JP2010157259A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010157259A
JP2010157259A JP2010036833A JP2010036833A JP2010157259A JP 2010157259 A JP2010157259 A JP 2010157259A JP 2010036833 A JP2010036833 A JP 2010036833A JP 2010036833 A JP2010036833 A JP 2010036833A JP 2010157259 A JP2010157259 A JP 2010157259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analysis
subject
entropy
time
entropy value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010036833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4865046B2 (ja
Inventor
Toru Watsuji
徹 和辻
Noriko Oba
紀子 大場
Takeshi Ogawa
毅 小河
Hiroaki Niwamoto
浩明 庭本
Toshihiro Ishikawa
智弘 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010036833A priority Critical patent/JP4865046B2/ja
Publication of JP2010157259A publication Critical patent/JP2010157259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4865046B2 publication Critical patent/JP4865046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】低い導入費用で、しかも高齢者などの被験者の日常の生活活動度をプライバシーを確保しながら最も自然な形で集積でき、さらには被験者の生活活動度を評価できるとともに、被験者の体調を迅速かつ容易に判定できる情報処理装置を提供することである。
【解決手段】家庭用電気機器の操作から被験者の生活活動度を評価する情報処理装置において、所定の家庭用電気機器の操作時刻情報を解析する解析評価手段3を有し、解析評価手段3は、1日分の前記操作時刻情報から所定の時間間隔毎の集計値を算出し、該集計値の集合のエントロピー値を算出する解析部31と、累積した前記操作時刻情報を解析して得られた基準エントロピー値を記憶した記憶部32と、解析部31で解析されたエントロピー値と前記基準エントロピー値とを比較して被験者の生活活動度を評価する評価部33とを備える構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は情報処理装置に関し、より詳細には被験者、特に高齢者の日常の生活活動度をプライバシーを確保しながら最も自然な形で集積して、被験者の生活活動度を評価し、介護・看護・医療・福祉機関の活動に役立てるとともに、被験者の体調を迅速かつ容易に判定できる情報処理装置に関するものである。
わが国において、65歳以上の高齢者の人口に占める割合が今後50年の間に30%を超えると言われている。このような状況下で、要介護老人の対策が現在注目・検討されているが、一方で多くの健康な高齢者が存在していることも見過ごしてはならない。健康な高齢者の中でも一人暮らしの高齢者は、空間的・人間関係的に孤立していることが多く、これらの人の健康状態を把握することは大変重要なことではあるが、特定多数の人の健康状態を把握・管理するには人手が圧倒的に不足している。
このため例えば、自治体の中にはペンダント型無線式緊急通報システムを導入しているところもあるが、これは緊急時のみに使用されるものであり高齢者の日常の健康状態を把握するものではない。また、宅内に多種のセンサを配置して高齢者の生活活動を監視するサービスシステムが警備会社などから提供されているが、システム導入および維持の費用が高いため高額所得者にしか普及していないのが現状である。さらに特許文献1では、家庭用電気製品にセンサを取付けて、電気ポットの給湯スイッチのオン・オフなどを検出して生活者の安否などを監視するシステムが提案されているが、電気製品の設置場所および情報量に制限があり、加えて電気製品をほとんど使わない人や夜間に電気製品の電源プラグをコンセントから抜いておく人などの場合にはこのシステムでは十分な監視はできない。
特開平10−248093号公報
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、低い導入費用で、しかも高齢者などの被験者の日常の生活活動度をプライバシーを確保しながら最も自然な形で集積でき、さらには被験者の生活活動度を評価できるとともに、被験者の体調を迅速かつ容易に判定できる情報処理装置を提供することをその目的とするものである。
本発明によれば、家庭用電気機器の操作から被験者の生活活動度を評価する情報処理装置において、所定の家庭用電気機器の操作時刻情報を解析する解析評価手段を有し、前記解析評価手段は、1日分の前記操作時刻情報から所定の時間間隔毎の集計値を算出し、該集計値の集合のエントロピー値を算出する解析部と、累積した前記操作時刻情報を解析して得られた基準エントロピー値を記憶した記憶部と、前記解析部で解析されたエントロピー値と前記基準エントロピー値とを比較して被験者の生活活動度を評価する評価部とを備えることを特徴とする情報処理装置が提供される。
前記情報処理装置は前記解析評価手段による被験者の生活活動度の評価結果を送信する送信手段をさらに備え、介護・看護・医療・福祉機関に前記評価結果を送信するのが望ましい。
本発明の情報処理装置では、低い導入費用で、しかも高齢者などの被験者の日常の生活活動度をプライバシーを確保しながら最も自然な形で集積でき、さらには被験者の生活活動度を的確に評価できるとともに、被験者の体調を迅速かつ容易に判定できる。
本発明の生活活動度評価システムの概略構成図である。 各種センサを配設した家の平面図である。 各家電機器の使用状況を示すタイムチャートである。 本発明における解析評価手段の概説図である。 歩行時の加速度変化を示す図である。 歩行時の加速度変化から2次元数空間に描いたカオスアトラクタ図である。 アトラクタ軌道周期の変化を示す図である。 アトラクタ軌道周期の変化を示す図である。 アトラクタ軌道周期の揺らぎをDFAにより分析した結果を示す図である。 アトラクタ軌道周期の揺らぎをDFAにより分析した結果を示す図である。 冷蔵庫の扉開閉についての時系列データの一例である。 1時間当たりの扉の開閉回数を示すヒストグラムである。 エントロピーの日々の変化例を示す図である。 日記式アンケート例である。 体調(食欲)とエントロピーとの関係を示す図である。 体調(体の痛み)とエントロピーとの関係を示す図である。
本発明者等は、低い導入費用で、しかも高齢者などの被験者の日常の生活活動度をプライバシーを確保しながら最も自然な形で集積でき、さらには被験者の生活活動度を評価できるシステムを提供できないか鋭意検討を重ねた結果、日常生活で違和感なく利用され且つ広く普及している家電製品の使用状況や、ガス・水道などの使用状況、さらには被験者の屋内外での移動状況などを検知・集積し、このような検知結果を解析することにより被験者の生活活動度を評価すればよいことを見出し本発明をなすに至った。
すなわち本発明の生活活動度評価システムの大きな特徴は、検知手段で得られた検知信号を集積手段で集積し、時系列的に信号を記憶して、この集積された時系列データから被験者の生活活動度を解析評価手段で評価する点にある。
図1に、本発明の生活活動度評価システムの概説図を示す。宅内に配設された各種検知センサ1や被験者が携帯した検知センサ1で検知された信号は集積手段2に送られ、ここで時系列データとして集積・記憶される。集積手段2に記憶された時系列データは所定時間ごとあるいは送信要求があったときに解析評価手段3に送られる。解析評価手段では収集された時系列データを解析・評価を行う。解析評価手段3による評価結果は送信手段4を用いて必要により被験者本人5および介護・看護・医療・福祉機関6に送られ、健康状態の自己管理や当該機関による活動に活用される。図1では解析評価手段3と送信手段4とが情報処理装置に搭載されているものとしている。以下各手段について個別に説明する。
まず前記検知手段としては、例えばエアコン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、マットなどの家電製品、振動センサ、加速度センサ、赤外線センサなど従来公知のものを用いることができ、これらを複数個組み合わせて使用することが生活活動度をより詳細に検知する上で望ましい。例えば家電製品を検知手段として用いれば、スイッチのオン・オフや扉の開閉、温度の設定、運転モード、コンプレッサ回転数、リモコン操作、消費電力、入退室などを検知することができる。また家電製品、トイレ・浴室・居間・寝室・仏壇などの扉・家具・床など屋内での移動により振動がよく伝わる屋内部材などに振動センサや加速度センサを取付けておけば、どのセンサが何時何分に振動または加速度を検知したか、すなわち人がどのような行動をしたかを検知することができる。さらにガスや水道の配管に振動センサや加速度センサ、あるいは計量計を取り付けておけば、ガスや水道の使用状況を検知することもできる。また赤外線センサを検知手段として用いれば、特定領域に人が入ったことを検知できる。また振動センサや加速度センサ、傾斜センサなどを組み込んだ携帯型万歩計(登録商標)を検知手段として用いれば、屋外での被験者の生活活動度をも把握、記録することができる。
前記各種検知手段で検知された検知信号は集積手段に送られ、ここで時系列データとして記憶される。検知手段から集積手段への送信方法について特に限定はないが、新たな配線工事を必要としない点から無線や電灯線搬送を用いて送信するのが好ましい。
集積手段に集積・記憶された時系列データは解析評価手段に送信される。集積手段から解析評価手段への送信方法に特に限定はなく、電話回線やCATV回線などを利用すればよい。なお図1では集積手段と解析評価手段を別体としているが、両者を一体として形成してももちろん構わない。
次に本発明の解析評価手段における解析・評価方法について説明する。この方法では移動度を算出し、この値に基づき評価を行う。ここでいう移動度とは、一定期間に被験者が動いた距離を示す一つの指標であり、例えば一日にどれだけ動いたかを示す。以下、図を参照しながらこの方法について説明する。
図2は家の見取り図であって、説明を簡単にするため玄関、寝室、リビング、台所、風呂場を直列に設けてある。検知センサとしては、玄関:玄関電灯・玄関マット、寝室:寝室電灯・寝室エアコン、リビング:リビング電灯・テレビ・ビデオ・エアコン、台所:台所電灯・冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器、風呂場:風呂場電灯・洗濯機にそれぞれ配設されている。例えば、これら検知センサが1時間に1回以上反応した場合を「*」印として表にすると表1の様になる。
Figure 2010157259
この表を解析すれば、被験者の部屋間の移動を把握することができる。すなわち表1によれば、被験者は7時頃に起床して寝室からリビングに移動し、その後台所に移動し、というように被験者の動きが順次各検知センサの検知結果からわかる。そこで一部屋分移動すれば1点、二部屋分移動すれば2点、三部屋分移動すれば4点として、被験者の一日の動きを移動度として点数化すると表1の場合には18点になる。非常に活発な健常者の移動度の平均値が30点、寝たきり者の移動度が1点であったとするならば、移動値18点は普通よりやや上ということになり、自己の点数がわかることによって相対的な自分の生活活動度が認識できるようになる。また算出した前記移動値を30点以上を「5」、24点以上を「4」、18点以上を「3」、12点以上を「2」、6点以上を「1」、6点未満を「0」というように6段階に分けて評価してもよい。このような移動値を活用すれば、移動値がより高く、あるいは一つ上の段階になるようにと被験者の活動意欲を高揚させることもできる。
次に本発明の解析評価手段における他の解析・評価方法を説明する。この解析・評価方法としては、例えば最も単純な例を示せば、検知手段が一定時間以上被験者の活動を検知しなかった、あるいは活動の検知が極端に少なくなった場合は、被験者に異常が生じたものとして被験者の安否を評価する方法が考えられる。
また別の例としては、被験者の生活活動度の時系列データを蓄積して日常の生活活動パターンを割り出し、これを基準データとして記憶部に記憶しておき、検知された時系列データがこの基準データと異なるパターンを示したときは、異常が生じたものとして被験者の健康状態を評価するクラスター分析方法がある。例えば図3に示すような各家電機器のタイムチャートを作成して、冷蔵庫の扉は一日平均何回開閉さるか、テレビは一日平均何時間つけられているか、居間の電灯は何時に点灯・消灯しているかといった平均データを抽出・記憶しておき、検知データをこの平均データと比較して被験者の状態に変化がないか評価するのである。検知データが平均データと著しく異なる場合、例えば冷蔵庫の扉は一日平均10回開閉されていたのに2,3回しか開閉されなくなった、あるいはテレビがまったくつけられていない、居間の電灯が消灯されないといった場合には、被験者に何らかの異常が発生したものと評価し、その旨外部に報知する。
さらに一歩進んだ解析・評価方法としては、日常の生活活動度と関連づけられる解析結果を基準データとして記憶部に記憶しておき、時系列データの解析結果と基準データとの比較を行い、一致又は近似している基準データから被験者の生活活動度をより詳細に推測・評価することもできる。この方法の概説図を図4に示す。集積手段2から解析評価手段3へ送られてきた時系列データはまず解析部31で解析される。具体的解析手法については後述する。そして被験者の生活活動度と関連づけられる解析結果は基準データとして記憶部32に記憶される。一方、順次送られてくる時系列データの解析結果はこの基準データと比較され、一致又は近似している基準データから被験者の生活活動度が推測・評価され、出力部34で出力される。
ここでまず、時系列データの解析方法として非線形解析方法を用いる場合を説明する。行動など生体に関する情報は一般に非線形データであるため、解析方法として非線形解析方法を用いることができる。中でも非線形データの解析手法として広く用いられているカオス解析が前記時系列データの解析方法に最も好適に用られる。このカオス解析には、フラクタル次元解析やリアプノフ指数解析、カオスアトラクタ解析など種々の解析方法があるが、生体情報に関する解析手法としてはカオスアトラクタ解析が適している。中でもカオスアトラクタの軌道周期を測定し、その軌道周期の揺らぎから生活活動度を解析する方法が好ましい。
以下具体的にこの解析方法について説明する。図5に、実際に測定した被験者による歩行の加速度データを示す。図5は、横軸を時間、縦軸を加速度として歩行による加速度の経時変化を示した図であって、図5(a)が健康時の加速度データ、同図(b)が体調不良時の加速度データである。これらの図から理解されるように、加速度データの波形を比較してもその違いは明確にはわからないことが多い。
次に、このデータに基づき2次元数空間に描いたカオスアトラクタを図6に示す。図6(a)が健康時のカオスアトラクタ、同図(b)が体調不良時のカオスアトラクタである。カオスアトラクタの形状から、パターンマッチング法を用いて評価を行える場合はこの段階で評価を行ってもよいが、この図の場合のように両者の違いが不明確であることもあり、このような場合にはパターンマッチング法を適用することができない。
そこで、図6のカオスアトラクタの構成要素の平均値を求め、その平均値座標点を原点としてカオスアトラクタを極座標変換してカオスアトラクタの軌道周期を測定した。具体的にはカオスアトラクタの点Oから右方向に水平線Sを引き、この水平線Sを基準線としてアトラクタ軌道が反時計回りに360°回転して基準線に戻ってくるまでの時間を軌道周期とした。
アトラクタ軌道周期の測定結果を図7に示す。図7(a)が健康時のアトラクタ軌道周期、同図(b)が体調不良時のアトラクタ軌道周期である。また加速度データおよびカオスアトラクタは示さなかったが、被験者が体調を崩す前日のカオスアトラクタの軌道周期を図8に示す。図7の(a)、(b)及び図8を比較してみればわかるように、カオスアトラクタのパターンマッチング法ではわからなかった、体調の違いによる歩行データの違いがアトラクタ軌道周期の揺らぎから見いだせるのである。したがって種々の状態時のアトラクタ軌道周期の揺らぎを基準データとして記憶部に記憶させておけば、基準データの揺らぎ特性と測定した揺らぎ特性を順次比較してその一致性を検出することによりそのときの状態、上記例で言えば健康、体調不良の前兆、体調不良を判定することができる。
アトラクタ軌道の揺らぎを分析する方法としては、デトレンド変動分析(DFA:Detrended Fluctuation Analysis)、フーリエ変換などの周波数変換、ウェーブレット解析、マルチフラクタル解析など従来公知の分析方法を用いることができるが、大きな揺らぎに対しても客観的かつ正確に分析できる点からDFAが望ましい。
DFAによる分析方法を概説すると、まず揺らぎの系を所定のウインドウサイズで区切り、各ウインドウ毎に波形を直線近似する。そしてその直線近似からのズレの絶対値を積分し、この積分値を揺らぎの大きさとする。揺らぎの大きさを縦軸とし、ウインドウサイズを縦軸として、各ウインドウサイズに対する揺らぎの大きさをプロットとし、その傾きやy切片を状態の判定・予測の指標とするのである。
図7(a),(b)に示したアトラクタ軌道周期の揺らぎをDFAで分析した結果を図9に示す。図9は、横軸をウインドウサイズ、縦軸を揺らぎの大きさとして、健康時と体調不良時をそれぞれ実線と破線で表したものである。体調不良時の破線は、健康時の実線に比べて線の傾きが小さくなっている。したがってこの場合は主として線の傾きの変化から健康、体調不良の評価を行うことができる。
また時系列データとして歩行時の振動データを用いて、アトラクタ軌道周期の揺らぎをDFAで分析した結果を図10に示す。なお歩行時の振動は振動スイッチ(光進社製)を用いて測定した。また振動スイッチの出力は「1」と「0」のデジタル的な信号であるので、信号を加算平均してスムージングを行いカオスアトラクタを描いた。図9と同様に図10は、横軸をウインドウサイズ、縦軸を揺らぎの大きさとして、健康時と体調不良時をそれぞれ実線と破線で表したものである。健康時の実線と体調不良時の破線とはy切片および傾きが異なっているから、この相違点から健康、体調不良の判定を行うことができる。
生活活動度の解析方法として、家電機器の所定時間毎の使用頻度から算出したエントロピーを用いる場合を次に説明する。エントロピーは統計分布においてサンプルのばらつき具合を定量化する値であって、ここでは家電機器が散漫に使用されたか、集中して使用されたかを示すものである。本発明者等は、100人の被験者(独居者)の家の種々の家電製品に検知手段を配設し、その使用状況を1ヶ月にわたって調査した。この結果、家電製品の使用についてのエントロピーと被験者の体調との間に密接な相関関係があるという新たな知見を得、エントロピーを被験者の健康状態を表す一つの指標として利用できることを見出した。以下、家電機器として冷蔵庫を用いた場合を例に説明する。
冷蔵庫に扉開閉検知器を設け、冷蔵庫の扉が開閉されると、開閉された日時と「開」又は「閉」の信号を解析部31(図4に図示)に送るようにする。扉開閉検知器と解析部とは例えば電力線で接続し、電力線上に構築されたネットワークの基に扉開閉検知器から解析部へデータを送る。図11に、解析部に送る時系列データの一例を示す。図11では、例えば最初の行で、'00年7月31日の6時9分14秒に冷蔵庫の扉が開かれたことを示し、次の行で、同日の6時9分18秒に扉が閉じられたことを示している。
次に、この冷蔵庫の扉の開閉回数を所定時間間隔で積算したヒストグラムを図12に示す。図12は、横軸を時刻、縦軸を扉の積算開閉回数として、1時間毎の扉の積算開閉回数を示したものである。この扉の開閉回数データから扉の開閉についてのエントロピーを求める。各時刻の扉の開閉回数をni(i=1,2,・・・,23)とし、一日の扉の開閉回数の総和をNとすると、エントロピーEは下記式から算出される。なお、エントロピーの計算においては、前記例では1時間ごとの開閉回数の和をとったが、1分、15分、3時間など種々の時間間隔を取ってももちろん構わない。
Figure 2010157259
このようにして算出された1日ごとのエントロピーの変化の一例を図13に示す。図13は、縦軸をエントロピー、横軸を日付として、エントロピーの日毎の変化を示した図であって、エントロピーが日々変化することがわかる。
一方、調査期間中の被験者の日々の体調を、図14に示す日記式アンケートで同時に調査し、エントロピーと被験者の体調との関係を調べた。各日のエントロピーを、アンケートから得られた被験者の体調(よい、普通、悪い)ごとに分けて記入したものの一例を表2に示し、それをグラフにしたものを図15に示す。なお、図15において、中央左右に三角形状の切欠のある四角形の上辺および下辺は、母データの上から25%および下から25%の値を示している。
Figure 2010157259
表2および図15からは、食欲がよい及び普通の場合にはエントロピーは小さく、食欲がない(悪い)場合にはエントロピーが大きくなる傾向が読みとれる。そこで、表2のデータに基づき、統計学における仮説検定手段によりエントロピーと体調との相関関係を検証した。表3にその結果を示す。なお、表3における値は、一般に「p値」と呼ばれる確率を示す値であって、顔色や気分といった被験者の各体調とエントロピーとは相関関係がないと仮定した場合に、現実に得られた調査結果が得られる確率である。つまり、p値が十分に小さい場合には、相関関係がないとした仮説が棄却され、両者に相関関係があるということになる。したがって、表3において値が小さい所ほど、被験者の体調とエントロピーの相関関係は強いことを示している。
Figure 2010157259
表3によれば、冷蔵庫の扉の開閉頻度についてのエントロピーと食欲および睡眠との間に強い相関関係のあることがわかる。例えば時間間隔を15分とした場合に、エントロピーの増加と食欲の減退とはp値が5.67×10-6であり、高い相関関係のあることがわかる。同様に、エントロピーの増加と睡眠の減退とはp値が4.79×10-9であり、極めて高い相関関係のあることがわかる。なお、表3(表4,6,7でも同じ)では「よい」、「普通」、「悪い」といった区分全体のp値の分散分析の結果であるが、「普通」と「悪い」についての相関関係を見た場合にも強い相関関係を示すものがある。例えば、時間間隔が1分・15分・1時間の場合のエントロピーの増加と、食欲・睡眠との関係、及び時間間隔が3時間の場合のエントロピーの増加と睡眠との関係は強い相関関係を示す。
また、家電機器としてテレビを用いた場合にも、冷蔵庫を用いた場合と同様に、エントロピーと特定の体調との間に相関関係のあることがわかった。冷蔵庫の場合における扉の開閉回数の代わりに、テレビの場合には遠隔操作器(以下「リモコン」と記すことがある)からの信号送信回数を用いた。すなわち、電源のオン・オフ、チャンネルの切換、音量の増・減といったリモコンからテレビに送られる信号の送信回数を用いた。エントロピーの算出や統計学的処理については、冷蔵庫の場合と同様であるのでここでは省略し、得られたエントロピーと体調(体の痛み)との相関関係を図16に示す。また統計学における仮説検定手段によりエントロピーと体調との相関関係を検証した結果を表4に示す。
Figure 2010157259
表4によれば、時間間隔が1分の場合、テレビの信号送信回数についてのエントロピーと痛みとの間のp値は4.93×10-7であり、高い相関関係のあることがわかる。
また、日々のエントロピーを所定期間蓄積しておき、その期間内の平均を求めて、基準となるエントロピーと比較することにより、日々のエントロピー変化だけでは充分には把握できない被験者のその他の体調変化を把握することもできる。一例として表5に、被験者78名について29日間の実験後に「POMS検査」を行い、"うつ"と"疲労"の2つの体調項目と冷蔵庫の扉開閉回数のエントロピーと関係を調べた結果を示す。
Figure 2010157259
表5によれば、「POMS検査」により"うつ"に関して、被験者のうち43名がその可能性が低く、34名がその可能性が高かった。そして"うつ"の可能性の低い被験者の平均エントロピーは5.32であるのに対し、"うつ"の可能性の高い被験者の平均エントロピーは5.57であった。すなわち、平均エントロピーが高いと"うつ"状態である可能性が高いと考えられる。そこで前記の統計学的処理によりエントロピーと"うつ"との相関関係を検証したところ、p値は0.0152と小さい値を示し、両者に相関関係があることが認められた。
また"疲労"に関しても、「POMS検査」により被験者のうち44名が疲労している可能性が低く、33名が疲労している可能性が高かった。そして、疲労しているの可能性の低い被験者の平均エントロピーは5.33であるのに対し、疲労している可能性の高い被験者の平均エントロピーは5.55であった。このことから、平均エントロピーが高いと疲労している可能性が高いと考えられる。前記と同様に、統計学的処理によりエントロピーと"疲労"との相関関係を検証したところ、p値は0.0344と比較的小さい値を示し、両者に相関関係があることが認められた。
以上から明らかなように、各被験者の通常状態(普通)のときのエントロピーを予め算出して、これを基準エントロピーとして記憶しておき、日々送られてくる検知データあるいは所定期間内の検知データから算出したエントロピーを基準エントロピーと比較することにより被験者の体調を判定できる。なお、前記実施例では家電機器として冷蔵庫およびテレビを用いているが、家電機器としてこれらに限定されるものではなく、従来公知の家電機器を利用することができる。また、複数の家電機器の使用頻度から複数のエントロピーを算出することにより、被験者の体調をより具体的に判定できるようになる。
次に、生活活動度の解析方法として、家電機器を一日のうちで最初に使用した時刻、最後に使用した時刻、平均使用時刻の少なくとも1つの時刻を用いる場合について説明する。解析方法としてエントロピーを用いた場合と同様に、100人の被験者(独居者)の家の種々の家電製品に検知手段を配設し、その使用状況を1ヶ月にわたって調査した結果、家電製品の使用時刻と被験者の体調との間に密接な相関関係があるという新たな知見が得えられ、この使用時刻を被験者の健康状態を表す一つの指標として利用できることが見出された。以下、家電機器として冷蔵庫およびテレビを用いた場合を例に説明する。
冷蔵庫には扉開閉検知器を設け、冷蔵庫の扉が開閉されると、開閉された時刻と「開」又は「閉」の信号を検知する。またテレビの場合にはリモコンに信号送信検知器を設け、リモコンがテレビに信号を送信した時刻を検知する。そして、冷蔵庫の扉およびリモコンの信号送信が一日のうちで最初に作動した時刻、最後に作動した時刻、そして下記式から算出される平均時刻Tをそれぞれ記録し、前記の図14に示した日記式アンケートで調査した被験者の体調とこれら検知した時刻との関係を調べた。結果を表6および表7に示す。なお表6および表7は、表3と同様に、統計学的処理により算出したp値を示したものである。
Figure 2010157259
Figure 2010157259
Figure 2010157259
表6から、例えば冷蔵庫の扉が一日のうちで最初に開かれた時刻、最後に閉じられた時刻、平均時刻のそれぞれ時刻と食欲とは強い相関関係のあることがわかる。また表7からも、例えばテレビのリモコンが一日のうちで最初に信号を送信した時刻、最後に信号を送信した時刻、平均時刻のそれぞれ時刻と食欲と強い相関関係のあることがわかる。したがって、各被験者の通常状態(普通)のときの各基準時刻を記憶しておき、日々検知される時刻あるいは所定期間内の平均にした時刻を基準時刻と比較することにより被験者の体調を判定できる。なお、前記実施例では家電機器として冷蔵庫およびテレビを用いているが、家電機器としてこれらに限定されるものではなく、従来公知の家電機器を利用することができる。また、複数の家電機器の使用時刻を算出することにより、被験者の体調をより具体的に判定できるようになる。
本発明の生活活動度評価システムの解析方法としてエントロピー又は前記の使用時刻を用いる場合には具体的には、図4において、日々送られてくる検知データから各被験者の通常状態(普通)のときのエントロピー又は使用時刻を必要により解析部31で算出して記憶部32に記憶しておき、送られてきた検知データから解析部32で算出したエントロピー又は使用時刻を、記憶部32の基準エントロピー又は基準時刻と評価部33で比較して被験者の体調を評価する。
このようにして解析評価手段により評価された被験者の生活活動度は、被験者本人および介護・看護・医療・福祉機関などに通信手段を介して送信され、被験者の日常生活の改善や当該機関の活動に役立てるようにするのが好ましい。この場合、被験者本人およびその家族、前記機関などからの要求によっても、評価された生活活動度が通信手段を介して要求者に送信されるようにしてもよい。
3 解析評価手段
4 送信手段
31 解析部
32 記憶部
33 評価部

Claims (2)

  1. 家庭用電気機器の操作から被験者の生活活動度を評価する情報処理装置において、
    所定の家庭用電気機器の操作時刻情報を解析する解析評価手段を有し、
    前記解析評価手段は、
    1日分の前記操作時刻情報から所定の時間間隔毎の集計値を算出し、該集計値の集合のエントロピー値を算出する解析部と、
    累積した前記操作時刻情報を解析して得られた基準エントロピー値を記憶した記憶部と、
    前記解析部で解析されたエントロピー値と前記基準エントロピー値とを比較して被験者の生活活動度を評価する評価部とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記解析評価手段による被験者の生活活動度の評価結果を送信する送信手段をさらに備え、介護・看護・医療・福祉機関に前記評価結果を送信する請求項1に記載の情報処理装置。
JP2010036833A 2000-03-31 2010-02-23 情報処理装置 Expired - Fee Related JP4865046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010036833A JP4865046B2 (ja) 2000-03-31 2010-02-23 情報処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000101311 2000-03-31
JP2000101311 2000-03-31
JP2010036833A JP4865046B2 (ja) 2000-03-31 2010-02-23 情報処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001096599A Division JP2001344341A (ja) 2000-03-31 2001-03-29 生活活動度評価システムおよび体調判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010157259A true JP2010157259A (ja) 2010-07-15
JP4865046B2 JP4865046B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=42575081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010036833A Expired - Fee Related JP4865046B2 (ja) 2000-03-31 2010-02-23 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4865046B2 (ja)

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04324372A (ja) * 1991-04-25 1992-11-13 Hitachi Ltd 生活パターン分析報知システム
JPH06160507A (ja) * 1992-09-24 1994-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 人存在状況判定装置
JPH0850692A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 要介護者の異常検出システム
JPH10164246A (ja) * 1996-12-04 1998-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器情報管理装置
JPH10248093A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH1118167A (ja) * 1997-06-19 1999-01-22 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH1127757A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH1155761A (ja) * 1997-07-29 1999-02-26 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11120473A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器使用実態診断システム
JPH11120466A (ja) * 1997-10-20 1999-04-30 Zojirushi Vacuum Bottle Co 生活モニターシステム
JPH11177707A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11220779A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11252669A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11316820A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Toshiba Corp 行動計測方法および行動計測装置および制御装置および電子的装置および記録媒体

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04324372A (ja) * 1991-04-25 1992-11-13 Hitachi Ltd 生活パターン分析報知システム
JPH06160507A (ja) * 1992-09-24 1994-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 人存在状況判定装置
JPH0850692A (ja) * 1994-08-04 1996-02-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 要介護者の異常検出システム
JPH10164246A (ja) * 1996-12-04 1998-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器情報管理装置
JPH10248093A (ja) * 1997-03-04 1998-09-14 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH1118167A (ja) * 1997-06-19 1999-01-22 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH1127757A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH1155761A (ja) * 1997-07-29 1999-02-26 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11120473A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 機器使用実態診断システム
JPH11120466A (ja) * 1997-10-20 1999-04-30 Zojirushi Vacuum Bottle Co 生活モニターシステム
JPH11177707A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11220779A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11252669A (ja) * 1998-03-05 1999-09-17 Zojirushi Corp 生活モニターシステム
JPH11316820A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Toshiba Corp 行動計測方法および行動計測装置および制御装置および電子的装置および記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4865046B2 (ja) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11355227B2 (en) Activity capability monitoring
CN109843173B (zh) 用于监测人的日常生活活动的系统和方法
JP3996428B2 (ja) 異常検知装置及び異常検知システム
US9968283B2 (en) System and method for the inference of activities of daily living and instrumental activities of daily living automatically
US5428342A (en) Analyzing system for operating condition of electrical apparatus
Dickerson et al. Empath: a continuous remote emotional health monitoring system for depressive illness
JP6502502B2 (ja) 人の日常生活動作をモニタリングするためのシステム及び方法
KR102494874B1 (ko) 일상생활 능력정보 기반 치매 예측 방법 및 그 장치
US20120053472A1 (en) Inexpensive non-invasive safety monitoring apparatus
US20100145164A1 (en) Remote health monitoring method and system
US20130085348A1 (en) Method for Providing Remote Health Monitoring Data and Associated System
JP2007265017A (ja) 高齢者安否情報生成システム
Dalal et al. A Rule-Based Approach to the Analysis of Elders' Activity Data: Detection of Health and Possible Emergency Conditions.
JP3622783B2 (ja) 活動情報供給システムおよびサーバシステム
CN109419493A (zh) 身体状况预测方法、身体状况预测装置和身体状况预测程序
CN108472022B (zh) 痴呆症信息输出系统以及记录介质
Nag et al. Smart Home: Recognition of activities of elderly for 24/7; Coverage issues
JP4865046B2 (ja) 情報処理装置
JP2002373210A (ja) 生活活動度評価システム
WO2017104044A1 (ja) 遠隔健康管理装置、遠隔健康管理方法、および遠隔健康管理システム
JP2002170181A (ja) 生活活動度評価システム
JP2004046560A (ja) 独居居住者ライフラインデータ処理システム
JP2001344341A (ja) 生活活動度評価システムおよび体調判定方法
US20200098471A1 (en) Actions based on customer premises data
JP2002109663A (ja) 居住者の健康確認方法および居住者の健康確認装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4865046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees