JP4222278B2 - カメラ装置、及び露出制御方法 - Google Patents

カメラ装置、及び露出制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4222278B2
JP4222278B2 JP2004256376A JP2004256376A JP4222278B2 JP 4222278 B2 JP4222278 B2 JP 4222278B2 JP 2004256376 A JP2004256376 A JP 2004256376A JP 2004256376 A JP2004256376 A JP 2004256376A JP 4222278 B2 JP4222278 B2 JP 4222278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
shooting
time
subject
exposure control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004256376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006074530A (ja
Inventor
芳幸 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004256376A priority Critical patent/JP4222278B2/ja
Publication of JP2006074530A publication Critical patent/JP2006074530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4222278B2 publication Critical patent/JP4222278B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、デジタルカメラに用いて好適なカメラ装置、及び露出制御方法に関するものである。
近年、CCD等の固体撮像手段を備えたデジタルカメラにおいては、自動露出制御時におけるISO感度(50,100,200,400等)、すなわち撮影感度をユーザーが指定できるようにしたものが多い。感度設定は撮像信号のゲインを上げる設定であり、撮影時の露出制御においては、撮像信号のゲインを指定感度に相当する増幅率に設定した状態で適正露出が得られるようにシャッター速度や絞り値が決定される。
ところで、前述した露出制御による撮影結果は、実際に撮影を行った後でなければユーザーは確認できないが、例えば被写体が暗い場合等においては、ユーザーが、撮影待機状態で液晶モニタ等に表示するスルー画像によってそれを確認できることが望ましい。これを実現するには、スルー画像を表示している間に、撮影時と同様の露出制御を行わせればよい。
しかし、その場合、例えばISO感度が自動又は手動によって高く設定されているときには、シャッター速度を速くして(CCD等の露光時間を短くして)露光量を減らす制御となる。その結果、室内において蛍光灯の明かりの下で撮影が行われたときには、スルー画像に明暗による縞が現れたり、画面全体にちらつきが生じたりするフリッカが生じやすくなる。すなわち、スルー画像表示中におけるCCD等からの撮像信号の読み出し周期(フレームレート)が家庭用電源の周波数よりも低いため、シャッター速度が速いと、1フレームの走査時間内(露光時間内)における露光量が変動するためである。なお、かかる不具合は、フレーム周波数を電源周波数を2倍した周波数の公数倍としてフレーム周期と蛍光灯の明滅周期とを同期させればよく、例えば電源周波数が50Hzであればフレームレートを20枚/秒とすれば解消できる。しかし、その場合には被写体に対するスルー画像の追従性が低下してしまう。
一方、高速シャッター時におけるフリッカを防止する方法としては、例えば特許文献1には、電荷蓄積時間を自動調整する固体撮像装置において、シャッタースピード(CCDの電荷蓄積時間)が高速になるにつれステップ毎の蓄積期間の変化を少なくすべく、1/60s〜1/10000sのシャッターで256ステップの蓄積期間を予め設定し、これを信号レベレに対応して切り替えることによって、蓄積期間変化でちらつき等を軽減する方法が記載されている。
特開平07−162766号公報
しかしながら、前述した従来の方法によりフリッカを防止するためには、CCDの駆動回路(電子シャッター回路)が不可欠となる。したがって、特定のハードウェア構成を備えていなければ、実際に記録される画像の明るさを良好なスルー画像によってユーザーに確認させることができないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、汎用的なハードウェア構成を備えたものであっても、実際に記録される画像の明るさを、撮影以前に良好なスルー画像によって撮影者に確認させることが可能となるカメラ装置、及び露出制御方法と、その実現に使用されるプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1の発明にあっては、撮影操作が行われる以前の撮影待機状態で、撮像手段により所定のフレームレートで撮像された被写体の画像を表示手段に表示するカメラ装置において、撮影操作が行われた撮影時に、被写体の明るさに応じた適正露出を得るため予め用意されている、露光時間を含む複数種の設定値からなる適正露出条件による露出制御を行う露出制御手段と、撮影時と同様の被写体の明るさに応じた適正露出を得ることができる、前記フレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い露光時間を含む複数種の設定値からなる露出条件を取得する取得手段と、前記撮影待機状態において前記取得手段により取得された露出条件による露出制御を前記露出制御手段に行わせる制御手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、撮影待機状態にあるとき、露出制御手段により、露光時間がフレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い時間に設定する露出制御が行われることによって、表示手段に表示される被写体画像に実際の撮影時と同様の露出制御の結果が反映され、同時に撮像手段を特別な方法で駆動させなくとも、表示画像に生じるフリッカが低減される。
また、請求項2の発明にあっては、撮影操作に先立つ撮影予告操作を行うための操作手段を備え、前記取得手段は、前記操作手段による撮影予告操作に応じて被写体の明るさに応じた前記露出条件を取得し、前記制御手段は、撮影待機状態であって前記操作手段による撮影予告操作の継続中に、前記取得手段により取得された露出条件による露出制御を前記露出制御手段に行わせるものとした。
かかる構成においては、撮影待機状態で撮影予告操作が行われ、その操作が継続されている間、つまり構図がほぼ決定された段階等において表示手段に表示される被写体画像に、実際の撮影時と同様の露出制御の結果が反映される。
また、請求項3の発明にあっては、撮影操作が行われた撮影時に前記露出制御手段による露出制御に使用される適正露出条件には、露光時間、撮影感度、絞り値が含まれ、前記取得手段は、被写体の明るさに応じた前記適正露出条件における絞り値をそのままとし、かつ露光時間を前記フレームレートの範囲内でより長くし、かつその分だけ撮影感度を下げた露出条件を取得するものとした。
かかる構成においては、撮影待機状態で、または撮影待機状態における撮影予告操作の継続中の露出制御に使用される露出条件の絞り値が、被写体の明るさに応じた適正露出条件の絞り値と同一であるため、撮影操作後に伴う絞りの開度を変更する必要がなくなる。
また、請求項4の発明にあっては、撮影操作が行われる以前の撮影待機状態で、所定のフレームレートで撮像した被写体の画像を表示手段に逐次表示するカメラ装置における露出制御方法であって、前記撮影待機状態では、撮影時と同様の被写体の明るさに応じた適正露出を得ることができる、前記フレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い露光時間を含む複数種の設定値からなる露出条件による露出制御を行い、撮影操作が行われた撮影時には、被写体の明るさに応じた適正露出を得るため予め用意されている、露光時間を含む複数種の設定値からなる適正露出条件による露出制御を行う方法とした。
かかる方法によれば、撮影待機状態にあるときには、露光時間がフレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い時間に設定する露出制御が行われることによって、表示手段に表示される被写体画像に実際の撮影時と同様の露出制御の結果が反映され、同時に撮像手段を特別な方法で駆動させなくとも、表示画像に生じるフリッカが低減される。
また、請求項5の発明にあっては、撮影操作が行われる以前の撮影待機状態で、撮像手段により所定のフレームレートで撮像された被写体の画像を表示手段に表示するカメラ装置が有するコンピュータを、撮影操作が行われた撮影時に、被写体の明るさに応じた適正露出を得るため予め用意されている、露光時間を含む複数種の設定値からなる適正露出条件による露出制御を行う露出制御手段と、撮影時と同様の被写体の明るさに応じた適正露出を得ることができる、前記フレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い露光時間を含む複数種の設定値からなる露出条件を取得する取得手段と、前記撮影待機状態において前記取得手段により取得された露出条件による露出制御を前記露出制御手段に行わせる制御手段として機能させるためのプログラムとした。
以上のように本発明においては、撮影待機状態にあるとき、または構図がほぼ決定された段階等において表示手段に表示される被写体画像に撮影時と同様の露出制御の結果が反映され、同時に撮像手段を特別な方法で駆動しなくとも、表示画像に生じるフリッカが低減されるようにした。よって、汎用的なハードウェア構成を備えたものであっても、実際に記録される画像の明るさを、撮影以前に良好なスルー画像によって撮影者に確認させることが可能となる。
また、撮影操作後に伴う絞りの開度を変更する必要がなくなるようにした。よって、撮影操作後における撮影動作に即応性を確保することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラ1の電気的構成の概略を示すブロック構成図である。デジタルカメラ1は、撮像手段であるCCD2を備えるとともに、CCD2により撮像した画像を圧縮・伸張し、所定フォーマット、例えば統一規格DCF(Design rule for Camera File system)やJPEG(Joint Photographic Expert Group)に合致するフォーマットの画像
ファイルを生成・再生する画像処理機能を備えたMPU3を中心に構成されている。
CCD2の受光面には、撮像レンズ4、フォーカスレンズ5、絞り6を通過して被写体の光学像が結像される。フォーカスレンズ5はAFモータ等からなる駆動機構7に保持されており、MPU3からの制御信号によりAFドライバー8が出力する駆動信号が駆動機構7に供給されることにより光軸上を前後に移動する合焦動作を行う。絞り6は、MPU3からの制御信号に基づき絞り駆動部9が発生する駆動信号により駆動しCCD2に入射する被写体像の光量を調整する。
また、MPU3には、タイミング信号を発生するTG(Timing Generator)10が接続されており、TG10が発生したタイミング信号に基づきVドライバー11(垂直方向ドライバー)がCCD2を駆動し、それに伴いCCD2により被写体像の輝度に応じたアナログの撮像信号が出力されアナログ信号処理部12へ送られる。アナログ信号処理部12は、CCD2から出力された撮像信号を保持するCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)と、CDSから撮像信号を供給されるアナログアンプであるゲイン調整アンプ(AGC)と、ゲイン調整アンプで増幅され調整されたアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)とからなり、CCD2の出力信号は、ここで黒レベルを合わせてサンプリングされデジタル信号としてMPU3に送られる。ゲイン調整アンプ(AGC)は、撮影感度であるISO感度に応じた増幅率で、CDSから供給される撮像信号を増幅する。
MPU3には、シャッターキーを含む各種のキー群をからなる操作キー部13、TFT液晶モニタ14、ストロボ15、DRAM16、MROM17、フラッシュメモリ18が接続されている。ストロボ15は、MPU3によりその発光量を制御される。前記シャッターキーは「半押し」と「全押し」との2段階操作が可能な所謂ハーフシャッター機能を有したものであり、本発明の操作手段であって、その半押し操作が本発明の撮影予告操作となる。
DRAM16は作業用のメモリ、フラッシュメモリ18は画像記録用のメモリであり、CCD2からMPU3に送られたデジタル信号(撮像信号)はDRAM16に一時保存されるとともに、MPU3によって各種の画像処理が施された後、最終的には圧縮された画像データとしてフラッシュメモリ18に記録される。なお、フラッシュメモリ18はカメラ本体に着脱自在なカード型のものであってもよい。
フラッシュメモリ18に記録された画像データは、必要に応じてMPU3に読み出され、伸長処理、輝度信号及び色信号の付加等の処理を経てデジタルビデオ信号やアナログビデオ信号に変換され、本発明の表示手段であるTFT液晶モニタ14によって表示される。またTFT液晶モニタ14には、記録モードにおいて周期的に撮像された画像がスルー画像として表示される。
MROM17は、MPU3における各部の制御及びデータ処理に必要な各種の動作プログラムが記録されたプログラムROMである。すなわち、MROM17には、MPU3に上述した各部を制御させるとともに、記録モードでの静止画撮影時には後述する露出制御処理を行わせることによりMPU3を本発明の露出制御手段、取得手段、制御手段として機能させるためのプログラムや、その他の各種データが格納されている。各種データのうちには、前記露出制御処理に際して使用される、図2に示した撮影時の適正な露出値(EV)に対応する絞り値とシャッタースピードとの組み合わせを示す撮影時用露出線図(プログラム線図)171や、図3に示したスルー表示に適した適正な露出値(EV)に対応する絞り値とシャッタースピードとの組み合わせを示すスルー用露出線図(プログラム線図)172のデータが含まれている。なお、撮影時用露出線図171、スルー用露出線図172は、各々が設定可能なISO感度毎に用意されており、図示したものはISO感度が100である場合の例である。
そして、MPU3は、記録モードでは、前記プログラム線図に従い、シャッタースピードである前記CCD2の電荷蓄積時間や、前記絞り6の開度、前記アナログ信号処理部12のゲイン調整アンプ(AGC)のゲインの制御によるAE(自動露出)制御を行うとともに、所定のプログラムに従い前記フォーカスレンズ5を駆動するAF(オートフォーカス)制御、AWB(オートホワイトバランス)制御を行う。
また、操作キー部13のシャッターキーが全押し操作された撮影時には、必要に応じてストロボ15による撮影補助光の発光、及びその発光量を制御する。フラッシュメモリ18には、撮影された画像データが記録される。なお、各部への必要な電源は、図示しない電池より供給される。
次に、以上の構成からなるデジタルカメラ1の本発明に係る動作について説明する。図4は、記録モードでの静止画撮影時にMPU3が実行する主として露出制御に関する処理手順を示すフローチャートである。
すなわち、MPU3は記録モードが設定されると、所定のフレームレート(本実施の形態では30枚/秒)による撮像処理を開始してCCD2から画像を取り込み(ステップS1)、取り込んだ画像をスルー画像としてTFT液晶モニタ14に表示する(ステップS2)。また、取り込んだ画像の画素毎の輝度値に基づき、被写体の明るさを取得する(ステップS3)。引き続き、シャッターキーが操作されていない撮影待機状態においては(ステップS4でNO)、その時設定されているISO感度に応じたスルー用露出線図172(図3)に基づき、その時点の被写体の明るさに応じたスルー表示に適した適正露出値(EV)が得られる絞り値とシャッター速度値を演算し(ステップ5)、演算したシャッター速度値、絞り値と、ISO感度値を設定値としたスルー用の露出調整を行う(ステップS6)。以後、シャッターキーの操作がなければ上記処理を繰り返す。
一方、上記処理を繰り返している間に、シャッターキーの半押しによる撮影予告操作があったときには(ステップS4でYES)、引き続きシャッターキーが全押しされなければ(ステップS7でNO)、さらに、その時設定されているISO感度値が最小(設定感度が最低)であるか否かを更に判別する(ステップS8)。ここで、設定感度が最低であった場合には(ステップS8でYES)、ステップS5へ進み、前述したスルー用の露出調整を行う(ステップS6)。
また、設定感度が最低で無かった場合には(ステップS8でNO)、まず設定されているISO感度に応じた撮影用露出線図171(図2)に基づき、その時点の被写体の明るさに応じた撮影時の適正露出値(EV)が得られる絞り値とシャッター速度値を演算する(ステップS9)。次に、ここで演算した絞り値を変えずに、次の条件検索を行う新たなシャッター速度値とISO感度値とを取得する。すなわちシャッター速度をフレームレートの範囲内で設定可能な最も遅いシャッター速度とする、つまり露光時間をフレーム周期(1/30秒)からマージン分(スルー画像の生成などの撮像後の信号処理時間)を差し引いた時間を上限に、より長い時間とすることを条件として、撮影時の適正露出値(EV)が得られるシャッター速度値とISO感度値の組み合わせを検索する(ステップS10)。
係る検索は、例えば以下のように行う。予め撮影で使用できるISO感度をステップ毎に増幅率の変化割合で次ぎのように定義しておき、
ISO50 ・・・ Sens_table[0] = 50%
ISO100 ・・・ Sens_table[1] = 100%
ISO200 ・・・ Sens_table[2] = 200%
ISO400 ・・・ Sens_table[3] = 400%
ISO800 ・・・ Sens_table[4] = 800%
ステップS9で演算したシャッター速度値とISO感度値を用い、設定可能なシャッター速度を遅い順に下記式に順番に代入する。そして、最初に下記式を満たしたときのnを取得する。
Frame time > シャッター速度値 × ISO感度値 / Sens_table[n]
しかる後、取得したnに対応するISO感度値を新たなISO感度値とし、かつそのときのシャッター速度値を新たなシャッター速度値とする。
そして、ステップS9で撮影用露出線図171(図2)に基づき演算した絞り値と、上記のように検索した新たなシャッター速度値、ISO感度値を設定値とした、つまりシャッター速度値を可能な限り下げ(露光時間を長くし)、その分だけISO感度値を下げた露出条件を用いてAEロック時用の露出調整を行う(ステップS11)。これにより、シャッターキーが半押しされたときには、また半押しされている間においては、その時点で撮影を行った場合に実際に記録される画像の明るさをスルー画像によってユーザーに確認させることができる。しかも、シャッター速度をできるだけ遅く(露光時間をできるだけ長く)することにより、撮像時にCCD2を特別な方法により駆動しなくとも、撮影時の光源が蛍光灯である場合のスルー画像におけるフリッカの発生が抑制できる。
また、シャッターキーが半押し状態にある間には、前記AEロック時用の露出調整を行い、やがてシャッターキーが全押しされたら(ステップS7でYES)、その時点で設定されているISO感度に応じた撮影用露出線図171(図2)に基づき、被写体の明るさに応じた撮影時の適正露出値(EV)が得られる絞り値とシャッター速度値を演算する(ステップS12)。さらに、演算したシャッター速度値、絞り値と、ISO感度値を設定値とした撮影用の露出調整を行い(ステップS13)、適正露出を確保する。以後、記録モードが設定されている間においては、上述した処理を繰り返す実行する。
以上のように、本実施の形態によれば、汎用的なハードウェア構成を備えたものであっても、実際に記録される画像の明るさを、撮影以前に良好なスルー画像によって撮影者に確認させることができる。また、前述したようにAEロック用の露出調整に際して設定される絞り値は、撮影用の露出調整に際して設定される絞り値と同一であるため、シャッターキーが全押しされてから絞りの開度を変更する必要がなく、シャッターキーの全押し後の撮影動作に即応性を確保することができる。
ここで、本実施の形態においては、シャッターキーが半押しされたとき、つまり構図がほぼ決定された段階で、その時点で撮影を行った場合に実際に記録される画像の明るさをユーザーに確認させることができるようにしたが、本実施の形態とは異なりハーフシャッター機能を有していない構成では、例えばシャッターキーが押される以前の撮影待機状態にある間に、前述したAEロック時用の露出調整を行わせればよい。また、ハーフシャッター機能を有している構成であっても、シャッターキーが半押しされる以前の撮影待機状態で前述したAEロック時用の露出調整を行わせるようにしてもよい。なお、その場合には、絞り値も適宜変更させても構わない。
また、操作キー部13のシャッターキーが本発明の操作手段であり、その半押し操作が本発明の撮影予告操作であるものについて説明したが、例えば被写体の異なるポイントでAF機能によるピント合わせと露出決定とを可能にするためのAEロックボタンを有するものにおいては、それを本発明の操作手段として機能させ、AEロックボタンの操作(露出固定操作)を本発明の撮影予告操作としても構わない。
なお、本実施の形態においては、絞りを備えた構成のデジタルカメラ1について説明したが、絞りを備えていないものにも本発明は適用することができる。その場合であっても、汎用的なハードウェア構成のままで、実際に記録される画像の明るさを、撮影以前に良好なスルー画像によって撮影者に確認させることができる。また、被写体の明るさを撮像した画像から取得するようにしたが、光センサを設けておき、光センサが検出した明るさを必要に応じて補正して被写体の明るさを得るようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、本発明を専用機としてのデジタルカメラ1に採用した場合について説明したが、これに限らず本発明は、携帯電話等の携帯情報端末に内蔵されているカメラにも採用することができる。
本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの電気的構成の概略を示すブロック構成図である。 撮影時用露出線図を示す図である。 スルー用露出線図を示す図である。 露出制御に関する処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 CCD
3 MPU
6 絞り
9 絞り駆動部
12 アナログ信号処理部
13 操作キー部
14 TFT液晶モニタ
16 DRAM
17 MROM
18 フラッシュメモリ
171 撮影時用露出線図
172 スルー用露出線図

Claims (5)

  1. 撮影操作が行われる以前の撮影待機状態で、撮像手段により所定のフレームレートで撮像された被写体の画像を表示手段に表示するカメラ装置において、
    撮影操作が行われた撮影時に、被写体の明るさに応じた適正露出を得るため予め用意されている、露光時間を含む複数種の設定値からなる適正露出条件による露出制御を行う露出制御手段と、
    撮影時と同様の被写体の明るさに応じた適正露出を得ることができる、前記フレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い露光時間を含む複数種の設定値からなる露出条件を取得する取得手段と、
    前記撮影待機状態において前記取得手段により取得された露出条件による露出制御を前記露出制御手段に行わせる制御手段と
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 撮影操作に先立つ撮影予告操作を行うための操作手段を備え、
    前記取得手段は、前記操作手段による撮影予告操作に応じて被写体の明るさに応じた前記露出条件を取得し、
    前記制御手段は、撮影待機状態であって前記操作手段による撮影予告操作の継続中に、前記取得手段により取得された露出条件による露出制御を前記露出制御手段に行わせる
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  3. 撮影操作が行われた撮影時に前記露出制御手段による露出制御に使用される適正露出条件には、露光時間、撮影感度、絞り値が含まれ、
    前記取得手段は、被写体の明るさに応じた前記適正露出条件における絞り値をそのままとし、かつ露光時間を前記フレームレートの範囲内でより長くし、かつその分だけ撮影感度を下げた露出条件を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ装置。
  4. 撮影操作が行われる以前の撮影待機状態で、所定のフレームレートで撮像した被写体の画像を表示手段に逐次表示するカメラ装置における露出制御方法であって、
    前記撮影待機状態では、撮影時と同様の被写体の明るさに応じた適正露出を得ることができる、前記フレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い露光時間を含む複数種の設定値からなる露出条件による露出制御を行い、
    撮影操作が行われた撮影時には、被写体の明るさに応じた適正露出を得るため予め用意されている、露光時間を含む複数種の設定値からなる適正露出条件による露出制御を行う
    ことを特徴とする露出制御方法。
  5. 撮影操作が行われる以前の撮影待機状態で、撮像手段により所定のフレームレートで撮像された被写体の画像を表示手段に表示するカメラ装置が有するコンピュータを、
    撮影操作が行われた撮影時に、被写体の明るさに応じた適正露出を得るため予め用意されている、露光時間を含む複数種の設定値からなる適正露出条件による露出制御を行う露出制御手段と、
    撮影時と同様の被写体の明るさに応じた適正露出を得ることができる、前記フレームレートの範囲内の時間であって設定可能なより長い露光時間を含む複数種の設定値からなる露出条件を取得する取得手段と、
    前記撮影待機状態において前記取得手段により取得された露出条件による露出制御を前記露出制御手段に行わせる制御手段と
    して機能させるためのプログラム。
JP2004256376A 2004-09-03 2004-09-03 カメラ装置、及び露出制御方法 Active JP4222278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004256376A JP4222278B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 カメラ装置、及び露出制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004256376A JP4222278B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 カメラ装置、及び露出制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006074530A JP2006074530A (ja) 2006-03-16
JP4222278B2 true JP4222278B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=36154635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004256376A Active JP4222278B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 カメラ装置、及び露出制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4222278B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4973327B2 (ja) * 2007-06-12 2012-07-11 株式会社ニコン カメラ、及び、スルー画像の表示輝度制御方法
JP4556995B2 (ja) 2007-12-10 2010-10-06 カシオ計算機株式会社 撮像装置及びその露出制御方法、露出制御プログラム
JP5598029B2 (ja) 2010-03-10 2014-10-01 ソニー株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、並びにプログラム
JP5811424B2 (ja) * 2014-08-11 2015-11-11 ソニー株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、並びにプログラム
CN111200708B (zh) * 2020-01-15 2022-04-01 上海摩象网络科技有限公司 长曝光拍摄控制方法、系统、设备及计算机存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006074530A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI331280B (en) Imaging apparatus and imagine method
TWI293846B (en) Image pickup device with brightness correcting function and method of correcting brightness of image
JP4222213B2 (ja) カメラ装置、撮影感度設定プログラム及び撮影感度設定方法
JP4615458B2 (ja) 露出制御方法及び撮像装置
KR100942634B1 (ko) 화상보정장치 및 화상보정방법과 컴퓨터 판독 가능한 매체
JP2003219264A (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JP2007027967A (ja) 撮影装置
US7475266B2 (en) Image capturing apparatus that performs dynamic frequency control of buffer memory during moving image capture
JP2003008986A (ja) 撮像装置及び露出制御方法
JP5063372B2 (ja) 画像処理装置、制御方法、及びプログラム
JP2006217505A (ja) 撮影装置
JP4222278B2 (ja) カメラ装置、及び露出制御方法
JP2004180151A (ja) デジタルカメラ
JP2002040321A (ja) 電子カメラ
JP2000092379A (ja) 撮像装置及びその露出制御方法並びに記録媒体
JP4003657B2 (ja) 電子カメラ
JP2008124793A (ja) 撮像装置、撮像方法
JP5448391B2 (ja) 撮像装置及び赤目補正方法
JP2002044510A (ja) 電子カメラ
JP2000092380A (ja) カメラ装置及びその露出制御方法並びに記録媒体
JP5445956B2 (ja) 撮像装置
JP2003319201A (ja) 画像処理装置
JP2009141978A (ja) カメラ装置、スルー画像表示方法及びそのプログラム
JP4158767B2 (ja) 撮像装置
JP2009159617A (ja) カメラ装置、スルー画像表示方法及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4222278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5