JP2010153593A - 発光素子およびそれを具備する発光素子アレイ - Google Patents

発光素子およびそれを具備する発光素子アレイ Download PDF

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Abstract

【課題】 ボンディングワイヤによる発光素子間の接続をできるだけ減らすことができ、発光効率を向上させたアレイ化用の発光素子を提供する。
【解決手段】 発光素子は、第1の発光素子の第1の接続部と第2の発光素子の第2の接続部とが平面視にて互いに重複して前記導電性基板同士を電気的に接続できる第1の接続部および第2の接続部を有する導電性基板と、導電性基板上に設けられた光半導体層と、光半導体層に、前記導電性基板との間に前記光半導体層を挟むように設けられた導電層と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(Light Emitting Diode、略称LED)に代表されるような発光素子およびそれを具備する発光素子アレイに関する。
近年、紫外光領域から青色光までの光を発光する発光素子が注目されており、このような発光素子の材料としては例えば、窒化ガリウム系化合物半導体が知られている。
このような発光素子は、蛍光体と組み合わせることにより白色の光を発光することが可能であり、また省エネルギーかつ長寿命であることから、白熱電球または蛍光ランプの代替品として有望視されると共に実用化が始まっている。しかしながら、これらの発光素子の発光効率は、蛍光灯に比較すると低いため、更なる高効率化が求められており、そのための様々な研究が行われている。
例えば、特許文献1には、光が放射される総面積を増大させて発光効率を向上させるために、複数の発光素子をアレイ化することが挙げられている。
特開2007−88084号公報
特許文献1では、1つの実装基板に複数の発光素子をボンディングワイヤにより電気的に接続することによって同一のパッケージ内に発光素子を複数実装している。この場合、各発光素子にボンディングワイヤが設けられるため、発光素子から放射された光がボンディングワイヤによって遮られ、光取出し効率が低下するという問題があった。
本発明の目的は、ボンディングワイヤによる発光素子間の接続をできるだけ減らすことができ、発光効率を向上させたアレイ化用の発光素子を提供することである。
本発明は、一方電極としてはたらく導電性基板と、前記導電性基板上に設けられた光半導体層と、前記光半導体層上に、前記導電性基板との間に前記光半導体層を挟むように設けられ、他方電極としてはたらく導電層と、を具備する発光素子であって、前記導電性基板は平面視時において、前記導電性基板の平面視時の外周に沿って設けられた第1の接続部と第2の接続部を有し、前記第1の接続部は平面視時において前記光半導体層から突出し、前記第2の接続部は前記導電性基板が有する主面のうち前記光半導体層が設けられた主面と反対側の主面に位置する発光素子に関する。
前記発光素子を複数個隣接させて接続するときの発光素子を第1の発光素子および第2の発光素子とした場合、前記第1の発光素子の前記第1の接続部と前記第2の発光素子の前記第2の接続部とが平面視にて互いに重複して前記導電性基板同士を電気的に接続できることが好ましい。
平面視における前記導電性基板の外周形状が多角形であり、前記導電性基板は、前記第1の接続部が設けられた前記多角形の第1の辺と、前記第2の接続部が設けられ、前記第1の辺と対向する第2の辺と、有することが好ましい。
前記導電性基板は、前記第1の辺と垂直な第3の辺と、前記第3の辺と対向する第4の辺と、を有し、前記第3の辺に設けられ、前記発光素子の平面視時において、前記光半導体層から突出する第3の接続部と、前記第4の辺に設けられ、前記導電性基板が有する主面のうち前記光半導体層が設けられた主面と反対側の主面側に位置する第4の接続部と、を具備することが好ましい。
前記発光素子を複数個隣接させて接続するときの発光素子を第3の発光素子および第4の発光素子とした場合、前記第3の発光素子の前記第3の接続部と前記第4の発光素子の前記第4の接続部とが平面視にて互いに重複して前記導電性基板と電気的に接続できることが好ましい。
前記第1または前記第2の接続部が、前記導電性基板の主面間の位置に設けられた段差部であることが好ましい。
また、本発明は、前記複数の発光素子から構成される発光素子アレイであって、前記複数の発光素子は、前記第1の発光素子の前記第1の接続部と、前記第2の前記第2の接続部と、が電気的に接続される発光素子アレイに関する。
前記複数の発光素子をフリップチップ実装するための電気配線が設けられた実装基板をさらに具備することが好ましい。
本発明の実施態様の発光素子は、導電性基板に第1の接続部および第2の接続部が設けられていることにより、一方の発光素子の第1の接続部と他方の発光素子の第2の接続部とを接続することができる。そのため、従来のように、互いの発光素子を、ボンディングワイヤを使用せずに複数接続することが可能となり、ボンディングワイヤによって遮られることで生じる発光効率の低下を抑制することができる。また、ワイヤボンディング工程を経ることなく同種の発光素子同士を接続することが可能となり、余分な工程を減らすことができる。
本発明の実施態様の発光素子は、さらに第3の接続部と第4の接続部とを有することにより、発光素子の四方を接続することができるため、広範囲に発光素子の接続を広げることができる。
本発明の実施態様の発光素子アレイは、第1の発光素子の前記第1の接続部と、前記第2の前記第2の接続部と、が接続することにより、それぞれの発光素子は透明導電性基板を通じて隣り合う発光素子と電気的に並列接続されているため、たとえある1つの発光素子が動作不良になった場合でも、それ以外の発光素子は動作可能であることから、信頼性が改善される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態の発光素子を詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態の一つの発光素子を示す断面図である。
本発明における発光素子4は、第1の接続部1aおよび第2の接続部1bを有する導電性基板1を具備する。
導電性基板1の厚みは、100〜1000μm程度である。
導電性基板1としては、窒化ガリウム(GаN)、炭化珪素(SiC)、酸化亜鉛(ZnО)等が挙げられる。
導電性基板1は、光半導体層2を成長させるための成長用基板であってもよく、また、成長用基板とは別に、後から光半導体層2に別途設けられた基板であってもよい。
図1(a)に示す発光素子4の場合、第1の接続部1aおよび第2の接続部1bは、それぞれ段差部であるが、前記接続部は段差部に限定されない。図1(a)に示すように、それぞれの段差部は、導電性基板1の主面間、つまり、光半導体層2が設けられた導電性基板1の表面と、その裏面と、の間に位置するように設けられる。第1の接続部1aとしての段差部は、導電性基板1の厚みに対して30〜50%の高さの位置に設けられる。また、第2の接続部1bとしての段差部は、導電性基板1の厚みに対して50〜70%の高さの位置に設けられる。
導電性基板1における段差部は、レーザー加工、マイクロブラスト、ウェットエッチング、ドライエッチング等により加工することにより形成される。また、これらの技術の組合せでも構わない。
図1(b)は、図1(a)の発光素子4における導電性基板1を平面視したときの図である。この平面視図において、第1の接続部1aとしての段差部はこちら側を向いており、第2の接続部1bとしての段差部は向こう側を向いていることを示している。図1(b)より、第1の接続部1aは、平面視時において光半導体層2から突出している。また、第2の接続部1bは、導電性基板1が有する主面のうち光半導体層2が設けられた主面と反対側の主面に位置する。
平面視における導電性基板1の外周形状は多角形である。例えば、図1(b)に示す導電性基板1の外周形状は、角度が180°を超えている角を一つ有する6角形である。なお、図1(b)における外周形状は、太線で示されている。
導電性基板1は、その外周形状において第1の辺1Aと第2の辺1Bと有する。これらは互いに対向している。そして、第1の辺1Aに沿って第1の接続部1aとしての段差部が設けられ、第2の辺1Bに沿って第2の接続部1bとしての段差部が設けられる。
図2には、図1(a)における発光素子4が複数個、隣接させて接続された発光素子アレイを示す。この発光素子アレイは、発光素子4を複数個、実装基板8にフリップチップ実装したものである。具体的には、導電層3をp側電気配線7aに接触させている。なお、図1(a)において、光半導体層2のp型半導体層1bが導電層3と隣接しているため電気配線としてp側電気配線7aと接触させているが、もし、導電層3と隣接している光半導体層2の符号2bの部位がn型配線層である場合は、符号7aの部位はn側電気配線となる。
図2の発光素子アレイにおいて、端の発光素子4は、実装基板8のn側電気配線7bとボンディングワイヤを介して接続されているが、実装基板8との接続はこれに限定されない。
発光素子4の第1の接続部1aである段差部は、その発光素子4と隣接する発光素子4の第2の接続部1bである段差部と、図2に示すように、はんだバンプなどの接合部材を間に介して電気的に接続されている。図2の場合、第1の接続部1aである段差部と第2の接続部1bである段差部とは、前記接合部材を設けるために空間を有しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の接続部1aである段差部と第2の接続部1bである段差部とが直接接触していてもかまわない。
上述のように、一つの発光素子において、第1の接続部1aは、隣接する発光素子の第2の接続部4bと、さらに、第2の接続部1bは、隣接する別の発光素子の第1の接続部4bと、接続する。このように一つの発光素子の両端で連鎖的に接続を繰り返すことができる。
図3は、図2の発光素子アレイを平面視したときの図である。図3に示すように、一つの発光素子4の第1の接続部1aと、その発光素子4に隣接する発光素子4の接続部1bとは、平面視にてそれらが重複するようにして接続する。これにより、互いの発光素子を、ボンディングワイヤを使用せずに複数接続することが可能となる。そして、ボンディングワイヤによって遮られることで生じる発光効率の低下を抑制することができる。また、ワイヤボンディング工程を経ることなく同種の発光素子同士を接続することが可能となり、余分な工程を減らすことができる。
図4は、図3とは異なる発光素子アレイを示す平面図である。図4において使用する発光素子4は、第1の接続部1aおよび第2の接続部1bだけでなく、さらに、第3の接続部1cおよび第4の接続部1dを有する。そして、一つの発光素子4の第3の接続部1cと、その発光素子4に隣接する発光素子4の第4の接続部1dとは、平面視にてそれらが重複するようにして接続する。このように第3の接続部と第4の接続部とを有することにより、発光素子の四方を接続することができるため、広範囲に発光素子の接続を広げることができる。
以下に本発明の実施態様の各構成について説明する。
(光半導体層)
光半導体層2は、例えば、窒化物半導体などから形成される。ここで、窒化物半導体とは、例えば、元素周期律表におけるIIIB族(13族)元素の窒化物から構成される半導体をいう。IIIB族窒化物半導体は、化学式AlGaIn(1−x−y)N(0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1)で表すことができる。IIIB族窒化物半導体としては、たとえば、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化インジウム(InN)などが挙げられる。
光半導体層2は、発光層2bを間に介するように、n型半導体層2cと発光層2bとp型半導体層2aとが積層構造を有する。なお、n型半導体層2cと発光層2bとの間と、p型半導体層2aと発光層2bとの間との少なくともいずれか一方の間には、キャリアオーバーフローを抑制するブロック層が配置されてもよい。
IIIB族窒化物半導体からなるn型半導体層2cとするには、元素周期律表においてIVB族の元素であるSi(シリコン)などをドーパントとして層中に混入させればよい。n型半導体層2cの厚みは1〜5μm程度である。また、IIIB族窒化物半導体からなるp型半導体層2aとするには、元素周期律表においてIIA族の元素であるMg(マグネシウム)などをドーパントとして層中に混入させればよい。p型半導体層2aの厚みは150〜500nm程度である。
発光層2bは、n型半導体層2cとp型半導体層2aとの間に設けられる。発光層2bは、禁制帯幅の広い発光層側障壁層と禁制帯幅の狭い発光層側井戸層とからなる量子井戸構造が複数回(たとえば約3回)繰り返し規則的に積層された多層量子井戸構造(MQW)としてもよい。なお、前記発光層側障壁層としては、In0.01Ga0.99N層などが挙げられる。また、前記発光層側井戸層としては、In0.11Ga0.89N層などが挙げられる。発光層側障壁層の厚みは5〜15nm程度、発光層側井戸層の厚みは2〜10nm程度である。発光層2bの厚みは25〜150nm程度である。
光半導体層2の成長方法としては、分子線エピタキシー(MBE;Molecular Beam Epitaxy)法、有機金属エピタキシー(MOVPE;Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)法、ハイドライド気相成長(HVPE;Hydride Vapor Phase Epitaxy)、パルスレーザデポジション(PLD;Pulsed Laser deposition)法等が用いられる。
以下に、光半導体層2を成長させるための有機金属化学気相成長(MOCVD)法による光半導体層2の具体例を示す。なお、このとき、導電性基板1を5〜10rpmで常に回転させる。
まず、n型半導体層2cを成長させる。基板2の温度を950〜1150℃とし、n型半導体層2cとして窒化ガリウム(GaN)を数μm程度(例えば1〜5μm)の厚さで形成し、n型半導体層2cを作製すればよい。この際、Siをドープする。
また、発光層2bは、その温度を700℃程度とし、厚さ5〜50nm程度の窒化インジウムガリウム(In0.01Ga0.99N)から成る障壁層と、厚さ1〜20nm程度の窒化インジウムガリウム(In0.11Ga0.89N)から成る井戸層とを繰り返し積層して形成すればよい。
また、p型半導体層2aは、第1のp型クラッド層、第2のp型クラッド層、p型コンタクト層からなる。第1のp型クラッド層は、基板1の温度を700℃程度とし、多重量子井戸層の障壁層上に、窒化アルミニウムガリウム(Al0.15Ga0.85N)層を、10〜100nm程度の厚さで形成する。また、第2のp型クラッド層は、基板1の温度を820℃程度とし、第1のp型クラッド層上に、窒化アルミニウムガリウム(Al0.2Ga0.8N)層を50〜300nm程度の厚さで形成する。また、p型コンタクト層は、基板1の温度を820〜1050℃程度とし、第2のp型クラッド層上に、窒化ガリウム(GaN)層を、5〜50nm程度の厚さで形成する。この際、p型不純物元素としては、マグネシウム(Mg),亜鉛(Zn)等が添加される。
導電性基板1上に光半導体層2を成長させる場合、以上の方法により作製することができる。
光半導体層2と導電性基板1との間に応力が発生する場合、光半導体層2と導電性基板1との間にはその応力を緩和させるためにバッファ層が設けられることが好ましい。バッファ層は、例えば、窒化ガリウム、窒化アルミニウムなどの材料から構成される。バッファ層の厚みは0.01〜0.2μm程度である。バッファ層は、光半導体層2を形成する前に、400℃から700℃程度の温度で窒化ガリウム、窒化アルミニウムなどを成長することにより形成される。
(導電層3)
導電層3は、一方電極としてはたらく導電性基板1に対して他方電極として用いられる。導電層3は、光半導体層2上に設けられる。導電層3の厚みはそれぞれ0.01〜0.5μmである。
導電層3としては、たとえば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、インジウム(In)、錫(Sn)、モリブデン(Mo)、銀(Ag)、金(Au)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、白金(Pt)、鉛(Pb)、ベリリウム(Be)、酸化錫(SnO)、酸化インジウム(In)、酸化インジウム錫(ITO)、金−シリコン(Au−Si)合金、金−ゲルマニウム(Au−Ge)合金、金−亜鉛(Au−Zn)合金、金−ベリリウム(Au−Be)合金などを好適に用いることができる。また、導電層3は、上記材質の中から選択した層を複数層積層したものとしても構わない。
また、発光素子において導電層3側が光取り出し側になる場合、導電層3は透明導電層であることが好ましい。この場合、導電層3としては、例えば、ITOなどが挙げられる。
導電層3は、真空蒸着法、スパッタリング法などの方法により作製される。
(実装基板8)
図3および図4に示す実装基板8としては、窒化アルミニウム(AlN)、酸化アルミニウム(Al)などを材質としたセラミックス基板等が挙げられる。
実装基板の厚みは、0.5〜2mm程度である。
図3および図4に示す電気配線7aおよび7bとしては、導電層3とともに熱をかけることにより接合できるものであればよく、例えば、金(Au)と錫(Sn)の合金半田等が挙げられる。
図5をもとにして発光素子4の製造工程の一例を説明する。
導電性基板1上に光半導体層2を形成する。そして、光半導体層2の上に導電層3を形成したのち、次のエッチング工程後に残したい箇所の導電層3を覆うようにマスク層9を形成する(図5(a))。なお、マスク層9はレジスト層または金属層などから構成される。
次に、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)法等のドライエッチング法、エッチング液を用いたウェットエッチング法等を用いて導電層3をエッチングする(図5(b))。
次に、導電層3を覆うように再度マスク層9を形成する(図5(c))
次に、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)法等のドライエッチング法、エッチング液を用いたウェットエッチング法等を用いて、光半導体層2の表面から導電性基板1の内部の途中までエッチングを行うことによって凹部10aを形成し、マスク層9を除去する。その後、光半導体層2と反対側の導電性基板1の裏面上にレジスト層または金属層などから構成されるマスク層9を形成する(図5(d))。
RIE法等のドライエッチング法、エッチング液を用いたウェットエッチング法等を用いて、導電性基板1裏面から導電性基板1内部の途中までエッチングを行うことにより、導電性基板1を裏面側から穿孔して凹部10bを形成するとともにマスク層9を除去する(図5(e))。
なお、エッチングにより得られた、裏面側に開口する凹部10bの底面は、導電性基板1の厚み方向において、表面側に開口する凹部10aの底面よりも、光半導体層2側に近づくように設ける。凹部の底面の位置調整は、エッチング時間などを調節して行なうことができる。裏面側に開口する凹部10bの底面が、表面側に開口する凹部10aの底面よりも光半導体層2側に近づくように設けることにより、得られた導電性基板1の第1の接続部1aである段差と第2の接続部1bである段差とを重ね合わせることができるようになる。
図5(e)に示す破線部の箇所をダイシングして個々の発光素子に分割する(図5(f))。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。
(a)は本発明の発光素子の1つの実施形態を示す断面図である。また、(b)は導電性基板1の一例を示す平面図である。 図1の発光素子を複数個接続した発光素子アレイの一例を示す断面図である。 本発明の発光素子アレイの一例を示す平面図である。 本発明の発光素子アレイの一例を示す平面図である。 (a)〜(f)は、本発明の発光素子の製造方法の一例を工程ごとに示す断面図である。
符号の説明
1:導電性基板
1a:第1の接続部
1b:第2の接続部
1c:第3の接続部
1d:第4の接続部
2:光半導体層
2a:発光層
2b:p型半導体層
2c:n型半導体層
3:導電層
4:発光素子
5a:バンプ
5b:電極パッド
6:ボンディングワイヤ
7a:n側電気配線
7b:p側電気配線
8:実装基板
9:マスク層
10a,10b:凹部

Claims (8)

  1. 一方電極としてはたらく導電性基板と、
    前記導電性基板上に設けられた光半導体層と、
    前記光半導体層上に、前記導電性基板との間に前記光半導体層を挟むように設けられ、他方電極としてはたらく導電層と、
    を具備する発光素子であって、
    前記導電性基板は平面視時において、前記導電性基板の平面視時の外周に沿って設けられた第1の接続部と第2の接続部を有し、前記第1の接続部は平面視時において前記光半導体層から突出し、前記第2の接続部は前記導電性基板が有する主面のうち前記光半導体層が設けられた主面と反対側の主面側に位置する発光素子。
  2. 前記発光素子を複数個隣接させて接続するときの発光素子を第1の発光素子および第2の発光素子とした場合、前記第1の発光素子の前記第1の接続部と前記第2の発光素子の前記第2の接続部とが平面視にて互いに重複して前記導電性基板同士を電気的に接続できる請求項1記載の発光素子。
  3. 平面視における前記導電性基板の外周形状が多角形であり、
    前記導電性基板は、前記第1の接続部が設けられた前記多角形の第1の辺と、前記第2の接続部が設けられ、前記第1の辺と対向する第2の辺と、有する請求項1または2記載の発光素子。
  4. 前記導電性基板は、
    前記第1の辺と垂直な第3の辺と、前記第3の辺と対向する第4の辺と、を有し、
    前記第3の辺に設けられ、前記発光素子の平面視時において、前記光半導体層から突出する第3の接続部と、
    前記第4の辺に設けられ、前記導電性基板が有する主面のうち前記光半導体層が設けられた主面と反対側の主面側に位置する第4の接続部と、
    を具備する請求項1乃至3のいずれか記載の発光素子。
  5. 前記発光素子を複数個隣接させて接続するときの発光素子を第3の発光素子および第4の発光素子とした場合、前記第3の発光素子の前記第3の接続部と前記第4の発光素子の前記第4の接続部とが平面視にて互いに重複して前記導電性基板と電気的に接続できる請求項4記載の発光素子。
  6. 前記第1の接続部または前記第2の接続部が、前記導電性基板の主面間の位置に設けられた段差部である請求項1乃至5のいずれか記載の発光素子。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載の複数の発光素子から構成される発光素子アレイであって、
    前記複数の発光素子は、前記第1の発光素子の前記第1の接続部と、前記第2の前記第2の接続部と、が電気的に接続される発光素子アレイ。
  8. 前記複数の発光素子をフリップチップ実装するための電気配線が設けられた実装基板をさらに具備する請求項7記載の発光素子アレイ。
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