JP2010150971A - 火花点火式直噴エンジン - Google Patents

火花点火式直噴エンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2010150971A
JP2010150971A JP2008328233A JP2008328233A JP2010150971A JP 2010150971 A JP2010150971 A JP 2010150971A JP 2008328233 A JP2008328233 A JP 2008328233A JP 2008328233 A JP2008328233 A JP 2008328233A JP 2010150971 A JP2010150971 A JP 2010150971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fuel
direct injection
injection engine
combustion chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008328233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5257054B2 (ja
Inventor
Toshiro Nishimoto
敏朗 西本
Hiroaki Abe
博聴 阿部
Masanao Yamakawa
正尚 山川
Yoshimine Sato
圭峰 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2008328233A priority Critical patent/JP5257054B2/ja
Publication of JP2010150971A publication Critical patent/JP2010150971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5257054B2 publication Critical patent/JP5257054B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】エンジンの特定運転時において、圧縮上死点以降に点火しても着火安定性、燃焼安定性に優れ、エンジンの温度や触媒の温度を速やかに高めることができ、排気ガスの浄化性能に優れた火花点火式直噴エンジンを提供する。
【解決手段】マルチホールインジェクタ7や点火プラグ6を備え、流量制御弁35の制御によって燃焼室15にスワール流が形成される火花点火式直噴エンジン1である。ピストン4の頂面14はペントルーフ形状に形成されている。エンジン1の特定運転時において、吸気工程と圧縮工程後半とで燃料が2回噴射され、圧縮上死点以降に点火が行われるように制御されている。その圧縮工程後半に第2噴口28bから噴射される燃料が頂面14の第1斜面(斜面)42に衝突した後、スワール流に流されて点火プラグ6周りに移送されるように、噴霧がスワール流の上流側の斜面に衝突するようにその噴口の向きが設定されている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、燃焼室の周縁部に配設されたインジェクタと、燃焼室の略中央上部に配設された点火プラグとを備え、燃焼室内にスワール流が形成される火花点火式直噴エンジンに関する。
本発明に関し、ペントルーフ型の燃焼室が形成され、その燃焼室に6つの噴口を有するインジェクタから直接燃料を噴射するとともに、燃焼室内にスワール流を形成するスワール弁や、ピストンの頂面に凹設された比較的大きなキャビティなどを備え、圧縮工程で燃料を分割噴射して成層燃焼を行う成層燃焼運転領域と、吸気工程で燃料を分割噴射して均一燃焼を行う均一燃焼運転領域とに切り替え可能なエンジンが知られている(特許文献1)。
このエンジンでは、キャビティがスワール流を保持するように構成されていて、そのキャビティ内にピストン側に向けて噴射される燃料の噴霧を受容することで、上記のような広い運転領域であっても良好な燃焼特性が発揮できるようになっている。
特開2007−92693号公報
ところで、近年では環境問題に対する関心の高まりなどから自動車の排ガス規制が厳しくなっており、自動車の開発において、排気ガスの浄化性能の向上は燃費の向上等とともに重要な関心事となっている。
通常、自動車の排気経路には排気ガスを浄化するために触媒が配設されていて、排気ガス中に含まれるHCやCOなどの成分がこの触媒の酸化還元作用によって浄化されるようになっている。
しかしながら、この触媒を活性化させて適正な酸化還元作用が発揮されるようにするには、例えば200℃以上の温度が必要なため、エンジンの冷間始動直後や、エンジンの温間時であっても減速燃料カットが長く続いた時など、温度が低くて触媒が活性化していない場合には、その温度をいかにして速やかに高めるかが課題となっており、その対策の一つとして、点火時期をできるだけ遅らして高い熱量をもった排気ガスを排出させ、その熱によって触媒の温度を高めることが検討されている。
ところが、点火時期を遅らして、混合気が断熱膨張する圧縮上死点以降の膨張行程で点火するような状態になると、点火時期が遅れれば遅れるほど燃焼室内の温度や圧力が低下していくため、着火が難しくなって着火安定性の確保が困難になる。さらに、着火できても火炎が伝播し難くなるため、燃焼安定性の確保もまた困難になるという問題がある。
更に、エンジン始動直後のエンジン冷間時には気筒内も温まっておらず温度も低いため、噴射された燃料が気筒の内壁等に付着すると、燃焼不良やエンジンオイルへの混入などの弊害を招くおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、圧縮上死点以降に点火しても着火安定性、燃焼安定性に優れ、エンジンの温度や触媒の温度を速やかに高めることができ、排気ガスの浄化性能に優れた火花点火式直噴エンジンを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、エンジンの特定運転時において、圧縮工程後半で終了するタイミングでピストンの頂面に向けて噴射される燃料が、スワール流の流れをうまく利用することによって点火プラグ周りに移送されるようにして、スワール流による燃料の気化霧化の促進作用を活かしつつ、点火プラグ周りに比較的リッチな混合気の塊を安定して形成できるようにした。
