JP2010154416A - 送信システム及び送信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の送信機がそれぞれ送信対象の情報をOFDM変調して同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信する送信システムで、受信機での受信特性を良好にする。
【解決手段】前記複数の送信機の全ての送信タイミングが同期するように、前記複数の送信機のうちの1台以上の送信機1は、外部からの所定の信号を受信する受信手段(例えば、OFDM復調部11)と、前記受信手段により受信された信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する送信タイミング制御手段(例えば、タイミングパルス発生器12及びOFDM変調部13)と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の送信機が同一のチャンネルの異なるセグメントを使用して直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調方式により信号を無線送信する送信システムや送信機に関し、特に、受信機での受信特性を良好にすることができる送信システムや送信機に関する。
例えば、一般的にモバイル端末向けに送信を行っているワンセグサービスでは、テレビ局1局当たり6MHzの1チャンネルの中で、その6MHzを14個に分割したうちの中央の周波数(セグメント)からワンセグ用のデータを電波として発射してサービスを行っている。
具体例として、地上デジタル放送の場合には、中央のセグメントのみを使用してワンセグサービスのデータ伝送を行っている。
図8には、地上デジタル放送におけるワンセグ送信のセグメント位置の一例を示してある。6MHzの周波数領域のうちの先頭と末尾のそれぞれ(1/28)分が除かれて、残りの周波数領域が13分割されて13個のセグメントが形成され、その中の中央のセグメントがワンセグ放送に使用されている。
特開2005−72820号公報 特開2007−150561号公報
今後、ワンセグ送信は、電波の有効利用を目的として、市町村、展示場、大規模娯楽施設、商店街等で防災目的や商業目的に利用される見通しである。なお、このようにある特定のエリアに対してのみワンセグサービスを行うことをエリア放送と呼ぶ。
エリア放送では、現在では中央の周波数(セグメント)から発射しているワンセグの電波を中央以外の周波数(セグメント)から発射する送信機が同一の放送エリアに複数設置されることが見込まれる。また、そのようなエリア放送に対応した受信機が開発等される見通しである。
図9〜図11を参照して、エリア放送のエリア概念について説明する。
図9には、エリア放送の送信エリアの概念の一例を示してある。例えば、東京タワー201からの電波により広域放送領域への放送(広域放送)が行われるとともに、複数の送信機211、212からの電波によりそれぞれのエリア放送領域への放送(エリア放送)が行われる。
図10には、複数の送信機が中央セグメント以外のセグメントからも電波を送信する際におけるエリア放送のエリアのイメージの一例を示してある。図10の例では、6台の送信機が、それぞれ異なる地点に設置されており、それぞれ異なるセグメントを使用して電波を送信しており、それぞれのエリア放送領域A〜Fへエリア放送を行っている。また、受信点に存在する受信機では、受信を希望するセグメントの電波を受信している。
図11には、中央セグメント以外のセグメントからも電波を送信する際におけるエリアと電波発射セグメントのイメージの一例を示してある。図11の例では、6台の送信機が、それぞれ異なる地点(A地点〜F地点)に設置されており、それぞれ異なるセグメントを使用して電波を送信している。なお、E地点の送信機は中央のセグメントを使用しているが、他の地点の送信機は中央以外のセグメントを使用している。
一つの構成例として、各セグメント毎に送信機が1台あるものが考えられる。この場合、放送局1局分当たり6MHzで13セグメントが地上デジタル放送に割り当てられているため、1セグメントのみで電波を発射する送信機が13台まで任意のエリア内に存在することができると考えられる。そして、受信機では、13セグメントの全てで電波が発射されているように受信することができる。
ところで、地上デジタル放送では、OFDM変調方式により送信を行っている。
OFDM変調では、シンボル期間毎に変調を行って電波を発射しており、シンボルの切れ目で信号の直交度が崩れる。
このため、13セグメントについて1台の変調器(送信機)から電波を発射する場合には13セグメントは直交した電波となるが、1セグメントにつき1台の変調器(送信機)から電波を発射する場合には、何ら考慮しなければ、セグメント間の直交は保てなくなり、受信機から見ると受信したいセグメント以外のセグメントに発射された電波は妨害波(干渉波)になってしまう。こうしたことから、複数の変調器(送信機)から異なるセグメントを使用して電波を送信する場合には、特に、例えば、セグメント毎に電波を発射して隣接したセグメントを使用するような場合には、受信機では、受信したいセグメント以外のセグメントの電波が妨害波となり、受信特性が劣化してしまうという問題が発生すると考えられる。
図12には、各送信機が非同期で信号処理を行っているときにおけるOFDMシンボル時間の不一致のイメージの一例を示してある。図12の例では、6台の送信機A〜Fがそれぞれのセグメントを使用してOFDMシンボルを送信しており、何ら考慮していないために、これらのタイミングが非同期である(つまり、シンボル時間が不一致である)ことから、受信機における受信特性の劣化が生じてしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、複数の送信機が同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調方式により信号を無線送信する場合に、受信機での受信特性を良好にすることができる送信システムや送信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、複数の送信機がそれぞれ送信対象の情報をOFDM変調して同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信する送信システムにおいて、前記複数の送信機の全ての送信タイミングが同期するように、次のような構成とした。
すなわち、前記複数の送信機のうちの1台以上の送信機では、受信手段が外部からの所定の信号を受信し、送信タイミング制御手段が前記受信手段により受信された信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する。
従って、複数の送信機が同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調方式により信号を無線送信する場合に、受信機での受信特性を良好にすることができる。
ここで、複数の送信機としては、例えば、その中の少なくとも2台の送信機からの無線信号(電波)の到達領域に重複部分を有するようなものが用いられる。また、複数の送信機としては、例えば、同一の地域(に存在する受信機)に対して、異なる場所又は同一の場所に設置されるようなものが用いられる。
また、複数の送信機の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、送信対象の情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、エリア放送の情報を用いることができる。
また、チャンネルとしては、種々な周波数帯のものが用いられてもよい。
また、例えば、1台の送信機が1個のセグメントのみを使用してもよく、或いは、1台の送信機が2個以上のセグメントを使用する場合があってもよい。
また、送信タイミングの制御を行う1台以上の送信機としては、例えば、複数の送信機の中で1台の送信機からの送信タイミングを基準とするような場合にはそれ以外の全ての送信機で送信タイミングの制御が行われることが好ましく、また、送信機以外の発信源からの信号を基準とするような場合には全ての送信機で送信タイミングの制御が行われることが好ましい。
また、送信タイミングを制御するための外部からの所定の信号としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、他の送信機から送信された信号や、地上デジタル放送の信号や、GPS(Global Positioning System)の信号や、標準時電波の信号や、FM放送の信号や、システムに設けられたタイミングパルス発生器により発生させられた信号、などを用いることができる。
また、送信タイミングを制御する方法としては、種々な方法が用いられてもよい。一例として、電波発射するシンボル(又は、フレームなど)の先頭等のタイミングを合わせ(同期させ)、いったん合わせたら、次にタイミングを合わせるまでは、そのままのタイミングで送信を続行するような方法を用いることができる。他の一例として、OFDM変調において、変調するシンボル(又は、フレームなど)の先頭等のタイミングを合わせ(同期させ)、いったん合わせたら、次にタイミングを合わせるまで、そのままのタイミングで変調を続行することにより、送信タイミングを合わせる(同期させる)ような方法を用いることができる。
本発明に係る送信システムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記複数の送信機のうちの1台の送信機は、前記同一のチャンネルの中央のセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信する。前記複数の送信機のうちの他の送信機は、前記受信手段として前記中央のセグメントのOFDM変調信号を前記所定の信号として受信する手段を備え、前記送信タイミング制御手段として前記受信された中央のセグメントのOFDM変調信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する手段を備える。
従って、複数の送信機のうちの1台の送信機から送信される中央のセグメントの信号を基準として、他の送信機の送信タイミングを合わせる(同期させる)ことができ、これにより、全ての送信機の送信タイミングを合わせることができる。
また、以上に示したような本発明に係る送信機では、例えば、必要になる処理として、周囲に設置された送信機とOFDMのシンボル時間長が同一になるように変調を行うことがあり、一例として、周囲の送信機が出力しているシンボル長を推定する必要がある。これを実現するために、本発明に係る送信機では、隣接送信機OFDM波を入力し、OFDM復調部で復調を行い、隣接送信機から発射しているモード情報を取得し、取得したモード情報を隣接送信機モード情報としてOFDM変調部に入力する。そして、OFDM変調部は、例えば、タイミングを示す情報(一例として、タイミングパルス)と隣接送信機モード情報から、自らが発射するOFDM波の変調モードと変調タイミングを決定して、出力放送波を送出する。
また、本発明では、上記と同様な機能を有する送信機を提供することもできる。
一構成例として、本発明に係る送信機は、複数の送信機がそれぞれ送信対象の情報をOFDM変調して同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信し、前記複数の送信機の全ての送信タイミングが同期するように制御される送信システムにおける送信機であって、外部からの所定の信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する送信タイミング制御手段と、を備える。
以上説明したように、本発明によると、複数の送信機が同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調方式により信号を無線送信する場合に、受信機での受信特性を良好にすることができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
まず、以下に示す実施例について、全体的な説明を行う。
例えば、地上デジタル放送では、送信機から電波を発射する際にOFDM変調を行って電波を発射している。複数の送信機(例えば、地上デジタル放送の送信機など)から電波を発射する際に、各送信機が、1セグメントのみで信号を発射し、任意のセグメント(それぞれの送信機では異なるセグメント)から電波を発射するような場合において、各送信機がOFDMシンボルを形成等するタイミングを一致させるように同期した信号処理を行うようにすると、受信機では、各送信機からセグメント毎に発射された電波が直交を保つことにより、受信特性の劣化を防ぐことが可能になる。
ここで、複数の送信機のそれぞれにより行われるエリア放送としては、任意の周波数(セグメント)を使用して行われてよく、具体例としては、現在行われているアナログ放送の停止が将来予定されており、そのアナログ放送の周波数が各エリア放送(各セグメント)に割り当てられることが考えられる。
また、本実施例では、各送信機毎に異なる1個のセグメントを使用して異なる内容(コンテンツ)のエリア放送を行うが、他の構成例として、1台の送信機が2個以上の異なるセグメントを使用して各セグメントで信号(例えば、異なる内容の信号)を送信してもよい。
また、通常は、電波が届く領域が重複する複数の送信機では同一のセグメントを使用しない方がよい。
また、同一の地域に対して設置される複数の送信機の数としては、特に限定はなく、例えば、1チャンネル内にM(例えば、M=13)個のセグメントが設けられる場合には、M又はMより小さい数が用いられるが、Mより大きい数が用いられてもよい。
なお、電波が届く領域が重複する複数の送信機では、セグメントの割り当ての余裕がある場合には、干渉を防止する点で、隣接するセグメントの使用が生じない(又は、少なくなる)ようにする方が好ましい。
また、複数の送信機から同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルを送信する場合に干渉してしまう原因は、OFDMシンボルの切れ目があるためであり、OFDMシンボルの切れ目で波が広がるために、異なる周波数(セグメント)で、特に、隣接する周波数(セグメント)で、干渉が発生する。このため、本実施例では、例えば電波が届く領域が重複する複数の送信機について、OFDMシンボルの切れ目の位置を揃えることとし、つまり、複数の送信機で送信されるOFDMシンボルの切れ目の位置を同期させる。
なお、一般に、OFDMシンボルにはガードインターバル(例えば、126ms)が設けられており、本実施例では、OFDMシンボルのタイミング合わせを理想的には完全に行うが、例えば、少なくとも1有効シンボル分で干渉が無ければよく、ガードインターバル以内でタイミング合わせを同期させればよい(つまり、ガードインターバル以内での誤差はあってもよい)。
本発明の第1実施例を説明する。
本例では、同一の地域に対して13台の送信機が異なる地点に設置されており、その中で、1台の送信機があるチャンネルの中央のセグメントを使用して任意のタイミングでOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っており、他の12台の送信機がそれぞれそのチャンネルの残りの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っている。また、これら13台の送信機について、少なくとも、2台の送信機からの電波(信号)が届く領域が重複部分を有している。
図1には、本発明の一実施例に係る送信機1の構成例を示してある。
本例の送信機1は、中央以外の位置のセグメントを使用してOFDMシンボルを無線送信するものである。図1に示される「×N」は、同様な構成を有するN(本例では、N=12)台の送信機が存在することを示している。
本例の送信機1は、OFDM復調部11と、タイミングパルス発生器12と、OFDM変調部13と、OFDM復調部14を備えている。
本例の送信機1により行われる動作の一例を示す。
例えば、放送用のデータ信号を生成するカメラなどから有線或いは無線で送信された放送用データ信号が、本例の送信機1により受信(入力)されて、OFDM変調部13に入力される。ここで、放送用データ信号としては、例えば、地上デジタル放送の場合には、TS(トランスポートストリーム)が用いられる。また、送信機1では、放送用データ信号を有線で受信する場合にはそのための有線回線(有線ケーブル)が接続されており、放送用データ信号を無線で受信する場合にはそのためのアンテナ(例えば、他の目的のアンテナと共用されてもよい)が備えられている。
送信機1では、他の送信機(特に、同一のチャンネルの中央のセグメントを使用する送信機)から無線により送信される信号を受信するためのアンテナを備えており、当該アンテナにより受信された信号がOFDM復調部11に入力される。
OFDM復調部11は、同一のチャンネルの中央のセグメントのデータを取得するように、入力信号をOFDM方式により復調(デコード)して、その復調信号をタイミングパルス発生器12へ出力する。この復調結果により、同一のチャンネルの中央のセグメントのデータ(OFDMシンボル)のタイミングを把握することができる。
タイミングパルス発生器12は、入力された復調信号に基づいて、同一のチャンネルの中央のセグメントのデータ(OFDMシンボル)のタイミングに同期するためのタイミングパルスを発生して、当該タイミングパルスの信号をOFDM変調部13へ出力する。
また、本例では、周囲に設置された送信機とOFDMのシンボル時間長が同一になるように変調を行うことが必要となり、周囲の送信機が出力しているシンボル長を推定することを行う。このため、本例の送信機1では、隣接する送信機からのOFDM波(隣接送信機OFDM波)を入力(受信)し、この信号についてOFDM復調部14で復調を行って、隣接する送信機から発射しているモード情報を取得する。そして、OFDM復調部14は、取得したモード情報を隣接送信機モード情報としてOFDM変調部13へ出力する。
OFDM変調部13は、入力された放送用データ信号(送信対象となるデータの信号)をOFDM変調方式により変調するに際して、入力されたタイミングパルスに合わせて変調処理を開始するようにし、これにより得られた変調信号を出力放送波として後段の処理部(図示せず)へ出力する。この場合に、本例のOFDM変調部13は、タイミングパルスと隣接送信機モード情報から、自らが発射するOFDM波の変調モードと変調タイミングを決定して、出力放送波を送出し、これにより、周囲に設置された送信機とOFDMのシンボル時間長が同一になるように変調を行っている。この出力放送波は、例えば、アンテナから無線により送信され、この場合に、本例では、信号(OFDMシンボル)の送信タイミングが、同一のチャンネルの中央のセグメントの信号(OFDMシンボル)の送信タイミングに同期する構成となっている。
ここで、本例では、中央のセグメントの送信タイミングを基準として他のセグメントの送信タイミングを合わせる(同期させる)制御を行う構成としたが、他の構成例として、中央以外の任意の1個のセグメントを基準として予め設定しておいて、その基準のセグメント以外のセグメントを使用する送信機が、その基準のセグメントの信号を受信及び復調してタイミング合わせを行う構成が用いられてもよい。
なお、本例のように中央のセグメントの信号に基づいてタイミング合わせをする構成は、次の(理由1)及び(理由2)により、特に有効であると考えられる。
(理由1)一般に、中央のセグメントは、行政の防災等の情報を送信するために使用されることが多く、電波が一番強くて、他のチャンネルの電波の影響を一番受けづらいと考えられる。
(理由2)将来的に、中央以外のセグメントを使用する送信機は、例えば、中央のセグメントの電波を受信してその電波のレベルを検出し、1つのチャンネルの中で中央のセグメントの電波のレベルが一番大きくなるように送信レベルを調整する構成とされる可能性がある。この場合には、中央以外のセグメントを使用する送信機は、そもそも、中央のセグメントの電波(信号)を受信等する回路を備えることになり、本例のように中央のセグメントの信号を復調してタイミング合わせをする構成とすれば、追加する回路の規模が少なくて済むと考えられる。
また、本例では、タイミング合わせの基準とするセグメント(本例では、中央のセグメント)を使用して送信を行う送信機が、その基準のセグメントの信号(OFDMシンボル)を任意のタイミングで送信する構成としたが、他の構成例として、タイミング合わせの基準とするセグメントを使用して送信を行う送信機が、複数の異なる地域(例えば、日本全国、或いは、ある広域の地域など)にわたって、送信タイミングをGPS等で同期させる構成とすると、複数の異なる地域にわたってそれぞれの地域における基準となる送信機の送信タイミングが互いに合うことから、例えば、地域は異なるが電波が届く領域が微妙に重なるようなところでの干渉を防ぐことができる。
以上のように、本例の送信システムでは、各送信機1(及び、中央のセグメントを使用する送信機)が信号処理を開始する時間を同期させて各送信機から電波を発射し、この場合に、同一のチャンネルの中央のセグメントを使用する送信機からの信号(OFDMシンボル)を同期信号としてその信号のタイミングを同期の基準とする。
ここで、図7には、6台の各送信機A〜Fが同期して信号処理を行っているときにおけるOFDMシンボル時間の一致のイメージの一例を示してある。
本例の送信システムでは、図7に示されるように、1セグメントのみ発射する複数台のOFDM送信機がOFDMシンボル周期を同期させて電波を発射することが可能であり、これにより、受信機における受信特性が劣化してしまうことを回避することが可能である。このため、例えば、セグメントを隣接して複数のOFDM送信機(OFDM変調器)から電波を発射することが可能であり、周波数の利用効率を向上させることができる。
なお、本例の送信システムにおける送信機1では、送信タイミングを同期させるための所定の信号として1台の送信機から無線送信される中央のセグメントの信号が用いられており、中央のセグメントの信号を受信する(アンテナにより無線受信してもよく、或いは、外部からOFDM復調部11に入力することで受信してもよい)機能により受信手段が構成されており、タイミングパルス発生器12やOFDM変調部13によりOFDM変調信号の送信タイミングを制御する機能により送信タイミング制御手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
本例では、同一の地域に対して13台の送信機が異なる地点に設置されており、その中で、各送信機がある同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っている。また、これら13台の送信機について、少なくとも、2台の送信機からの電波(信号)が届く領域が重複部分を有している。
図2には、本発明の一実施例に係る送信機21の構成例を示してある。
図2に示される「×N」は、同様な構成を有するN(本例では、N=13)台の送信機が存在することを示している。
本例の送信機21は、地上デジタル放送チューナ31と、タイミングパルス発生器32と、OFDM変調部33と、OFDM復調部34を備えている。
本例の送信機21により行われる動作の一例を示す。
なお、本例の送信機21におけるOFDM変調部33、放送用データ信号、タイミングパルスの信号、出力放送波、OFDM復調部34、隣接送信機OFDM波、隣接送信機モード情報については、図1に示される送信機1の場合と同様であるため、詳しい説明を省略する。
送信機21では、地上デジタルテレビジョン放送の放送波(例えば、NHKの放送波)を無線受信するためのアンテナを備えており、当該アンテナにより受信された信号(放送波)が地上デジタル放送チューナ31に入力される。
地上デジタル放送チューナ31は、入力された放送波を復調(デコード)して、これにより得られた復調信号をタイミングパルス発生器32へ出力する。
タイミングパルス発生器32は、入力された復調信号の中に含まれる例えばNHKの19時のニュースの時報情報のタイミングに合わせてタイミングパルスの信号を発生させてOFDM変調部33へ出力する。
ここで、本例では、全国を同一の機器構成でカバーするためにNHKの放送番組を使用したが、他の構成例として、他局(NHK以外の局)の放送番組の時報が用いられてもよい。
なお、本例のような送信機21は全国に複数台設置されることが想定され、この場合、例えば、NHKのように全国放送の同一番組をリファレンスにすると、全国に設置した送信機21が同時にOFDM変調処理を開始すること(つまり、本例では、OFDMシンボルの送信同期を取ること)が可能になる。
以上のように、本例の送信システムでは、各送信機21が信号処理を開始する時間を同期させて各送信機21から電波を発射し、この場合に、例えば、既存に存在する電波(本例では、NHK等の放送波)を同期信号として使用してその電波に含まれる情報(本例では、時報の情報)を同期の基準とする。
本例の送信システムでは、図7に示されるように、1セグメントのみ発射する複数台のOFDM送信機がOFDMシンボル周期を同期させて電波を発射することが可能であり、これにより、受信機における受信特性が劣化してしまうことを回避することが可能である。このため、例えば、セグメントを隣接して複数のOFDM送信機(OFDM変調器)から電波を発射することが可能であり、周波数の利用効率を向上させることができる。
なお、本例の送信システムにおける送信機21では、送信タイミングを同期させるための所定の信号として地上デジタル放送の放送波の信号が用いられており、放送波の信号を受信する(アンテナにより無線受信してもよく、或いは、外部から地上デジタルチューナ31に入力することで受信してもよい)機能により受信手段が構成されており、タイミングパルス発生器32やOFDM変調部33によりOFDM変調信号の送信タイミングを制御する機能により送信タイミング制御手段が構成されている。
本発明の第3実施例を説明する。
本例では、同一の地域に対して13台の送信機が異なる地点に設置されており、その中で、各送信機がある同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っている。また、これら13台の送信機について、少なくとも、2台の送信機からの電波(信号)が届く領域が重複部分を有している。
図3には、本発明の一実施例に係る送信機41の構成例を示してある。
図3に示される「×N」は、同様な構成を有するN(本例では、N=13)台の送信機が存在することを示している。
本例の送信機41は、GPS受信機51と、タイミングパルス発生器52と、OFDM変調部53と、OFDM復調部54を備えている。
本例の送信機41により行われる動作の一例を示す。
なお、本例の送信機41におけるOFDM変調部53、放送用データ信号、タイミングパルスの信号、出力放送波、OFDM復調部54、隣接送信機OFDM波、隣接送信機モード情報については、図1に示される送信機1の場合と同様であるため、詳しい説明を省略する。
送信機41では、GPS衛星からの信号を無線受信するためのアンテナを備えており、当該アンテナにより受信された信号(GPS情報の信号)がGPS受信機51に入力される。
GPS受信機51は、入力されたGPS情報に含まれる時刻情報をタイミングパルス発生器52へ出力する。
タイミングパルス発生器52は、入力された時刻情報の中に含まれる所定の時刻(例えば、月曜日の深夜0時)に合わせてタイミングパルスの信号を発生させてOFDM変調部53へ出力する。このように、本例では、タイミング同期のリファレンスとしてGPSを使用している。
ここで、現在の地上デジタル放送では、ARIB規格であるARIB STD−B31のMODE3 ガードインターバル1/8という運用で、放送波を送出している。この時、OFDM変調のシンボル周期は、1.134(=126/125×9/8)[ms]である。1日の長さが86400秒であるため(126/125×9/8)[ms]のOFDMシンボル周期は21日間で(16×10)シンボル分で割り切れる。つまり、3週間に1回の決められた時間に、OFDM変調の開始タイミングを設定すると、全国の1セグメントのみ発射するOFDM送信機(OFDM変調器)が同期してOFDM変調動作を開始することが可能になる。
なお、タイミングパルス発生器52によりタイミングパルスを発生する周期としては、必ずしも3週間に1度にする必要はなく、シンボル周期時間の整数倍の時間で任意に周期を決定(設定)してもよい。また、MODE1又はMODE2で運用した場合には、MODE1はMODE3の1/4のシンボル周期時間であり、MODE2はMODE3の1/2のシンボル周期時間であるため、例えば、タイミングパルス発生器52によりタイミングパルスを発生する周期を変更することなく、本例の送信機41で運用することが可能である。
以上のように、本例の送信システムでは、各送信機41が信号処理を開始する時間を同期させて各送信機41から電波を発射し、この場合に、例えば、既存に存在する電波(本例では、GPS情報の電波)を同期信号として使用してその電波に含まれる情報(本例では、時刻情報)を同期の基準とする。
本例の送信システムでは、図7に示されるように、1セグメントのみ発射する複数台のOFDM送信機がOFDMシンボル周期を同期させて電波を発射することが可能であり、これにより、受信機における受信特性が劣化してしまうことを回避することが可能である。このため、例えば、セグメントを隣接して複数のOFDM送信機(OFDM変調器)から電波を発射することが可能であり、周波数の利用効率を向上させることができる。
なお、本例の送信システムにおける送信機41では、送信タイミングを同期させるための所定の信号としてGPSの信号が用いられており、GPSの信号を受信する(アンテナにより無線受信してもよく、或いは、外部からGPS受信機51に入力することで受信してもよい)機能により受信手段が構成されており、タイミングパルス発生器52やOFDM変調部53によりOFDM変調信号の送信タイミングを制御する機能により送信タイミング制御手段が構成されている。
本発明の第4実施例を説明する。
本例では、同一の地域に対して13台の送信機が異なる地点に設置されており、その中で、各送信機がある同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っている。また、これら13台の送信機について、少なくとも、2台の送信機からの電波(信号)が届く領域が重複部分を有している。
図4には、本発明の一実施例に係る送信機61の構成例を示してある。
図4に示される「×N」は、同様な構成を有するN(本例では、N=13)台の送信機が存在することを示している。
本例の送信機61は、標準時電波受信機71と、タイミングパルス発生器72と、OFDM変調部73と、OFDM復調部74を備えている。
本例の送信機61により行われる動作の一例を示す。
なお、本例の送信機61におけるOFDM変調部73、放送用データ信号、タイミングパルスの信号、出力放送波、OFDM復調部74、隣接送信機OFDM波、隣接送信機モード情報については、図1に示される送信機1の場合と同様であるため、詳しい説明を省略する。
送信機61では、標準時電波の信号を無線受信するためのアンテナを備えており、当該アンテナにより受信された信号が標準時電波受信機71に入力される。
標準時電波受信機71は、入力された標準時電波の信号に含まれる時刻情報をタイミングパルス発生器72へ出力する。
タイミングパルス発生器72は、入力された時刻情報の中に含まれる所定の時刻(例えば、月曜日の深夜0時)に合わせてタイミングパルスの信号を発生させてOFDM変調部73へ出力する。このように、本例では、タイミング同期のリファレンスとして標準時電波を使用している。
以上のように、本例の送信システムでは、各送信機61が信号処理を開始する時間を同期させて各送信機61から電波を発射し、この場合に、例えば、既存に存在する電波(本例では、標準時電波)を同期信号として使用してその電波に含まれる情報(本例では、時刻情報)を同期の基準とする。
本例の送信システムでは、図7に示されるように、1セグメントのみ発射する複数台のOFDM送信機がOFDMシンボル周期を同期させて電波を発射することが可能であり、これにより、受信機における受信特性が劣化してしまうことを回避することが可能である。このため、例えば、セグメントを隣接して複数のOFDM送信機(OFDM変調器)から電波を発射することが可能であり、周波数の利用効率を向上させることができる。
なお、本例の送信システムにおける送信機61では、送信タイミングを同期させるための所定の信号として標準時電波の信号が用いられており、標準時電波の信号を受信する(アンテナにより無線受信してもよく、或いは、外部から標準時電波受信機71に入力することで受信してもよい)機能により受信手段が構成されており、タイミングパルス発生器72やOFDM変調部73によりOFDM変調信号の送信タイミングを制御する機能により送信タイミング制御手段が構成されている。
本発明の第5実施例を説明する。
本例では、同一の地域に対して13台の送信機が異なる地点に設置されており、その中で、各送信機がある同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っている。また、これら13台の送信機について、少なくとも、2台の送信機からの電波(信号)が届く領域が重複部分を有している。
図5には、本発明の一実施例に係る送信機81の構成例を示してある。
図5に示される「×N」は、同様な構成を有するN(本例では、N=13)台の送信機が存在することを示している。
本例の送信機81は、FM放送波受信機91と、タイミングパルス発生器92と、OFDM変調部93と、OFDM復調部94を備えている。
本例の送信機81により行われる動作の一例を示す。
なお、本例の送信機81におけるOFDM変調部93、放送用データ信号、タイミングパルスの信号、出力放送波、OFDM復調部94、隣接送信機OFDM波、隣接送信機モード情報については、図1に示される送信機1の場合と同様であるため、詳しい説明を省略する。
送信機81では、FM放送波の信号を無線受信するためのアンテナを備えており、当該アンテナにより受信された信号がFM放送波受信機91に入力される。
FM放送波受信機91は、入力されたFM放送波の信号に含まれる時刻情報をタイミングパルス発生器92へ出力する。
タイミングパルス発生器92は、入力された時刻情報の中に含まれる所定の時刻(例えば、月曜日の深夜0時)に合わせてタイミングパルスの信号を発生させてOFDM変調部93へ出力する。このように、本例では、タイミング同期のリファレンスとしてFM放送波を使用している。
以上のように、本例の送信システムでは、各送信機81が信号処理を開始する時間を同期させて各送信機81から電波を発射し、この場合に、例えば、既存に存在する電波(本例では、FM放送波)を同期信号として使用してその電波に含まれる情報(本例では、時刻情報)を同期の基準とする。
本例の送信システムでは、図7に示されるように、1セグメントのみ発射する複数台のOFDM送信機がOFDMシンボル周期を同期させて電波を発射することが可能であり、これにより、受信機における受信特性が劣化してしまうことを回避することが可能である。このため、例えば、セグメントを隣接して複数のOFDM送信機(OFDM変調器)から電波を発射することが可能であり、周波数の利用効率を向上させることができる。
なお、本例の送信システムにおける送信機81では、送信タイミングを同期させるための所定の信号としてFM放送波の信号が用いられており、FM放送波の信号を受信する(アンテナにより無線受信してもよく、或いは、外部からFM放送波受信機91に入力することで受信してもよい)機能により受信手段が構成されており、タイミングパルス発生器92やOFDM変調部93によりOFDM変調信号の送信タイミングを制御する機能により送信タイミング制御手段が構成されている。
本発明の第6実施例を説明する。
本例では、同一の地域に対して13台の送信機が異なる地点に設置されており、その中で、各送信機がある同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDMシンボルの信号を無線送信してエリア放送を行っている。また、これら13台の送信機について、少なくとも、2台の送信機からの電波(信号)が届く領域が重複部分を有している。
図6には、本発明の一実施例に係る送信機101の構成例を示してある。
図6に示される「×N」は、同様な構成を有するN(本例では、N=13)台の送信機が存在することを示している。
本例の送信機101は、OFDM変調部111と、回線112を備えている。
本例の送信システムでは、例えば既存の放送波やGPS等を使用するのではなく、新規にタイミングパルスを発生させてタイミング同期を確保する。
本例の送信システムでは、例えば、送信機101とは別体として、タイミングパルス発生部102が設けられている。タイミングパルス発生部102は、OFDMシンボル周期(例えば、地上デジタル放送のOFDMシンボル周期)の整数倍である任意の周期でタイミングパルスの信号を発生させて出力する。また、タイミングパルス発生部102と各送信機101とは有線の回線112(又は、無線の回線が用いられてもよい)で接続されており、タイミングパルス発生部102から出力されたタイミングパルスの信号が各送信機101に入力される。
なお、他の構成例として、タイミングパルス発生部102がある送信機(例えば、1台の送信機)に備えられるような構成が用いられてもよい。
本例の送信機101により行われる動作の一例を示す。
なお、本例の送信機101におけるOFDM変調部111、放送用データ信号、出力放送波については、図1に示される送信機1の場合と同様であるため、詳しい説明を省略する。
本例の送信機101では、タイミングパルス発生部102から出力されたタイミングパルスの信号が回線112を介してOFDM変調部111に入力される。
ここで、本例の送信機101は、全国に複数台設置されることが想定され、この場合、タイミングパルス発生部102は複数台の送信機101に対してタイミングパルスの信号を分配して複数本のタイミングパルスの信号を出力する。これにより、全国に設置された送信機101から同期したOFDMシンボル周期で信号を発生することが可能になり、例えば、セグメントを隣接させて、1セグメントのみ発射するような送信機101を同一エリアに複数設置しても、受信特性の劣化を防止することができる。
以上のように、本例の送信システムでは、各送信機101が信号処理を開始する時間を同期させて各送信機101から電波を発射し、この場合に、例えば、本例の送信システムにおいて新たに生成した同期信号(本例では、タイミングパルスの信号)を各送信機101に入力して各送信機101が同期するようにした。
本例の送信システムでは、図7に示されるように、1セグメントのみ発射する複数台のOFDM送信機がOFDMシンボル周期を同期させて電波を発射することが可能であり、これにより、受信機における受信特性が劣化してしまうことを回避することが可能である。このため、例えば、セグメントを隣接して複数のOFDM送信機(OFDM変調器)から電波を発射することが可能であり、周波数の利用効率を向上させることができる。
なお、本例の送信システムにおける送信機101では、送信タイミングを同期させるための所定の信号としてタイミングパルス発生部102により発生させられるタイミングパルスの信号が用いられており、当該タイミングパルスの信号を受信する(アンテナにより無線受信してもよく、或いは、外部から有線により入力することで受信してもよい)機能により受信手段が構成されており、OFDM変調部111によりOFDM変調信号の送信タイミングを制御する機能により送信タイミング制御手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 本発明の第3実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 本発明の第4実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 本発明の第5実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 本発明の第6実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 各送信機が同期して信号処理を行っている時におけるOFDMシンボル時間の一致のイメージの一例を示す図である。 ワンセグ送信のセグメント位置の一例を示す図である。 エリア放送の送信エリアの概念の一例を示す図である。 中央セグメント以外のセグメントからも送信する際におけるエリア放送のエリアのイメージの一例を示す図である。 中央セグメント以外のセグメントからも送信する際におけるエリアと電波発射セグメントのイメージの一例を示す図である。 各送信機が非同期で信号処理を行っている時におけるOFDMシンボル時間の不一致のイメージの一例を示す図である。
符号の説明
1、21、41、61、81、101、211、212・・送信機、 11、14、34、54、74、94・・OFDM復調部、 12、32、52、72、92・・タイミングパルス発生器、 13、33、53、73、93、111・・OFDM変調部、 31・・デジタル放送チューナ、 51・・GPS受信機、 71・・標準時電波受信機、 91・・FM放送波受信機、 102・・タイミングパルス発生部、 112・・回線、 201・・東京タワー、

Claims (3)

  1. 複数の送信機がそれぞれ送信対象の情報をOFDM変調して同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信する送信システムにおいて、
    前記複数の送信機の全ての送信タイミングが同期するように、前記複数の送信機のうちの1台以上の送信機は、外部からの所定の信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する送信タイミング制御手段と、を備えた、
    ことを特徴とする送信システム。
  2. 請求項1に記載の送信システムにおいて、
    前記複数の送信機のうちの1台の送信機は、前記同一のチャンネルの中央のセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信し、
    前記複数の送信機のうちの他の送信機は、前記受信手段として前記中央のセグメントのOFDM変調信号を前記所定の信号として受信する手段を備え、前記送信タイミング制御手段として前記受信された中央のセグメントのOFDM変調信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する手段を備えた、
    ことを特徴とする送信システム。
  3. 複数の送信機がそれぞれ送信対象の情報をOFDM変調して同一のチャンネルの異なるセグメントを使用してOFDM変調信号を無線により送信し、前記複数の送信機の全ての送信タイミングが同期するように制御される送信システムにおける送信機であって、
    外部からの所定の信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された信号に基づくタイミングでOFDM変調信号の送信タイミングを制御する送信タイミング制御手段と、
    を備えたことを特徴とする送信機。
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