JP2010158043A - スクランブル放送システム、スクランブル装置、スクランブル方法、デスクランブル装置、およびデスクランブル方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】有料放送の契約形態に拘らず、視聴制御を行う。
【解決手段】放送供給側から、予め、所定の番組に対応する暗号化された契約鍵が個別情報に含めて受信端末に供給され、受信端末において、第1復号器23によって、受信端末固有の個別鍵によりこの契約鍵が復号される。受信端末に対して所定の操作が行われたとき、第2復号器22において、復号された契約鍵を用いてその番組に付加された番組情報の中のスクランブル鍵が復号され、デスクランブラ21に供給され、デスクランブラ21においてその番組がデスクランブルされる。また、放送供給側に対しては、その番組の視聴を行ったことが通知される。
【選択図】図4
【解決手段】放送供給側から、予め、所定の番組に対応する暗号化された契約鍵が個別情報に含めて受信端末に供給され、受信端末において、第1復号器23によって、受信端末固有の個別鍵によりこの契約鍵が復号される。受信端末に対して所定の操作が行われたとき、第2復号器22において、復号された契約鍵を用いてその番組に付加された番組情報の中のスクランブル鍵が復号され、デスクランブラ21に供給され、デスクランブラ21においてその番組がデスクランブルされる。また、放送供給側に対しては、その番組の視聴を行ったことが通知される。
【選択図】図4
Description
本発明は、スクランブル放送システム、スクランブル装置、スクランブル方法、デスクランブル装置、およびデスクランブル方法に関し、例えば、有料放送システムに用いて好適なスクランブル放送システム、スクランブル装置、スクランブル方法、デスクランブル装置、およびデスクランブル方法に関する。
有料放送においては、スクランブル放送と呼ばれる放送方式が用いられることが多い。このスクランブル放送は、放送局側において、元信号を所定の方法で意図的に乱すことにより、放送局と契約していない者が放送を受信しても、正常な画像、音声、およびデータなどを利用することができないようにするものである。すなわち、放送局と契約した者のデコーダに対しては、このスクランブルを解除する鍵信号を与え、この鍵信号によりデコーダがスクランブルされているデータを元の形にデスクランブルすることで、正常な画像、音声、およびデータなどを得ることができるようにしている。チャンネル単位で契約する場合をフラット、視聴した番組に応じて課金される場合をペイパービューという。ペイパービューのうち、視聴者が急に所定の番組を見たくなった場合でも、所定の操作を行うだけでそれを見ることができる、事前連絡が不要のものを特にインパルスペイパービューという。
有料放送の制御方法としては、昭和63年度「電気通信技術審議会答申」の「諮問第17号「放送衛星によるテレビジョン放送における有料方式に関する技術的条件」」がよく知られている。しかしながら、この諮問第17号答申においては、上記技術的条件の一応の枠組みについては規定されているものの、具体的な制御手順や、インパルスペイパービューの実現方法については規定されていなかった。
また、例えば、新作映画やタイトルマッチのような高額番組に対して、不正視聴を防ぐための有効な方法や、視聴情報の即時回収などの方法に関しては提案されていない。
近年、MPEG2(Moving Picture Experts Group Phase2)などによる映像/音声の圧縮手法が確立し、デジタル化した映像/音声信号を少ないビットレートで伝送できるようになってきた。その結果、従来のアナログ放送1チャンネル分を伝送していた伝送路によって、マルチチャンネルの映像/音声が多重化されたデジタル放送が実現可能な状況になってきた。
しかしながら、上記第17号答申は、従来のアナログ放送を対象に検討されたものであり、マルチチャンネルの制御に適していない部分がある課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、視聴契約をしていない番組であっても、簡単な操作で、それをペイパービューで視聴することができるようにし、不正視聴を抑制するとともに、迅速な視聴情報の回収を可能にするものである。
本発明のスクランブル放送システムは、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、放送供給側は、番組をスクランブルするスクランブル手段と、スクランブルされた番組をデスクランブルするためのスクランブル情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化されたスクランブル情報、および番組の種別を示す番組種別情報を番組に付加する付加手段と、暗号化手段により暗号化されたスクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を出力する出力手段と、出力手段からの復号情報、および契約情報を受信端末に供給する供給手段と、受信端末側から提供される視聴情報に基づいて課金処理を行う課金手段とを備え、受信端末は、放送供給側からの復号情報、および契約情報を記憶する記憶手段と、放送供給側からの番組に付加されたスクランブル情報を抽出する抽出手段と、スクランブル情報を記憶手段に記憶された復号情報に基づいて復号する復号手段と、スクランブルされた番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示するための指示手段と、番組種別情報に基づいて、番組の種別を判定する判定手段と、契約情報が、指示手段によって指示された番組の判別手段により判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、番組を復号手段により復号されたスクランブル情報を用いてデスクランブルするデスクランブル手段と、指示手段によって第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報を所定の周期で放送供給側の課金手段に提供する提供手段とを備え、第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後にデスクランブル手段にてデスクランブルを行うことを特徴とする。
