JP2010151262A - 歯車装置 - Google Patents

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兼資 川野
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慎一 勝俣
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敏行 村田
Hiroyuki Muramatsu
博之 村松
Masakazu Mori
正和 森
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Abstract

【課題】バックラッシュによる振動及び騒音を除去することができ、かつ小型で組立が簡単な歯車装置を提供する。
【解決手段】駆動部からの駆動力により回転する駆動歯車と噛合して回転する伝達歯車対を、軸方向と直交する側面に円筒状の第1永久磁石3が固定された第1歯車1と、第1歯車1に対向して設けられ、第1歯車1と対向する側面に円筒状の第2永久磁石4が固定された第1歯車1と一体的に回転可能な第2歯車2とにより構成する。そして、第1歯車1及び第2歯車2を、第1永久磁石3と第2永久磁石4の位相をずらして配置し、第1永久磁石3と第2永久磁石4との間の磁力により、第1歯車1及び第2歯車2を相対的に移動させるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯車装置に関し、特にバックラッシュを除去するための構成に関する。
従来、例えば感光体ドラムに画像を形成する画像形成装置があり、このような画像形成装置においては、感光体ドラムを回転させるためのドラム回転機構や、シートを画像形成部に搬送するためシート搬送機構を備えている。また、ズーム鏡筒部を備えたカメラにおいては、ズーム鏡筒部をズーム駆動するためのズーム駆動部を備えている。
そして、これら画像形成装置のシート搬送機構やドラム回転機構、カメラのズーム駆動部は、直流モータ等の駆動部からの駆動力により回転する歯車対を備え、この歯車対により駆動部からの駆動力を被駆動部に伝達する歯車装置を備えている。
このような歯車装置では、例えば、図11に示すように、2つの平行軸歯車102,103を備えた平歯車対101を組み合わせて構成された多くの歯車装置が使用されている。ここで、この平歯車対101の2つの平行軸歯車102,103は、一般に、インボリュート歯形を有し、且つ噛み合い率εが1.0<ε<2.0の範囲となるように配置されている。
ここで、このような平歯車対101においては、図12の(a)に示すように、平行軸歯車102,103の歯のうちの、2組の歯が噛み合う場合と、図12の(b)に示すように1組の歯が噛み合う場合とがある。そして、2組の歯が噛み合う場合と、1組の歯が噛み合う場合とでは歯の硬さ(こわさ)が急激に変化する。この結果、このような平歯車対101では、2組の歯が噛み合う場合と、1組の歯が噛み合う場合とでは、歯の撓み変形量が大きく異なる事になり、この歯の撓み変形量の急激な変動に起因する捻り振動が生じる。
そして、このような捻り振動が画像形成装置の一例であるカラー複写機やカラーレーザープリンタの作像ユニットや転写ユニット等の動力伝達系に発生した場合、回転伝達誤差が生じ、色ズレという不具合を生じる。また、このような捻り振動がカメラのズーム駆動系において発生した場合は、ズーム位置精度が悪くなるという問題が生じる。
さらに、カメラ分野では、近年、銀塩カメラからデジタルカメラへ急激に市場は変わってきており、デジタルカメラでは、画像情報の他に音声も同時に撮れるようになってきている。しかし、このように捻り振動が生じると、ズーム駆動時、捻り振動による騒音がマイクに入り、被写体の音声のSN比が悪くなるという問題を生じる。
そこで、歯車の動力伝達時の騒音を低減させるためには、一般的に噛み合い率を上げる対策が取られるが、噛み合い率εが、例えばε>2.0とした平歯車対では、2組の歯が噛み合う場合と3組の歯が噛み合う場合がある。そして、2組の歯が噛み合う場合と、3組の歯が噛み合う場合とでは歯の硬さが大きく異なることになり、上記噛み合い率εが1.0<ε<2.0の平歯車対と同様に、捻り振動や捻り振動に起因する騒音を生じることになり、本質的な改善にはなっていない。
そこで、平歯車対の歯の撓み変形量の急激な変動を抑えることにより、動力伝達系の捻り振動を低減すると共に、捻り振動に起因する騒音を低減するための様々な技術が開発されてきた。例えば、噛み合い領域の硬さを低下させることにより、撓み変形量の差を少なくすることで、捻り振動の低減化を図るようにしたものがある(特許文献1及び2参照)。
