JP2010154582A - Ac−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】導通損失とスイッチング損失を低減した高効率・低ノイズのAC−DCコンバータを提供する。
【解決手段】整流素子Ds1,2と主スイッチング素子Q1,2とで形成された混合ブリッジ回路、前記各素子Q1,2に並列接続したスナバC1,2とダイオードD1,2、交流端子間に平滑用Ls1,2を介して接続された交流電源V1、およびブリッジ回路の直流端子間に、並列接続された平滑用Csと直流負荷R1を備えたAC−DCコンバータにおいて、直流端子N3と平滑用Csの一端LN1間の共振用Lr、その一端に接続された補助スイッチング素子Q3と共振用Crの直列接続体とを含む補助回路1と、前記Q1,2,3をオンオフさせる制御手段を備え、平滑用Ls1,2に蓄積したエネルギーの一部を共振用Crに充電した後、共振用Lrにエネルギーを蓄積し、このエネルギーでスナバC1,2の電荷を引き抜き、MOSFETQ1〜3のゼロ電圧スイッチングを実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゼロ電圧スイッチング機能を有するAC−DCコンバータに関する。
従来のAC−DCコンバータは、ダイオードブリッジからなる整流回路と、スイッチング素子と平滑用リアクトルとダイオードと平滑用コンデンサからなる力率改善回路で構成され、交流電力を整流し直流に変換する。しかし、整流回路で使用するダイオードブリッジに電流が流れることによる導通損失と、力率改善回路のスイッチング素子に電圧が印加されている状態でスイッチングすることによるスイッチング損失が大きく、効率が悪かった。
そこで、ダイオードブリッジの導通損失を低減し効率の改善を図ったブリッジレス(混合ブリッジ)方式のAC−DCコンバータが特許文献1に、またスイッチング損失を低減し効率の改善を図ったAC−DCコンバータが非特許文献1にそれぞれ開示されている。
特許文献1の混合ブリッジ方式のAC−DCコンバータは、ダイオードの導通損失を低減するため、2つのダイオードをスイッチング素子に変更している。そして、交流電源とブリッジ回路の交流端子との間に接続される平滑用リアクトルと、ブリッジ回路の直流端子間に接続される平滑用コンデンサを備えている。
また、非特許文献1は、スイッチング損失を低減するため、スイッチング素子とリアクトルとダイオードから構成される補助回路を備えている。この補助回路により、スイッチング素子に印加される電圧が概略ゼロの時にスイッチング素子をターンオン、ターンオフさせるゼロ電圧スイッチングを実現し、スイッチング損失を低減する。
特許文献2,3にも、特許文献1と同様に、混合ブリッジ方式のAC−DCコンバータが開示されている。また、特許文献4,5にも、効率向上を図ったAC−DCコンバータが開示されている。
特表2007―527687号公報 特開2002−51563号公報 特開平10−337034号公報 特開平10−84674号公報 特開2000−217364号公報 UC2855データシート/Texas Instruments
特許文献1の混合ブリッジ方式のAC−DCコンバータは、ダイオードブリッジの導通損失を低減することができる。しかしながら、スイッチング損失が大きい。
非特許文献1の補助回路は、ゼロ電圧スイッチングを実現し、スイッチング損失を低減することができる。しかしながら、ダイオードブリッジの導通損失が大きい。
そこで、特許文献1と非特許文献1の技術を併用すると、導通損失とスイッチング損失の両方を低減することが可能となる。しかし、スイッチング素子と同数すなわち2つの補助回路が必要であり、回路の複雑化、コストアップの原因となる。
また、非特許文献1のAC−DCコンバータでは、補助回路のスイッチング素子はゼロ電圧スイッチングできず、補助回路のスイッチング素子のスイッチング損失が大きい。
このように、従来のAC−DCコンバータには、導通損失と、スイッチング損失の両方を低減するためには、回路の複雑化やコストアップを招く場合があった。
本発明の目的は、比較的少ない素子数で構成された1つの補助回路で、すべてのスイッチング素子で、ゼロ電圧スイッチングを実現するAC−DCコンバータを提供することである。
また、本発明の他の目的は、導通損失とスイッチング損失の両方を低減し、高効率なAC−DCコンバータを提供することである。
また、本発明の他の目的は、スイッチング素子の比較的簡単なスイッチング制御でゼロ電圧スイッチングを実現するAC−DCコンバータを提供することである。
本発明はその一面において、各々が整流素子と主スイッチング素子とを直列接続した2組の上下アームを並列接続して形成されたコンバータの主スイッチング回路、前記各主スイッチング素子にそれぞれ並列接続されたスナバコンデンサ、前記各主スイッチング素子にそれぞれ逆並列接続されたとダイオード及び/又はボディダイオード、前記コンバータの交流端子である2組の前記上下アームの直列接続点間に、平滑用リアクトルを介して接続された交流電源、および前記コンバータの直流端子である前記主スイッチング回路の両端間に、それぞれ並列接続された平滑用コンデンサと直流負荷を備えたAC−DCコンバータにおいて、前記主スイッチング回路の一方の直流端子と前記平滑用コンデンサの一端との間に挿入された共振用リアクトル、前記共振用リアクトルの一端に接続された、補助スイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体、前記補助スイッチング素子と前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含む補助回路、及び前記各主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子とをオンオフさせる制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明は他の一面において、第1,第2の主スイッチング素子と、第1,第2の整流素子と、前記第1の整流素子と前記第1の主スイッチング素子とを直列接続した第1の上下アームと、前記第2の整流素子と前記第2の主スイッチング素子とを直列接続した第2の上下アームと、前記第1,第2の上下アームを並列接続した主スイッチング回路と、前記第1,第2の上下アームの各主スイッチング素子と整流素子との直列接続点と交流電源との間に接続した平滑用リアクトルと、前記主スイッチング回路の両端間に接続し且つ直流負荷に並列接続した平滑用コンデンサと、前記各主スイッチング素子にそれぞれ並列接続されたスナバコンデンサと、前記各主スイッチング素子にそれぞれ逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオードを備え、前記交流電源のエネルギーを前記直流負荷に供給するAC−DCコンバータにおいて、前記主スイッチング回路の一端と前記平滑用コンデンサの一端との間に挿入された共振用リアクトルと、前記共振用リアクトルの一端に接続された補助スイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体と、前記補助スイッチング素子と前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含む補助回路と、前記第1,第2の主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子とをオンオフさせる制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の望ましい実施態様においては、前記補助回路は、前記共振用リアクトルに、前記補助スイッチング素子と前記共振用コンデンサとの直列接続体が並列接続され、前記補助スイッチング素子に並列接続されたスナバコンデンサと、前記補助スイッチング素子に逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオードを備えている。
本発明の他の望ましい実施態様においては、前記補助回路は、前記主スイッチング回路の一端と前記共振用リアクトルの接続点と、前記主スイッチング回路の他端との間に接続された前記補助スイッチング素子と前記共振用コンデンサとの直列接続体と、前記補助スイッチング素子に並列接続されたスナバコンデンサと、前記補助スイッチング素子に逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオードを備えて構成される。
また、本発明の望ましい実施態様においては、前記制御手段は、前記交流電源のエネルギーを前記平滑用リアクトルに蓄積し、前記平滑用リアクトルが放出したエネルギーを前記共振用コンデンサに蓄積し、前記共振用コンデンサが放出したエネルギーを、前記補助スイッチング素子を介して前記共振用リアクトルに蓄積し、前記共振用リアクトルに蓄積されたエネルギーを利用して、前記主スイッチング素子がオンする前に、主スイッチング素子に並列接続された前記スナバコンデンサに蓄えられた電荷を引き抜くように構成している。
本発明の望ましい実施態様によれば、1つのスイッチング素子を有する1つの補助回路ですべてのスイッチング素子をゼロ電圧スイッチングするAC−DCコンバータを提供することができる。
また、本発明の望ましい実施態様によれば、主スイッチング素子と補助スイッチング素子を利用し、比較的簡単なスイッチング制御でゼロ電圧スイッチングするAC−DCコンバータを提供することができる。
また、本発明の望ましい実施態様によれば、導通損失とスイッチング損失の両方を低減し、高効率なAC−DCコンバータを提供することができる。
さらに、本発明の望ましい実施態様によれば、補助スイッチング素子のターンオン,ターンオフ、共にゼロ電圧スイッチングすることができるAC−DCコンバータを提供することができる。
本発明によるその他の目的と特徴は、以下に述べる実施例の中で明らかにする。
本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。また、実施例1では、スイッチング素子として、MOSFETを用いて説明する。また、オン状態のスイッチング素子またはダイオードの順方向降下電圧と同等程度かそれ以下の電圧をゼロ電圧と呼ぶことにする。
図1は、本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの回路構成図である。
各々が整流素子Ds1またはDs2と、主スイッチング素子Q1またはQ2とを直列接続した2組の上下アームを並列接続して、コンバータの主スイッチング回路を形成している。これらの主スイッチング素子には、それぞれ、スナバコンデンサC1,C2を並列接続している。また、前記各主スイッチング素子には、それぞれ、逆並列にダイオード及び/又はボディダイオードD1,D2を接続している。
コンバータの交流端子である2組の上下アームの直列接続点間に、平滑用リアクトルLs1,Ls2を介して交流電源V1を接続している。また、コンバータの直流端子である主スイッチング回路の両端間、すなわち、正母線LN1と負母線LN0との間には、平滑用コンデンサCsと直流負荷R1がそれぞれ並列接続されている。
AC−DCコンバータ10は、補助回路1の回路要素として、主スイッチング回路の前記第1,第2のスイッチング素子(MOSFET)Q1,Q2の外に、第3の(補助)スイッチング素子(MOSFET)Q3を備えている。その外、補助回路1の回路要素として、共振用リアクトルLrと、共振用コンデンサCrを備え、前記補助スイッチング素子Q3にも、スナバコンデンサC3と、逆並列にダイオード及び/又はボディダイオードを備えている。
各スイッチング素子を制御する制御手段2には、電圧センサ3,4及び電流センサ5,6の出力が入力される。例えば、分流抵抗方式の場合で言えば、電流センサ5,6の一端を負母線LN0に接続し、電流センサ5,6の他端をそれぞれMOSFETQ1,Q2のソース端子と接続する。
MOSFETQ1と整流用ダイオードDs1との接続点をノードN1、MOSFETQ2と整流用ダイオードDs2との接続点をノードN2とする。交流電源V1とノードN1との間に平滑用リアクトルLs1を接続し、交流電源V1とノードN2との間に平滑用リアクトルLs2を接続している。整流用ダイオードDs1,Ds2のカソードの接続点をノードN3とする。共振用リアクトルLrは、ノードN3と正母線LN1との間に接続し、正母線LN1と共振用リアクトルLrとの接続点をノードN4とする。
MOSFETQ3と共振用コンデンサCrとを直列接続して、ノードN3とノードN4との間に、MOSFETQ3のソース端子がノードN3を向くように接続され、共振用リアクトルLrと、共振用コンデンサCrと、MOSFETQ3とで補助回路1を構成している。
(回路の動作説明)
詳細な動作説明に先立って、図1の回路図において電流、電圧を表す記号を定義する。まず、MOSFETQ1〜Q3のドレイン−ソース間電圧VQ1〜VQ3は、ドレイン側を正とする。また、MOSFETQ1〜Q3と、それぞれ並列に接続されたダイオードD1〜D3とに流れる合成された電流IQD1〜IQD3は、MOSFETQ1〜Q3のドレインからソースへ流れる向きを正とする。さらに、交流電源V1の電圧を入力電圧とし、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流を入力電流とする。
共振用コンデンサCrに流れる電流ICrは、ダイオードD3に順方向電流が流れる向きを正とする。平滑用リアクトルLs1に流れる電流ILs1は、交流電源V1からノードN1に流れる向きを正とし、平滑用リアクトルLs2に流れる電流ILs2は、ノードN2から交流電源V1に流れる向きを正とする。また、共振用リアクトルLrに流れる電流ILrは、整流用ダイオードDs1,Ds2のカソードから平滑用コンデンサCsに流れる向きを正とする。
(電流ILs1,ILs2が正の期間)
図2,図3は、電流ILs1,ILs2が正の期間の動作を説明する回路図である。また、この回路においては、MOSFETQ2は常時オン状態である。図4は、動作を説明する電圧・電流波形図である。
以下、これらの図2,図3を参照しながら、本発明の実施例1における動作を詳細に説明する。図2,図3の(A)〜(I)は、図4に示すモードAからモードIに対応する。
(モードA)
まず、モードAでは、MOSFETQ1がオン状態、MOSFETQ3がオフ状態である。交流電源V1の電圧が平滑用リアクトルLs1,Ls2に印加され、交流電源V1,平滑用リアクトルLs1,MOSFETQ1,MOSFETQ2,平滑用リアクトルLs2に電流が流れる。平滑用リアクトルLs1、Ls2の電流ILs1とILs2が徐々に増加し、平滑用リアクトルLs1,Ls2に交流電源V1のエネルギーが蓄積される。この時、スナバコンデンサC3と共振用コンデンサCrは、図2(A)に示す極性で充電されている。
(モードB)
その後、時刻t1でMOSFETQ1をオフすると、MOSFETQ1に並列接続されているスナバコンデンサC1の電圧VQ1は、ゼロ電圧から徐々に増加していく。したがって、MOSFETQ1は、時刻t1でゼロ電圧スイッチングされる。整流ダイオードDs1は逆バイアスされており、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流ILs1,ILs2は、スナバコンデンサC1へ流れる。
(モードC)
その後、電圧VQ1が増加し、時刻t2で整流ダイオードDs1が順バイアスされると、整流ダイオードDs1が導通し、モードCとなる。平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流ILs1,ILs2は、スナバコンデンサC3と共振用コンデンサCrへ流れる。この時、スナバコンデンサC3は蓄積していた電荷を放電し、電圧VQ3は減少する。電圧VQ3がゼロ電圧になるとダイオードD3が導通する。ここで、共振用リアクトルLrには、共振用コンデンサCrの電圧が印加され、共振用リアクトルLrに電流が徐々に流れる。したがって、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流ILs1,ILs2は、共振用リアクトルLrと、ダイオードD3−共振用コンデンサCrの経路とに分流し、その後合流して出力側へ供給される。また、平滑用リアクトルLs1,Ls2に蓄積されたエネルギーの一部が共振用コンデンサCrに蓄積され、電流ILs1,ILs2は減少していく。
(モードD)
その後、時刻t3でMOSFETQ3をオンする。この時、電圧VQ3はゼロ電圧であるから、MOSFETQ3はゼロ電圧スイッチングされ、モードDとなる。モードCと同様に、平滑用リアクトルLs1,Ls2の電流ILs1,ILs2は、共振用リアクトルLrとMOSFETQ3−共振用コンデンサCrの経路とに分流し、その後合流して出力側へ供給される。また、モードCと同様に電流ILs1,ILs2は減少していく。
(モードE)
その後、時刻t4で共振用コンデンサCrの充電が終了し、モードEの状態となる。平滑用リアクトルLs1,Ls2の電流ILs1,ILs2は、共振用リアクトルLrを通り、出力側へ流れ、電流ILs1,ILs2は減少する。引き続き、共振用リアクトルLrには、共振用コンデンサCrの電圧が印加される。共振用コンデンサCrの電荷は、MOSFETQ3,共振用リアクトルLrを介して放電し、共振用リアクトルLrに、共振用コンデンサCrのエネルギーが蓄積される。
(モードF)
その後、時刻t5でMOSFETQ3をオフすると、モードFの状態となる。この時、MOSFETQ3に並列に接続されているスナバコンデンサC3は、ゼロ電圧から徐々に増加するため、MOSFETQ3はゼロ電圧スイッチングされる。電圧VQ3の増加に伴い、MOSFETQ1の電圧VQ1は減少して、スナバコンデンサC1に蓄積されていた電荷が放電される。また、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流ILs1,ILs2は、共振用リアクトルLrに流れ、平滑用リアクトルLs1,Ls2に蓄積されたエネルギーが出力側に供給され、電流ILs1,ILs2は徐々に減少する。
(モードG)
その後、時刻t6で電圧VQ1がゼロ電圧になると、ダイオードD1が導通し、モードGの状態になる。また、スナバコンデンサC3への充電が終了し、モードFで共振用コンデンサCrに流れていた電流が出力側へ流れる。ダイオードD1を流れる電流は、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流ILs1,ILs2と合流し、共振用リアクトルLrを通り、出力側へ流れる。共振用リアクトルLrに蓄積されたエネルギーが平滑用コンデンサCsに供給され、電流ILrは徐々に減少していく。これに伴い、ダイオードD1の導通電流も減少していく。
(モードH)
その後、時刻t7でMOSFETQ1をオンする。この時、すでに電圧VQ1はゼロ電圧であるから、MOSFETQ1はゼロ電圧スイッチングされ、モードHの状態になる。モードGと同様に、共振用リアクトルLrに蓄積されたエネルギーが平滑用コンデンサCsに供給され、電流ILrは徐々に減少していく。これに伴い、ダイオードD1の導通電流も減少していく。
(モードI)
その後、時刻t8でダイオードD1に電流が流れなくなり、MOSFETQ1の電流IQD1が負から正に変化し、モードIとなる。また、引き続き、共振用リアクトルLrは平滑用コンデンサCsにエネルギーを供給するため、電流ILrは減少していく。
(初期のモードへ)
その後、共振用リアクトルLrの電流ILrがゼロに達すると、モードAの状態に戻る。この時、共振用コンデンサCrとスナバコンデンサC3と共振用リアクトルLrとで共振電流が流れ、波形が振動することがある。
MOSFETQ2をオン状態に固定すると、ダイオードD2に流れる電流がMOSFETQ2に分流し導通損失を低減できる。このように、MOSFETをオンしてボディダイオードに流れる電流をMOSFETに分流させ,導通損失を低減する動作を同期整流という。
(電流ILs1,ILs2が負の期間)
電流ILs1,ILs2が負の期間は、図5,図6に示すような電流の流れになる。電流ILs1,ILs2が正の期間は、平滑用リアクトルLs1,MOSFETQ1,ダイオードD2,平滑用リアクトルLs2の順に流れる。一方、電流ILs1,ILs2が負の期間には、平滑用リアクトルLs2,MOSFETQ2,ダイオードD1,平滑用リアクトルLs1の順に電流が流れる。スイッチング動作をさせるスイッチング素子は、MOSFETQ1からMOSFETQ2に切り替わり、電流ILs1,ILs2が正の場合と同様の回路動作をする。
以上のように、AC−DCコンバータ10は、電流ILs1,ILs2が正の期間にはMOSFETQ1とQ3とを、電流ILs1,ILs2が負の期間にはMOSFETQ2とQ3とを、それぞれ共にオフする期間を設けて交互にオンオフさせる。このような制御手段2を備えることで、すべてのスイッチング素子でゼロ電圧スイッチングを容易に実現できる。また、電流ILs1、ILs2が正の期間にMOSFETQ2を、電流ILs1、ILs2が負の期間にMOSFETQ1をそれぞれ制御して、同期整流する制御手段2を備えることで、導通損失を低減することができる。
一方、電流ILs1,ILs2の正負によらず、MOSFETQ1とMOSFETQ2を同期してオンオフしてもよい。この場合は、MOSFETQ1,Q2を比較的簡単に制御することができる。
電圧センサ4で出力電圧を検出して、制御手段2に入力することでMOSFETQ1,Q2と、MOSFETQ3とのオン時間とオフ時間の割合を制御して容易に出力電圧を一定の電圧に制御することができる。また、交流電源V1の電圧を電圧センサ3で検出し、電流ILs1,ILs2が正の期間は、MOSFETQ2のソース端子に接続された電流センサ6で入力電流を検出する。一方、電流ILs1,ILs2が負の期間は、MOSFETQ1のソース側に備える電流センサ5で入力電流を検出することで、入力電流を容易に検出し、力率を改善することができる。
また、入力電圧が低下すると、MOSFETQ1〜Q3のドレイン−ソース間に印加される電圧が高くなる場合がある。そのため、許容印加電圧の高いスイッチング素子が必要となり、コストアップにつながる場合がある。
この、MOSFETQ1〜Q3のドレイン−ソース間に印加される電圧は、平滑用コンデンサCsの電圧と共振用コンデンサCrの電圧との和となる。出力電圧を一定に制御する場合、平滑用コンデンサCsの電圧は一定である。したがって、MOSFETQ1〜Q3のドレイン−ソース間に印加される電圧を低下させるためには、共振用コンデンサCrの電圧を減少させる必要がある。
共振用コンデンサCrの電圧は、共振用リアクトルLrの値と、モードC〜モードEの期間の長さと、この期間に増加する共振用リアクトルLrの電流ILrの変化量とによって変化する。入力電圧が低下すると、入力電流が増加して電流ILrの変化量が増加し、また、モードC〜モードEの期間が短くなり、共振用コンデンサCrの電圧が増加する。また、出力電力が増加すると電流ILrの変化量が増加するため、共振用コンデンサCrの電圧は増加する。一方、スイッチング周波数が低くなるとモードC〜モードEの期間は長くなり、共振用コンデンサCrの電圧は減少する。
そこで、入力電圧が低下した場合や出力電力が増加した場合はスイッチング周波数を下げ、入力電圧が増加した場合や出力電力が減少した場合はスイッチング周波数を上げる。このような動作をすることにより、MOSFETQ1〜Q3のドレイン−ソース間に過大な電圧が印加されないようにすることができる。
また、入力電流が増加した場合はスイッチング周波数を下げ、入力電流が減少した場合はスイッチング周波数を上げる。入力電流を検出してこのような動作をすれば、入力電圧や出力電圧を検出しなくても、MOSFETQ1〜Q3のドレイン−ソース間に過大な電圧が印加されないようにすることができる。
しかしながら、スイッチング周波数が低下すると入力電流のリップルが増加することがある。入力電流のリップルが増加すると問題になる場合があるため、スイッチング周波数の低下だけではMOSFETQ1,Q2のドレイン−ソース間に印加される電圧を十分に低減できない場合がある。この場合、モードAからモードBに移る前にMOSFETQ3をオンすることで、さらに、MOSFETQ1,Q2のドレイン−ソース間に印加される電圧を減少できる。モードAからモードBに移る前にMOSFETQ3をオンすると、共振用コンデンサCrに蓄積されているエネルギーが共振用リアクトルLrに供給され、予め電流ILrをある程度流しておくことができる。これにより、モードC〜モードEの期間における電流ILrの変化量を抑えることができるため、MOSFETQ1,Q2のドレイン−ソース間電圧に印加される電圧を減少できる。この場合、スナバコンデンサC3に電荷が蓄積された状態でMOSFETQ3をオンするためにスイッチング損失が発生するが、このときスナバコンデンサC3には共振用コンデンサCrと同等程度の電圧しか印加されていないため、この損失は大きくはない。
この実施例において、入力電圧の瞬時値が低い期間や、出力電力が少ない場合においては、十分にゼロ電圧スイッチングできない場合がある。このような場合には、MOSFETQ3のオンオフを停止し、オン状態やオフ状態に保つことにより損失を低減できる。
また、スイッチング周波数を変化させる以外の方法として、リレー等を用いた切り替えによってLrの値を低下させることにより,過大な電圧が印加されないようにすることができる。しかし、スイッチング周波数を変化させれば,リレー等が不要になる。
第3のスイッチング素子Q3は、本実施例ではMOSFETを用いているが、MOSFETに並列接続されているボディダイオードは逆回復特性が悪い場合があり、ボディダイオードがダイオードとしてうまく機能しない場合がある。その場合には、MOSFETをIGBTなど他の種類のスイッチング素子に変更することで、実施例1の動作を維持することができる。
実施例1において、平滑用リアクトルを2つから1つに変更してもよい。この場合、平滑用リアクトルを1つ削除することができ部品コストを低減することができる。また、接続する場所は平滑用リアクトルLs1、Ls2の接続場所のどちらでもかまわない。
図7は、本発明の実施例2によるAC−DCコンバータの回路構成図である。このAC−DCコンバータ11は、図1に示した実施例1のAC−DCコンバータ10において、正母線LN1に接続された共振用コンデンサCrの一端を切り離し、負母線LN0に接続替えした構成である。
回路動作は実施例1と同様であり、交流電源V1のエネルギーを直流負荷R1に送る動作、およびゼロ電圧スイッチング動作が可能である。
この実施例2の回路構成を採用すると、実施例1と比べて基板上のレイアウトの自由度が増えて小型化できる場合がある。
図8は、本発明による実施例3によるAC−DCコンバータ20の回路構成図である。この実施例3によるAC−DCコンバータ20は、図1に示す実施例1によるAC−DCコンバータ10を単相交流電源用から3相交流電源用に変更した構成である。
図8において、実施例1との違いは、図1に示す実施例1の交流電源V1を3相交流電源V2に変更し、平滑用リアクトルLs0と、整流用ダイオードDs0と、MOSFETQ0と、電流センサ15と電圧センサ13,14,16が追加されている。また、MOSFETQ0のドレインーソース間には、ソースからドレインへ電流を流すようにダイオード及び/又はMOSFETのボディダイオードD0が接続されている。また、MOSFETQ0のドレイン−ソース間には、スナバコンデンサC0が接続されている。
整流用ダイオードDs0とMOSFETQ0との接続点をノードN0とする。3相交流電源V2のU相とノードN1との間に平滑用リアクトルLs1が接続され、3相交流電源V2のV相とノードN2との間に平滑用リアクトルLs2が接続され、3相交流電源V2のW相とノードN0との間に平滑用リアクトルLs0が接続されている。
電流センサ15の一端を負母線LN0と接続し、電流センサ15の他端をMOSFETQ0のドレイン端子と接続する。整流用ダイオードDs0のカソードをノードN3に接続する。
この実施例3における回路動作を説明する。この時、3相交流電源V2の各相の電圧は、W相から見てU相,V相の電圧が高い状態にあるとする。また、U相,V相,W相に流れる電流は、3相交流電源V2からノードN0,N1,N2に流れる向きを正とする。
基本的な回路動作は、実施例1と同様である。異なる点として、3相交流電源V2のU相にMOSFETQ1,V相にMOSFETQ2,W相にMOSFETQ0がそれぞれ接続されている。W相から見てU相,V相が高い電圧状態では、U相とV相に正の電流が流れる。MOSFETQ1,Q2,Q0がオン状態の時は、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流は、MOSFETQ1,Q2を通り、その後合流し、MOSFETQ0に流れる。MOSFETQ1,Q2,Q0がオフ状態の時は、平滑用リアクトルLs1,Ls2に流れる電流は、整流用ダイオードDs1,Ds2を通って合流する。そして、共振用リアクトルLrと、MOSFETQ3のスナバコンデンサC3又はダイオードD3と、共振用コンデンサCrとに分流され、その後、再び合流し、出力側に流れる。
実施例1では、単相交流電圧V1の極性によって交互にMOSFETQ1,Q2を切り替えていたが、この実施例3では、入力電圧の状況によってMOSFETQ1,Q2,Q0のいずれか二つとMOSFETQ3を制御する。そして、正の電流が流れている相に接続されているMOSFETとMOSFETQ3を共にオフする期間を設けて、交互にオンオフさせる制御手段を備えることで、補助回路は1つのまま、すべてのスイッチング素子でゼロ電圧スイッチングを容易に実現する。また、この実施例3でも、実施例1と同様に同期整流させることで導通損失を低減することができる。
図9は、本発明の実施例4によるAC−DCコンバータ30の回路構成図である。このAC−DCコンバータ30は、図1に示す実施例1のAC−DCコンバータ10のMOSFETをIGBTに変更し、整流用ダイオードDs1,Ds2をスイッチング素子(IGBT)Q11,Q12に変更している。そして、IGBTQ11,Q12のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ端子からコレクタ端子へ電流を流すように、ダイオードD11,D12がそれぞれ接続されている。また、IGBTQ11,Q12のコレクタ−エミッタ間には、スナバコンデンサC11,C12が接続され、直流負荷R1に直流電源V3が並列接続された構成である。
この実施例4は、交流電源V1のエネルギーを直流電源V3に送る動作と、直流電源V3のエネルギーを交流電源V1へ送る動作との双方向の電力変換動作を可能にしている。すなわち、交流電源V1の交流を直流電源V3の直流に変換するAC−DC変換と、直流電源V3の直流を交流電源V1の交流に変換するDC−AC変換の機能を有する。
この実施例4は、交流電源V1から直流電源V3に、又は直流電源V3から交流電源V1にエネルギーを送る動作の双方向において、実施例1と同様にゼロ電圧スイッチングができる。
交流電源V1から直流電源V3にエネルギーを送る動作においては、実施例1と同様にゼロ電圧スイッチングができる。
直流電源V3から交流電源V1にエネルギーを送る場合は、例えば次のように動作させる。平滑用リアクトルLs1から交流電源V1へ電流を流す期間においては、IGBTQ11をオン状態に保ちながら、IGBTQ12とIGBTQ2とを相補にオンオフさせる。一方、平滑用リアクトルLs2から交流電源V1へ電流を流す期間においては、IGBTQ12をオン状態に保ちながら、IGBTQ11とIGBTQ1とを相補にオンオフさせる。
IGBTQ11とIGBTQ2とが共にオン状態の時、およびIGBTQ12とIGBTQ1とが共にオン状態の時にはMOSFETQ3をオフ状態とし、他の時にはMOSFETQ3をオン状態とする。もちろん、IGBTQ11とIGBTQ2とが共にオン状態の時やIGBTQ12とIGBTQ1とが共にオン状態の時に、MOSFETQ3がオン状態にならないよう、デッドタイムを設ける。
このように動作させれば、MOSFETQ3をターンオフさせることによりIGBTQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間がゼロ電圧になるから、この時IGBTQ1,Q2をターンオンすればゼロ電圧スイッチングとなる。
このように、実施例4のAC−DCコンバータ30では、AC−DC変換とDC−AC変換の両方の動作においてゼロ電圧スイッチングできる。
また、この実施例4のAC−DCコンバータ30では、複数のスイッチング素子を含んだスイッチングモジュールを利用することで、回路を小型化することができる。
また、実施例4のAC−DCコンバータ30を適用すると、太陽光発電システムやUPSの効率を向上することができる。
図10は、本発明によるAC−DCコンバータ10を採用した、プラグインハイブリット自動車の電源システムの概要構成図である。動力用蓄電池103に接続されたDC−DCコンバータ102と、交流電源101との間にAC−DCコンバータ10が接続される。なお、AC−DCコンバータ10やDC−DCコンバータ102は、車両に搭載される場合と地上に設置される場合とがある。
この実施例によれば、本発明によるAC−DCコンバータ10を用いることで、変換効率の向上と、電源回路の小型化が可能となり、二酸化炭素排出量の削減、電源装置のコスト削減、ランニングコストの低減ができる。
図11は、本発明によるAC−DCコンバータ10を採用した、情報ストレージ装置の電源装置の概略構成図である。コントローラ106とハードディスク107とメモリ108とに接続されたDC−DCコンバータ105と、交流電源104との間にAC−DCコンバータ10が接続される。AC−DCコンバータ10で交流電力を直流電力に変換し、DC−DCコンバータ105でコントローラ106,ハードディスク107,メモリ108に必要とされる電圧に変換し、電力を供給する。
この実施例6によれば、本発明によるAC−DCコンバータ10を用いることで、変換効率の向上と、電源回路の小型化が可能となり、二酸化炭素排出量の削減、電源装置のコスト削減、消費電力の削減ができる。
以上、スイッチング素子の一例として、MOSFETやIGBTを用いて説明したが、もちろん他の素子を用いることも可能である。また、ダイオードやスイッチング素子としてSiCデバイスを使用すれば、大電力を必要とするAC−DCコンバータや高温で動作するAC−DCコンバータにも本発明を適用することができ、同様に効率を向上させることができる。
本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの回路構成図。 本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの動作説明回路図その1。 本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの動作説明回路図その2。 本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの動作説明の基本波形図。 本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの動作説明回路図その3。 本発明の実施例1によるAC−DCコンバータの動作説明回路図その4。 本発明の実施例2によるAC−DCコンバータの回路構成図。 本発明の実施例3によるAC−DCコンバータの回路構成図。 本発明の実施例4によるAC−DCコンバータの回路構成図。 本発明によるAC−DCコンバータを採用したプラグインハイブリッド自動車の電源システムの概略構成図。 本発明によるAC−DCコンバータを採用したストレージ装置の電源装置の概略構成図。
符号の説明
10,11,20,30…AC−DCコンバータ、1…補助回路、2,12,22…制御手段、3,4,13,14,16…電圧センサ、5,6,15…電流センサ、V1…交流電源、V2…3相交流電源、V3…直流電源、R1…直流負荷、LN0…出力負母線、LN1…出力正母線、N0〜N4…ノード、Ls0,Ls1,Ls2…平滑用リアクトル、Cs…平滑用コンデンサ、Ds0,Ds1,Ds2…整流用ダイオード、Q0,Q1,Q2,Q11,Q12…スイッチング素子、Lr…共振用リアクトル、Cr…共振用コンデンサ、C0,C1,C2,C11,C12…スナバコンデンサ、D0,D1,D2,D11,D12…ダイオード。

Claims (14)

  1. 各々が整流素子と主スイッチング素子とを直列接続した2組の上下アームを並列接続して形成されたコンバータの主スイッチング回路、
    前記各主スイッチング素子にそれぞれ並列接続されたスナバコンデンサ、
    前記各主スイッチング素子にそれぞれ逆並列接続されたとダイオード及び/又はボディダイオード、
    前記コンバータの交流端子である2組の前記上下アームの直列接続点間に、平滑用リアクトルを介して接続された交流電源、および
    前記コンバータの直流端子である前記主スイッチング回路の両端間に、それぞれ並列接続された平滑用コンデンサと直流負荷を備えたAC−DCコンバータにおいて、
    前記主スイッチング回路の一方の直流端子と前記平滑用コンデンサの一端との間に挿入された共振用リアクトル、
    前記共振用リアクトルの一端に接続された、補助スイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体、
    前記補助スイッチング素子と前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含む補助回路、及び
    前記各主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子とをオンオフさせる制御手段を備えたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  2. 第1,第2の主スイッチング素子と、第1,第2の整流素子と、前記第1の整流素子と前記第1の主スイッチング素子とを直列接続した第1の上下アームと、前記第2の整流素子と前記第2の主スイッチング素子とを直列接続した第2の上下アームと、前記第1,第2の上下アームを並列接続した主スイッチング回路と、前記第1,第2の上下アームの各主スイッチング素子と整流素子との直列接続点と交流電源との間に接続した平滑用リアクトルと、前記主スイッチング回路の両端間に接続し且つ直流負荷に並列接続した平滑用コンデンサと、前記各主スイッチング素子にそれぞれ並列接続されたスナバコンデンサと、前記各主スイッチング素子にそれぞれ逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオードを備え、前記交流電源のエネルギーを前記直流負荷に供給するAC−DCコンバータにおいて、前記主スイッチング回路の一端と前記平滑用コンデンサの一端との間に挿入された共振用リアクトルと、前記共振用リアクトルの一端に接続された補助スイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体と、前記補助スイッチング素子と前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含む補助回路と、前記第1,第2の主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子とをオンオフさせる制御手段とを備えたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  3. 請求項1または2において、前記補助回路は、前記共振用リアクトルに、前記補助スイッチング素子と前記共振用コンデンサとの直列接続体が並列接続され、前記補助スイッチング素子に並列接続されたスナバコンデンサと、前記補助スイッチング素子に逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオードを備えたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  4. 請求項1または2において、前記補助回路は、前記主スイッチング回路の一端と前記共振用リアクトルの接続点と、前記主スイッチング回路の他端との間に接続された前記補助スイッチング素子と前記共振用コンデンサとの直列接続体と、前記補助スイッチング素子に並列接続されたスナバコンデンサと、前記補助スイッチング素子に逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオードを備えたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記交流電源のエネルギーを前記平滑用リアクトルに蓄積し、前記平滑用リアクトルが放出したエネルギーを前記共振用コンデンサに蓄積し、前記共振用コンデンサが放出したエネルギーを、前記補助スイッチング素子を介して前記共振用リアクトルに蓄積し、前記共振用リアクトルに蓄積されたエネルギーを利用して、前記主スイッチング素子がオンする前に、主スイッチング素子に並列接続された前記スナバコンデンサに蓄えられた電荷を引き抜くように構成したことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記交流電源の半周期内において、前記主スイッチング素子の一方をオンに固定した状態で、前記主スイッチング素子の他方と前記補助スイッチング素子を、共にオフする期間を挟んで、交互にオン/オフさせるように構成したことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  7. 請求項1または2において、前記制御手段は、2つの前記主スイッチング素子を同期してオン/オフさせるとともに、それらの一方と、前記補助スイッチング素子を、共にオフする期間を挟んで、交互にオン/オフさせるように構成したことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  8. 請求項1または2において、前記制御手段は、2つの前記主スイッチング素子がオンの状態かつ前記補助スイッチング素子がオフの状態から、まず2つの前記主スイッチング素子がオン状態の時に、前記補助スイッチング素子をターンオンし、次に前記補助スイッチング素子がオン状態の時に、2つの前記主スイッチング素子をターンオフし、次に2つの前記主スイッチング素子がオフ状態の時に、前記補助スイッチング素子をターンオフし、最後に補助スイッチング素子がオフ状態の時に、2つの前記主スイッチング素子をターンオンし、2つの前記主スイッチング素子がオンの状態かつ前記補助スイッチング素子がオフの状態に戻るスイッチング動作を繰り返すようにしたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、前記平滑用コンデンサの電圧を検出する第1の電圧センサと前記平滑用リアクトルに流れる入力電流を検出する電流センサとを備え、前記制御手段は、2つの前記主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子のオン期間とオフ期間の割合を制御するPWM制御と,前記入力電流を正弦波状に制御する力率改善制御とを備えたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記制御手段は、2つの前記主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子のスイッチング周波数を、前記交流電源の電圧が低下した場合には下げ、前記交流電源の電圧が増加した場合には上げるようにしたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  11. 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記制御手段は、2つの前記主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子のスイッチング周波数を、入力電流が増加した場合には下げ、前記入力電流が低下した場合には上げるようにしたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  12. 各々が整流素子と主スイッチング素子とを直列接続した3組の上下アームが並列接続されて形成されたコンバータの主スイッチング回路、
    前記各主スイッチング素子にそれぞれ並列接続されたスナバコンデンサ、
    前記各主スイッチング素子にそれぞれ逆並列接続されたダイオード及び/又はボディダイオード、
    前記コンバータの交流端子である3組の前記上下アーム内の直列接続点間に、平滑用リアクトルを介して接続された交流電源、および
    前記コンバータの直流端子である前記主スイッチング回路の両端間に、それぞれ並列接続された平滑用コンデンサと直流負荷を備えたAC−DCコンバータにおいて、
    前記主スイッチング回路の一方の直流端子と前記平滑用コンデンサの一端との間に挿入された共振用リアクトル、
    前記共振用リアクトルの一端に接続された、補助スイッチング素子と共振用コンデンサとの直列接続体、
    前記補助スイッチング素子と前記共振用リアクトルと前記共振用コンデンサとを含む補助回路、および
    前記3つの主スイッチング素子と前記補助スイッチング素子とをオン/オフさせる制御手段とを備えたことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  13. 請求項12において、前記交流電源のエネルギーを前記平滑用リアクトルに蓄積し、前記平滑用リアクトルが放出したエネルギーを前記共振用コンデンサに蓄積し、前記共振用コンデンサが放出したエネルギーを、前記補助スイッチング素子を介して前記共振用リアクトルに蓄積し、前記共振用リアクトルに蓄積されたエネルギーを利用して、前記主スイッチング素子がオンする直前に、前記主スイッチング素子に並列接続された前記スナバコンデンサに蓄えられた電荷を引き抜くように構成したことを特徴とするAC−DCコンバータ。
  14. 請求項1〜13のいずれかにおいて、前記整流素子をスイッチング素子に変更し、前記平滑用コンデンサと並列に直流電源を接続し、双方向に電力変換するように構成したことを特徴とするAC−DCコンバータ。
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