本発明のスクランブル放送システムおいては、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、放送供給側においては、番組がスクランブルされ、スクランブルされた番組をデスクランブルするためのスクランブル情報が暗号化され、暗号化されたスクランブル情報、および番組の種別を示す番組種別情報が番組に付加され、暗号化されたスクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報が受信端末に供給され、受信端末側から提供される視聴情報に基づいて課金処理が行われ、受信端末においては、放送供給側からの復号情報、および契約情報が記憶され、放送供給側からの番組に付加されたスクランブル情報が抽出され、スクランブル情報が記憶手段に記憶された復号情報に基づいて復号され、スクランブルされた番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示し、番組種別情報に基づいて、番組の種別が判定され、契約情報が、指示された番組の判別手段により判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、番組が復号されたスクランブル情報を用いてデスクランブルされ、第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報が所定の周期で放送供給側の課金手段に提供され、第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後にデスクランブルが行われる。
本発明のスクランブル装置は、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、番組をスクランブルするスクランブル手段と、スクランブルされた番組をデスクランブルするためのスクランブル情報を暗号化する暗号化手段と、暗号化されたスクランブル情報、および番組の種別を示す番組種別情報を番組に付加する付加手段と、暗号化手段により暗号化されたスクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を出力する出力手段と、出力手段からの復号情報、および契約情報を受信端末に供給する供給手段と、受信端末側から提供される番組の視聴情報に基づいて課金処理を行う課金手段とを備えることを特徴とする。
本発明のスクランブル方法は、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、番組をスクランブルするスクランブルステップと、スクランブルされた番組をデスクランブルするためのスクランブル情報を暗号化する暗号化ステップと、暗号化されたスクランブル情報、および番組の種別を示す番組種別情報を番組に付加する付加ステップと、暗号化ステップの処理で暗号化されたスクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を出力する出力ステップと、出力ステップの処理で出力された復号情報、および契約情報を受信端末に供給する供給ステップと、受信端末側から提供される番組の視聴情報に基づいて課金処理を行う課金ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のスクランブル装置および方法においては、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、番組がスクランブルされ、スクランブルされた番組をデスクランブルするためのスクランブル情報が暗号化され、暗号化されたスクランブル情報、および番組の種別を示す番組種別情報が番組に付加され、暗号化されたスクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報が出力され、出力された復号情報、および契約情報が受信端末に供給され、受信端末側から提供される番組の視聴情報に基づいて課金処理が行われる。
本発明のデスクランブル装置は、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、放送供給側からの、スクランブルされた番組をデスクランブルするための、暗号化されたスクランブル情報を復号する復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を記憶する記憶手段と、放送供給側からの番組に付加されたスクランブル情報を抽出する抽出手段と、スクランブル情報を記憶手段に記憶された復号情報に基づいて復号する復号手段と、スクランブルされた番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示するための指示手段と、番組に付加された番組の種別を示す番組種別情報に基づいて、番組の種別を判定する判定手段と、契約情報が、指示手段によって指示された番組の判別手段により判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、番組を復号手段により復号されたスクランブル情報を用いてデスクランブルするデスクランブル手段と、指示手段によって第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報を、課金のために、所定の周期で放送供給側に提供する提供手段とを備え、前記第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後に前記デスクランブル手段にてデスクランブルを行うことを特徴とする。
本発明のデスクランブル方法は、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、放送供給側からの、スクランブルされた番組をデスクランブルするための、暗号化されたスクランブル情報を復号する復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を記憶する記憶ステップと、放送供給側からの番組に付加されたスクランブル情報を抽出する抽出ステップと、スクランブル情報を記憶ステップの処理で記憶された復号情報に基づいて復号する復号ステップと、スクランブルされた番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示するための指示ステップと、番組に付加された番組の種別を示す番組種別情報に基づいて、番組の種別を判定する判定ステップと、契約情報が、指示ステップの処理で指示された番組の判別ステップの処理で判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、番組を復号ステップの処理で復号されたスクランブル情報を用いてデスクランブルするデスクランブルステップと、指示ステップの処理で第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報を、課金のために、所定の周期で放送供給側に提供する提供ステップとを含み、前記第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後に前記デスクランブルステップの処理によってデスクランブルを行うことを特徴とする。
本発明のデスクランブル装置および方法においては、スクランブルされた番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、放送供給側からの、スクランブルされた番組をデスクランブルするための、暗号化されたスクランブル情報を復号する復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報が記憶され、放送供給側からの番組に付加されたスクランブル情報が抽出され、スクランブル情報が記憶された復号情報に基づいて復号され、スクランブルされた番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示し、抽出された番組に付加された番組の種別を示す番組種別情報に基づいて、番組の種別が判定され、契約情報が、指示された番組の種別の番組を視聴することができることを示している場合、番組が復号されたスクランブル情報を用いてデスクランブルされ、第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報が、課金のために、所定の周期で放送供給側に提供され、前記第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後にデスクランブルが行われる。
本発明によれば、契約形態に拘らず、所定の特別番組を放送し、それをペイパービューで視聴させることができる。また、前もって番組の視聴を予約させることにより、放送供給側は視聴情報を迅速に回収することができる。さらに、復号情報を番組の視聴を予約した者にだけ供給することにより、不正視聴を抑制することが可能となる。
図1は、本発明を応用した有料放送システムの一実施例の構成を示すブロック図である。送信側システムのエンコーダ1は、映像信号や音声信号をデジタル化し、圧縮するようになされている。多重化器2(付加手段)は、複数のエンコーダ出力や複数の関連情報を時分割多重する。ここで関連情報とは、番組に関する情報とデスクランブルのためのスクランブル鍵を含む「番組情報」、加入者(視聴者)毎の契約情報(例えばフラットやペイパービューなどの契約形態など)および共通情報の暗号を解くための契約鍵を含む「個別情報」などからなるものとする。
スクランブラ3は、後述する関連情報送出装置4(暗号化手段)からのスクランブル鍵により、多重化器2からの出力信号の所定のものに対して選択的にスクランブルを施すようになされている。
スクランブル制御システム6(出力手段、供給手段)は、関連情報送出装置4に契約鍵を供給するとともに、受信端末に固有の個別鍵により契約鍵を暗号化し、個別情報の一部として多重化器2に供給するようになされている。
関連情報送出装置4は、スクランブラ3にスクランブル鍵を供給するとともに、スクランブル制御システム6から供給された契約鍵により、スクランブル鍵を暗号化し、共通情報(番組情報)の一部として多重化器2に供給するようになされている。
番組制御システム5は、所定の制御信号を発生し、番組に応じてエンコーダ1を制御する。すなわち、デジタル化や圧縮の方法を制御する。また、いま、エンコーダ1においてエンコードされている番組の番組IDや対応するチャンネルのチャンネルID等を発生し、関連情報送出装置4に供給する。視聴情報収集処理システム7は、多数の受信端末からアップリンクされる視聴情報(例えば視聴した番組と対応するチャンネルID、および視聴した時間など)や視聴者からの契約要求を処理し、契約情報としてスクランブル制御システム6に供給するようになされている。
一方、受信端末のデコーダ8(抽出手段)は、内蔵するデスクランブラにより、後述するセキュリティモジュール9(記憶手段、判定手段、デスクランブル手段、提供手段)から供給されたスクランブル鍵により、スクランブルされた信号を元の信号にデスクランブルするようになされている。また、番組に付加された個別情報や番組情報を抽出し、出力するようになされている。
セキュリティモジュール9は、例えばICカード等により構成され、端末固有の個別鍵を記憶し、デコーダ8を介して供給されたスクランブルされていない個別情報を取り込み、個別鍵により個別情報を復号し、契約鍵と契約情報をそれぞれ取り出し、記憶する。また、デコーダ8を介して供給された番組に付随する共通情報を取り込み、契約鍵により共通情報を復号し、スクランブル鍵を取り出し、デコーダ8に供給するようになされている。
次にその動作について説明する。まず、送信側システムより受信端末に個別情報が送信される場合の動作について説明する。この個別情報は、図2に示すように、契約鍵に対応する契約鍵番号、契約鍵、契約したチャンネルに対応するチャンネルID、および契約タイプなどを含んでいる。また、個別情報は、送信先の受信端末のID番号に対応する情報も含んでいる。
契約鍵は、例えば、8ビットの契約鍵番号とともに送信され、複数の契約鍵を使い分けることができるようになっている。契約したチャンネルIDを、例えば16ビットのService_idで表すものとする。契約タイプは、フラット、ペイパービュー、特別契約を識別することができるもので、例えば4ビットとする。
この個別情報は、スクランブル制御システム6において、この個別情報が送信されるべき送信先の受信端末に固有の固別鍵を用いて暗号化される。スクランブル制御システム6は、全ての受信端末について、受信端末に固有の個別鍵を受信端末のID番号に対応させて記憶しており、送信先の受信端末のID番号からその個別鍵を検索することができるようになっている。従って、送信先の受信端末のID番号に対応する個別鍵を検索し、それに基づいて、個別情報が暗号化されることになる。暗号化された個別情報は多重化器2に供給される。
多重化器2においては、エンコーダ1より供給された所定の番組に対応するデジタル化され、圧縮された映像信号や音声信号と、スクランブル制御システム6より供給された個別情報が時分割多重された後、スクランブラ3に供給される。スクランブラ3に供給されたデジタル信号は、関連情報送出装置4より供給されたスクランブル鍵を用いて番組部分だけがスクランブルされ、個別情報の部分はスクランブルされずに伝送路10に送出される。
なお、この個別情報の受信端末への送信は、個別情報の更新が必要とされる時に、必要に応じて随時行われる。この個別情報には、上述した契約情報が含まれている。
次に、通常の番組とそれに付加された番組情報(共通情報の構成要素)が送信側システムから受信端末に送信される場合の動作について説明する。
番組情報は、例えば図3に示すように、契約タイプ、契約鍵の番号を示す契約鍵番号、暗号化されたスクランブル鍵、チャンネルIDに相当するService_id、番組を識別するための番組IDなどを含んでいる。また、契約タイプには、特別番組であるか否かを識別するためのフラグが含まれている。
関連情報送出装置4において生成された上述したような構成の所定の番組情報は、スクランブル制御システム6より供給された契約鍵によって暗号化された後、多重化器2に供給される。多重化器2においては、エンコーダ1から供給された所定の番組に対応するデジタル化され、圧縮された映像信号や音声信号と、関連情報送出装置4より供給された番組情報が時分割多重され、スクランブラ3に供給される。
スクランブラ3においては、そこに供給された番組を構成する圧縮された映像信号や音声信号と番組情報が時分割多重されたデジタル信号が、関連情報送出装置4より供給されたスクランブル鍵によって番組部分だけがスクランブルされ、番組情報の部分はスクランブルされずに伝送路10に送出される。
このようにして、所定の番組とそれに付随する番組情報が送信側システムより受信端末に送信される。
次に、受信端末側の動作について説明する。
図4は受信端末において、視聴許可の制御を行う場合の原理的な動作を説明するための図である。デコーダ8は、例えば、デスクランブラ21、第2復号器22(復号手段)、および第1復号器23より構成されている。
正式に契約した視聴者の受信端末には、個別情報が送信される。送信側システムより、伝送路10を介して送信されたスクランブルされた所定の番組と、スクランブルされていない個別情報が時分割多重されたデジタル信号が、受信端末により受信されると、スクランブルされた番組に対応するデジタル信号は、デスクランブラ21に供給される。
一方、スクランブルされていない個別情報は、まず、その非暗号部に付加された受信端末のID番号と、セキュリティモジュール9に予め記憶されている受信端末のID番号とが比較され、両者が一致した場合、第1復号器23に供給される。
第1復号器23に供給された個別情報は、セキュリティモジュール9に記憶されている受信端末に固有の個別鍵によって解読され、契約鍵、および契約情報が取り出され、セキュリティモジュール9に供給され、記憶される。この契約鍵は、後述する番組情報の解読に使用される。また、契約情報は、受信した番組が契約した番組であるか否かを判断するとき使用される。
受信端末において、視聴者が番組を視聴しているとき、受信端末は、伝送路10を介して送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随した番組情報を受信している。スクランブルされた所定の番組に対応するデジタル信号は、デスクランブラ21に供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器22に供給される。
所定の番組のチャンネルに対応する契約鍵が、上述したようにして、すでに第1復号器23において復号された個別情報から取り出され、セキュリティモジュール9に記憶されている場合、第2復号器22が動作し、セキュリティモジュール9より供給されたその契約鍵によって番組情報が復号される。番組情報が復号された後、番組情報に含まれたスクランブル鍵が取り出される。
次に、番組情報は、セキュリティモジュール9により読み込まれ、すでに記憶している契約情報との照合が行われる。その結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復号器22において得られたスクランブル鍵は、デスクランブラ21に供給される。デスクランブラ21においては、スクランブルされた所定の番組のデジタル信号が、第2復号器22より供給されたスクランブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に戻された後、出力される。
所定のチャンネルをフラットで契約すると、契約したチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプ等からなる契約情報を含む個別情報が送信側システムから受信端末に送信され、受信端末を構成するセキュリティモジュール9に記憶される。契約するチャンネル数が多数あれば、上述した手順が繰り返し実行されることになる。
フラット視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のService_idがセキュリティモジュール9に記憶されており、かつ番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール9に記憶されており、かつService_idに対応する契約タイプがフラットである場合、第2復号器22によって、番組情報が復号され、得られたスクランブル鍵がデスクランブラ21に供給され、デスクランブラ21が動作する。これにより、所定の番組が正常にデスクランブルされた映像および音声が得られ、その番組の視聴が可能となる。
ペイパービュー契約の場合、契約すると、契約したチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するService_id、契約タイプを含む個別情報が送信側システムから受信端末に送信され、デコーダ8を介してセキュリティモジュール9に供給され、記憶される。契約するチャンネルが多数ある場合、この手順が繰り返されることになる。
フラットで契約していても、高額の特別番組を視聴するときに、ペイパービューの操作をすることによって視聴が可能となるようにする場合、送信側システムから、受信端末に特別番組の視聴許可用に、契約鍵、特別番組のチャンネルに対応するService_id、特別契約を示す契約タイプを含む個別情報が送信される。この個別情報は、セキュリティモジュール9に供給され、記憶される。特別番組が多数あり、それぞれに個別の契約鍵を割り当てる場合には、この手順が繰り返されることになる。
高額の特別番組は、視聴料の速やかな請求や、視聴率の速やかな収集が番組供給者から望まれている場合が多い。通常のペイパービュー方式では、例えば、月毎の定期的な視聴情報を受信端末側のセキュリティモジュール9から収集し、その結果から毎月のペイパービュー料金を算出するようになっている。従って、特別番組の視聴料金を速やかに収集することができない。
そこで、電話連絡、または受信端末を操作することにより、所定の特別番組の視聴を希望することを送信側システムに対して事前に連絡を行った視聴者に対してだけ、予め、この特別番組に対応する契約鍵を送信するようにする。これにより、事前連絡を行った視聴者は、ペイパービューの場合と同様の操作を行うことで、特別番組を視聴することが可能になる。この場合、送信側システムは、事前連絡をしてきた視聴者を認識しているので、視聴率の把握を迅速に行ったり、これらの者に対する課金処理を速やかに実施することが可能である。また、事前連絡を行った視聴者だけに契約鍵が送信されるので、契約鍵が不正解読される可能性を減少させることができる。
一方、事前連絡を行っていない視聴者は、特別番組を視聴するための契約鍵を送信側システムから受け取っていないので、特別番組を視聴することはできない。
また、特別番組の視聴を事前連絡により申し込んだ場合でも、番組開始前であれば、送信側システムに連絡することにより、キャンセルすることができる。例えば、視聴者が電話連絡または受信端末を操作することにより、送信側システムに所定の特別番組の視聴の申し込みのキャンセルを連絡すると、送信側システムは、視聴者からのこの連絡に基づいて、特別番組用の契約鍵を消去するために、所定の情報を含めた個別情報を再度視聴者側の受信端末に伝送路10を介して送信する。
例えば、個別情報の中に予約のキャンセルを示す専用のフラグを用意するようにしてもよいが、個別情報の中の契約鍵に値0000000000000000(16進数)を設定し、これをキャンセル用に割り当てて使用することも可能である。この場合、送信側システムは、図5に示したような個別情報を受信端末に送信することになる。受信端末は、送信側システムからの個別情報を受信すると、その中の契約鍵に設定された値が0000000000000000(16進数)であることを認識し、契約鍵番号に対応する所定の番組の視聴が視聴者によってキャンセルされたことを認識するとともに、すでにセキュリティモジュール9内に記憶してある、その契約鍵番号、およびそれに対応する契約鍵を消去する。
これにより、特別番組が送信されてきた場合でも、特別番組とともに送信されてくる番組情報の中の契約鍵番号、およびそれに対応する契約鍵がセキュリティモジュール9に存在しないことになり、視聴者の受信端末はこの特別番組をデスクランブルすることができず、視聴者は特別番組を視聴することができなくなる。
所定の番組の視聴を申し込む事前連絡が多数の視聴者から同時刻に送信側システムに要求されると、送信側システムの受付処理が番組の開始時刻までに間に合わなくなる恐れがある。また、このように番組開始直前に申し込みが多数発生すると、短時間に多数の個別情報を送信する必要が生じ、番組の開始時刻に間に合わなくなる恐れがある。
そこで、事前連絡を行った視聴者だけでなく、それ以外の視聴者にも、すなわち、全ての視聴者に対して、予め、特別番組の契約鍵を個別情報に含ませて前もって送信しておくようにする。この個別情報を受信した受信端末は、特別番組の契約鍵をその契約鍵番号とともにセキュリティモジュール9に記憶させる。従って、特別番組を受信した全ての受信端末は、この特別番組の契約鍵番号に対応する契約鍵をすでにセキュリティモジュール9内に記憶していることになる。
一方、受信端末側では、視聴者が受信端末を操作することにより、事前連絡を行った場合、事前連絡を行ったという情報を、申請したチャンネルIDと番組IDとともに、セキュリティモジュール9内に記憶しておくようにする。特別番組を受信すると、受信端末は、それが特別番組であることを特別番組とともに送信されてきた番組情報の中の契約タイプによって認識する。この場合、特別番組の契約鍵番号に対応する契約鍵がすでにセキュリティモジュール9内に記憶されているが、受信端末は、特別番組である場合、事前連絡を行ったという情報とともに記憶されているチャンネルID、および番組IDが、番組情報内のService_id、および番組IDとそれぞれ一致するか否かを判定し、一致した場合にのみ、送信されてきた特別番組をデスクランブルするために、デスクランブラ21に番組情報内のスクランブル鍵を供給する。これにより、事前連絡を行った視聴者だけが特別番組を視聴することができるようになる。
これにより、仮に番組開始直前に申し込みが殺到したとしても、短時間に多数の個別情報を受信端末に送信する必要がなくなり、番組の開始時刻に間に合わなくなるといった不都合をなくすことができる。また、事前連絡を行った視聴者に対する速やかな課金処理を行うことが可能である。
ここで、視聴者が番組の視聴の予約をキャンセルした場合、すなわち、受信端末を操作することにより、所定の番組の予約のキャンセルを指示した場合、受信端末は、予約キャンセルに対応する所定の信号を送信側システムに電話回線11を介して送信するとともに、セキュリティモジュール9内にすでに記憶されている予約した番組のチャンネルID、および番組IDを消去する。これにより、受信端末は、予約をキャンセルした番組の視聴が不可能となる。
マルチチャンネルのデジタル放送においては、上述したような特別番組が多数存在した場合、それぞれ互いに異なる別々の契約鍵を割り当てるようにすることも可能であるが、その場合、送信側システムから受信端末に送信される個別情報数が増加する。そこで、複数の特別番組に共通の契約鍵を使用するようにすることにより、受信端末に送信される個別情報数の増大を抑制することができる。また、必要な個別情報が全てセキュリティモジュール9内に取り込まれ、記憶されるまでに要する時間をより短くすることが可能である。
また、複数のチャンネル間においても、複数の特別番組に共通の契約鍵を割り当てるようにすることにより、個別情報数の増大を抑制することができる。この場合、チャンネルIDを特定することができないので、契約鍵とともに送信するServidce_idには不特定を示す例えば値0000(16進数)を割り当てるようにする。受信端末側では、Service_idに値0000(16進数)が設定された契約鍵を、チャンネルIDに拘らず、対応する契約鍵番号の特別番組に対して使用する。
予め、必要な個別情報が全ての受信端末のセキュリティモジュール9に取り込まれ、記憶された後で、番組を視聴することができるようになるが、その流れは視聴形態によりいくつかの場合がある。上述したように、番組に付随して送信される番組情報には、暗号化されたスクランブル鍵、それに対応する契約鍵の番号を示す契約鍵番号、チャンネルIDに対応するService_id、および特別番組であるか否かを識別するためのフラグ(契約タイプに含まれる)が含まれている。
次に、視聴形態に応じて、スクランブル鍵を復号する契約鍵を伝送する形態を変化させて、視聴制御を行う方法について説明する。
フラット視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のService_idがセキュリティモジュール9内に記憶されており、かつ番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール9内に記憶されており、かつService_idに対応する契約タイプがフラットであるとき、スクランブル鍵を復号してデスクランブラ21に供給し、デスクランブラ21を動作させる。デスクランブラ21においては、送信システムより供給された所定の番組に対応するスクランブルされた映像/音声信号をデスクランブルし、元の映像/音声信号を得て、番組の視聴を可能とする。
ペイパービュー視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のService_idがセキュリティモジュール9内に記憶されており、かつ番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール9内に記憶されており、かつService_idに対応する契約タイプがペイパービューのとき、例えば受信端末に設けられた「ペイ確認」ボタン12(指示手段)を押すなどのペイパービュー操作を行うことにより、番組の視聴を可能とすることができる。
ペイパービュー操作が行われると、例えば視聴した番組のチャンネルID、番組ID、および視聴時間などからなる視聴履歴が、その都度セキュリティモジュール9に記憶される。セキュリティモジュール9に記憶された視聴情報は、所定の周期で、例えば1カ月毎に送信側システムに電話回線11を介して送信される。送信側システムは、受信端末から送信されてきた視聴情報に基づいて、各受信端末毎の課金処理を行う。
特別番組視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のService_idが、セキュリティモジュール9内に記憶されており、かつ番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール9内に記憶されており、かつ番組情報内の契約タイプによって特別番組であることが示されているとき、すなわち、特別番組であることを示すフラグが立っているとき、上述したペイパービューの場合と同様の操作を行うことにより、特別番組の視聴を可能とすることができる。この場合、送信側システムから個別情報によって、特別番組に対応するService_id、契約鍵番号、およびそれに対応する契約鍵が受信端末に送信され、セキュリティモジュール9にすでに記憶されている。
このように、事前連絡がなくても、ペイパービューの場合と同様の操作を行うことにより、特別番組の視聴を可能とすることができる。この場合、視聴履歴は通常のペイパービューの場合と同様に、所定の周期で、例えば1カ月毎に送信側システムに送信される。従って、この場合、送信側システムは、特別番組であっても、通常の番組と同様に所定の周期で課金処理を行うことになる。
また、事前連絡がないとき、特別番組を視聴させないように運用する場合、受信端末においては、受信した特別番組に付随した番組情報内のチャンネルID、および番組IDが、セキュリティモジュール9内に記憶されているチャンネルID、および番組IDとそれぞれ一致するか否かが判定され、一致しないと判定された場合、番組情報に含まれるスクランブル鍵をデスクランブラ21に供給しないように制御される。その結果、この特別番組を視聴することができなくなる。
一方、受信した特別番組に付随した番組情報内のチャンネルID、および番組IDが、セキュリティモジュール9内に記憶されているチャンネルID、および番組IDとそれぞれ一致すると判定された場合、番組情報に含まれるスクランブル鍵をデスクランブラ21に供給するように制御される。その結果、この特別番組を視聴することが可能となる。
ここで、セキュリティモジュール9内に記憶されているチャンネルID、および番組IDは、視聴者が受信端末を操作することにより、所定の特別番組の視聴の予約を事前申請したときに記憶されたものである。そのとき、この事前申請に対応する信号は、送信側システムにも送信される。従って、送信側システムにおいては、事前連絡者に対する速やかな課金処理を実施することが可能である。
複数チャンネルで特別番組用の契約鍵を共有する場合、上述した特別番組視聴は、受信端末が受信した番組に付随する番組情報内のService_idがセキュリティモジュール9内に記憶されていないが、番組情報内の契約鍵番号に対応する契約鍵がセキュリティモジュール9内に記憶されており、かつ番組情報内の契約タイプに特別番組であることを示すフラグが立っているとき、ペイパービューの場合と同様の操作を行うことにより、特別番組の視聴が可能となる。
以上のように、本発明によれば、契約鍵、Service_id、契約タイプの送出形態により、フラット、インパルスペイパービュー、特別番組、および事前申し込み者に対してだけ視聴を可能にするコールアヘッドペイパービューの制御を統一的に行うことが可能となる。
なお、上記実施例においては、個別情報を放送電波によって受信端末に供給するようにしたが、電話線を介して送信したり、ICカード、その他の記録媒体によって、受信端末に供給するようにすることも可能である。
また、上記実施例においては、伝送路10を放送波であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、光ファイバケーブルやその他の伝送媒体とすることも可能である。
さらに、上記実施例においては、例として、契約タイプに4ビット、契約鍵番号に8ビット、契約鍵およびスクランブル鍵に64ビット、Service_idおよび番組IDに16ビットをそれぞれ割り当てるようにしたが、これに限定されるものではなく、他の任意のビット数をそれぞれ割り当てるようにすることが可能である。
1 エンコーダ, 2 多重化器, 3 スクランブラ, 4 関連情報送出装置, 5 番組制御システム, 6 スクランブル制御システム, 7 視聴情報収集処理システム, 8 デコーダ, 9 セキュリティモジュール, 10 伝送路, 11 電話回線, 21 デスクランブラ, 22 第2復号器, 23 第1復号器
Claims (5)
- 放送供給側から送信されてきたスクランブルされた所定のチャンネルの番組を、視聴者側の受信端末で受信し、受信した前記番組をデスクランブルするスクランブル放送システムにおいて、
スクランブルされた前記番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、
前記放送供給側は、
前記番組をスクランブルするスクランブル手段と、
スクランブルされた前記番組をデスクランブルするためのスクランブル情報を暗号化する暗号化手段と、
暗号化された前記スクランブル情報、および前記番組の種別を示す番組種別情報を前記番組に付加する付加手段と、
前記暗号化手段により暗号化された前記スクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を出力する出力手段と、
前記出力手段からの前記復号情報、および前記契約情報を前記受信端末に供給する供給手段と、
前記受信端末側から提供される視聴情報に基づいて課金処理を行う課金手段と
を備え、
前記受信端末は、
前記放送供給側からの前記復号情報、および契約情報を記憶する記憶手段と、
前記放送供給側からの前記番組に付加された前記スクランブル情報を抽出する抽出手段と、
前記スクランブル情報を前記記憶手段に記憶された前記復号情報に基づいて復号する復号手段と、
スクランブルされた前記番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示するための指示手段と、
前記番組種別情報に基づいて、前記番組の種別を判定する判定手段と、
前記契約情報が、前記指示手段によって指示された番組の前記判別手段により判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、前記番組を前記復号手段により復号された前記スクランブル情報を用いてデスクランブルするデスクランブル手段と、
前記指示手段によって前記第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報を所定の周期で前記放送供給側の前記課金手段に提供する提供手段と
を備え、
前記第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後に前記デスクランブル手段にてデスクランブルを行う
ことを特徴とするスクランブル放送システム。 - スクランブルした所定のチャンネルの番組を、視聴者側の受信端末に送信するスクランブル装置において、
スクランブルされた前記番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、
前記番組をスクランブルするスクランブル手段と、
スクランブルされた前記番組をデスクランブルするためのスクランブル情報を暗号化する暗号化手段と、
暗号化された前記スクランブル情報、および前記番組の種別を示す番組種別情報を前記番組に付加する付加手段と、
前記暗号化手段により暗号化された前記スクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を出力する出力手段と、
前記出力手段からの前記復号情報、および前記契約情報を前記受信端末に供給する供給手段と、
前記受信端末側から提供される前記番組の視聴情報に基づいて課金処理を行う課金手段と
を備えることを特徴とするスクランブル装置。 - スクランブルした所定のチャンネルの番組を、視聴者側の受信端末に送信するスクランブル方法において、
スクランブルされた前記番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、
前記番組をスクランブルするスクランブルステップと、
スクランブルされた前記番組をデスクランブルするためのスクランブル情報を暗号化する暗号化ステップと、
暗号化された前記スクランブル情報、および前記番組の種別を示す番組種別情報を前記番組に付加する付加ステップと、
前記暗号化ステップの処理で暗号化された前記スクランブル情報を復号するための復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を出力する出力ステップと、
前記出力ステップの処理で出力された前記復号情報、および前記契約情報を前記受信端末に供給する供給ステップと、
前記受信端末側から提供される前記番組の視聴情報に基づいて課金処理を行う課金ステップと
を含むことを特徴とするスクランブル方法。 - 放送供給側から送信されたスクランブルされた所定のチャンネルの番組を、視聴者側の受信端末で受信し、受信した前記番組をデスクランブルするデスクランブル装置において、
スクランブルされた前記番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、
前記放送供給側からの、スクランブルされた前記番組をデスクランブルするための、暗号化されたスクランブル情報を復号する復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を記憶する記憶手段と、
前記放送供給側からの前記番組に付加された前記スクランブル情報を抽出する抽出手段と、
前記スクランブル情報を前記記憶手段に記憶された前記復号情報に基づいて復号する復号手段と、
スクランブルされた前記番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示するための指示手段と、
前記番組に付加された前記番組の種別を示す番組種別情報に基づいて、前記番組の種別を判定する判定手段と、
前記契約情報が、前記指示手段によって指示された番組の前記判別手段により判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、前記番組を前記復号手段により復号された前記スクランブル情報を用いてデスクランブルするデスクランブル手段と、
前記指示手段によって前記第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報を、課金のために、所定の周期で前記放送供給側に提供する提供手段と
を備え、
前記第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後に前記デスクランブル手段にてデスクランブルを行う
ことを特徴とするデスクランブル装置。 - 放送供給側から送信されたスクランブルされた所定のチャンネルの番組を、視聴者側の受信端末で受信し、受信した前記番組をデスクランブルするデスクランブル方法において、
スクランブルされた前記番組は、チャンネル単位で契約が行われる第1の種別の番組と、視聴した番組に応じて課金され、且つ、所定の周期で課金処理が行われる第2の種別の番組とを含んでおり、
前記放送供給側からの、スクランブルされた前記番組をデスクランブルするための、暗号化されたスクランブル情報を復号する復号情報、および契約形態に対応する所定の契約情報を記憶する記憶ステップと、
前記放送供給側からの前記番組に付加された前記スクランブル情報を抽出する抽出ステップと、
前記スクランブル情報を前記記憶ステップの処理で記憶された前記復号情報に基づいて復号する復号ステップと、
スクランブルされた前記番組の中のどの番組を視聴するかを視聴者が指示するための指示ステップと、
前記番組に付加された前記番組の種別を示す番組種別情報に基づいて、前記番組の種別を判定する判定ステップと、
前記契約情報が、前記指示ステップの処理で指示された番組の前記判別ステップの処理で判別された種別の番組を視聴することができることを示している場合、前記番組を前記復号ステップの処理で復号された前記スクランブル情報を用いてデスクランブルするデスクランブルステップと、
前記指示ステップの処理で前記第2の種別の番組が指示された場合には、当該番組に関する所定の視聴情報を、課金のために、所定の周期で前記放送供給側に提供する提供ステップと
を含み、
前記第2の種別の番組が指示された場合には、視聴を行う旨の信号が入力された後に前記デスクランブルステップの処理によってデスクランブルを行う
ことを特徴とするデスクランブル方法。
Priority Applications (1)
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JP2010030682A JP2010158043A (ja) | 2010-02-15 | 2010-02-15 | スクランブル放送システム、スクランブル装置、スクランブル方法、デスクランブル装置、およびデスクランブル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010030682A JP2010158043A (ja) | 2010-02-15 | 2010-02-15 | スクランブル放送システム、スクランブル装置、スクランブル方法、デスクランブル装置、およびデスクランブル方法 |
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-
2010
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Patent Citations (5)
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