具体的には、本発明は、天井面がペントルーフ形状に形成された燃焼室を有し、該燃焼室の周縁部に配設され、複数の噴口を有するインジェクタと、上記燃焼室の略中央上部に配設された点火プラグとを備え、上記燃焼室内にスワール流が形成される火花点火式直噴エンジンであって、上記燃焼室の下側を区画するピストンの頂面は、上記燃焼室の天井面に沿うようにして上記インジェクタ側に臨む斜面が形成されるとともに、上記点火プラグの下方の部位に凹状のキャビティを有し、エンジンの特定運転時において、圧縮工程の3/4の期間が経過した圧縮工程後半に終了するタイミングで噴射される燃料の噴霧の少なくとも一部が、上記斜面及びキャビティに衝突するように設定され、圧縮上死点以降に点火が行われるように制御されていて、上記斜面に衝突する噴霧が、インジェクタの軸線方向をその基端側から先端側に見て、スワール流の上流側の斜面に衝突するように上記インジェクタの噴口の向きが設定されていることを特徴とするものである。
すなわち本発明では、例えば、触媒の温度が低くて排気ガスの浄化がうまくできない状態にあるエンジンの冷間始動時に、圧縮工程後半に噴霧が終了するタイミングで燃料を噴射して圧縮上死点以降に点火し、できるだけ熱量をもった排気ガスを排出させて触媒の温度を速やかに上昇させるようにしている。
その際、噴射された燃料の一部は、キャビティに衝突してその上方に位置する点火プラグ周りに移送され、また、他の燃料の一部は、ピストンの頂面に形成された斜面に衝突して点火プラグ周りに移送されるように、インジェクタの噴口の向きと燃料噴射時期とが設定されている。
このうち、斜面に衝突する燃料は、衝突後にその噴霧の勢いが弱まるため、直接点火プラグ周りに移送されるように噴口の向きを設定した場合には、スワール流の勢いが強いと容易にその下流側に流されてしまい、点火プラグ周りに安定して移送できなくなってしまう。
それに対し本発明では、スワール流の上流側の斜面に衝突するようにその噴口の向きが設定されているので、そこから噴射された燃料はピストンの頂面のスワール流の上流側から流されることとなり、その下流寄りに位置する点火プラグ周りに安定して移送させることができる。
そうした上で、エンジンの特定運転時において、スワール流を強化するスワール強化手段を備えるようにするのが好ましい。
そうすれば、点火プラグから離れた燃焼室の周辺部に比較的勢いの強いスワール流が形成され、噴射した燃料の気化霧化を促進させることができるので、燃焼が不安定な膨張行程においても火炎伝播が安定するようになり、燃焼安定性を高めることができる。また、燃料の液滴が気筒内壁に付着するのを効果的に防ぐこともできる。
また、エンジンの特定運転時においては、吸気工程と圧縮工程後半とで燃料の噴射を複数回に分けて行うのが好ましい。
例えば、各工程で1回ずつ燃料を噴射するとすれば、吸気工程で噴射される燃料は、相対的に容積の大きな燃焼室内で比較的長い時間、スワール流の作用を受けて気化霧化が促進されるため、燃焼室内、特にその周辺部に比較的均一な混合気を形成させることができる。一方、圧縮工程後半では、燃焼室は相対的に小さな容積となって内圧が上昇しているため、噴射される燃料はその貫徹力が弱まって大きく分散することなく容易に移送させることができ、点火プラグ周りに比較的リッチな混合気の塊を形成させることができる。
また、上記ピストンの頂面の外周部分に、シリンダヘッドの下面と略平行な平坦面を形成し、この平坦面にのみ吸気弁リセスを設けるようにしてもよい。
そうすれば、吸気弁リセスの分だけ上死点における燃焼室の容積をより小さくすることができ、エンジンの圧縮効率を高めることができる。そして、ピストンの頂面の外周部分を平坦にしたことで、そこを流れるスワール流の勢いを大きく減衰させずに済み、気化霧化を促進して均一な混合気を形成することができ、また、気筒内壁への燃料の付着を軽減することができる。特に気筒内壁の温度が高まっていない冷間時に効果的なものとなる。
更に具体的には、上記インジェクタは、その軸線方向をその基端側から先端側に見て、先端部の最も上側に位置するとともに、左右方向の略中心を通る縦基準線上に位置する一つの第1噴口と、この第1噴口に続いてその下側に位置するとともに、噴霧の向きが上記スワール流の上流側となるように、上記縦基準線から外れて左右のいずれか一方に位置する一つの第2噴口と、この第2噴口に続いてその下側に位置するとともに、上記縦基準線から外れて左右に位置する2つの第3噴口とを備えているものとすることができる。
この場合、第2噴口を左右のいずれか一方にのみ位置させたところに工夫がある。すなわち、このような多噴口型のインジェクタの場合、燃料を燃焼室内に効率よく分散させるために、第2噴口も左右にそれぞれバランスよく設けるのが一般的である。
ところが、そうした場合に上記のタイミングで燃料を噴射すると、一方の噴口から噴射される燃料はスワール流の下流側の斜面に衝突した後、スワール流によって流されて点火プラグ周りから離れて分布し易い。それに対し、スワール流の上流側に向く第2噴口だけにすることで、そこから噴射される燃料を上述したように点火プラグ周りに燃料を効率よく移送させることができ、点火プラグ周りへの燃料の滞留性を高めることができる。また、単位時間当たりの燃料噴射量を変えずに噴口数を減すことは、それだけ噴口径が大きくなるため、噴射される燃料の貫徹力が弱まって大きく分散せずに移送できるようになる利点もある。
なお、上記エンジンの特定運転時とは、点火時期を圧縮上死点以降に設定したいエンジンの運転時であって、エンジンが比較的温まっている状態であっても触媒が未活性状態の時のエンジン運転時や、エンジン冷間時のエンジン運転時である。
このようなエンジン運転時においては、圧縮上死点以降の点火であっても、着火安定性、燃焼安定性が確保されるため、圧縮上死点以降の点火によって、排気ガス温度の速やかな上昇、ないし、エンジン本体の燃焼熱の受熱容量が高められ、燃焼性、触媒の浄化性能が高められて、排気ガスの浄化性能を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、燃焼室内に多少強力なスワール流が形成されていても、圧縮工程後半で終了するタイミングでピストンの頂面に向けて噴射される燃料は、点火プラグの周りに効率よく移送されるため、スワール流はそのまま活かしつつ、点火プラグ周りに比較的リッチな混合気の塊を安定して形成することができる。
