JP2010155542A - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ガイド手段に頼ることなく、簡単な構成で、ラップベルトを適正な装着位置に保持することができる車両用乗員拘束装置を得る。
【解決手段】4点式シートベルト装置10は、それぞれ一端側が車両用シート11に支持されると共に他端側に設けられたバックル14、タングプレート16を介して連結されることで着座乗員Pの腰部を拘束する左右一対のラップベルト12と、それぞれ下端部においてシート幅方向の同じ側に位置するラップベルト12に連結され着座乗員Pの上体を拘束するための左右一対のショルダベルト18と、各ショルダベルトの上端側を引き出し可能に巻き取りかつ各ショルダベルト18に巻き取り方向の付勢力を付与するリトラクタ20と、各ラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12Aにそれぞれ設けられ各ラップベルト12の形状を維持するための成形プレート22と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも衝突時にシートに着座した乗員を該シートに拘束するための車両用乗員拘束装置に関する。
左右のラップベルトを巻き取る左右一対のラップ側リトラクタと、左右のショルダベルトを巻き取る左右一対のショルダ側リトラクタとを備え、かつ、ラップ側リトラクタの巻き取り力をショルダ側リトラクタの巻き取り力よりも大きく設定したシートベルト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1によれば、ショルダベルトの巻き取り力によってラップベルトが持ち上げられることが防止されるとされている。
特開2004−330975号公報 特開2000−16238号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、計4つのリトラクタを備える必要があり、構成の簡素化の観点から改善の余地がある。
本発明は、ガイド手段に頼ることなく、簡単な構成で、ラップベルトを適正な装着位置に保持することができる車両用乗員拘束装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、それぞれ一端側が車両用シート又は車体に支持されると共に他端側に設けられた連結手段を介して連結されることで、着座乗員の腰部を拘束する左右一対のラップベルトと、それぞれ下端部においてシート幅方向の同じ側に位置する前記ラップベルトの前記連結手段に対するシート幅方向外側部分に連結され、着座乗員の上体を拘束するための左右一対のショルダベルトと、前記各ショルダベルトの上端側を引き出し可能に巻き取り、かつ各ショルダベルトに巻き取り方向の付勢力を付与するリトラクタと、前記各ラップベルトにおける前記ショルダベルトの連結部位にそれぞれ設けられ、各ラップベルトの形状を維持するための形状維持手段と、を備えている。
請求項1記載の車両用乗員拘束装置では、左右のラップベルトを連結手段にて連結すると、該左右のラップベルトで着座乗員の腰部に装着されると共に、それぞれラップベルトとリトラクタとの間で上下に延在する左右一対のショルダベルトが着座乗員の上体に装着される。この装着状態で、左右のラップベルトにおける対応するショルダベルトの連結部位には、それぞれショルダベルトを介してリトラクタの巻き取り力が作用する。
ここで、本車両用乗員拘束装置では、各ラップベルトにおけるショルダベルトの連結部位に、それぞれ形状維持手段が設けられているため、各ラップベルトは、リトラクタの巻き取り力に抗して形状が維持される。これにより、各ラップベルトは、単に形状維持手段を設けることで、着座乗員に対する適性な装着位置に保持される。
このように、請求項1記載の車両用乗員拘束装置では、簡単な構成で、ラップベルトを適正な装着位置に保持することができる。
請求項2記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1記載の車両用乗員拘束装置において、前記形状維持手段は、前記ラップベルトにおける前記ショルダベルトの連結部位に重ね合わされ、該ラップベルトの厚み方向に可撓性を有する補強部材である。
請求項2記載の車両用乗員拘束装置では、ラップベルトにおけるショルダベルトの連結部位に補強部材を重ね合わせることで、ラップベルトは幅方向の変形が規制され、リトラクタの巻き取り力に抗して形状が維持される。一方、補強部材はベルト厚み方向に可撓性を有するため、乗員への装着性が確保される。
請求項3記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用乗員拘束装置において、前記形状維持手段は、前記ラップベルトにおける前記ショルダベルトの連結部位、及び該連結部位に対する前記ラップベルトの長手方向両側部分を含む範囲に亘って設けられている。
請求項3記載の車両用乗員拘束装置では、ラップベルトにおけるショルダベルトの連結部位を挟む長手方向両側に亘り形状維持手段(補強部材)が設けられているので、該ラップベルトがリトラクタの巻き取り力によって変形することが効果的に抑制される。
請求項4記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項3記載の車両用乗員拘束装置において、前記形状維持手段は、前記ショルダベルトの下端部を含む範囲に亘って設けられている。
請求項4記載の車両用乗員拘束装置では、形状維持手段(補強部材)は、ショルダベルトの下端部まで至ることで、該ショルダベルトとラップベルトとの連結部位の近傍部分で形成される上下逆T字状の部分が、リトラクタの巻き取り力によって変形することが抑制される。これにより、ラップベルトは適正な装着位置に一層効果的に保持される。
請求項5記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用乗員拘束装置において、前記形状維持手段は、前記ショルダベルトにおける着座乗員との接触側とは反対側に設けられている。
請求項5記載の車両用乗員拘束装置では、ラップベルト(ショルダベルト)における反乗員側に形状維持手段(補強部材)が設けられているので、着座乗員のベルト装着感に与える影響が小さい構成において、ラップベルトを適正な装着位置に保持することができる。
請求項6記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用乗員拘束装置において、前記ラップベルト及びショルダベルトの少なくとも一方は、ガス供給を受けて膨張される膨張部を有して構成されており、前記形状維持手段は、前記膨張部の非設置範囲又は前記膨張部の非膨張範囲に設けられている。
請求項6記載の車両用乗員拘束装置では、例えば車両衝突時等の所定の場合には膨張部がガス供給を受けて膨張されることで、着座乗員が保護される。本車両用乗員拘束装置では、膨張部のない部分又は非膨張部分に形状維持手段が配置されているので、膨張部の展開性が確保される。そして、本車両用乗員拘束装置では、上記の通りラップベルトが適正な装着位置に保持されるので、膨張部も適正な位置で膨張され、所要の乗員拘束性能を発揮することができる。
以上説明したように本発明に係る車両用乗員拘束装置は、簡単な構成で、ラップベルトを適正な装着位置に保持することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置としての4点式シートベルト装置10について、図1〜図2に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印LH、矢印RHは、それぞれ4点式シートベルト装置10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、進行方向を向いた場合の左側、右側(車幅方向)を示しており、これらは4点式シートベルト装置10が適用された車両用シート11の前方向、上方向、シート幅方向の右側、左側に略一致している。
図1には、車両用シート11に適用された4点式シートベルト装置10の使用(乗員装着)状態が模式的な正面図にて示されている。以下の説明では、上下左右等の方向を用いて説明する場合は、この使用状態を基準にするものとする。この図1に示される如く、4点式シートベルト装置10は、左右一対のラップベルト12を備えている。各ラップベルト12のシート幅方向外端は、それぞれ図示しないアンカ部材を介して車両用シート11又は車体に連結されている。
一方、左側のラップベルト12のシート幅方向内端には、被係止部材としてのバックル14が設けられ、右側のラップベルト12のシート幅方向内端には、バックル14に対し係脱可能な係止部材としてのタングプレート16が設けられている。左右のラップベルト12は、バックル14にタングプレート16が結合されることで、車両用シート11の着座乗員Pの腰部に装着される(腰部を拘束する)ようになっている。したがって、バックル14及びタングプレート16が本発明における連結手段に相当する。
また、4点式シートベルト装置10は、左右一対のショルダベルト18を備えている。左側のショルダベルト18は、その下端部が左側のラップベルト12におけるバックル14の近傍部分(連結部位12A)に連結されると共に、上端側がリトラクタ20に引き出し可能に巻き取られている。同様に、右側のショルダベルト18は、その下端部が右側のラップベルト12におけるタングプレート16の近傍部分に連結されると共に、上端側がリトラクタ20に引き出し可能に巻き取られている。
リトラクタ20は、それぞれ対応するショルダベルト18に所定の巻き取り力(張力)を作用させており、装着状態のショルダベルト18の弛みを抑制するようになっている。この実施形態では、リトラクタ20は、車両用シート11を構成するシートバック11Aに内蔵されている。
以上により、4点式シートベルト装置10では、非使用時には左側のラップベルト12と左側のショルダベルト18とがシートバック11Aの左側部分に沿って収納され、右側のラップベルト12と右側のショルダベルト18とがシートバック11Aの右側部分に沿って収納されるようになっている(図示省略)。
この4点式シートベルト装置10は、車両用シート11の着座乗員Pによってバックル14、タングプレート16が結合されることで、直列された左右のラップベルト12によって車両用シート11の着座乗員Pの腰部に装着され、並列された左右一対のショルダベルト18がP着座乗員Pの上体に装着される構成である。
この実施形態では、左側のラップベルト12におけるバックル14の接続部分とショルダベルト18の連結部分とは、所定距離だけ離間されている。同様に、右側のラップベルト12におけるタングプレート16の接続部分とショルダベルト18の連結部分とは、所定距離だけ離間されている。
そして、4点式シートベルト装置10は、形状維持手段、補強部材としての左右一対の成形プレート22を備えている。各成形プレート22は、例えば樹脂材にて厚み方向に可撓性を有する薄板状に形成されている。この実施形態では、各成形プレート22は、正面視で上下逆T字状を成しており、対応するラップベルト12、ショルダベルト18に厚み方向に重ね合わせた状態で固定されている。
具体的には、各成形プレート22は、ラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12A及び該連結部位12Aの長手方向両側部分に固定されたラップ固定部24と、ラップ固定部24の長手方向略中央部から上方に延設されショルダベルト18の下端部に固定されたショルダ固定部26とを有する。この実施形態では、ラップ固定部24はラップベルト12と略同幅とされ、ショルダ固定部26はショルダベルト18と略同幅とされている。
また、各成形プレート22は、図2に示される如く、それぞれの対応するラップベルト12及びショルダベルト18の上記部分における車両前面側に固定されている。すなわち、各成形プレート22は、ラップベルト12、ショルダベルト18における着座乗員Pとの接触側とは反対側に固定されている。
この実施形態では、左側の成形プレート22におけるラップ固定部24の一端は、バックル14まで至り、該バックル14を構成する樹脂製のケース14Aに一体化(例えば、一体成形や機械的結合)されている。一方、右側の成形プレート22におけるラップ固定部24の一端は、タングプレート16まで至り、該タングプレート16を構成する樹脂製の被覆体16Aに一体化(例えば、一体成形や機械的結合)されている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の4点式シートベルト装置10では、車両用シート11の着座乗員Pが、リトラクタ20からショルダベルト18を引き出しつつタングプレート16をバックル14に係止すると、図1に模式的に示される如く、左右一対のショルダベルト18が並列して車両用シート11の着座乗員Pの上体を拘束すると共に、左右で一体(直列)と成るラップベルト12が着座乗員Pの腰部を拘束する。この際、厚み方向に可撓性を有する成形プレート22は、車両用シート11の着座乗員Pの体格に応じて適宜変形される。
この装着状態で左右のラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12Aには、リトラクタ20の巻き取り力が作用する。
ここで、4点式シートベルト装置10では、ラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12Aに成形プレート22が設けられているため、リトラクタ20の巻き取り力によるラップベルト12がショルダベルト18の連結部位12Aにおいて屈曲する如き変形が抑制される。
特に、成形プレート22のラップ固定部24がラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12Aだけでなく、該S連結部位12Aを挟む両側に亘って(跨って)設けられているので(支持スパンが長いことに相当するので)、ラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12Aでの屈曲変形が効果的に抑制される。しかも、成形プレート22は、ショルダベルト18の下端部まで至るショルダ固定部26を有するので、ラップベルト12におけるショルダベルト18の連結部位12Aでの屈曲変形が一層効果的に抑制される。
これらにより、4点式シートベルト装置10では、リトラクタ20の巻き取り力によってラップベルト12がショルダベルト18の連結部位12Aで屈曲変形してずり上がってしまうことが防止又は効果的に抑制される。すなわち、ラップベルト12が適正な装着位置に保持される。
このように、第1の実施形態に係る4点式シートベルト装置10では、簡単な構成で、ラップベルト12を適正な装着位置に保持することができる。すなわち、4点式シートベルト装置10では、左右のラップベルト12のシート幅方向外端側を巻き取るリトラクタをそれぞれ設け、かつこれらリトラクタの巻き取り力をリトラクタ20の巻き取り力よりも強くする等の複雑な構成に頼ることなく、ラップベルト12を適正な装着位置に保持することができる。
また、4点式シートベルト装置10では、成形プレート22が厚み方向に可撓性を有するので、車両用シート11の着座乗員Pへの装着性を確保しつつ、上記の通りラップベルト12を適正な装着位置に保持することができる。しかも、成形プレート22はラップベルト12、ショルダベルト18の反乗員側に設けられているので、車両用シート11の着座乗員Pに対し、装着感に影響(違和感等)を与えることなく装着させることができる。
(第2の実施形態)
図3には、本発明の第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置としての4点式エアベルト装置30が模式的な正面図にて示されている。この図に示される如く、4点式エアベルト装置30は、ラップベルト12、ショルダベルト18に代えて、それぞれの長手方向の一部が膨張部36とされたラップベルト32、ショルダベルト34を備える点で、第1の実施形態に係る4点式シートベルト装置10とは異なる。
膨張部36は、図4に示される如く、インフレータ38からのガス供給を受けて所定の形状(図3の想像線参照)に膨張、展開されるエアバッグ40と、伸展可能な袋状に形成されエアバッグ40を覆うメッシュウエビング42と、内部に収容したメッシュウエビング42がエアバッグ40の膨張に伴い膨張するとティア部44Aにおいて破断されるカバー44とを主要部として構成されている。膨張部36は、メッシュウエビング42においてラップベルト32、ショルダベルト34における膨張部36以外の部分(非膨張の帯状ウエビングより成る部分)に接続されている。
この実施形態では、左右同じ側のラップベルト32の膨張部36とショルダベルト34の膨張部36とは、互いのエアバッグ40同士が連通路46(図3参照)を介して連通されている。連通路46は、例えば左右同じ側のエアバッグ40間に一体に形成された非膨張部、又はフレキシブルチューブとされている。
そして、4点式エアベルト装置30では、成形プレート22は、ラップベルト32、ショルダベルト34におけるエアバッグ40の非設置範囲に固定されるように、寸法、形状が決められている。この実施形態では、連通路46は、左右のラップベルト32、ショルダベルト34における成形プレート22の設置範囲を通されて、上記の通り上下に離間されたエアバッグ40(膨張部36)を連通している。
そして、4点式エアベルト装置30は、図示しない制御装置としてのECUがインフレータ38を作動させると、図3に想像線にて示される如く、左右のラップベルト32、ショルダベルト34の各膨張部36が所定形状に膨張、展開されるようになっている。ECUは、衝突センサやミリ波レーダ等の衝突監視手段からの信号に基づいて、車両の衝突を検知又は予測した場合にインフレータ38を作動させるようになっている。したがって、4点式エアベルト装置30では、車両衝突の際には各膨張部36が展開されることで車両用シート11の着座乗員Pが保護されるようになっている。4点式エアベルト装置30における他の部分は、図示しない部分を含め4点式シートベルト装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る4点式エアベルト装置30によっても、基本的に4点式シートベルト装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、4点式エアベルト装置30では、各成形プレート22によってラップベルト32が適正位置に保持されることによって、ショルダベルト34の膨張部36も適正位置に保持される。このため、エアベルトである膨張部36付ショルダベルト34による乗員拘束性能が確保(向上)される。さらに、膨張部36の非膨張部分に設けられた成形プレート22は該膨張部36の展開に影響を与えないので、これによっても膨張部36付ショルダベルト34による乗員拘束性能が確保に寄与する。
なお、第2の実施形態では、ラップベルト32、ショルダベルト34のそれぞれに膨張部36が設けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ラップベルト32、ショルダベルト34の何れか一方にのみ膨張部36が設けられた構成としても良い。
また、第2の実施形態では、左右同じ側のラップベルト32、ショルダベルト34の各膨張部36が共通のインフレータ38からガス供給を受ける例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、各膨張部36が専用のインフレータからガス供給を受ける構成としても良い。
さらに、上記した各実施形態では、略逆T字状の成形プレート22を用いた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図5に示される如く、ラップベルト12、32にのみ固定される短冊状の成形プレート50を用いた構成としても良い。成形プレート50は、成形プレート22のラップ固定部24と同様に形成されている。
またさらに、上記した実施形態では、成形プレート22のラップ固定部24、ショルダ固定部26がラップベルト12、ショルダベルト18と略同幅である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ラップベルト12、ショルダベルト18(ラップベルト32、ショルダベルト34)に対し細幅の成形プレートを用いた構成としても良い。
また、上記した実施形態では、成形プレート22、50が樹脂材より成る例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ラップベルト12に同材料のウエビングを重ね合わせて縫製することで形状維持手段を構成しても良く、ラップベルト12に部分的に厚肉部(コーティング材の厚肉化等を含む)を形成して形状維持手段を構成しても良い。
さらに、上記した実施形態では、ラップベルト12、ラップベルト32の車幅方向外端側がアンカを介して車両用シート11又は車体に連結された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ラップベルト12、ラップベルト32の車幅方向外端側がリトラクタにて巻き取られる構成としても良い。この場合でもラップベルト12、ラップベルト32のリトラクタは、リトラクタ20との関係で巻き取り力が制限される等の制約がないので、車両用乗員拘束装置全体として構造の簡素化が図られる。
本発明の第1の実施形態に係る4点式シートベルト装置を模式的に示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る4点式シートベルト装置を構成する成形プレートを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る4点式エアベルト装置を模式的に示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る4点式エアベルト装置を構成する膨張部を模式的に示す長手方向直角断面図である。 変形例に係る成形プレートを示す斜視図である。
符号の説明
10 4点式シートベルト装置(車両用乗員拘束装置)
11 車両用シート
12 ラップベルト
14 バックル(連結手段)
16 タングプレート(連結手段)
18 ショルダベルト
20 リトラクタ
22 成形プレート(形状維持手段、補強部材)
30 4点式エアベルト装置(車両用乗員拘束装置)
32 ラップベルト
34 ショルダベルト
36 膨張部

Claims (6)

  1. それぞれ一端側が車両用シート又は車体に支持されると共に他端側に設けられた連結手段を介して連結されることで、着座乗員の腰部を拘束する左右一対のラップベルトと、
    それぞれ下端部においてシート幅方向の同じ側に位置する前記ラップベルトの前記連結手段に対するシート幅方向外側部分に連結され、着座乗員の上体を拘束するための左右一対のショルダベルトと、
    前記各ショルダベルトの上端側を引き出し可能に巻き取り、かつ各ショルダベルトに巻き取り方向の付勢力を付与するリトラクタと、
    前記各ラップベルトにおける前記ショルダベルトの連結部位にそれぞれ設けられ、各ラップベルトの形状を維持するための形状維持手段と、
    を備えた車両用乗員拘束装置。
  2. 前記形状維持手段は、前記ラップベルトにおける前記ショルダベルトの連結部位に重ね合わされ、該ラップベルトの厚み方向に可撓性を有する補強部材である請求項1記載の車両用乗員拘束装置。
  3. 前記形状維持手段は、前記ラップベルトにおける前記ショルダベルトの連結部位、及び該連結部位に対する前記ラップベルトの長手方向両側部分を含む範囲に亘って設けられている請求項1又は請求項2記載の車両用乗員拘束装置。
  4. 前記形状維持手段は、前記ショルダベルトの下端部を含む範囲に亘って設けられている請求項3記載の車両用乗員拘束装置。
  5. 前記形状維持手段は、前記ショルダベルトにおける着座乗員との接触側とは反対側に設けられている請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車両用乗員拘束装置。
  6. 前記ラップベルト及びショルダベルトの少なくとも一方は、ガス供給を受けて膨張される膨張部を有して構成されており、
    前記形状維持手段は、前記膨張部の非設置範囲又は前記膨張部の非膨張範囲に設けられている請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用乗員拘束装置。
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