JP2010149037A - エアフィルタ用濾材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 メルトブロー法によって形成された極細繊維と、短繊維からなる熱融着性繊維とが混合されており、且つ前記熱融着性繊維によって構成繊維が結合しているエアフィルタ用濾材であって、前記熱融着性繊維は低融点成分を鞘とし高融点成分を芯とする芯鞘型複合繊維であり、低融点成分と高融点成分の質量比率が55:45〜75:25であることを特徴とするエアフィルタ用濾材。
【選択図】 図2
Description
JIS B 9908形式1に規定される試験方法において、風速10cm/secにて、圧力損失(Pa)を求めた後、0.3〜0.5μmの大気塵を対象として、粒子捕集効率(%)を求める。
低融点成分であるポリエチレン樹脂を鞘とし、高融点成分であるポリプロピレン樹脂を芯とする芯鞘型複合繊維において、低融点成分と高融点成分の質量比率が60:40であり、繊維製造時の延伸倍率が3.0倍であり、繊維径が5.0デシテックス(26μm)の熱融着性繊維Aを準備した。
低融点成分であるポリエチレン樹脂を鞘とし、高融点成分であるポリプロピレン樹脂を芯とする芯鞘型複合繊維において、低融点成分と高融点成分の質量比率が60:40であり、繊維製造時の延伸倍率が4.6倍であり、繊維径が3.3デシテックス(21μm)であり、繊維長が51mmの熱融着性繊維Bを準備した。
低融点成分であるポリエチレン樹脂を鞘とし、高融点成分であるポリプロピレン樹脂を芯とする芯鞘型複合繊維において、低融点成分と高融点成分の質量比率が60:40であり、繊維製造時の延伸倍率が5.0倍であり、繊維径が3デシテックス(20μm)であり、繊維長が51mmの熱融着性繊維Cを準備した。
低融点成分であるポリエチレン樹脂を鞘とし、高融点成分であるポリプロピレン樹脂を芯とする芯鞘型複合繊維において、低融点成分と高融点成分の質量比率が70:30であり、繊維製造時の延伸倍率が4.6倍であり、繊維径が3.3デシテックス(21μm)であり、繊維長が51mmの熱融着性繊維Dを準備した。
低融点成分であるポリエチレン樹脂を鞘とし、高融点成分であるポリプロピレン樹脂を芯とする芯鞘型複合繊維において、低融点成分と高融点成分の質量比率が50:50であり、繊維製造時の延伸倍率が4.2倍であり、繊維径が2.2デシテックス(17μm)であり、繊維長が38mmの熱融着性繊維Eを準備した。
ノズル孔径0.2mm、ピッチ0.8mmで配置されたメルトブロー用のノズルダイを温度350℃に加熱し、ポリプロピレン樹脂(MFR:500g/10分)を溶融させた状態で、ポリプロピレン繊維を吐出した。この吐出したポリプロピレン繊維に対して、温度360℃の加熱気流を作用させて、重力の働く方向と同じ方向に繊維径0.3〜5μm(平均繊維径1.0μm)の極細繊維の流れを形成した。次いで、熱融着性繊維Aを開繊機により開繊して、極細繊維の流れに供給して両者を混合し、移動する金網コンベア上に捕集して、面密度が105g/m2の繊維ウェブ(極細繊維の面密度10g/m2)を形成した。
なお、金網コンベアの捕集面とは反対側から空気を吸引除去し、繊維ウェブの乱れを防いだ。なお、この工程中、ノズルの詰まりや、糸切れの発生などのトラブルはなく、またショットも極めて少なく、安定した極細繊維を形成することができた。
次いで、この繊維ウェブを一対のベルトの間に挟みながら140℃の加熱ゾーンに移動し、熱融着性繊維によって構成繊維を結合して、面密度が105g/m2で、厚さが0.75mmで、曲げ強度が0.51N/2.5cmで、粒子捕集効率が50%のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表1に示す。
実施例1において、熱融着性繊維Aの替わりに熱融着性繊維Bを用いたこと以外は実施例1と同様にして、面密度が105g/m2で、厚さが0.75mmで、曲げ強度が0.60N/2.5cmで、粒子捕集効率が50%のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表1に示す。
実施例1において、熱融着性繊維Aの替わりに熱融着性繊維Cを用いたこと以外は実施例1と同様にして、面密度が105g/m2で、厚さが0.76mmで、曲げ強度が0.51N/2.5cmで、粒子捕集効率が52%のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表1に示す。
実施例1において、熱融着性繊維Aの替わりに熱融着性繊維Dを用いたこと以外は実施例1と同様にして、面密度が105g/m2で、厚さが0.81mmで、曲げ強度が0.40N/2.5cmで、粒子捕集効率が50%のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表1に示す。
実施例1において、熱融着性繊維Aの替わりに熱融着性繊維Eを用いたこと以外は実施例1と同様にして、面密度が105g/m2で、厚さが1.00mmで、曲げ強度が0.35N/2.5cmで、粒子捕集効率が53%のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表2に示す。
熱融着性繊維Bを開繊機により開繊して、集積ロール上に捕集して、面密度が105g/m2の繊維ウェブ(極細繊維の面密度0g/m2)を形成した。
次いで、この繊維ウェブを一対のベルトの間に挟みながら140℃の加熱ゾーンに移動し、熱融着性繊維によって構成繊維を結合して、面密度が105g/m2で、厚さが0.58mmで、曲げ強度が0.24N/2.5cmで、粒子捕集効率が10%未満のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表2に示す。
比較例2において、熱融着性繊維Bの替わりに熱融着性繊維Eを用いたこと以外は比較例2と同様にして、面密度が105g/m2で、厚さが0.94mmで、曲げ強度が0.18N/2.5cmで、粒子捕集効率が10%未満のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表2に示す。
比較例2において、熱融着性繊維Bの替わりに熱融着性繊維Dを用いたこと以外は比較例2と同様にして、面密度が105g/m2で、厚さが0.76mmで、曲げ強度が0.60N/2.5cmで、粒子捕集効率が10%未満のエアフィルタ用濾材を得た。このエアフィルタ用濾材の物性の評価結果を表2に示す。
11 不織布基材
12a 保形部材
12b 保形部材
13 ひだ
14 セパレータ
20 エアフィルタユニット
21 ひだ
22 濾材の表面(折り角度180度の面)
23 取付け枠
31 上治具
33 下治具
35 (上治具の)載置部
37 試験片
A 上治具の移動方向。
Claims (5)
- メルトブロー法によって形成された極細繊維と、短繊維からなる熱融着性繊維とが混合されており、且つ前記熱融着性繊維によって構成繊維が結合しているエアフィルタ用濾材であって、前記熱融着性繊維は低融点成分を鞘とし高融点成分を芯とする芯鞘型複合繊維であり、低融点成分と高融点成分の質量比率が55:45〜75:25であることを特徴とするエアフィルタ用濾材。
- 前記極細繊維と前記熱融着性繊維の配合割合(質量比)が、35:65〜2:98であることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ用濾材。
- 前記熱融着性繊維の平均繊維径が10μm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のエアフィルタ用濾材。
- 前記低融点成分がポリエチレン系樹脂であり、前記高融点成分がポリプロピレン系樹脂であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエアフィルタ用濾材。
- 請求項1〜4の何れかに記載のエアフィルタ用濾材にプリーツ加工を施し、更に取付け枠を取付けてなることを特徴とするエアフィルタユニット。
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---|---|---|---|
JP2008329407A JP2010149037A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | エアフィルタ用濾材 |
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