JP2010155693A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造的な改良をせずに、乗りかごの運転中に気流の乱れによって生じる騒音を効果的に低減する。
【解決手段】昇降路110内を昇降動作する乗りかご111のフェースプレート115に複数の気流発生装置10a,10b,10c…を設けておく。これらの気流発生装置10a,10b,10c…は一方向に誘導噴流16を発生するものであり、その発生向きを変えて配置される。そして、乗りかご111の運転状態に応じて気流発生装置10a,10b,10c…を選択的に駆動し、運転中に気流の乱れによって生じる騒音を低減する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、気流発生装置を備えたエレベータ装置に関する。
エレベータの乗りかごは、ロープを介して巻上機に吊り下げられており、巻上機の回転により昇降路内を上下に昇降動作する。乗りかごが各階の乗場に着床すると、かごドアが当該乗場に設けられた乗場ドアに係合して開閉動作する。
通常、乗りかご側の敷居と乗場側の敷居との隙間は、30mm程度で設計されている。この隙間をできるだけ小さくすることで、物が昇降路内に落ちることを防止する。また、乗りかごと乗場の下には、それぞれに板状のフェースプレートが取り付けられており、フェースプレート間の間隔も落下防止のためにできるだけ小さく設計されている。
ところで、昇降路は建築物の最下階から最上階までの抜き抜け構造となっているため、その中では上昇気流が発生していることが多い。
昇降路内に上昇気流が発生していると、乗りかごが各階の乗場に着床してドアを開閉したときに、空気の逃げ場ができて、そこに上昇気流が流れ込む。その際、乗りかご側フェースプレートと乗場側フェースプレートとの隙間に上昇気流が増速して流れ込み、笛吹き音のような騒音が発生する。また、フェースプレート間から吹き出した上昇気流が乗場で出入りしている乗客に当たって不快感を与える。
一方、乗りかごの走行中においても、乗りかごが乗場に差し掛かったときに、乗りかご側フェースプレートと乗場側フェースプレートとの隙間に気流が増速して流れ込むため、かごドアと乗場ドアの周辺で乱気流が発生する。この乱気流により、かごドアと乗場ドアが加振されて騒音が発生する。また、圧力変動が生じて、所謂「バフ音」と呼ばれる空力騒音が発生することがある。
このような騒音の問題に対し、例えばドアを遮音構造にしたり、ドアのすき間を密閉化させるなどの対策が採られている。また、できるだけ乗りかご周りに乱流を生じさせないように、フェースプレートに風通し用の多数の貫通孔を設けたり、乗りかごの先端部に整風カバーを取り付けるなどの対策が採られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−333486号公報
しかしながら、上述したようなドアや乗りかごに対する構造的な改良はコストがかかり、また、昇降路のサイズ的な制約などによっては適用できないことがある。さらに、エレベータの高速化が進み、快適化がますます要求される現状にあっては、このような構造的な改良だけでは、乗りかごの運転中に気流の乱れによって生じる騒音を効果的に低減することはできない。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、構造的な改良をせずに、乗りかごの運転中に気流の乱れによって生じる騒音を効果的に低減することのできるエレベータ装置を提供することを目的とする。
本発明のエレベータ装置は、昇降路内を昇降動作する乗りかごと、この乗りかごに設けられ、各階の乗場に着床したときに開閉動作するかごドアと、上記各階の乗場に設けられ、上記かごドアに係合して開閉動作する乗場ドアと、上記かごドアの付近または上記乗場ドアの付近に設置され、一方向に気流を発生する複数の気流発生装置と、上記乗りかごの運転状態に応じて上記各気流発生装置を選択的に駆動する駆動制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、かごドアの付近または乗場ドアの付近に複数の気流発生装置を設置しておき、乗りかごの運転状態に応じて各気流発生装置を選択的に駆動することで、構造的な改良をせずに、運転中に気流の乱れによって生じる騒音を効果的に低減することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明のエレベータ装置に適用される気流発生装置の構成について説明する。なお、気流発生装置としては、送風機から二次元噴流を噴射させる装置や、シンセティックジェットを利用した装置などがあるが、装置の小型化と制御性を考慮すると、放電プラズマを利用した気流発生装置が最適であると考えられる。
