JP6966859B2 - 不織布 - Google Patents
不織布 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6966859B2 JP6966859B2 JP2017071131A JP2017071131A JP6966859B2 JP 6966859 B2 JP6966859 B2 JP 6966859B2 JP 2017071131 A JP2017071131 A JP 2017071131A JP 2017071131 A JP2017071131 A JP 2017071131A JP 6966859 B2 JP6966859 B2 JP 6966859B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- woven fabric
- nonwoven fabric
- measured
- range
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
繊維接着率(%)=2本以上接着した繊維の断面数/全断面数×100
メルトブロー不織布製造装置を用いて、ポリプロピレン樹脂を原料として不織布を製造した。本実施例において原料は、ポリプロピレン樹脂A(MFR=160)を用いた。ポリプロピレン樹脂Aを用い、メルトブロー不織布製造装置において押出機温度を290℃、ダイの設定温度を250℃、直径0.3mmの紡糸ノズル1穴当たりの吐出量を0.5g/分とした。前記紡糸ノズルの両側からは、設定温度260℃にて加熱圧縮された空気を330Nm3/hrにて噴射し、紡糸ノズルから600mmの距離の捕集装置に吹き付け、平均目付を80g/m2としたメルトブロー不織布を得た。得られた不織布の物性を下記記載の方法で測定した。結果を表1に示す。また、得られた不織布の表面のSEM写真を図1に、断面SEM写真を図2に示す。SEM写真によると、実施例1の不織布は、不織布を構成する繊維の大部分が融着して、融着束繊維を形成していることがわかる。
押出機温度を303℃、加熱圧縮された空気のエア流量を800Nm3/hr、設定温度を260℃、紡糸ノズルから捕集装置までの距離を350mmにした以外は、実施例1と同様にして不織布を得た。得られた不織布の物性を下記記載の方法で測定した。結果を表1に示す。
原料としてMFR=90のポリプロピレン樹脂Bを用いた。前記製造装置において押出機温度を330℃、ダイの設定温度を295℃、直径0.3mmの紡糸ノズル1穴当たりの吐出量を0.3g/分とした。前記紡糸ノズルの両側からは、設定温度308℃にて加熱圧縮された空気を950Nm3/hr吹き付け、前記紡糸ノズルから190mmの距離の捕集装置に紡糸させ、平均目付を80g/m2としたメルトブロー不織布を得た。得られた不織布の物性を下記記載の方法で測定した。結果を表1に示す。
縦糸太さ130μm×0.4mmピッチ、横糸太さ380μm×1.2mmピッチのポリプロピレンネットを下記記載の方法で測定した。結果を表1に示す。
平均目付を70g/m2としたポリプロピレンスパンボンド不織布を、下記記載の方法で測定した。結果を表1に示す。
目付は、得られた不織布を50cm×100cmにカットした試験片を3枚採取し、各々の質量を電子天秤にて測定して3枚の平均値を算出し、この平均値を2倍し、小数点以下第2位を四捨五入することにより求めた。比較例3のポリプロピレンネットについては、10cm×10cmにカットした試験片を3枚採取し、各々の質量を電子天秤にて測定して3枚の平均値を算出し、この平均値を100倍し、小数点以下第2位を四捨五入することにより求めた。
得られた不織布を長手方向25cm×幅方向100cmにカットし、幅方向の9ヶ所をダイヤルシックネスゲージにより測定し、得られた値から、平均値を算出し、小数点以下第3位を四捨五入することにより求めた。比較例3のポリプロピレンネットについては、長手方向10cm×幅方向10cmにカットした試験片を3枚採取し、各試験片の幅方向の3ヶ所、計9ヶ所をダイヤルシックネスゲージにより測定し、得られた値から、平均値を算出し、小数点以下第3位を四捨五入することにより求めた。
得られた不織布を長手方向25cm×幅方向100cmにカットし、長手方向に半分に折り曲げ、幅方向の9ヶ所をダイヤルシックネスゲージにより測定し、得られた値から、平均値を算出し、小数点以下第3位を四捨五入することにより求めた。比較例3のポリプロピレンネットについては、長手方向10cm×幅方向10cmにカットした試験片を3枚採取し、各試験片を半分に折り曲げ、幅方向の3ヶ所、計9ヶ所をダイヤルシックネスゲージにより測定し、得られた値から、平均値を算出し、小数点以下第3位を四捨五入することにより求めた。
得られた不織布を長手方向25cm×幅方向100cmにカットし、長手方向に4層となるよう折り曲げ、幅方向の9ヶ所をダイヤルシックネスゲージにより測定し、得られた値から、平均値を算出し、小数点以下第位を四捨五入することにより求めた。比較例3のポリプロピレンネットについては、長手方向10cm×幅方向10cmにカットした試験片を3枚採取し、各試験片を4層に折り曲げ、幅方向の3ヶ所、計9ヶ所をダイヤルシックネスゲージにより測定し、得られた値から、平均値を算出し、小数点以下第3位を四捨五入することにより求めた。
