JP2010149194A - ローラーユニット及びワイヤー放電加工機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤー電極5を長時間にわたって安定して牽引することのできるローラーユニット2を提供すること及び、ローラーユニット2を通過した後のワイヤー電極5が一定方向に曲がって進み、ワイヤー電極5がどこにも絡まることなく自然に回収箱16に回収されるようにしたローラーユニット2を提供することにある。
【解決手段】上ローラ3と下ローラ4とからなるローラーユニット2とし、下ローラ4の外周に多数の歯4aを設け、ワイヤー電極5の片側に歯4aを食い込ませ傷5aを付ける構成とする。またワイヤーボビン6、ワイヤー経路9、加工槽12、ローラユニット2及び回収箱16からなるワイヤー放電加工機1とする。
【選択図】図1
【解決手段】上ローラ3と下ローラ4とからなるローラーユニット2とし、下ローラ4の外周に多数の歯4aを設け、ワイヤー電極5の片側に歯4aを食い込ませ傷5aを付ける構成とする。またワイヤーボビン6、ワイヤー経路9、加工槽12、ローラユニット2及び回収箱16からなるワイヤー放電加工機1とする。
【選択図】図1
Description
本発明はワイヤー放電加工機においてワイヤー電極を牽引するための、2個のローラからなるローラーユニットであって、常に安定した牽引力によりワイヤー電極を牽引し、またローラーユニットを通過した後のワイヤー電極を整然と回収することを可能にしたローラーユニット及びそのようなローラーユニットを設けたワイヤー放電加工機に関するものである。
本願発明の出願人はワイヤー放電加工機を使用して金属を切断加工している。ワイヤー放電加工機では2個のローラーからなるローラーユニットによりワイヤー電極を挟み、2個のローラーをワイヤー電極に押し付けながら回転駆動することにより、ワイヤー電極を牽引する構成となっている。
2個のローラーの外周部分はセラミックスで出来ているが、短期間用するだけでローラの外面とワイヤー電極との間に滑りが発生するようになり、ワイヤー電極の送りが不安定になっていた。新品のローラーの外面と不安定になったローラーのワイヤー電極に接触していた部分とは、手で触って確認してもほんの僅かな差異しかなく、ローラー面の微妙な変化により滑りが発生するものと考えられる。
ローラは高価なため、2個のローラを互いに取り替えて使用したが、短期間の内に再び滑りが発生してしまうことから、ローラの取り外しと取り付け作業を繰り返すための労力や時間について、過大な手間と費用を消費する割りに生産性が向上しない状況にあり、従来のローラーユニットには長時間にわたり安定した牽引力をワイヤー電極に及ぼすことが出来ない問題があった。
さらにワイヤーユニットを通過した後の、ワイヤー電極の曲がって進む方向が一定しないため、ワイヤーユニットを通過した後のワイヤー電極がワイヤーユニットの軸受部や駆動機構などに絡まってしまう問題があった。ワイヤー電極が何かに絡まるとワイヤーの送りが停止してしまうため、機械を停止してワイヤー電極の絡まりを取り除く作業が必要であった。
本願発明者は何か参考になる発明はないかと調査して以下に記載した、ワイヤー放電加工機に関する公開公報を見つけたが、いずれもワイヤー放電加工機においてワイヤー電極を牽引するためのローラーユニットに関する発明ではなかった。
そこで、本願発明者は試行錯誤の実験を積み重ねた結果、本願発明をするに至ったものである。
特開平 5− 69232号公報
特開平 5−318231号公報
特開平 6−226541号公報
特開平11−235623号公報
特開2000−237921号公報
2個のローラーの外周部分はセラミックスで出来ているが、短期間用するだけでローラの外面とワイヤー電極との間に滑りが発生するようになり、ワイヤー電極の送りが不安定になっていた。新品のローラーの外面と不安定になったローラーのワイヤー電極に接触していた部分とは、手で触って確認してもほんの僅かな差異しかなく、ローラー面の微妙な変化により滑りが発生するものと考えられる。
ローラは高価なため、2個のローラを互いに取り替えて使用したが、短期間の内に再び滑りが発生してしまうことから、ローラの取り外しと取り付け作業を繰り返すための労力や時間について、過大な手間と費用を消費する割りに生産性が向上しない状況にあり、従来のローラーユニットには長時間にわたり安定した牽引力をワイヤー電極に及ぼすことが出来ない問題があった。
