JP2010159343A - 活性エネルギー線硬化型インキおよび印刷物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型インキおよび印刷物 Download PDF

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Yasutoshi Marutani
泰寿 丸谷
Hiroyuki Kuge
裕之 久下
Minoru Matsushiro
穂 松代
Keiichi Sato
馨一 佐藤
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Abstract

【課題】本発明は、活性エネルギー線による硬化性を有し、特に発光ピーク波長が350
〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光ダイオードにより照射される紫外線を硬化波
長として設計され、発光ピーク波長が350〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光
ダイオードにより照射される紫外線に対して、優れた硬化性を有し、さらに貯蔵安定性も
優れた活性エネルギー線硬化型インキの提供。
【解決手段】波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上で
ある光開裂型重合開始剤(A)、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/
mol・cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)、波長365nmにおけるモ
ル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)、特定の共重合体(D)、更に樹脂、顔料、モノマーを含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型インキ。
【選択図】なし

Description

本発明は、活性エネルギー線硬化型インキ、該活性エネルギー線硬化型インキの硬化物
の製造方法および印刷物に関する。さらに本発明は、単色または多色印刷後さらに印刷機
で印刷される透明なオーバープリントニス(通称OPニス)などのインキや、黄、紅、藍
、墨等のカラー印刷用インキに関する。さらに、詳細には、本発明は、発光ピーク波長が
350〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光ダイオード(以下UV−LEDと記述
する)による硬化に特に適した活性エネルギー線硬化型インキ、このインキからなる硬化
物の製造方法および印刷物に関する。
従来、フォーム用印刷物、各種書籍印刷物、カルトン紙等の各種包装用印刷物、各種プ
ラスチック印刷物、シール、ラベル用印刷物、美術印刷物、金属印刷物(美術印刷物、飲
料缶印刷物、缶詰等の食品印刷物)などの種々の印刷物を得るため、平版(湿し水を使用
する通常の平版および湿し水を使用しない水無し平版)、凸版、凹版、孔版印刷など種々
の印刷方式が採用されており、これら印刷には各々の印刷方式に適したインキが使用され
ている。そのようなインキの一つとして活性エネルギー線硬化型インキが知られている。
従来の活性エネルギー線硬化型インキは、水銀ランプやメタルハライドランプといった
光源を用いて硬化が行われており、それらの光源の発光波長に合わせた光重合開始剤が用
いられている。前記のごとき紫外線照射光源は幅広い波長領域にわたり発光領域を有し、このため従来の活性エネルギー線硬化型インキは、吸収波長の異なる光重合開始剤が組み
合わせて用いられている(特許文献1参照)。
このように活性エネルギー線硬化型インキは吸収波長が異なる光重合開始剤を用いるこ
とから、水銀ランプやメタルハライドランプなどによるインキ硬化に対して対応できるが
、発光ピーク波長が350〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光ダイオードUV−
LEDでは、十分な硬化が得られなかった。
また、これら従来の活性エネルギー線硬化型インキを、UV−LEDで硬化させようと
する場合、波長350〜420nm付近に吸収を有する光重合開始剤を使用する必要があ
るが、インキに用いられる顔料は、その吸収が大きいか小さいかの違いはあるが、多くの
場合、波長350〜420nmに吸収を有する光重合開始剤を使用したとしても、光重合開始剤に十分な光エネルギーを与えることができず硬化性が劣っている。
通常、プロセスインキの場合、墨、藍、紅、黄の順でインキの多色重ね刷りが行われる
が、印刷物の色濃度の高い部分や色の重ね部分では、インキの膜厚が厚くなるために、深
さ方向に向かって、光の透過率が低下していき、インキの内部硬化性が低下する。そこで
、UV−LEDによる硬化性を付与する方法として、トリアジン開始剤を用いたインキ組
成物が提案されている(特許文献2参照)。
しかし、トリアジン開始剤によっても種々の印刷態様すべてにおいて十分に満足できる
とまでいえる活性エネルギー線、特に発光ピーク波長が350〜420nmの範囲の紫外
線を発生するUV−LEDに対する硬化特性を有するインキが得られているわけでない。
特開平6−157962 特開2007−23151
本発明者らは、活性エネルギー線による硬化性を有し、特に350〜420nmの範囲
の紫外線を発生する発光ダイオード(UV−LED)が発生する紫外線を硬化波長として
設計され、UV−LEDの紫外線照射により優れた光重合性、硬化性を有し、かつオフセ
ットインキとしての貯蔵安定性、印刷適性にも優れた活性エネルギー線硬化型インキを提
供することを目的とし、活性エネルギー線硬化型インキ中に、カルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体(D)を含有させ、印刷適性のうち特にインキの流動性に優れる活性エネルギー線硬化型インキを提供することを目的とする。
本発明者らは、光重合開始剤として、365nmのモル吸光係数(l/mol・cm)が100(l/mol・cm)以上である光開裂型重合開始剤と波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤、波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物を組み合わせて用いると、365nmの紫外線により、優れた光重合成性を有し、かつ内部硬化性にも優れる活性エネルギー線硬化型インキが得られ、当該インキを用いることにより、色インキの重ね印刷部分においても優れた硬化性を有し、さらに、活性エネルギー線硬化型インキ中に、カルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体(D)を含有させると、印刷適性のうち特にインキの流動性に優れることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、 カルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体(D)、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂型重合開始剤(A)、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)、および波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
また、本発明は、前記共重合体がスチレンマレイン酸共重合体であることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
さらに、本発明は、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂型重合開始剤(A)が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるα―アミノアルキルフェノン化合物(A1)および/または波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるアシルフォスフィンオキサイド系化合物(A2)であることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
また、本発明は、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)が10,000(l/mol・cm)以上1,000,000(l/mol・cm)未満である4、4´−ジアルキルアミノベンゾフェノンからなる水素引き抜き型光重合開始剤であることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
さらに、本発明は、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるα―アミノアルキルフェノン化合物(A1)が、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンまたは2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンであることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
また、本発明は、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるアシルフォスフィンオキサイド系化合物(A2)が、2、4、6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイドまたはビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイドであることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
さらに、本発明は、波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)が、芳香族第3級アミン化合物であることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
また、本発明は、芳香族第3級アミン化合物(C)が、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステルであることを特徴とする上記の活性エネルギー線硬化型インキに関するものである。
さらに、本発明は、上記の活性エネルギー線硬化型インキを用いて印刷し、印刷されたインキを波長350〜420nmの輝線を発する発光ダイオードを用いて硬化させることを特徴とするインキ硬化物の製造方法に関するものである。
また、本発明は、上記のインキ硬化物の製造方法で得られた印刷物に関するものである。
本発明は、活性エネルギー線による硬化性、特に350〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光ダイオード(UV−LED)による紫外線照射に対し、優れた硬化特性を有するインキを得ることができ、また得られたインキはオフセットインキ、凸版印刷用イン
キ、凹版印刷用インキ、孔版印刷用インキなど、従来の公知の種々の印刷方式のインキと
して利用することができる。またこれらいずれの印刷方式に適用した際にも、印刷適性に
も優れるとともに、貯蔵安定性に優れた活性エネルギー線硬化型インキが得られる。
本発明の活性エネルギー線硬化型インキは、単色光であるUV−LEDを紫外線照射装
置として用いた場合でも、従来の高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどを用いて硬
化した場合と同様の印刷特性、硬化特性を得ることができる。このように、本発明の活性
エネルギー線硬化型インキは、350〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光ダイオ
ード(UV−LED)などの単色光に最適となるように設計されている。
なお、本発明における活性エネルギー線とは、硬化反応の出発物質が基底状態から遷移
状態に励起するのに必要なエネルギーのことを表し、本発明における活性エネルギー線と
は、紫外線や電子線をさす。
本発明において、モル吸光係数の単位(l/mol・cm)中「l」は、体積の単位で
あるリットルを表している。
活性エネルギー線硬化型インキの光硬化方法には、一般的に有電極高圧水銀ランプ、有
電極メタルハライドランプ、無電極高圧水銀ランプ、無電極メタルハライドランプのよう
な紫外線を発光する光源を用いる。本発明における活性エネルギー線硬化型インキを光硬
化する方法としては、一般的な前述の光源を用いてもよいが、350〜420nmの範囲
の紫外線を発生する発光ダイオード(UV−LED)を用いることが好ましい。
本発明は、カルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体を含有し、さらに、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂型重合開始剤(A)、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)および波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)を含有することを特徴とする。
波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂
型重合開始剤(A)としては、アセトニトリル溶液中での365nmモル吸光係数が10
0(l/mol・cm)以上となる点を有する光重合開始剤であり、このような性質を有
する化合物としては、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェ
ニル)ブタン−1−オン、2−(ジメチルアミノ)−2−(4−メチルベンジル)−1−
(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン、1,2−オクタンジオン,1−[4−
(フェニルチオ)−,2−(o−ベンゾイルオキシム)]、エタノン,1−[9−エチル
−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(o−アセ
チルオキシム)、3,6−ビス(2−メチル−2−モルホリノープロパノニル)−9−ブ
チルカルバゾール、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]−フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2,2−ジエトキシ−1,2ジフェニルエタン−1−オン等が挙げられ、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂型重合開始剤(A)は、単独で使用しても良いし、2種類以上を併用してもよい。
特に、上記の波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上
である光開裂型重合開始剤(A)において、モル吸光係数100(l/mol・cm)以
上100,000(l/mol・cm)未満であるα―アミノアルキルフェノン化合物(A1)および/または波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるアシルフォスフィンオキサイド系化合物(A2)であることが好ましく、モル吸光係数100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるα―アミノアルキルフェノン化合物(A1)としては、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−(ジメチルアミノ)−2−(4−メチルベンジル)−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オンが挙げられ、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるアシルフォスフィンオキサイド系化合物(A2)としては、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイドが挙げられる。
波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素
引き抜き型重合開始剤(B)としては、アセトニトリル溶液中での365nmモル吸光係
数が1000(l/mol・cm)以上となる点を有する光重合開始剤であり、4,4´
−ビス−ジアルキルアミノベンゾフェノンとして、4,4´−ビスジメチルアミノベンゾ
フェノン、4,4´−ビスジエチルアミノベンゾフェノンなどが挙げられ、さらに、チオ
キサントン化合物として、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサ
ントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2−ヒドロキシ−3−(3,4−
ジメチル−9−オキソ−9Hチオキサントン−2−イロキシ−N,N,N−トリメチル−
1−プロパンアミン塩酸塩などが挙げられる。
これらの波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上で
ある水素引き抜き型重合開始剤(B)は、単独で使用しても良いし、2種類以上を併用し
てもよい。
