JP2010156135A - 建設機械の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行操作と作業操作を同時に行う走行複合操作を片走行複合操作と両走行複合操作とに分け、片走行複合操作時の走行モータの過回転を防止する。
【解決手段】走行複合操作のうち両走行複合操作時には、第1ポンプ19によって作業アクチュエータ6,7,8,12を駆動し、第2ポンプ20によって両走行モータ10,11を駆動しながら、第1ポンプ19の吐出油の一部を連通路30によって走行側に供給する第2の圧油供給状態とし、片走行複合操作時には、第2の圧油供給状態から連通路30を閉じ、第1ポンプ19の吐出油を走行モータ10,11に、第2ポンプ20の吐出油を作業アクチュエータ6,7,8,12にそれぞれ独立して供給する第3の圧油供給状態とする構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械の油圧制御装置に関するものである。
油圧ショベルは、図5に示すように、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が縦軸まわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2に、ブーム3、アーム4、バケット5、それにブーム起伏用、アーム作動用、バケット作動用の各シリンダ6,7,8から成る作業(掘削)アタッチメント9が装着されて構成される。
また、下部走行体1(左右のクローラ)を走行駆動する左右の走行モータ10,11、及び上部旋回体2を旋回駆動する旋回モータ12(図6参照)が設けられている。
図6は油圧ショベルの油圧制御装置の全体構成を示す。
油圧アクチュエータ群は、右走行モータ11、バケットシリンダ8、ブームシリンダ6を備えた第1グループG1と、左走行モータ10、旋回モータ12、アームシリンダ7を備えた第2グループG2とに分けられている。
この両グループG1,G2の各油圧アクチュエータは、それぞれ走行モータ11,10を最上流側にしてセンターバイパスラインCB1,CB2によりタンデムに接続される一方、走行モータ以外の各油圧アクチュエータ(作業アクチュエータという)6,7,8,12については、センターバイパスラインCB1,CB2とは別に設けられた圧油供給管路L1,L2にパラレルに接続されている。Tはタンクである。
また、油圧アクチュエータごとに、作動を制御する油圧パイロット式のコントロールバルブ13〜18と、これらを切換操作する操作手段としてのリモコン弁(図示しない)が設けられている。
一方、油圧アクチュエータ群に対する圧油供給源として第1、第2両ポンプ19,20が設けられ、この両ポンプ19,20の吐出油が油圧パイロット式の走行直進弁(以下、通称に従って走直弁という)21を介して両グループG1,G2に供給される。
走直弁21は、ファンクションとして第1及び第2の位置イ,ロを備え、かつ、二つのポンプポートP1,P2と、二つのアクチュエータポートA,Bを備えた二位置4ポート切換弁として構成され、コントローラ22からの指令に基づく電磁比例式の走直比例弁23の二次圧によって切換制御される。
コントローラ22には、各リモコン弁の操作量に応じた操作信号(たとえばリモコン弁の二次圧を検出する圧力センサからの信号)が入力され、走行操作(走行モータ10,11の操作)と、作業操作(作業アクチュエータ6,7,8,12の操作)が別々に行なわれる単独操作時には、走直弁21が図示の第1の位置イとなる。
この状態では、第1ポンプ19の吐出油が右走行モータ11を含む第1グループG1に、第2ポンプ20の吐出油が左走行モータ10を含む第2グループG2にそれぞれ独立して供給される(この状態を第1の圧油供給状態という)。
一方、走行操作と作業操作が同時に行なわれる走行複合操作時には、走直弁21が第1の位置イから第2の位置ロに切換えられる。
この状態では、第1ポンプ19の吐出油が両走行モータ10,11以外の油圧アクチュエータ6,7,8,12に供給される一方、第2ポンプ20の吐出油が両走行モータ10,11に分配供給される(この状態を第2の圧油供給状態という)。
この第2の圧油供給状態で、両走行モータ10,11が共通の第2ポンプ20によって駆動されるため、左右同量ずつ走行操作されれば両走行モータ10,11に同量の油が供給されてこれらが同速で回転する。すなわち、走行直進性が確保される。
