JP2010159872A - 二段階スレーブシリンダー - Google Patents

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    • F16D2127/007Auxiliary mechanisms for non-linear operation

Abstract

【課題】改善された応答時間を有するスレーブシリンダーを備えた多板湿式ブレーキを提供する。
【解決手段】二段階スレーブシリンダー10の外側ピストンチャンバー22が、穴部14と外側ピストン20とにより画定される。外側ピストンチャンバーは、流体通路24により油圧流体源に連結されている。バイアス機構は、バイアス力よりも大きな力が外側ピストンに及ぼされていない場合、非作動状態の外側ピストンにバイアスをかけるよう働く。外側ピストン内に穴部26の中に内側ピストン42が摺動可能に配置されている。内側ピストンチャンバー58が、穴部と内側ピストンとにより画定され、また外側ピストンチャンバーと内側ピストンチャンバーとを連結するため、外側ピストンに開口部34が設けられている。外側ピストンチャンバーと内側ピストンチャンバーとの間の流体の流れを制御するため、外側ピストンの開口部の内側にバルブ組立体56が設けられている。
【選択図】図3A

Description

本発明は、多板湿式ブレーキにおいて特に有用であって、二段階のピストン動作を含むスレーブシリンダーに係る。とりわけ本発明は、ブレーキにおいてランニングクリアランスを詰めるよう作動する内側ピストンと、ブレーキ力を提供するよう作動する外側ピストンとからなる2つの同心のピストンが設けられたスレーブシリンダーに関する。
多板湿式ブレーキは、ブレーキシステムに関する技術においてよく知られており、多様な作動機構と伴に利用可能である。そのような多板湿式ブレーキは、ブレーキ力を生成するための多数の交互の静止ディスクおよび回転ディスクを有するディスク組立体を利用する。静止ディスクは、静止ディスクが回転するのを防ぐため、ブレーキハウジングの内側で、回転方向においてピンまたはその他の物に固定されている。一方、回転ディスクは、回転方向においてシャフトと係合しており、シャフト自体は、回転方向において輸送手段の車軸に連結されている。通常動作状態の間、シャフトが回転することにより回転ディスクが回転する。そのような回転を促進するため、クリアランスが各回転ディスクと隣接する静止ディスクの間に設けられており、このため、輸送手段は自由に動くことができる。ブレーキが作動するとき、ディスク組立体を圧縮するよう駆動機構がプライマリー静止ディスクに働き、これによって、回転ディスクと静止ディスクの間の各界面において摩擦が生じる。組立体の内側で生成されるこの摩擦は、はじめに回転ディスクの回転の速度を落とし、その後最終的に回転ディスクの回転を止めるブレーキ力として働く。ブレーキハウジングの内側に、ブレーキ状態の間におけるディスク間の摩擦により生じる熱を吸収するための流体が設けられており、これによって、冷却するとともにブレーキの効率を改善することができる。
多板湿式ブレーキに関する共通の課題は、ディスク組立体における交互の静止ディスクおよび回転ディスクを圧縮するというブレーキ動作に関係している。油圧式のスレーブシリンダーがしばしば駆動機構として設けられており、このスレーブシリンダーは、ピストンとピストンロッドを有し、ピストンロッドは、動作中、ディスク組立体を圧縮するよう第1(primary)回転ディスクに直接的または間接的に働く。しかしながら、輸送手段の通常動作の間、各回転ディスクの両側に設けられているクリアランスのため、ディスク組立体における合計クリアランスを詰める上で、スレーブシリンダーのピストンが比較的長い一行程を有する必要がある。
従来の多板湿式ブレーキを動作させるために必要となる増大したピストンの一行程のため、少なくとも2つの重大な不利が生じる。そのような不利の1つは、ピストンがディスク組立体におけるランニングクリアランスを詰めるのにかかる時間のため、ブレーキの応答時間が増加することである。静止ディスクと回転ディスクの間のランニングクリアランスの全てが取り除かれるまで、ディスク組立体によるブレーキ力がほとんど生成されない。このため、スレーブシリンダーの初期作動と、ブレーキ力が回転するシャフトに働く時間との間に時間の遅れが生じる。その他の不利は、増大したピストン一行程を達成するのに必要なブレーキ流体の体積である。多板湿式ブレーキにおいて必要とされるピストン行程を生成する上で、スレーブシリンダーへマスターシリンダーにより供給される流体の体積が頻繁に不十分となる。この課題に対する従来の解決法は、ブレーキシステムに動力増幅器を追加することであり、この場合、コスト効率が良くない。
このため、改善された反応時間を提供するとともに、多板湿式ブレーキを動作させる上で比較的小さな量のブレーキ流体を必要とするスレーブシリンダーを有する多板湿式ブレーキへの要求が存在する。
本発明の1つの側面における課題は、改善された応答時間を有するスレーブシリンダーを備えた多板湿式ブレーキを提供することである。
本発明のその他の側面における課題は、上述のように、ブレーキを動作させる上でより少ないブレーキ流体を必要とするスレーブシリンダーを備えた多板湿式ブレーキを提供することである。
本発明のさらなる側面における課題は、上述のように、所望のブレーキ力を生成する上で高価な構成部品を必要としない多板湿式ブレーキを提供することである。
以下の記述から明らかになる、本発明におけるこれらのおよびその他の課題は、既存の先行技術が形成する利点と同様に、以下に記載され、および請求項に記述された改良により達成される。
一般に、本発明の少なくとも1つの側面によるスレーブシリンダーは、その中に穴部を有するハウジングと、当該穴部の内側に摺動可能に設けられた外側ピストンとを備えている。外側ピストンの中に穴部が設けられ、この外側ピストンの穴部の内側に内側ピストンが摺動可能に設けられている。
本発明の少なくとも1つの側面に従って、二段階スレーブシリンダーは、その中に穴部を有するハウジングと、当該穴部の内側に摺動可能に設けられた外側ピストンとを備えている。外側ピストンチャンバーが、穴部と外側ピストンとにより画定され、また、流体通路が、外側ピストンチャンバーを油圧流体源に連結するために設けられている。バイアス機構が、作動状態でない位置にある外側ピストンにバイアスをかけるよう働く。外側ピストンの中に穴部が設けられており、この外側ピストンの穴部の内側に、内側ピストンが摺動可能に設けられている。内側ピストンチャンバーは、穴部と内側ピストンにより画定される。また、外側ピストンチャンバーを内側ピストンチャンバーに接続するため、外側ピストンに開口部が設けられている。
本発明の少なくとも1つの側面に従って、多板湿式ブレーキは、ハウジングと、ハウジングの内側に設けられたスレーブシリンダーとを備えている。スレーブシリンダーには穴部が設けられ、この穴部の中に、第1ピストンが摺動可能に設けられている。第1ピストンはまた、穴部と、この穴部の中に摺動可能に設けられた第2ピストンとを有している。第2ピストンにはピストンロッドが通じており、このピストンロッドは、ディスク組立体に作用するよう設けられている。このことにより、ブレーキを動作させる際にブレーキ力を提供することができる。
発明を具体化することができる全ての様々な形態および変形例を示すことを試みることなく、本発明の思想による多板湿式ブレーキにおけるスレーブシリンダーの好ましい形態が、付随する図により例として示されている。発明は、付随する請求項により範囲が定められ、明細書の詳細な記述によっては範囲が定められない。
図1は、本発明の思想によるスレーブシリンダーの1つの形態を示す斜視図。 図2は、図1のスレーブシリンダーの端面図。 図3Aは、図2の3−3線におおむね沿って切断されたスレーブシリンダーの断面図であって、かつ非作動位置にある場合を示す図。 図3Bは、図3Aと同様の断面図であって、かつ内側ピストンが作動位置にある場合を示す図。 図3Cは、図3Bと同様の断面図であって、かつ外側ピストンが作動位置にある場合を示す図。 図4Aは、本発明の思想によるスレーブシリンダーのその他の形態であって、非作動位置にある場合を示す断面図。 図4Bは、図4Aと同様の断面図であって、かつ内側ピストンが作動位置にある場合を示す図。 図4Cは、図4Bと同様の断面図であって、かつ外側ピストンが作動位置にある場合を示す図。 図5は、本発明の思想によるスレーブシリンダーのその他の形態を示す斜視図。 図6は、図5のスレーブシリンダーの端面図。 図7Aは、図6の7−7線におおむね沿って切断されたスレーブシリンダーの断面図であって、かつ非作動位置にある場合を示す図。 図7Bは、図7Aと同様の断面図であって、かつ内側ピストンが作動位置にある場合を示す図。 図7Cは、図7Bと同様の断面図であって、かつ外側ピストンが作動位置にある場合を示す図。
本発明に基づいて作製されたスレーブシリンダーの1つの形態が図1−3Cに示されている。スレーブシリンダーは、一般に符号10により示されている。ブレーキシステムの技術においてよく知られているように、プライマリー(primary)静止ディスクと係合することによって交互の静止ディスクおよび回転ディスクを圧縮し、これによってディスク組立体に駆動力を提供するため、スレーブシリンダー10が多板湿式ブレーキの中に設けられている。示されている装置は多板湿式ブレーキにおいて用いられるよう設けられているが、しかしながら、スレーブシリンダー10を駆動目的で利用するその他の機構においてスレーブシリンダー10が用いられることも意図されている。
スレーブシリンダー10は、その中に円筒形の穴部14を有する概して円筒形のハウジング12を備えている。スレーブシリンダー10をブレーキまたはその他の装置の中に取り付けることを容易にするため、ハウジング12は、半径方向の突起13を有していてもよい。穴部14は、ハウジング12の中に概して同心状に設けられており、この穴部14は、端部16において開口し、また、面18におけるその他の端部において閉鎖されている。概して円筒形の外側ピストン20は穴部14の中に配置されており、この外側ピストン20は、軸方向において、穴部14の軸方向の長さよりも小さい長さを有している(図3A、3B、および3C)。外側の流体チャンバー22は、穴部14と、内側の端面18に近接する外側ピストン20とにより画定される。外側ピストン20が端面18に接触するのを防ぐため、ピストン止め具23を端面18の近傍に設けてもよい。止め具23は、端面18近傍の外側ピストン20またはハウジング12に機械加工により形成されていてもよく、または、環状の挿入物の形状、または、当業者に知られているその他の形状で設けられていてもよい。外側の流体チャンバー22とマスターシリンダー(図示せず)とは、ハウジング12の半径方向の突起部25を通って延びる流体連絡24を介して流体によりつながっている。周知技術の場合と同様に、スレーブシリンダーを作動させるため、マスターシリンダーは、流体通路24を介して外側のピストンチャンバー22の中に選択的に押し込まれる油圧流体を有している。以下に詳述するように、ピストン止め具23は、油圧流体が通路24を介して外側のピストンチャンバー22の中に流れるのを確実にするよう働く。
外側ピストン20はその中に穴部26を有しており、穴部26は、開放端28を含むとともに、その反対側の端部において外側ピストン20の端部のフランジ31により形成されるバルブ壁30によって終端している。フランジ31は、外側ピストン20の穴部26を選択的に外側の流体チャンバー22につなぐことができる開口部34を有している。外側ピストン20の外面に環状の凹部36が設けられており、この環状の凹部36の中に、環状のシール38が穴部14に接触するよう設けられている。このため、油圧流体が外側のピストンチャンバー22から離れて外側ピストン20の周りを移動するのを防ぐことができる。開口した端部16の近傍において圧縮バネ40が外側ピストン20に係合しており、この圧縮バネ40は、外側ピストン20をピストン止め具23に対して押し込むことにより、非作動状態のスレーブシリンダー10にバイアスをかけるよう働く。圧縮バネ40は、その反対側の端部において、ブレーキハウジングの一部41により、またはその他の固定構造により係合されている。ここでは圧縮バネが開示されているが、その他のバイアス機構を、圧縮バネ40により達成されるのと同様のバイアス効果を得るために利用することができるということは、当業者にとって自明のことである。
外側ピストン20の穴部26の内側に、概して円筒形の内側ピストン42が配置されており、この内側ピストン42は、軸方向に摺動可能である。内側ピストン42の外面に、環状の凹部44が設けられている。凹部44の中には環状のシール46が収納されており、またシール46は穴部26と接触している。このため、油圧流体が外側ピストンチャンバー22から離れて内側ピストン42の周りを移動するのを防ぐことができる。内側ピストン42は、外側ピストンチャンバー22と反対側の端部に、ピストンロッド50の一側の端部をその中に収容するピストンロッド用窪み48を有している。ピストンロッド50の他側の端部は、多板湿式ブレーキの内側で、プライマリー静止ディスク(図示せず)と係合するよう形成されており、従来技術において知られているように、プライマリー静止ディスクを軸方向に移動させるとともに、ブレーキにおいて静止ディスクおよび回転ディスクを圧縮することができる。穴部26の中に環状の凹部52が設けられており、凹部52の中に環状の止め輪(retaining ring)54が配置されている。環状の止め輪54は、内部ピストン42をバルブ壁30から動かされた位置に維持するための止め具として働く。スレーブシリンダー10が非作動の状態にあるとき、内部ピストン42は、スレーブシリンダー10に向かってプライマリー静止ディスクにバイアスをかけるよう働くブレーキリターンバネ(図示せず)によって、止め輪54に対するバイアスをかけられる。そのようなバネのバイアスはまた、多板湿式ブレーキの交互の静止ディスクおよび回転ディスクの間の所要のクリアランスを維持するよう働き、このことにより、通常動作状態の間、回転ディスクを回転させることができる。
内側ピストン42、穴部26および外側ピストン20のバルブ壁30により画定される内側ピストンチャンバー58を選択的に油圧流体で満たすため、外側ピストン20の開口部34に、バルブ組立体56が設けられている。図3A−3Cに示されるバルブ組立体は、本体61と、本体61から延びる環状のフランジ62とを含むプラグ60を有している。本体61は、開口部34を介してバルブ壁30に収容されており、また、プラグ60がそこから移動するのを防ぐため、環状のフランジ62が、内側ピストンチャンバー58の内側でバルブ壁30と係合している。プラグ60と外側ピストン20のフランジ31との間に封止を形成するため、環状のシール64が、プラグ60の本体61の周りでフランジ62に隣接するよう設けられている。閉鎖された状態においてバルブ組立体にバイアスをかけるため、内側ピストンチャンバー58の内側であって、プラグ60と止め輪54の間に圧縮バネ66が設けられている。圧縮バネ66は、圧縮バネ40に比べて小さなバイアス力を提供する。
非作動状態にあるスレーブシリンダー10が図3Aに示されている。この場合、バルブ組立体56は開口し、内側ピストン42は止め輪54に対するバイアスをかけられ、そして、外側ピストン20は圧縮バネ40により止め具23に対するバイアスをかけられている。フランジ31からのシール64の変位を維持するため、プラグ60が穴部14の端面18と接触している。スレーブシリンダー10が作動されるとき、加圧された油圧流体がマスターシリンダーから流体通路24を介して外側ピストンチャンバー22の中に供給される。加圧された油圧流体は、プラグ60の周りを、開口部34を介して流れ、そして内側ピストンチャンバー58の中へと流れる。加圧された油圧流体が内側ピストンチャンバー58を満たすとき、内側ピストン42およびピストンロッド50は、軸方向においてプラグ60から離れるよう摺動させられる。ピストンロッド50がディスク組立体のプライマリーディスクと係合するため、この軸方向における運動は、ブレーキのディスク組立体を圧縮し、回転ディスクと静止ディスクの間のランニングクリアランスを取り除くよう働く。
外側ピストンチャンバー22の内側において圧力が所定値に到達すると、このことにより、外側ピストン20が端面18から離れるよう動く。圧力の閾値は、バネ40により外側ピストン20に及ぼされる力によって決定される。外側ピストン20が端面18から離れる運動により、プラグ60がフランジ31に向かって動き、これによって、バルブ組立体56が閉鎖される。このことにより、更なる流体が内側ピストンチャンバー58の中へ、または内側ピストンチャンバー58から流れるのを防ぐことができる。止められた流体により、内側ピストンと外側ピストンとが互いに結合され、このことにより、これらを1つのピストンとして働かせることが可能となる。バルブ組立体56が閉鎖された後、加圧された油圧流体が外側ピストン20に作用し、このため、外側ピストン20は、軸方向において端面18から離れるよう、圧縮バネ40のバイアス力に逆らって動く(図3C参照)。ブレーキのディスク間のランニングクリアランスは、内側ピストン42の運動により既に詰められているので、外側ピストン20の運動が直接にブレーキ力を生成する。ピストンロッド50およびディスク組立体のプライマリー静止ディスクを介して伝達された力のため、静止ディスクにより回転ディスクへ圧力が印加され、ディスク組立体がさらに圧縮される。外側ピストン20上で油圧流体が作用する有効な表面領域が増えると、ブレーキ力を生成する上で増加した機械的利点がもたらされる。一方、内側ピストン42が小さいほど、ディスクのランニングクリアランスを詰めるのに必要となる油圧流体が少なくなる。
スレーブシリンダーのその他の形態が図4A−4Cにおいて全体に符号110により示されている。スレーブシリンダー110は、油圧流体の流れを制御するための代わりのバルブ組立体を有する点を除いて、上述のスレーブシリンダー10と略同一である。従って、スレーブシリンダー110は、穴部114を有するハウジング112を備えており、この穴部114は、1つの端部116において開口し、また、面118におけるその他の端部において閉鎖されている。外側ピストン120が穴部114の中に摺動可能に設けられており、この外側ピストン120は、非作動状態のとき、止め具123に対するバイアスをかけられている。外側ピストンチャンバー122が、穴部114と、端面118に隣接する外側ピストン120により画定される。流体通路124が、ハウジング112の半径方向における突起部125を通って延びており、この流体通路124により、外側ピストンチャンバー122がマスターシリンダー(図示せず)につながれる。このため、油圧流体がその間を通ることを容易化することができる。穴部126が外側ピストン120の内側に設けられており、この穴部126は、開放端128と端壁130とを有している。
前述のスレーブシリンダー10とは異なり、端壁130は開口部を有していない。その代わりに、流体が外側ピストンチャンバー122から穴部126の中に流れることができるよう、外側ピストン120に流路132および133が設けられており、また外側ピストン120の周りに空間134が設けられている。外側ピストンチャンバー122を充填する流体は、外側ピストン120と穴部114との間から流路132および133へ流れる。2つの環状の凹部136がハウジング112の中に設けられており、また、環状のシール138が各凹部の内側に配置されている。各凹部138は外側ピストン120と接触しており、このため、流体がそれらの間に流れるのを防ぐことができる。圧縮バネ140が穴部114の内側に配置されており、この圧縮バネ140は、非作動状態にある外側ピストン120にバイアスをかけるため、開放端128の近傍で外側ピストン120に接触している。圧縮バネ140の反対側の端部は、ブレーキハウジング141に、またはその他の静止している面に接触している。
外側ピストン120の穴部126の内側に、内側ピストン142が摺動可能に配置されている。この内側ピストン142は、その中に環状のシール146を収容する環状の凹部144と、その中にピストンロッド150を収容するピストンロッド用窪み148とを有している。外側ピストン120の穴部126に環状の凹部152が設けられており、また、内側ピストン142が外側ピストン120の端壁130に向かって軸方向に摺動するのを防ぐため、止め輪154がその中に収容されている。穴部126、内側ピストン142、および端壁130により、内側ピストンチャンバー158が画定される。流路132および133は互いに直径の反対側で対向しており、また流路132および133は、内側ピストンチャンバー158の内側であって止め輪154と端壁130との間に軸方向に配置されている。
非作動状態にあるスレーブシリンダー110が図4Aに示されている。この場合、内側ピストン142はブレーキの内側でバネにより止め輪154に対するバイアスをかけられ、そして、外側ピストン120は圧縮バネ140により止め具123に対するバイアスをかけられている。スレーブシリンダー110が作動されるとき、加圧された油圧流体が、マスターシリンダーから流体通路124を通って外側ピストン122の中へ提供される。加圧された油圧流体は、そのあと、外側ピストン120と穴部114との間で、流路132および133へ押し込まれる。このため、油圧流体が内側ピストンチャンバー158の中へ流れることができる(図4B)。加圧された油圧流体が内側ピストンチャンバー158を満たすとき、内側ピストン142およびピストンロッド150は、ブレーキ内側のディスクの間のランニングクリアランスを詰めるため、軸方向において止め輪154から離れるよう摺動させられる。外側ピストンチャンバー122の内側において圧力が所定値に到達すると、流体圧力により生成される力が外側ピストン120上に作用し始め、そして、バネ140のバイアス力に打ち勝つという結果がもたらされる。外側ピストン120に作用する流体の力により、穴部114の端面118から離れて軸方向に動くという結果がもたらされる。外側ピストン120が動くとき、流路132および133もまた、第1環状シールを超えて軸方向に動かされ、これによって、追加の流体が内側ピストンチャンバー158の中へ、または内側ピストンチャンバー158から流れるのを防ぐことができる。内側ピストンチャンバー158の内側で止められた流体がピストンを互いに結合し、これによって、これらのピストンが1つのピストンとして働くことを可能とする。外側ピストン120および内側ピストン142は、その後、ブレーキ力を生成するため、圧縮バネ140のバイアス力に対して軸方向に動かされる。
スレーブシリンダーの更なる形態が図5乃至図7Cにおいて符号210により示されている。スレーブシリンダー210は、油圧流体の流れを制御するための代わりのバルブ組立体が設けられた点を除いて、上述のスレーブシリンダー10およびスレーブシリンダー110と略同一である。スレーブシリンダー210は穴部214を有するハウジング212を備えており、この穴部214は、一端216で開口し、表面218における他端で閉鎖されている。ハウジング112は、スレーブシリンダー210の取り付けを容易化するため、対向する半径方向の突起部213を有している。ハウジング212の外面から穴部214の中に開口部を提供する穴部217が設けられており、また後に詳述するが、穴部217の中には、ねじ山を切られたプラグ219が配置されている。
外側ピストン220が、穴部214の内側に摺動可能に設けられている。外側ピストンチャンバー222は、穴部214と、端面218に隣接する外側ピストン220とにより画定される。また、外側ピストン220が端面218に接触するのを防ぐため、ピストン止め具223が端面218に近接して設けられていてもよい。流体通路224は、ハウジング212の半径方向の突起部225を通って延びており、また流体通路224は、外側ピストンチャンバー222をマスターシリンダー(図示せず)に連結している。このため、これらの間における油圧流体の流れが容易化される。外側ピストン220は穴部226を有しており、この穴部226は、一端228で開口し、フランジ231により画定されるバルブ壁230における他端で終端している。穴部226は、その中に圧縮バネ240を収容するため、比較的大きな直径を有する第1部分227を有していてもよい。圧縮バネ240は、端面218に向かって外側ピストン220にバイアスをかけるよう働き、また圧縮バネ240は、反対側の端部において、ブレーキハウジング241の表面またはその他の静止物の表面に接触している。フランジ231は、開口部217およびプラグ219と対向するよう配置された開口部234を有している。環状の凹部236が外側ピストン220に設けられており、また環状のシール238が環状の凹部236の中に配置されている。また、シール238は穴部214に接触しており、これによって、流体がこれらの間に流れるのを防ぐことができる。
内側ピストン242が、外側ピストン220の穴部226の内側に摺動可能に配置されており、また内側ピストン242は、その中に環状のシール246を収容する環状の凹部244と、その中にピストンロッド250を収容するピストンロッド用窪み248とを有している。穴部226(図7B)、内側ピストン242、およびバルブ壁230により内側ピストンチャンバー258が画定されており、この内側ピストンチャンバー258は、バルブ壁230において、外側ピストンチャンバー222との間で開口部234を介して流体連絡状態にある。バルブ壁230の環状のフランジ255が、外側ピストンチャンバー222に隣接する開口部234の中へ延びている。バルブ組立体256が、バルブ壁230の開口部234の内側に設けられており、これによって、油圧流体が内側ピストンチャンバー258を選択的に満たすことが可能となる。またバルブ組立体256は、開口部234内で、フランジ255により1つの軸方向において固定されている。バルブ組立体256は、それが軸方向に動くのを防ぐために開口部234の内側に固定されたケージ260を含むボール弁と、ケージの内側で一端が固定された圧縮バネ261と、外側ピストンチャンバー222近傍で圧縮バネ261の他端に配置されたボール262とを有している。ハウジング212の開口部217の中にあるプラグ219は、バルブ壁230において開口部234の中に延びるとともに、図7Aに示すようにスレーブシリンダー210が非作動状態にあるときボール262と係合する突起部264を有している。
スレーブシリンダー210が作動されるとき、加圧された油圧流体が、マスターシリンダーから流体通路224を通って外側ピストンチャンバー222の中へもたらされる。加圧された油圧流体は、その後、バルブ壁230の開口部234を通って内側ピストンチャンバー258の中へ移動する。図7Aに示すように、プラグ219の突起部264は、ボール262がケージ260に対して封止するのを防ぐ。加圧された油圧流体が内側ピストンチャンバー258を満たすとき、内側ピストン242とピストンロッド250とが開口部234から離れて軸方向に摺動させられ、このため、ブレーキの内側のディスクの間のランニングクリアランスが詰められる(図7B)。所定の圧力が外側ピストン222の内側に到達させられると、加圧された油圧流体が外側ピストン220の上に作用し始め、これによって、外側ピストン220が穴部214の端面218から離れて軸方向に動かされる。外側ピストン220が軸方向に動き始めるときの所定の圧力は、バネ240を圧縮するために必要な力により決定される。外側ピストン220がプラグ219および突起部264から離れて動くとき、ボール262がバネ261によりケージ260に向かって押し込められ、このことにより、追加の流体が内側ピストンチャンバー258の中へ、または内側ピストンチャンバー258から流れるのを防ぐことができる。外側ピストン220は、その後、上述のようにブレーキ力を生成するため、圧縮バネ240のバイアス力に向って軸方向に動く(図7C)。
上述のスレーブシリンダーが、本発明の課題を解決し、若しくは従来技術を十分に改善することは明白である。

Claims (18)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内の穴部と、
    前記ハウジング内の前記穴部の内側に摺動可能に配置された外側ピストンと、
    前記外側ピストン内の穴部と、
    前記外側ピストン内の前記穴部の内側に摺動可能に配置された内側ピストンと、を備えたことを特徴とする二段階スレーブシリンダー。
  2. 非作動状態において前記外側ピストンにバイアスをかけるよう働くバイアス機構を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の二段階スレーブシリンダー。
  3. 前記外側ピストンの端部におけるピストンロッド用窪みと、
    前記ピストンロッド用窪みに収容されるピストンロッドと、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の二段階スレーブシリンダー。
  4. 前記内側ピストンの周りに配置されるとともに、前記外側ピストン内の前記穴部と接触する環状のシールを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の二段階スレーブシリンダー。
  5. 前記外側ピストンの周りに配置されるとともに、前記ハウジング内の前記穴部と接触する環状のシールを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の二段階スレーブシリンダー。
  6. 前記ハウジング内の前記穴部は、解放端と端壁とを有し、
    前記ハウジング内の前記穴部、前記端壁、および前記外側ピストンが外側ピストンチャンバーを画定することを特徴とする請求項1に記載の二段階スレーブシリンダー。
  7. 前記ハウジング内に、前記外側ピストンチャンバーを油圧流体源に連結するよう設けられた流体通路を更に備えたことを特徴とする請求項6に記載の二段階スレーブシリンダー。
  8. 前記外側ピストン内の前記穴部は、解放端と端壁とを有し、
    前記外側ピストン内の前記穴部、前記端壁、および前記内側ピストンが内側ピストンチャンバーを画定することを特徴とする請求項7に記載の二段階スレーブシリンダー。
  9. 前記内側ピストンチャンバーが油圧流体により選択的に満たされるよう、前記内側ピストンチャンバーと前記外側ピストンチャンバーとの間で流体が通じており、これによって、前記内側ピストンが前記外側ピストン内の穴部の内側で摺動することを特徴とする請求項8に記載の二段階スレーブシリンダー。
  10. 前記内側ピストンチャンバーと前記外側ピストンとの間で油圧流体の流れを制御するバルブ組立体を更に備えたことを特徴とする請求項9に記載の二段階スレーブシリンダー。
  11. 前期バルブ組立体は、前記外側ピストンの端壁内の開口部と、前記開口部内に配置されるとともに前記内側ピストンチャンバー内にも入っている環状のフランジを有するプラグと、前記プラグの周りに配置された環状のシールと、前記プラグの前記フランジに、前記外側ピストンの端壁に対するバイアスをかけるバイアス機構とを有することを特徴とする請求項10に記載の二段階スレーブシリンダー。
  12. 前記外側ピストンに作用する前記バイアス機構は、前記プラグに作用する前記バイアス機構よりも大きな力を提供することを特徴とする請求項11に記載の二段階スレーブシリンダー。
  13. 前期バルブ組立体は、前記外側ピストンの端壁内の開口部と、前記開口部の内側で前記外側ピストンチャンバーに隣接するフランジと、前記開口部内に配置されたボールと、前記ボールに、前記端壁の前記開口部内のフランジに対するバイアスをかけるバイアス機構とを有することを特徴とする請求項10に記載の二段階スレーブシリンダー。
  14. 前記外側ピストンを通って半径方向に延び、油圧流体を前記内側ピストンチャンバー内に流す少なくとも1つの穴部と、前記外側ピストンの周りに配置されるとともに前記ハウジング内の前記穴部に接触する環状のシールと、を更に備え、
    前記穴部は、前記外側ピストンが非作動状態にあるとき、軸方向において前記外側ピストンチャンバーと前記環状のシールとの間に配置され、そして、前記外側ピストンが作動状態にあるとき、前記環状のシールを超えて動かされ、これによって、油圧流体が前記内側ピストンチャンバーの中へ、または前記内側ピストンチャンバーから流れるのを防ぐことを特徴とする請求項9に記載の二段階スレーブシリンダー。
  15. ハウジングと、
    前記ハウジング内の穴部と、
    前記ハウジング内の前記穴部の内側に摺動可能に配置された外側ピストンと、
    前記穴部と前記外側ピストンとにより画定される外側ピストンチャンバーと、
    前記外側ピストンチャンバーを油圧流体源に連結するよう設けられた流体通路と、
    非作動状態の前記外側ピストンにバイアスをかけるよう働くバイアス機構と、
    前記外側ピストン内の穴部と、
    前記外側ピストン内の前記穴部の内側に摺動可能に配置された内側ピストンと、
    前記穴部と前記内側ピストンとにより画定される内側ピストンチャンバーと、
    前記外側ピストンにおいて前記外側ピストンチャンバーと前記内側ピストンチャンバーとを連結する開口部と、を備えたことを特徴とする二段階スレーブシリンダー。
  16. 前記外側ピストンの開口部の内側に配置され、油圧流体を前記外側ピストンチャンバーと前記内側ピストンチャンバーとの間に選択的に流すバルブ組立体を更に備えたことを特徴とする請求項15に記載の二段階スレーブシリンダー。
  17. 前記内側ピストンにおけるピストンロッド用窪みと、
    前記ピストンロッド用窪みに収容されるピストンロッドと、を更に備えたことを特徴とする請求項15に記載の二段階スレーブシリンダー。
  18. ディスク組立体を有するブレーキにおいて、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内のスレーブシリンダーと、
    前記スレーブシリンダー内の穴部と、
    前記穴部内に摺動可能に配置された第1ピストンと、
    前記第1ピストン内の穴部と、
    前記第1ピストン内の穴部に摺動可能に配置された第2ピストンと、
    前記第2ピストンとつながっているピストンロッドと、を備え、
    前記スレーブシリンダーは、マスターシリンダーとつながっており、
    前記ピストンロッドは、マスターシリンダーからの加圧された流体がスレーブシリンダーに押し込まれるとき、ディスク組立体に作用してブレーキ力を提供するよう設けられていることを特徴とするブレーキ。
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