さらにワイヤーユニットを通過した後の、ワイヤー電極の曲がって進む方向が一定しないため、ワイヤーユニットを通過した後のワイヤー電極がワイヤーユニットの軸受部や駆動機構などに絡まってしまう問題があった。ワイヤー電極が何かに絡まるとワイヤーの送りが停止してしまうため、機械を停止してワイヤー電極の絡まりを取り除く作業が必要であった。
本願発明者は何か参考になる発明はないかと調査して以下に記載した、ワイヤー放電加工機に関する公開公報を見つけたが、いずれもワイヤー放電加工機においてワイヤー電極を牽引するためのローラーユニットに関する発明ではなかった。
そこで、本願発明者は試行錯誤の実験を積み重ねた結果、本願発明をするに至ったものである。
本発明は上記した欠点を除くためになされたものでその目的とするところは、ワイヤー電極を長時間にわたって安定して牽引することのできるローラーユニットを提供することにある。
また、ローラーユニットを通過した後のワイヤー電極が一定方向に曲がって進むようにして、ワイヤー電極をどこにも絡まることなく回収箱に回収することのできるローラーユニットを提供することにある。
また、ローラーユニットを通過した後のワイヤー電極が一定方向に曲がって進むようにして、ワイヤー電極をどこにも絡まることなく回収箱に回収することのできるローラーユニットを提供することにある。
2個のローラからなるローラーユニットとし、2個のローラの内の片方のローラーの外周に歯を並べ、ワイヤー電極の片側に歯を食い込ませる構成とする。
ワイヤー電極の片側にローラーの歯が食い込むため、ローラーの外周とワイヤー電極との間に滑りが発生せず、長時間にわたり安定してワイヤー電極を牽引することのできるローラーユニットを得ることができた。
またワイヤー電極にローラの歯を食い込ませたため、ワイヤー電極の片側に傷が付くようになり、ローラーユニットを通過したワイヤー電極は傷の付いた片側を内側にして曲がる方向に進むという効果が得られ、どこにも絡まることなくワイヤー電極を自然に回収箱に回収することができた。
またワイヤー電極にローラの歯を食い込ませたため、ワイヤー電極の片側に傷が付くようになり、ローラーユニットを通過したワイヤー電極は傷の付いた片側を内側にして曲がる方向に進むという効果が得られ、どこにも絡まることなくワイヤー電極を自然に回収箱に回収することができた。
2個のローラからなるローラーユニットとする。そして2個のローラによりワイヤー電極を挟み、2個のローラを両側からワイヤー電極に押し付けつつ、ローラを回転駆動することによりワイヤー電極を牽引する構成とし、さらに2個のローラの内の片方のローラをその外周に歯を並べたローラとする。
ローラの外周に並べる歯はワイヤー電極より硬度の高い歯とし、ワイヤー電極に歯が食い込むように構成することが好ましい。通常はワイヤー電極として真鍮を使用する場合が多いので、ローラの外周には少なくとも真鍮より硬度の高い材質を使用する。
上記したローラーユニットであって、2個のローラの外周部分が共に非導電性であって、セラミッス又は硬質プラスチックのいずれかとしたローラーユニットとする。
ワイヤー電極は真鍮を使用している場合が多く、非導電性のセラミッスや硬質プラスチックは真鍮より硬度が高く適しているからである。一方ローラの外周に熱処理した鋼材など導電性の材料を使用する場合は、外周以外の部分を非伝導性の部材にするか又はローラを非伝導性の軸などに取り付けるなど、ローラの外周部分を絶縁することにより導電性のある材料でも外周部分に使用することが可能である。
上記したいずれかに記載したローラーユニットであって、ローラの外径が40〜75mmであって、ローラの幅が15〜40mmであるローラーユニットとする。
本願出願人が線径0.2mmのワイヤー電極を使用して試験したときに、使用したローラは外径57mm×幅25mmのローラであるが、線径0.1〜0.3mmのワイヤー電極を使用することを考えると、外径(40〜75)mm×幅(15〜40)mmの範囲のローラが好ましいと考えられるからである。
ローラの外周に並べる歯はワイヤー電極より硬度の高い歯とし、ワイヤー電極に歯が食い込むように構成することが好ましい。通常はワイヤー電極として真鍮を使用する場合が多いので、ローラの外周には少なくとも真鍮より硬度の高い材質を使用する。
上記したローラーユニットであって、2個のローラの外周部分が共に非導電性であって、セラミッス又は硬質プラスチックのいずれかとしたローラーユニットとする。
ワイヤー電極は真鍮を使用している場合が多く、非導電性のセラミッスや硬質プラスチックは真鍮より硬度が高く適しているからである。一方ローラの外周に熱処理した鋼材など導電性の材料を使用する場合は、外周以外の部分を非伝導性の部材にするか又はローラを非伝導性の軸などに取り付けるなど、ローラの外周部分を絶縁することにより導電性のある材料でも外周部分に使用することが可能である。
上記したいずれかに記載したローラーユニットであって、ローラの外径が40〜75mmであって、ローラの幅が15〜40mmであるローラーユニットとする。
本願出願人が線径0.2mmのワイヤー電極を使用して試験したときに、使用したローラは外径57mm×幅25mmのローラであるが、線径0.1〜0.3mmのワイヤー電極を使用することを考えると、外径(40〜75)mm×幅(15〜40)mmの範囲のローラが好ましいと考えられるからである。
上記したいずれかのローラーユニットと、ワイヤーボビンと、ワイヤーボビンから繰り出したワイヤー電極を加工槽に送るためのワイヤー経路と、絶縁性の液体を貯蔵する加工槽であって、被加工物を取り付けるためのワーク台を有する加工槽とからなるワイヤー放電加工機とする。
本発明は公知のワイヤー放電加工機であって、ワイヤー電極を牽引するローラユニットにおいて、2個のローラの内の片方のローラを、その外周に歯を並べたローラとしたものである。
また上記したワイヤー放電加工機であって、加工槽より後側であって、加工槽から出たワイヤー電極を牽引する位置にローラーユニットを取り付け、加工槽から出たワイヤー電極をローラーユニットにより牽引する構成としたワイヤー放電加工機とする。
さらに上記したワイヤー放電加工機であって、ローラーユニットの2個のローラを上下に配置して、下のローラを外周に歯を並べたローラとし、ローラーユニットの下に回収箱を設置したワイヤー放電加工機とする。
上下に並べた2個のローラの内の下側のローラに歯を付け、ワイヤー電極の下側に傷を付けることにより、ローラーユニットを通過した後のワイヤー電極が傷のある下を内側にして下方に曲がって進むよう構成し、ローラーユニットの下に設けた回収箱の中にワイヤー電極を自然に導くようにしたものである。
本発明は公知のワイヤー放電加工機であって、ワイヤー電極を牽引するローラユニットにおいて、2個のローラの内の片方のローラを、その外周に歯を並べたローラとしたものである。
また上記したワイヤー放電加工機であって、加工槽より後側であって、加工槽から出たワイヤー電極を牽引する位置にローラーユニットを取り付け、加工槽から出たワイヤー電極をローラーユニットにより牽引する構成としたワイヤー放電加工機とする。
さらに上記したワイヤー放電加工機であって、ローラーユニットの2個のローラを上下に配置して、下のローラを外周に歯を並べたローラとし、ローラーユニットの下に回収箱を設置したワイヤー放電加工機とする。
上下に並べた2個のローラの内の下側のローラに歯を付け、ワイヤー電極の下側に傷を付けることにより、ローラーユニットを通過した後のワイヤー電極が傷のある下を内側にして下方に曲がって進むよう構成し、ローラーユニットの下に設けた回収箱の中にワイヤー電極を自然に導くようにしたものである。
本発明の実施例1を図1〜図3に示し説明する。実施例1に係るローラユニット2は上ローラ3と下ローラ4とからなっている。上ローラ3も下ローラ4も共に外周は非導電性のセラミックスからなっており、上ローラは外径57mm×幅25mmの円柱状の外形を有するものとした。一方下ローラはその外周に多数の歯4aを有するものとし、歯4aの先は直径57mmの円に内接するものとし、歯4aのローラ幅方向の長さ(図1において紙面に対して垂直方向の長さ)は25mmとした。
ローラーユニット2は上ローラ3と下ローラ4とでワイヤー電極5を挟み、図示しない押し付け機構により上ローラ3と下ローラ4をワイヤー電極5に押し付け、図示しない駆動機構によって上ローラ3と下ローラ4を回転駆動する構成とした。
実施例1に係るワイヤー放電加工機1は、ワイヤーボビン6とワイヤー経路9と加工槽12とローラーユニット2を有するものとし、線径0.2mmのワイヤー電極5を使用するものとした。ワイヤーボビン6から繰り出したワイヤー電極5は、複数のプーリ7や経路ガイド8などを有するワイヤー経路9を経て加工槽12に進行する。
加工槽12の中には絶縁性の液体17が貯蔵されており、水平方向のX軸及びY軸方向に移動可能なワーク台10を設置し、ワーク台10の上に固定して載せた被加工物11が絶縁性の液体17に浸かる構成とした。
加工槽12の上にはワイヤーガイド14を設け、ワーク台10の下に方変プーリ15を取り付け、加工槽12の側壁にワイヤー出口12aを設け、ワイヤー出口12aの外側にローラーユニット2を取り付け、ローラーユニット2の下側に回収箱16を設けた。
