JP2015126328A - デジタル放送装置及びデジタル放送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急警報放送のサービスに対応していない、従来型の放送受信装置であっても、緊急警報放送を放送受信装置でいち早く提示させる放送装置及び放送方法を提供する。【解決手段】デジタル放送の所定のチャンネルの放送波を受信する受信部と、前記受信部で受信した放送波に緊急警報放送に関する情報が含まれているか否かを判定する判定部と、 前記判定部での判定結果に基づき、放送波のチャンネルを特定する制御部と、放送データを生成する放送データ生成部と、前記放送データ生成部で生成した放送データを放送波として送信する送信部と、を含んで構成され、前記放送データ生成部は、前記送信部で送信した放送波を受信した受信装置に前記制御部で特定したチャンネルを選局させる情報を含んだ放送データを生成する、ことを特徴とするデジタル放送装置。【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル放送の放送装置に関し、放送受信装置に緊急警報放送を提示させる放送装置及び放送方法に関する。
日本国で運用されている地上デジタルテレビジョン放送(以下、地デジ放送)では、地震・津波などの災害発生をいち早く知らせる緊急警報放送(緊急警報信号(Emergency Warning Signal: EWS)を利用した放送)のサービスが行われている。緊急警報放送に対応している放送受信装置では、緊急警報信号を受信すると、通電待機状態(電源はつながっていてもスイッチがOFFの状態)でも自動的に起動し、緊急警報放送が提示され、視聴者は災害発生をいち早く知ることができる。
しかしながら、緊急警報放送のサービスは、実施している放送事業者もあれば実施していない放送事業者もある。特に近年開始された、小規模のエリアを対象としたエリア放送においては、工数、コスト及び放送設備等のリソース的な制限により、緊急警報放送を実施することは多く無い。また、放送受信装置のユーザが、緊急放送放送を行っている放送局のチャンネル以外のチャンネルを選局して視聴している場合は、緊急警報放送が行われていても緊急警報放送に気付くことが出来ないこともある。
この問題を解決するために、緊急警報放送のサービスを実施していない、放送事業者のサービス(チャンネル)や地域限定の独自放送(エリア放送)を視聴中であっても、確実に緊急警報放送が開始されたことをユーザに報知することのできる技法(放送装置および放送受信装置)が開示されている。(特許文献1参照)
特開2009−135645
しかしながら、特許文献1で開示されている技法では、放送装置と共に放送受信装置にも特許文献1で開示されている技法を適用しなければならい。従って放送受信装置のユーザには、特許文献1で開示されている技法が適用された放送受信装置を新たに調達する必要が生じるという課題があった。
また、緊急警報放送のサービスに対応した放送受信装置は、まだ広くは普及していない。
本発明は、上記従来の事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、緊急警報放送のサービス(緊急警報信号の検出)に対応していない、従来型の放送受信装置であっても、緊急警報放送を放送受信装置でいち早く提示させる放送装置及び放送方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は下記の装置及び方法を提供するものである。
(1)デジタル放送の所定のチャンネルの放送波を受信する受信部と、前記受信部で受信した放送波に緊急警報放送に関する情報が含まれているか否かを判定する判定部と、前記判定部での判定結果に基づき、放送波のチャンネルを特定する制御部と、放送データを生成する放送データ生成部と、前記放送データ生成部で生成した放送データを放送波として送信する送信部と、を含んで構成され、前記放送データ生成部は、前記送信部で送信した放送波を受信した受信装置に前記制御部で特定したチャンネルを選局させる情報を含んだ放送データを生成する、ことを特徴とするデジタル放送装置。
(2)デジタル放送の所定のチャンネルの放送波を受信する受信ステップと、受信した放送波に緊急警報放送に関する情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、前記判定結果に基づき、放送波のチャンネルを特定する制御ステップと、放送データを生成する放送データ生成ステップと、放送データを放送波として送信する送信ステップと、
を含んで構成され、前記放送データ生成ステップは、前記送信ステップで送信した放送波を受信した受信装置に前記制御ステップで特定したチャンネルを選局させる情報を含んだ放送データを生成する、ことを特徴とするデジタル放送方法。
本発明によれば、緊急警報放送のサービスに対応していない、従来型の放送受信装置であっても、緊急警報放送を放送受信装置でいち早く提示させることにより、当該放送受信装置のユーザに緊急警報放送をいち早く視聴させることが可能となる。
本発明の実施例に係るエリア放送装置の送受信の様子の一例を示す図である。 エリア放送装置10の構成を示す図である。 記憶部21で記憶するチャンネルと受信電力の例を示す図である。 エリア放送装置10の処理の流れを示す図である。 記憶部21で記憶するチャンネルと受信電力と受信方向との例を示す図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。
図1は、本発明の実施例に係るエリア放送装置10の放送の受信及び送信の様子の一例を示す図である。
エリア放送装置10は、例えば、エリア放送装置10の内部に格納されている放送データを、エリア放送装置10に接続された送信アンテナ18を介してチャンネル11chで放送する。この放送データの種類には、映像/音声の他、データ放送等のデータも含まれ、各種類の放送データは多重化されて放送される。また、エリア放送装置10による放送は、一般社団法人電波産業会(ARIB)のエリア放送運用規定(ARIB TR−B35)及びこのエリア放送運用規定が参照/準拠している各種規定(地上デジタルテレビジョン放送運用規定(ARIB TR−B14)等)(以下まとめて、ARIB規定という)に基づいて行われる。
受信装置50は、例えば、ARIB規定のAプロファイルに準拠した放送受信機能を持つ受信装置である。受信装置50は、エリア放送装置10からの放送(チャンネル11ch)を受信し映像/音声及びデータ放送等を提示する。なお、ここで受信装置50は、ARIB規定に於いて必須ではない緊急警報放送(EWS)の受信機能には対応していなくても良い。
基幹放送局30a〜cは、NHK等の基幹放送局で、緊急警報放送のサービスを実施していて、地震・津波などの災害発生時には、緊急警報放送信号を利用して緊急警報放送を行う。また、図1に示した通り、基幹放送局30a〜cは、エリア放送装置10も含めそれぞれ異なるチャンネルで放送している。なお、基幹放送局30は、本実施例1の説明では基幹放送局30a〜cの3つとしたが、1つ以上であれば良い。
エリア放送装置10は、エリア放送装置10に接続された受信アンテナ11を介し、基幹放送局30a〜cの放送を常時受信する。そして、基幹放送局30a〜cの内、いずれか少なくとも1つの基幹放送局30で緊急警報放送が開始された時、当該基幹放送局30のチャンネルを受信装置50に選局させる情報(以下、選局指示情報)を含んだ放送データを生成し放送する。例えば、基幹放送局30cで緊急警報放送が開始された時は、チャンネル33chの選局指示情報を含んだ放送データを生成し放送する。この選局指示情報の詳細については後述する。
エリア放送装置10からの放送を受信している受信装置50は、選局指示情報を含んだ放送を受信すると、選局指示情報に基づき、緊急警報放送が行われているチャンネルを選局し、緊急警報放送を提示する。すなわち上述の例に於いては、受信装置50は、受信/提示中のチャンネル11chから、チャンネル33chに切替えて(選局して)、チャンネル33chの緊急警報放送を提示する。
従って、受信装置50は、エリア放送装置10からの放送を受信していれば、エリア放送装置10が受信している基幹放送局30a〜cに於いて緊急警報放送が行われた時、当該緊急警報放送が行われているチャンネルを選局し提示することになる。よって、受信装置50のユーザは、緊急警報放送をいち早く視聴することができる。
以下、諸図面を参照しながら、本発明を具体的に説明する。
図2は、本発明の実施例1に係るエリア放送装置10の構成を示す図である。
・エリア放送装置10は、受信アンテナ11、受信部12、判定部13、測定部14、制御部15、放送データ生成部16、送信部17、送信アンテナ18、記憶部21及びタイマ22を含んで構成される。
受信アンテナ11は、複数の基幹放送局による複数の放送波を受信する。なお、基幹放送局に加え、エリア放送局の放送波も受信しても良い。
受信部12は、受信アンテナ11で受信した放送波の中の所定の1つのチャンネルの放送波を受信する。この所定のチャンネルには、エリア放送装置を設置した地点で受信可能な、例えば基幹放送局の内、緊急警報放送のサービスを実施しているチャンネルが、図示しない設定手段により予め設定されている。
判定部13は、受信部12で受信した放送波で緊急警報放送が行われているか否かを判定する。緊急警報放送の判定は、ARIB規定で規定されているようにTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号の緊急警報放送用起動フラグ情報と、番組特定情報(Program Specific Information)のPMT(Program Map Table)に格納される緊急情報記述子の情報を用いて判定することができる。
測定部14は、受信部12で受信した放送波の品質を測定する。ここで放送波の品質とは、放送波の受信電力やC/N値(Carrier-to-noise ratio)等のことである。なお、本実施例1の説明では、説明の簡略化のため、放送波の品質は受信電力の値とする。
受信部12、判定部13及び測定部14の組は、図2に示した通り、複数組あっても良い。複数組あった場合、受信部12で受信する放送波のチャンネルを、それぞれ別のチャンネルとすることで、複数の放送波に対し、上述の判定処理及び測定処理を行なうことができる。なお、この組が一つの場合でも、受信部12に於いて、受信する放送波のチャンネルを一定時間間隔で切替えることにより、複数の放送波に対し、上述した判定処理及び測定処理を行なうことができる。
制御部15は、判定部13で判定された緊急警報放送が行われているか否かに関する情報及び測定部14で測定された受信電力に基づき、当該エリア放送装置10からの放送波を受信している受信装置50に於いて選局させるチャンネルを特定する。なお、このチャンネルの特定処理の詳細は、後述する図4のフローチャート(のステップS8)の説明の中で説明する。
記憶部21は、受信部12で受信しているチャンネルと、このチャンネルの放送波に対して測定部14が測定した受信電力とを組として複数記憶する。図3は、記憶部21で記憶するチャンネルと受信電力の例を示す図である。図3に示す通り、チャンネルと受信電力の1つの組は、1つの行に記憶される。
タイマ22は、制御部15の指示に基づき経過時間を計測する。
なお、制御部15に、記憶部21及びタイマ22の、いずれか一方または両方の機能を含めても良い。
放送データ生成部16は、映像/音声データ格納部23、データ放送データ格納部24、イベントメッセージ生成部25及び多重化部26を含んで構成される。
映像/音声データ格納部23には、映像/音声のデータが予め格納されている。
データ放送データ格納部24には、データ放送のデータが予め格納されている。
イベントメッセージ生成部25は、制御部15で特定されたチャンネルを、当該エリア放送装置10からの放送波を受信している受信装置50に於いて選局させる情報を含んだイベントメッセージを生成する。なおイベントメッセージも放送データの1種と言える。
多重化部26は、映像/音声データ格納部23に格納されている映像/音声のデータ、データ放送データ格納部24に格納されているデータ放送のデータ及びイベントメッセージ生成部25で生成されたイベントメッセージを多重化して放送データを生成する。なお多重化部26は、地デジ放送で採用されているMPEG2-Systemの規格(ISO/IEC13818-1)に従い、映像、音声、データ放送、イベントメッセージのそれぞれのデータを固定長のTransport Streamパケットにパケット化して多重化する。
なお、イベントメッセージ生成部25でイベントメッセージが生成されていない時は、映像/音声のデータ及びデータ放送のデータのみを多重化して放送データを生成する。
送信部17は、多重化部で生成された放送データに対し、放送するために必要な変調処理等を行ない、送信アンテナ18を介して放送波を送信する。なお送信部17は、ARIB標準規格のエリア放送の伝送方式(A ARIB STD-B55)および当該標準規格が参照する地デジ放送の伝送方式(ARIB STD-B31)で定義されたOFDM(orthogonal frequency-division multiplexing)信号に変調して、所定の物理チャンネルの帯域への周波数変換を行う。
次に、前述の選局指示情報の詳細について説明する。
この選局指示情報は、例えば、データ放送を利用したものである。エリア放送装置10は、ARIB規定で規定されたデータ放送を放送する。受信装置30は、このデータ放送のデータが含まれた放送を受信すると、ARIB規定に従い、データ放送のデータに含まれるBML文書を解析し、BML文書に記載されたスクリプト等に従って、データ放送画面の提示処理等の各種処理を行なう。エリア放送装置10が放送するBML文書は、データ放送データ格納部24に格納されていて、前述した通り、多重化部26で多重化され放送される。
BML文書においては、ある特定の事象が発生(例えば、イベントメッセージの受信)した際に、特定の処理(例えば、選局処理)が行われるようにスクリプト等を記載することが可能である。エリア放送装置10が放送するBML文書には、受信装置20がイベントメッセージを受信した際に、受信したイベントメッセージの識別子等に従い、基幹放送局30a〜cの何れか一つのチャンネルを選局するようなスクリプトを記載しておく。そして、イベントメッセージ生成部25は、制御部15で特定されたチャンネルが、前述のBML文書のスクリプトに従い受信装置20により選局処理されるように、イベントメッセージの識別子等を設定してイベントメッセージを生成する。つまり、このBML文書及びイベントメッセージが選局指示情報である。なお、上述のスクリプトには、ARIB規定で規定されているブラウザ擬似オブジェクトのepgTune()を利用することができる。
次に、エリア放送装置10に於ける処理の流れについて説明する。
上記でも説明した通り、エリア放送装置10では、映像/音声データ格納部23に格納された映像/音声のデータ、データ放送データ格納部24に格納されたデータ放送のデータ及びイベントメッセージ生成部25で生成されたイベントメッセージ生成部25を、多重化部26で多重化し、送信部17及び送信アンテナ18を介して放送する。また、この処理と並行して、エリア放送装置10は、図4のフローチャートに示す処理を行なう。
エリア放送装置10の動作開始(電源オン)時は、記憶部21には、チャンネルと受信電力との組が1つも記憶されていない。また、タイマ部22は、0にリセットされた状態で経過時間の計測を開始していない。
まず、受信部12は、受信アンテナ11で受信した放送波の中の所定の1つのチャンネルの放送波を受信する(S1)。
次に、判定部13は、緊急警報放送が行われているか否かを判定する(S2)。
緊急警報放送が行われていると判定した場合(S2のYes)、測定部14は、放送波の受信電力を測定する(S3)。
ステップS1からS3までの処理は、受信部12、判定部13及び測定部14の組が複数ある場合は、各組で同時に並行して行われる。一方、ステップS4以降の処理は一つの制御部15で行なわれる。制御部15は、ステップS1からS3までのこの各組による処理を順次に受けて、ステップS4以降の処理を行なう。
ステップS3の次に、制御部15は、ステップS1で受信部12が受信したチャンネルと、ステップS3で測定部14が測定した受信電力とを組として、記憶部21に記憶する(S4)。なお既に同チャンネルが記憶部21に記憶されている時は、そのチャンネルに対応する受信電力を、測定部14が測定した今回の受信電力で記憶(更新)する。
次に、制御部15は、タイマ22が経過時間を計測中か否か判定する(S5)。
タイマ22が経過時間を計測中で無い場合(S5のNo)、制御部15は、タイマ22により経過時間の計測を開始する(S6)。
タイマ22が経過時間を計測中の場合(S5のYes)、ステップS6の処理は行なわず、ステップS7に進む。
ステップS6の次に、制御部15は、タイマ22で計測している経過時間が所定時間以上となっているか否かを判定する(S7)。なお、この所定時間は、災害発生に伴い、各基幹放送局30が緊急警報放送を開始する時間差や、受信装置50のユーザの利便性を考慮して、エリア放送装置10の設計者等により予め設定される。この所定時間として例えば10秒が設定される。
経過時間が所定時間以上となっている場合(S7のYes)、制御部15は、記憶部21で記憶している組の中で、受信電力が最も大きい組のチャンネルを特定する(S8)。
次に、イベントメッセージ生成部25は、ステップS8で特定されたチャンネルを、受信装置50に於いて選局させる情報を含んだイベントメッセージを生成する(S9)。この生成されたイベントメッセージは、本フローチャートの処理と並行して行なわれている多重化部26、送信部17及び送信アンテナ18の上述した処理により放送される。
ステップS9の次は、ステップS1に戻る。またステップS7でNoの場合も、ステップS1に戻る。
ステップS2で、緊急警報放送が行われていないと判定した場合(S2のNo)、制御部15は、記憶部21で記憶している組の中に、ステップS1で受信部12が受信したチャンネルと同一のチャンネルがあるときは、その組の記憶を削除する(S10)。
次に、制御部15は、記憶部21で記憶している組が0(一つも無い)か否かを判定する(S11)。
記憶部21で記憶している組が0の場合(S11のYes)、タイマ21を停止して、これまでの経過時間を0にリセットする(S12)。
記憶部21で記憶している組が0以外の場合(S11のNo)、ステップS12の処理は行なわず、ステップS7に進む。
次に具体例として、緊急警報放送が、基幹放送局30a(31ch)により12時0分0秒に開始され、また基幹放送局30c(33ch)により12時0分5秒に開始された場合の、エリア放送装置10の処理の流れの一例を説明する。なお基幹放送局30b(32ch)は、何らかの理由で緊急警報放送が開始されなかったものとする。
12時0分0秒に基幹放送局30a(31ch)で緊急警報放送が開始されると、ステップS1、ステップS2(のYes)、ステップS3、ステップS4と処理が行われ、記憶部21には、図3(b)に示した様に、ステップS1で受信した31chとステップS3で測定された受信電力(10とする)が記憶される。タイマ22は経過時間を計測中でないためステップS5の判定はNoとなりステップS6に進み、タイマ22での経過時間の計測が開始される。ここで、ステップS1〜S6の処理の所要時間は、説明の簡略化のために0秒する。従って、12時0分0秒から経過時間の計測が開始される。また、ステップS7の処理の所要時間も0とし、ステップS7の判定に用いる所定時間は10秒とする。従ってステップS7の判定ではNoとなり、ステップS1に戻る。
12時0分5秒に基幹放送局30c(33ch)で緊急警報放送が開始されると、31chと時と同様に、33chに対してステップS1〜S4の処理が行われ、記憶部21には、図3(a)に示した様に、33chと、ステップS3で測定された受信電力(20とする)が追加で記憶される。
12時0分10秒になると、ステップS7での判定がYesとなりステップS8に進む。ステップS8では、その時点での記憶部21の記憶内容(図3(a))に基づき、受信電力の一番大きい受信電力(20)に対応するチャンネル(33ch)が特定される。次に、イベントメッセージ生成部25は、ステップS8で特定された33chを、受信装置50に於いて選局させる情報を含んだイベントメッセージを生成する。このイベントメッセージを含んだ放送を受信した受信装置50は、上述したARIB規定に従い、33chの選局処理が行なわれる。
以上より、エリア放送装置50の放送を受信している受信装置50は、緊急警報放送が開始された際に、緊急警報放送が開始されたチャンネルを自動的に選局する。従って、受信装置50のユーザに緊急警報放送をいち早く視聴させることになる。
また、図4のフローチャートで示した処理を行なうことで、緊急警報放送を行っている基幹放送局30の内、エリア放送装置50に於いて受信電力が最も大きい基幹放送局のチャンネルが、受信装置50で選局されるようになる。これにより、緊急警報放送を行っているが、受信電力が小さく受信装置50での受信/提示処理が困難となるケースが少なくなる。これは、エリア放送装置10での受信電力と、受信装置50での受信電力に強い相関があるという仮定に基づいている。狭い地域を対象としたエリア放送を放送するエリア放送装置10の場合、エリア放送装置10と、エリア放送装置10からの放送を受信している受信装置50が存在する地点は、その狭い地域に限定される。従って、広い地域を対象とする基幹放送局30からの放送の、エリア放送装置10に於ける受信電力と、エリア放送装置10からの放送を受信している受信装置50に於ける受信電力は、強い相関にある蓋然性がより高くなる。
なお、上述の説明に於いては、制御部15が特定するチャンネルは1つとしたが、複数のチャンネルを特定しても良い。制御部15が複数のチャンネルを特定した場合は、イベントメッセージ生成部25は、この特定された複数のチャンネルを、当該エリア放送装置10からの放送波を受信している受信装置50に於いて選局させる情報を含んだイベントメッセージを生成する。また、エリア放送装置10が放送するデータ放送に含まれるBML文書には、この複数のチャンネルが特定されたイベントメッセージを受信した際、その複数のチャンネルの内の一つのチャンネルに対して選局処理を行ない、その選局処理が失敗した場合は、その複数のチャンネルの内の別の一つのチャンネルに対して選局処理を行なうようなスクリプトを記載しておくことが考えられる。
(実施例2)
実施例2は、実施例1に於けるエリア放送装置10を簡略化したものである。以下、この簡略化した部分について説明する。
実施例2に於けるエリア放送装置10は、受信部12、判定部13及び測定部14の組を1組しか持たない。また実施例1で説明した、受信する放送波のチャンネルを一定時間間隔で切替える様な処理も行なわない。また、制御部15は、記憶部21及び記憶部22を持たない。
図4のフローチャートに於いては、ステップS4〜S7及びS10〜S12の処理は行わない。ステップS2でNoの場合は、ステップS1に戻る。ステップS3の次は、ステップS8に進む。なおステップS8では、制御部15は、ステップS1で受信しているチャンネルを特定する。
本実施例2によれば、エリア放送装置10の構成及び処理を簡略化して本発明を実施することができる。
(実施例3)
実施例3は、実施例1に於けるエリア放送装置10を拡張したものである。以下、この拡張した部分について説明する。
実施例3に於ける受信アンテナ11は、指向性を持つ。この受信アンテナは、例えば、1秒ごとに受信の指向性の方向を東、西、南、北と切換えて受信する。また、実施例3に於ける送信アンテナ11は、指向性を持ち、常時一定の方向、例えば東に向けて放送する。
実施例3に於ける記憶部21は、チャンネルと受信電力とに加え、更に受信アンテナ11の受信の指向性の方向(以下、受信方向)とを組として複数記憶する。図5は、記憶部21で記憶するチャンネルと受信電力と受信方向との例を示す図である。
図4のフローチャートに於けるステップS4では、制御部15は、チャンネルと受信電力に加え、受信方向を組として記憶部21に記憶する。
またステップS8では、送信アンテナの指向性の方向(以下、送信方向)、記憶部21に記憶されているチャンネルと受信電力と受信方向とに基づき、チャンネルを特定する。例えば、送信方向が東の場合、当該エリア放送装置10の放送を受信する受信装置50は、当該エリア放送装置10が存在する地点に対して東の方向に存在する蓋然性が高い。よって、当該エリア放送装置10に於ける受信方向が東の時の、受信電力が最大のチャンネルが、受信装置50に於いても受信電力が最大となる蓋然性が高い。この仮定に基づき、ステップS8では、受信方向が東の時の、受信電力が最大のチャンネルを特定するという処理が考えられる。この場合、図5に示す内容が記憶されているときは、受信方向が東の時は、受信電力が最大(25)の31chがステップS8で特定される。
また指向性が強くない送信アンテナ11を用いている場合は、前述の様に受信方向が東の時の受信電力に基づきチャンネルを特定するのではなく、各方向の受信電力の総和や、各方向の電力の加重平均に基づきチャンネルを特定しても良い。
以上、本発明の実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者には理解されるところである。
10 エリア放送装置
11 受信アンテナ
12 受信部
13 判定部
14 測定部
15 制御部
16 放送データ生成部
17 送信部
18 送信アンテナ
21 記憶部
22 タイマ
23 映像/音声データ格納部
24 データ放送データ格納部
25 イベントメッセージ生成部
26 多重化部
30a〜c 基幹放送局
50 受信装置

Claims (4)

  1. デジタル放送の所定のチャンネルの放送波を受信する受信部と、
    前記受信部で受信した放送波に緊急警報放送に関する情報が含まれているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部での判定結果に基づき、放送波のチャンネルを特定する制御部と、
    放送データを生成する放送データ生成部と、
    前記放送データ生成部で生成した放送データを放送波として送信する送信部と、
    を含んで構成され、
    前記放送データ生成部は、前記送信部で送信した放送波を受信した受信装置に前記制御部で特定したチャンネルを選局させる情報を含んだ放送データを生成する、
    ことを特徴とするデジタル放送装置。
  2. 前記受信部で受信した放送波の品質を測定する測定部と、
    を更に含み、
    前記制御部は、前記判定部での判定結果及び前記測定部での測定結果に基づき、緊急警報放送に関する情報が含まれていると判定された放送波の中から品質の高い放送波のチャンネルを優先して特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送装置。
  3. 前記受信部は、デジタル放送の所定のチャンネルの放送波を1以上の方向に対して指向性を持って受信し、
    前記送信部は、前記放送データ生成部で生成した放送データを放送波として特定の方向に対して指向性を持って送信し、
    前記制御部は、前記判定部での判定結果、前記測定部での測定結果及び前記送信部での特定の方向に基づき、放送波のチャンネルを特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送装置。
  4. デジタル放送の所定のチャンネルの放送波を受信する受信ステップと、
    受信した放送波に緊急警報放送に関する情報が含まれているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定結果に基づき、放送波のチャンネルを特定する制御ステップと、
    放送データを生成する放送データ生成ステップと、
    放送データを放送波として送信する送信ステップと、
    を含んで構成され、
    前記放送データ生成ステップは、前記送信ステップで送信した放送波を受信した受信装置に前記制御ステップで特定したチャンネルを選局させる情報を含んだ放送データを生成する、
    ことを特徴とするデジタル放送方法。
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