JP2010160699A - 入力装置、プログラム、及びカーソル移動方法 - Google Patents

入力装置、プログラム、及びカーソル移動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カーソルの移動をより容易に行うことができる入力装置を提供する。
【解決手段】アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子とを備えた入力装置において、決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段(ステップ54)を設け、カーソルは移動用操作子により、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆくことができるようにする(ステップ51、52)。
【選択図】図5

Description

本発明は、選択された選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力装置、該入力装置に所定の手順を実行させるプログラム、及び該入力装置に適したカーソル移動方法に関する。
一般に、カーナビゲーション装置における目的地の五十音入力等に際しては、画面上に表示された五十音入力用の複数のボタンを選択的に押下することにより入力が行われる。このとき装置は、各ボタンによる入力を順次受け入れる際に、入力を許可すべき文字に係るボタンをアクティブとし、入力を許可すべきでない文字に係るボタンを非アクティブとすることにより、ユーザによる入力を支援する。非アクティブなボタンは明度や、輝度、彩度を下げたり、半透過で表示したりして表示態様を変化させることによってアクティブなボタンと区別される。
図9はこのような五十音入力を行うための入力画面を示す。図中の11は入力された文字を表示する入力領域、12は五十音を構成する各音節の文字が割り当てられたボタンの図形、13は所望のボタン12を選択するためのカーソルである。各ボタン12上には、それに割り当てられた文字が表示される。ボタン12のうちの網掛けが施されていないボタン12aはアクティブであり、網掛けが施されているボタン12bは非アクティブである。カーソル13は、図示していないリモコンやキーボードの矢印キーを操作することにより、アクティブなボタン12a間を移動させることができるようになっている。非アクティブなボタン12b上へはカーソル13を位置させることはできない。
カーソル13は、アクティブなボタン12a間では、矢印キーにより、対応する方向へ移動させることができる。しかし、移動方向に非アクティブなボタン12bが存在する場合には、その方向へは移動することができないか、又は非アクティブなボタン12bを避けてアクティブなボタン12a上に移動させることができる。図示していないリモコンやキーボードの決定キーが押下されると、装置は、カーソル13が位置するボタン12aに対応する文字の入力を受け入れ、該文字を入力領域11において追加的に表示する。その際、決定キーが押下されている間、カーソル13が位置するボタン12aの表示を変化させ、押下が解除されると、表示を元に戻す。このとき、そのボタン12aを非アクティブ状態に移行させる場合には、カーソル13を他のアクティブなボタン12a上に移動させる。その際、移動先のボタン12aとしては、非アクティブ状態に移行させるボタン12aから最も近いアクティブなボタン12aが選択される。あるいはこの代わりに、カーソル13を、装置が規定するホームポジションに戻す。このようにして、文字の入力は、カーソル13によるボタン12の選択及び決定キーの押下によって行われる。
文字の入力は、タッチパネルのタッチやポインティングデバイスによるクリック等の押下操作(以下、「クリックによる押下」という。)により、所望のアクティブなボタン12aを直接的に指示することによっても行うことができる。その際に装置は、ボタン12aについてクリックによる押下がなされている間、そのボタン12aの表示を変化させ、クリックによる押下が解除されると、表示を元に戻す。また、カーソル13を、指示されたボタン12a上に移動させる。このとき、該ボタン12aを非アクティブ状態に移行させる場合には、カーソル13を、該ボタン12aから最も近い他のアクティブなボタン12a上に移動させる。装置が規定するホームポジションに戻すようにしてもよい。なお、指示されたボタン12が非アクティブなボタン12bである場合には、文字入力は行われない。
図9においては、「う」が入力された直後の状態が示されている。カーソル13は入力された「う」に対応するボタン12a上に位置している。つまり、「う」が入力された後も「う」に対応するボタン12はアクティブであり、したがってカーソル13は該ボタン12上に留まっている。
図10はボタン12のとり得る状態を示す表であり、図11は各状態の遷移図である。これらの図に示すように、各ボタン12は、アクティブであってカーソル13が位置づけられていない第1の状態、アクティブであってカーソル13が位置づけられており、かつ押下がなされていない第2の状態、アクティブであってカーソル13が位置づけられており、かつ押下がなされている第3の状態、及び非アクティブであってカーソル13が位置づけられていない第4の状態をとる。ここで、押下には、クリックによる押下、及び位置づけられているカーソル13による選択を決定するための決定キーの押下が含まれる。
図11に示すように、第1の状態にあるボタン12に対してカーソル13を位置付けると、該ボタン12は第2の状態に遷移する。第2の状態にあるボタン12対するカーソル13の位置づけを解除すると、該ボタン12は第1の状態に遷移する。第2の状態にあるボタン12について決定キーの押下又はクリックによる押下がなされると、該ボタン12は第3の状態に遷移する。第3の状態にあるボタン12についての決定キーの押下又はクリックによる押下が解除されると、該ボタン12は第2の状態に遷移する。第1の状態にあるボタン12についてクリックによる押下がなされると、該ボタン12は第3の状態に遷移する。第4の状態に対しては、第1の状態又は第2の状態から遷移する。第4の状態からは、第1の状態にのみ遷移する。
なお、画面を介して入力を行うユーザインタフェースに関する技術としては他に、カーソルの移動及びポインタの移動を組み合わせたものも知られている(たとえば、特許文献1参照)。この技術においては、表示部上にポインタボタンで移動させることができるポインタ、及び選択対象を選択するためのカーソルを表示させ、カーソルは上下左右の4つのボタン又はポインタボタンによるポインタの移動によって移動させることができ、カテゴリの異なる選択対象に対してはポインタの移動によりカーソルを移動させ、選択の確定はポインタボタンの押下によって行うようにしている。なお、選択対象について、アクティブ又は非アクティブとする制御は行っていない。
特開2003−150288号公報
しかしながら、上述の図9〜図11の技術によれば、カーソル13をアクティブなボタン12aの位置から目的とする別のアクティブなボタン12a上へ移動させる際、移動方向に非アクティブなボタン12bが存在すると、カーソル13の移動が阻止されたり、非アクティブなボタン12bを避けて、カーソル13が予期しない方向へ移動したりする。
たとえば、図12に示すように、カーソル13が「み」のボタン12a上に位置するときに「う」のボタン12a上にカーソル13を移動させるために右方向の矢印キーを押下しても、その方向には非アクティブな「ひ」のボタン12bが存在するので、カーソル13は「み」のボタン12a上に停止したままとなる。あるいは図13に示すように、カーソル13が「を」のボタン12a上に位置しているときに、カーソル13を「う」のボタン12a上に位置させるために右方向の矢印キーを押下すると、途中の符号111で示される部分において、非アクティブな「ひ」等のボタン12bが存在するので、カーソル13は予期しない「は」のボタン12a上に移動し、さらに「ち」のボタン12aにジャンプする。
なお、図13においては、非アクティブなボタン12bが存在する部分は比較的少ないので、カーソル13が非アクティブなボタン12bを回避しながら移動してゆく経路は比較的容易に想像することができる。しかし、移動経路中において、非アクティブなボタン12bが大きな領域を形成して集中している場合には、これらのボタン12bを回避するために、カーソル13はかなり離れた位置にあるアクティブなボタン12a上にジャンプして移動するので、どこにカーソル13が移動したのかを瞬時には把握できないという現象が生じやすくなる。
また、図14に示すように、「ぬ」のボタン12上にカーソル13を位置づけて決定キーを押下し、「ぬ」を入力したところ、「ぬ」のボタン12が非アクティブにされた場合には、周囲のボタン12が非アクティブであるので、周囲のボタン12を飛び越えて、「む」のボタン12にカーソル13が移動する。この場合にも同様に、瞬間的にカーソル13を見失うおそれがある。
さらに、非アクティブなボタン12bを回避しながらカーソル13を移動させるようにしているので、これを実現するカーソル制御プログラムが非常に複雑になるという問題もある。すなわち、カーソルの移動は、ユーザにとっても、また装置にとっても、容易ではない。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、カーソルの移動をより容易に行うことができる入力装置を提供することにある。
この目的を達成するため、第1の発明に係る入力装置は、アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、前記表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、前記カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子と、前記決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段とを備え、前記カーソルは前記移動用操作子により、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆくことができることを特徴とする。
第2の発明に係る入力装置は、第1発明において、前記選択項目の表示は、各選択項目を、上下方向及び左右方向のそれぞれにおいて複数行にわたって2次元的に配置して表示したものであり、前記カーソルは前記移動用操作子により、上下左右の任意の方向に移動させることができることを特徴とする。
第3の発明に係る入力装置は、第1又は第2発明において、前記選択項目のうち所望のものを指示するための指示手段を備え、前記指示手段による指示がなされたことに応じ、指示された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れるとともに、該選択項目がアクティブかどうかに拘らず、該選択項目上に前記カーソルを移動させることを特徴とする。
第4の発明に係るプログラムは、アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、前記表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、前記カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子と、前記決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段とを備えた入力装置に対し、前記カーソルを、前記移動用操作子の操作に応じ、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆく手順を実行させることを特徴とする。
第5の発明に係るカーソル移動方法は、アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、前記表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、前記カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子と、前記決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段とを備えた入力装置におけるカーソル移動方法であって、前記カーソルを、前記移動用操作子の操作に応じ、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆく手順を具備することを特徴とする。
本発明によれば、カーソルの移動をより容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る五十音入力装置の構成を示すブロック図である。 図1の装置における入力画面の一例を示す。 図2の入力画面における各ボタンのとり得る状態を示す表である。 図3における各状態の遷移図である。 図1の装置による処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るメニュー画面を示す図である。 本発明の別の変形例に係るメニュー画面を示す図である。 本発明の他の変形例に係るユーザインタフェース画面を示す図である。 従来例に係る入力画面の一例を示す図である。 図9の入力画面における各ボタンのとり得る状態を示す表である。 図10における各状態の遷移図である。 図9の入力画面における問題点を示す図である。 図9の入力画面における別の問題点を示す図である。 図9の入力画面における他の問題点を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る五十音入力装置の構成を示すブロック図である。この装置は、たとえば、ナビゲーション装置に適用することができ、ナビゲーションの目的地を示す文字を入力する場合に適している。同図に示すように、この装置は、ユーザからの指示に応じて必要な情報処理や装置各部の制御を行う制御部10、制御部10に対してユーザが指示を与えるための操作部20、制御部10がユーザに対して必要な情報を表示するための表示部30、及び制御部10がアクセスする記憶部40を備える。
制御部10はCPU、該CPUが使用するメモリ等により構成される。操作部20は、リモコンやキーボード、表示部30の画面上の位置を入力するためのタッチパネルやポインティングデバイス等により構成される。リモコンやキーボードは、表示部30上に表示されるカーソルを移動させるための矢印キー、カーソルによる選択を決定するための決定キー、入力された文字列の入力を確定するための確定キー等を備える。矢印キーはカーソルをそれぞれ上下左右方向に移動させるための上キー、下キー、左キー、及び右キーを備える。記憶部40はハードディスク等により構成され、記憶部40には、五十音入力を受け入れる処理をCPUに実行させるためのプログラムや、五十音を構成する各音節の文字のフォント等のデータが格納される。
図2は表示部30において表示される入力画面の一例を示す。同図において、1は入力された文字を表示する入力領域、2は五十音を構成する各音節の文字が割り当てられたボタンの図形、3は入力する文字を選択するためのカーソルである。誤って入力され、入力領域1において表示された文字については、所定の操作により削除し、入力をキャンセルすることができるようになっている。各ボタン2上には、それに割り当てられた文字が表示される。
ボタン2のうちの網掛けが施されていないボタン2aはアクティブであり、網掛けが施されているボタン2bは非アクティブである。アクティブなボタン2aのみを用いて入力を行うことができる。各ボタン2がアクティブであるかどうかは状況に応じて変化する。つまり、制御部10は各ボタン2の文字について、次に受け入れることが可能であるかどうかを判定し、受入れ可能であると判定した文字のボタン2のみをアクティブにする。これにより、ユーザは次に入力すべき文字のボタンをアクティブなボタン2aのうちから選択すればよいので、入力の便宜が図られることになる。
カーソル3は、各ボタン2がアクティブであるか又は非アクティブであるかに関係なく各ボタン2上に位置づけることができるようになっている。つまりユーザは、矢印キーを操作することにより、各ボタン2がアクティブであるかどうかに関係なく、各ボタン2間においてカーソル3を、矢印キーが示す方向に移動させることができる。また、タッチパネルやポインティングデバイスにより各ボタン2が指示された場合、指示されたボタン2がアクティブであるかどうかに関係なく、そのボタン2上にカーソル3が位置づけられることになる。
制御部10は、カーソル3がアクティブなボタン2a上に位置しているときに決定キーが押下されると、そのボタン2aの文字の入力を受け入れて、その文字を入力領域1において追加的に表示する。すなわち、文字の入力は、カーソル3によりアクティブなボタン2aのうちの所望のものを選択し、決定キーを押下することによって行うことができる。文字の入力は、タッチパネルのタッチやポインティングデバイスによるクリック等の押下操作(以下、「クリックによる押下」という。)により、所望のアクティブなボタン2aを指示することによっても行うことができる。
図2においては、「ぬ」が入力されたときの状態が示されている。「ぬ」が入力された後、「ぬ」のボタン2は非アクティブにされている。図14の従来の場合とは異なり、カーソル3は「ぬ」のボタン2上に位置したままである。
図3はボタン2のとり得る状態を示す表であり、図4は各状態の遷移図である。これらの図に示すように、各ボタン2は、アクティブであってカーソル3が位置づけられていない第1の状態、アクティブであってカーソル3が位置づけられており、かつ押下がなされていない第2の状態、アクティブであってカーソル3が位置づけられており、かつ押下がなされている第3の状態、非アクティブであってカーソル3が位置づけられていない第4の状態、非アクティブであってカーソル3が位置づけられており、かつ押下がなされていない第5の状態、及び非アクティブであってカーソル3が位置づけられており、かつ押下がなされている第5の状態をとることができる。ここで、押下には、上述のクリックによる押下及び決定キーの押下が含まれる。
図4に示すように、第1の状態にあるボタン2に対しカーソル3を位置付けると、該ボタン2は第2の状態に遷移する。第2の状態にあるボタン2に対するカーソル3の位置づけを解除すると、該ボタン2は第1の状態に遷移する。第2の状態にあるボタン2について決定キーの押下又はクリックによる押下がなされると、該ボタン2は第3の状態に遷移する。第3の状態にあるボタン2についての押下が解除されると、該ボタン2は第2の状態に遷移する。第1の状態にあるボタン2についてクリックによる押下がなされると、該ボタン2は第3の状態に遷移する。
一方、第4の状態にあるボタン2に対してカーソル3を位置付けると、該ボタン2は第5の状態に遷移する。第5の状態にあるボタン2に対するカーソル3の位置づけを解除すると、該ボタン2は第4の状態に遷移する。第5の状態にあるボタン2について決定キーの押下又はクリックによる押下がなされると、該ボタン2は第6の状態に遷移する。第6の状態にあるボタン2についての押下が解除されると、該ボタン2は第5の状態に遷移する。第4の状態にあるボタン2についてクリックによる押下がなされると、該ボタン2は第6の状態に遷移する。
第1、第2、又は第3の状態にあるボタン2が非アクティブにされると、該ボタン2はそれぞれ第4、第5、又は第6の状態に遷移する。逆に、第4、第5、又は第6の状態にあるボタン2がアクティブにされると、該ボタン2はそれぞれ第1、第2、又は第3の状態に遷移する。制御部10は各ボタン2が第1〜第6のいずれの状態にあるかを所定の状態テーブルに登録し、各ボタン2の状態を変化させた場合にはその結果を状態テーブルに反映させることにより、各ボタン2の状態を把握し、管理する。
図5は制御部10による処理の一部を示すフローチャートである。この処理は、図2に示す入力画面を介して五十音入力を受け入れ、入力が確定されるまでの処理である。すなわち、処理を開始すると、制御部10はステップ51、53、55、及び57において、それぞれ、矢印キーの押下、決定キーの押下、クリックによる押下、及び確定キーの押下の有無を監視する。
ステップ51において矢印キーの押下を検出した場合には、現在カーソル3が位置するボタン2から、矢印キーに対応する方向へ隣接するボタン2の位置へカーソル3を移動させる。すなわち右キー、左キー、上キー、又は下キーが押下されたとき、カーソル3は現在位置するボタン2の右、左、上、又は下に隣接するボタン2上に移動する。押下時間が所定時間以上継続された場合には、押下が解除されるまで、押下されている矢印キーの方向に沿って、順次隣接するボタン2上へ移動することになる。カーソル3が、押下された矢印キーの方向における端部のボタン2上に位置する場合には、カーソル3の移動は行わず、カーソル3の位置をそのボタン2上に維持する。
このとき、図4の遷移図に従い、カーソル3の移動元のボタン2は、アクティブであれば、第2の状態から第1の状態に遷移し、非アクティブであれば、第5の状態から第4の状態に遷移する。アクティブかどうかは、上述の状態テーブルにより判定することができる。また、移動先のボタン2は、アクティブであれば、第1の状態から第2の状態に遷移し、非アクティブであれば、第4の状態から第5の状態に遷移する。制御部10は生じた遷移の結果を状態テーブルに反映する。
ステップ53において決定キーの押下を検出した場合には、ステップ54において、カーソル3が位置するボタン2がアクティブであれば、そのボタン2の文字の入力を受け入れ、入力領域1においてその文字を追加的に表示する。非アクティブであれば、その文字は入力されない。その場合、入力されないことをユーザに知らせるようにしてもよい。決定キーが押下されている間、カーソル3が位置するボタン2の表示を変化させ、押下が解除されると、表示を元に戻す。押下が解除されたアクティブなボタン2aを非アクティブ状態に遷移させる場合には、該ボタン2aの表示態様を非アクティブのボタン2bの表示態様に変更する。また、今回の文字の入力に伴い、他のボタン2についてもアクティブ及び非アクティブ間での状態遷移を行うべきかどうかを判定し、状態遷移を行うボタン2については表示態様を変更する。遷移の結果は状態テーブルに反映する。なお、決定キーの押下の前後においてカーソル3の移動は生じない。
ステップ55においてクリックによる押下を検出した場合にはステップ56において、押下がなされたボタン2がアクティブであればその文字の入力を受け入れ、入力領域1においてその文字を追加的に表示する。非アクティブであれば、その文字は入力されない。何らかの出力により入力されないことをユーザに知らせるようにしてもよい。また、押下がなされたボタン2がアクティブかどうかに拘らず、カーソル3を、該ボタン2上に移動させる。押下がなされている間、該ボタン2の表示を変化させ、押下が解除されたとき、表示を元に戻す。押下が解除されたアクティブなボタン2aを、非アクティブ状態に遷移させる場合には、カーソル3を移動させることなく、該ボタン2aの表示態様を非アクティブのボタン2bの表示態様に変更する。また、今回の文字の入力に伴い、他のボタン2についてもアクティブ及び非アクティブ間での状態遷移を行うべきかどうかを判定し、状態遷移を行うボタン2については表示態様を変更する。遷移の結果は状態テーブルに反映する。
ステップ57において確定キーの押下があったことを検出した場合には、ステップ58において、入力領域1において表示されている文字列の入力の受入れを確定し、図5の処理を終了する。この後、入力された文字列に基づいた処理が開始されることになる。たとえば、その文字列がナビゲーション装置における目的地を示すものであれば、その文字列により表された場所を目的地としたルート探索が開始されることになる。
本実施形態によれば、矢印キーによりカーソル3を各ボタン2間で移動させる場合、各ボタン2がアクティブであるかどうかに関係なく、矢印キーのみに従って、それが示す方向にカーソル3を移動させるようにしたため、非アクティブなボタン2bによってカーソル3の移動が阻止されたり、非アクティブなボタン2bを回避するために予期しないボタン2上にカーソル3が移動してカーソル3を瞬間的に見失ったりすることなく、矢印キーのみに従わせてカーソル3を移動させることができる。したがって、ユーザは矢印キーにのみ従わせながら、混乱なく自由に、予期したボタン2上にカーソル3を移動させることができる。また、カーソル3を、非アクティブなボタン2bを挟んだアクティブなボタン2a間で矢印キーにより移動させた後、逆方向の矢印キーにより元のボタン2a上に確実に戻すことができる。また、カーソル3の移動に際しては、矢印キーが示す方向に隣接するボタン2上にカーソル3を移動させるだけでよいため、移動先のボタン2を選定するための複雑なプログラム論理や演算処理を不要とすることができる。
なお、本発明は上述実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては五十音入力を行う場合について説明したが、これに限らず、図6のように、選択項目が一列に並んだメニュー画面においてカーソル3により選択項目の選択を行う場合においても本発明を適用することができる。つまり、該メニュー画面において、上キー又は下キーの操作により、選択項目6のうちのアクティブな選択項目6aのみならず、非アクティブな選択項目6bに対してもカーソル3を位置付けることができるようにすることができる。これにより、上キー又は下キーを押下したときに、非アクティブな選択項目6bを飛び越えてカーソル3が移動するという不自然さを回避することができる。
また、図7に示すような券売機におけるメニュー画面においてカーソル3により選択項目の選択を行う場合においても本発明を適用することができる。つまり、該メニュー画面において、選択項目7のうち、上キー、下キー、左キー、又は右キーの操作により、アクティブな選択項目7aのみならず、非アクティブな選択項目7bに対してもカーソル3を位置付けることができるようにすることができる。これによれば、同図のメニュー画面において、アクティブな選択項目「かつ丼」上にカーソル3が位置している場合において別のアクティブな選択項目「ポークカレー」上にカーソル3を移動させたい場合、上キー及び左キーをこの順で押下し、又は左キー及び上キーをこの順で押下することにより、非アクティブな選択項目である「野菜カレー」又は「牛丼」を経由した自然なルートを経て容易に「ポークカレー」上にカーソル3を移動させることができる。
また、図8に示すようなテキストベースのユーザインタフェース画面においても本発明を適用することができる。すなわち、該インタフェース画面において、選択項目8のうちから、上キー、下キー、左キー、又は右キーの操作により、アクティブな選択項目8aのみならず、非アクティブな選択項目8bに対してもカーソル3を位置付けることができるようにすることができる。これによれば、同図のインタフェース画面において、アクティブな選択項目「東京都」上にカーソル3が位置している場合において、別のアクティブな選択項目「茨城県」上にカーソル3を移動させたい場合、下キー及び右キーをこの順で押下することにより、非アクティブな選択項目8bを経由したルートによっても「茨城県」上にカーソル3を移動させることができる。
その他、本発明は、パーソナルコンピュータのアプリケーションや、銀行のオンライン端末、自動販売機、携帯電話等において、画面上の選択項目間で選択用のカーソルを移動させる場合に適用することができる。
1,11:入力領域、2,12:ボタン、2a,12a:アクティブなボタン、2b,12b:非アクティブなボタン、3,13:カーソル、6,7,8:選択項目、6a,7a,8a:アクティブな選択項目、6b,7b,8b:非アクティブな選択項目、10:制御部、20:操作部、30:表示部、40:記憶部、111:部分。

Claims (5)

  1. アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、
    前記表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、
    前記カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子と、
    前記決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段とを備え、
    前記カーソルは前記移動用操作子により、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆくことができることを特徴とする入力装置。
  2. 前記選択項目の表示は、各選択項目を、上下方向及び左右方向のそれぞれにおいて複数行にわたって2次元的に配置して表示したものであり、
    前記カーソルは前記移動用操作子により、上下左右の任意の方向に移動させることができることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記選択項目のうち所望のものを指示するための指示手段を備え、
    前記指示手段による指示がなされたことに応じ、指示された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れるとともに、該選択項目がアクティブかどうかに拘らず、該選択項目上に前記カーソルを移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の入力装置。
  4. アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、
    前記表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、
    前記カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子と、
    前記決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段とを備えた入力装置に対し、
    前記カーソルを、前記移動用操作子の操作に応じ、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆく手順を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. アクティブ及び非アクティブの各状態間で状態が遷移する各選択項目の表示を行う表示手段と、
    前記表示手段により表示された選択項目上に位置しているカーソルを他の選択項目上に移動させるための移動用操作子と、
    前記カーソルが位置している選択項目を選択することを決定するための決定用操作子と、
    前記決定用操作子により決定された選択項目がアクティブであることを条件として該選択項目に対応するデータの入力を受け入れる入力手段とを備えた入力装置におけるカーソル移動方法であって、
    前記カーソルを、前記移動用操作子の操作に応じ、所定の方向に沿って順次各選択項目上を、それがアクティブかどうかの区別なく、移動させてゆく手順を具備することを特徴とするカーソル移動方法。
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