ローラーユニット2は上ローラ3と下ローラ4とでワイヤー電極5を挟み、図示しない押し付け機構により上ローラ3と下ローラ4をワイヤー電極5に押し付け、図示しない駆動機構によって上ローラ3と下ローラ4を回転駆動する構成とした。
実施例1に係るワイヤー放電加工機1は、ワイヤーボビン6とワイヤー経路9と加工槽12とローラーユニット2を有するものとし、線径0.2mmのワイヤー電極5を使用するものとした。ワイヤーボビン6から繰り出したワイヤー電極5は、複数のプーリ7や経路ガイド8などを有するワイヤー経路9を経て加工槽12に進行する。
加工槽12の中には絶縁性の液体17が貯蔵されており、水平方向のX軸及びY軸方向に移動可能なワーク台10を設置し、ワーク台10の上に固定して載せた被加工物11が絶縁性の液体17に浸かる構成とした。
加工槽12の上にはワイヤーガイド14を設け、ワーク台10の下に方変プーリ15を取り付け、加工槽12の側壁にワイヤー出口12aを設け、ワイヤー出口12aの外側にローラーユニット2を取り付け、ローラーユニット2の下側に回収箱16を設けた。
ワイヤー電極5はワイヤーボビン6から繰り出され、ワイヤー経路9において複数のプーリ7によって方向変換し、また経路ガイド8によってガイドされ加工槽12の上部に至る。
ワイヤー電極5は加工槽12の上から下に向かって垂直方向に進み、加工槽12より上においてワイヤーガイド14にガイドされた状態を維持しつつ、絶縁性の液体17の中に浸っている被加工物11を貫通する。
ワイヤー電極5には高電圧がかかっているので、被加工物11のワイヤー電極に接近した部分とワイヤー電極5との間でスパーク放電が起こり、そのエネルギーにより被加工物11のワイヤー電極5に接近した部分を溶かして切断する。
被加工物11とワーク台10を貫通したワイヤー電極5は、方変プーリ15により水平方向に方向変換した後に、ワイヤー出口12aを通って加工槽12から外に出て、ローラーユニット2により牽引される。
ローラーユニット2の下ローラ4の外周には多数の歯4aが設けられており、歯4aがワイヤー電極5に食い込みワイヤー電極5の下側に傷5aを付けつつ牽引する。このため上ローラ3及び下ローラ4とワイヤー電極5との間に滑りが発生することなく、ローラーユニット2により常に安定してワイヤー電極5を牽引をすることができた。
またローラーユニット2を通過したワイヤー電極5は傷5aのある側を内側にして下方向に曲がりながら進行するので、ローラーユニット2の下に設けた回収箱16の中に自然に入り、ワイヤー電極4はどこにも絡むことなく回収されるようになった。
上記実施例では図3の(a)に表したように、下ローラ4の歯4aをワイヤー電極5の進行方向18に対して直角に並べたが、図3の(b)に表したように、歯4bをワイヤー電極5の進行方向18に対して斜めに並べたり、図3の(c)に表したように、進行方向18に対して斜めの歯4c、4dを交差させる構成も考えられる。
ワイヤー電極5は加工槽12の上から下に向かって垂直方向に進み、加工槽12より上においてワイヤーガイド14にガイドされた状態を維持しつつ、絶縁性の液体17の中に浸っている被加工物11を貫通する。
ワイヤー電極5には高電圧がかかっているので、被加工物11のワイヤー電極に接近した部分とワイヤー電極5との間でスパーク放電が起こり、そのエネルギーにより被加工物11のワイヤー電極5に接近した部分を溶かして切断する。
被加工物11とワーク台10を貫通したワイヤー電極5は、方変プーリ15により水平方向に方向変換した後に、ワイヤー出口12aを通って加工槽12から外に出て、ローラーユニット2により牽引される。
ローラーユニット2の下ローラ4の外周には多数の歯4aが設けられており、歯4aがワイヤー電極5に食い込みワイヤー電極5の下側に傷5aを付けつつ牽引する。このため上ローラ3及び下ローラ4とワイヤー電極5との間に滑りが発生することなく、ローラーユニット2により常に安定してワイヤー電極5を牽引をすることができた。
またローラーユニット2を通過したワイヤー電極5は傷5aのある側を内側にして下方向に曲がりながら進行するので、ローラーユニット2の下に設けた回収箱16の中に自然に入り、ワイヤー電極4はどこにも絡むことなく回収されるようになった。
上記実施例では図3の(a)に表したように、下ローラ4の歯4aをワイヤー電極5の進行方向18に対して直角に並べたが、図3の(b)に表したように、歯4bをワイヤー電極5の進行方向18に対して斜めに並べたり、図3の(c)に表したように、進行方向18に対して斜めの歯4c、4dを交差させる構成も考えられる。
本発明は、ワイヤー放電加工機を製造販売する産業だけでなく、ワイヤー放電加工機を使用して被加工物を加工する産業においても利用される。
1 :ワイヤー放電加工機 2 :ローラーユニット 3 :上ローラ
4 :下ローラ 4a:歯 4b:歯
4c:歯 4d: 5 :ワイヤー電極
5a:傷 6 :ワイヤーボビン 7 :プーリ
8 :経路ガイド 9 :ワイヤー経路 10 :ワーク台
11 :被加工物 12 :加工槽 12a:ワイヤー出口
14 :ワイヤーガイド 15 :方変プーリ 16 :回収箱 17 :絶縁性の液体 18 :進行方向
4 :下ローラ 4a:歯 4b:歯
4c:歯 4d: 5 :ワイヤー電極
5a:傷 6 :ワイヤーボビン 7 :プーリ
8 :経路ガイド 9 :ワイヤー経路 10 :ワーク台
11 :被加工物 12 :加工槽 12a:ワイヤー出口
14 :ワイヤーガイド 15 :方変プーリ 16 :回収箱 17 :絶縁性の液体 18 :進行方向
Claims (6)
- ワイヤー放電加工機に使用する2個のローラからなるローラーユニットであって、前記2個のローラによりワイヤー電極を挟み、前記2個のローラを前記ワイヤー電極に押し付けつつ、前記ローラを回転駆動することにより、前記ワイヤー電極を牽引する構成の前記ローラーユニットであって、前記2個のローラの内の片方のローラがその外周に歯を並べたローラであることを特徴とする前記ローラーユニット。
- 請求項1に記載したローラーユニットであって、2個のローラの外周部分が共に非導電性であって、セラミッス又は硬質プラスチックの、いずれかからなるものとしたことを特徴とする前記ローラーユニット。
- 請求項1又は請求項2のいずれかに記載したローラーユニットであって、ローラの外径が40〜75mmであって、ローラの幅が15〜40mmであることを特徴とするローラーユニット。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載したローラーユニットと、ワイヤーボビンと、前記ワイヤーボビンから繰り出したワイヤー電極を加工槽に送るためのワイヤー経路と、絶縁性の液体を貯蔵する前記加工槽であって、被加工物を取り付けるためのワーク台を有する前記加工槽とからなるワイヤー放電加工機。
- 請求項4に記載したワイヤー放電加工機であって、請求項1〜請求項3のいずれかに記載したローラーユニットを加工槽より後側に設け、前記加工槽から出たワイヤー電極を前記ローラーユニットにより牽引する構成にしたことを特徴とするワイヤー放電加工機。
- 請求項5に記載したワイヤー放電加工機であって、ローラーユニットの2個のローラを上下に配置して、下側のローラを外周に歯を並べたローラとし、前記ローラーユニットの下に回収箱を設置したことを特徴とするワイヤー放電加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008326636A JP2010149194A (ja) | 2008-12-23 | 2008-12-23 | ローラーユニット及びワイヤー放電加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008326636A JP2010149194A (ja) | 2008-12-23 | 2008-12-23 | ローラーユニット及びワイヤー放電加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010149194A true JP2010149194A (ja) | 2010-07-08 |
Family
ID=42568868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008326636A Withdrawn JP2010149194A (ja) | 2008-12-23 | 2008-12-23 | ローラーユニット及びワイヤー放電加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010149194A (ja) |
-
2008
- 2008-12-23 JP JP2008326636A patent/JP2010149194A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120306 |