易なペンニードルの廃棄方法を
提供するが、医療送り装置の使用の間、使用者はシャー
プス容器を持ち運ばなければならないので、使用者にと
って便利な方法を提供するわけではない。注入ペンの使
用とペンニードルの廃棄との間には通常時間差がある。

【０００３】ラブの米国特許番号第５，９７１，９６６
号に見られるように、先行技術におけるこの時間差は、
ホック式のニードル・ユニットによるペンニードルの貯
蔵および最終的な廃棄のためのマガジンを使用すること
により短縮することができる。しかしながら、この装置
は、患者が受け入れるのと反対側のニードルの端部（以
降、「ＮＰ端部」と称する）を露出したままにさせ、血
液性の病原体を含む医療用シャープを露出させる可能性
を有する。今日の医療技術においては、結果的にそのよ
うな病原菌にさらされるような様々な病気のために、血
液性の病原菌にさらされることを避ける必要が大きい。
つまり、この先行技術器具は、ニードルのＮＰ端部の廃
棄および保護を提供することはない。さらに、それは、
ペンニードルの患者の受け入れ側の端部を安全に保管す
ることによってのみ、ペンニードルの安全な廃棄におけ
る一時的な安全感覚を高める。

【０００４】安全廃棄用キャップを提供する先行技術に
おける補足的な試みは、エジラーセンの米国特許番号第
５，９６８，０２１で参照可能である。この器具は、ハ
ブに取り付けられたニードルを備えたニードルユニット
を提供する。該ニードルユニットは、スリーブがペンニ
ードルの接続片にスナップロックすることができるよう
に、変形可能な材料で作成されている。この医療用器具
は、前述の先行技術とともに、患者が受け入れる側のニ
ードルの端部からの保護は提供するが、患者が受け入れ
るのと反対側の端部を露出するため、結果的に不注意に
よるニードルの一突きにつながる。そのため、使用直後
のペンニードルの簡便且つ容易な廃棄を許容する技術を
さらに必要としている。該器具は、ペンニードルの患者
の受け入れ側端部とＮＰ端部の両方に保護を与えるよう
なアセンブリを備えるべきである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、ペンニード
ルが使用された後に患者の受け入れ側端部とその反対側
の端部の両方を保護する安全廃棄用キャップを提供する
ことにより先行技術の不利益を回避する。該安全廃棄用
キャップアセンブリは、「シャープス予防策」を備える
注入ペンを提供する。この特徴は、患者がシャープス容
器またはその他の適当な廃棄ユニットを携帯する必要な
く、患者にとって安全なニードルの廃棄を許容する。さ
らに、これは、使用時から適当な廃棄容器へのペンニー
ドルの最終的な廃棄までの間のペンニードルの安全な携
帯を患者に許容する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】よって、本発明の一つの
特徴は、頂部、底部、側面部を有する安全廃棄用キャッ
プを提供することである。頂部および底部は、ともに、
患者が受け入れるのと反対側のニードルの端部に保護を
与えるために中実である。該廃棄用キャップは、少なく
とも一つの小身をさらに含んでいる。該小身は、キャッ
プに配され、ペンニードルの外側カバーで永久的にロッ
クするために用いられる。該外側カバーは、患者が受け
入れる側のニードルの端部への保護を提供する。それに
より、ペンニードルの患者が受け入れる側の端部とその
反対側の端部は、確実にカバーされる。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明は、多数の異なる形態での
実施形態により充足されるが、本開示が本発明の原理の
例示とみなされるべきであることを理解した上で、本発
明の好ましい実施形態は、図面に図示され、本明細書中
に詳細に記載される。本発明の範囲はこれらの図示され
た実施形態に限定されることを意図されていない。本発
明の範囲は、添付の請求項およびその均等物によって決
定される。

【０００８】図に関して、図１は、概ね番号２で示され
る本発明による安全な廃棄用アセンブリを図示してい
る。アセンブリ２は、基端部１２と末端部１０を有す
る。アセンブリ２は、ニードルハブ・アセンブリ３０、
外側カバー６および安全廃棄用キャップ４も含む。該ニ
ードルハブ・アセンブリが外側カバーに取り付けられる
とき、アセンブリは、図２に図示するような要領で組み
立てられる。

【０００９】外側カバー６は、複数の末端リブ１４と複
数の基端リブ１６を含む。基端リブ１６および／または
末端リブ１４は、本発明の機能を妨げることなく、外側
カバーから省略することができる。リブの機能は、外側
カバーの一般的な構造上の強化のためである。リブは、
使用者がペンニードルを薬剤送り器具に取り付けまたは
組み立てることを許容するのにも役立つ。外側カバー
は、末端部１０とともに基端部２１を有する。露出され
たフランジ２０は、基端部２１に配されるのが好まし
い。しかしながら、該フランジは、外側カバーのどの位
置に配されてもよいということは、本発明の範囲内であ
る。そのような位置は、例えば、外側カバーの外側位置
および内側位置の両方を含む。しかしながら、露出した
フランジは、図１乃至３に図示されるように、外側カバ
ーの外側位置にあるのが好ましい。

【００１０】外側カバー６は、図２に示されるように、
外径「Ｄ」とフランジ厚「ｔ」を有する。安全廃棄用キ
ャップの小身が内側に配されている場合、図３に示され
るように、外径「Ｄ」は、キャップの内径「Ｃ」よりも
小さいのが好ましい。さらに、外側カバーは、図２に示
されるとおり、外径「Ｂ」を有する。径「Ｂ」は径
「Ｄ」よりも小さいのが好ましい。概ね、径「Ｄ」は、
約０．５００から０．７００の間である。加えて、外側
カバーは、好ましくは、約０．０３から０．０５の間の
フランジ厚「ｔ」を有する。外径「Ｂ」は、さらに、
０．５から０．５３０の間であるのが好ましい。

【００１１】安全な廃棄キャップ４は、頂部２６、側面
部２４、および少なくとも一つの小身５２を含む。該キ
ャップは、図３に示されるように、小身間の距離である
径「Δ」を有する。径「Δ」は、好ましくは、径「Ｃ」
よりも小さく、さらに外側カバーの径「Ｄ」よりも小さ
い。小身５２は、キャップ４の内側周縁に配されるが、
本発明が機能するためには、必ずそのように配されなけ
ればならないわけではない。該小身は、好ましい実施の
形態において記載されているように、外側カバーがキャ
ップの内側の替わりにキャップを上からロックするよう
に、外側に配されてもよい。

【００１２】安全廃棄用キャップ４は、ホール６４を画
成し、好ましくは、該ホールには小身が配される。しか
しながら、前述の通り、小身５２がキャップの外側に配
され得ることは、本発明の範囲内である。安全廃棄用キ
ャップがニードルハブ４０の内部または外側カバーの内
側に配されるように、小身５２を側面２４に配されるよ
うにすることは、本発明の範囲内である。該キャップ
は、図３に図示されるように、ホールの一部分としての
末端開口部６６も有する。さらに、該キャップは、小身
の基端面６０からキャップの内面４４までの距離を決定
する長さ「Ｔ」を含む。長さ「Ｔ」は、キャップの中に
ロックされ得る外側カバーのフランジ厚を決定する。よ
って、長さ「Ｔ」は、フランジ厚「ｔ」よりも大きいこ
とが好ましい。

【００１３】安全廃棄用キャップ４は、図１乃至３に図
示されるように、外面４６と内面４４をさらに含む。安
全廃棄用キャップ４の内面４４は、ニードルの基端部３
４からの保護を提供するので、ペンニードルが最終的に
廃棄されるときに、該ニードルの患者が受け入れる側の
端部とその反対側の端部の両方が、偶発的ないかなるニ
ードルによる一刺しも妨げるよう確実に保護される。

【００１４】ニードルアセンブリ３０に関して、ニード
ルハブ４０の患者が受け入れるのと反対側の端部と安全
廃棄用キャップ４は、基端部３４が安全キャップの内面
４４に接触しないようにデザインされている。図２に図
示されるように、ニードルの基端部３４とペンニードル
ハブの基端面４２との間の距離は、ニードルの基端部が
キャップの内側の面に接触しないようになっている。ペ
ンニードルハブ・アセンブリ３０には、ニードル３６が
さらに含まれる。該ニードル３６は、基端部３４、また
は患者が受け入れるのと反対側の端部および末端部３
２、もしくは患者が受け入れる側の端部を有する。さら
に、ニードルハブ４０も含まれている。ニードルハブ４
０は、前述したように、外側のルーフ５０と基端面４２
を有する。ニードルハブ４０は、ニードルハブ・アセン
ブリが薬剤送り器具に貫通されることができるように、
複数のスレッド４３を含んでいる。

【００１５】外側カバーがニードルハブに取りつけられ
るとき、基端面４２は、該外側カバーの露出したフラン
ジから離れているのが好ましい。この位置決めは、ニー
ドルハブの内部でのニードルの位置決めと同様、ニード
ルの基端部が安全キャップの内面に接触しないことを確
実にしている。

【００１６】さらに、キャップ４は、小身切除部分２２
を有していてもよいが、基端部３４の露出防止等のため
に機能するためには、本発明には必要とされていない。
切除部分２２は、小身が自由に動いて外側カバーにロッ
クするのを許容する。切除部分２２がない場合でも、小
身は、キャップまたは内面４４に位置されることにより
自由に動かされる。加えて、小身は、小身用の切除部分
なしでも、可撓性材料により製造された小身を有するこ
とにより、図２に図示されるように自由に動き位置され
てもよい。そのような可撓性材料は、熱可塑性エラスト
マー、熱可塑性ポリマー、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、対衝撃性ポリスチレン、およびその他のゴム成型熱
可塑性プラスチックを含むが、それらに限定されない。

【００１７】外側カバーのフランジ２０は、基端側面５
４と末端側面５６とをさらに有する。末端側面５６は、
外側カバーが安全廃棄用キャップから取り除かれるのを
避けるために利用される。フランジの基端側面５４は、
外側キャップとニードルハブ・アセンブリ３０がホール
６４に入り込むことを許容するために小身を変形させる
べく使用される。さらに、ニードルハブ・アセンブリ３
０にとって、安全廃棄用キャップがニードルペン用ハブ
と外側カバーの外側に配される替わりに、外側カバー６
が安全廃棄用キャップの外側に配され得ることは、本発
明の範囲内である。該安全廃棄用キャップは、内包され
たニードルハブの再使用を防止するために外側カバーの
外側に配される。

【００１８】図３に示されるように、小身５２は、小身
の基端面６０と小身の末端面６２をさらに含む。小身の
基端面は、フランジの末端面６２と小身の基端面６０と
の間の接触を許容し、外側カバーの除去を防止する。小
身の末端面６２は、外側カバーのフランジの基端側面５
４と接触するとき、小身の変形を提供する。小身が、安
全廃棄用キャップと外側カバーの間に恒久的な係合を提
供するような技術に属する当業者に周知のいかなる構造
でもあり得ることは、本発明の範囲内である。そのよう
な構造は、カンチレバー・スナップ、恒久的スレッド係
合、カム構成、自己粘着粘性、またはその他の粘着構造
を含むが、それらに限定されない。小身５４は、安全廃
棄用キャップとの完全な封止を余儀なくするために、フ
ランジの基端部が小身に押しつけられるときに、小身の
変形を許容するよう傾斜した形状を有する小身の末端面
６２を含むのが好ましい。フランジ厚は小身の基端面と
キャップの内面との間で確実に係合するので、外側カバ
ーの除去は小身の基端面６０の構造によって回避され
る。

【００１９】安全廃棄用キャップ４は、外面４６をさら
に含む。外面４６は、印（ｉｎｄｉｃｉａ）４８を提供
することができる。印は、安全のための警告、製品の確
認、会社のロゴ等を含むことができる。内面４４は、ニ
ードル３６の基端部３４の露出を防ぐ構造とされている
のが好ましい。

【００２０】図３は、本発明の安全廃棄用キャップの断
面図である。小身切除部分２２は小身の下に図示されて
いる。しかしながら、小身切除部分は、外側カバーのフ
ランジが小身によってロックされるのを許容するため
に、安全廃棄用キャップ上のいかなる位置にあっても、
本発明の範囲内である。図３において、外側カバーのフ
ランジは、小身切除部分から外側に向けて突起してい
る。さらに、カバーのフランジの基端側面５４と小身の
基端面６０によって、外側カバーのフランジが、安全廃
棄用キャップからの除去を防止される。

【００２１】或いは、好ましい実施形態においては、該
キャップは外側カバーの一部として成形されていてもよ
い。そのような方法は、蓋部とフランジが一体となるよ
うに一体蝶番８２を組み込むことを含んでいるであろ
う。全ての実施形態において、フランジと小身との間の
接触は、小身の基端面またはフランジの拡張部との接触
によって、フランジが所定の位置に維持される。

【００２２】図４に図示されるとおり、基端面６０と末
端面６２を有する小身５２は、安全キャップを外側カバ
ー上にロックし、ニードルハブ・アセンブリを内部に閉
じ込め、ニードル３６の患者の受け入れ側の端部および
その反対側の端部への露出を防止する。図２に示される
実施形態と同様、小身の基端面６０は、安全廃棄用キャ
ップからのフランジ２０の除去を防止する。図３に記載
された好ましい実施形態によれば、図４中の小身は、安
全廃棄用キャップ内に周縁に沿って配されるであろうこ
とが好ましい。好ましい実施形態によれば、小身５２
は、スナップリング、自己粘性粘着物、カム機構、およ
び、外側カバーの安全廃棄用キャップからの除去を提供
するその他のロック機構であってもよい。さらに、好ま
しい実施形態によれば、安全廃棄用キャップは、図４に
図示されるように、外側カバーの外側に配される安全廃
棄用キャップにかわって、外側カバーの中に安全廃棄用
キャップが配されていてもよい。他の実施形態は、外側
カバーの内側にフランジを有することにより作成され、
また、それによって安全キャップの外側に配された小身
が恒久的な方法でロックする。図５について、小身５２
は、外側の遮蔽物が安全廃棄用キャップから除去される
ことを避けるために多数の異なる実施形態を有すること
ができる。図示されているのは、再封止可能なスカート
７０を備えた図３の他の実施例の断面図である。再封止
可能なスカート７０は、基端開口部７２と、その中に配
されるラビリンスとを有している。ラビリンス７４は、
スレッド構造、スナップ嵌合、または外側カバーとの取
外し可能な取り付けを提供するその他のいかなる構造で
あってもかまわない。該ラビリンスは、外側カバーにお
いてニードルの殺菌を許容するであろう。この他の実施
例においては、小身切除部分２２は、安全廃棄用キャッ
プと外側カバーとの間に漏れ耐久および気密密封を提供
すべく除去される。そのような実施形態において、安全
廃棄用キャップは、外側カバーおよびペンニードルハブ
・アセンブリが基端開口部７２に配される場合、殺菌防
御壁として使用され得る。ニードルが使用された後、外
側カバーとペンニードルハブ・アセンブリは、末端開口
部６６に配され、小身は、キャップを外側カバーに恒久
的にロックし、ニードルおよび患者が受け入れる側の端
部とその反対側の端部の両方との接触を防止する。

【００２３】ニードルハブの使用後、外側カバーは、ニ
ードルハブ上の元の位置に戻され、該外側カバーとニー
ドルハブは、小身の末端面２６２と基端面２６０に配さ
れた末端開口部６６中に位置される。好ましい実施形態
と同様、小身の基端面２６０は、フランジが安全廃棄用
キャップから除去されることを防止する。小身の末端面
２６２は、外側カバーのフランジが末端開口部６６に入
り、小身の基端面２６０の下にロックされるのを許容す
るよう形作られている。図５に図示されるように、印４
８は、内面または外面の何れの側にも位置されることが
できる。そのような印は、印に含まれるか、または他の
類するラベルに含まれるような製品の殺菌またはシャー
プスについての警告を示すであろう。

【００２４】図６乃至１１について、図示されているの
は、本発明の別の実施形態である。図示されているの
は、外面１４６、内面１４４および末端面１４５、およ
び頂部１４７を含む安全廃棄用キャップ１０４である。
印は、前述したように、外面上に位置されてもよい。キ
ャップ１０４は、フランジ２０がキャップ１０４に摺動
可能に係合するのを許容すべく開口部１４３をさらに含
む。フランジ２０がキャップ１０４に入る際に、小身の
ロック用基端面１６０と末端面１６２を有する少なくと
も一つの半径方向に向かう小身１５２が、末端面１６２
と接触するフランジ２０によって偏向される。この実施
形態において、フランジは、側面１９を有する。側面１
９は、基端面１６０と接触するようになることによっ
て、外側カバーとニードルアセンブリが安全廃棄用キャ
ップから滑り落ちるのを防止する。

【００２５】図８に図示されるように、基端面１６０を
フランジ２０の側面に接触させることにより、基端面１
６０が外側カバーとペンニードル・アセンブリをキャッ
プの中に恒久的にロックする。末端面１６２の傾斜した
輪郭とは異なり、基端面およびフランジ側面は、ともに
垂直平面であるため、外側カバーとペンニードル・アセ
ンブリは、キャップ内にロックされる。図７のとおり、
フランジがキャップ１０４に入る際に、半径方向に向い
た小身１５２は、小身の基端面１６０がフランジ２０の
キャップからの除去を防止すべく閉じる。フランジ２０
は、図１１に図示されるように、安全装置７６により、
キャップから除去されることも防止される。安全装置７
６は、フランジの末端側面５６と基端側面５４をキャッ
プ１０４の末端面１４５と内面１４４中にロックする。
内面１４４は、ニードルの基端部を露出から防止、保護
する。この実施形態において、キャップが外側カバーお
よびペンニードルハブから除去されるのを防止するフラ
ンジの基端側面５４と末端側面５６とのキャップの接触
面は、内面と末端面である。よって、この実施形態で
は、キャップの内面、末端面および小身は、キャップを
外側カバーにロックするために使用される。

【００２６】図１２において、フランジがキャップ１０
４から除去されることを防止する小身１７６と置き替え
られた安全装置７６を有する安全廃棄用キャップ２０４
が図示されている。キャップ２０４は、図１１の小身１
５２と同様に機能する小身２５２も有している。小身１
５２が小身１６２の替わりに使用され得ることも本発明
の範囲内である。そのような装置において、小身１７６
は、好ましい実施形態において安全装置７６の替わりに
使用されるであろう。図６乃至１１に示されるとおり、
フランジの側面は、小身の基端面と接触させることによ
り、外側カバーがキャップから除去されることを防止す
る。

【００２７】小身は、キャップが外側の防壁に係合され
た後は、外部の工具の補助なしには安全キャップを除去
することが困難となるよう寸法づけられている。しかし
ながら、キャップが外側カバーに適合されたとき、小身
の構造は、外部の工具を必要としないで外側カバーへの
キャップの容易な取り付けを提供する。

【００２８】カバーとキャップの材料は、貫入抵抗材料
からなる。そのような貫入抵抗材料とは、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、対衝撃性のポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、および当
業者に周知のその他の材料であるが、それらに限定され
ない。

【００２９】図１３乃至１８に関して、図示されている
のは、図１に記載された本発明の他の実施形態である。
図示されているのは、安全廃棄用キャップ３０４であ
る。キャップ３０４は、少なくとも一つの小身３５２と
フランジ拡張部分１２０を備える。このキャップは、そ
の中に配される外側カバー用のホール３１０を含む。該
外側カバーは、ホール３１０を通り抜けて配されると
き、外側カバーのフランジがレッジ上に存するように、
レッジ３１２上にとどまる。フランジの拡張部分１２０
は、フランジの拡張部分を安全廃棄用キャップ３０４に
取り付ける一体蝶番をさらに含む。安全廃棄用キャップ
３０４は、基端面２４４と外面２４６を有する。キャッ
プ３０４をフランジ拡張部分１２０に対して回転させる
際、小身３５２はフランジ拡張部分１２０に配された係
合ホール８０でロックする。好ましい実施形態と同様、
小身は、恒久的なロックを提供し、フランジ拡張部分１
２０からのキャップの除去は、外部の工具の補助なくし
ては不可能である。さらに、好ましい実施形態のごと
く、キャップ３０４は、ニードルハブ・アセンブリ中の
ニードルの基端部からの偶発的なニードルの一突きに対
する保護を提供する。

【００３０】図１３に関して、図示されているのは、フ
ランジの厚み「ｔ」と小身の内側の長さ「Ｔ」である。
長さ「Ｔ」は、厚み「ｔ」の間隔よりも大きいのが好ま
しい。距離「Ｔ」は、基端面２４４と小身３５２の基端
面３６０との間の間隔として決定される。小身の末端面
３６２は、ホールに入るときに、小身の歪みを引き起こ
す。小身の末端面の輪郭と傾斜した形状が、この歪みを
もたらす。

【００３１】図１３乃至１８に記載の他の実施形態は、
図１３に図示されるように、最初は開いた状態のキャッ
プ３０４を有することによって機能するのが好ましい。
外側カバーを配されたニードルハブは、その後、外側カ
バーの露出されたフランジがフランジ拡張部分、より好
ましくはレッジ３１２、上に存するようにキャップ３０
４のホール３１０通り抜けて位置される。その後、フラ
ンジ拡張部分は、キャップ３０４がフランジ拡張部分１
２０上に固定するように外側カバーのフランジ拡張部分
として機能する。さらに、キャップ３０４の基端面２４
４は、一体蝶番を介して回動されるので、小身はフラン
ジ拡張部分にロックされ得る。一体蝶番が当業者に周知
の同様の接続手段と置き替えられ得ることは、本発明の
範囲内である。そのような手段は、ピン、ループ、スク
リュー等を含むが、これらに限定されない。

【００３２】図１５乃至１７に図示されるように、ニー
ドル３６の患者が受け入れるのと反対側の端部は、基端
面２４４とは接触されない。フランジ拡張部分１２０
は、キャップがロックされるときに基端面２４４と接触
する基端側面３５４を有する。ホール８０は、図１５お
よび１６に図示されるように、ロッキング・レッジ３５
６に空隙を提供する。レッジ３５６は、小身３５２がキ
ャップのホールに入りロックするときに、面３６０にロ
ッキング抵抗をもたらす。面３６２は、小身がホールに
入るようにするため、小身の歪みをもたらす。

【００３３】図１８に示されているのは、図１７の拡大
断面図である。図１７は、キャップがロックされた状態
である。基端面３６０は、レッジ３５６と接している。
該キャップは、工具を使用せずに開くことはできない。
このロック機構は、使用済みニードルの患者が受け入れ
る側の端部とその反対側の端部に対する保護を与える。

【００３４】

【発明の効果】図１乃至１８に記載の実施例は、単なる
例示とみなされ、全ての安全廃棄用キャップを取上げて
いるわけではない。むしろ、キャプ４とその他の実施例
は、適当な寸法のフランジ厚と直径を有するペンニード
ル・アセンブリとともに用いられ得る。ニードルの基端
部への露出を防止するペンニードル・アセンブリを提供
する能力は、本発明およびその実施例によって飛躍的に
高められた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による安全廃棄用キャップアセンブリの
斜視図である。

【図２】図１のアセンブリの展開図および部分切取図で
ある。

【図３】図２における全３−３に沿うキャップの断面図
である。

【図４】外側カバーと該カバーに取りつけられたニード
ルハブアセンブリを備える図３の断面図である。

【図５】再封止可能なスカートを備える図３の断面図で
ある。

【図６】図１に記載された発明の他の実施形態の透視図
である。

【図７】安全キャップが部分的に組み立てられた図６の
断面図である。

【図８】安全キャップが完全に組み立てられた図７の図
である。

【図９】図６の正面図である。

【図１０】ロック機構を示す図８の拡大図である。

【図１１】図６の底面図である。

【図１２】安全装置を含まない図１１の図である。

【図１３】図１の本発明の他の実施形態の正面図であ
る。

【図１４】図１３の平面図である。

【図１５】キャップを開放した状態で外側カバーとハブ
アセンブリに取り付けられた図１３の安全キャップを図
示する断面図である。

【図１６】キャップが部分的に閉じられた図１５の図で
ある。

【図１７】キャップが完全に閉じられた図１５の図であ
る。

【図１８】図１７の拡大図である。

【符号の説明】

２廃棄用アセンブリ４、１０４、２０４、３０４廃棄用キャップ６外側カバー１０、３２、５６末端部１２、２１、３４基端部１４、１６リブ２０フランジ２２小身切除部分１９、２４側面２６、１４７頂部３０ニードルハブ・アセンブリ３６ニードル４０ニードルハブ４２、６０、１６０、２４４、２６０、３６０基端
面４３スレッド４４、１４４内面４６、２４６外面４８印５２、１５２、１６２、１７６、２５２、３５２小
身５４、３５４基端側面５６末端側面６４、８０、３１０ホール６６末端開口部７０スカート７２基端開口部７４ラビリンス８２一体蝶番１２０フランジ拡張部分３１２、３５６レッジ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595117091 １ＢＥＣＴＯＮＤＲＩＶＥ，ＦＲＡＮＫＬＩＮＬＡＫＥＳ，ＮＥＷＪＥＲＳＥＹ 07417−1880，ＵＮＩＴＥＤＳＴＡＴＥＳＯＦＡＭＥＲＩＣＡ (72)発明者トッドエム．シェラクアメリカ合衆国 07463 ニュージャージー州ワルドウィックスチュアートドライブ 40 (72)発明者マイケルエイ．ディバイアシアメリカ合衆国 07480 ニュージャージー州ウエストミルフォードスカイビューロード 48 (72)発明者チュアンブイ．ギュエンアメリカ合衆国 07060 ニュージャージー州ノースプレインフィールドウエストエンドアベニュー 475 ビルディングオーアパートメント９ (72)発明者アミールアリシャリフィ−メーアアメリカ合衆国 07081 ニュージャージー州スプリングフィールドモーリスアベニュー 445 アパートメントビー 16 (72)発明者ロバートイー．ウエストアメリカ合衆国 07920 ニュージャージー州バスキンリッジレイクロード 66

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ニードルハブと、該ハブを貫いて配され
たニードルを有するニードルハブ・アセンブリにおい
て、該ニードルが、患者が受け入れる側の端部とその反
対側の端部とを有するニードルであるニードルハブ・ア
センブリと、前記ニードルハブ・アセンブリに配され、基端部と末端
部と露出したフランジとを有する外側カバーと、少なくとも一つの小身を有する安全廃棄用キャップにお
いて、前記小身が変形可能で、前記患者が受け入れる側
の端部とその反対側の端部がロックした状態で保護され
るようにフランジをロックする、安全廃棄用キャップ
と、を備える医療用安全処理キャップアセンブリ。
【請求項２】前記安全廃棄用キャップはホールをさら
に画成し、前記ニードルハブと前記外側カバーが前記ホ
ールに配される、請求項１に記載のキャップ・アセンブ
リ。
【請求項３】前記小身は前記ホールに取り付けられ、
前記フランジは前記外側カバーに外側に向けて配されて
いる、請求項２に記載のキャップ・アセンブリ。
【請求項４】前記外側カバーは前記ニードルハブを完
全に囲い込む、請求項１に記載のキャップ・アセンブ
リ。
【請求項５】前記安全廃棄用キャップは、内面と外面
および、前記患者が受け入れる側の端部に配される外側
カバーと、前記患者が受け入れるのと反対側の端部に配
される内面とをさらに備えた、請求項１に記載のキャッ
プ・アセンブリ。
【請求項６】前記外面が印をさらに含む、請求項５に
記載のキャップ・アセンブリ。
【請求項７】前記安全廃棄用キャップは、再封止可能
なスカートをさらに含み、前記スカートは基端開口部と
該開口部に配されるラビリンスとを有する、請求項１に
記載のキャップ・アセンブリ。
【請求項８】前記ラビリンスはスレッド構造である、
請求項７に記載のキャップ・アセンブリ。
【請求項９】前記安全廃棄用キャップは、内面と外面
をさらに含み、前記両面が印を含む、請求項８に記載の
キャップ・アセンブリ。
【請求項１０】前記安全廃棄用キャップは、内面、末
端面、および安全装置をさらに含み、前記フランジが前
記面と前記安全装置との間でロックされる、請求項１に
記載のキャップ・アセンブリ。