JP2010161910A - 電気自動車の充電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性を確保しながら、充電効率の向上も図ることのできる電気自動車の充電システムの提供を目的とする。
【解決手段】充電装置1に接続される充電ケーブル2を介して電気自動車3に充電する電気自動車の充電システムであって、
前記充電ケーブル2の接続対象との着脱可能接続部に配置される静電容量形近接センサ4と、
前記静電容量形近接センサ4からの検出信号の出力を条件に前記着脱可能接続部への電圧線を開成して該接続部への電力供給を停止するスイッチ部5とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】充電装置1に接続される充電ケーブル2を介して電気自動車3に充電する電気自動車の充電システムであって、
前記充電ケーブル2の接続対象との着脱可能接続部に配置される静電容量形近接センサ4と、
前記静電容量形近接センサ4からの検出信号の出力を条件に前記着脱可能接続部への電圧線を開成して該接続部への電力供給を停止するスイッチ部5とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電気自動車の充電システムに関するものである。
充電用電源から電気自動車に給電して電気自動車のバッテリを充電する電気自動車の充電装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、充電装置は、車両の有無を検出する車両検出手段と、人体の有無を検出する人体検出手段とを有し、人体検出手段からの人体検出信号の出力があるときには電力供給しないように構成される。
しかし、上述した従来例において、人体検出手段が人体を検出する都度、電力供給が停止されるために、充電効率が著しく低下するという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、安全性を確保しながら、充電効率の向上も図ることのできる電気自動車の充電システムの提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、上記充電システムに使用可能な電気自動車の充電ケーブル、および充電装置の提供にある。
本発明によれば上記目的は、
充電装置1に接続される充電ケーブル2を介して電気自動車3に充電する電気自動車の充電システムであって、
前記充電ケーブル2の接続対象との着脱可能接続部に配置される静電容量形近接センサ4と、
前記静電容量形近接センサ4からの検出信号の出力を条件に前記着脱可能接続部への電圧線を開成して該接続部への電力供給を停止するスイッチ部5とを備える電気自動車の充電システムを提供することにより達成される。
充電装置1に接続される充電ケーブル2を介して電気自動車3に充電する電気自動車の充電システムであって、
前記充電ケーブル2の接続対象との着脱可能接続部に配置される静電容量形近接センサ4と、
前記静電容量形近接センサ4からの検出信号の出力を条件に前記着脱可能接続部への電圧線を開成して該接続部への電力供給を停止するスイッチ部5とを備える電気自動車の充電システムを提供することにより達成される。
電気自動車3への充電は、充電ケーブル2を介して充電用電源13と電気自動車3を接続して行われ、充電ケーブル2の着脱可能接続部、すなわち、充電ケーブル2と電気自動車3の受電部10との接続部、または、充電ケーブル2が充電装置1のコンセント部7に対して着脱自在である場合には、コンセント部7と充電ケーブル2との接続部に静電容量形近接センサ4が配置される。ヒト等の被検知物体の接近を検知電極の静電容量の変化により検知すると、スイッチ部5は、充電用電源13と当該着脱可能接続部とを接続する配線経路のうち、少なくとも電圧線、すなわち、100V給電時の非接地線(非中性線)、単相3線配線の200V給電時の2本を遮断して着脱可能接続部への電力供給を停止する。
したがってこの発明において、充電ケーブル2の着脱可能接続部に子供等が近付いて抜去される虞がある場合、着脱可能接続部に触れる前に充電が停止される。この結果、着脱可能接続部が悪戯により外されて端子等に触れても、上流側で電圧線が遮断されているために、感電する虞がない。
また、静電容量形近接センサ4の動作距離は、ヒトセンサ等の動作距離に比して短いために、ケーブル抜去の虞が高い場合にのみ給電停止される。この結果、不用意な停止動作が少なくなるために、充電効率の低下をもたらすことがない。
静電容量形近接センサ4は、充電ケーブル2の最下流端に固定される配線接続器6、または充電装置1のコンセント部7近傍のいずれか一方、あるいは双方に配置することが可能であり、スイッチ部5は、当該配線接続器6等への給電を上流側から断接することができる位置に配置される。
すなわち、スイッチ部5は、充電ケーブル2の配線接続器6に静電容量形近接センサ4が固定される場合には充電ケーブル2の配線接続内、ケーブル中間部、あるいは充電装置1への接続部、さらには充電器内部に配置することができ、充電装置1のコンセント近傍に静電容量形近接センサ4が配置される場合には、充電装置1内部に配置される。
スイッチ部5を充電装置1内部に設ける場合、充電装置1には、静電容量形近接センサ4からの出力を受信するセンサ監視部8と、センサ監視部8の出力により前記スイッチ部5を作動させるスイッチ制御部9とが配置される。センサ監視部8は、静電容量形近接センサ4が、充電装置1のコンセント部7、あるいは充電装置1から配線器等を介することなく引き出される充電ケーブル2の配線接続器6に配置される場合には、有線通信手段として構成することが可能であり、配線器等を介して充電装置1に接続される充電ケーブル2に配置される場合には、赤外線、電波、あるいは電力線通信による通信手段として構成することができる。
また、以上の電気自動車の充電システムには、
充電装置1と電気自動車3とを接続し、充電装置1から電気自動車3に給電して電気自動車3を充電する電気自動車3の充電ケーブル2であって、
電気自動車3の受電部10に接続する配線接続器6に配置される静電容量形近接センサ4と、
充電装置1に搭載された電力線通信ユニット11に静電容量形近接センサ4の出力を伝送する電力線通信ユニット12と、
を有する電気自動車3の充電ケーブル2が使用でき、
充電装置1には、
コンセント部7に接続される充電ケーブル2を介して電気自動車3に給電して電気自動車3を充電する電気自動車3の充電装置1であって、
前記コンセント部7の近傍に配置される静電容量形近接センサ4と、
充電用電源13とコンセント部7とを接続する配線経路の電圧線を断接するスイッチ部5と、
静電容量形近接センサ4からの検出信号の出力を条件に前記スイッチ部5を開成駆動するスイッチ制御部9と、
を有する電気自動車3の充電装置1が使用できる。
充電装置1と電気自動車3とを接続し、充電装置1から電気自動車3に給電して電気自動車3を充電する電気自動車3の充電ケーブル2であって、
電気自動車3の受電部10に接続する配線接続器6に配置される静電容量形近接センサ4と、
充電装置1に搭載された電力線通信ユニット11に静電容量形近接センサ4の出力を伝送する電力線通信ユニット12と、
を有する電気自動車3の充電ケーブル2が使用でき、
充電装置1には、
コンセント部7に接続される充電ケーブル2を介して電気自動車3に給電して電気自動車3を充電する電気自動車3の充電装置1であって、
前記コンセント部7の近傍に配置される静電容量形近接センサ4と、
充電用電源13とコンセント部7とを接続する配線経路の電圧線を断接するスイッチ部5と、
静電容量形近接センサ4からの検出信号の出力を条件に前記スイッチ部5を開成駆動するスイッチ制御部9と、
を有する電気自動車3の充電装置1が使用できる。
本発明によれば、安全性を確保しながら、充電効率の向上も図ることができる。
図1に示すように、電気自動車の充電システムを使用した電気自動車3への充電は、充電装置1と電気自動車3の受電部10とを充電ケーブル2により接続して行われる。
充電ケーブル2の両端には配線接続器6、6’が固定され、一方が充電装置1に配置されるコンセント部7に、他方が電気自動車3の受電部10にプラグインされる。受電部10側の配線接続器6には、静電容量形近接センサ4と、通信ユニット12が配置され、静電容量形近接センサ4からの出力は、通信ユニット12を使用して充電装置1に伝送される。
上記受電部10側の配線接続器6は、図2に示すように、左右半体を中央部で連結したハウジング6aの内にケーブル14を挿通させて形成される。ハウジング6aは握り部6bを備えた銃形状に形成され、先端には、ハウジング6a内部を挿通するケーブル14の先端に固定される複数のコンタクト14aが保持される。
また、ハウジング14aには、電極4aと、検出回路基板4bとからなる静電容量形近接センサ4が格納される。図2(c)に示すように、センサ4の電極4aは、各半体の内壁面に溶着等の適宜手段で固定される。
さらに、検出回路基板4bには通信ユニット12の回路モジュールが実装される。この実施の形態において、通信ユニット12は、電力線ととともに配線される通信線を使用した有線通信が使用される。
一方、充電装置1には、商用電源等の充電用電源13とコンセント部7とを接続する接続用配線を断接するノーマリーオープン状態で使用されるリレー、半導体リレー等により形成されるスイッチ部5と、充電用電源13に接続されるAC/DC変換器等を含む電源調整部15から給電されて動作する制御ボード16とを有し、制御ボード16には、制御部16aと、制御部16aに制御されて動作するスイッチ制御部9、センサ監視部8、および静電容量形近接センサ4が搭載される。
コンセント部7は、図3に示すように、コンタクト7aを保持するコンセント本体7bをハウジング7cにより保持して形成され、充電装置1の壁面、あるいは家屋の壁面に固定される。このコンセント部7には、ハウジング7cに装着されるフード7dの裏面に固定される電極4aと、ハウジング7c底壁部に固定される検出回路基板4bとからなる静電容量形近接センサ4が配置され、静電容量形近接センサ4の検出結果はセンサ監視部8に出力される。
また、上記センサ監視部8には、受電部10側の配線接続器6に配置された通信ユニット12と交信可能な通信ユニット11が含まれ、当該配線接続器6に配置された静電容量形近接センサ4の出力がセンサ監視部8に入力される。センサ監視部8は、コンセント部7と配線接続器6に各々配置された静電容量形近接センサ4のいずれか一方がヒト等の被検知物体の接近を検出すると、検出信号を出力する。
図外の認証部での認証成立、あるいは充電ケーブル2のコンセント部7への接続等の充電条件が整うと、制御部16aはスイッチ制御部9に閉成信号をセットし、スイッチ部5を閉成して充電が開始される。この状態から制御部16aがセンサ監視部8からの検出信号を検出すると、スイッチ制御部9に開成信号をセットする。スイッチ制御部9への開成信号のセットによりスイッチ部5が開成され、コンセント部7への給電が停止される。
スイッチ部5の開成によってコンセント部7の電圧線は断線状態となるために、悪戯等によってプラグ差し込み口に導体を挿入しても感電することがなく、さらに、コンセント部7への雨水等の浸水による短絡事故も防止できる。
図4に充電装置1の動作を示す。この実施の形態において充電は、コンセント部7への充電ケーブル2の接続により開始され、制御部16aが充電ケーブル2の接続を検出すると(ステップ100)、センサ監視部8の出力を確認する(ステップ101)。センサ監視部8が検出信号を出力している場合、すなわち、コンセント部7と配線接続器6に各々配置された静電容量形近接センサ4のいずれか一方がヒト等の被検知物体の接近を検出するとスイッチ部5を開成して充電を停止し(ステップ102)、センサ監視部8からの出力を監視する。
これに対してステップ101でセンサ監視部8からの検出信号出力が検出されなかった場合には、充電開始等の動作が行われる(ステップ103)。ステップ103での動作は、状況により異なり、正常な充電操作が行われている場合には充電の継続、ステップ102で充電が停止し低場合には充電再開、充電が開始されていない場合には充電開始動作が行われる。
センサ監視部8での出力監視は、充電完了まで続けられ(ステップ104)、充電完了により充電が停止されて制御が終了する(ステップ105)。
1 充電装置
2 充電ケーブル
3 電気自動車
4 静電容量形近接センサ
5 スイッチ部
6 配線接続器
7 コンセント部
8 センサ監視部
9 スイッチ制御部
10 受電部
11 通信ユニット(充電装置)
12 通信ユニット(ケーブル)
13 充電用電源
2 充電ケーブル
3 電気自動車
4 静電容量形近接センサ
5 スイッチ部
6 配線接続器
7 コンセント部
8 センサ監視部
9 スイッチ制御部
10 受電部
11 通信ユニット(充電装置)
12 通信ユニット(ケーブル)
13 充電用電源
Claims (6)
- 充電装置に接続される充電ケーブルを介して電気自動車に充電する電気自動車の充電システムであって、
前記充電ケーブルの接続対象との着脱可能接続部に配置される静電容量形近接センサと、
前記静電容量形近接センサからの検出信号の出力を条件に前記着脱可能接続部への電圧線を開成して該接続部への電力供給を停止するスイッチ部とを備える電気自動車の充電システム。 - 前記静電容量形近接センサが、充電ケーブルの電気自動車への配線接続器に配置される請求項1記載の電気自動車の充電システム。
- 前記充電装置は、充電ケーブルを接続するコンセント部を有するとともに、
前記静電容量形近接センサが、コンセント部近傍に配置される請求項1または2記載の電気自動車の充電システム。 - 前記充電装置には前記スイッチ部と、
前記静電容量形近接センサからの出力を受信するセンサ監視部と、
センサ監視部の出力により前記スイッチ部を作動させるスイッチ制御部とが配置される請求項1、2または3記載の電気自動車の充電システム。 - 充電装置と電気自動車とを接続し、充電装置から電気自動車に給電して電気自動車を充電する電気自動車の充電ケーブルであって、
電気自動車の受電部に接続する配線接続器に配置される静電容量形近接センサと、
充電装置に搭載された通信ユニットに静電容量形近接センサの出力を伝送する通信ユニットと、
を有する電気自動車の充電ケーブル。 - コンセント部に接続される充電ケーブルを介して電気自動車に給電して電気自動車を充電する電気自動車の充電装置であって、
前記コンセント部の近傍に配置される静電容量形近接センサと、
充電用電源とコンセント部とを接続する配線経路の電圧線を断接するスイッチ部と、
静電容量形近接センサからの検出信号の出力を条件に前記スイッチ部を開成駆動するスイッチ制御部と、
を有する電気自動車の充電装置。
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- 2009-01-09 JP JP2009003809A patent/JP2010161910A/ja active Pending
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