JP2010159126A - 水平搬送装置 - Google Patents

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JP2010159126A JP2009002493A JP2009002493A JP2010159126A JP 2010159126 A JP2010159126 A JP 2010159126A JP 2009002493 A JP2009002493 A JP 2009002493A JP 2009002493 A JP2009002493 A JP 2009002493A JP 2010159126 A JP2010159126 A JP 2010159126A
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Manabu Osawa
学 大沢
Takashi Murata
貴志 村田
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Abstract

【課題】固定レール上の複数の搬送物の隙間を解消して各搬送物同士の衝突を防止し、騒音や損傷を防止するとともに、摩擦による摩耗粉等が発生することのない水平搬送装置を提供すること。
【解決手段】複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置する水平搬送装置において、固定レールに載置された最下流の搬送物に係合して上流側に押圧する押し戻し手段と、固定レールに載置された最上流の搬送物に係合して上流側への移動を阻止する上流ストッパ手段を有していること。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置するよう構成された水平搬送装置に関し、特に各種製造ラインや自動車ボディ乾燥ライン等に用いる水平搬送装置に関するものである。
従来、複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置するように設けられた固定レールと、固定レールの下流に設けられ搬送物の固定および排出を行う搬出制御機構と、固定レールの上流側に設けられ搬送物の停止および搬入を行う搬入制御機構とを有する水平搬送装置が周知である。
この周知の水平搬送装置は、搬送物が間欠的に順次搬入、搬出される際の固定レール上の複数の搬送物の停止時の移動を阻止するため、最上流と最下流の固定レール側にストッパを設け、該ストッパを搬出制御機構および搬入制御機構として連動させて複数の搬送物固定停止させていた。
しかしながら、複数の搬送物間には隙間が常に存在するため、移動と停止を繰り返す度に各搬送物同士が衝突し騒音が発生したり、搬送物に損傷が発生したりするという問題があった。
これを緩和するために、固定レール上に移動力付与手段と制動力付与手段を設けた水平搬送装置が知られている。
この公知の水平搬送装置500は、図9、図10に示すように、固定レール520上を複数の搬送物であるパレット510が、該パレット510の下面に設けられた走行車輪511を介して走行可能に載置されている。
固定レール520の上流側には、パレット510を押し込む引き込み手段570が設けられ、固定レール520の下流側には、パレット510を搬出する送り出し手段540が設けられている。
また、パレット510の下部には受圧板512が設けられており、複数のパレット510を下流に移動させる移動力付与手段501が固定レール520の経路中の上流側に、複数のパレット510の移動速度を規制する制動力付与手段502が固定レール520の経路中の下流側に、それぞれ前記受圧板512に圧着回転するように設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特公平8−13643号公報(第2頁、第3頁、図1、図2)
しかしながら、この公知の水平搬送装置500は、移動力付与手段501および制動力付与手段502が受圧板512に圧着回転するように設けられているため、摩擦による摩耗粉等が発生し、搬送物に付着するという問題があった。
また、制動力付与手段502のみで複数のパレット510間の隙間を完全に解消することはできず、さらに、温度変化や振動等により複数のパレット510間に生じる隙間を解消することはできないため、依然として各搬送物同士が衝突し騒音が発生したり、搬送物に損傷が発生したりするという問題があった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、固定レール上の複数の搬送物の隙間を解消して各搬送物同士の衝突を防止し、騒音や損傷を防止するとともに、摩擦による摩耗粉等が発生することのない水平搬送装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置するように設けられた固定レールと、前記固定レールの下流に設けられ前記搬送物の固定および排出を行う搬出制御機構と、前記固定レールの上流側に設けられ前記搬送物の固定および搬入を行う搬入制御機構とを有する水平搬送装置において、前記搬出制御機構が、前記固定レールに載置された最下流の搬送物に係合して上流側に押圧する押し戻し手段を有し、前記搬入制御機構が、前記固定レールに載置された最上流の搬送物に係合して上流側への移動を阻止する上流ストッパ手段を有していることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された水平搬送装置の構成に加えて、前記搬入制御機構が、前記固定レールに載置された複数の搬送物の全てが搬送物同士で押されて下流側に移動するように最上流に固定レール外から搬送物を引き込む引き込み手段を有し、前記押し戻し手段が、前記引き込み手段の作動完了まで常時最下流の搬送物に係合して上流側に押圧するように構成され、前記搬出制御機構が、前記固定レールに載置された複数の搬送物の最下流の搬送物と前記押し戻し手段との係合を解除した後に該最下流の搬送物を下流側に搬出する送り出し手段を有していることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された水平搬送装置の構成に加えて、前記搬送物が、荷を載置し前記固定レール上を走行する車輪を有するパレットであるとともに、前記固定レールが、平行な2本のレールからなり、前記搬入制御機構および搬出制御機構が、前記平行な2本のレールの中間に設けられていることにより、前記課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明の水平搬送装置は、複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置するように設けられた固定レールと、固定レールの下流に設けられ搬送物の固定および排出を行う搬出制御機構と、固定レールの上流側に設けられ搬送物の固定および搬入を行う搬入制御機構とを有する水平搬送装置において、搬出制御機構が、固定レールに載置された最下流の搬送物に係合して上流側に押圧する押し戻し手段を有し、搬入制御機構が、固定レールに載置された最上流の搬送物に係合して上流側への移動を阻止する上流ストッパ手段を有していることにより、固定レール上の複数の搬送物は常に最下流の搬送物に係合した押し戻し手段によって最上流の搬送物に係合した上流ストッパに向かって押し戻されるため、各搬送物は常に接触した状態となって隙間が発生せず、各搬送物同士の衝突が防止され騒音や損傷を防止することができるとともに、摩擦部分が存在しないため、摩擦による摩耗粉等の発生を防止することができる。
そして、本請求項2に係る発明の水平搬送装置は、請求項1に係る水平搬送装置が奏する効果に加えて、搬入制御機構が、固定レールに載置された複数の搬送物の全てが搬送物同士で押されて下流側に移動するように最上流に固定レール外から搬送物を引き込む引き込み手段を有し、押し戻し手段が、引き込み手段の作動完了まで常時最下流の搬送物に係合して上流側に押圧するように構成され、搬出制御機構が、固定レールに載置された複数の搬送物の最下流の搬送物と押し戻し手段との係合を解除した後に該最下流の搬送物を下流側に搬出する送り出し手段を有していることにより、搬送物が間欠的に順次搬入、搬出される際の移動時においても固定レール上の複数の搬送物は常に接触した状態となって隙間が発生しないため、さらに各搬送物同士の衝突が防止され騒音や損傷を防止することができる。
また、本請求項3に係る発明の水平搬送装置は、請求項1または請求項2に係る水平搬送装置が奏する効果に加えて、搬送物が、荷を載置し前記固定レール上を走行する車輪を有するパレットであるとともに、固定レールが、平行な2本のレールからなることにより、固定レール上の複数の搬送物の移動抵抗が少ないため、さらに確実に各搬送物は常に接触した状態となって隙間が発生せず、各搬送物同士の衝突が防止され騒音や損傷を防止することができるとともに、搬入制御機構および搬出制御機構が、平行な2本のレールの中間に設けられていることにより、装置全体を大型化することなく構成することができる。
