JP2010149719A - シート装置 - Google Patents

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周三 橋本
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守雄 酒井
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Abstract

【課題】特殊な機構を必要とすることなく、シートの可動部の作動速度を可変とすることを目的とする。
【解決手段】モータA18及びモータB19を並列配置すると共に、ギヤユニット70に連結して、モータA18及びモータB19を駆動制御することによってリクライニングギヤ60を駆動して車両用シート42のシートバック44の傾斜角度を調整する。ギヤユニット70は、モータA18の回転軸に設けられたギヤ62と、モータB19の回転軸に設けられたギヤ62より大きいギヤ64とを設け、各ギヤ62、64を歯合することで各モータを連結する。また、モータA18の回転軸をリクライニングギヤ60に連結する。そして、シートバック44の傾斜角度の調整が操作指示された場合に、モータA18を駆動し、危険検知された場合に、モータA18及びモータB19を共に駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート装置にかかり、特に、車両の緊急時に作動するシート装置に関する。
車両の緊急時に作動するシート装置としては、例えば、衝突などの緊急時に車両用シートのシートバックの傾斜角度を調整するものなどが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の技術では、同一規格のモータを直列に2つ配置して、シートバック調整時には、一方のモータのみを駆動し、障害物の接近を検出したときには、2つのモータを駆動してシートバックを高速に調整することが提案されている。
特開2005−119646号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、モータを直列配置して複数のモータを接続するため、特殊な機構がモータに必要となる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、特殊な機構を必要とすることなく、シートの可動部の作動速度を可変とすることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、シートの状態を変更するための少なくとも1つのシート可動部と、前記シート可動部と連結されて前記シート可動部を駆動する第1駆動手段と、前記第1駆動手段に連結され、前記第1駆動手段の駆動速度を加速するための連結手段と、前記連結手段を介して前記第1駆動手段と連結された第2駆動手段と、予め定めた第1条件を満たした場合に、前記第1駆動手段が駆動するように前記第1駆動手段を制御し、前記第1条件とは異なる第2条件を満たした場合に、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段の各々が駆動するように前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、少なくとも1つのシート可動部によってシートの状態が変更される。例えば、シート可動部は、請求項3に記載の発明のように、シートバックがシートクッションに対して可動して、シートバックの傾斜角度を変更するシート可動部を適用するようにしてもよいし、シートスライド等の他のシート可動部を適用するようにしてもよい。
また、シート可動部は、第1駆動手段に連結され、第1駆動手段によってシート可動部が駆動される。すなわち、第1駆動手段によってシート可動部が駆動されてシートの状態が変更される。
また、第1駆動手段には連結手段が連結され、第1駆動手段の駆動速度が連結手段によって加速可能とされている。例えば、連結手段は、簡単なギヤの組み合わせや、ベルト及びローラの組み合わせで構成することができる。
また、第2駆動手段は、連結手段を介して第1駆動手段に連結されている。すなわち、第2駆動手段の駆動力が連結手段を介して第1駆動手段に伝達され、連結手段によって駆動速度が加速される。なお、第2駆動手段は、第1駆動手段と並列配置されるようにしてもよい。
そして、制御手段では、第1条件を満たした場合に、第1駆動手段が駆動するように第1駆動手段が制御され、第2条件を満たした場合に、第1駆動手段及び第2駆動手段が駆動するように第1駆動手段及び第2駆動手段が制御される。
すなわち、第1条件を満たした場合には、第1駆動手段が駆動されるので、第1駆動手段によってシート可動部が駆動されてシートの状態が変更される。
また、第2条件を満たした場合には、第1駆動手段及び第2駆動手段が駆動されるので、第1駆動手段による駆動が、連結手段及び第2駆動手段によって加速されるので、第1条件を満たしてシート可動部を駆動する場合よりも高速でシート可動部を駆動することができる。また、2つの駆動手段の駆動によってシート可動部が駆動されることになるので、トルクを稼ぐことができる。
従って、特殊な機構を必要とすることなく、シートの可動部の作動速度を可変とすることができる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、操作手段と予測手段を更に備えて、制御手段が、第1条件として操作手段によってシートの状態の変更が操作指示された場合に、操作手段の操作維持に応じて第1駆動手段を制御し、第2条件として予測手段によって危険状況が予測された場合に、予め定めたシートの状態になるように第1駆動手段及び第2駆動手段を制御するようにしてもよい。すなわち、乗員の操作によってシートの状態を変更する場合には、第1駆動手段によってシート可動部を駆動して、危険状況が予測された場合には、第1駆動手段及び第2駆動手段によってシート可動部を乗員の操作時よりも高速で駆動することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、連結手段が、シート可動部に連結された所定歯数の第1のギヤ、及び第1のギヤと歯合された所定歯数より多い歯数の第2のギヤからなり、第1駆動手段が第1ギヤを回転し、第2駆動手段が前記第2ギヤを回転するようにしてもよい。これによって簡単なギヤの組み合わせによって、シートの可動部の作動速度を可変とすることができる。
以上説明したように本発明によれば、2つの駆動手段と、駆動速度を加速するための連結手段とを設けて、第1条件を満たした場合に1つの駆動手段を駆動して、第2条件を満たした場合に2つの駆動手段を駆動することで、特殊な機構を必要とすることなく、シートの可動部の作動速度を可変とすることができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わるシート装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係わるシート装置10は、車両用シートのシートバックの駆動制御を行うためのシート制御ECU12、及び車両用シートのシートバックの傾斜角度を調整するためのリクライニングアクチュエータ14を備えている。
シート制御ECU12は、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェースを有するマイクロコンピュータ16を備えており、リクライニングアクチュエータ14は、モータA18、モータB19、及びシートバックの位置(リクライニング角度)を検出するためのセンサ20を備えている。なお、センサ20は、例えば、モータA18の回転数や回転位置等をホール素子等のセンサを用いて検出することにより、シートバックの傾斜角度を検出する。
マイクロコンピュータ16には、電源回路22、車両情報入力回路24、スイッチ入力回路26、モータ駆動回路28、電流モニタ回路30、及びセンサ入力回路32が接続されている。
電源回路22は、スイッチ34を介してバッテリ36に接続されており、バッテリ36の電力をシート装置10の各部へ供給する。
車両情報入力回路24は、車両の各種制御を行うための各種ECU38が接続されており、各種ECU38との通信が可能とされている。
スイッチ入力回路26は、車両用シートのシートバックやシートスライド等の調整を操作指示するためのシート操作スイッチ40に接続されている。シート操作スイッチ40は、例えば、車両用シートの側面やドアトリム等に設けられ、シートバックのリクライニング調整やシートスライド等の調整を操作指示するためのスイッチが設けられている。
モータ駆動回路28には、リクライニングアクチュエータ14を駆動するためのモータA18及びモータB19が接続されており、モータ駆動回路28によってモータA18及びモータB19が駆動される。
また、モータA18及びモータB19は、シートクッションに対してシートバックを可動してシートバックの傾斜角度を調整するためのリクライニングギヤを駆動する。詳細には、モータA18及びモータB19は、図2(A)、(B)に示すように、並列配置されると共に、ギヤユニット70に連結され、モータA18及びモータB19を駆動制御することによってリクライニングギヤ60を駆動して車両用シート42のシートバック44の傾斜角度を調整するようになっている。ギヤユニット70は、モータA18の回転軸に設けられた所定歯数のギヤ62と、モータB19の回転軸に設けられたギヤ62より大きい(所定歯数より多い歯数)ギヤ64とを備えており、モータA18及びモータB19は、各ギヤ62、64が歯合することによって連結されている。そして、モータA18の回転軸がリクライニングギヤ60に連結されている。
なお、モータA18及びモータB19は、同一規格のモータを適用するようにしてもよいし、異なる規格のモータを適用するようにしてもよい。また、モータA18及びモータB19は、モータ駆動回路28から供給される電流等に応じて速度可変としてもよい。
電流モニタ回路30は、モータ駆動回路28からモータA18やモータB19へ供給される電流を検出し、検出結果をマイクロコンピュータ16へ出力する。マイクロコンピュータ16は、電流モニタ回路30の検出結果を用いてモータA18及びモータB19の回転速度(一定速度制御等)を制御する。
センサ入力回路32には、リクライニングアクチュエータ14のセンサ20が接続されており、センサ20の検出結果をマイクロコンピュータ16へ出力する。
一方、車両入力回路24に接続された各種ECU38としては、本実施の形態では、衝突等の危険状況を予測する衝突判断ECU46(図3)が接続されている。
衝突判断ECU46は、図3に示すように、前方の障害物までの距離を検出するための前方ミリ波レーダー48、前側方の障害物までの距離を検出するための前側方ミリ波レーダー50、前方を撮影するステレオカメラ52、後方の障害物までの距離を検出するための後方ミリ波レーダー54、後側方の障害物までの距離を検出するための後側方ミリ波レーダー56が接続されたバス58に接続されている。
前方ミリ波レーダー48、前側方ミリ波レーダー50、ステレオカメラ52、後方ミリ波レーダー54、及び後側方ミリ波レーダー56は、車両周辺を監視して、監視結果を衝突判断ECU46に出力する。
前方ミリ波レーダー48は、例えば、フロントグリル中央付近に設けられ、前側方ミリ波レーダー50は、バンパ内の車幅方向両端付近等に設けられ、それぞれ車両前方や前側方にミリ波を出射することで対象物から反射してきた電波を受信し、伝搬時間やドップラー効果によって生じる周波数差などを基に対象物までの距離や自車との相対速度等を測定するために設けられている。また、後方ミリ波レーダー54及び後側方ミリ波レーダー56は、リアバンパー等に設けられ、それぞれ車両後方や後側方にミリ波を出射することで対象物から反射してきた電波を受信し、伝搬時間やドップラー効果によって生じる周波数差などを基に対象物までの距離や自車との相対速度等を測定するために設けられている。
ステレオカメラ52は、例えば、フロントウインドシールドガラス上方の中央付近車室内に設けられ、車両前方を撮影して、周辺障害物を検出すると共に、障害物までの距離を測定するために設けられている。なお、ステレオカメラ52は、前方ミリ波レーダー48及び前側方ミリ波レーダー50等によって障害物までの距離を検出できるので、省略した構成としてもよい。
そして、衝突判断ECU46は、前方ミリ波レーダー48、前側方ミリ波レーダー50、ステレオカメラ52、後方ミリ波レーダー54、及び後側方ミリ波レーダー56の検出結果を取得して衝突等の危険状況の予測を行う。衝突等の危険状況予測については既知の各種技術を適用することができるので、詳細な説明を省略する。例えば、衝突判断ECU46は、前方ミリ波レーダー48、前側方ミリ波レーダー50、ステレオカメラ52、後方ミリ波レーダー54、及び後側方ミリ波レーダー56の検出結果に基づいて、障害物までの距離の変化から相対速度を求めて、衝突までの時間を算出し、算出した衝突予測時間tが予め定めた時刻以内の場合に危険検知とする。
以上のように構成されたシート装置10では、衝突判断ECU46によって危険検知した場合に、シートバック44の角度が予め定めた傾斜角度になるように調整を行うようにしている。これによって衝突等の緊急時に乗員を適正姿勢にすることができ、シートベルトやエアバッグ装置などの乗員保護装置により的確に乗員を保護することができる。
具体的には、衝突判断ECU46によって危険検知した場合には、シートバック44の高速作動要求をシート制御ECU12に出力する。そして、シート制御ECU12は、モータ駆動回路28を制御して通常のシート調整時(シート操作スイッチ40の操作によるシート調整時)よりも高速でシートバック44の調整を行うように制御する。
本実施の形態では、モータA18のみを駆動することで第1速度(低速)でシートバック44の傾斜角度を調整し、モータA18及びモータB19を共に駆動することでギヤユニット70によって駆動速度を加速して第1速度より速い第2速度(高速)でシートバック44の傾斜角度を調整する。なお、本実施の形態では、モータA18及びモータB19を共に駆動する際には、2つのモータを同一速度で駆動するものとするが、異なる速度で駆動するようにしてもよい。
すなわち、シート装置10は、シート操作スイッチ40が操作されてシートバック44の傾斜角度の調整が操作指示された場合には、シート制御ECU12は、モータ駆動回路28を制御してモータA18を駆動してシートバック44の調整を行い、衝突判断ECU46によって危険検知された場合には、シート制御ECU12が、モータ駆動回路28を制御してモータA18及びモータB19を共に駆動してシートバック44の調整を行う。
続いて、上述のように構成された本発明の実施の形態に係わるシート装置10のシート制御ECU12で行われる処理の流れの一例について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係わるシート装置10のシート制御ECU12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ100では、シート操作スイッチ40がスイッチオフからオンになったか否かがマイクロコンピュータ16によって判定される。該判定は、乗員によってシート操作スイッチ40が操作されてシートバック44の調整が操作指示されたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ102へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ102では、アップ指示か否かがマイクロコンピュータ16によって判定される。すなわち、シートバック44を起こす方向(アップ側)へ調整する操作指示がシート操作スイッチ40によって行われたか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、シートバック44を倒す方向(ダウン側)へ調整する操作指示が行われた場合には判定が否定されてステップ106へ移行する。
ステップ104では、アップ側へモータA18だけが作動されて、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、マイクロコンピュータ16がモータ駆動回路28を制御することによって、モータA18だけをアップ側へ作動する。これによって、モータA18の駆動力がそのままリクライニングギヤ60に伝達されて、シートバック44がアップ側へ移動される。
また、ステップ106では、ダウン側へモータA18だけが作動されて、ステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、マイクロコンピュータ16がモータ駆動回路28を制御することによって、モータA18だけをダウン側へ作動する。これによって、モータA18の駆動力がそのままリクライニングギヤ60に伝達されて、シートバック44がダウン側へ移動される。
一方、ステップ108では、シート操作スイッチ40がスイッチオンからオフになったか否かがマイクロコンピュータ16によって判定される。該判定は、ステップ102〜106によってシートバック44の調整が開始されて、シート操作スイッチ40のスイッチ操作が終了したか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ110へ移行し、否定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ110では、ステップ104またはステップ106でモータA18が作動されているので、モータA18の作動が停止されてステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。すなわち、マイクロコンピュータ16がモータ駆動回路28を制御してモータA18の作動を停止する。
また、ステップ112では、高速作動要求があるか否か判定される。該判定は、衝突判断ECU46によって危険検知されて、シートバック44の高速作動要求が車両情報入力回路24を介して入力されたか否かをマイクロコンピュータ16が判定し、該判定が肯定された場合にはステップ114へ移行し、否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。なお、センサ20の検出結果をセンサ入力回路32を介して取得して、センサ20の検出結果からシートバック44の傾斜角度が予め定めた目標角度(目標角度範囲でもよい)の場合には、高速作動要求が行われてもステップ114以降の処理を行わずにステップ100に戻って上述の処理を繰り返すものとする。
ステップ114では、モータA18及びモータB19が作動開始されてステップ116へ移行する。すなわち、マイクロコンピュータ16がモータ駆動回路28を制御することによってモータA18及びモータB19の駆動を開始することによって、並列配置されたモータA18とモータB19の双方の駆動力がギヤユニット70を介してリクライニングギヤ60に伝達されて、シートバック44が予め定めた目標角度範囲に調整開始される。このとき、モータA18の回転軸に設けられたギヤ62より、モータB19の回転軸に設けられたギヤ64の方が大きいため、リクライニングギヤ60に連結されたモータA18の回転速度がモータB19及びギヤユニット70によって加速されるので、モータA18のみでリクライニングギヤ60を駆動する場合よりも高速にリクライニングギヤ60を駆動してシートバック44の調整を行うことができる。
続いてステップ116では、シートバック44の調整を停止する条件を満たしたか否かマイクロコンピュータ16によって判定される。該判定は、例えば、センサ20の検出結果をセンサ入力回路32を介してシート制御ECU12が取得して、シートバック44の角度が予め定めた目標角度(目標角度範囲)になったか否かを判定したり、シートバック44の作動を開始してから予め定めた時間が経過したか否か等を判定したり、挟み込みなどによりモータ負荷が予め定めた負荷以上となったか否かを判定したり、衝突判断ECU46によって検知された危険状況が回避されたか否か等を判定し、判定が肯定されるまで待機してステップ118へ移行する。
ステップ118では、モータA18及びモータB19の作動が停止されてステップ100に戻って上述の処理が繰り返される。
このように、本実施の形態では、シート操作スイッチ40によってシートバック44の傾斜角度の調整が指示された場合には、モータA18を作動してシートバック44の傾斜角度を調整し、衝突判断ECU46によって危険状況が検知された場合には、並列配置されたモータA18及びモータB19を駆動することによって、シート操作スイッチ40の操作によってシートバック44を調整するよりも高速でシートバック44を調整することができる。
また、モータA18及びモータB19を並列配置して、ギヤユニット70を介してモータA18とモータB19とを連結するだけで、シートバック44の調整速度を変化させることができるので、特殊な機構を必要とすることなく、シートバック44の調整速度を可変することができる。
さらに、高速作動時には、2つのモータを駆動してシートバック44の傾斜角度を調整するので、1つのモータを駆動する場合よりもトルクを稼ぐことができる。
すなわち、シートバック44の緊急作動(危険検知された場合の作動)時には、通常(シート操作スイッチ40の操作による作動)時より多くのエネルギーが必要となり、モータを体格アップして高いトルクで作動する必要がある反面、通常作動時には低速で作動させるためトルク不足となるため、通常作動と緊急作動の両立が困難であったが、上述のように複数のモータを配列配置してギヤユニットを設けるだけで、新たにモータを設計することなく通常作動と緊急作動を両立することができる。
なお、上記の実施の形態では、シート可動部の一例としてシートクッションに対して可動してシートバック44の傾斜角度を変更するリクライニング機構を一例として説明したが、これに限る物ではなく、例えば、車両用シートを前後方向にスライドして位置調整を行うスライド機構を適用するようにしてもよいし、車両用シートの他の可動部に適用するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、モータA18の回転軸にギヤ62を設けると共に、モータB19の回転軸にギヤ62より大きいギヤ64を設けて、各ギヤ62、64が歯合することによって2つのモータを連結すると共に、モータA18の回転軸をリクライニングギヤ60に直接連結するようにしたギヤユニット70を用いたが、これに限るものではなく、例えば、図5に示すように、リクライニングギヤ60に連結したギヤ66を更に設けてギヤ62とギヤ66を歯合するようにして各モータの駆動力をリクライニングギヤ66に伝達するように構成したギヤユニットとしてもよいし、他のギヤの組み合わせを適用したギヤユニットを適用するようにしてもよいし、或いは、ベルト及びローラの組み合わせを用いて駆動力の伝達を行うものを適用するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、モータA18とモータB19を並列配置するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、図2(B)において、モータB19をリクライニングギヤ側に配置するようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係わるシート装置の概略構成を示すブロック図である。 (A)はシートバックの調整、及びシートバックを駆動するモータを説明するための図であり、(B)はシートバックの調整を駆動する2つのモータの連結を説明するための図である。 衝突判断ECUと衝突を判断するための構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わるシート装置のシート制御ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 シートバックの調整を駆動する2つのモータの連結の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10 シート装置
12 シート制御ECU
14 リクライニングアクチュエータ
16 マイクロコンピュータ
18 モータA
19 モータB
24 車両情報入力回路
26 スイッチ入力回路
28 モータ駆動回路
40 シート操作スイッチ
42 車両用シート
44 シートバック
46 衝突判断ECU
60 リクライニングギヤ
62、64 ギヤ

Claims (4)

  1. シートの状態を変更するための少なくとも1つのシート可動部と、
    前記シート可動部と連結されて前記シート可動部を駆動する第1駆動手段と、
    前記第1駆動手段に連結され、前記第1駆動手段の駆動速度を加速するための連結手段と、
    前記連結手段を介して前記第1駆動手段と連結された第2駆動手段と、
    予め定めた第1条件を満たした場合に、前記第1駆動手段が駆動するように前記第1駆動手段を制御し、前記第1条件とは異なる第2条件を満たした場合に、前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段の各々が駆動するように前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えたシート装置。
  2. シートの状態の変更を操作指示するための操作手段と、車両周囲の危険状況を予測する予測手段と、を更に備え、
    前記制御手段が、前記第1条件として前記操作手段によってシートの状態の変更が操作指示された場合に、前記操作手段の操作指示に応じて前記第1駆動手段を制御し、前記第2条件として前記予測手段によって前記危険状況が予測された場合に、予め定めたシートの状態になるように前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段を制御する請求項1に記載のシート装置。
  3. 前記シート可動部は、シートバックがシートクッションに対して可動し、シートバックの傾斜角度を変更する請求項1又は請求項2に記載のシート装置。
  4. 前記連結手段が、前記シート可動部に連結された所定歯数の第1のギヤ、及び前記第1のギヤと歯合された前記所定歯数より多い歯数の第2のギヤからなり、前記第1駆動手段が前記第1ギヤを回転し、前記第2駆動手段が前記第2ギヤを回転する請求項1〜3の何れか1項に記載のシート装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108973801A (zh) * 2018-06-08 2018-12-11 浙江众泰汽车制造有限公司 一种主动保护乘客的座椅装置及其控制方法
WO2019004409A1 (ja) * 2017-06-29 2019-01-03 日本化薬株式会社 乗員保護装置

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