この場合、両走行モータ10,11に対する圧油供給量が第1の圧油供給状態と比べて半減するため、速度も半減(急減速)してショックが発生する。
そこで、このショックを緩和する手段として、走行直進弁21に、第2の位置ロで開く連通路24を設け、第2の圧油供給状態で両ポンプ19,20のポンプラインをこの連通路24で連通させることにより、第1ポンプ19の吐出油の一部を走行側に送る(合流させる)ように構成している(特許文献1参照)。
特開2000−17693号公報
走行複合操作には、両走行モータ10,11を同時に作動させる両走行複合操作と、一方の走行モータのみを作動させる片走行複合操作の二通りがある。
ところが、上記公知技術によると、走行複合操作時には、上記片走行と両走行の別に関係なく両ポンプ吐出油を連通路24で合流させる構成をとっているため、次の弊害が生じていた。
(I)同時操作される作業アクチュエータがブームシリンダのような油圧シリンダである場合に、片走行複合操作時に油圧シリンダがストロークエンドに達すると、連通路24を介して一方の走行モータに2ポンプ分の流量が流れ込むため、同モータが過回転となる。
(II)クローラシューに付着した泥を落とすために、作業アタッチメントで片側走行体(クローラ)を持ち上げた状態で空転させる場合がある。この泥落し操作中に、機体の姿勢調整等のために作業アクチュエータを作動させると、形式上は走行複合操作となり、軽負荷側である空転中の走行モータ10または11にほぼ2ポンプ分の流量が流入して過回転となる。
そこで本発明は、片走行複合操作と両走行複合操作とを分け、片走行複合操作時の走行モータの過回転を確実に防止することができるで建設機械の油圧制御装置を提供するものである。
請求項1の発明は、下部走行体上に搭載された上部旋回体に作業アタッチメントが装着され、左右の走行モータと、この両走行モータ以外の作業アクチュエータとを備えた油圧アクチュエータ群が、左右いずれか一方の走行モータを含む第1グループと、他方の走行モータを含む第2グループとに分けられるとともに、エンジンによって駆動される油圧源としての第1及び第2両ポンプと、上記両走行モータ及び作業アクチュエータの操作量に応じてポンプ吐出油の流路を切換える走行直進弁と、上記走行モータ及び作業アクチュエータの操作状態を示す操作信号に基づいて上記走行直進弁を切換制御する制御手段とが設けられ、この制御手段により、
(A)走行操作と走行操作以外の操作である作業操作を別々に行う単独操作時には、上記第1及び第2両グループに別々のポンプの吐出油を独立して供給する第1の圧油供給状態とし、
(B)走行操作と作業操作を同時に行う複合操作のうち、両走行モータが同時に操作される両走行複合操作時には、一方のポンプの吐出油を上記両走行モータに、他方のポンプの吐出油を上記作業アクチュエータにそれぞれ供給しながら、上記他方のポンプの吐出油を連通路によって走行モータに供給する第2の圧油供給状態とし、
(C)上記複合操作のうち、左右いずれか一方の走行モータのみが操作される片走行複合操作時には、上記連通路を閉じて、一方のポンプの吐出油を上記走行モータに、他方のポンプの吐出油を上記作業アクチュエータにそれぞれ独立して供給する第3の圧油供給状態とする
ように構成されたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記走行直進弁は、上記第1の圧油供給状態を作り出す第1の位置と、上記第2の圧油供給状態を作り出す第2の位置と、上記第3の圧油供給状態を作り出す第3の位置とを備え、上記第2の位置で開く連通路が設けられたものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、制御手段は、両走行モータの操作量の差に基づいて片走行と両走行を判別し、上記操作量の差に応じて上記連通路の開口面積が連続的に変化するように上記走行直進弁を第2の位置と第3の位置との間で切換えるように構成されたものである。
本発明によると、単独操作時と走行複合操作時とに応じて前記第1及び第2の両圧油供給状態の間で切換えるという基本的な作用を確保しながら、走行複合操作のうち片走行複合操作時には、第2の圧油供給状態から連通路を閉じ、一方のポンプ吐出油を走行モータに、他方の吐出油を作業アクチュエータにそれぞれ独立して供給する第3の圧油供給状態とする構成としたから、片走行複合操作中の油圧シリンダのストロークエンドや、クローラの泥落し操作中の作業アクチュエータの作動による走行モータの過回転を確実に防止することができる。