図1はプラズマ気流発生装置の構成を示す図である。
この気流発生装置10は、シート状の非導電体である誘電体バリア11の表面側に第1の電極12を、裏面側に第2の電極13を配置し、それぞれの電極12,13間には交流電源14が接続されている。ここで、電極12,13間に交流電源14から交流電圧を印加すると、誘電体バリア11の表面にシート状のプラズマ15が生成される。このプラズマ15により、一方向に流れる誘導噴流16が生じる。この誘導噴流16の発生量は、電極12,13間に印加する電圧値を制御することで調整される。
図2に他の気流発生装置の例としてブロアを利用したものを示す。
この気流発生装置20は、壁面21の一部を切り欠き、その切り欠き部21aに誘導板22を取り付け、裏面にブロア23を設置したものである。ブロア23を駆動すると、そこから吹き出した風24は誘導板22に当たり、誘導噴流25として一方向に流れる。この誘導噴流25の発生量は、ブロア23を回転させるモータの電力制御により調整される。
以下では、図1に示したプラズマ気流発生装置をエレベータ装置に適用した場合を例にして説明する。
(第1の実施形態)
図3は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置の構成を示す図であり、図3(a)はエレベータ装置の乗りかごの正面図、同図(b)は昇降路内を走行する乗りかごを側面から見た図である。
本実施形態におけるエレベータ装置は、昇降路110内に設置された乗りかご111を備える。この乗りかご111は、図示せぬ巻上機の駆動によりロープ112を介して昇降路110内を昇降動作する。この乗りかご111の正面には、かごドア113が敷居114上を水平方向にスライド自在に設けられている。
このかごドア113の敷居114の下部には、所定の長さを有する板状のフェースプレート115が下降方向に向けて取り付けられている。このフェースプレート115は、通称「エプロン」と呼ばれるものであり、落下防止板として用いられる。
一方、昇降路110の各階の乗場120側には、乗場ドア121が敷居122上を水平方向にスライド自在に設けられている。この乗場ドア121は、乗りかご111が各階に停止したときにかごドア113に係合して開閉する。この乗場ドア121の敷居124の下部には、乗りかご側フェースプレート115と対面させて、所定の長さを有する板状のフェースプレート123が下降方向に向けて取り付けられている。
また、図中の124は昇降路110内に発生している上昇気流を示している。乗りかご111の運転中に、この上昇気流124によって以下のような問題が生じる。
(a)戸開閉中
図4に示すように、乗りかご111が各階の乗場120で着床したとき、乗りかご側フェースプレート115と乗場側フェースプレート123との間に隙間が形成される。ここで、ドア113,121が開閉したときに空気の逃げ場ができ、そこに昇降路110内で発生している上昇気流124の一部124aが増速して流れ込み、そのときに笛吹き音のような騒音が発生する。また、フェースプレート115,123間の隙間から吹き出した上昇気流124bが乗りかご111を出入りしている乗客に当たって不快感を与える。
(b)走行中
今、乗りかご111の下降時を想定する。
図5に示すように、乗りかご111の下降時において、乗りかご111が乗場120の近傍を通過するときに、乗りかご側フェースプレート115と乗場側フェースプレート123との間に隙間が形成される。この隙間に乗りかご111の下端部から回り込んできた気流125が増速して流れ込み、ドア113,121付近で乱気流126として発生する。
この乱気流126は、空気力学的な加振力となってドア113,121を加振して騒音を発生させる。また、圧力変動が生じて、所謂「バフ音」と呼ばれる空力騒音が発生することもある。
乗りかご11の上昇時でも同様である。この場合には、乗りかご111の上端部から回り込んできた気流が乗りかご側フェースプレート115と乗場側フェースプレート123との隙間に増速して流れ込むことで乱気流が発生する。
なお、一般的には乗りかご111の下降時の方が上昇時に比べて乱気流が発生し易い。これは、下降時には昇降路110内で発生している上昇気流124に向かって乗りかご111が移動するため、乗りかご111の下端部からドア正面に回り込んでくる気流が多いからである。
このような騒音問題を解決するため、乗りかご側フェースプレート115の乗場側との対向面に複数の気流発生装置10a,10b,10c…が設けられている。これらの気流発生装置10a,10b,10c…は、図1に示すような構造を有し、電極12,13間に電圧を印加することで、プラズマ15の作用により、一方向に誘導噴流16を発生する。
ここで、第1の実施形態では、図3(a)に示すように、12個の気流発生装置10a,10b,10c…が格子状に配列され、3個一列ずつに気流発生方向を乗りかご111の下降方向と上昇方向に交互に向けて配置されている。これらの気流発生装置10は、セラミックなどの絶縁物を基盤としたモジュール構造で構成され、フェースプレート115にモジュール部分をねじ止めあるいは接着剤で固定されている。
次に、図6および図7を参照して、格子状に配置された気流発生装置10a,10b,10c…の駆動方法について説明する。
図6は気流発生装置10a,10b,10c…の制御系の構成を示したブロック図である。
エレベータの制御装置30は、ビルの機械室などに設置されている。この制御装置30は、CPU、ROM、RAMなどを搭載したコンピュータによって構成され、所定のプログラムの起動によりエレベータ全体の運転制御を行うと共に、ここではかごドア113の開閉制御と気流発生装置10a,10b,10c…の駆動制御を行う。
かご位置検出装置31は、図示せぬパルスエンコーダから巻上機の回転に同期して出力されるパルス信号に基づいて、昇降路110内の乗りかご111の位置をリアルタイムで検出する。
ドア駆動装置32は、制御装置30からの駆動指示に従って、図示せぬドアモータを駆動してかごドア113を戸開する。なお、駆動源であるドアモータはかごドア113側にあり、乗場ドア121はかごドア113に係合して開閉動作するようになっている。
気流駆動装置33は、制御装置30からの駆動指示に従って、気流発生装置10a,10b,10c…を駆動する。この気流駆動装置33は、気流発生装置10a,10b,10c…の駆動に必要な電力を供給するためのバッテリなどを備える。
ここで、気流発生装置10a,10b,10c…を気流発生方向の向きによってAグループとBグループに分けた場合に、気流駆動装置33は、乗りかご111の運転状態に応じて、これらの気流発生装置10a,10b,10c…をAグループとBグループで個別に駆動する。
なお、乗りかご111の運転状態には、下降運転と上昇運転の他に、各階で停止して戸開閉する状態を含むものとする。また、Aグループには、乗りかご111の上昇方向に誘導噴流16を発生する気流発生装置10a〜10c,10d〜10fが属する。Bグループには、乗りかご111の下降方向に誘導噴流16を発生する気流発生装置10g〜10i,10j〜10lが属する。
これらは、図3(a)のかご正面図で言うと、フェースプレート115上に3個一列ずつ配置されており、向かって右から「気流発生装置10a〜10c」,「気流発生装置10g〜10i」,「気流発生装置10d〜10f」,「気流発生装置10j〜10l」といったように気流発生向きを交互にして配置されている。
図7は制御装置30による気流発生装置10a,10b,10c…の駆動制御を示すフローチャートである。
昇降路110内に設置された乗りかご111は、乗場呼びまたはかご呼びに応答して目標の階床に移動する。なお、「乗場呼び」とは、各階の乗場に設置された図示せぬ乗場呼び釦の操作により登録される呼びの信号であり、登録階と行先方向の情報を含む。「かご呼び」とは、かご室内に設けられた図知せぬ行先呼び釦の操作により登録される呼びの信号であり、行き先階の情報を含む。
制御装置30は、かご位置検出装置31によって乗りかご111が目的階に着床したことを検出すると、ドア駆動装置32を通じてかごドア113を開閉動作する。このかごドア113の開閉動作に連動して、当該階床の乗場120に設けられた乗場ドア121も開閉する。
ここで、かごドア113と乗場ドア121が開閉中にあるとき(ステップS11のYes)、制御装置30は、気流駆動装置33を通じてBグループに属する気流発生装置10g〜10i,10j〜10lを駆動して、乗りかご111の下降方向に誘導噴流16を発生させる(ステップS13)。これにより、戸開閉中にフェースプレート115,123間の隙間に流れ込む上昇気流124aを堰き止めて、笛吹音の発生や乗客に風が当たることを防ぐことができる。
一方、乗りかご111が走行中にあるときには、そのときの運転方向によって、以下のような駆動制御がなされる。
すなわち、乗りかご111が下降方向に走行している場合には(ステップS12のYes)、制御装置30は、Aグループに属する気流発生装置10a〜10c,10d〜10fを駆動して、乗りかご111の上昇方向に誘導噴流16を発生させる(ステップS14)。
図8(a)に示すように、乗りかご111の下降時には、乗りかご111の下端部からドア正面に回り込んでくる気流125が乗りかご側フェースプレート115と乗場側フェースプレート123との間に形成された隙間に増速して流れ込む。特に、乗りかご111の下降時には、上昇気流124の影響を受けるので、気流125はさらに増速して流れ込むことになる。
ここで、気流発生装置10a〜10c,10d〜10fから誘導噴流16をフェースプレート115,123間の隙間に送り込むことで、そこに流れ込んで来る気流125の増速が抑えられ、スムーズに乗りかご111の上端方向へ流すことができる。その結果、ドア113,121付近で発生する乱気流が緩和され、ドア騒音や空力騒音(バフ音)の発生を防ぐことができる。
また、乗りかご111が上昇方向に走行している場合には(ステップS12のNo)、制御装置30は、Bグループに属する気流発生装置10g〜10i,10j〜10lを駆動して、乗りかご111の下降方向に誘導噴流16を発生させる(ステップS15)。
図8(b)に示すように、乗りかご111の上昇時には、乗りかご111の上端部からドア正面に回り込んでくる気流127が乗りかご側フェースプレート115と乗場側フェースプレート123との間に形成された隙間に増速して流れ込む。
ここで、上記乗りかご111の下降時と同様に、気流発生装置10g〜10i,10j〜10lから誘導噴流16をフェースプレート115,123間の隙間に送り込むことで、そこに流れ込んで来る気流127の増速が抑えられ、スムーズに乗りかご111の下端方向へ流すことができる。その結果、ドア113,121付近で発生する乱気流が緩和され、ドア騒音や空力騒音(バフ音)の発生を防ぐことができる。
このように、乗りかご側フェースプレート115に複数の気流発生装置10a,10b,10c…を気流発生方向の向きを変えて設置しておき、これらを乗りかご111の運転状態に応じて選択的に駆動することで、戸開閉時や走行中に発生する騒音を効果的に低減することができる。
なお、上記第1の実施形態では、乗りかご側に複数の気流発生装置10a,10b,10c…を設置する構成としたが、乗場側に設置することでも良い。図9に乗場側に設置した場合の例を示す。この場合、乗場側フェースプレート123に複数の気流発生装置10a,10b,10c…が気流発生方向の向きを変えて配置される。このような構成であっても上記同様の効果が得られる。ただし、各階の乗場120のすべてに気流発生装置10a,10b,10c…を設置することはコスト的な問題があるため、例えば騒音の激しい階床のみに限定して設置することが好ましい。
また、かご位置検出装置31によって検出されるかご位置の情報に基づいて、乗りかご111が各階の乗場120を通過するときに気流発生装置10a,10b,10c…を駆動することでも良い。このようにすれば、消費電力の節約にも寄与できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、上記第1の実施形態とは気流発生装置10a,10b,10c…の配置が異なり、気流発生方向をそれぞれに異なる方向に向けて配置するようにしたものである。
図10は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置の昇降路側から見た乗場ドアの構成を示す図である。なお、ここでは乗場ドアの構成だけを取り出して示すが、乗りかご等の全体的な構成については、気流発生装置の設置箇所を除いて図3と同様であるため、ここでは省略する。
第2の実施形態では、各階床の中で騒音が激しい階(X階と称す)を対象として、そのX階の乗場側フェースプレート123の表面(乗りかご111との対向面)に複数の気流発生装置10a,10b,10c…が設置されている。
ここで、気流発生装置10a,10b,10c…は、少なくとも乗りかご111の上昇方向と下降方向を含む各方向に誘導噴流16を発生させるように、それぞれに向きを変えて配置されている。具体的には、図10の例のように、それぞれに気流発生方向を外側に向けて放射状に誘導噴流16を発生させるように円弧状に配置されている。
また、これらの気流発生装置10a,10b,10c…と同一面上に高性能のマイク34が設置されており、このマイク34を通じてドア周辺の騒音を測定するようになっている。
次に、図11乃至図13を参照して、各方向に向けて配置された気流発生装置10a,10b,10c…の駆動方法について説明する。
図11は第2の実施形態における気流発生装置10a,10b,10c…の制御系の構成を示したブロック図である。図11において、上記第1の実施形態における図6と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
第2の実施形態において、制御装置30にはマイク34と記憶装置35が接続されている。マイク34は、ドア周辺の騒音レベルを測定し、その測定信号を制御装置30に出力する。
記憶装置35には、駆動パターン記憶部35a、設定パターン記憶部35b、騒音記憶部35cが設けられている。駆動パターン記憶部35aには、気流発生装置10a,10b,10c…を駆動するための複数のパターンが予め記憶されている。設定パターン記憶部35bには、これらのパターンの中から選出された最適パターンが記憶される。騒音記憶部35cには、マイク34を通じて測定された騒音のレベルが記憶される。
図12は記憶装置35に設けられた駆動パターン記憶部35aの一例を示す図である。この駆動パターン記憶部35aには、気流発生装置10a,10b,10c…を駆動するための複数のパターン1,2,3…が記憶されている。
今、気流発生装置10a,10b,10c…の識別子をD1〜D8で表わすと、例えばパターン1,2,3…は以下のように設定されている。なお、「MAX」は気流発生装置を最大レベルで駆動、「MIN」は気流発生装置を最小レベルで駆動することを意味している。
パターン1:D1をMAX,D2〜D8をMINで駆動
パターン2:D1をMIN,D2をMAX,D3〜D8をMINで駆動
パターン3:D1とD2をMIN,D3をMAX,D4〜D8をMINで駆動。
このような構成において、乗りかご111がX階の乗場120を通過するときに、気流発生装置10a,10b,10c…を駆動して各方向から誘導噴流16を発生する。その際、気流発生装置10a,10b,10c…の駆動パターンを変えることで、最も騒音低減効果があった駆動パターンを最終的に使用するものとする。
具体的には、以下のような処理を行う。
図13は第2の実施形態における制御装置30による気流発生装置10a,10b,10c…の駆動パターンの選出処理を示すフローチャートである。
今、乗りかご111が上昇方向あるいは下降方向に走行中に、X階の乗場120を通過するものとする。図10に示したように、X階の乗場120のフェースプレート123には、複数の気流発生装置10a,10b,10c…がそれぞれに向きを変えて配置されている。
ここで、乗りかご111がX階の乗場120を通過したときに、制御装置30は、まず、駆動パターン記憶部35aに記憶されたパターン1で気流発生装置10a,10b,10c…を駆動する(ステップS21)。この場合、図12に示すように、パターン1では、識別子D1の気流発生装置10aから乗りかご111の上昇方向に発生される誘導噴流16の量が最も多く設定されている。制御装置30は、このときのドア周辺の騒音レベルをマイク34により測定し、その結果を騒音記憶部35cに保持しておく(ステップS22)。
次に、再び乗りかご111がX階の乗場120を通過したときには、制御装置30は、駆動パターン記憶部35aに記憶されたパターン2で気流発生装置10a,10b,10c…を駆動する(ステップS23)。そして、制御装置30は、このときの騒音レベルをマイク34により測定し、その結果を騒音記憶部35cに保持しておく(ステップS24)。
このようにして、乗りかご111がX階の乗場120を通過する度に、気流発生装置10a,10b,10c…の駆動パターンを変えて、そのときのドア周辺の騒音レベルを測定する。そして、予め設定された回数分の測定結果が騒音記憶部35cに記憶されたときに、制御装置30は、その中から最も騒音レベルの低かったパターンを最も騒音低減効果のあるパターンとして選択し(ステップS25)、これを最適パターンとして設定パターン記憶部35bに記憶する(ステップS26)。
以後、制御装置30は、乗りかご111がX階の乗場120を通過するときに、設定パターン記憶部35bに記憶された最適パターンで気流発生装置10a,10b,10c…を駆動する。
なお、図13に示した駆動パターンの選出処理は、例えば月単位で定期的に実行しても良いし、図示せぬスイッチの操作によりパターン選出モードを設定するなどして、任意のタイミングで実行しても良い。
このように、乗場側フェースプレート123に複数の気流発生装置10a,10b,10c…を気流発生方向の向きを変えて設置しておき、これらを予め設定された複数のパターンで選択的に駆動し、その中で最も騒音低減効果のあるパターンを最終的に使用することで、乗りかご111が乗場120を通過するときに生じるドア騒音や空力騒音(バフ音)を効果的に低減することができる。
なお、乗りかご111がX階の乗場120で着床して戸開閉するときには、気流発生装置10a,10b,10c…の中で気流発生方向が乗りかご111の下降方向に設置された気流発生装置を使用するものとする。
すなわち、図10の例で言えば、乗りかご111がX階の乗場120で着床して戸開閉するときに、制御装置30は、気流駆動装置33を通じて気流発生装置10eあるいは気流発生装置10d〜10fを駆動する。これにより、上記第1の実施形態と同様に、フェースプレート115,123間への上昇気流の流入を堰き止めることができ、笛吹音の発生を防止でき、さらに、乗りかご111を出入りしている乗客に上昇気流が当たることを防止できる。
なお、図10の例では、気流発生装置10a,10b,10c…を円弧状に配置したが、必ずしも円弧状に配置する必要はなく、少なくとも乗りかご111の上昇方向と下降方向を含んで、各方向に気流発生方向が向くような配置であれば、どのような配置であっても良い。
また、上述したような最適な駆動パターンを学習する手段は、気流発生装置10a,10b,10c…が円弧状に配置されたものに限らず、どのような形であれ、多数配置された構成であれば同様に適用可能である。
また、ここでは、特定の階(X階)に気流発生装置10a,10b,10c…を設置するものとして説明したが、各階のすべてに気流発生装置10a,10b,10c…に設置して、各階別に最適パターンを選出して駆動するような構成も可能である。
なお、上記第2の実施形態では、乗場側に複数の気流発生装置10a,10b,10c…を設置する構成としたが、乗りかご側に設置することでも良い。図14に乗りかご側に設置した場合の例を示す。この場合、乗りかご側フェースプレート115に複数の気流発生装置10a,10b,10c…が各方向に向けて配置される。このような構成であっても上記同様の効果が得られる。また、乗りかご側に気流発生装置10a,10b,10c…を設けた方が、どの階にでも対応することができるので効率的である。
また、上記各実施形態では、乗りかご側フェースプレート115あるいは乗場側フェースプレート123に気流発生装置10a,10b,10c…を設けるものとしたが、かごドア113付近または乗場ドア121付近であれば、同様の効果を得ることができる。
さらに、気流発生装置としては、プラズマ気流発生装置に限らず、ブロアを利用した気流発生装置など、気流を発生できるものであれば、どのようなものであっても良い。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明のエレベータ装置に用いられるプラズマ気流発生装置の構成を示す図である。 図2は本発明のエレベータ装置に用いられる他の気流発生装置としてブロアを利用した気流発生装置の構成を示す図である。 図3は本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置の構成を示す図であり、図3(a)はエレベータ装置の乗りかごの正面図、同図(b)は昇降路内を走行する乗りかごを側面から見た図である。 図4は同実施形態におけるエレベータ装置の戸開閉中の気流の状態を説明するための図である。 図5は同実施形態におけるエレベータ装置の乗りかごが下降しているときの気流の状態を説明するための図である。 図6は同実施形態における気流発生装置の制御系の構成を示したブロック図である。 図7は同実施形態における気流発生装置の駆動制御を示すフローチャートである。 図8は同実施形態における気流発生装置の作用効果を説明するための図であり、図8(a)は乗りかごの下降時、同図(b)は乗りかごの上昇時の気流発生方向を示す図である。 図9は同実施形態における気流発生装置を乗場側に設置した場合の例を示す図である。 図10は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置の昇降路側から見た乗場ドアの構成を示す図である。 図11は同実施形態における気流発生装置の制御系の構成を示したブロック図である。 図12は同実施形態における記憶装置に設けられた駆動パターン記憶部の一例を示す図である。 図13は同実施形態における気流発生装置の駆動パターンの選出処理を示すフローチャートである。 図14は同実施形態における気流発生装置を乗りかご側に設置した場合の例を示す図である。
符号の説明
10…気流発生装置、11…誘電体バリア、12,13…電極、14…交流電源、15…プラズマ、16…誘導噴流、20…気流発生装置、21…壁面、21a…切り欠き部、22…誘導板、23…ブロア、24…吹き出し風、25…誘導噴流、30…制御装置、31…かご位置検出装置、32…ドア駆動装置、33…気流駆動装置、34…マイク、35…記憶装置、35a…駆動パターン記憶部、35b…設定パターン記憶部、35c…騒音記憶部、110…昇降路、111…乗りかご、112…ロープ、113…かごドア、114…敷居、115…フェースプレート、120…乗場、121…乗場ドア、122…敷居、123…フェースプレート、124,124a,124b…上昇気流、125,127…気流、126…乱気流。

Claims (10)

  1. 昇降路内を昇降動作する乗りかごと、
    この乗りかごに設けられ、各階の乗場に着床したときに開閉動作するかごドアと、
    上記各階の乗場に設けられ、上記かごドアに係合して開閉動作する乗場ドアと、
    上記かごドアの付近または上記乗場ドアの付近に設置され、一方向に気流を発生する複数の気流発生装置と、
    上記乗りかごの運転状態に応じて上記各気流発生装置を選択的に駆動する駆動制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記各気流発生装置は、上記乗りかごの上昇方向と下降方向に気流を発生させるように、気流発生方向の向きを交互に変えて配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記各気流発生装置は、格子状に配置されており、列単位で気流発生方向の向きを交互に変えて配置されていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 上記駆動制御手段は、上記かごドアと上記乗場ドアの開閉時に、上記各気流発生装置の中で気流発生方向が上記乗りかごの下降方向に向けられた気流発生装置を駆動することを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  5. 上記駆動制御手段は、上記乗りかごが下降方向に走行しているときに、上記各気流発生装置の中で気流発生方向が上記乗りかごの上昇方向に向けられた気流発生装置を駆動することを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  6. 上記駆動制御手段は、上記乗りかごが上昇方向に走行しているときに、上記各気流発生装置の中で気流発生方向が上記乗りかごの下降方向に向けられた気流発生装置を駆動することを特徴とする請求項2記載のエレベータ装置。
  7. 上記各気流発生装置は、少なくとも上記乗りかごの上昇方向と下降方向を含む各方向に気流を発生させるように、それぞれに気流発生方向の向きを変えて配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  8. 上記各気流発生装置は、それぞれに気流発生方向を外側に向けて放射状に気流を発生させるように円弧状に配置されていることを特徴とする請求項7記載のエレベータ装置。
  9. 上記かごドアの付近または上記乗場ドアの付近の騒音のレベルを測定する測定手段を備え、
    上記駆動制御手段は、上記乗りかごの走行中に上記各気流発生装置の気流発生量を個々に変えながら複数のパターンで駆動し、そのときに上記測定手段によって測定された騒音のレベルに基づいて上記各パターンの中で最も騒音低減効果のあったパターンを選出し、そのパターンで最終的に上記各気流発生装置を駆動するように設定することを特徴とする請求項7記載のエレベータ装置。
  10. 上記駆動制御手段は、上記かごドアと上記乗場ドアの開閉時に、上記各気流発生装置の中で気流発生方向が上記乗りかごの下降方向に向けられた気流発生装置を駆動することを特徴とする請求項7記載のエレベータ装置。
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