JP2010154171A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作レスポンスの低下を抑制し表示フリッカの発生を抑制した撮像装置を提供する。
【解決手段】被写体輝度に基づいてフレームレートを設定し、光源フリッカに起因して画像表示部に表示フリッカが発生する場合には、フレームレートが光源フリッカの周波数以上である場合には、露光時間をフレームレートの逆数に略等しい値に設定し、フレームレートが光源フリッカの周波数よりも小さい場合には、露光時間を光源フリッカの周波数の逆数に自然数を乗算した値と略等しい値に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は撮像装置および撮像方法に関するものである。
商用交流電源からの電力を得て発光する非インバータ式蛍光灯などのような、電源周波数の2倍の周波数で明滅を繰り返す光源による照明下で被写体を動画撮影すると、撮影中に表示されるモニタ画像、あるいは再生画像がちらついて見えることが知られている。また、デジタルスチルカメラにおいて、撮影中に表示装置に表示されるスルー画(ライブビュー)が照明光の明滅の影響を受け、ちらつきを生じることがある。上述した照明光源の明滅も、明滅する照明光源のもとで撮影をした結果生じるちらつきも、フリッカと称される。本明細書中では、これらを区別する必要がある場合に、照明光源の明滅を光源フリッカ、撮像装置の表示画面上で生じるちらつきを表示フリッカと称する。
表示フリッカを低減する技術としては、以下に説明する2つの方法がよく知られている。1つの方法は、照明光源の明滅周期に対応(同期)して、画像取り込み時のフレームレート、あるいはシャッタ速度(=1/撮像素子の露光時間)を調節する方式である。本明細書中では、この方式を「シャッタ/フレーム補正方式」と称する。もう1つの方法は、撮像素子から出力される画像信号中から周期的な明滅を検出して、その明滅を打ち消すようにゲインを周期的に変化させる方式である。本明細書中ではこれを「ゲイン補正方式」と称する。
シャッタ/フレーム補正方式に属するものとして、特許文献1〜4に開示されるものがある。特許文献1には、光源フリッカの周期に対応して電荷蓄積時間(シャッタ速度)を変化させるものが開示されている。特許文献2には、フレームレートを変化させるものが開示されている。また、特許文献3には、光源フリッカの周期とカメラの垂直同期の周期とに応じて特定の時間の画像を蓄積しておき、その画像中から特定のもののみを選択して出力するものが開示されている。さらに、特許文献4には、放電灯の点灯周期T以上の時間にわたって撮影して得た複数枚の画像データを用い、画像内の同じ位置の画素ごとに平均をとってフリッカの影響を減ずるものが開示されている。
また、ゲイン補正方式に属するものとして、特許文献5〜7に開示されるものがある。特許文献5には、映像信号を増幅する際のゲインを適応的に変化させるものが開示されている。特許文献6には、撮像素子から得られる入力映像信号のスペクトルを抽出し、抽出した成分からフリッカを推定して、フリッカ成分を打ち消すように入力映像信号を処理するものが開示される。また、特許文献7には、MOS型撮像素子等の、フリッカの影響がフィールド内の走査位置によって異なるものとなる撮像素子から出力される信号を水平方向に積分し、その積分値の垂直方向に沿う分布からフリッカ成分を計算し、撮像素子から出力される信号に対して、計算されたフリッカ成分に基づいて補正をするものが開示されている。
特開平11−205658号公報 特開2002−165141号公報 特開平9−270950号公報 特開2004−173016号公報 特開平2−260977号公報 特開2004−222228号公報 特開平11−122513号公報
しかし、上述したシャッタ/フレーム補正方式に関連する技術のうち、特許文献1〜3に開示されるものでは、光源フリッカの周波数に合わせたシャッタ速度/蓄積時間での撮像が必要となる。シャッタ速度をフリッカ周波数に合わせて固定することは撮像に際しての露光量設定の自由度が減るのに加え、フレームレートを光源フリッカの周波数に合わせて変える必要がある。例えば、光源フリッカの周波数が100Hzの場合、元来30fpsでの読み出しが可能な撮像素子であっても、20fpsにまで下げる必要がある。特に撮像素子から出力される信号に画像処理を施して最良の合焦ポイントを見つけ出すコントラスト方式の自動焦点調節(AF)では、フレームレートが低下するとコントラスト検出のためのサンプリング時間間隔が伸びて合焦完了までに要する時間が長くなる(撮像装置のレスポンスが低下する)といった問題がある。
また、引用文献4に開示されるものでは、高いフレームレートで撮像して得られた複数の画像を一時的に蓄積するために高い画像処理負荷が生じ、常に多くのメモリ領域を確保しておくことが必要となる。また、表示フリッカがあまり出ない、あるいは気にならない状況でも表示フリッカ除去の処理が常に行われるため、表示フリッカ除去の処理によって画像の出力レートが低下することが問題となることがある。
また、特許文献5から7に開示されるゲイン補正方式では、画像信号増幅の際のゲインを増すことによりノイズが増すことがある。以上に説明した表示フリッカ低減方法は、ある状況においては一定の効果が得られるものの、ときには表示フリッカ低減処理が原因でカメラの動作レスポンスが低下したり、表示フリッカは低減できてもノイズが目立ったりすることが問題となることがある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたもので、被写体を取り巻く照明環境の状況に応じて、その状況に適した処理を行うことにより、撮像装置の動作レスポンスを最大限に維持して撮像装置の操作性を高めつつ、光源フリッカの影響を最小限に抑制可能とすることを目的とする。
本発明のある態様は、撮像装置において、被写体の光学像に基づく画像信号を生成し、複数種類の読み出しフレームレートの中から所望の読み出しフレームレートで画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、被写体輝度に基づいて、読み出しフレームレートを設定するフレームレート設定部と、画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、光源フリッカの有無と、光源フリッカの周波数とを検出する光源フリッカ検出部と、画像表示部に表示される動画中に光源フリッカに起因して表示フリッカが生じるかどうか判定する表示フリッカ判定部と、光源フリッカに起因して画像表示部に表示フリッカが生じると判定された場合に、表示フリッカの発生を抑制する表示フリッカ抑制部と、を備え、表示フリッカ抑制部は、読み出しフレームレートが光源フリッカの周波数以上である場合には、露光時間をフレームレートの逆数に略等しい値に設定し、読み出しフレームレートが光源フリッカの周波数よりも小さい場合には、露光時間を光源フリッカの周波数の逆数に自然数を乗算した値と略等しい値に設定することを特徴とする。
本発明の別の態様は、被写体の光学像に基づく画像信号を生成し、複数種類の読み出しフレームレートの中から所望の読み出しフレームレートで画像信号をフレーム読み出し方式で読み出す撮像素子を用いて撮像する撮像方法において、被写体輝度に基づいて、読み出しフレームレートを設定し、光源フリッカの有無と、光源フリッカの周波数とを検出し、画像信号に基づく画像を表示する画像表示部に表示される動画中に光源フリッカに起因して表示フリッカが生じるかどうか判定し、光源フリッカに起因して画像表示部に表示フリッカが生じると判定された場合に、表示フリッカの発生を抑制し、表示フリッカの発生を抑制する場合には、読み出しフレームレートが光源フリッカの周波数以上である場合には、露光時間をフレームレートの逆数に略等しい値に設定し、読み出しフレームレートが光源フリッカの周波数よりも小さい場合には、露光時間を光源フリッカの周波数の逆数に自然数を乗算した値と略等しい値に設定することを特徴とする。
これら態様によれば、画像表示部に動画を映す場合に、撮像装置の動作レスポンスの低下を抑制しつつ、光源フリッカに起因する表示フリッカの発生を抑制することができる。
本発明によると、表示フリッカの発生を抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の概略的構成を説明するブロック図である。
撮像装置100は、撮影レンズ102と、撮像素子104と、画像信号処理部112と、タイミング発生部114と、画像表示部116と、メモリ制御部118と、メモリ120と、CPU122と、インターフェース(I/F)126と、記憶媒体128と、システムバス130とを有する。画像信号処理部112は、同時化処理部106と、表示フリッカ低減処理部108と、画像処理部110とを有する。
撮影レンズ102は、CCDあるいはCMOSイメージセンサで構成される撮像素子104の撮像面上に被写体像を形成する。撮影レンズ102は、CPU122からの信号に基づいて駆動モータなどのアクチュエータ(図示せず)により光軸に沿って移動する。CPU122によってこの移動が制御され、撮像素子104における被写体像の合焦調整が行われる。本明細書中では、撮像素子104は内部にCDS、A/D変換等の処理ブロックを有してディジタルの画像信号を出力可能なCMOSイメージセンサであるものとして説明をする。
撮像素子104から出力されるディジタルの画像信号は、メモリ制御部118を介してメモリ120に一時的に保管される。メモリ120は、画像信号処理部112が画像処理を行う際のバッファメモリとしても用いられるので、書き込み・読み出しの速度が速いことが望ましく、例えばDRAMで構成することが可能である。メモリ120へは、システムバス130を介して撮像素子104、画像信号処理部112、CPU122、画像表示部116がアクセス可能に構成される。メモリ制御部118は、上述した構成要素からのメモリアクセス要求を調停する機能を有する。
画像信号処理部112は、特定用途向けの集積回路(ASIC)等で構成することが可能である。この画像信号処理部112は、撮像素子104から出力されてメモリ120に一時的に保管されたディジタルの画像信号に同時化(デモザイク処理)、ホワイトバランス調整、階調・レベル補正、アンシャープマスク、シェーディング補正等の処理をしてディジタルの画像データを生成するのに加え、以下に説明する3つの処理を含む処理を実行可能に構成される。すなわち、1つは、撮影時にスルー画を生成して画像表示部116に表示する処理(スルー画表示処理)である。もう1つは、撮像素子104から読み出された画像信号をもとに記録用の画像データを生成し、それを記録する処理(画像記録処理)である。そしてもう1つは、記録された画像データを読み出して、その画像データに基づく画像を画像表示部116で表示する処理(再生表示処理)である。上記スルー画表示処理に際して、後で詳しく説明する表示フリッカ低減処理が表示フリッカ低減処理部108で必要に応じて実行される。
画像信号処理部112が画像記録処理を行う際には、画像信号処理部112によって生成された画像データが必要に応じてJPEG圧縮され、インターフェース126を介して記憶媒体128に記録される。この記憶媒体128としては様々なものを用いることが可能である。一例として、記憶媒体128はフラッシュメモリで構成することが可能で、撮像装置100に内蔵されるものであっても、撮像装置100に対して着脱可能に構成されるものであってもよい。
画像表示部116は、カラー液晶表示(LCD)パネルまたは有機EL(OEL)ディスプレイパネルなどで構成される表示素子116Dと、画像信号処理部112の上述した処理の内容に応じた画像を表示素子116Dに表示する処理を行う表示制御部116Cとを有する。表示素子116Dとしては、小型のディスプレイパネルに表示される画像を、拡大光学系を介して覗くEVF(=Electronic View Finder)であってもよいし、撮像装置100の背面や側面等に設けられたモニタ表示パネルであってもよい。あるいは、これらのEVF、モニタ表示パネルを両方とも有していて、撮影者がどちらを用いるか選択可能に構成されていてもよい。
CPU122は、メモリ120に格納されたプログラムを読み込むことで撮像装置100の動作を全体的に統括して制御する機能を有する。例えば、自動露光に係る測光、露光量演算等の一連の動作、フラッシュユニット用メインコンデンサの充電、フラッシュの発光量調節、撮影レンズ102のズーム駆動、フォーカシング、撮影者による撮影モードの設定操作受付、画像表示部116への制御信号の送出、シャッタ(不図示)の開閉、絞り(不図示)の開度の制御等を行う。CPU122はまた、画像信号処理部112の動作を統括制御する機能を有し、画像処理部110に対して上述したスルー画表示処理、画像記録処理、および再生表示処理のいずれかを行うように指令を発する。後述する表示フリッカ低減処理も、画像信号処理部112はCPU122からの指令に基づいて実行する。CPU122はさらに、光源フリッカ検出部122aと表示フリッカ低減処理方法選択部122bとを有しており、画像信号処理部112がスルー画表示の動作を行う際に撮像素子104から出力される画像信号中から周期的な輝度の変動を検出して光源フリッカの有無およびフリッカの周波数(電源周波数)を検出して表示フリッカが生じるか否かの判定を行う。これらの光源フリッカ検出部122aおよび表示フリッカ低減処理方法選択部122bについては、後述するプログラムによって実施される。
ところで、撮像素子104は、スルー画を表示する際に、読み出しフレームレートを被写体輝度や撮像素子104の感度等に応じて、複数種類の読み出しフレームレートの中から所望の読み出しフレームレート[フレーム/秒]で画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能に構成されている。すなわち、被写体輝度が比較的高い場合、撮影レンズ102の設定F値が小さい場合、あるいは撮像素子104の感度が比較的高く設定されている場合には、1フレーム分の画像信号を読み出す前に行われる電荷蓄積の動作に要する時間は短くなる。この場合、1フレーム分の画像信号を得るのに必要な時間は比較的短くなるので、読み出しフレームレートを比較的高く設定することが可能となる。また、CPU122は温度センサ131によって検出された撮像素子104の温度に基づいて、フレームレートを設定する。CPU122は、上述した処理を行う機能に加えて、撮像素子104の読み出しフレームレートが現状でどのような値[フレーム/秒]に設定されているか、把握する機能を有している。
システムバス130は、上述した構成要素間で制御信号やデータを転送する際に用いられる。タイミング発生部114は、撮像素子104から画像信号を読み出すタイミングおよび画像表示部116の表示素子116D上に表示される画像(動画)の書き換え(表示更新)タイミングを制御する。
以下、画像信号処理部112およびCPU122での処理内容を中心に、本発明に係る撮像装置100について説明をする。図2は、CPU122で実行されるスルー画像(ライブビュー)表示処理の手順を概略的に示すフローチャートである。図2に示される処理は、撮像装置100が撮影モードに設定されているときに、ソフトウェアタイマ等によって略一定の周期で呼び出されて繰り返し実行される。あるいは、上記撮影モードに設定されているときにタイミング発生部114から発せられる信号に基づいて繰り返し呼び出されて実行されるものであってもよい。
ステップS100では、撮像により得られた画像信号に基づいて、被写体輝度に応じた読み出しフレームレートを設定する。ライブビューはリアルタイム性が要求されるので読み出しフレームレートは30fps以上が良く、暗い場合は電気的に画像データを増幅させて輝度を適正にするのが好ましい。
ステップS101において、CPU122は、温度センサ131によって撮像素子104の温度Tを検出する。
ステップS102において、CPU122は、ステップS101で検出した温度Tと所定温度T1とを比較する。そして、温度Tが所定温度T1よりも高い場合には、ステップS103へ進む。また、温度Tが所定温度T1以下である場合には、ステップS104へ進む。所定温度T1は、ステップS100によって設定した読み出しフレームレートに基づいて設定される。所定温度T1は、例えば図4に示す各読み出しフレームレートに対応する設定可能な温度範囲の上限温度に設定される。撮像素子104の温度が高くなると、撮像素子104から出力される画像信号のノイズが大きくなる。そのため、各読み出しフレームレートに対応する設定可能な温度範囲の上限温度は、画像信号に混入するノイズが多くならないように予め設定される。つまり、所定温度T1は、画像信号のノイズが大きくならないように設定される。
ステップS103において、CPU122は、撮像素子104の読み出しフレームレートが小さくなるように読み出しフレームレートを変更する。これにより撮像素子104の温度上昇を抑制することができる。例えば図4に示すように読み出しフレームレートが設定される場合に、例えばステップS100によって設定した読み出しフレームレートが180[フレーム/秒]であった場合には、読み出しフレームレートを1段階小さい120[フレーム/秒]に設定する。なお、読み出しフレームレートの変更は、これに限られることはなく、例えば2段階小さい読み出しフレームレートに変更しても良い。
ステップS104において、CPU122は、撮像素子104から出力される画像信号をもとに光源フリッカ検出を行う。具体的には、CPU122は撮像素子104から上述した読み出しフレームレートで繰り返し読み出されてメモリ120に一時的に記憶される画像信号のレベルの時間経過に伴う変動をモニタする。そして、CPU122によって、画像信号中に含まれる被写体輝度変動の周期を検出する。なお、ここではCPU122による光源フリッカ検出処理とは別に、撮像素子104から出力された画像信号に対してデモザイク等の処理をして画像データを生成する処理が画像信号処理部112内の同時化処理部106で実行される。画像信号処理部112(同時化処理部106)で生成された画像データは、メモリ120内に画定されたフレームメモリ領域に記憶される。
ステップS105において、CPU122は、光源フリッカの有無を判定し、光源フリッカがあると判定された場合にはその光源フリッカの周波数(周期)の検出結果に基づき、表示フリッカが生じるか否かの判定を行う。すなわちCPU122は、商用電源の周波数である、50Hzあるいは60Hzの倍の周波数(100Hz、120Hz)の信号変動成分が、撮像素子104から出力される画像信号中に含まれていることを検出すると、表示フリッカが発生すると判定する。表示フリッカが発生すると判定されるとステップS106へ進む。また表示フリッカが発生しないと判定されるとステップS108へ進む。以上のステップS105の処理が図1の光源フリッカ検出部122aに対応する。なお、光源フリッカが無いと判定されると、表示フリッカは発生しないと判定される。
ステップS105での判定が肯定された場合、すなわち光源フリッカがあると判定されてその周期が特定され、表示フリッカを生じると判定された場合には、ステップS106において、CPU122は表示フリッカ低減処理方法選択の処理を行う。ここでの処理については後で詳述する。
ステップS107において、CPU122は、ステップS106で選択された表示フリッカ低減処理方法選択の処理に基づいて表示フリッカ低減処理を行うように、画像信号処理部112に指令を発する。画像信号処理部112で実行される表示フリッカ低減処理についても後で詳述する。
ステップS105での判定が否定された場合、すなわち光源フリッカが無いと判定された場合には、ステップS108において、CPU122は蓄積時間として通常の蓄積時間を設定する。
ステップS109において、CPU122は、画像信号処理部112に画像処理の指令を発する。画像信号処理部112内の画像処理部110は、CPU122からの指令を受けて、画像データ(ステップS105での判定が肯定された場合にはステップS107で表示フリッカ低減処理がなされた画像データ、ステップS105での判定が否定された場合には表示フリッカ低減処理がなされていない画像データ)にホワイトバランス補正、ガンマ補正等の処理を施す。
ステップS110において、CPU122は、画像表示部116に画像表示処理の指令を発する。画像表示部内の表示制御部116Cは、CPU122から上述した指令を受け、メモリ120内に記憶されている表示用画像データに基づく画像を表示素子116Dに表示する。以上に説明したステップS100からステップS110の処理を経てCPU122は図2の処理を完了する。
次に、ステップS106の表示フリッカ低減処理方法選択の処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップS200において、CPU122は、撮像素子104の読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]と、ステップS105で検出された光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]とを比較する。そして、FPSがFr以上であると判定されるとステップS201に進み、FPSがFrを下回っていると判定されるとステップS202に進む。なお、ステップS103によって、フレームレートが変更されている場合には、変更された後のフレームレートの値FPS[フレーム/秒]と、光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]とを比較する。
ステップS201において、CPU122は、撮像素子104の蓄積時間(電子シャッタの秒時)t[秒]を、撮像素子104の読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]の逆数に略等しい値とする処理方法を選択する。そしてCPU122は画像信号処理部112および画像表示部116に対して読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]は光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]以上であることを伝える。その結果、表示素子116Dには、読み出しフレームレートと略等しい表示フレームレートで動画が表示される。この場合、表示フリッカの周波数は光源フリッカの周波数とほぼ等しくまたは大きくなる。そのため、人が正常点灯している蛍光灯を見てもフリッカを殆ど感じないのと同様に、表示素子116Dに表示される動画像に表示フリッカを感じることは殆ど無い。
ステップS202において、CPU122は、撮像素子104の蓄積時間t[秒]を、光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]の逆数に自然数N(N=1、2、3・・・)を乗じた値に略等しい値とする処理方法を選択する。そしてCPU122は、画像信号処理部112および画像表示部116に対して読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]は光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]を下回っていることを伝える。その結果、表示素子116Dには、読み出しフレームレートと略等しい表示フレームレート、あるいは予め定められる複数の表示フレームレート(例:60、30、15[フレーム/秒])のうち、設定された蓄積時間tの長さに応じて適宜の表示フレームレートで動画が表示される。ステップS202での処理によって、光源フリッカ1周期分の自然数倍の時間にわたって蓄積が毎回行われ、フレーム読み出しが行われるので、表示される動画を構成する各フレーム間で光源フリッカが原因の明度の変動が抑制される。このようにして、光源フリッカの影響を抑制することが可能となる。
上述したステップS201またはステップS202の処理を終えて図3に示される表示フリッカ低減処理方法選択の処理が完了する。なお、以上に説明した処理によって、撮像素子104の蓄積時間t[秒]は読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]の逆数、またはフリッカの周波数の値Fr[Hz]の逆数に自然数N(N=1、2、3、・・・)を乗じた時間に固定されてしまう。これによって生じる露光量の過不足は、撮影レンズ102の絞り(不図示)や、撮像素子104で設定されるゲインを調節することが望ましい。
次に、CPU122によって実行されるステップS107によって行う表示フリッカ低減処理によって撮像素子104の蓄積時間t[秒]が決定される様子を図4を用いて説明する。図4の(a)は、光源フリッカの周波数が100Hz(電源周波数が50Hz)の場合の例を、(b)は、光源フリッカの周波数が120Hz(電源周波数が60Hz)の場合の例を示す。
図4(a)において、読み出しフレームレートの値FPSが240、180、120[フレーム/秒]の場合、すなわち光源フリッカの周波数の値である100以上の場合には、それぞれの読み出しフレームレートに対応して蓄積時間tは1/240秒、1/180秒、1/120秒、すなわち読み出しフレームレートの値の逆数に設定される。一方、読み出しフレームレートの値FPSが90、60、45[フレーム/秒]などの場合、すなわち光源フリッカの周波数の値である100を下回る場合には、蓄積時間tは光源フリッカの周波数の値100[Hz]の逆数に自然数N(N=1、2、3、・・・)を乗じた値である1/100秒、1/50秒、1/25秒に設定される。なお、図4(a)においては、低輝度時の蓄積時間tを1/25[秒]とする例までしか示していないが、被写体輝度がさらに低下した場合や撮像素子104の等価1SO感度が低く設定された場合には蓄積時間tを1/12.5[秒]などといった長さに設定することができる。また、蓄積時間tは、図4(a)ではフレームレートが45[フレーム/秒]の場合には、蓄積時間tを1/50[秒]としているが、これに限られることはなく、例えば1/100[秒]としても良い。蓄積時間tは、撮影レンズ102の絞りや、撮像素子104で設定されるゲインにより、露光不足を調整可能な時間で設定される。
図4(b)において、読み出しフレームレートの値FPSが240、180、120[フレーム/秒]の場合、すなわち光源フリッカの周波数の値である120以上の場合には、それぞれの読み出しフレームレートに対応して蓄積時間tは1/240秒、1/180秒、1/120秒、すなわち読み出しフレームレートの値の逆数に設定される。一方、読み出しフレームレートの値FPSが90、60、45[フレーム/秒]などの場合、すなわち光源フリッカの周波数の値である120を下回る場合には、蓄積時間tは光源フリッカの周波数の値120[Hz]の逆数に自然数N(N=1、2、3、・・・)を乗じた値である1/120秒、1/60秒などに設定される。図4(b)に示すケースにおいても、図4(a)を参照して説明したのと同様に、被写体輝度がさらに低下した場合や撮像素子104の等価1SO感度が低く設定された場合には蓄積時間tを1/30秒などに設定することができる。また、蓄積時間tは図4(a)と同様に図4(b)に示した時間に限定されることはない。
以上に説明したように、本実施形態に係る撮像装置によれば、読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]が光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]以上の場合には、撮像素子104での蓄積時間t[秒]を読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]の逆数に略等しい値とする処理方法を選択する。また、読み出しフレームレートの値FPS[フレーム/秒]が光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]を下回る場合には、撮像素子104での蓄積時間t[秒]を光源フリッカの周波数の値Fr[Hz]の逆数に自然数N(N=1、2、3、・・)を乗じた値に略等しい値とする処理方法を選択する。このように表示フリッカ低減処理方法を選択することにより、被写体輝度の高低に応じて撮像装置100の動作のレスポンス(オートフォーカス動作、動く被写体に対するスルー画像の応答性等)を最大限に維持しつつ表示フリッカを抑制することが可能となる。
なお、オートフォーカス動作中では、表示フリッカが発生する場合でもフレームレートに変更を行わず、所定のフレームレートとする。所定のフレームレートは、予め設定されたオートフォーカス用のフレームレートである。これにより、表示フリッカが発生するような場合でも、オートフォーカスを素早く行うことができる。
本実施形態の効果について説明する。
表示フリッカが生じると判定されると、フレームレートがフリッカ周波数以上である場合には撮像素子104の蓄積時間をフレームレートの逆数と略等しい値とし、フレームレートがフリッカ周波数よりも小さい場合には撮像素子104の蓄積時間をフリッカ周波数の逆数に自然数を乗算した値と略等しい値とする。これにより、表示フリッカが撮影者などに認識される場合にのみ蓄積時間を変更することで、撮像装置の動作レスポンスの低下を抑制し、表示フリッカの発生を抑制することができる。
また、オートフォーカスを行っている場合には、被写体輝度に関わらずフレームレートを所定フレームレートとすることで、オートフォーカスを素早く行うことができる。
また、撮像素子104の温度を温度センサ131によって検出し、撮像素子104の温度Tが所定温度T1よりも高い場合には、被写体輝度などによって設定されたフレームレートを小さくするように変更する。これにより、撮像素子104の温度が高くなり、画像信号のノイズが増加することを抑制することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態の撮像装置を示す概略ブロック図である。 本発明のスルー画像表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の表示フリッカ低減処理方法選択の処理を示すフローチャートである。 本発明の蓄積時間の決定方法を説明するための図である。
符号の説明
100 撮像装置
102 撮像レンズ
104 撮像素子
108 表示フリッカ低減処理部
110 画像処理部
112 画像信号処理部
116 画像表示部
120 メモリ
122 CPU
122a 光源フリッカ検出部
122b 表示フリッカ低減処理方法選択
131 温度検出部

Claims (4)

  1. 被写体の光学像に基づく画像信号を出力し、複数種類の読み出しフレームレートの中から所望の読み出しフレームレートで前記画像信号をフレーム読み出し方式で読み出すことが可能な撮像素子と、
    被写体輝度に基づいて、前記読み出しフレームレートを設定するフレームレート設定部と、
    前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示部と、
    光源フリッカの有無と、前記光源フリッカの周波数とを検出する光源フリッカ検出部と、
    前記画像表示部に表示される動画中に前記光源フリッカに起因して表示フリッカが生じるかどうか判定する表示フリッカ判定部と、
    前記光源フリッカに起因して前記画像表示部に前記表示フリッカが生じると判定された場合に、前記表示フリッカの発生を抑制する表示フリッカ抑制部と、を備え、
    前記表示フリッカ抑制部は、
    前記読み出しフレームレートが前記光源フリッカの周波数以上である場合には、露光時間を前記読み出しフレームレートの逆数に略等しい値に設定し、
    前記読み出しフレームレートが前記光源フリッカの周波数よりも小さい場合には、前記露光時間を前記光源フリッカの周波数の逆数に自然数を乗算した値と略等しい値に設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記読み出しフレームレートで読み出した前記画像信号に基づいて、撮像レンズの焦点調整を行う焦点調整部を備え、
    前記焦点調整を行う場合に、前記フレームレート設定部は、前記被写体輝度に関わらず、前記読み出しフレームレートを焦点調整用フレームレートに設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記フレームレート設定部は、前記撮像素子の温度が所定温度よりも高い場合に、前記読み出しフレームレートを前記被写体輝度に基づいて設定する前記読み出しフレームレートよりも小さいフレームレートに変更し、
    前記表示フリッカ抑制部は、変更した前記フレームレートに基づいて、前記露光時間を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 被写体の光学像に基づく画像信号を生成し、複数種類の読み出しフレームレートの中から所望の読み出しフレームレートで前記画像信号をフレーム読み出し方式で読み出す撮像素子を用いて撮像する撮像方法において、
    被写体輝度に基づいて、前記読み出しフレームレートを設定し、
    光源フリッカの有無と、前記光源フリッカの周波数とを検出し、
    前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示部に表示される動画中に前記光源フリッカに起因して表示フリッカが生じるかどうか判定し、
    前記光源フリッカに起因して前記画像表示部に前記表示フリッカが生じると判定された場合に、
    前記読み出しフレームレートが前記光源フリッカの周波数以上である場合には、露光時間をフレームレートの逆数に略等しい値に設定し、
    前記読み出しフレームレートが前記光源フリッカの周波数よりも小さい場合には、前記露光時間を前記光源フリッカの周波数の逆数に自然数を乗算した値と略等しい値に設定することを特徴とする撮像方法。
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