本発明の水平搬送装置は、複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置するように設けられた固定レールと、固定レールの下流に設けられ搬送物の固定および排出を行う搬出制御機構と、固定レールの上流側に設けられ搬送物の固定および搬入を行う搬入制御機構とを有する水平搬送装置において、搬出制御機構が、固定レールに載置された最下流の搬送物に係合して上流側に押圧する押し戻し手段を有し、搬入制御機構が、固定レールに載置された最上流の搬送物に係合して上流側への移動を阻止する上流ストッパ手段を有し、各搬送物は常に接触した状態となって隙間が発生せず、各搬送物同士の衝突が防止され騒音や損傷を防止することができるとともに、摩擦部分が存在しないため、摩擦による摩耗粉等の発生を防止することができるという効果を発揮するものであれば、その具体的な実施態様は如何なるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明の水平搬送装置は、いかなる設備に使用されるものでも良く、各種製造ラインや自動車ボディ乾燥ライン等の製造・処理設備に用いても良く、自動倉庫等の貯蔵設備や、各種搬送ライン等の物流設備に使用されるものであっても良い。
また、本発明の水平搬送装置は、搬送物の下面に設けられた車輪が固定レールの上面を転動するものであっても良く、搬送物の下面が固定レールの上面を滑動するものであっても良い。
さらに、本発明の水平搬送装置は、荷を載置したパレットを搬送物とするものであっても良く、直接に荷を搬送物とするものであっても良い。
以下に、本発明の実施例である水平搬送装置について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例である水平搬送装置が適用される自動車ボディ乾燥ラインの側面説明図であり、図2は、本発明の実施例である水平搬送装置の搬出制御機構の斜視図であり、図3は、図2の搬出制御機構の平面図であり、図4は、図2の搬出制御機構の押し戻し手段の側面図であり、図5は、図2の搬出制御機構の送り出し手段の側面図であり、図6は、搬入制御機構の引き込み手段の側面図であり、図7は、水平搬送装置の搬送物であるパレットの平面図であり、図8は、本発明の実施例である水平搬送装置の動作手順の説明図である。
本発明の実施例である水平搬送装置100が適用される自動車ボディ乾燥ライン200は、図1に示すように、乾燥炉201と該乾燥炉201の両端に支柱202に沿って昇降する昇降フレーム203を備えており、昇降フレーム203には昇降レール204が、乾燥炉201には固定レール120がそれぞれ備えられている。
乾燥炉201内の固定レール120の最上流側には搬入制御機構160が、最下流側には搬出制御機構130が備えられており、水平搬送装置100を構成している。
搬送物であるパレット110には自動車ボディCが載置されており、該パレット110は、乾燥炉201の上流側ラインから昇降フレーム203の昇降レール204に移載され、上流側の昇降フレーム203が上昇し、搬入制御機構160によって昇降レール204から乾燥炉201の固定レール120に移載されて、パレット110が乾燥炉201内の水平搬送装置100に搬入される。
上流からパレット110が搬入されることでそれぞれのパレット110は順次下流に向かって送られ、搬出制御機構130によって乾燥炉201の固定レール120から下流側の昇降フレーム203の昇降レール204にパレット110ごと移載されて乾燥炉201内の水平搬送装置100から搬出され、昇降フレーム203が下降して、昇降レール204からさらに下流側ラインに搬出されることで、それぞれのパレット110は乾燥炉201内に乾燥工程に必要な所定の時間滞留する。
搬出制御機構130は、図2および図3に示すように、水平搬送装置100の排出側の端部に下流側の昇降フレーム203に対向して設けられており、2本の固定レール120の間に配置された送り出し手段140、押し戻し手段150および下流ストッパ手段155を有している。
送り出し手段140は、図2、図3および図5に示すように、2本の固定レール120それぞれの近傍に一対平行に配置されており、送り出し爪141がパレット110に係合して送り出し駆動手段142によって搬送方向に移動することで、パレット110を固定レール120上から下流側の昇降フレーム203の昇降レール204に移載するように構成されている。
送り出し爪141は、搬送方向に巻きかけられた送り出しチェーン144に取り付けられ、上部に出没可能とすることでパレット110と係脱可能に構成されており、送り出し駆動手段142は、水平搬送装置100の側方に配置されて、駆動軸143を介して送り出しチェーン144を駆動することで送り出し爪141を移動させるように構成されている。
なお、送り出し爪141の出没機構は図面では明示されていないが、送り出しチェーン144の張りを部分的に傾斜させて移動に応じて出没させても良く、送り出し爪141と送り出しチェーン144との間に駆動機構を内蔵させて別途の動力により出没させても良く、常時突出方向に付勢され送り出しと逆方向への移動時はパレット110によって下方に退避する構成であっても良い。
押し戻し手段150は、図2乃至図4に示すように、2本の固定レール120の中間に配置されており、押し戻し爪151がパレット110に係合して搬送方向と逆方向に移動するように押し戻し駆動手段152によって押圧力を付加することで、固定レール120上の複数のパレット110を後述する上流ストッパ手段180側に押圧して複数のパレット110を隙間なく固定するように構成されている。
押し戻し爪151は、搬送方向に巻きかけられた押し戻しチェーン154に取り付けられ、上部に出没可能とすることでパレット110と係脱可能に構成されており、押し戻し駆動手段152は、水平搬送装置100の側方に配置されて、駆動軸153を介して押し戻しチェーン154を駆動することで押し戻し爪151を移動させるように構成されている。
なお、押し戻し爪151の出没機構は図面では明示されていないが、押し戻しチェーン154の張りを部分的に傾斜させて移動に応じて出没させても良く、押し戻し爪151と押し戻しチェーン154との間に駆動機構を内蔵させて別途の動力により出没させても良い。
下流ストッパ手段155は、図2乃至図4に示すように、2本の固定レール120の中間の押し戻し手段150の上流側に配置されており、下流ストッパ爪156が下流ストッパ駆動手段157により上部に突出してパレット110に係合し、パレット110の下流への移動を阻止するように構成されている。
下流ストッパ爪156は、出没可能とすることでパレット110と係脱可能に構成されており、下流ストッパ駆動手段157は、水平搬送装置100の側方に配置されて、駆動軸158を介して下流ストッパ爪156を出没させるように構成されている。
なお、下流ストッパ駆動手段157は下流ストッパ爪156の取付部に直接内蔵させても良い。
搬入制御機構160は、水平搬送装置100の搬入側の端部に上流側の昇降フレーム203に対向して設けられており、2本の固定レール120の間に配置された引き込み手段170および上流ストッパ手段180を有している。
引き込み手段170は、図6に示すように、2本の固定レール120それぞれの近傍に一対平行に配置されており、送り出し手段140と同様に、引き込みチェーン174に取り付けられた引き込み爪171がパレット110に係合して搬送方向に移動することで、パレット110を上流側の昇降フレーム203の昇降レール204上から固定レール120上に移載するように構成されている。
引き込み爪171の出没機構は図面では明示されていないが、引き込みチェーン174の張りを部分的に傾斜させて移動に応じて出没させても良く、引き込み爪171と引き込みチェーン174との間に駆動機構を内蔵させて別途の動力により出没させても良く、常時突出方向に付勢され送り出しと逆方向への移動時はパレット110によって下方に退避する構成であっても良い。
上流ストッパ手段180は、2本の固定レール120の中間に配置されており、上部に突出してパレット110に係合し、パレット110の上流への移動を阻止するように構成されている。
なお、上流ストッパ手段180は、固定された位置で出没してパレット110の下流への移動を許容し上流への移動のみ阻止するものであるため、特に駆動機構は必要なく常時突出方向に付勢され、パレット110の下流方向への通過時のみパレット110によって下方に退避する構成であればよい。
搬送物であるパレット110は、図7に示すように、全体が矩形であり、中間に設けられた補強フレームを含む複数のフレームで構成されており、フレームの下部に設けられた走行車輪111が固定レール120、昇降レール204上を走行することで移動可能に構成されている。
パレット110は、送り出し手段140、押し戻し手段150、下流ストッパ手段155、引き込み手段170および上流ストッパ手段180がそれぞれ順次作動して移載・固定される。
その際、送り出し手段140の送り出し爪141はパレット110の送り出し係合部112に、押し戻し手段150の押し戻し爪151はパレット110の押し戻し係合部113に、下流ストッパ手段155の下流ストッパ爪156はパレット110の下流ストッパ係合部114に、引き込み手段170の引き込み爪171はパレット110の引き込み係合部115に、上流ストッパ手段180はパレット110の上流ストッパ係合部116にそれぞれ当接する。
次に、以上のように構成された本発明の一実施例である水平搬送装置100の動作について以下に説明する。
まず、固定レール120上にパレット110(下流側からA、B、C、Dの4つのパレット)が停止している状態では、図8(a)に示すように、押し戻し手段150の押し戻し爪151が最下流のパレットAに係合して上流側に押圧している。
このとき、上流ストッパ手段180が最上流のパレットDに係合して上流側への移動を阻止しているため、パレットA乃至Dは隙間なく固定される。
この状態で、上流側の昇降レール204に載置されたパレットEが上昇し、固定レール120の位置に達すると、図8(b)に示すように、引き込み手段170の引き込みチェーンが駆動され、引き込み爪171がパレットEの下方までに移動してパレットEと係合して搬入動作が開始される。
次に、図8(c)に示すように、引き込み爪171が下流方向に移動することでパレットEを固定レール120上に搬入するとともに、パレットA乃至DはパレットEに押されることで下流側に移動する。
このとき、押し戻し手段150の押し戻し爪151が最下流のパレットAに係合して、引き込み爪171よりも弱い力で上流側に押圧することにより、パレットA乃至Eは移動中も隙間が発生せず常に接触した状態となって、各パレット同士の衝突が防止され騒音や損傷が防止される。
さらにパレットEが引き込まれ、上流ストッパ手段180がパレットEに係合して上流側への移動を阻止可能な位置に到達すると、図8(d)に示すように、押し戻し手段150の押し戻し爪151とパレットAとの係合が解除されるともに、下流ストッパ手段155の下流ストッパ爪156が突出する。
また、ほぼ同時に引き込み手段170の引き込み爪171が退避することで、パレットB乃至Eの下流側への推進力が失われ、パレットBが下流ストッパ手段155の下流ストッパ爪156に当接した時点でパレットB乃至Eの下流側への移動が停止する。
さらに、ほぼ同時に、送り出し手段140の送り出し爪141が突出してパレットAと係合する。
なお、パレット110の送り出し係合部112は、隣接するパレット110と接触した状態でも送り出し爪141の先端が挿入されて係合することが可能な形状となっている。
次いで、最下流のパレットAは、図8(e)に示すように、送り出し手段140の送り出し爪141によりパレットB乃至Eとは離れて固定レール上から送り出されるとともに、押し戻し手段150の押し戻し爪151がパレットBの下方まで戻され突出しパレットBに係合して上流側に押圧力を付与する。
このとき、上流ストッパ手段180が最上流のパレットEに係合して上流側への移動を阻止しているため、パレットB乃至Eは隙間なく固定される。
送り出し手段140の送り出し爪141と係合したパレットAは、図8(f)に示すように、さらに下流側に推進されて下流側の昇降レール204に移載され、昇降フレーム203が下降して下流のラインに搬出される。
このとき、固定レール120上のパレットB乃至Eは、押し戻し手段150の押し戻し爪151により最下流のパレットBに係合して上流側に押圧され、上流ストッパ手段180により最上流のパレットEに係合して上流側への移動を阻止されて隙間なく固定され、図8(a)に示すパレットA乃至Dと同様の状態となる。
そして、次のパレットが搬入されて上記、図8(a)から図8(f)で示したサイクルが繰り返されて順次パレットが上流から下降に送られることで、複数のパレット110の隙間を解消して各パレット同士の衝突による騒音や損傷を防止することができる。
以上説明したように、本発明の水平搬送装置によれば、固定レール上の複数の搬送物の隙間を解消して各搬送物同士の衝突が防止され、騒音や損傷を防止することができるとともに、摩擦による摩耗粉等が発生することがないなど、その効果は甚大である。
なお、本実施例では自動車ボディ乾燥ライン200における乾燥炉201の水平搬送装置に適用しているが、他の製造・処理設備に用いても良く、自動倉庫等の貯蔵設備や、各種搬送ライン等の物流設備に使用されるものであっても良い。本実施例では水平搬送装置の前後に昇降フレームが存在するが、水平ラインや格納棚等でも良い。
また、本実施例では送り出し手段140、押し戻し手段150および引き込み手段170における送り出し爪141、押し戻し爪151および引き込み爪171の移動のための駆動にチェーンを使用しているが、例えばリニヤモータ、スクリュー軸、油圧ピストン等、各爪を往復移動させることが可能な駆動手段であれば、いかなる駆動機構を採用しても良い。
さらに、本実施例では搬送物がパレット110であるが他のものであっても良く、固定レール120、送り出し手段140、押し戻し手段150、送り出し手段140、引き込み手段170、下流ストッパ手段175および上流ストッパ手段180の位置関係は上記動作を行うために適宜搬送物の形状に応じて設定すれば良い。
また、送り出し手段、引き込み手段による動作を、水平搬送装置の上・下流の装置に備えられた移送手段により行われても良く、その場合、水平搬送装置は送り出し手段あるいは引き込み手段が配置されていないものであっても良い。
本発明の実施例である水平搬送装置が適用される自動車ボディ乾燥ラインの側面説明図。 本発明の実施例である水平搬送装置の搬出制御機構の斜視図。 図2の搬出制御機構の平面図。 図2の搬出制御機構の押し戻し手段の側面図。 図2の搬出制御機構の送り出し手段の側面図。 搬入制御機構の引き込み手段の側面図。 水平搬送装置の搬送物であるパレットの平面図。 本発明の実施例である水平搬送装置の動作手順の説明図。 従来の水平搬送装置の平面図。 従来の水平搬送装置の断面図。
100、500 ・・・水平搬送装置
501 ・・・移動力付与手段
502 ・・・制動力付与手段
110、510 ・・・パレット
512 ・・・受圧板
111 ・・・走行車輪
112 ・・・送り出し係合部
113 ・・・押し戻し係合部
114 ・・・下流ストッパ係合部
115 ・・・引き込み係合部
116 ・・・上流ストッパ係合部
120、520 ・・・固定レール
130 ・・・搬出制御機構
140、540 ・・・送り出し手段
141 ・・・送り出し爪
142 ・・・送り出し駆動手段
143 ・・・駆動軸
144 ・・・送り出しチェーン
150 ・・・押し戻し手段
151 ・・・押し戻し爪
152 ・・・押し戻し駆動手段
153 ・・・駆動軸
144 ・・・押し戻しチェーン
155 ・・・下流ストッパ手段
156 ・・・下流ストッパ爪
157 ・・・下流ストッパ駆動手段
158 ・・・駆動軸
160 ・・・搬入制御機構
170、570 ・・・引き込み手段
171 ・・・引き込み爪
174 ・・・引き込みチェーン
180 ・・・上流ストッパ手段
200 ・・・自動車ボディ乾燥ライン
201 ・・・乾燥炉
202 ・・・支柱
203 ・・・昇降フレーム
204 ・・・昇降レール

Claims (3)

  1. 複数の搬送物を水平方向に移動可能に載置するように設けられた固定レールと、前記固定レールの下流に設けられ前記搬送物の固定および排出を行う搬出制御機構と、前記固定レールの上流側に設けられ前記搬送物の固定および搬入を行う搬入制御機構とを有する水平搬送装置において、
    前記搬出制御機構が、前記固定レールに載置された最下流の搬送物に係合して上流側に押圧する押し戻し手段を有し、
    前記搬入制御機構が、前記固定レールに載置された最上流の搬送物に係合して上流側への移動を阻止する上流ストッパ手段を有していることを特徴とする水平搬送装置。
  2. 前記搬入制御機構が、前記固定レールに載置された複数の搬送物の全てが搬送物同士で押されて下流側に移動するように最上流に固定レール外から搬送物を引き込む引き込み手段を有し、
    前記押し戻し手段が、前記引き込み手段の作動完了まで常時最下流の搬送物に係合して上流側に押圧するように構成され、
    前記搬出制御機構が、前記固定レールに載置された複数の搬送物の最下流の搬送物と前記押し戻し手段との係合を解除した後に該最下流の搬送物を下流側に搬出する送り出し手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の水平搬送装置。
  3. 前記搬送物が、荷を載置し前記固定レール上を走行する車輪を有するパレットであるとともに、
    前記固定レールが、平行な2本のレールからなり、
    前記搬入制御機構および搬出制御機構が、前記平行な2本のレールの中間に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水平搬送装置。
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