特に、上記の中でも、4,4´−ビス−4−ジエチルアミノベンゾフェノンが好ましい
波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)としては、アセトニトリル溶液中での365nmモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下となる点を有する光重合開始剤であり、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N−ジメチルアミノ−p−安息香酸エチルエステル、N,N−ジヒドロキシエチルアニリン、トリエチルアミンおよびN,N−ジメチルヘキシルアミン等が挙げられる。これらの波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)としては、単独で使用しても良いし、2種類以上を併用してもよい。
特に、上記の中でも、芳香族基に直接Nが置換した化合物で、N,N−ジメチルアミノ
−p−安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルアミノ−p−安息香酸イソアミルエチルエステルが好ましい。
本発明に使用されるカルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体(D)としては、カルボキシル基を有するアクリル共重合体、カルボキシル基を有するスチレンアクリル共重合体、カルボキシル基を有するスチレンマレイン酸共重合体、カルボキシル基を有するα−オレフィンマレイン酸共重合体、カルボキシル基を有するポリエステル共重合体、カルボキシル基を有するポリウレタン共重合体、カルボキシル基を有するエポキシ共重合体、カルボキシル基を有するフェノール共重合体等が挙げられ、カルボキシル基を有するアクリル共重合体、カルボキシル基を有するスチレンアクリル共重合体、カルボキシル基を有するスチレンマレイン酸共重合体、カルボキシル基を有するα−オレフィンマレイン酸共重合体が好ましく、特に、カルボキシル基を有するスチレンマレイン酸共重合体がよい。
なお、本発明で使用されるカルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体(D)の酸価としては、50〜600(mgKOH/g)がよく、100〜400(mgKOH/g)が好ましく、さらに、200〜400(mgKOH/g)がよく、200〜300(mgKOH/g)が好ましい。
本発明に使用されるカルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体(D)の配合量としては、本発明の活性エネルギー線硬化型インキ全量に対して、0.1〜20重量%が良く、0.5〜10重量%が好ましく、さらに0.5〜5重量%が好ましい。
カルボキシル基を有するアクリル共重合体とは、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルから選ばれる2種以上の単量体を付加重合して得られる共重合体であり、必ずカルボキシル基が残っているものである。水酸基、エポキシ基、アミノ基等の官能基を分子中に含有する共単量体を用いることもできる。さらに酢酸ビニル、塩化ビニル等のビニル単量体を一部共重合することも可能である。酸価は50〜600がフロー値の改善に優れている。重量平均分子量は5000〜100000が好ましい。この範囲外では、良好なインキ保存安定性、高速印刷適性が得られ難く好ましくない。
カルボキシル基を有するスチレンアクリル共重合体とは、上記アクリル共重合体においてスチレンを単量体成分として含有する共重合体である。アクリル共重合体と同様に、カルボキシル基が共重合物としたときに残っていれば良く、水酸基、エポキシ基、アミノ基等の官能基を分子中に含有する共単量体を用いることもできる。さらに酢酸ビニル、塩化ビニル等のビニル単量体を一部共重合することも可能である。
また、上記のカルボキシル基を有するアクリル共重合体あるいはカルボキシル基を有するスチレンアクリル共重合体は、カルボキシル基を一部アルコール化合物によりエステル変性したハーフエステルが好ましい。
また、上記のカルボキシル基を有するアクリル共重合体あるいはカルボキシル基を有するスチレンアクリル共重合体は、アクリル酸、メタクリル酸等の酸基含有単量体を共重合した後に、塩基性化合物で酸の一部を中和することもできるが、酸価は50〜600がフロー値の改善に優れている。重量平均分子量は5000〜100000が好ましい。この範囲外では、良好なインキ保存安定性、高速印刷適性が得られ難く好ましくない。
カルボキシル基を有するスチレンマレイン酸共重合体とは、スチレンと無水マレイン酸を共重合して得られる共重合体である。他の単量体を一部共重合することもできる。さらに、水酸基含有化合物やアミノ基含有化合物で一部変性しても構わないが、必ずカルボキシル基が残っていることが必要である。
変性の仕方としては、上記のように塩基性化合物で酸の一部を中和することもできる。特に、変性の方法として、カルボキシル基を有し、カルボキシル基を一部アルコール化
合物によりエステル変性したスチレンマレイン酸共重合体のハーフエステルが好ましい。本発明において、ハーフエステルとはカルボキシル基の一部分でもエステル変性されて いればハーフエステルとする。すなわちカルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体において、計算式(1)により計算されるモル比が0.1〜0.9が好ましく、0.2〜0.8がよく、0.4〜0.6が好ましい。

計算式(1)
Figure 2010159343

エステル変性するアルコール化合物としては、水酸基含有化合物であれば特に限定されるものではない。
アルコール化合物としては、以下のものが挙げられる。
飽和脂肪族1価アルコールとしては、直鎖状アルキル1価アルコールであるメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、3−オクタノール、1−ノナノール、2−ノナノール、1−デカノール、2−デカノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール、2−ドデカノール、1−トリデカノール、1−テトラデカノール、2−テトラデカノール、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカノール、2−ヘキサデカノール、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノール、1−ノナデカノール、1−エイコサノール等を例示することができる。
また分岐状アルキル1価アルコールである2−プロピル−1−ペンタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、4−メチル−3−ヘプタノール、6−メチル−2−ヘプタノール、2,4,4−トリメチル−1−ペンタノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、イソノニルアルコール、3,7−ジメチル−1−オクタノール、2,4−ジメチル−1−ヘプタノール、2−ヘプチルウンデカノール等を例示することができる。また環状アルキル1価アルコールであるシクロヘキサノール、シクロヘキサンメタノール、シクロペンタンメチロール、ジシクロヘキシルメタノール、トリシクロデカンモノメチロール、ノルボネオール、水添加ロジンアルコール(商品名:アビトール、ハーキュレス(株)社製)等を例示することができる。
また、不飽和脂肪族1価アルコールとしては、不飽和二重結合を分子内に1つ有するアルケン基、不飽和二重結合を分子内に2つ有するアルカジエン基、不飽和二重結合を分子内に3つ有するアルカトリエン基、さらに不飽和二重結合を分子内に4つ以上有するアルカポリエン基を有する1価アルコールがあり、オレイルアルコール、11−ヘキサデセン−1−オール、7−テトラデセン−1−オール、9−テトラデセン−1−オール、11−テトラデセン−1−オール、7−ドデセン−1−オール、10−ウンデセン−1−オール、9−デセン−1−オール、シトロネロール、3−ノネン−1−オール、1−オクテン−3−オール、1−ヘキセン−3−オール、2−ヘキセン−1−オール、3−ヘキセン−1−オール、4−ヘキセン−1−オール、5−ヘキセン−1−オール、ドデカジエン−1−オール、2,4−ジメチル−2,6−ヘプタジエン−1−オール、3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オール、1,6−ヘプタジエン−4−オール、3−メチル−2−シクロヘキセン−1−オール、2−シクロヘキセン−1−オール、1,5−ヘキサジエン−3−オール、フィトール、3−メチル−3−ブテン−1−オール、3−メチル−2−ブテン−1−オール、4−メチル−3−ペンテン−1−オール、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、6−メチル−5−ペンテン−2−オール、ゲラニオール、ロジノール、リナノール、α−テレピネオール等の直鎖状、分岐状または環状の不飽和アルキル1価アルコールを例示することができる。
脂肪族2価アルコールとしては、直鎖状アルキレン2価アルコールである1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,2−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,2−デカンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,2−ドデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,2−テトラデカンジオール、1,16−ヘキサデカンジオール、1,2−ヘキサデカンジオール等が、分岐状アルキレン2価アルコールである2−メチル−2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジメチル−2,4−ジメチルペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ−ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ジメチロールオクタン、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール等が、環状アルキレン2価アルコールである1,2−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘプタンジオール、トリシクロデカンジメタノール等を例示することができる。
3価以上の脂肪族多価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリトール、1,2,6−ヘキサントリオール、3−メチルペンタン−1,3,5−トリオール、ヒドロキシメチルヘキサンジオール、トリメチロールオクタン、ジグリセリン、ジトリメチロ−ルプロパン、ジペンタエリスリト−ル、ソルビトール、イノシトール、トリペンタエリスリトール等の直鎖状、分岐状および環状多価アルコールが例示される。
芳香族アルコールとしては、ベンジルアルコール、1−フェニルエチルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、ジフェニルカルビノール、2−フェノキシエタノール、ビス(2−ヒドロキシエトキシフェニル)メタン、1,1−ビス(2−ヒドロキシエトキシフェニル)エタン、2,2−ビス(2−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(2−ヒドロキシエトキシフェニル)ブタン、ビス(2−ヒドロキシエトキシフェニル)エーテル、ビス(2−ヒドロキシエトキシフェニル)ケトン等が例示される。
カルボキシル基を有するスチレンマレイン酸共重合体の酸価は50〜600がフロー値の改善に優れている。重量平均分子量は5000〜100000が好ましい。この範囲外では、良好なインキ保存安定性、高速印刷適性が得られ難く好ましくない。
カルボキシル基を有するα−オレフィンマレイン酸共重合体とは、α−オレフィンと無水マレイン酸を共重合して得られる共重合体である。他の単量体を一部共重合することもできるが、カルボキシル基が残っていることが必要であり、スチレンマレイン酸共重合体のように、一部エステル変性しても良い。さらに、水酸基含有化合物やアミノ基含有化合物で一部変性しても構わない。酸価は50〜600がフロー値の改善に優れている。重量平均分子量は5000〜100000が好ましい。この範囲外では、良好なインキ保存安定性、高速印刷適性が得られ難く好ましくない。
本発明における活性エネルギー線硬化型インキの(A)、(B)、(C)および(D)以外の成分は、本発明の効果を損なわず、ラジカル重合性インキ組成物に配合される成分であれば特に限定されないが、光開始剤、顔料、樹脂、アクリル基含有化合物および添加剤が挙げられる。
(A)、(B)および(C)以外の開始剤として、ベンゾフェノン、4−メチル−ベン
ゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、2,3,4−トリメチルベンゾフ
ェノン、4−フェニルベンゾフェノン、3,3‘−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノ
ン、4−(1,3−アクリロイル−1,4,7,10,13−ペンタオキソトリデシル)
ベンゾフェノン、メチル−o−ベンゾイルベンゾエート、〔4−(メチルフェニルチオ)
フェニル〕フェニルメタノン、(4−ベンゾイルベンジル)塩化トリメチルアンモニウム
、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロ
ピルフェニル)2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒ
ドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−スチリ
ルプロパン−1−オン重合物、ジエトキシアセトフェノン、ジブトキシアセトフェノン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインノルマルブチルエーテルなどが挙げられ
、これらを併用してもよい。
樹脂としては、熱硬化性または熱可塑性樹脂等があり、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ
(メタ)アクリル酸エステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース誘導体(例
えば、エチルセルロース、酢酸セルロース、ニトロセルロース)、塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体、ポリアマイド樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ブ
タジエンーアクリルニトリル共重合体のような合成ゴム等が挙げられる。これらの樹脂は
、その中の1種または2種以上を用いることができる。さらに油性インキと活性エネルギ
ー線硬化性インキの特性を併用して持つハイブリッドインキ用樹脂は上記ロジン類フェノ
ール樹脂、ロジン類アルキッド樹脂、石油樹脂変性アルキッド樹脂、スチレンアクリル樹
脂(例えばスチレンイソボルニルアクリル樹脂)が使用される。さらに上記動植物油また
はその脂肪酸モノエステルが使用される。
顔料としては、無機顔料および有機顔料を示すことができる。無機顔料としては黄鉛、
亜鉛黄、紺青、硫酸バリウム、カドミウムレッド、酸化チタン、亜鉛華、弁柄、アルミナ
ホワイト、炭酸カルシウム、群青、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム粉、
ベンガラなどが、有機顔料としては、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系、β−
オキシナフトエ酸系アニリド系、アセト酢酸アニリド系、ピラゾロン系などの溶性アゾ顔
料、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系アニリド系、アセト酢酸アニリド系モノ
アゾ、アセト酢酸アニリド系ジスアゾ、ピラゾロン系などの不溶性アゾ顔料、銅フタロシ
アニンブルー、ハロゲン化(塩素または臭素化)銅フタロシアニンブルー、スルホン化銅
フタロシアニンブルー、金属フリーフタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、キナク
リドン系、ジオキサジン系、スレン系(ピラントロン、アントアントロン、インダントロ
ン、アントラピリミジン、フラバントロン、チオインジゴ系、アントラキノン系、ペリノ
ン系、ペリレン系など)、イソインドリノン系、金属錯体系、キノフタロン系などの多環
式顔料および複素環式顔料などの公知公用の各種顔料が使用可能である。
アクリル基含有化合物としては、単官能モノマーとして、例えば、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ
)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ステ
アリル(メタ)アクリレートなどのカーボン数が1〜18の(アルキル)(メタ)アクリ
レートがあり、さらにベンジル(メタ)アクリレート、ブチルフェノール、オクチルフェ
ノールまたはノニルフェノールまたはドデシルフェノールのようなアルキルフェノール、
エチレンオキサイド付加物の(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート
、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリシクロデカンモノメチロール(メタ)アク
リレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-ブトキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-メトキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、アクリオロキシエチルフタレート、2-(メタ)アクリロイロキシエチル-2-ヒドロキシエチルフタレート、2-(メタ)アクリロイロキシプロピルフタレート、β-カルボキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸ダイマー、ω-カルボキシ-ポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N-ビニルピロリドン、N-ビニルホルムアミド、(メタ)アクリロイルモルフォリン等が例示される。
さらに2官能モノマーとしてエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレート
ジ(メタ)アクリレート(通称マンダ)、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレートジカ
プロラクトネートジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,2−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,5−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、2,5−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,7−ヘ
プタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、1,2−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(
メタ)アクリレート、1,2−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−ドデカンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,14−テトラデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−
テトラデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,16−ヘキサデカンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,2−ヘキサデカンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル
−2,4−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール
ジ(メタ)アクリレート、2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオールジ(メタ)アク
リレート、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ−ルジ(メタ)アクリレート、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール
オクタンジ(メタ)アクリレート、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、2
−メチル−1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル
−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、2,4−ジエチル−1,5−ペン
タンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,5−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、2,5−ヘキサンジオールジ(
メタ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,8−オク
タンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−オクタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−デカンジオールジ(メタ
)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−デカンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,2−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,14−テトラデカンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,2−テトラデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,1
6−ヘキサデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサデカンジオールジ(
メタ)アクリレート、2−メチル−2,4−ペンタンジ(メタ)アクリレート、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2−プロピル−1
,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、2,4−ジメチル−2,4−ペンタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ−ルジ(メ
タ)アクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジ(メタ)アク
リレート、ジメチロールオクタンジ(メタ)アクリレート(三菱化学社製)、2−エチル
−1,3−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、2,5−ジメチル−2,5−ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)
アクリレートトリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカン
ジメチロールジカプロラクトネートジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAテトラエ
チレンオキサイド付加体ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFテトラエチレンオキ
サイド付加体ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールSテトラエチレンオキサイド付加
体ジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノールAテトラエチレンオキサイド付加体ジ
(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノールFテトラエチレンオキサイド付加体ジ(メ
タ)アクリレート、水添加ビスフェノーAジ(メタ)アクリレート、水添加ビスフェノー
ルFジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAテトラエチレンオキサイド付加体ジカプ
ロラクトネートジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFテトラエチレンオキサイド付
加体ジカプロラクトネートジ(メタ)アクリレート等が例示される。
3官能モノマーとしてグリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリカプロラクトネートトリ(メタ
)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘキ
サントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオクタントリ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等が例示される。
4官能以上のモノマーとしてペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラカプロラクトネートテトラ(メタ)アクリレート、ジグリセリン
テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、
ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネートテトラ(メタ)アクリレート、ジト
リメチロールエタンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタンテトラ(メタ
)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールオクタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アク
リレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘプタ(メタ)アクリレー
ト、トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトール
ポリアルキレンオキサイドヘプタ(メタ)アクリレート等が例示される。
さらに本発明のアクリル基を含有する化合物として脂肪族アルコール化合物のアルキレ
ンオキサイド付加体(メタ)アクリレートがある。脂肪族アルコール化合物のアルキレン
オキサイド付加体(メタ)アクリレートモノマーとして脂肪族アルコール化合物のモノま
たはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ペンチレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド他)モノまたはポリ(1〜10)(メタ)アクリレートがある。
1官能モノマーとして、カーボン数が2〜20アルキレンオキサイド付加体(メタ)ア
クリレート、例えばメタノールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート、エタノールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート、ブタノールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート、ヘキサノールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート、オクタノールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート、ドデカノールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート、ステアリルモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドがある。さらにブチルフェノール、オクチルフェノールまたはノニルフェノールまたはドデシルフェノールのポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)(メタ)アクリレート等が例示される。
さらに2官能モノマーとしてエチレングリコールモノまたはポリ(1〜20)アルキレ
ン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノまたはポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ペンチルグリコールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタネオペンチルグリコールポリ(2〜20)(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)付加体ジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレートポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート(通称マンダ)、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバレートジカプロラクトネートポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールポリ(2〜20)アルキレンオキサイド付加体(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)ジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,5−ヘキサンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,5−ヘキサンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,8−オクタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−オクタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレートジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−デカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−デカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2 〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,12−ドデカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−ドデカンジオールモノまたはポリ(1〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,14−テトラデカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−テトラデカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,16−ヘキサデカンジオールモノまたはポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、1,2−ヘキサデカンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2,4−ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ−ルモノまたはポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノまたはポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、ジメチロールオクタンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレート、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールポリ(2〜20)アルキレン(C2 〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ジ(メタ)アクリレートが例示される。
3官能モノマーとしてグリセリンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールヘキサンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオクタンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールオクタンポリ(3〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)トリ(メタ)アクリレート等が例示される。
4官能以上のモノマーとしてペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2
〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンポリ(2〜20)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラカプロラクトネート、テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールエタンポリ(2〜20)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールブタンポリ(2〜20)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールヘキサンポリ(2〜20)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールオクタン(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)テトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールオクタンポリ(4〜200)アルキレンオキサイド(例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールポリ(5〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ヘキサ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等)ヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサカプロラクトネートポリ(2〜20)アルキレン(C2〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2 〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2 〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)オクタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2 〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)ヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールポリアルキレンオキサイドヘプタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールポリ(2〜20)アルキレン(C2 〜C20)オキサイド付加体(アルキレンオキサイドとして例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド)オクタ(メタ)アクリレート等が例示されるがこれに限るものではない。
さらに、本発明においてアクリレート基を含有する化合物として、活性エネルギー線硬
化性のアクリル系オリゴマー、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリ
レート、ポリエステル(メタ)アクリレートを適宜使用できる。このオリゴマーの1例と
しては、ポリオール、多塩基酸および(メタ)アクリル酸のエステル化物、さらにはエポ
キシアクリレート等が例示される。上記ポリオールとしてはエチレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなど、多塩基酸としては無水フタ
ル酸、イソフタル酸、(無水)琥珀酸、(無水)マレイン酸、アジピン酸、セバシン酸な
どが使用される。ポリオール、多塩基酸および(メタ)アクリル酸のエステル反応は常法
により行われる。
ウレタン(メタ)アクリレートとしては、一般的な芳香族系或いは脂肪族系のウレタン
(メタ)アクリレートが上げられる。一例を挙げると、トリレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネート等の(メタ)アクリレート
等が挙げられる。
エポキシ(メタ)アクリレートとしては一般的な芳香族系或いは脂肪族系のエポキシ(
メタ)アクリレートが挙げられる。一例を挙げると、ビスフェノールAエポキシ、ビスフ
ェノールFエポキシ、ノボラックエポキシ、リン酸系エポキシ等の(メタ)アクリレート
が等が挙げられる。
ポリエステル(メタ)アクリレートとしては一般的なポリエステル(メタ)アクリレー
トの他、脂肪酸変性タイプ、塩素化ポリエステル等が挙げられる。
さらに、該印刷インキには、必要に応じてその他の添加剤を使用することが可能である。
例えば、耐摩擦性、ブロッキング防止性、スベリ性、スリキズ防止性を付与する添加剤
としては、カルナバワックス、木ろう、ラノリン、モンタンワックス、パラフィンワック
ス、マイクロクリスタリンワックスなどの天然ワックス、フィッシャートロプスワックス
、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワック
ス、ポリアミドワックス、およびシリコーン化合物などの合成ワックス等を例示すること
ができる。
例えば、インキの保存安定性を付与する添加剤としては、(アルキル)フェノール、ハ
イドロキノン、カテコール、レゾルシン、p −メトキシフェノール、t −ブチルカテコール、t −ブチルハイドロキノン、ピロガロール、1,1ピクリルヒドラジル、フェノチアジン、p −ベンゾキノン、ニトロソベンゼン、2,5−ジ−tert−ブチル−p −ベンゾキノン、ジチオベンゾイルジスルフィド、ピクリン酸、クペロン、アルミニウムN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン、トリ−p −ニトロフェニルメチル、N−(3−オキシアニリノ−1,3−ジメチルブチリデン)アニリンオキシド、ジブチルクレゾール、シクロヘキサノンオキシムクレゾール、グアヤコール、o−イソプロピルフェノール、ブチラルドキシム、メチルエチルケトキシム、シクロヘキサノンオキシム等の重合禁止剤が例示される。
その他、要求性能に応じて、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、抗菌剤等の添加剤を添加す
ることができる。
次に、本発明における印刷インキ組成物としての使用形態について説明する。本発明における活性エネルギー線硬化性組成物は、通常平版印刷インキとしての形態において使用されることが多いが、平版印刷インキとして用いられる場合、一般的には、顔料10〜30重量%、樹脂20〜50重量%、アクリル基を含有する化合物20〜70重量% 、ラジカル重合禁止剤0.01〜1重量%、活性エネルギー線用光開始剤およびまたは増感剤1〜 20重量%、その他添加剤0〜10重量%からなる組成にて使用される。また、アクリル系樹脂は常温で固体の為、アクリル系モノマーもしくはオリゴマーに溶解し、ラジカル重合禁止剤を添加し調整した樹脂ワニスとして使用される。樹脂ワニスの粘度は印刷
ンキ組成物を作製し易い粘度(100〜300 Pa ・s /25℃)にする為、樹脂20
〜50重量部、アクリル系モノマーおよびオリゴマー50〜80重量部、ラジカル重合禁
止剤0.01〜1重量部を仕込み、温度80〜120℃、空気気流下で30分〜1時間で
熱溶解される。
波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂
型重合開始剤(A)、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・c
m)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)、波長365nmにおけるモル吸光係数
が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)、更に樹脂、顔料、アク
リレート基を含有する化合物の比率は、要求性能によって好適な比率が決定される。一般
に、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開
裂型重合開始剤(A)、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・
cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)といった開始剤は、365nm付近の
光に対する反応性が高く、インキの硬化性を向上させるが、過剰量の使用は、深さ方向へ
の活性エネルギー線の強度を低下させ、インキの内部硬化性が著しく低下する。また、過
剰量の使用は、残留未反応物が可塑剤となるため、インキ被膜強度を劣化させる。
したがって、本発明の活性エネルギー線硬化型インキの組成としては、インキ全量に対して
(1)波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上であ る光開裂型重合開始剤(A) 1〜20重量%
(2)波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上で ある水素引き抜き型重合開始剤(B) 1〜10重量%
(3)波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第 3級アミン化合物(C) 0.5〜10重量%
(4)カルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチ レン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜 600(mgKOH/g)である共重合体(D) 0.1〜20重量%
(5)モノマー(アクリル基を含有する化合物)およびオリゴマー
20〜70重量%
(6)樹脂 5〜30重量%
(7)顔料 10〜30重量%
(8)その他添加剤 0〜10重量%
などが好ましい組成として挙げられるが、この範囲に限定されるわけではない。
印刷インキの製造は、従来の紫外線硬化型インキと同様の方法によって行えばよく、例
えば、常温から100℃の間で、前記顔料、樹脂、アクリル系モノマーもしくはオリゴマ
ー、重合禁止剤、開始剤およびアミン化合物等の増感剤、その他添加剤などインキ組成物
成分を、ニーダー、三本ロール、アトライター、サンドミル、ゲートミキサーなどの練肉
、混合、調整機を用いて製造される。
なお、本発明における、酸価は、通常の水酸化カリウム滴定法により求めた。
また、本発明において、重量平均分子量は、東ソー(株)製ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(HLC−8020。)で測定した。検量線は標準ポリスチレンサンプルにより作成した。溶離液はテトラヒドロフランを、カラムにはTSKgel SuperHM-M(東ソー(株)製)3本を用いた。測定は流速0.6ml/分、注入量10μl、カラム温度40℃で行った。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。本発明中、「部」は「重量部」を、「%」は「重量%」を表す。
表1の組成に従って、実施例1〜3および比較例1のインキを三本ロールミルにて練肉することによって、各種の活性エネルギー線硬化型インキ組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化型インキ組成物の「フロー値」を測定し、「印刷性」を調べ、得られた活性エネルギー線硬化型インキ組成物をOKトップコート(57.5kg/A全、王子製紙社製)に0.2cc/1000cm展色させ、「表面硬化性」について評価した。その結果をあわせて表1に示す。なお、RIテスターとは、紙やフィルムにインキを展色させる試験機であり、インキの転移量や印圧を調整することができる。
<表面硬化性の評価>
松下電工株式会社製LED方式SPOT型紫外線硬化装置Aicure(アイキュア)、ランプヘッドANUJ61524を用いて、コンベア速度(m/分)を変化させながら、紫外線を照射し、表面を指で触ってタックの有無を確認し、タックが無い最速のコンベア速度を「表面硬化性」とし、下記評価基準に基づいて評価を行った。ここで、コンベア速度の速いもの、すなわち、照射光量が少ないものほど表面硬化性が良好なるものであると判断できる。
(評価基準)
○:10m/分以上
×:10m/分未満
<フロー値>
作製したインキを、規格平行板粘度計で25℃、一分後のインキの流動半径値(ミリメートル)を測定した。
<印刷性>
実機のオフセット枚葉印刷機LITHRONE S26(株式会社 小森コーポレーション)にて印刷を10000枚/時間で50000枚行い、印刷ができるかどうかを観察した。
(評価基準)
○:問題なく印刷できた。
×:かすれ等があり、きちんと印刷できなかった。
Figure 2010159343
表1の結果より本発明の実施例によれば、発光ピーク波長が350〜420nmの範囲の紫外線を発生する発光ダイオードにより照射される紫外線に対する光重合性に優れ(表面硬化性)、フロー値が長く、しかも実際に印刷した場合に、きちんと印刷できる活性エネルギー線硬化型インキを得ることができることが分った。

Claims (10)

  1. カルボキシル基含有α、β−エチレン性不飽和単量体とその他のα、β−エチレン性不飽和単量体とを重合させてなる共重合体であって、酸価が50〜600(mgKOH/g)である共重合体(D)、波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂型重合開始剤(A)、波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素引き抜き型重合開始剤(B)、および波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミン化合物(C)を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型インキ。
  2. 前記共重合体がスチレンマレイン酸共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  3. 波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上である光開裂
    型重合開始剤(A)が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるα―アミノアルキルフェノン化合物(A1)および/または波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,000(l/mol・cm)未満であるアシルフォスフィンオキサイド系化合物(A2)であることを特徴とする請求項1または2に記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  4. 波長365nmにおけるモル吸光係数が1000(l/mol・cm)以上である水素
    引き抜き型重合開始剤(B)が10,000(l/mol・cm)以上1,000,00
    0(l/mol・cm)未満である4、4´−ジアルキルアミノベンゾフェノンからなる
    水素引き抜き型光重合開始剤であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  5. 波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,00
    0(l/mol・cm)未満であるα―アミノアルキルフェノン化合物(A)が、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンまたは2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンであることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  6. 波長365nmにおけるモル吸光係数が100(l/mol・cm)以上100,00
    0(l/mol・cm)未満であるアシルフォスフィンオキサイド系化合物(A)が、2、4、6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイドまたはビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイドであることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  7. 波長365nmにおけるモル吸光係数が1(l/mol・cm)以下である第3級アミ
    ン化合物(C)が、芳香族第3級アミン化合物であることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  8. 芳香族第3級アミン化合物(C)が、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステルであ
    ることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型インキ。
  9. 請求項1〜8いずれかに記載の活性エネルギー線硬化型インキを用いて印刷し、印刷さ
    れたインキを波長350〜420nmの輝線を発する発光ダイオードを用いて硬化させる
    ことを特徴とするインキ硬化物の製造方法。
  10. 請求項9に記載のインキ硬化物の製造方法で得られた印刷物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012214782A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Toyo Ink Sc Holdings Co Ltd 活性エネルギー線硬化型インキおよび印刷物
WO2014129461A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 Dicグラフィックス株式会社 活性エネルギー線硬化型オフセットインキ組成物

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