そうして、エンジンの特定運転時には、スワール流によって、燃焼室内の周辺部の気化霧化を促進でき、気筒内壁への燃料の付着が軽減できる上、燃焼室内の中心部に混合気の塊を形成することによって、点火時期を遅らして圧縮上死点以降に点火しても着火安定性、燃焼安定性に優れるので、触媒の温度やエンジンの温度を速やかに高めることができ、排気ガスの浄化性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(全体構成)
図1は、本実施形態における火花点火式直噴エンジン1(単にエンジン1ともいう)の全体構成を示している。このエンジン1は、車両に搭載される多気筒のガソリンエンジンである。尚、各気筒の主な構成は同様であるため、同図では一つの気筒について表してある。
このエンジン1には、シリンダブロック2やシリンダヘッド3、ピストン4、クランク軸5、点火プラグ6、インジェクタ7、吸気システム8、排気システム9、エンジンコントロールユニット10(ECU10ともいう)などが備えられていて、例えば圧縮比14程度の比較的高圧縮比の下で燃焼が行われるように構成されている。そして、通常の運転状態では、低負荷運転領域から高負荷運転領域にわたって混合気を均一化して燃焼が行われ(均一燃焼)、エンジンおよび触媒が温まっていないエンジンの始動直後の冷間時(以下、冷間始動時という)には、混合気を弱成層化して燃焼が行われるように設定されている(弱成層燃焼)。
まず、シリンダブロック2について説明すると、その内部には複数の気筒11,11,・・・が設けられていて、シリンダブロック2の上部に配設されるシリンダヘッド3によって各気筒11の上部が塞がれている。各気筒11内には、図2に詳しく示すように、その軸Zに沿って往復動するようにピストン4が収容されている。各ピストン4は、コネクティングロッドを介してクランク軸5に連結されていて、これらの往復動によってクランク軸5が回転駆動されるようになっている。クランク軸5の一端には、クランク角度を検出するためのクランク角センサ12が配設されている。そして、これら各気筒11の上部に、シリンダヘッド3の底面に形成された天井部13と各ピストン4の頂面とで上下が区画されることによって燃焼室15が形成されている。
燃焼室15は、天井部13が三角屋根形状をしたペントルーフ型をしており、天井部13の一対の斜面は、それぞれ吸気システム8が設けられた吸気側と排気システム9が設けられた排気側とに臨んでいる。そして、この天井部13に対応するように(沿うように)、ピストン4の頂面14はペントルーフ形状に形成されていて、その略中央部分には、キャビティ16が形成されている。尚、ピストン4の頂面14については別途後述する。
天井部13の吸気側の斜面には、図3に示すように、各々吸気弁18で開閉される2つの開口部19a,19bが並列して開口しており、これら開口部19a,19bに2つの吸気ポート19,19の一端がそれぞれ接続されている。各吸気ポート19は燃焼室15から斜め上方に延びて、シリンダヘッド3の一側面に形成された開口部に接続されている。
一方、天井部13の排気側の斜面には、各々排気弁20で開閉される2つの開口部21a,21aが並列して開口しており、これら開口部21a,21aに2つの排気ポート21,21の一端がそれぞれ接続されている。各排気ポート21は途中で一つに合流して燃焼室15から略水平に延びてシリンダヘッド3の他側面に形成された開口部に接続されている。
吸気弁18及び排気弁20は、それぞれクランク軸5によって回転駆動される吸気カム軸22及び排気カム軸23により、各気筒11ごとに所定のタイミングで開口部19a,19b,21aを開閉するようになっている。吸気カム軸22には、クランク軸5に対する回転位相を所定の角度範囲で連続的に変化させることのできる可変動弁機構25が付設されていて、この可変動弁機構25の作動によって吸気弁18の開閉時期は変更制御可能となっている。
点火プラグ6は、燃焼室15の上部の略中央に位置するようにシリンダヘッド3に配設されていて、その先端部に設けられた電極6aが、吸排気弁18,20で囲まれた天井部13の略中央部分から燃焼室15内に突出している。一方、点火プラグ6の基端部には、点火回路26が接続されていて、各気筒11ごとに所定の点火タイミングで点火プラグ6に通電が行われる。
インジェクタ7は、燃焼室15の周縁部における2つの吸気ポート19,19の間の下方の部位に配設されていて、燃焼室15内に燃料を直接噴射できるように、噴口28の設けられたその先端部が2つの吸気弁18,18の間から燃焼室15内に臨んでいる。このインジェクタ7は、複数の噴口28を有する多噴口型のインジェクタ7であり、本実施形態では、5つの噴口28a,28b,28c,・・・(単に噴口28ともいう)が設けられている。尚、これら噴口28a,28b,28c,・・・の向きについては別途後述する。
各インジェクタ7には、各気筒11共通の燃料分配管30が接続されていて、所定のタイミングで燃料供給システム31から所定の圧力に調整された燃料が分配供給されるようになっている。
吸気システム8は、吸気通路32やサージタンク33、エアクリーナなどで構成されている。吸気通路32は吸気ポート19とサージタンク33との間に設けられていて、エアクリーナ(図示せず)でろ過された空気がサージタンク33、吸気通路32、吸気ポート19を順に経て各気筒11の燃焼室15に送給されるようになっている。
吸気通路32には、図3に示すように、途中で二股に分岐した一対の分岐通路32a,32bが設けられていて、これら分岐通路32a,32bが各々の吸気ポート19,19に接続されている。そして、一方の分岐通路32aには、燃焼室15内にスワール流を形成させるために、送給される空気の流量を変化させる流量制御弁35が配設されている。
この流量制御弁35は、分岐通路32aの流路を塞ぐ弁体を有し、その弁体が分岐通路32a内に傾動可能に支持されていて、閉じ方向に傾動制御されると流路が絞られ、2つの吸気ポート19,19から燃焼室15内に導入される吸気は相対的に勢いが強まって片寄るようになる。そうなると、図3の矢印線で示すように、燃焼室15内には、その周方向に渦巻くスワール流が形成される。本実施形態のように、気筒軸Z方向をその上方から見て、時計回りの進行側に位置する開口部19bから勢いのある吸気が導入される場合には、時計回りに渦巻くスワール流が形成されることになる。
排気システム9は、排気マニホールド36や触媒コンバータ37、排気管38、マフラーなどで構成されている。排気マニホールド36は、各気筒11の排気ポート21に接続されていて、その下流側に、触媒コンバータ37、排気管38、マフラー(図示せず)がそれぞれ順に接続されている。
触媒コンバータ37には、HCやCOなどの排気ガス中の成分を酸化還元作用により浄化する触媒が設けられている。ただし、この触媒は、温度の低い不活性状態ではその浄化機能が発揮されないため、例えば200℃以上の所定温度にして活性化させることが必要となる。
ECU10には、エンジン1を運転制御するために、CPUやROM、RAMなどのハードウエアと、各種制御プログラムなどのソフトウエアとが備えられている。
具体的には、ECU10には、点火プラグ6の点火時期を制御する点火制御部10aやインジェクタ7の燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御部10b、流量制御弁35の傾動量を制御する吸気流量制御部10cなどの制御プログラムが備えられていて、ECU10は、エンジン1の各所に取り付けられたクランク角センサ12やアクセルセンサ、ブレーキセンサ、温度センサなどの各種装置から入力される信号に基づいてエンジン1の運転状態を判定し、可変動弁機構25や点火回路26、インジェクタ7、流量制御弁35などを制御する。
次に、このECU10が主体となって行われる本エンジン1の制御について説明する。
このエンジン1では、排気システム9中の触媒コンバータ37が適正に機能している通常の運転時には、その運転状態にかかわらず、吸気工程、特にその前半部分でインジェクタ7を作動させて、燃焼室15全体の空燃比が所定の値になるように混合気の均一化が行われ、吸気工程の後半に点火して燃焼が行われる。この場合、吸気ポート19の流量制御弁35は、エンジン1の負荷状態に応じて傾動制御され、燃焼室15内にはタンブル流やスワール流などが形成されるようになっており、これら吸気の流動を利用して燃料の気化霧化が促進されるようにしている。
一方、温度が低くて触媒が不活性状態にある冷間始動時には、排出される排気ガスの熱量を高めて触媒を速やかに活性化させるために、燃焼室15内に弱成層化した混合気を形成させ、圧縮上死点以降(例えば−15°BTDC)に点火して燃焼が行われる。
すなわち、図4に示すように、吸気工程と圧縮工程の後半とにおいて燃料の噴射が複数回に分けて行われる。尚、本実施形態では燃料の噴射は2回行われ、図中、斜線領域がその燃料噴射タイミングを示している。
1回目の燃焼噴射(第1噴射)では、燃料の気化霧化を促進させるために吸気工程の前半において燃料を噴射し、比較的均一な混合気を形成させる。そして、2回目の燃料噴射(第2噴射)では、噴射された燃料をできるだけそのまま点火プラグ6の電極6aの周り(単に電極6a周りともいう)に移送させるために、圧縮工程の3/4の期間が経過した後に噴射が終了するタイミング(例えば35°BTDC)で燃料を噴射し、電極6a周りに比較的リッチな混合気の塊を形成させる。
この場合、吸気ポート19の流量制御弁35は、ECU10の吸気流量制御部10cによって流路を完全に塞ぐなど閉じ方向に大きく傾動制御されて、燃焼室15内には比較的勢いの強いスワール流が形成されるようになっており(スワール流強化手段)、スワール流が強化されることにより、第1噴射の燃料の気化霧化が促進され、また、第2噴射の燃料の気筒内壁への付着が効果的に防止できるようになっている。
このように圧縮上死点以降の膨張行程で点火する場合には、燃焼室15の容積が増加して混合気の温度や圧力が低下するため、着火や燃焼が不安定になるが、電極6a周りに比較的リッチな混合気の塊を形成することで、着火安定性に優れ、また、その周りに比較的均一な混合気を形成することで、火炎伝播し易くなって燃焼安定性にも優れることとなる。
そうして、所定時間の経過や、温度センサで計測される触媒の温度が所定温度に達するなど、所定の条件が満たされると、ECU10の制御によって先の通常の運転時の設定に切り替わるように構成されている。
ところで、インジェクタ7の噴口28の向きであるが、上述の通りこのエンジン1では、通常の運転時には均一燃焼が行われ、そして冷間始動時には弱成層燃焼が行われるため、これらの燃焼形態にバランスよく対応するように設定されている。
例えば図5は、燃料を噴射しているインジェクタ7の先端部を前方から見た図を模式的に示したものであるが、同図に示すように、各噴口28は、インジェクタ7の先端部の左右方向の略中心を通って上下方向に延びる縦基準線Hに対して線対称状に形成されていて、最も上側には、縦基準線H上に位置する一つの第1噴口28aが設けられ、第1噴口28aの直ぐ下側には、縦基準線Hから左右いずれか一方に比較的大きく離れて位置する1つの第2噴口28bが設けられ、この第2噴口28bの直ぐ下側には、縦基準線Hから両側に第2噴口28bよりも僅かに大きく縦基準線Hから両側に離れて線対称状に位置する2つの第3噴口28c,28cが設けられ、これら第3噴口28c,28cの直ぐ下側には、縦基準線H上に位置する一つの第4噴口28dが設けられている。尚、図中の矢印線は上下等の方向を表している。
各噴口28からは、10°〜20°程度の広がりをもった円錐形状の噴霧が形成されるようになっていて、通常の運転時や冷間始動時の第1噴射時には、ピストン4が下降していて相対的に容積の大きい燃焼室15に燃料が噴射されるため、噴射される燃料が気筒11内全体に広く分散するように、各噴霧が互いに重複することなく放射状に拡がるように各噴口28の向きが設定されている。
そして、冷間始動時の第2噴射時には、図2に示すように、ピストン4が上昇していて相対的に容積の小さい燃焼室15に燃料が噴射されるため、ピストン4の頂面14をうまく活用して電極6a周りに燃料が移送されるようにしている。
詳しくは、第1噴口28aは、図2に示すように、そこから噴射される燃料がキャビティ16の内壁面に衝突し、その内壁面に案内されて電極6a周りへ移送されるように向きが設定されている。第2噴口28b及び第3噴口28cは、ピストン4の吸気側(インジェクタ7側)に吸気側に臨む斜面(後述する第1斜面42)に衝突し、その第1斜面42に沿うように流れて電極6a周りへ移送されるように向きが設定されている。
例えば図6の(a)〜(d)は、第2噴口28bから噴射される燃料の液滴の変位を示したものであるが、第2噴射時には圧縮されて燃焼室15の内圧が高まっていることから、その噴霧の貫徹力は相対的に弱くなっており、(a)のように噴射された燃料は、(b)のように第1斜面42に衝突すると、噴射時の勢いが減少して大きく跳ね返ることなく(c)や(d)のように、その表面近傍を沿うようにして流れていき、ピストン4の頂面14の中央付近、つまりは電極6a周りに移送されるようになる。
ところが、燃焼室15内には、図7の(a)や(b)に示すように、時計回りに渦巻く比較的強いスワール流が形成されているため、(a)のように第2噴口28bから噴射された燃料は、第1斜面42に衝突した後、(b)の太矢印線が示すようにスワール流の下流側に流されてしまい、電極6a周りに安定して移送できないことが確認された。尚、ここでは、図8に示すように、縦基準線Hの左右両側に線対称状に一つずつ第2噴口28bが形成された一般的な6噴口のインジェクタ7での第2噴口28b,28bの噴霧の状態を示している。
その中でも、特にスワール流の下流側に向けて噴射された噴霧は、元々電極6a周りのスワール流の下流側に分布する傾向にあるところに、更にスワール流によって流されてしまうため、電極6a周りから離れて分布する傾向が確認された。
スワール流を弱めてその影響を軽減させることも考えられるが、そうすると、圧縮上死点以降に点火する場合、火炎伝播が不安定になって燃焼安定性を確保できないおそれがあり、好ましくない。
そこで、本発明者らが検討を重ねたところ、先に示したように、インジェクタ7の噴口から、スワール流の下流側に向く第2噴口28bを無くして5噴口にし、残した第2噴口28bを更にスワール流の上流側に向けることで、スワール流全体としての勢いは弱めることなく、第2噴口28bから噴射した燃料を安定して電極6a周りに移送できることを見い出した。
(要部構成)
次にその本発明の特徴部分について詳しく説明する。
図9はピストン4を示したものであるが、円筒状のピストン4の頂面14は、燃焼室15の天井部13に対応するようにペントルーフ形状に形成されていて、筒軸(気筒軸Z)に直交する平坦なベース面41と、このベース面41からそれぞれ斜め上向きに拡がる第1斜面42及び第2斜面43と、これら第1斜面42及び第2斜面43の上端縁に連なる尾根面44とを備えている。このピストン4は、第1斜面42がインジェクタ7の設けられた吸気側に、第2斜面43が排気側にそれぞれ臨むように気筒11内に配設される。
頂面14の略中央部分には、開口縁が略楕円形状をしたキャビティ16が凹み形成されている。キャビティ16の内壁面には、べース面41と面一状に形成され、開口縁よりも小径の略円盤形状をした底面16aと、この底面16aの周縁と開口縁とに連なって外方に滑らかに湾曲する曲側面16bとが設けられている。
本エンジン1では、圧縮比14程度の比較的高圧縮比の下で燃焼が行われるため、点火が行われる上死点の近傍では天井部13とピストン4の頂面14との間の空間は従来に比べて相当小さくなるが、点火プラグ6の下方にキャビティ16を位置させてその電極6a周りに空間を確保することで、着火安定性、燃焼安定性を向上させている。
そして、図10に示すように、上記第2噴射時において第2噴口28bから噴射される燃料が(図中、矢印線F2で示す)、インジェクタ7の軸線方向をその基端側から先端側に見て、第1斜面42におけるスワール流の上流側の部位に衝突するように第2噴口28bの向きが設定されている。
そうすることで、第2噴口28bからの噴霧は、第1斜面42に衝突するとその勢いを大きく失って第1斜面42に沿ってキャビティ16側に流れていくようになるが、そのとき、その噴霧の塊はスワール流の上流側に位置しているので、スワール流の作用によってその下流側に流されてキャビティ16側、つまり電極6a周りに向かうようになる。
特に、単位時間当たりの噴射量を変えずに噴口数を減らしたことで、噴口の開口径が相対的に大きくなって噴霧の貫徹力が弱まっているため、燃料がばらつかずに効率よく電極6a周りに移送させることができる。この点からすれば、本実施形態の第2噴口28bは、特に第2噴射時において電極6a周りに燃料を移送させることに主眼を置いて設けられたものともいえる。
またこのとき、第1噴口28aから噴射される燃料(図中、矢印線F1で示す)は、キャビティ16の排気側の内壁面に衝突した後、上向きに案内されて電極6a周りに移送されるが、第1噴口28aの噴霧は第2噴口28bの噴霧よりも速くキャビティ16内に達するため、前者の噴霧は後者の噴霧を引っ張って電極6a周りに移送され易くしている。
このように、気筒11の中心部では、安定して着火性に優れる混合気の塊が形成されるが、その一方で特に気筒内壁の近傍で比確的強いスワール流が保持されるようになっている。
すなわち、図9に示したように、ピストン4の頂面14の外周部分には、スワール流が円滑に流れるようにベース面41が環状に拡がっている(フランジ部41bともいう)。このフランジ部41bによって、気筒内壁に沿って形成されるスワール流は大きく減衰することなく保持されるので、通常の運転時や冷間始動時の第1噴射時に噴射された燃料は気化霧化が促進され、より均一な混合気を形成することができ、気筒内壁への燃料の付着を軽減することができる。
特に、第2噴射時に噴射された燃料の場合、気筒内壁の温度が高まっていないため、燃料が付着すると燃焼不良やエンジンオイルへの混入を招くおそれが強いが、このようにしておくことで気筒内壁への燃料を付着を効果的に軽減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、エンジン1の始動直後の冷間時など、排気の温度やエンジン1の温度を速やかに上昇させる必要があるエンジンの特定運転時において、比較的強いスワール流を保持したままで、圧縮工程後半に燃料を噴射して点火プラグ6の電極6a周りに比較的リッチな混合気の塊を安定して形成することができ、圧縮上死点以降に点火して触媒の温度やエンジン1の温度を速やかに高めることができるので、排気ガスの浄化性能に優れた火花点火式直噴エンジン1を実現することができる。
なお、本発明にかかる火花点火式直噴エンジン1は、前記の実施の形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、吸気弁18との接触を避けるためにピストン4の頂面14に吸気弁リセスを凹設してあってもよい。
具体的には、図11に示すように、ピストン4の頂面14の吸気側のベース面41に、2つの吸気弁リセス45,45を並列に形成する。そうすることで、吸気弁リセス45,45の分だけ上死点における燃焼室15の容積をより小さくすることができ、エンジン1の圧縮効率を高めることができる。また、第1斜面42に影響しないように吸気弁リセス45,45をベース面41にのみ形成したことで、第2噴口28bからの噴霧の多くを第1斜面42に受け止めることができるため、それだけ安定して電極6a周りに移送させることができるようになる。
また、インジェクタ7の噴口数や配置は上記実施形態には限られない。噴霧回数も少なくとも1回以上あればよい。スワール強化手段として上記実施形態では流量制御弁35を例示したが、それに限らず、例えば吸気弁18のバルブリフト量の制御や吸気弁18の停止制御などで構成することもできる。
実施形態におけるエンジンの全体構成を示す概略図である。 実施形態におけるエンジンの要部を示す概略断面図である。 実施形態におけるエンジンの要部を示す概略斜視図である。 燃料の噴射タイミングを説明するための図である。 インジェクタの噴口を説明するための図である。 噴射された燃料の液滴の経時的な状態変化をCFDにより求めた図である。(a)は噴射終了時を、(b)から(d)はその後の状態を表している。 噴射された燃料の液滴の経時的な状態変化をCFDにより求めた図である。2つの噴口から燃料が噴射された場合を示しており、(a)は噴射終了時を、(b)はその後の状態を表している。 左右に2つの噴口が設けられている一般的なインジェクタの噴口を説明するための図である。 (a)はピストンの平面図、(b)はピストンの正面図、(c)はピストンの側面図である。 第2噴射時の状態を説明するための図である。 ピストンの別実施形態を示す平面図である。
符号の説明
1 エンジン
4 ピストン
6 点火プラグ
6a 電極
7 インジェクタ
8 吸気システム
9 排気システム
10 ECU
10a 点火制御部
10b 燃料噴射制御部
10c 吸気流量制御部
11 気筒
13 天井部
14 頂面
15 燃焼室
16 キャビティ
18 吸気弁
19 吸気ポート
20 排気弁
21 排気ポート
28 噴口
32 吸気通路
32a、32b 分岐通路
35 流量制御弁
37 触媒コンバータ
41 ベース面
42 第1斜面(斜面)
43 第2斜面
44 尾根面
45 吸気弁リセス
H 縦基準線
Z 気筒軸

Claims (7)

  1. 天井面がペントルーフ形状に形成された燃焼室を有し、該燃焼室の周縁部に配設され、複数の噴口を有するインジェクタと、上記燃焼室の略中央上部に配設された点火プラグとを備え、上記燃焼室内にスワール流が形成される火花点火式直噴エンジンであって、
    上記燃焼室の下側を区画するピストンの頂面は、上記燃焼室の天井面に沿うようにして上記インジェクタ側に臨む斜面が形成されるとともに、上記点火プラグの下方の部位に凹状のキャビティを有し、
    エンジンの特定運転時において、圧縮工程の3/4の期間が経過した圧縮工程後半に終了するタイミングで噴射される燃料の噴霧の少なくとも一部が、上記斜面及びキャビティに衝突するように設定され、圧縮上死点以降に点火が行われるように制御されていて、
    上記斜面に衝突する噴霧が、インジェクタの軸線方向をその基端側から先端側に見て、スワール流の上流側の斜面に衝突するように上記インジェクタの噴口の向きが設定されていることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  2. 請求項1に記載の火花点火式直噴エンジンであって、更に、
    エンジンの特定運転時において、スワール流を強化するスワール強化手段が備えられていることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の火花点火式直噴エンジンであって、更に、
    エンジンの特定運転時において、吸気工程と圧縮工程後半とで燃料の噴射が複数回に分けて行われることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の火花点火式直噴エンジンであって、
    上記ピストンの頂面の外周部分には、シリンダヘッドの下面と略平行な平坦面が形成され、この平坦面にのみ吸気弁リセスが設けられていることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の火花点火式直噴エンジンであって、
    上記インジェクタは、その軸線方向をその基端側から先端側に見て、先端部の最も上側に位置するとともに、左右方向の略中心を通る縦基準線上に位置する一つの第1噴口と、この第1噴口に続いてその下側に位置するとともに、噴霧の向きが上記スワール流の上流側となるように、上記縦基準線から外れて左右のいずれか一方に位置する一つの第2噴口と、この第2噴口に続いてその下側に位置するとともに、上記縦基準線から外れて左右に位置する2つの第3噴口とを備えていることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の火花点火式直噴エンジンであって、
    上記特定運転時とは、エンジンの排気経路に備えられた触媒が未活性状態の時の運転時であることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の火花点火式直噴エンジンであって、
    上記特定運転時とは、エンジンの始動直後の冷間時の運転時であることを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
JP2008328233A 2008-12-24 2008-12-24 火花点火式直噴エンジン Expired - Fee Related JP5257054B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008328233A JP5257054B2 (ja) 2008-12-24 2008-12-24 火花点火式直噴エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008328233A JP5257054B2 (ja) 2008-12-24 2008-12-24 火花点火式直噴エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010150971A true JP2010150971A (ja) 2010-07-08
JP5257054B2 JP5257054B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=42570337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008328233A Expired - Fee Related JP5257054B2 (ja) 2008-12-24 2008-12-24 火花点火式直噴エンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5257054B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057492A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Denso Corp 触媒暖機制御装置
DE102016006653A1 (de) 2015-06-03 2016-12-08 Mazda Motor Corporation Direkteinspritzfunkenzündungsmotor, Steuer- bzw. Regelsystem hierfür, Verfahren zum Warmlaufen eines Katalysators und Computerprogrammerzeugnis
DE102016006652A1 (de) 2015-06-03 2016-12-08 Mazda Motor Corporation Direkteinspritzfunkenzündungsmotor, Steuer- bzw. Regelsystem hierfür, Verfahren zum Warmlaufen eines Motors und Computerprogrammerzeugnis
CN107530655A (zh) * 2015-04-30 2018-01-02 佛吉亚排放控制技术美国有限公司 全旋转混合器
JP2018162727A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 火花点火式内燃機関
JP2018162732A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 火花点火式内燃機関
JP2018162729A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 火花点火式内燃機関
CN108999677A (zh) * 2018-08-31 2018-12-14 中自环保科技股份有限公司 一种用于dpf再生的燃烧器
JP2019105201A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
JP2019105200A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
KR20210015779A (ko) 2018-05-31 2021-02-10 센주 세이야꾸 가부시키가이샤 디부틸히드록시톨루엔의 함량 저하가 억제된 안과용 액제

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3702083A1 (de) 2019-02-27 2020-09-02 FRONIUS INTERNATIONAL GmbH Verfahren und vorrichtung zum schweissen eines werkstücks

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01273824A (ja) * 1988-04-25 1989-11-01 Isuzu Motors Ltd 内燃機関の燃焼室
JPH07122407B2 (ja) * 1986-04-30 1995-12-25 マツダ株式会社 エンジンの燃焼室構造
JP2002371852A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Hitachi Ltd 筒内直接噴射式内燃機関
JP2007092693A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Mazda Motor Corp 火花点火式直噴エンジン

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07122407B2 (ja) * 1986-04-30 1995-12-25 マツダ株式会社 エンジンの燃焼室構造
JPH01273824A (ja) * 1988-04-25 1989-11-01 Isuzu Motors Ltd 内燃機関の燃焼室
JP2002371852A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Hitachi Ltd 筒内直接噴射式内燃機関
JP2007092693A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Mazda Motor Corp 火花点火式直噴エンジン

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057492A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Denso Corp 触媒暖機制御装置
CN107530655A (zh) * 2015-04-30 2018-01-02 佛吉亚排放控制技术美国有限公司 全旋转混合器
US10167797B2 (en) 2015-06-03 2019-01-01 Mazda Motor Corporation Control system of engine
DE102016006653A1 (de) 2015-06-03 2016-12-08 Mazda Motor Corporation Direkteinspritzfunkenzündungsmotor, Steuer- bzw. Regelsystem hierfür, Verfahren zum Warmlaufen eines Katalysators und Computerprogrammerzeugnis
DE102016006652A1 (de) 2015-06-03 2016-12-08 Mazda Motor Corporation Direkteinspritzfunkenzündungsmotor, Steuer- bzw. Regelsystem hierfür, Verfahren zum Warmlaufen eines Motors und Computerprogrammerzeugnis
DE102016006653B4 (de) * 2015-06-03 2020-10-01 Mazda Motor Corporation Direkteinspritzfunkenzündungsmotor, Steuer- bzw. Regelsystem hierfür, Verfahren zum Warmlaufen eines Katalysators und Computerprogrammerzeugnis
DE102016006652B4 (de) 2015-06-03 2020-08-06 Mazda Motor Corporation Direkteinspritzfunkenzündungsmotor, Steuer- bzw. Regelsystem hierfür, Verfahren zum Warmlaufen eines Motors und Computerprogrammerzeugnis
JP2018162729A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 火花点火式内燃機関
JP2018162732A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 火花点火式内燃機関
JP2018162727A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 マツダ株式会社 火花点火式内燃機関
JP2019105201A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
JP2019105200A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 マツダ株式会社 エンジンの制御装置
KR20210015779A (ko) 2018-05-31 2021-02-10 센주 세이야꾸 가부시키가이샤 디부틸히드록시톨루엔의 함량 저하가 억제된 안과용 액제
CN108999677A (zh) * 2018-08-31 2018-12-14 中自环保科技股份有限公司 一种用于dpf再生的燃烧器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5257054B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5257054B2 (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP4501832B2 (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP6323683B2 (ja) エンジンの制御装置
JP6784214B2 (ja) 内燃機関の制御装置
KR20030022040A (ko) 불꽃 점화식 직접 분사 엔진의 제어 장치
JP6323684B2 (ja) エンジンの制御装置
JP4541846B2 (ja) 筒内噴射式エンジン
JP4500790B2 (ja) 直噴エンジン
WO2005017348A1 (ja) 火花点火機関及びその燃焼制御方法
JP2006274946A (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP2008157197A (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関
CN106640461A (zh) 具有相切翅片的环形喷嘴喷射器
JP2010071134A (ja) エンジンの燃料噴射時期制御装置
JP4492399B2 (ja) 筒内直接噴射式火花点火内燃機関の制御装置および制御方法
JP2010150970A (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP2006274945A (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP2007051549A (ja) 燃料噴射弁及びそれを備えた筒内噴射式エンジン
JP2010150969A (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP2007511707A (ja) 内燃エンジン
JP4618181B2 (ja) 予混合圧縮自己着火型のガソリン内燃機関
JPWO2002020957A1 (ja) 筒内噴射式火花点火機関
JP5136255B2 (ja) 火花点火式直噴エンジン
JP2006037794A (ja) 筒内直接噴射式火花点火内燃機関
JP3269282B2 (ja) 直噴型火花点火式内燃機関
JP2008088920A (ja) 筒内噴射式火花点火内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5257054

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees