JP2010154684A - アウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法 - Google Patents

アウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄心材料の歩留りを向上できるアウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ヨーク片部11の半径方向外側に複数の磁極片部12が形成され、連結部13で相互に結合されて直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片14を、連結部13で折り曲げて、ヨーク片部11の内側円弧部16を同一円上に配置し、連続した複数のセグメント鉄心片14を螺旋状に巻回して積層したアウターロータ型モータ用積層鉄心10及びその製造方法であり、セグメント鉄心片14の形成に際し、連結部13を、磁極片部12の半径方向中間位置P1から基部位置P2までの間に、又はヨーク片部11の半径方向外側位置P3に設け、直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片14が重なる干渉部分、又は干渉部分とこれに連結する半径方向外側領域の磁極片部18、19を除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯状に連続した複数のセグメント鉄心片を螺旋状に巻回して積層したアウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法に関する。
従来、ヨーク部の半径方向外側に複数の磁極部が形成されたアウターロータ型モータ用積層鉄心(以下、単に積層鉄心ともいう)が使用されている。
この積層鉄心は、鉄心材料(例えば、条材)から環状に打抜いた複数の鉄心片を積層して製造していたが、鉄心材料の歩留向上のため、連結部で相互に結合された複数のセグメント鉄心片を鉄心材料から打抜き、螺旋状に巻回し積層して製造していた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記した積層鉄心を構成する各セグメント鉄心片は、1つのヨーク片部に1つの磁極片部が設けられた構成であるため、以下のような問題が生じていた。
例えば、連結部の数が多く、巻回してなる積層鉄心の機械的強度が必ずしも強くなかった。
また、隣り合うセグメント鉄心片を連結部で折り曲げた際に、連結部の厚みが他の部分よりも厚くなり、その結果、上下に隣接する層のセグメント鉄心片との間に隙間が生じ、この隙間を無くすための余分な加圧処理を必要とし、またモータの効率低下を招く原因ともなり、モータの品質に悪影響を及ぼしていた。
そこで、図7、図8に示すように、ヨーク片部80の半径方向外側に複数(ここでは、5個)の磁極片部81が形成され、連結部82で相互に結合されて直線状に配置された隣り合う円弧状のセグメント鉄心片83を、鉄心材料84から金型で打抜き、連結部82で折り曲げて螺旋状に巻回しかしめ積層を行って、積層鉄心85を製造していた。
特開2000−116037号公報
しかしながら、隣り合うセグメント鉄心片83を結合する連結部82は、磁極片部81の半径方向先端位置に設けられているため、直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片83の間に形成される隙間86が大きくなっていた。その結果、1枚のセグメント鉄心片83を打抜くために必要な鉄心材料84の長さ、即ち材料必要長(送りピッチ)を長くしなければならず、鉄心材料84の歩留低下を招いていた。なお、1枚のセグメント鉄心片83を製造するための鉄心材料84の材料必要長は、連結部82を磁極片部81の半径方向先端位置に設けているため、積層鉄心85の外径寸法と、セグメント鉄心片83の分割数により決まる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、鉄心材料の歩留りを向上できるアウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心は、ヨーク片部の半径方向外側に複数の磁極片部が形成され、連結部で相互に結合されて直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片を、前記連結部で折り曲げて、前記セグメント鉄心片の側端部を合わせて、又は前記ヨーク片部の内側円弧部を同一円上に配置して、連続した複数の前記セグメント鉄心片を螺旋状に巻回して積層したアウターロータ型モータ用積層鉄心において、
前記セグメント鉄心片の前記連結部を、前記磁極片部の半径方向中間位置から基部位置までの間に、又は前記ヨーク片部の半径方向外側位置に設け、直線状に配置された隣り合う前記セグメント鉄心片が重なる干渉部分、又は該干渉部分と該干渉部分に連結する半径方向外側領域の前記磁極片部を除去した。
第1の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心において、上下に隣接する層に設けられた前記連結部同士を周方向にずらすことが好ましい。
第1の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心において、前記セグメント鉄心片の周方向端部にある前記連結部を前記ヨーク片部の半径方向外側位置に配置すると共に、前記セグメント鉄心片の端部にあって、周方向に2分割される前記磁極片部を除去することが好ましい。
第1の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心において、除去する前記磁極片部は、直線状に配置された前記セグメント鉄心片の半径方向内側の非干渉部を残すことが好ましい。
第1の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心において、隣り合う前記セグメント鉄心片で2分割された前記磁極片部の半径方向外側を他の前記磁極片部より短くし、短くした該磁極片部の外側端部に前記連結部を配置することが好ましい。
第1の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心において、前記セグメント鉄心片の前記連結部を、前記ヨーク片部の半径方向外側位置で、しかも隣り合う前記セグメント鉄心片の前記磁極片部の間に形成して、該磁極片部の先側干渉部を除去することが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法は、ヨーク片部の半径方向外側に複数の磁極片部が形成され、連結部で相互に結合されて直線状に配置された複数のセグメント鉄心片を形成し、前記連結部で折り曲げて隣り合う前記セグメント鉄心片の側端部を合わせながら、又は前記ヨーク片部の内側円弧部を同一円上に配置しながら、連続した複数の前記セグメント鉄心片を螺旋状に巻回して積層するアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法において、
前記セグメント鉄心片の形成に際し、前記連結部を、前記磁極片部の半径方向中間位置から基部位置までの間に、又は前記ヨーク片部の半径方向外側位置に形成し、直線状に配置された隣り合う前記セグメント鉄心片が重なる干渉部分、又は該干渉部分と該干渉部分に連結する半径方向外側領域の前記磁極片部を除去する。
第2の発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法において、上下に隣接する層に設けられた前記セグメント鉄心片の前記連結部同士を周方向にずらすことが好ましい。
本発明に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法は、セグメント鉄心片の連結部を、磁極片部の半径方向中間位置から基部位置までの間に、又はヨーク片部の半径方向外側位置に設けるので、1枚のセグメント鉄心片を打抜くために必要な鉄心材料の長さを従来よりも短くでき、鉄心材料の使用量を削減できる。なお、直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片が重なる干渉部分、又は干渉部分とこの干渉部分に連結する半径方向外側領域の磁極片部を除去しているので、隣り合うセグメント鉄心片同士で重なり合う部分がなくなり、同一形状のセグメント鉄心片を鉄心材料からそれぞれ打抜くことができる。
これにより、鉄心材料の歩留向上が図れ、アウターロータ型モータ用積層鉄心を経済的に製造できる。
また、上下に隣接する層に設けられた連結部同士を周方向にずらす場合、各セグメント鉄心片数の結合強度を強固なものにできる。更には、巻回してなる積層鉄心の機械的強度が十分に強いものとなる。
そして、除去する磁極片部に、直線状に配置されたセグメント鉄心片の半径方向内側の非干渉部を残している場合、部分的に磁極片部を残すことができるため、複数の磁極片部を積層して構成される磁極部の磁気特性の低下を抑制できる。
隣り合うセグメント鉄心片で2分割された磁極片部の半径方向外側を他の磁極片部より短くし、この短くした磁極片部の外側端部に連結部を配置する場合、磁極片部を更に残すことができるため、複数の磁極片部を積層して構成される磁極部の磁気特性の低下を更に抑制できる。
更に、連結部を、ヨーク片部の半径方向外側位置で、しかも隣り合うセグメント鉄心片の磁極片部の間に形成して、磁極片部の先側干渉部を除去する場合、磁極片部の除去量を最小にでき、製造した積層鉄心の効率低下を更に小さくできる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、図2(A)は同隣り合うセグメント鉄心片を連結部で折り曲げた際の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図、図3は同アウターロータ型モータ用積層鉄心の部分拡大斜視図、図4(A)は本発明の第2の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図、図5(A)は本発明の第3の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図、図6(A)は本発明の第4の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図である。
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心(以下、単に積層鉄心又はステータコアともいう)10は、ヨーク片部11の半径方向外側に複数の磁極片部12が形成され、連結部13で相互に結合されて直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片14を、連結部13で折り曲げ、セグメント鉄心片14の側端部15を合わせて、又はヨーク片部11の内側円弧部16を同一円上に配置して、連続した複数のセグメント鉄心片14を螺旋状に巻回して積層したものであり、連結部13を、磁極片部12の半径方向中間位置P1から基部位置P2までの間に、又はヨーク片部の半径方向外側位置P3に設けたものである。なお、隣り合うセグメント鉄心片14の側端部15は、当接してもよく、また僅少の隙間を有してもよい。以下、詳しく説明する。
積層鉄心10は、厚みが、例えば、0.5mm程度の鉄心材料である電磁鋼板(図示しない)から、連結部13で結合された直線状に配置された複数のセグメント鉄心片14を金型で打抜き、図2(A)、(B)、図3に示すように、打抜かれた連続したセグメント鉄心片14を巻回し順次積層して構成されるものである。ここで、複数のセグメント鉄心片14の積層結合の方法としては、かしめ、溶接、及び接着のいずれか1を適用することも、また、いずれか2以上を併用することもできる。
この各セグメント鉄心片14は、半径方向外側に複数のスロット17が設けられて磁極片部12が形成され、半径方向内側にはヨーク片部11が形成されている。なお、1つのヨーク片部11に形成される磁極片部12(スロット17)の数は、磁極片部12の数nが、積層鉄心10の一周あたりの全磁極部の数Nの約数でないこと(ただし、2条巻以上では、nはNの倍数でよい)、即ち、ここでは、5個(例えば、3個又は4個でもよい)としている。
図1に示すように、セグメント鉄心片14の周方向端部であって、ヨーク片部11の半径方向外側位置(磁極片部12の基部位置に相当)には、このセグメント鉄心片14を相互に連結する連結部13が設けられている。
連結部13の形成位置は、従来(図1中の二点鎖線)のセグメント鉄心片の場合、セグメント鉄心片の端部にあり、周方向に2分割される磁極片部18、19が形成されていた位置である。しかし、この部分に連結部13を設けた場合、連続した複数のセグメント鉄心片14を螺旋状に巻回する前、即ち、金型による打抜き時に、直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片14同士の二点鎖線で示す磁極片部18、19の干渉部分が発生し、所定形状の打抜きができない。
そこで、干渉部分とこの干渉部分に連結する半径方向外側領域を含む磁極片部18、19を除去した。
これにより、セグメント鉄心片14の打抜きに必要な材料必要長を短くでき、鉄心材料の歩留向上が図れる。
このような連結部13で結合された隣り合うセグメント鉄心片14を、図2(A)に示すように、連結部13で折り曲げて巻回するに際しては、磁極片部12が無い部分が発生する。
そこで、複数のセグメント鉄心片14を、図2(B)、図3に示すように、巻回して積層するに際しては、隣り合うセグメント鉄心片14の間に設けられた連結部13を、積層鉄心10の積層方向で異なる位置にずらし、即ち積層方向に隣り合うセグメント鉄心片14の連結部13が異なる位置に配置されるように周方向にずらして、各磁極片部12の位置を合わせる。なお、本実施の形態では、セグメント鉄心片14の積層の際に、磁極片部12を2個分だけ周方向にずらしているが、1個ずつずらしてもよく、また3個以上ずつずらしてもよい。
これにより、製造した積層鉄心10を平面視した場合に、積層された磁極片部12で構成される磁極部が無い部分をなくして、積層鉄心10の外周部に同一ピッチで磁極部を形成できる。
ここで、平面視した積層鉄心の一周あたりの全磁極片部の数をm個とし、セグメント鉄心片1個あたりの磁極片部の数(スロットの数と同じ)をn個とした場合、磁極片部を2個分だけ積層方向でずらすために必要な1周のセグメント鉄心片数をk個とすると、以下の関係が成り立つ。なお、ここでは、上記した除去した磁極片部も、存在するものとして計算する。
(m+2)/n=k
ここで、m、n、kは、それぞれ正の整数であり、積層鉄心の製造条件に応じて種々変更できる。
なお、積層方向でずれる磁極片部の数を1個又は3個以上とする場合は、上記した式中の「2」を、ずらす個数、即ち1又は3以上に変えることで、1周に必要なセグメント鉄心片の数が求まる。
これにより、図3に示すように、積層鉄心10の積層方向で、部分的に磁極片部がない部分が発生するが、セグメント鉄心片14の積層枚数は一般的に多数であるので、モータの効率低下にほとんど影響を及ぼさない。
続いて、本発明の第1の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法について、図1〜図3を参照しながら説明する。
まず、電磁鋼板(図示しない)を搬送しながら、1又は複数の金型(図示しない)を使用して、図1に示すように、連結部13で相互に結合された直線状に配置された複数のセグメント鉄心片14を打抜く。
このセグメント鉄心片14の打抜きに際しては、セグメント鉄心片14の周方向端部にある連結部13を、ヨーク片部11の半径方向外側位置に形成し、直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片14が重なる干渉部分とこの干渉部分に連結する半径方向外側領域の磁極片部を含む、図1に示す周方向に2分割される磁極片部18、19は形成していない。
そして、連続するセグメント鉄心片14を回転軸で巻取りながら、連結部13を折り曲げ、ヨーク片部11の内側円弧部16を同一円上に配置して、直線状に配置された連続した複数のセグメント鉄心片14を螺旋状に巻回して積層し、更に上下に隣り合うセグメント鉄心片14の連結部13を周方向にずらしながら積層鉄心10を製造する。
これにより、製造した積層鉄心10を平面視した場合に、積層された磁極片部12で構成される磁極部が無い部分をなくすことができる。
次に、本発明の第2〜第4の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心について、それぞれ図4〜図6を参照しながら説明する。
図4(A)に示す本発明の第2の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心を構成するセグメント鉄心片20は、セグメント鉄心片20の周方向端部にある連結部21を、セグメント鉄心片20の端部にあって周方向に2分割される磁極片部22、23の基部位置(ヨーク片部11の半径方向外側位置)に形成したものである。
隣り合うセグメント鉄心片20の連結部21が形成された各磁極片部22、23は、直線状に配置されたセグメント鉄心片20の半径方向内側の非干渉部が残った形状となっている。
このため、隣り合うセグメント鉄心片20は、金型による打抜き時に、隣り合うセグメント鉄心片20の磁極片部22の端面24と磁極片部23の端面25とが、当接した状態となっている。なお、磁極片部は、その端面が隙間を有した状態で配置してもよい。
このような、セグメント鉄心片20を使用して積層鉄心を製造するに際しては、連続するセグメント鉄心片20を回転軸で巻取りながら、図4(B)に示すように、連結部21を折り曲げ、ヨーク片部11の内側円弧部26を同一円上に配置して、連続した複数のセグメント鉄心片20を螺旋状に巻回して積層し、更に連結部21を周方向にずらしながら積層鉄心を製造する。
これにより、製造した積層鉄心を平面視した場合に、磁極片部22、23が残存するので、この磁極片部22、23が無い場合と比較して、積層した磁極片部12で構成される磁極部の磁気特性の低下を抑制できる。
図5(A)に示す本発明の第3の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心を構成するセグメント鉄心片30は、隣り合うセグメント鉄心片30で2分割された磁極片部31、32の半径方向外側を他の磁極片部12より短くし、この短くした磁極片部31、32の外側端部(先端位置)に連結部33を形成したものである。
このような、セグメント鉄心片30を使用して積層鉄心を製造するに際しては、連続するセグメント鉄心片30を回転軸で巻取りながら、図5(B)に示すように、連結部33を折り曲げ、ヨーク片部11の内側円弧部34を同一円上に配置して、直線状に配置された連続した複数のセグメント鉄心片30を螺旋状に巻回して積層し、更に連結部33を周方向にずらしながら積層鉄心を製造する。
これにより、製造した積層鉄心を平面視した場合に、磁極片部31、32が残存するので、この磁極片部31、32が無い場合と比較して、積層した磁極片部12で構成される磁極部の磁気特性の低下を抑制できる。
図6(A)に示す本発明の第4の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心を構成するセグメント鉄心片40は、連結部41を、ヨーク片部11の半径方向外側位置で、しかも隣り合うセグメント鉄心片40の周方向端部に位置する磁極片部42、43の間に形成したものである。
連結部41の両側に形成された各磁極片部42、43は、対向する先側干渉部44、45(直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片40が重なる干渉部分)が除去されている。
このため、隣り合うセグメント鉄心片40は、金型による打抜き時に、隣り合うセグメント鉄心片40の磁極片部42の端面46と磁極片部43の端面47とが、隙間を有した状態で配置されている。なお、先部が除去された磁極片部は、その端面を当接させてもよい。
このような、セグメント鉄心片40を使用して積層鉄心を製造するに際しては、連続するセグメント鉄心片40を回転軸で巻取りながら、図6(B)に示すように、連結部41を折り曲げ、ヨーク片部11の内側円弧部48を同一円上に配置して、直線状に配置された連続した複数のセグメント鉄心片40を螺旋状に巻回して積層し、更に連結部41を周方向にずらしながら積層鉄心を製造する。
これにより、製造した積層鉄心を平面視した場合に、磁極片部42、43の除去量を最小にでき、製造した積層鉄心の効率低下を小さくできる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明のアウターロータ型モータ用積層鉄心及びその製造方法を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、連結部を、磁極片部の半径方向中間位置、磁極片部の基部位置、又はヨーク片部の半径方向外側位置に設けた場合について説明したが、磁極片部の半径方向中間位置から基部位置までの間、又はヨーク片部の半径方向外側位置で、しかもモータ特性に影響を及ぼすことがない位置であれば、これに限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図である。 (A)は同隣り合うセグメント鉄心片を連結部で折り曲げた際の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図である。 同アウターロータ型モータ用積層鉄心の部分拡大斜視図である。 (A)は本発明の第2の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図である。 (A)は本発明の第3の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図である。 (A)は本発明の第4の実施の形態に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の隣り合うセグメント鉄心片の積層前の説明図、(B)は同隣り合うセグメント鉄心片の積層時の説明図である。 従来例に係るアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法を示す説明図である。 同アウターロータ型モータ用積層鉄心を構成するセグメント鉄心片の説明図である。
符号の説明
10:アウターロータ型モータ用積層鉄心、11:ヨーク片部、12:磁極片部、13:連結部、14:セグメント鉄心片、15:側端部、16:内側円弧部、17:スロット、18、19:磁極片部、20:セグメント鉄心片、21:連結部、22、23:磁極片部、24、25:端面、26:内側円弧部、30:セグメント鉄心片、31、32:磁極片部、33:連結部、34:内側円弧部、40:セグメント鉄心片、41:連結部、42、43:磁極片部、44、45:先側干渉部、46、47:端面、48:内側円弧部

Claims (8)

  1. ヨーク片部の半径方向外側に複数の磁極片部が形成され、連結部で相互に結合されて直線状に配置された隣り合うセグメント鉄心片を、前記連結部で折り曲げて、前記セグメント鉄心片の側端部を合わせて、又は前記ヨーク片部の内側円弧部を同一円上に配置して、連続した複数の前記セグメント鉄心片を螺旋状に巻回して積層したアウターロータ型モータ用積層鉄心において、
    前記セグメント鉄心片の前記連結部を、前記磁極片部の半径方向中間位置から基部位置までの間に、又は前記ヨーク片部の半径方向外側位置に設け、直線状に配置された隣り合う前記セグメント鉄心片が重なる干渉部分、又は該干渉部分と該干渉部分に連結する半径方向外側領域の前記磁極片部を除去したことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心。
  2. 請求項1記載のアウターロータ型モータ用積層鉄心において、上下に隣接する層に設けられた前記連結部同士を周方向にずらしたことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のアウターロータ型モータ用積層鉄心において、前記セグメント鉄心片の周方向端部にある前記連結部を前記ヨーク片部の半径方向外側位置に配置すると共に、前記セグメント鉄心片の端部にあって、周方向に2分割される前記磁極片部を除去したことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心。
  4. 請求項3記載のアウターロータ型モータ用積層鉄心において、除去する前記磁極片部は、直線状に配置された前記セグメント鉄心片の半径方向内側の非干渉部を残したことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心。
  5. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のアウターロータ型モータ用積層鉄心において、隣り合う前記セグメント鉄心片で2分割された前記磁極片部の半径方向外側を他の前記磁極片部より短くし、短くした該磁極片部の外側端部に前記連結部を配置したことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心。
  6. 請求項1及び2のいずれか1項に記載のアウターロータ型モータ用積層鉄心において、前記連結部を、前記ヨーク片部の半径方向外側位置で、しかも隣り合う前記セグメント鉄心片の前記磁極片部の間に形成して、該磁極片部の先側干渉部を除去したことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心。
  7. ヨーク片部の半径方向外側に複数の磁極片部が形成され、連結部で相互に結合されて直線状に配置された複数のセグメント鉄心片を形成し、前記連結部で折り曲げて隣り合う前記セグメント鉄心片の側端部を合わせながら、又は前記ヨーク片部の内側円弧部を同一円上に配置しながら、連続した複数の前記セグメント鉄心片を螺旋状に巻回して積層するアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法において、
    前記セグメント鉄心片の形成に際し、前記連結部を、前記磁極片部の半径方向中間位置から基部位置までの間に、又は前記ヨーク片部の半径方向外側位置に形成し、直線状に配置された隣り合う前記セグメント鉄心片が重なる干渉部分、又は該干渉部分と該干渉部分に連結する半径方向外側領域の前記磁極片部を除去することを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法。
  8. 請求項7記載のアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法において、上下に隣接する層に設けられた前記連結部同士を周方向にずらすことを特徴とするアウターロータ型モータ用積層鉄心の製造方法。
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