得られた不織布を電子顕微鏡にて200倍で撮影した写真から、繊維径を測定することにより求めた。写真10枚から任意に、合計本数100本の繊維について直径をμm単位にて繊維径として測定し、得られた値から平均値を算出し、小数点以下第2位を四捨五入して求めた。
得られた不織布を電子顕微鏡にて200倍で撮影した写真(例えば、図1参照)から、繊維径を測定することにより求めた。写真10枚から任意に、繊維1本あたりの直径以上の長さが並列したものを融着とし、2本以上が融着した繊維を幅方向に、合計本数50本の繊維について直径をμm単位にて繊維径として測定し、それらを平均し、小数点以下第2位を四捨五入して求めた。
得られた不織布を電子顕微鏡にて100倍で断面撮影した写真(例えば、図2参照)から、繊維径を測定することにより求めた。隣合った繊維の境界が不明瞭なものを繊維接着とし、各写真の全断面数及び2本以上接着した断面数をカウントし、下記式により繊維接着率を算出した。
繊維接着率(%)=2本以上接着した繊維の断面数/全断面数×100
得られた不織布を長手方向25cm×幅方向100cmにカットした試験片を、JIS L 1096(A法:フラジール形法)に準拠した方法にて、通気性試験/通気度測定器(TEXTEST社製 FX3300)を用いて測定した(測定圧125Pa)。測定においては、1cm2の面積に通過する空気量(cm3/cm2/sec)を求め、試験片幅方向9ヶ所の前記空気量の平均値から、小数点以下第1位を四捨五入して通気量とした。
得られた不織布を長手方向25cm×幅方向100cmにカットした試験片を2枚採取し、2枚1組で、JIS L 1096(A法:フラジール形法)に準拠した方法にて、通気性試験/通気度測定器(TEXTEST社製 FX3300)を用いて測定した(測定圧125Pa)。測定においては、1cm2の面積に通過する空気量(cm3/cm2/sec)を求め、試験片幅方向9ヶ所の前記空気量の平均値から、小数点以下第1位を四捨五入して通気量とした。
上記で得られた通気量および2層通気量を目付にて割り返すことで算出した。
得られた不織布を、幅(b)25.4mm×長さ(L)63.5mmにカットした試験片を4枚採取し、ガーレーステフネステスター(熊谷理機工業製)を用いて測定し、次の式によって算出した。試験片4枚の値から平均値を算出し、小数点以下第3位を四捨五入することにより求めた。
S=R×(D×W)×(L−12.7)2/b×3.375×10−5
ここで、Sはガーレー剛軟度(mN)、Rは目盛り板のよみ、Dは振り子支点から錘までの距離(mm)、Wは錘の質量(g)、Lは試験片の長さ(mm)、bは試験片の幅(mm)である。測定は、振り子支点から錘までの距離Dを50.8mm、錘の質量Wを5gとして行った。
得られた不織布を、幅方向100mm×長手方向20mmにカットした試験片を2枚採取し、JIS L 1913:2010(6.7.5ハンドルオメータ法)に準拠した方法にて、ハンドルオメータ(安田計器製作所製)を用いて測定した。測定においては、試験荷重980mN、試験台クリアランス6.7mmとした。試験片2枚の測定値から平均値を算出し、小数点以下第2位を四捨五入することにより求めた。
Claims (1)
- メルトブロー不織布であって、ハンドルオメータ法による剛軟度が、300mN以上900mN以下の範囲内にあり、かつ、通気量が500cm3/cm2/s以上800cm3/cm2/s以下の範囲内にあり、繊維接着率が80%以上であるとともに、融着束繊維径が40μm以上200μm以下の範囲内にあることを特徴とする不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017071131A JP6966859B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017071131A JP6966859B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 不織布 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018172811A JP2018172811A (ja) | 2018-11-08 |
JP6966859B2 true JP6966859B2 (ja) | 2021-11-17 |
Family
ID=64107225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017071131A Active JP6966859B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6966859B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08224412A (ja) * | 1995-02-20 | 1996-09-03 | Toray Ind Inc | 不織布及びそれからなる濾材並びにそれらの製造方法 |
JP3650505B2 (ja) * | 1997-02-27 | 2005-05-18 | 帝人テクノプロダクツ株式会社 | メルトブロー不織布 |
JPH11293555A (ja) * | 1998-04-14 | 1999-10-26 | Unitika Ltd | 通気性に優れた不織布およびその製造方法ならびにその不織布からなるフィルター材 |
JP2006274457A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Toray Ind Inc | メルトブロー生分解性不織布およびその製造方法ならびに濾材 |
JP2007145914A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Japan Polypropylene Corp | メルトブローン成形不織布用ポリプロピレン系粒子及びポリプロピレン系不織布 |
MY163077A (en) * | 2010-12-06 | 2017-08-15 | Mitsui Chemicals Inc | Melt-blown nonwomen fabric, and production process and apparatus for the same |
JP5696274B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2015-04-08 | 高知県 | 大気汚染自動測定装置の異物捕集用フィルタ |
-
2017
- 2017-03-31 JP JP2017071131A patent/JP6966859B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018172811A (ja) | 2018-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10335728B2 (en) | Filter medium for air filter, filter pack, and air filter unit | |
KR101315000B1 (ko) | 기체 스트림으로부터 미립자 물질을 여과하기 위한 여과매질 | |
US8308833B2 (en) | Nonwoven fabric for filters | |
JP6669315B1 (ja) | フィルター用スパンボンド不織布およびその製造方法 | |
WO2021132402A1 (ja) | スパンボンド不織布、フィルター積層濾材、集塵機プリーツフィルター用濾材、集塵機プリーツフィルターおよび中風量パルスジェットタイプ集塵機 | |
JP2007152216A (ja) | フィルター用不織布 | |
JP5636987B2 (ja) | 濾材及びその製造方法 | |
JP6966859B2 (ja) | 不織布 | |
CN114829691B (zh) | 纺粘无纺布、集尘器褶皱过滤器用滤材及过滤器、集尘器 | |
CN114846189B (zh) | 纺粘无纺布、集尘器褶皱过滤器用滤材、集尘器褶皱过滤器及大风量脉冲喷射式集尘器 | |
WO2020202899A1 (ja) | 液体フィルター用のメルトブロー不織布、当該メルトブロー不織布の積層体及び積層体を備える液体用フィルター | |
JP2019000793A (ja) | 集塵機フィルター用濾過材 | |
JP5489793B2 (ja) | メルトブローン繊維集合体 | |
JP4906675B2 (ja) | エアフィルター用不織布および空気清浄用フィルター | |
WO2021132411A1 (ja) | スパンボンド不織布、フィルター積層濾材、プリーツフィルター用濾材およびプリーツフィルター | |
JP2021098930A (ja) | スパンボンド不織布、集塵機プリーツフィルター用濾材、集塵機プリーツフィルターおよび大風量パルスジェットタイプ集塵機 | |
JP2021098925A (ja) | プリーツ成形体、集塵機フィルターおよび大風量パルスジェットタイプ集塵機 | |
JP2022132085A (ja) | 積層不織布、フィルター用濾材、集塵機用プリーツフィルター、ならびに、パルスジェットタイプ集塵機 | |
JP2021098924A (ja) | スパンボンド不織布、プリーツ成形体、集塵機フィルターおよび大風量パルスジェットタイプ集塵機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20180509 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210813 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211022 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6966859 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |