JP2010153970A - 受信装置、受信方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】受信信号を低雑音で増幅する機能を有する場合において、その機能のオン/オフを最適に行う。
【解決手段】LNA12は、RF信号を低雑音で増幅する。セレクタ13は、制御マイコン18からの選択信号に基づいて、LNA12に入力されるアンテナ11で受信されたままのRF信号、または、LNA12から出力される増幅後のRF信号のいずれかを選択して出力する。ノイズ検出回路16は、LNA機能のオフ時の映像信号に含まれるノイズのレベルと、LNA機能のオン時の映像信号に含まれるノイズのレベルとを検出する。制御マイコン18は、LNA機能のオフ時のノイズレベルとLNA機能のオン時のノイズレベルに基づいて、選択信号をセレクタ13に供給する。本発明は、例えば、テレビジョン受像機に適用することができる。
【選択図】図1
【解決手段】LNA12は、RF信号を低雑音で増幅する。セレクタ13は、制御マイコン18からの選択信号に基づいて、LNA12に入力されるアンテナ11で受信されたままのRF信号、または、LNA12から出力される増幅後のRF信号のいずれかを選択して出力する。ノイズ検出回路16は、LNA機能のオフ時の映像信号に含まれるノイズのレベルと、LNA機能のオン時の映像信号に含まれるノイズのレベルとを検出する。制御マイコン18は、LNA機能のオフ時のノイズレベルとLNA機能のオン時のノイズレベルに基づいて、選択信号をセレクタ13に供給する。本発明は、例えば、テレビジョン受像機に適用することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、受信装置、受信方法、およびプログラムに関し、特に、受信信号を低雑音で増幅する機能を有する場合において、その機能のオン/オフを最適に行うことができるようにした受信装置、受信方法、およびプログラムに関する。
テレビジョン放送の受信機の多機能化等に伴い、1台の映像表示装置に2組のテレビジョン放送の映像を同時に表示させる2画面テレビジョン受信機が商品化されている。このような2画面テレビジョン受信機では、2組のチューナが搭載されており、1本のアンテナにより受信されたRF(Radio Frequency)信号が各チューナに分配される。そして、2画面テレビジョン受信機は、分配された各RF信号の映像信号を映像メモリに同時に書き込んで読み出すことにより、2組のテレビジョン放送の映像を同時に表示させる。
また、受信されたテレビジョン信号をHDD(Hard Disk Drive)等に記録する録画機器は、1本のアンテナにより受信されたRF信号を記録用のチューナとテレビジョン受像機側のチューナに同時に供給できるように、RF信号を分配する機能を有している。
以上のようにRF信号を2分配する受信装置において、アンテナで受信されたRF信号を直接2分配すると、約4dBの分配ロスが生じ、RF信号の雑音指数(NF)、即ちチューナの弱電界受信感度が劣化する。従って、このような受信装置では、分配する前段にゲインが10dB程度のNFの良いLNA(Low Noise Amplifier)を追加して、RF信号のNFの劣化を防止している。
しかしながら、分配する前段にLNAが備えられた場合、-20dBm以上の強電界のRF信号が受信されると、隣接する信号が受信すべき信号に混変調ビート妨害を与える可能性がある。また、受信すべき信号の上下に位置する2波間の相互変調歪み成分が受信信号帯域内に混入して、相互変調ビート妨害を与える可能性がある。
一方、共聴ブースタのような大電力トランジスタを屋内外に設置することにより、-5dBm程度の強電界のRF信号でも歪まないような低雑音増幅器を構成することもできる。しかしながら、コストの上昇、装置の大型化、消費電力の増加の面で、このような大電力トランジスタを民生用チューナのLNAとして採用することは望ましくない。
そこで、LNAの後段に、LNAに入力されるRF信号またはLNAから出力されるRF信号のいずれかを選択して出力するセレクタを設け、LNA機能のオン/オフを可能にすることが考案されている。
例えば、強電界のRF信号の受信によりビートノイズが発生した場合には、受信環境の設定メニュー上でユーザが手動で設定を行うことにより、LNA機能をオフにし、受信されたRF信号をそのままチューナに印加することが考えられている。これにより、ビートノイズ等の発生を防止することができる。
しかしながら、一般的なユーザが、LNA機能のオン/オフの切り替えを手動で行って、画面上の映像の品質を比較し、最適な設定を行うことは困難である。そのため、LNA機能がオンとなっている初期設定時に、RF信号レベルの高い綺麗なテレビジョン信号を接続しても、映像が正常に映らないという苦情が発生する場合があった。
また、受信電界強度を測定し、その受信電界強度に基づいて自動的にLNA機能をオン/オフすることも考えられている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、受信電界強度では、実際にLNAで発生した歪み等による信号品質の劣化の度合いを把握することはできないため、LNA機能のオン/オフを最適に行うことは困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、受信信号を低雑音で増幅する機能を有する場合において、その機能のオン/オフを最適に行うことができるようにするものである。
本発明の一側面の受信装置は、受信信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器と、前記低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、前記低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかを選択して出力する選択手段と、前記入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、前記出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとを検出する検出手段とを備え、前記選択手段は、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する受信装置である。
本発明の一側面の受信方法は、受信信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器を備える受信装置が、前記低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、前記低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかを選択して出力させる選択ステップと、前記入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、前記出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとを検出する検出ステップとを含み、前記選択ステップでは、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する受信方法である。
本発明の一側面のプログラムは、受信信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、前記低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかを選択して出力する選択手段と、前記入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、前記出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとを検出する検出手段とを備え、前記選択手段は、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する受信装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の一側面においては、低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかが選択して出力され、入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとが検出される。なお、入力受信信号または出力受信信号の選択は、入力レベルと出力レベルに基づいて行われる。
以上のように、本発明の一側面によれば、受信信号を低雑音で増幅する機能を有する場合において、その機能のオン/オフを最適に行うことができる。
<第1実施の形態>
[受信装置の第1の実施の形態の構成例]
図1は、本発明を適用した受信装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
[受信装置の第1の実施の形態の構成例]
図1は、本発明を適用した受信装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1の受信装置10は、アンテナ11、LNA12、セレクタ13、分配器14、チューナ15−1,15−2、ノイズ検出回路16、表示部17、制御マイコン18、および記憶部19により構成される。受信装置10は、NTSC(National Television Standards Committee)規格のアナログ放送を受信し、2組のアナログ放送の映像を同時に表示させる。
アンテナ11は、アナログ放送のRF信号を受信し、そのRF信号をLNA12とセレクタ13に入力する。LNA12(低雑音増幅器)は、入力されたRF信号を低雑音で増幅し、セレクタ13に入力する。
セレクタ13(選択手段)は、制御マイコン18からのLNA機能のオンまたはオフを表す選択信号に基づいて、LNA12から出力される増幅後のRF信号、または、LNA12に入力されるアンテナ11で受信されたままのRF信号のいずれかを選択し、出力する。即ち、セレクタ13は、選択信号に応じてLNA12からの増幅後のRF信号(出力受信信号)を出力することにより、LNA機能をオンにしたり、アンテナ11からの受信されたままのRF信号(入力受信信号)を出力することにより、LNA機能をオンにしたりする。
分配器14は、セレクタ13から出力されたRF信号を2組のチューナ15−1,15−2に分配する。
チューナ15−1は、親画面用のチューナである。チューナ15−1は、アンプ21−1と信号処理回路22−1により構成される。アンプ21−1は、チューナ15−1に分配されたRF信号を増幅し、信号処理回路22−1に供給する。
信号処理回路22−1は、例えば、PLL(Phase Locked Loop)方式のVIF(Video Intermediate Frequency)信号処理IC(Integrated Circuit)などにより構成される。信号処理回路22−1は、制御マイコン18から供給される選局信号にしたがってRF信号に対して選局を行い、復調等の信号処理を行う。そして、信号処理回路22-1は、その結果得られる輝度信号および色差信号を映像信号としてノイズ検出回路16および表示部17に供給する。
なお、図示は省略するが、復調等の信号処理を行うことにより得られる音声信号に対応する音声は、スピーカ等から出力される。これにより、ユーザは、親画面に表示されている映像に対応する音声を聴くことができる。
チューナ15−2は、子画面用のチューナである。チューナ15−2は、アンプ21−2と信号処理回路22−2により構成される。アンプ21−2は、チューナ15−2に分配されたRF信号を増幅し、信号処理回路22−2に供給する。
信号処理回路22−2は、信号処理回路22−1と同様に、例えば、PLL方式のVIF信号処理ICなどにより構成される。信号処理回路22−2は、制御マイコン18から供給される選局信号にしたがってRF信号に対して選局を行い、復調等の信号処理を行う。そして、信号処理回路22-1は、その結果得られる輝度信号および色差信号を映像信号として表示部17に供給する。
ノイズ検出回路(検出手段)16は、チューナ15−1の信号処理回路22−1から供給される映像信号を用いて、その映像信号に含まれる妨害信号としてのノイズのレベルを検出する。ノイズ検出回路16は、検出されたノイズレベルを制御マイコン18に供給する。なお、ここでいうノイズには、ビートノイズ、ランダムに発生するノイズ等がある。
表示部17は、信号処理回路22−1から供給される映像信号に対応する映像を親画面に表示するとともに、信号処理回路22−2から供給される映像信号に対応する映像を子画面に表示する。
具体的には、例えば、表示部17が、画面の左半分を親画面とし右半分を子画面として、左右2分割表示方式で表示を行う場合、表示部17は、内蔵する映像メモリ(図示せず)に画面の左半分の映像信号として信号処理回路22−1からの映像信号を記憶させる。また、表示部17は、内蔵する映像メモリ(図示せず)に画面の右半分の映像信号として信号処理回路22−2からの映像信号を記憶させる。そして、表示部17は、所定のタイミングで、映像メモリから全ての映像信号を読み出し、表示する。
制御マイコン18は、記憶部19に記憶されているプログラムを実行することにより、受信装置10の各部を制御する。例えば、制御マイコン18は、ノイズ検出回路16から供給されるノイズレベルに基づいて、記憶部19に記憶されているLNA機能のモードであるLNAモードを表すフラグをオン/オフすることにより、LNAモードをオン/オフモードに設定する。また、制御マイコン18は、LNAモードに応じてLNA機能のオン/オフを表す選択信号をセレクタ13に供給することにより、LNA機能をオン/オフする。
さらに、制御マイコン18は、ユーザからの操作入力に応じて、親画面に表示させる映像のチャンネルを表す選局信号を信号処理回路22−1に供給し、子画面に表示させる映像のチャンネルを表す選局信号を信号処理回路22−2に供給する。
記憶部19は、不揮発性メモリなどよりなり、LNAモードを表すフラグおよびプログラムを記憶する。
[ノイズ検出回路の詳細構成例]
図2は、図1のノイズ検出回路16の詳細構成例を示すブロック図である。
図2は、図1のノイズ検出回路16の詳細構成例を示すブロック図である。
図2において、ノイズ検出回路16は、A/D(Analog/digital)変換回路31、置換信号発生回路32、タイミング信号発生回路33、アンド回路34、セレクタ35、バンドパスフィルタ回路36、およびピーク値検出回路37により構成される。
A/D変換回路31は、信号処理回路22−1から供給される映像信号に対してA/D変換を行い、セレクタ35に出力する。置換信号発生回路32は、映像信号に含まれる水平同期信号の電圧レベルと同一の電圧レベルの信号を置換信号として発生し、セレクタ35に出力する。
タイミング信号発生回路33は、信号処理回路22−1から供給される映像信号に基づいて、映像信号の水平ブランキング期間内の水平同期信号の期間に応じた水平同期期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。具体的には、タイミング信号発生回路33は、水平同期信号の期間だけHレベルとなり、それ以外の期間ではLレベルとなる水平同期期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。
また、タイミング信号発生回路33は、映像信号に基づいて、映像信号の垂直ブランキング期間に応じた垂直ブランキング期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。具体的には、タイミング信号発生回路33は、垂直ブランキング期間だけLレベルとなり、それ以外の期間ではHレベルとなる垂直ブランキング期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。
アンド回路34は、タイミング信号発生回路33から供給される水平同期期間信号と垂直ブランキング期間信号の論理和を演算し、演算結果を選択信号としてセレクタ35に供給する。従って、選択信号は、水平同期信号の期間であり、かつ、垂直ブランキング期間ではない期間をノイズ検出期間として、ノイズ検出期間ではHレベルとなり、それ以外の期間ではLレベルとなる。
セレクタ35は、アンド回路34から供給される選択信号に基づいて、A/D変換回路31から供給される映像信号、または、置換信号発生回路32から供給される置換信号のいずれかを選択し、ノイズ検出用信号として出力する。具体的には、選択信号のレベルがHレベルである場合、セレクタ35はA/D変換後の映像信号を選択して出力し、選択信号のレベルがLレベルである場合、セレクタ35は置換信号を選択して出力する。
その結果、セレクタ35から出力されるノイズ検出用信号は、ノイズ検出期間だけ水平同期信号のデジタル信号となり、それ以外の期間では置換信号となる。即ち、ノイズ検出用信号は、ノイズ検出期間の水平同期信号のみをゲートした信号となる。
従って、後段のピーク値検出回路37において、映像信号のうちの映像部分の信号(以下、本信号という)の変化や、垂直ブランキング期間に含まれている垂直同期信号、等化パルス等の影響を受けずに、映像信号のノイズレベルを検出することができる。
バンドパスフィルタ回路36は、セレクタ35から出力されるノイズ検出用信号に対して帯域制限を行い、例えば数10kHzから数MHzまでの帯域のノイズ検出用信号をピーク値検出回路37に供給する。
ピーク値検出回路37は、バンドパスフィルタ回路36から供給されるノイズ検出信号の絶対値のピーク値をノイズレベルとして検出し、制御マイコン18に供給する。
[ノイズ検出用信号の説明]
次に、図3乃至図6を参照して、図2のノイズ検出回路16で生成されるノイズ検出用信号について説明する。
次に、図3乃至図6を参照して、図2のノイズ検出回路16で生成されるノイズ検出用信号について説明する。
まず、図3および図4を参照して、ノイズ検出回路16に入力される映像信号にノイズがない場合について説明する。
図3に示すように、NTSC規格の映像信号には、水平ブランキング期間が設けられており、この水平ブランキング期間は、フロントポーチ期間、水平同期期間、およびバックポーチ期間から構成される。水平同期期間には、水平同期信号が配置され、バックポーチ期間には、平坦な黒レベルの映像信号と色信号の基準位相となる3.58MHzのカラーバースト信号が配置される。なお、図3では、説明の便宜上、カラーバースト信号は図示していない。
図3に示すように、映像信号にノイズがない場合、水平同期信号のレベルは略一定となっており、ノイズ検出期間のノイズ検出用信号の絶対値は、図4に示すように略一定となる。従って、ノイズ検出用信号の絶対値のピーク値は略ゼロであり、ノイズレベルは略ゼロとなる。
これに対して、ノイズ検出回路16に入力される映像信号にノイズがある場合、図5に示すように、水平同期信号のレベルは変動する。従って、ノイズ検出期間のノイズ検出用信号の絶対値は、図6に示すように変動し、そのピーク値は比較的大きくなる。その結果、ノイズレベルは比較的大きい値となる。
[受信装置の処理の説明]
次に、図7のフローチャートを参照して、受信装置10によるLNAモード設定処理について説明する。
次に、図7のフローチャートを参照して、受信装置10によるLNAモード設定処理について説明する。
ステップS11において、セレクタ13は、制御マイコン18からのLNA機能のオンを表す選択信号に応じて、増幅後のRF信号を選択し、分配器14に出力する。ステップS12において、分配器14は、セレクタ13から出力されたRF信号を2組のチューナ15−1および15−2に分配する。
ステップS13において、チューナ15−1は選局処理を行う。この選局処理の詳細は、後述する図8のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ステップS14において、ノイズ検出回路16は、チューナ15−1の信号処理回路22−1から供給される映像信号を用いて、その映像信号に含まれるノイズレベルを検出するノイズ検出処理を行う。このノイズ検出処理の詳細は、後述する図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。
ステップS15において、セレクタ13は、制御マイコン18からのLNA機能のオフを表す選択信号に応じて、アンテナ11で受信されたままのRF信号を選択し、分配器14に出力する。
ステップS16において、分配器14は、ステップS12の処理と同様に、セレクタ13から出力されたRF信号を2組のチューナ15−1,15−2に分配する。ステップS17において、チューナ15−1は、ステップS13の処理と同様に選局処理を行う。ステップS18において、ノイズ検出回路16は、ステップS14の処理と同様にノイズ検出処理を行う。
ステップS19において、制御マイコン18は、ステップS14で検出されたノイズレベルB1が、ステップS18で検出されたノイズレベルB2より大きいかどうかを判定する。ステップS19でノイズレベルB1がノイズレベルB2より大きいと判定された場合、即ち、LNA機能のオフ時の映像信号の品質が、LNA機能のオン時の映像信号の品質より良い場合、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、制御マイコン18は、記憶部19に記憶されているLNAモードを表すフラグをオフにすることにより、LNAモードをオフモードに設定する。即ち、ノイズレベルB1がノイズレベルB2より大きい場合、制御マイコン18は、LNA機能のオフ時の受信環境がオン時に比べて良いと判断して、LNAモードをオフモードに設定する。そして、処理は終了する。
一方、ステップS19でノイズレベルB1がノイズレベルB2より大きくはないと判定された場合、即ち、LNA機能のオフ時の映像信号の品質が、LNA機能のオン時の映像信号の品質より良くはない場合、処理はステップS21に進む。
ステップS21において、制御マイコン18は、記憶部19に記憶されているLNAモードを表すフラグをオンにすることにより、LNAモードをオンモードに設定する。即ち、ノイズレベルB1がノイズレベルB2より大きくない場合、制御マイコン18は、LNA機能のオン時の受信環境がオフ時に比べて良いと判断して、LNAモードをオンモードに設定する。そして、処理は終了する。
以上のように、受信装置10は、LNA機能のオン時のノイズレベルB1とLNA機能のオフ時のノイズレベルB2を検出して比較する。従って、強電界のRF信号が受信された場合にLNAで発生する歪み等によるビートノイズと、中弱電界のRF信号が受信された場合にLNAにより改善されるノイズのレベルを比較することができる。
また、受信装置10は、LNA機能のオン時のノイズレベルB1とLNA機能のオフ時のノイズレベルB2を比較して、よりノイズレベルの少ない場合のLNA機能の状態に対応するLNAモードを設定する。従って、LNA機能のオン/オフを最適に行い、常に安定した映像信号や音声信号を受信することができる。
例えば、アンテナ11で強電界のRF信号が受信されることによってLNA12で歪み等が発生し、映像信号や音声信号の品質が劣化する場合、LNA機能は自動的にオフになり、歪み等が回避される。また、アンテナ11で中弱電界のRF信号が受信され、LNA12によってノイズが改善される場合、LNA機能は自動的にオンになり、ノイズが改善される。その結果、表示部17に表示される映像やスピーカ(図示せず)等に出力される音声の品質を向上させることができる。
さらに、受信装置10は、LNA機能のオン/オフを自動的に行うので、ユーザが手動で行う場合に比べて、ユーザは煩雑な操作を行う必要がない。また、RF信号レベルの高い綺麗なテレビジョン信号を接続しても、映像が正常に映らないという苦情の発生を防止することができる。
なお、図7のLNAモード設定処理は、初期の選局プリセット時や最初の選局時にのみ行われるようにしてもよいし、ユーザにより選局指示が行われるごとに行われるようにしてもよい。LNAモード設定処理が、初期の選局プリセット時や最初の選局時にのみ行われる場合、それ以降の選局時においては、記憶部19に記憶されているフラグにしたがってLNA機能がオン/オフされる。これにより、LNAモード設定処理後の選局時において、ユーザによる選局指示(チャンネル切替)と同時に素早く最適なLNAモードでの受信を行うことができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS13やS17の選局処理の詳細について説明する。
ステップS31において、チューナ15−1のアンプ21−1は、分配器14から供給されるRF信号を増幅し、信号処理回路22−1に供給する。
ステップS32において、信号処理回路22−1は、制御マイコン18から供給される選局信号にしたがってRF信号に対して選局を行い、復調等の信号処理を行う。そして、信号処理回路22-1は、その結果得られる輝度信号および色差信号を映像信号としてノイズ検出回路16および表示部17に供給する。その後、処理は図7のステップS13やS17に戻り、以降の処理が行われる。
なお、ステップS32において、信号処理回路22−1は、選局信号にしたがって所定のチャンネルのみを選局してもよいし、選局信号にしたがって各チャンネルを順に選局してもよい。信号処理回路22−1が各チャンネルを順に選局する場合には、次のノイズ検出処理においてチャンネルごとにノイズレベルが検出され、LNAモードはチャンネルごとに設定される。
次に、図9のフローチャートを参照して、図7のステップS14やS18のノイズ検出処理の詳細について説明する。
ステップS51において、A/D変換回路31は、信号処理回路22−1から供給される映像信号に対してA/D変換を行い、セレクタ35に出力する。ステップS52において、置換信号発生回路32は、映像信号に含まれる水平同期信号の電圧レベルと同一の電圧レベルの信号を置換信号として発生し、セレクタ35に出力する。
ステップS53において、セレクタ35は、信号処理回路22−1から供給される映像信号がノイズ検出期間の水平同期信号であるかどうか、即ち選択信号がHレベルであるかどうかを判定する。
ステップS53で、映像信号がノイズ検出期間の水平同期信号であると判定された場合、即ち選択信号がHレベルである場合、ステップS54において、セレクタ35は、A/D変換回路31からの映像信号を選択し、ノイズ検出用信号として出力する。
一方、ステップS53で、映像信号がノイズ検出期間の水平同期信号ではないと判定された場合、即ち選択信号がLレベルである場合、処理はステップS55に進む。ステップS55において、セレクタ35は、置換信号発生回路32からの置換信号を選択し、ノイズ検出用信号として出力する。
ステップS56において、バンドパスフィルタ回路36は、セレクタ35から出力されるノイズ検出用信号に対して帯域制限を行い、例えば数10kHzから数MHzまでの帯域のノイズ検出用信号をピーク値検出回路37に供給する。
ステップS57において、ピーク値検出回路37は、バンドパスフィルタ回路36から供給されるノイズ検出用信号の絶対値のピーク値をノイズレベルとして検出し、制御マイコン18に供給する。そして、処理は図7のステップS14やS18に戻り、以降の処理が行われる。
[ノイズ検出回路の他の詳細構成例]
図10は、図1のノイズ検出回路16の他の詳細構成例を示すブロック図である。
図10は、図1のノイズ検出回路16の他の詳細構成例を示すブロック図である。
図10に示す構成のうち、図2の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図10のノイズ検出回路16の構成は、主に、置換信号発生回路32の代わりに置換信号発生回路51が設けられ、タイミング信号発生回路33の代わりにタイミング信号発生回路52が設けられ、バンドパスフィルタ回路36の代わりにトラップ回路53が設けられている点が図2の構成と異なる。
図10のノイズ検出回路16は、垂直ブランキング期間以外のバックポーチ期間内の黒レベルの映像信号の期間(以下、黒レベル期間という)をノイズ検出期間として、そのノイズ検出期間の映像信号に含まれるノイズのレベルを検出する。
詳細には、置換信号発生回路32は、映像信号の黒レベル期間の電圧レベルと同一の電圧レベルの信号を置換信号として発生し、セレクタ35に出力する。従って、セレクタ35では、A/D変換回路31から供給されるA/D変換後の映像信号または置換信号のうちのいずれかがノイズ検出用信号として選択される。
タイミング信号発生回路52は、信号処理回路22−1から供給される映像信号に基づいて、映像信号の黒レベル期間に応じた黒レベル期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。具体的には、タイミング信号発生回路52は、黒レベル期間だけHレベルとなり、それ以外の期間ではLレベルとなる黒レベル期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。
また、タイミング信号発生回路52は、映像信号に基づいて、映像信号の垂直ブランキング期間に応じた垂直ブランキング期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。具体的には、タイミング信号発生回路52は、垂直ブランキング期間だけLレベルとなり、それ以外の期間ではHレベルとなる垂直ブランキング期間信号を生成し、アンド回路34に供給する。
その結果、アンド回路34から出力される選択信号は、黒レベル期間であり、かつ、垂直ブランキング期間ではない期間をノイズ検出期間として、ノイズ検出期間ではHレベルとなり、それ以外の期間ではLレベルとなる。
トラップ回路53は、バックポーチ期間に含まれる3.58MHzのカラーバースト信号をトラップするための回路である。トラップ回路53は、セレクタ35から出力されるノイズ検出用信号の3.58MHz成分を減衰させるように帯域制限を行い、ピーク値検出回路37に供給する。
なお、図10のノイズ検出回路16によるノイズ検出処理は、図9のノイズ検出処理と同様であるので説明は省略する。
[受信装置の第2の実施の形態の構成例]
図11は、本発明を適用した受信装置の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図11は、本発明を適用した受信装置の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図11に示す構成のうち、図1の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図11の受信装置70の構成は、アンテナ11の代わりにアンテナ71が、チューナ15−1,15−2の代わりにチューナ72−1,72−2が、制御マイコン18の代わりに制御マイコン73が設けられている点が図1の構成と異なる。受信装置70は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式で変調された地上デジタル放送を受信し、2組の地上デジタル放送の映像を同時に表示させる。
アンテナ71は、地上デジタル放送のRF信号を受信し、LNA12とセレクタ13に入力する。
チューナ72−1は、親画面用のチューナである。チューナ72−1は、制御マイコン73から供給される選局信号にしたがってRF信号に対して選局を行い、制御信号にしたがって選局中の映像信号を得て、表示部17に出力する。また、チューナ72−1は、変調方式情報(詳細は後述する)を取得し、制御マイコン73に供給する。さらに、チューナ72−1は、映像信号に含まれる妨害信号のレベルを検出し、制御マイコン73に供給する。
また、チューナ72−2は、子画面用のチューナである。チューナ72−2は、制御マイコン73から供給される選局信号にしたがって選局を行い、制御信号にしたがって選局中の映像信号を得て、表示部17に出力する。また、チューナ72−2は、チューナ72−1と同様に、変調方式情報(詳細は後述する)を取得し、制御マイコン73に供給する。
なお、以下では、チューナ72−1および72−2を特に区別する必要がない場合、それらをまとめてチューナ72という。
制御マイコン73は、記憶部19に記憶されているプログラムを実行することにより、受信装置70の各部を制御する。例えば、制御マイコン73は、チューナ72−1から供給されるレベルに基づいて、記憶部19に記憶されているLNAモードを表すフラグをオン/オフすることにより、LNAモードをオン/オフモードに設定する。また、制御マイコン73は、図2の制御マイコン18と同様に、LNA機能のオン/オフを表す選択信号をセレクタ13に供給することにより、LNA機能をオン/オフする。
さらに、制御マイコン73は、制御マイコン18と同様に、ユーザからの操作入力に応じて、親画面に表示させる映像のチャンネルを表す選局信号をチューナ72−1に供給し、子画面に表示させる映像のチャンネルを表す選局信号をチューナ72−2に供給する。また、制御マイコン73は、チューナ72から供給される変調方式情報に基づいて、復調を制御するための制御信号を生成し、チューナ72に供給する。
[チューナの詳細構成例]
図12は、図11のチューナ72−1の詳細構成例を示している。
図12は、図11のチューナ72−1の詳細構成例を示している。
図12において、チューナ72−1は、アンプ91、ミキサ92、OSC(oscillator)・PLL回路93、AGC(Automatic Gain Control)付きアンプ94、A/D変換回路95、直交復調回路96、FFT(Fast Fourier Transform)回路97、ビタビ復号回路98、RS(Reed Solomon)復号回路99、デコーダ100、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)復号回路101、およびBER(Bit Error Rate)計測回路102により構成される。
アンプ91は、BPF(Band Pass Filter)およびAGC付きアンプである。アンプ91は、A/D変換回路95からフィードバックされた低IF信号に基づくゲインで、分配器14から供給されるRF信号を増幅し、帯域制限する。アンプ91は、増幅および帯域制限後のRF信号をミキサ92に供給する。
ミキサ92は、OSC・PLL回路93から供給される周波数信号に基づいて、アンプ91から供給されるRF信号を低IF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、AGC付きアンプ94に出力する。
OSC・PLL回路93は、制御マイコン73から供給される選局信号に対応する周波数の信号を生成し、周波数信号としてミキサ92に供給する。
AGC付きアンプ94は、A/D変換回路95からフィードバックされた低IF信号に基づくゲインで、ミキサ92から供給される低IF信号を増幅し、A/D変換回路95に供給する。
A/D変換回路95は、AGC付きアンプ94から供給される低IF信号に対してA/D変換を行い、その結果得られるデジタルの低IF信号を直交復調回路96に供給する。また、A/D変換回路95は、デジタルの低IF信号をアンプ91およびAGC付きアンプ94にフィードバックする。
直交復調回路96は、A/D変換回路95から供給されるデジタルの低IF信号を直交復調することによってベースバンドのOFDM信号を取得し、FFT回路97に出力する。このベースバンドのOFDM信号は、FFT演算が行われる前の時間領域の信号である。ベースバンドのOFDM信号は、直交復調された結果、実軸成分(Iチャンネル信号)と虚軸成分(Qチャンネル信号)を含んだ複素信号となる。
FFT回路97は、1つのOFDMシンボルのベースバンドのOFDM信号から有効シンボル長の範囲の信号を抜き出す。また、FFT回路97は、制御マイコン73から供給される変調方式情報に基づく制御信号にしたがって、抜き出されたベースバンドのOFDM信号に対してFFT演算を行うことにより、各サブキャリアに直交変調されているデータを抽出する。そして、FFT回路97は、抽出したデータを表すOFDM信号を出力する。このOFDM信号は、FFT演算が行われた後の周波数領域の信号である。
ビタビ復号回路98は、FFT回路97から出力されたOFDM信号に対してビタビ復号を行い、その結果得られるOFDM信号をRS復号回路99に出力する。RS(Reed Solomon)復号回路99は、ビタビ復号回路98から供給されるビタビ復号後のOFDM信号に対してRS復号を行う。そして、RS復号回路99は、その結果得られるOFDM信号をデコーダ100に供給する。
デコーダ100は、ビタビ復号回路98から供給されるOFDM信号に対して、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)規格に準拠した方式で復号を行い、その結果得られる映像信号を表示部17に供給する。なお、図示は省略するが、デコーダ100による復号の結果、映像信号とともに得られる音声信号に対応する音声は、スピーカ等から出力される。
TMCC復号回路101は、FFT回路97から出力されたOFDM信号からTMCC(伝送多重制御)信号を抽出し、TMCC信号からOFDM信号のデジタル変調方式を特定するための変調方式情報などを取得する。そして、TMCC復号回路101は、変調方式情報を制御マイコン73に供給する。
BER計測回路102(検出手段)は、ビタビ復号回路98から供給されるOFDM信号に基づいて、ビタビ復号回路98によりエラー訂正されたビットの数を計測する。そして、BER計測回路102は、その数の全ビット数に対する割合であるエラー率を、映像信号に含まれる妨害信号のレベルとして求め、制御マイコン73に供給する。
なお、チューナ72−2は、チューナ72−1と同様に構成されるが、チューナ72−2にはBER計測回路102は設けられない。
[受信装置の処理の説明]
次に、図13のフローチャートを参照して、受信装置70によるLNAモード設定処理について説明する。
次に、図13のフローチャートを参照して、受信装置70によるLNAモード設定処理について説明する。
ステップS71において、セレクタ13は、制御マイコン73からのLNA機能のオンを表す選択信号に応じて、増幅後のRF信号を選択し、分配器14に出力する。ステップS72において、分配器14は、セレクタ13から出力されたRF信号を2組のチューナ72−1および72−2に分配する。
ステップS73において、チューナ72−1は、選局およびノイズ検出処理を行う。この選局およびノイズ検出処理の詳細については、後述する図14を参照して説明する。
ステップS74において、セレクタ13は、制御マイコン73からのLNA機能のオフを表す選択信号に応じて、アンテナ71で受信されたままのRF信号を選択し、分配器14に出力する。ステップS75において、チューナ72−1は、ステップS73の処理と同様に、選局およびノイズ検出処理を行う。
ステップS76において、制御マイコン73は、ステップS73で検出されたエラー率E1が、ステップS75で検出されたエラー率E2より大きいかどうかを判定する。ステップS76でエラー率E1がエラー率E2より大きいと判定された場合、即ち、LNA機能のオフ時の映像信号や音声信号の品質が、LNA機能のオン時の映像信号や音声信号の品質より良い場合、処理はステップS77に進む。ステップS77において、制御マイコン73はLNAモードをオフモードに設定し、処理は終了する。
一方、ステップS76でエラー率E1がエラー率E2より大きくはないと判定された場合、即ち、LNA機能のオフ時の映像信号や音声信号の品質が、LNA機能のオン時の映像信号や音声信号の品質より良くはない場合、処理はステップS78に進む。ステップS78において、制御マイコン73は、LNAモードをオンモードに設定し、処理は終了する。
以上のように、受信装置70は、LNA機能のオン時のエラー率E1とLNA機能のオフ時のエラー率E2を検出して比較する。従って、強電界のRF信号が受信された場合にLNAで発生する歪み等によるビートノイズと、中弱電界のRF信号が受信された場合にLNAにより改善されるノイズのレベルを比較することができる。
また、受信装置70は、LNA機能のオン時のエラー率E1とLNA機能のオフ時のエラー率E2を比較して、よりエラー率の低い場合のLNA機能の状態に対応するLNAモードとして設定する。従って、LNA機能のオン/オフを最適に行い、常に安定した映像信号を受信することができる。
さらに、受信装置70は、LNA機能のオン/オフを自動的に行うので、ユーザが手動で行う場合に比べて、ユーザは煩雑な操作を行う必要がない。また、RF信号レベルの高い綺麗なテレビジョン信号を接続しても、映像が正常に映らないという苦情の発生を防止することができる。
なお、図13のLNAモード設定処理は、図7のLNAモード設定処理と同様に、初期の選局プリセット時や最初の選局時にのみ行われるようにしてもよいし、ユーザにより選局指示が行われるごとに行われるようにしてもよい。
次に、図14のフローチャートを参照して、図13のステップS73やS75の選局およびノイズ検出処理について説明する。
ステップS91において、アンプ91は、A/D変換回路95からフィードバックされた低IF信号に基づくゲインで、分配器14から供給されるRF信号を増幅し、帯域制限する。アンプ91は、増幅および帯域制限後のRF信号をミキサ92に供給する。
ステップS92において、ミキサ92は、OSC・PLL回路93から供給される、選局信号に対応する周波数信号に基づいて、アンプ91から供給されるRF信号を低IF信号に周波数変換し、AGC付きアンプ94に出力する。
ステップS93において、AGC付きアンプ94は、A/D変換回路95からフィードバックされた低IF信号に基づくゲインで、ミキサ92から供給される低IF信号を増幅し、A/D変換回路95に供給する。
ステップS94において、A/D変換回路95は、低IF信号に対してA/D変換を行い、その結果得られるデジタルの低IF信号を出力する。ステップS95において、直交復調回路96は、A/D変換回路95から出力されるデジタルの低IF信号を直交復調することによってベースバンドのOFDM信号を取得し、FFT回路97に出力する。
ステップS96において、FFT回路97は、1つのOFDMシンボルのベースバンドのOFDM信号から有効シンボル長の範囲の信号を抜き出し、制御マイコン73からの制御信号にしたがって、抜き出されたベースバンドのOFDM信号に対してFFT演算を行う。これにより、各サブキャリアに直交変調されているデータが抽出され、そのデータを表すOFDM信号が出力される。
ステップS97において、TMCC復号回路101は、FFT回路97から出力されたOFDM信号からTMCC信号を抽出し、TMCC信号から変調方式情報などを取得する。そして、TMCC復号回路101は、変調方式情報を制御マイコン73に供給する。
ステップS98において、ビタビ復号回路98は、FFT回路97から出力されたOFDM信号に対してビタビ復号を行い、その結果得られるOFDM信号を出力する。
ステップS99において、BER計測回路102は、ビタビ復号回路98から供給されるOFDM信号に基づいて、ビタビ復号回路98によりエラー訂正されたビットの数を計測し、その数の全ビット数に対する割合であるエラー率を検出する。そして、BER計測回路102は、そのエラー率を制御マイコン73に供給する。
ステップS100において、RS復号回路99は、ビタビ復号回路98から供給されるビタビ復号後のOFDM信号に対してRS復号を行う。そして、RS復号回路99は、その結果得られるOFDM信号をデコーダ100に供給する。
ステップS101において、デコーダ100は、ビタビ復号回路98から供給されるOFDM信号に対して、MPEG2規格に準拠した方式で復号を行うことにより、映像信号や音声信号を得る。この映像信号は表示部17に供給されて表示され、音声信号はスピーカ(図示せず)等に出力される。そして、処理は図13のステップS73やS75に戻り、以降の処理が行われる。
[チューナの他の詳細構成例]
図15は、図11のチューナ72−1の他の詳細構成例を示すブロック図である。
図15は、図11のチューナ72−1の他の詳細構成例を示すブロック図である。
図15に示す構成のうち、図12の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図15のチューナ72−1の構成は、主に、BER計測回路102の代わりに、C/N検出回路121が設けられている点が図12の構成と異なる。図15のチューナ72−1は、映像信号に含まれる妨害信号のレベルとして、RF信号として送信されてくるSP(Scattered Pilot:分散パイロット)信号のC/N(Carrier/Noise)比を検出する。
詳細には、C/N検出回路121(検出手段)は、FFT回路97から出力されるOFDM信号からSP信号を抽出し、そのSP信号のコンスタレーション上の分散値を測定する。そして、C/N検出回路121は、その分散値を用いてC/N比を求め、制御マイコン73に供給する。
[受信装置の他の処理の説明]
次に、図16のフローチャートを参照して、図15のチューナ72−1を備える受信装置70によるLNAモード設定処理について説明する。
次に、図16のフローチャートを参照して、図15のチューナ72−1を備える受信装置70によるLNAモード設定処理について説明する。
ステップS111において、図13のステップS71の処理と同様に、セレクタ13は、制御マイコン73からの選択信号に応じて、増幅後のRF信号を選択し、分配器14に出力する。ステップS112において、ステップS72の処理と同様に、分配器14は、セレクタ13から出力されたRF信号を2組のチューナ72−1および72−2に分配する。
ステップS113において、チューナ72−1は、選局およびノイズ検出処理を行う。この選局およびノイズ検出処理の詳細については、後述する図17を参照して説明する。
ステップS114において、ステップS74の処理と同様に、セレクタ13は、制御マイコン73からの選択信号に応じて、アンテナ71で受信されたままのRF信号を選択し、分配器14に出力する。ステップS115において、チューナ72−1は、ステップS113の処理と同様に、選局およびノイズ検出処理を行う。
ステップS116において、制御マイコン73は、ステップS113で検出されたC/N比R1が、ステップS115で検出されたC/N比R2より小さいかどうかを判定する。ステップS116でC/N比R1がC/N比R2より小さいと判定された場合、即ち、LNA機能のオフ時の映像信号や音声信号の品質が、LNA機能のオン時の映像信号や音声信号の品質より良い場合、処理はステップS117に進む。ステップS117において、制御マイコン73はLNAモードをオフモードに設定し、処理は終了する。
一方、ステップS116でC/N比R1がC/N比R2より小さくはないと判定された場合、即ち、LNA機能のオフ時の映像信号や音声信号の品質が、LNA機能のオン時の映像信号や音声信号の品質より良くはない場合、処理はステップS118に進む。ステップS118において、制御マイコン73は、LNAモードをオンモードに設定し、処理は終了する。
以上のように、図15のチューナ72−1を備える受信装置70は、LNA機能のオン時のC/N比R1とLNA機能のオフ時のC/N比R2を検出して比較する。従って、強電界のRF信号が受信された場合にLNAで発生する歪み等によるビートノイズと、中弱電界のRF信号が受信された場合にLNAにより改善されるノイズのレベルを比較することができる。
また、図15のチューナ72−1を備える受信装置70は、LNA機能のオン時のC/N比R1とLNA機能のオフ時のC/N比R2を比較して、よりC/N比の高い場合のLNA機能の状態に対応するLNAモードを設定する。従って、LNA機能のオン/オフを最適に行い、常に安定した映像信号を受信することができる。
なお、図16のLNAモード設定処理は、図7や図13のLNAモード設定処理と同様に、初期の選局プリセット時や最初の選局時にのみ行われるようにしてもよいし、ユーザにより選局指示が行われるごとに行われるようにしてもよい。
次に、図17のフローチャートを参照して、図16のステップS113やS115の選局およびノイズ検出処理について説明する。
ステップS131乃至S137の処理は、図14のステップS91乃至S97の処理と同様であるので、説明は省略する。
ステップS138において、C/N検出回路121は、FFT回路97から出力されるOFDM信号からSP信号を抽出し、そのSP信号のコンスタレーション上の分散値を用いてC/N比を検出する。そして、C/N検出回路121は、制御マイコン73に供給する。
ステップS139乃至S141の処理は、図14のステップS98,S100,S101の処理と同様であるので、説明は省略する。
なお、受信装置70は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などで変調された地上デジタル放送を受信するものであってもよい。
本発明を弱電界のRF信号を受信することでノイズ成分が増加したとき、シャープネス等の鮮鋭度調整を自動的に減量する機能や、水平同期回路のPLL時定数を長く設定して、直線的な映像信号が弱電界時にギザギザになってしまうという症状を改善する機能などを有するテレビジョン受像機に適用する場合には、それらの機能のために実装されているノイズ検出回路をノイズ検出回路16として共用してもよい。
また、本発明をデジタル放送の各種受信状況を表示する機能を有するテレビジョン受像機に適用する場合には、その機能のために実装されているBER計測部やC/N検出回路をBER計測回路102やC/N検出回路121として共用してもよい。
さらに、本発明は、複数のチューナを有する受信装置だけでなく、単品のチューナを有する受信装置にも適用することができる。
例えば、近年、全ての高周波回路を1チップのシリコンウェハ上に作成したチューナが実用化されているが、このようなチューナでは低NF値を確保することがプロセス上困難である。そのため、このようなチューナが設けられるテレビジョン受像機では、単品のチューナを設ける場合であっても、チューナの前段に外付けのLNAを設けてNF値を改善する必要がある。従って、このようなチューナが単品で設けられるテレビジョン受像機においても、本発明を適用することにより、映像信号や音声信号の品質を向上させることができる。
また、テレビジョン受像機には、LNAだけでなく、強電界のRF信号の受信時に発生するアンプによる歪み成分を逆位相で帰還して補正する歪みキャンセラも搭載することがある。このようなテレビジョン受像機に本発明を適用した場合、LNA機能のオン/オフだけでなく、キャンセラのオン/オフも最適に行うことができる。
さらに、受信装置10(70)のように2組のチューナ15−1(72−1),15−2(72−2)の前段に同等または共通のLNA12が設けられる場合、一方のチューナ15−1(72−1)にLNA機能のオン時のRF信号を入力し、他方のチューナ15−2(72−2にLNA機能のオフ時のRF信号を入力して、LNAモードの設定を行うようにしてもよい。この場合、1つのチューナだけを用いて設定を行う場合に比べて、素早くLNAモードの設定を行うことができる。
なお、制御マイコン18(73)が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10 受信装置, 12 LNA, 13 セレクタ, 16 ノイズ検出回路, 70 受信装置, 102 BPF計測回路, 121 C/N検出回路
Claims (7)
- 受信信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器と、
前記低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、前記低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかを選択して出力する選択手段と、
前記入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、前記出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとを検出する検出手段と
を備え、
前記選択手段は、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する
受信装置。 - 前記受信信号は、アナログ放送の信号であり、
前記検出手段は、前記アナログ放送の信号に含まれる水平同期信号とバックポーチ期間の信号のうちの少なくとも1つの信号のピーク値を表す情報を、前記レベルとして検出する
請求項1に記載の受信装置。 - 前記受信信号は、デジタル放送の信号であり、
前記検出手段は、前記デジタル放送の信号の復号時に訂正されたエラーの量を表す情報を、前記レベルとして検出する
請求項1に記載の受信装置。 - 前記受信信号は、デジタル放送の信号であり、
前記検出手段は、前記デジタル放送の信号に含まれるSP(Scattered Pilot)信号を用いてC/N(Carrier/Noise)比を演算し、そのC/N比を表す情報を前記レベルとして検出する
請求項1に記載の受信装置。 - 前記選択手段は、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号の選択を表す選択情報を記憶部に記憶させ、前記記憶部に記憶されている前記選択情報に基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する
請求項1に記載の受信装置。 - 受信信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器を備える受信装置が、
前記低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、前記低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかを選択して出力させる選択ステップと、
前記入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、前記出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとを検出する検出ステップと
を含み、
前記選択ステップでは、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する
受信方法。 - 受信信号を低雑音で増幅する低雑音増幅器に入力される受信信号である入力受信信号、または、前記低雑音増幅器から出力される受信信号である出力受信信号のいずれかを選択して出力する選択手段と、
前記入力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである入力レベルと、前記出力受信信号に含まれる妨害信号のレベルである出力レベルとを検出する検出手段と
を備え、
前記選択手段は、前記入力レベルと前記出力レベルに基づいて、前記入力受信信号または前記出力受信信号のいずれかを選択する
受信装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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