この場合、請求項2の発明によると、第1〜第3各圧油供給状態の切換えをすべて走行直進弁の操作のみによって行うことができるため、別の切換弁を付加する必要がなく、コストダウンとなる。
一方、請求項3の発明によると、片走行と両走行の別によって連通路を全閉/全開させるのではなく、両走行モータの操作量の差に応じて連通路の開口面積を連続的に変化させるため、切換えによるショックがない。
本発明の実施形態を図1〜図4によって説明する。
第1実施形態(図1〜図3参照)
実施形態において、
(i) 油圧アクチュエータ群を、右走行モータ11、バケットシリンダ8、ブームシリンダ6を備えた第1グループG1と、左走行モータ10、旋回モータ12、アームシリンダ7を備えた第2グループG2とに分け、第1及び第2両ポンプ19,20の吐出油を走直弁25を介して両グループG1,G2に供給する点、
(ii) コントローラ26からの制御信号によって走直比例弁26を制御し、この走直比例弁26により走直弁25を制御する点、
(iii) コントローラ26には、各リモコン弁の操作量に応じた操作信号(たとえばリモコン弁の二次圧であるパイロット圧Piを検出する圧力センサからの信号。以下、この例で説明する)が入力され、この操作信号に基づいて走直弁25のスプールの位置が制御される点
は、図6に示す従来装置と同じである。
第1実施形態において、走直弁25は第1〜第3位置イ,ロ,ハを備え、かつ、二つのポンプポートP1,P2と、二つのアクチュエータポートA,Bを備えた三位置4ポート切換弁として構成されている。
この走直弁25は、第1の位置イにおいてポンプポートP1とアクチュエータポートBとを連通させ、ポンプポートP2とアクチュエータポートAとを連通させる第1通路28,28と、第2及び第3の両位置ロ,ハにおいてポンプポートP1とアクチュエータポートAとを連通させ、ポンプポートP2とアクチュエータポートBとを連通させる第2通路29,29と、第2の位置ロにおいて第2通路29,29同士を連通させる連通路30とを備え、走直弁25のスプールストロークに応じてこれら各通路28,29,30の開口面積が変化する。
ここで、走行操作と作業操作が別々に行われる単独操作時には走直弁25が図示の第1の位置イとなる。
この第1の位置イでは、従来技術と同様に、第1グループG1が第1ポンプ19によって、第2グループG2が第2ポンプ20によってそれぞれ駆動される第1の圧油供給状態となる。
一方、走行操作と作業操作が同時に行われる走行複合操作時には、走直弁25が第2の位置ロまたは第3の位置ハに切換わる。
すなわち、走行複合操作のうち、一方の走行モータ10または11のみが回転する片走行複合操作時には第3の位置ハとなり、両走行モータ10,11が同時に回転する両走行複合操作時には第2の位置ロとなる。
この点を詳述する。
図2には、走直比例弁26から走直弁25に加えられる走直弁指令値(パイロット圧)と、上記各通路28〜30のうち第2通路29,29と連通路30の開口面積の関係を示している。
図示のように、第2通路29,29の開口面積は走直弁指令値Ptbの増加に応じてほぼ比例的に増加する。
これに対し連通路30の開口面積は、走直弁指令値Ptbの増加に応じて減少し、最終的に0(全閉)となる。
この装置においては、次のように、両走行複合操作時と片走行複合操作の別に応じて走直弁指令値Ptbの上限値を異ならせるように構成されている。
I.両走行複合操作時には、走直弁指令値Ptbを、最大値Ptb2よりも小さいPtb1とする。
この指令値Ptb1では連通路30の開口面積がAtb1となる。このAtb1は、走行減速ショックの発生しない流量が得られる面積とする。
II.片走行複合操作時には、走直弁指令値Ptbをその最大値Ptb2までとする。この片走行時指令値Ptb2では連通路30は全閉(開口面積0)となる。
この点の作用を含めたこの装置の作用を図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1で、左右走行パイロット圧(走行指令値)と、作業パイロット圧(作業アクチュエータ用リモコン弁のパイロット圧)が入力され、ステップS2で走行複合操作か否かが判定される。
ここでYES(走行複合操作)となると、ステップS3で左右の走行パイロット圧LPi,RPiの差ΔPitが計算され、ステップS4で、この差圧ΔPitと走直弁指令値Ptbとの関係について予め定めたマップに基づいて走直弁指令値を求める。
このマップは、差圧ΔPitが設定値ΔPit1までは走直弁指令値をPtb1とし、設定値ΔPit1を超えると、差圧増加に応じて走直弁指令値を最大値Ptb2まで連続的かつ比例的に変化させる。
このマップに基づき、差圧が小さくなる両走行複合操作時には、走直弁指令値がPtb1となり、連通路30が図2中の面積Atb1で開口する。
一方、差圧が大きくなる片走行複合操作時には、走直弁指令値が差圧の増加に応じてその最大値Ptb2まで増加し、連通路30の開口面積が0まで減少する。
続くステップS5では、作業パイロット圧PiATTに応じた最終指令値Ptを求め、ステップS6でこの最終指令値Ptを走直比例弁26経由で走直弁25に出力する。
ここで、両走行複合操作時には最終指令値PtはPtb1まで、片走行複合操作時にはPtb2までそれぞれ比例的に変化する。
この最終指令値に応じて走直弁25がストローク作動し、両走行複合操作時には第2の位置ロ、片走行複合操作時には第3の位置ハとなる。
第2の位置ロでは、作業アクチュエータ6,7,8,12が第1ポンプ19によって、両走行モータ10,11が第2ポンプ20によってそれぞれ駆動されるとともに、第1ポンプ19の吐出油の一部が連通路30を介して両走行モータ10,11に供給される。すなわち、第2の圧油供給状態となる。
一方、第3の位置ハでは、連通路30が閉じられ、第1ポンプ吐出油が作業アクチュエータ6,7,8,12に、第2ポンプ吐出油が走行モータ10,11にそれぞれ供給される第3の圧油供給状態となる。
このように、片走行複合操作時には、第2ポンプ20の吐出油のみを作動中の走行モータ10または11に供給する第3の圧油供給状態とするため、片走行複合操作中に作業アクチュエータである油圧シリンダがストロークエンドしたり、一方のクローラシューの泥落し操作中に作業アクチュエータが作動したりしても、走行モータ10または11には1ポンプ分の流量しか供給されない。このため、走行モータ10または11の過回転を確実に防止することができる。
この場合、第3の圧油供給状態を含む全圧油供給状態の切換えをすべて走直弁25の操作のみによって行うことができるため、別の切換弁を付加する必要がなく、コストダウンとなる。
一方、片走行と両走行の別によって連通路30を全閉/全開させるのではなく、図3中のステップS4のマップに示すように走行操作量の差に応じて連通路30の開口面積を連続的に変化させるため、切換えによるショックがない。
また、操作信号に基づくコントローラ27からの電気指令信号により走直比例弁26経由で走直弁25をストローク作動させる電気制御方式をとっているため、油圧回路構成が簡単となるとともに、制御の自由度が高いものとなる。
第2実施形態(図4参照)
第1実施形態では上記のように電気制御方式を採用したのに対し、第2実施形態では油圧制御方式をとっている。他の点は第1実施形態と同じである。
図4は走直弁25に指令信号としてのパイロット圧を送る指令回路の構成を示す。
この回路は、右走行用リモコン弁のパイロット圧(右走行パイロット圧)により作動して第1グループG1の作業パイロット圧を出力する油圧パイロット式の第1切換弁31と、左走行用リモコン弁のパイロット圧(右走行パイロット圧)により作動して第2グループの作業パイロット圧を出力する油圧パイロット式の第2切換弁32と、両切換弁31,32から出力されるパイロット圧を高位選択するシャトル弁33と、両走行パイロット圧により作動して上記高位選択されたパイロット圧を出力する油圧パイロット式の三位置切換弁であるセレクタバルブ34とから成り、このセレクタバルブ34の出力である作業パイロット圧が図1の走直弁25に加えられる。
セレクタバルブ34は、中立位置aと両側作動位置b,cとを有し、両走行複合操作時には、両走行パイロット圧が両側パイロットポートに加えられることによって中立位置aとなる。
この中立位置aで、第1、第2両グループの作業パイロット圧の高位選択値のうちさらに高位のもの(選択パイロット圧という)が入力され、絞り35,36のバランスによって決まるパイロット圧(図2のPtb1)が走直弁25に送られる。
一方、片走行複合操作時には、セレクタバルブ34の一方のパイロットポートのみに走行パイロット圧が加えられることによってセレクタバルブ34が作動位置bまたはcに切換わる。
この作動位置bまたはcでは、走行側のグループG1またはG2から高位選択された作業パイロット圧が選択パイロット圧としてそのままセレクタバルブ34を介して走直弁25に加えられる。このため、走直弁25がフルストロークし、第3の位置ハにセットされる。
この第2実施形態によっても、第1実施形態と基本的に同じ作用効果を得ることができる。
また、油圧制御方式であるため、断線、短絡等の電気的トラブルがなく、動作の確実性が高いものとなる。
本発明の第1実施形態にかかる油圧制御装置の回路構成図である。 同装置による走直弁指令値と通路開口面積の関係を示す図である。 同装置の作用を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる油圧制御装置の指令回路を示す回路図である。 本発明の適用例である油圧ショベルの概略側面図である。 従来の油圧制御装置の回路構成図である。
符号の説明
1 下部走行体
2 上部旋回体
G1 第1グループ
G2 第2グループ
L1,L2 圧油供給管路
6 作業アクチュエータとしてのブームシリンダ
7 同アームシリンダ
8 同バケットシリンダ
9 作業アタッチメント
10 左走行モータ
11 右走行モータ
12 作業アクチュエータとしての旋回モータ
19 第1ポンプ
20 第2ポンプ
25 走直弁(走行直進弁)
26 走直比例弁
27 コントローラ(制御手段)
28 走直弁の第1通路
29 同第2通路
30 連通路
31,32 切換弁
33 シャトル弁
34 セレクタバルブ

Claims (3)

  1. 下部走行体上に搭載された上部旋回体に作業アタッチメントが装着され、左右の走行モータと、この両走行モータ以外の作業アクチュエータとを備えた油圧アクチュエータ群が、左右いずれか一方の走行モータを含む第1グループと、他方の走行モータを含む第2グループとに分けられるとともに、エンジンによって駆動される油圧源としての第1及び第2両ポンプと、上記両走行モータ及び作業アクチュエータの操作量に応じてポンプ吐出油の流路を切換える走行直進弁と、上記走行モータ及び作業アクチュエータの操作状態を示す操作信号に基づいて上記走行直進弁を切換制御する制御手段とが設けられ、この制御手段により、
    (A)走行操作と走行操作以外の操作である作業操作を別々に行う単独操作時には、上記第1及び第2両グループに別々のポンプの吐出油を独立して供給する第1の圧油供給状態とし、
    (B)走行操作と作業操作を同時に行う複合操作のうち、両走行モータが同時に操作される両走行複合操作時には、一方のポンプの吐出油を上記両走行モータに、他方のポンプの吐出油を上記作業アクチュエータにそれぞれ供給しながら、上記他方のポンプの吐出油を連通路によって走行モータに供給する第2の圧油供給状態とし、
    (C)上記複合操作のうち、左右いずれか一方の走行モータのみが操作される片走行複合操作時には、上記連通路を閉じて、一方のポンプの吐出油を上記走行モータに、他方のポンプの吐出油を上記作業アクチュエータにそれぞれ独立して供給する第3の圧油供給状態とする
    ように構成されたことを特徴とする建設機械の油圧制御装置。
  2. 上記走行直進弁は、上記第1の圧油供給状態を作り出す第1の位置と、上記第2の圧油供給状態を作り出す第2の位置と、上記第3の圧油供給状態を作り出す第3の位置とを備え、上記第2の位置で開く連通路が設けられたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の油圧制御装置。
  3. 制御手段は、両走行モータの操作量の差に基づいて片走行と両走行を判別し、上記操作量の差に応じて上記連通路の開口面積が連続的に変化するように上記走行直進弁を第2の位置と第3の位置との間で切換えるように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の油圧制御装置。
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