そして、噛み合い領域の硬さを低下させるため、例えば図13の(a)に示すように、平歯車対104の各歯車105,106の非接触面であって、且つ各歯車105,106の歯末部の噛み合い領域の一部107,108を切り欠くようにしている。また、図13の(b)に示すように、各歯車105,106の歯に、一方の側面から他方の側面に貫通する穴109,110を形成するようにしている。
また、他の構成としては、図14に示すように、歯車の歯111をスリット112により、第1歯部111aと第2歯部111bとに分割し、第2歯部111bの歯末部を取り除くようにしている。そして、このように第2歯部111bの歯末部を取り除くことにより、2組の歯が噛み合っている状態と1組の歯が噛み合っている状態との歯の硬さの差を低減するようにしている。
更に、歯車装置としては、動力伝達時の歯の撓み変形量の急激な変動を抑えるために噛み合い率が大きくとれるハスバ歯車を用いたものもある。これらの技術等は主に歯車の変形量を抑制して捻り振動を低減させようとする技術である。
一方、歯車による円滑な回転伝達を行うには噛み合う歯車同士に適切な間隙(いわゆる、バックラッシュ)を必ず設定する必要がある。そして、このようなバックラッシュを設定した場合、歯車駆動時に互いの歯面が叩き合う現象が生じて騒音が生じるようになる。なお、歯形誤差や組立てアライメント誤差のない理想的な歯車では、バックラッシュを小さくすることができ、騒音が低減することはできるが、歯車の加工精度あるいは生産性の能力限界からバックラッシュをゼロにすることは実質的に不可能である。
このため、従来の歯車装置としては、本体歯車の側面に同一歯数の補助歯車を設けると共に、補助歯車を、スプリングにより回転方向に捩り力を持たせた状態で本体歯車に接続するようにしたシザーズ歯車機構を用いたものがある(特許文献3及び4参照)。そして、このような構成のシザーズ歯車機構では、相手歯車が回転する際、相手歯車の歯を、補助歯車の歯と本体歯車の歯とによって挟み込むことにより、ガタ打ちを予防するようにしている。
図15は、このような従来の歯車装置に設けられたシザーズ歯車機構を備えたバックラッシュ除去歯車の構成を説明する図である。このバックラッシュ除去歯車は、図15の(a)に示すメイン歯車122と、不図示のバネによりメイン歯車122に後続するように回転するサブ歯車123と、これら2つの歯車122,123と噛合する図15の(b)に示すドライブ歯車121を備えている。
そして、図15の(b)に示すように、ドライブ歯車121を矢印a方向に回転すると、まず、その歯121aがメイン歯車122の歯122aに着力点pで当接し、メイン歯車122を矢印b方向に回転駆動する。この後、不図示のバネの付勢力により後続するサブ歯車123の歯123aが、ドライブ歯車121の歯121aに回転方向後方側から着力点qで圧接する。
これにより、ドライブ歯車121の歯121aの後に生じるバックラッシュが除去され、これによってトルク変動が生じても着力点pが離れず、歯打ちが防止される。このようにバネ等の弾性部材を用いて歯車を挟持することにより、歯面のあばれを防止することができ、駆動時の騒音を低減させることができる。
特開平8−312755号公報 特開2001−271912号公報 特開平8−109961号公報 特開平9−89082号公報
ところが、このような構成のシザーズ歯車機構を備えた歯車装置においては、低振動・低騒音化の効果は大きいが、互いの歯車に回転力を与えるために対向する歯車側面にスプリングを引っかける作業等が発生するため、組立に手間がかかる。また、歯車の間にスプリングを配するように構成した場合には、歯車装置が大型化し、特に小型の家電製品や事務機製品に使用される場合、組み込み性が悪くなる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、小型で組立が簡単な歯車装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、第1永久磁石が固定された第1歯車と、前記第1歯車と対向して配置され、前記第1歯車の前記第1永久磁石と対向する第2永久磁石が固定された第2歯車と、から構成され、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間の磁力により、前記第1歯車及び前記第2歯車を相対的に移動させるように、前記第1歯車及び前記第2歯車を、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の位相をずらして配置したことを特徴とするものである。
本発明のように、第1歯車及び第2歯車を、第1永久磁石と第2磁石の位相をずらして配置して相対的に移動させるようにすることにより、小型で組立が簡単な歯車装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る歯車装置の構成を示す図、図2はその組立図である。
図1及び図2において、1は回転支持軸5に回転自在に保持されている第1歯車、2は第1歯車1に対向して設けられ、かつ第1歯車1に回転自在に保持されている第1歯車1と一体的に回転可能な第2歯車である。そして、これら第1歯車1及び第2歯車2は、不図示の駆動部からの駆動力により回転する不図示の駆動歯車と噛合して回転する。
第1歯車1は、不図示の駆動により駆動される不図示の駆動歯車の歯と噛合し、駆動が伝達される歯形成部1aと、回転支持軸5が挿通される挿通穴1bと、第2歯車2を回転自在に保持するための摺動部1dを有している。また、第2歯車2は、不図示の駆動歯車の歯と噛合し、駆動伝達を行うための歯形成部2aと、第1歯車1の摺動部1dに挿通される挿通穴2bを有している。
なお、軸方向と直交する第1歯車1及び第2歯車2の一方の側面には、本実施の形態においては第1歯車1の側面には、突起部1eが突設されている。さらに、第1歯車1及び第2歯車2の他方の側面には、本実施の形態においては第2歯車2の、第1歯車1と対向する側面には、第1歯車1の突起部1eが係止(挿通)される貫通孔(挿入孔)2dが形成されている。
また、図3に示すように、第1歯車1の第2歯車側の側面には、円筒状の第1永久磁石3が埋め込まれる円形状の切り欠き部1cが形成され、第2歯車2の第1歯車側の側面には円筒状の第2永久磁石4が埋め込まれる円形状の切り欠き部2cが形成されている。
ここで、第1歯車1に埋め込まれる(固定される)第1永久磁石3と、第1永久磁石3に対向して設けられ、第2歯車2に埋め込まれる第2永久磁石4の極数は少なくとも2極以上であり、本実施の形態においては、双方ともに4極で着磁されている。又、磁性材料としては安価なフェライトを使用しているが、ニッケルコバルト系に代表される磁束密度の高い希土類磁石や加工成形面での自由度の高いプラスチックマグネット等を用いても構わない。
なお、回転支持軸5は不図示の板金フレームに支持されて筐体内部に保持されると共に、第1側端部にはフランジ部5aが設けられている。また、回転支持軸5の中央部には溝5bが設けられており、この溝5bに止め輪6を嵌め込むことにより、フランジ部5aと共に、第1及び第2歯車1,2のスラスト方向の位置規制を行うことができる。
図4の(a)及び(b)は第1歯車1及び第2歯車2を図1の矢印A方向から見た側面図である。なお、図4に示すように第1歯車1の歯位相と、第2歯車2の歯位相は同位相であり、他の歯車諸元も同一である。
そして、図4の(a)に示すように第1歯車1の歯形成部1aの中心と、歯車回転中心を結ぶ線上に突起部1eが設けられている。また、図4の(b)に示すように、第2歯車2の歯形成部2aの中心と歯車回転中心を結ぶ線上に、第1歯車1の突起部1eが係止される貫通孔2dが形成されている。
この貫通孔2dは歯車同士の回転位置の規制を行うものであり、内径は突起部1eよりも大きく、また突起部1eが係止された際、突起部1eが第1歯車1の回転方向(移動方向)に所定の範囲で移動できるように歯車回転方向に広がった形状を有している。これにより、第2歯車2を第1歯車1に取り付けた際、例えば第1歯車1は、突起部1eを貫通孔2dに沿って移動させながら第2歯車2に対し、歯位相が合致した状態から半歯〜1歯程度、相対的に回転移動するようになる。
ここで、第2歯車2を第1歯車1に取り付ける場合は、不図示の駆動歯車の歯と、第1歯車1及び第2歯車2の歯とを噛合させながら、貫通孔2dに第1歯車1の突起部1eを係止させて取り付けるようにしている。そして、このように第2歯車2を第1歯車1に取り付けると、例えば既述したように第1歯車1が第2歯車1に対し、歯位相が合致した状態から半歯〜1歯程度、相対的に回転移動して第2歯車2と共に不図示の駆動歯車の歯を挟み込むようになる。
ところで、突起部1eと貫通孔2dの形成位置は、第2歯車2を第1歯車1に取り付けた際、第1歯車1に埋設(固定)された第1永久磁石3と、第2歯車2に埋設された第2永久磁石4とが、位相がずれた状態で向かい合うような位置となっている。ここで、永久磁石の基本的な特性として同磁極では完全に反発し、逆磁極では吸引することは周知のことである。
このため、図4に示すように互いに対向して設けられた2つの永久磁石3,4の回転位相θ1を約30度ずらす構成にすると、第2歯車2には回転方向、すなわち図4の(b)の矢印K方向に付勢力を発生させることができる。なお、互いの永久磁石3,4の回転位相(角度設定)により、付勢力(つまり回転力)は変化するので、所望の付勢力を得るためには、歯車材料や歯車強度、磁性体材料及びバックラッシュ量等を適宜決定する。
次に、永久磁石が同磁極で対向した位置から徐々に移動させ、逆磁極になるまでの距離と力との関係を説明する。
図5は互いの永久磁石の位置が相対的に変化したときの、2つの永久磁石の位置と、反発力及び付勢力の関係を説明する図であり、便宜上、下方側の永久磁石が固定され、上方側の永久磁石が図中X方向に移動することとする。又、1磁極当たりの単位長さをLとする。
図5の(a)の状態は永久磁石が同磁極で配置されている状態を示し、この状態では図中P方向の力、即ち反発力は非常に大きいが、図中Qで示す回転方向の力である付勢力は殆どない。この状態から徐々に上方側の永久磁石がX方向に移動していくと、図5の(b)に示す中間状態となり、この状態ではP方向の反発力は図5の(a)の状態よりも低減し、反面、Q方向の付勢力の成分が大きくなる。
更に上方側の永久磁石がX方向に移動すると、図5の(c)に示す状態となり、この状態では対向する磁極が逆の状態となり、この状態では、Q方向の付勢力は発生せず、且つ図中P’方向の力、即ち吸引力が非常に大きくなる。
図6は、Q方向の移動距離と力との関係を示す図である。なお、図6において、X軸は上方側の永久磁石の移動量(本実施の形態では回転位相となる)を示し、互いの永久磁石の同磁極が対向する位置を0とし逆になる位置がLとなる。Y軸には回転力Rと反発力Tを示す。この図6からわかるように概略L/2移動した位置で回転力Rは最大となり、且つ反発力Tはバランスして低くなる。
そして、本実施の形態においては、このような2つの永久磁石の特性を活かして歯車間に回転力を与えるようにしている。なお、本実施の形態では、第1歯車1と第2歯車2に設けた永久磁石3,4の磁極数は、既述したように同一極数(4極)であり、この場合、磁極数1極単位での角度位相は360/4=90度ということになる。また、永久磁石3,4の相対位相θ1は、既述した図4に示すように約30度であることから、図6におけるH領域を使用していることとなる。
ここで、永久磁石3,4の相対位相θ1を中央付近(45度近傍)とした場合、即ち図5の(b)の状態とした場合、図6に示すように回転力Rが最大となるが、反発力Tはほぼ0となる。この場合、歯車間の片寄せが十分に行われず回転支持軸5との嵌合ガタ分、第1歯車1及び第2歯車2が変動する懸念がある。
このため、本実施の形態においては、永久磁石3,4の回転位相を30度に設定し、回転力Rだけでなく永久磁石同士による反発力Tも若干生じさせるようにしている。これにより第1歯車1及び第2歯車2を互いに引き離すことができ、嵌合ガタによる影響を低減させることができる。
このように、本実施の形態においては、第1歯車1及び第2歯車2を、第1永久磁石3と第2永久磁石4の位相をずらして配置することにより、駆動歯車の歯を挟む回転方向の付勢力を生じさせ、第1歯車1及び第2歯車2を相対的に移動させるようにしている。これにより、バックラッシュによる振動及び騒音を除去することができ、かつ部品点数を増やす事無く、組立て時においても簡単な作業で組み込みを行う事ができるので、小型で組立が簡単な歯車装置を提供することができる。
また、このように第1歯車1及び第2歯車2を配置することにより、回転支持軸方向(スラスト方向)にも付勢力を発生させることができるので、第1歯車1及び第2歯車2の片寄せを行うことが可能となる。これにより、回転嵌合部の加工誤差によるガタを吸収でき、歯面の変動も低減する事が可能となる。
なお、本実施の形態では、歯車間の永久磁石の相対角度ずれを30度としているが、第1及び第2歯車1,2の係止を確実にするため、例えば図6に示すようなV領域(60度近傍)を使用し、永久磁石間で反発力ではなく吸引力が生じるようにしても良い。
次に、本発明の第2実施の形態について説明する。
図7は、本実施の形態に係る歯車装置に設けられた第2歯車7の構成を説明する側面図である。なお、図示しないが、この第2歯車に対向して既述した図4に示す第1歯車が配置されている。
図7において、7は第2歯車であり、この第2歯車7は、駆動伝達を行うための歯形成部7aと、歯形成部7aの中心と歯車回転中心を結ぶ線上に第1貫通孔7dを有している。更に、本実施の形態において、第2歯車7は、この第1貫通孔7dと、180度対向する位置(位相)から1歯分ずらした回転位置に同様の構成の第2貫通孔7eを有している。なお、図7において、7fは、第2貫通孔7eの延長線上に位置した歯形成部である。
この第1貫通孔7d及び第2貫通孔7eは、歯車同士の回転位置の規制を行うものであり、内径は不図示の第1歯車に形成された点線で示す突起部1eよりも大きい。また、第1貫通孔7d及び第2貫通孔7eは、突起部1eが係止された際、突起部1eが第1歯車1の回転方向に所定の範囲で移動できるように幅広に形成されている。
これにより、貫通孔7d,7eに第1歯車の突起部1eを係止させて第2歯車7を第1歯車に取り付けた際、第1歯車は第2歯車7に対し、歯位相が合致した状態から半歯〜1歯程度、相対的に回転移動した後、第2歯車7と一体的に回転することが可能となる。
なお、図7の(a)は突起部1eが第1貫通孔7dに挿入された状態を示しており、この時、第2歯車7に固定された第2永久磁石8は図7の(a)に示す位置となっている。また、図7の(b)は、第1貫通孔7dに対して約180度位相をずらせて設けた第2貫通孔7eに突起部1eが挿入された状態を示しており、この状態のとき第2永久磁石8の回転位相は図7の(a)に示す状態とは歯が1歯分だけずれた状態となっている。
ここで、本実施の形態においては、既述した第1の実施の形態と同様に、図7に示すように第1歯車に設けられた永久磁石と、第2歯車7に設けられた第2永久磁石8の回転位相θ1を約30度ずらす構成で回転方向に付勢力を発生させる構成をとっている。したがって、図7の(a)に示すように第1歯車の突起部1eを第2歯車7の第1貫通孔7dに係止した場合、既述した第1の実施の形態と同じ回転力を発生させることができる。
一方、第1貫通孔7dと第2貫通孔7eの回転位相を歯の1歯分ずらすことにより、図7の(b)に示すように、貫通孔7eに突起部1eを係止させた場合、第2永久磁石8の回転位相θ2はθ1に対して歯の1歯分変化する構成となる。したがって、第2貫通孔7eに突起部1eを係止させる位置(位相)で第1歯車を組み込むと、互いの永久磁石間の回転位相が、歯の1歯分の回転角度に相当する分だけ変化し、回転力を弱くさせる事ができる。
このように、本実施の形態のように、貫通孔7d,7eを2カ所設ける事によって、簡単に付勢力を段階的に変化させる事ができ、この結果、部品形状のバラツキや永久磁石の着磁力のバラツキを吸収し、安定した付勢力を常時発生させる事が可能になる。
なお、本実施の形態では、貫通孔を2カ所形成した場合について説明してきたが、永久磁石の着磁極数を考慮して貫通孔を複数形成する事により、より精度良く付勢力を目標値に合わせ込む事ができる事は言うまでもない。
次に、これまで説明した第1及び第2の実施の形態に係る駆動伝達装置を使用する実施例について説明する。
図8は、本実施の形態に係る駆動伝達装置を備えた第1の実施例に係る装置としての複写機の構成を説明する図である。なお、本実施例においては、本実施の形態に係る駆動伝達装置をシートの搬送系に使用している。
図8において、10は複写機、11は複写機本体である。この複写機本体11の上部には原稿載置台としてのプラテンガラス31に載置された原稿30を読み取る画像読み取り部12が設けられている。
この画像読み取り部12には、原稿を照明するハロゲンランプ又は蛍光灯等の光源32、光源32からの光をレンズ33により結像し、カラー色分解画像信号を得るCCD34を備えている。そして、CCD34により得られたカラー色分解画像信号は、不図示の増幅回路を経て、ビデオ処理ユニットにて処理を施され、後述するレーザ露光光学系38に伝送される。
一方、複写機本体11には画像形成部13、給紙カセット43に収納されたシートSを給送するシート給送部14、シート給送部14から給送されたシートを搬送するシート搬送系を構成するシート搬送部15、定着部44等が設けられている。画像形成部13には、矢印方向に回転自在な円筒状の感光体ドラム35、前露光ランプ36、コロナ帯電器37、転写装置41、クリーニング器42、電位センサ39が設けられている。また、画像形成部13には、樹脂と顔料を基体としたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色トナーを用いて、後述するように感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する4個の現像器40y,40c,40m,40Bkが設けられている。
ここで、転写装置41は、不図示の転写ドラム、転写帯電器、シートを静電吸着させるための吸着帯電器と対向する吸着ローラ、内側帯電器、外側帯電器とを有している。そして、回転駆動されるように軸支持された転写ドラムの周面開口域には、誘電体からなるシート担持シートを円筒状に一体的に張設している。また、シート担持シートは本実施の形態の装置ではポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使用している。
なお、図8において、38はレーザ露光光学系であり、このレーザ露光光学系38は不図示のレーザドライバ、レーザドライバからのレーザ光を水平走査させるポリゴンミラー等を備えている。
次に、このような構成の複写機10の画像形成動作について説明する。
画像読み取り部12より原稿画像が読み取られると、画像読み取り部12からイエロー、シアン、マゼンタまたはブラックのカラー色分解画像信号がレーザ露光光学系38に送られる。そして、この画像信号に基づきレーザ露光光学系38からレーザ光がそれぞれの分解色ごとに出力され、このレーザ光は感光体ドラム35を走査する。
なお、このとき感光体ドラム35は、予めコロナ帯電器37により所定極性、所定電圧に帯電されており、レーザ光が照射されることによって表面に静電潜像が形成される。次に、複数の現像器40y,40c,40m,40Bkにより、選択された色のトナー像が形成される。
ここで、フルカラーモードの場合には、例えば1色目としてイエローの静電潜像を現像するためにイエロー現像器40yが感光体ドラム35と対向する位置に配置され、このイエロー現像器40yにより、1色目のイエロートナー像が感光体ドラム上に形成される。この後、イエロートナー像が転写された感光体ドラム35は次のトナー像が形成転写されるよう回転する。なお、この間、次の指定カラーの現像器が感光体ドラム35に対向する位置に移動し、次の静電潜像を現像する準備をする。こうして、フルカラーモードでは所定画像数のトナー画像が転写され終わるまで、静電潜像形成・現像・転写を繰り返す。
一方、不図示の制御装置は、所定のタイミングでシート給送部14を駆動し、給紙カセット43からシートSを給送する。この後、給送されたシートSはシート搬送部15により、レジストローラ46まで搬送された後、レジストローラ46により斜行が補正され、さらにタイミングが合わされて感光体ドラム35と転写装置41とにより構成される転写部に送られる。
次に、転写部に送られたシートSは、転写部において感光体ドラム上のフルカラーのトナー像が転写される。そして、このようにして4色のトナー像の転写が終了すると、シートSを転写装置41から不図示の分離爪、分離押し上げコロ及び分離帯電器の作用によって分離して定着器44まで搬送する。この後、定着器44により加熱及び加圧されることにより、シートSに未定着転写画像が永久定着され、このように画像が定着されたシートSは排紙トレイ45に排出される。
なお、シートSに転写した後、感光体ドラム上に残ったトナーはクリーニング器42により、クリーニングされ、このようにクリーニング器42にて残トナーがクリーニングされた後、感光体ドラム35は再び画像形成工程に供される。
ここで、本実施例に係る複写機10では、ファーストコピー時間の短縮及び画像形成時にシート間隔を狭くするため、シート搬送部15によるレジストローラ46までのシート搬送速度は、画像形成速度(レジストローラの搬送速度)の2倍以上の速度としている。
このため、シート搬送系を構成するシート搬送部15は、シートカセット43に対応して駆動部である第1及び第2駆動モータ47,48を設けている。そして、第1及び第2駆動モータ47,48は、シートSをレジストローラ46に搬送するまでは高回転で駆動され、シートSがレジストローラ46に達した後は、画像形成速度(低回転)で駆動されるように駆動されている。
なお、本実施例のように、2個(複数個)の駆動モータ47,48を配置するシート搬送部15において、高回転側の回転数が低回転側の回転数の2倍以上の値の場合、低回転時のモータのトルクは必要トルクに対して数倍の値となる。
このようなトルクの余った状態でのモータ駆動の場合、歯車列にバックラッシュが存在している場合には、モータ駆動時の振動及び歯車同士の歯面が叩き合う音が大きくなる。そして、特に第1及び第2駆動モータ47,48が画像形成部13に近い場合には、音だけではなく振動によって画像形成へのピッチムラ等への悪影響が生じる場合がある。
しかし、このようなシート搬送部15においては、既述した構成の歯車装置を用いることにより、このような不具合を改善することができる。
図9は、このような歯車装置を用いたシート搬送部15の駆動部の構成を示す斜視図である。
図9において、49は給紙カセット43(上段)から搬送されたシートをレジストローラ46まで搬送する第1給紙ローラ対であり、駆動ローラ49a及び圧接ローラ49bから構成されている。50は、第1給紙ローラ対49の下方に配置され、給紙カセット43(下段)から搬送されたシートをレジストローラ46まで搬送する第2給紙ローラ対であり、駆動ローラ50a及び圧接ローラ50bから構成されている。51〜54,54aは給紙カセット43から搬送されたシートを導き、移動規制を行うための搬送ガイドである。
55、56は第1及び第2駆動モータ47,48の回転軸部に圧入された駆動歯車であるピニオン歯車、57、58は駆動ローラ49a及び駆動ローラ50aの軸部に固定され一体的に回転する第1歯車である駆動歯車である。そして、この駆動歯車57,58の内周面には、既述した構成の永久磁石が固定されている。
59、60はバックラッシュを除去するために駆動歯車57,58に対して回転自在に取り付けられた第2歯車であるバックラッシュ除去歯車である。なお、本実施例において、駆動歯車57,58及びバックラッシュ除去歯車59,60を摺動性の良好なポリアセタール系の樹脂で形成し、ピニオン歯車55,56をPPS等に代表されるエンジニアリングプラスチックス樹脂で形成している。
そして、このバックラッシュ除去歯車59,60の内周面には、既述した永久磁石が固定されており、且つ、その位相は駆動歯車57,58に設けられた永久磁石とずらして配置されている。この結果、駆動歯車57,58とバックラッシュ除去歯車59,60との間には、回転方向に付勢力が働くようになる。これにより、歯車の回転伝達誤差及びピニオン歯車55,56に直接伝わる駆動モータ47,48の振動を低減させることができ、歯車の振動或いは騒音の伝達を減少させることができる。
以上説明したように、本実施例においては、シート搬送部15に本発明の歯車装置を用いることにより、組立て作業性を損なう事なく歯車駆動時の振動を低減できるとともに、歯車単部品も安価なので低コストな複写機を提供する事が可能となる。なお、本実施例ではシートの搬送精度を向上させる目的から、給紙ローラ対49,50にそれぞれ独立して駆動モータ47,48を配置させた構成をとっているが、歯車列を構成して同一の駆動モータで構成できる事は言うまでもない。
図10は、本実施の形態に係る駆動伝達装置を備えた第2の実施例に係る装置としての撮像装置である撮像素子を備えた電子カメラの構成を説明する図である。なお、本実施例においては、本実施の形態に係る駆動伝達装置をカメラ鏡筒のズーム駆動部に使用している。また、図10において、(a)は非使用時のいわゆる沈胴位置での鏡筒断面図であり、(b)は動作状態での鏡筒断面図である。
図10において、61は鏡筒ユニットの基部であるベースで、固定筒62、カバー63と共にネジ止め等で固定されて、鏡筒ユニットの構造体を形成する。64は第1レンズ65を保持している第1鏡筒であり、第1鏡筒64の外周側面には、先端にテーパ部を持つフォロア部64aが突出形成されている。また、第1鏡筒64の前面には、環状のキャップ66が接着等により固定されている。
67は第2レンズ68を保持している第2鏡筒であり、第2鏡筒67の外周側面には、先端にテーパ部を持つフォロア部67aが突出形成されている。69は第3レンズ70を保持している第3鏡筒であり、ガイドバー71により光軸方向に移動可能に案内されると共に軸方向の位置は、その腕部69aに設けられ、スクリュー72と回転自在に係合する不図示のナットにより規制されている。
なお、スクリュー72は、マグネット73と一体的に設けられており、第3鏡筒69の不図示のナットの雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有している。また、このスクリュー72の一端部は、ベース61の軸受部61aに回転可能に嵌合し、他端部は、ベース61に固定されたキャップ74に回転可能に嵌合している。
75はヨークで、マグネット73と対向する位置に配置されており、不図示のコイルに通電されることにより、回転駆動力を発生する。76はLPF(ローパスフィルタ)で、ベース61に接着等により固定されている。77は撮像素子で、ベース61にネジ止め固定される保持板78に接着等により固定保持されている。79はPCBフレキで、撮像素子77で光電変換された画像信号を不図示の信号処理回路に供給する。
固定筒62の外周部には、駆動環80が回転可能に嵌合しており、さらに駆動環80の外周部には一部に歯車部80aが形成されており、この駆動環80は、モータ81及び減速歯車83を介して回転駆動される。さらに、この駆動環80の歯車部80aは、固定筒62の内周部に移動カム環84が嵌合し、その内周に更に直進ガイド筒85が嵌合している。移動カム環84の外周部には、駆動ピン86が圧入固定されており、また、移動カム環84の外周部には、テーパ部を有するフォロアピン87が突設されている。
駆動ピン86は、固定筒62の穴部62aを貫通して駆動環80の内周側に設けられた溝部80bに嵌合している。また、フォロアピン87は、その先端テーパ部が固定筒62の内周に設けられたテーパカム溝62bに摺接している。
このような構成において、駆動環80が回転駆動されると、駆動ピン86を介して移動カム環84が固定筒62のテーパカム溝62bに沿って回転しながら光軸方向にも移動する。このとき直進ガイド筒85は、移動カム環84の光軸方向の移動に追従して光軸方向にのみ移動する。
第1鏡筒64及び第2鏡筒67は、それぞれのフォロア部64a,67aを介して移動カム環84と直進ガイド筒85の相対運動に伴って光軸方向に移動する。このカムの軌跡に沿って使用状態への繰り出し及び変倍操作を行うように構成されている。
ここで、本実施例においては、駆動歯車である歯車部80aと、歯車部80aにより回転する減速歯車83とにより構成される歯車装置に本発明の歯車装置を用いている。即ち、本実施例においては、減速歯車83を、既述した図1、図2等に示すような2つの歯車から構成することにより、歯車に噛み合う時のバックラッシュを除去することで駆動時に生じる振動を低減させている。
なお、本実施例において、歯車材料に関しては第1の実施例と同様に、歯車部80aの材料を摺動性の良好なポリアセタール系の樹脂で形成している。また、モータ軸側の減速歯車83(駆動側歯車とバックラッシュ除去歯車)の材料をPPS等に代表されるエンジニアリングプラスチックス樹脂で形成している。これにより、歯車の回転伝達誤差及びモータ軸の減速歯車83に直接伝わるモータ振動を低減させて、歯車の振動或いは騒音の伝達を減少させている。
本発明の第1の実施の形態に係る歯車装置の構成を示す図。 上記歯車装置の組立図。 上記歯車駆動装置に設けられた第1及び第2歯車の構成を示す断面図。 上記第1及び第2歯車の側面図。 2つの永久磁石の位置と、反発力及び付勢力の関係を説明する図。 2つの永久磁石の移動距離と回転力及び反発力の関係を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係る歯車装置に設けられた第2歯車2の構成を説明する側面図。 上記歯車装置を備えた本発明の第1の実施例に係る複写機の構成を説明する図。 上記複写機に設けられたシート搬送部の駆動部の構成を示す斜視図。 上記歯車装置を備えた本発明の第2の実施例に係る電子カメラの構成を説明する図。 従来の歯車装置を説明する図。 上記従来の歯車装置を構成する歯車装置の歯車の噛み合い状態を示す図。 上記従来の歯車装置の歯車の構造を説明する図。 上記従来の歯車装置の歯車の他の構造を説明する図。 上記従来の歯車装置に設けられたシザーズ歯車機構の構成を説明する図。
符号の説明
1 第1歯車
1e 突起部
2 第2歯車
2d 貫通孔
3 第1永久磁石
4 第2永久磁石
5 回転支持軸
7 第2歯車
7d 第1貫通孔
7e 第2貫通孔
8 第2永久磁石
10 複写機
15 シート搬送部
47,48 第1及び第2駆動モータ
55,56 ピニオン歯車
57,58 駆動歯車
59,60 バックラッシュ除去歯車
80a 歯車部
83 減速歯車

Claims (7)

  1. 第1永久磁石が固定された第1歯車と、
    前記第1歯車と対向して配置され、前記第1歯車の前記第1永久磁石と対向する第2永久磁石が固定された第2歯車と、から構成され、
    前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間の磁力により、前記第1歯車及び前記第2歯車を相対的に移動させるように、前記第1歯車及び前記第2歯車を、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の位相をずらして配置したことを特徴とする歯車装置。
  2. 前記第1永久磁石を前記第1歯車の軸方向と直交する側面に固定し、前記第2永久磁石を、前記第2歯車の前記第1永久磁石と対向する側面に固定したことを特徴とする請求項1記載の歯車装置。
  3. 前記第1歯車及び前記第2歯車を、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間の磁力により、前記第1歯車及び前記第2歯車を相対的に移動させる付勢力と、反発力及び吸引力の一方を発生させるように前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の位相をずらして配置したことを特徴とする請求項2記載の歯車装置。
  4. 前記第1歯車及び前記第2歯車の一方の対向する側面に突設された突起部と、
    前記第1歯車及び前記第2歯車の他方の対向する側面に形成され、前記突起部が挿入される挿入孔と、を備え、
    前記挿入孔を、前記突起部が挿入された際、前記第1歯車及び前記第2歯車が前記第1永久磁石と前記第2永久磁石の位相をずらして配置される位置に形成し、かつ前記挿入孔を、前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間の磁力により前記第1歯車及び前記第2歯車が相対的に移動するように移動方向に広がった形状とすることを特徴とする請求項2又は3記載の歯車装置。
  5. 前記第1永久磁石と前記第2永久磁石との間の磁力による前記第1歯車及び前記第2歯車を相対的に移動させる方向の付勢力を変化させるように前記挿入孔を複数形成したことを特徴とする請求項4記載の歯車装置。
  6. 前記第1永久磁石と前記第2永久磁石は同一極数であり、且つ極数は少なくとも2極以上であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の歯車装置。
  7. 前記第1歯車と前記第2歯車は同一であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の歯車装置。
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