JP2010148985A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPU661は、第14ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力されると、抽選画像の変動表示83を開始する。そして、抽選画像の変動表示83の開始から時間T2に各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された信号84が入力された場合には、CPU661は、残り時間T3に合わせた抽選結果を表示する抽選画像の変動表示83を表示し、第14ラウンド目の大入賞口40の閉塞信号が入力されると、抽選当たり図柄または抽選ハズレ図柄を確定表示する。一方、抽選画像の変動表示83の開始から所定時間内に各抽選ボタン7E、7Fのいずれも押下されていない場合は、CPU661は、第14ラウンド目の大入賞口40の閉塞信号が入力されると、抽選当たり図柄または抽選ハズレ図柄を確定表示する。
【選択図】図22
Description
例えば、球体を用いて遊技を行うパチンコ類遊技機が少なくとも、特別遊技状態を作出可能な特別遊技状態作出手段と、特別遊技状態を作出する確率を変動可能な確率変動手段と、遊技状態に関する情報を可変表示する特別図柄表示装置とを備える。そして、該特別図柄表示装置が、特別遊技状態作出の可否及び、確率変動の結果を遊技者に報知可能な構成において、特別遊技状態下では、前記確率変動手段によって決定された来るべき確率変動の状態を、その特別遊技状態の終了後に該特別図柄表示装置が表示し、遊技者に初めて報知する構成の遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来のパチンコ機においては、特別遊技状態の終了後に初めて来るべき確率変動の状態が報知されるため、特別遊技状態の間は特別図柄表示装置に該特別遊技状態の経過状態が表示されるだけであるため、遊技者の興味を強く引きつけるものではなく、興趣を損なうという問題がある。
また、複数の第1大当たり図柄及び複数の第2大当たり図柄のそれぞれに所定の第1選択確率を付して格納された第1選択テーブルと、複数の第1大当たり図柄のそれぞれに所定の第2選択確率を付して格納された第2選択テーブルとが予め記憶されている。
そして、第1大当たり図柄選択手段によって第1選択テーブルから1の第1大当たり図柄が選択された場合には、特別遊技状態終了後次の遊技状態として第1通常遊技モードが選択されて設定され、また、第1大当たり図柄選択手段によって第1選択テーブルから1の第2大当たり図柄が選択された場合には、特別遊技状態終了後次の遊技状態として第2通常遊技モードが選択されて設定される。
また、第1大当たり図柄選択手段によって第1選択テーブルから1の第1大当たり図柄が選択された場合には、第1確変報知手段によって変動図柄が変動後、該第1大当たり図柄が停止表示され、所定の第4選択確率で、大入賞口の所定回数目の開放間に変動表示される抽選画像が報知される。また、第2大当たり図柄選択手段によって第2選択テーブルから1の第1大当たり図柄が選択された場合には、第2確変報知手段によって変動図柄が変動後、該第1大当たり図柄が停止表示され、大入賞口の所定回数目の開放間に変動表示される抽選画像が報知される。
また、最終停止表示までの変動表示時間の異なる複数種類の抽選画像が、変動表示時間に基づき区分されると共に、該区分毎に各抽選画像に所定の第6選択確率が付されて記憶されている。そして、各抽選画像の表示中に、遊技者が操作手段から停止情報を入力した場合には、操作手段から停止情報が入力されたときの大入賞口の開放されたときからの経過時間に基づいて抽選画像の区分を特定し、該特定された区分から選択した抽選画像を表示し、第2通常遊技モードが設定されたことを表す当たり図柄又は第2通常遊技モードが設定されなかったことを表すハズレ図柄が停止表示されて遊技状態設定手段によって第2通常遊技モードが設定されたか否かの抽選結果が報知される。一方、複数種類の抽選画像から1の抽選画像を所定の第5選択確率で選択した抽選画像の表示中に、遊技者が操作手段から停止情報を入力しなかった場合には、抽選画像の最終表示の際にそれぞれの抽選結果が表示される。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
また、特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に始動口31に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ463Cが設けられている。また、普通図柄表示部20の普通図柄が変動中にゲート23又はゲート24を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ463Dが設けられている。
尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ463Hが設けられている。尚、各変動表示パターンは、公知のように、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施形態においては、表示演出時間としてはリーチハズレの表示パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類のものが設定されている。また、大当たりの表示パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ463Jが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される確変昇格カウンタ463Kが設けられている。かかる確変昇格カウンタ463Kのカウント値は、パチンコ球が始動口31に入賞しない限り「大当たり」が発生しないことから、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき、後述のように確変昇格演出表示を行うか否かが決定される(図16参照)。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I、463J及び463Kの各カウント値は、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ463Cは、変動図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ463Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
れている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接
続されている。また、入出力回路(I/O)664には、各抽選ボタン7E、7Fが接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主基板46から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器19に所定の演出表示を行う。また、CPU661は、後述のように、各抽選ボタン7E、7Fからの入力信号に基づいて確変昇格演出表示の変動表示の停止表示パターンを決定する(図20、図21参照)。
また、クロック回路660から入力されるクロック信号に基づいて、主基板46のCPU461から大入賞口40の開閉扉39の各開放通知の入力時から各閉塞通知の入力時までの経過時間を計測するタイマー663Bが設けられている。
更に、クロック回路660から入力されるクロック信号に基づいて0から10まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値10の次には最小値0に戻る)が格納される演出選択カウンタ663Cが設けられている。かかる演出選択カウンタ663Cのカウント値は、後述のように、各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが第14ラウンドに抽選画像が表示された際に押下されたタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき特別図柄表示装置18に表示される抽選画像の停止表示パターンが、後述の第1演出選択テーブル73(図11参照)、第2演出選択テーブル74(図12参照)、第3演出選択テーブル75(図13参照)から選択される。
尚、ラウンドカウンタ663A、タイマー663B及び演出選択カウンタ663Cの各カウント値は、起動時に「0」にセットされる。
図9に示すように、大当たりの際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第1選択テーブル71は、大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」と、この「大当たり図柄」に対応する「通常遊技モード」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に液晶表示器19に停止表示される3列の各図柄である。また、この「通常遊技モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を所定の抽選確率で抽選する各遊技モードである。
また、第1選択テーブル71の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「1」、「カウント値」の「10〜19」に対応して「2」、「カウント値」の「20〜29」に対応して「3」、「カウント値」の「30〜39」に対応して「4」、
「カウント値」の「40〜49」に対応して「5」、「カウント値」の「50〜59」に対応して「6」、「カウント値」の「60〜69」に対応して「7」、「カウント値」の「70〜79」に対応して「8」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「9」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「0」が予め格納されている。
また、第1選択テーブル71の「通常遊技モード」には、「大当たり図柄」の「1」、「3」、「5」、「7」、「9」に対応して「確変モード」、「大当たり図柄」の「2」、「4」、「6」、「8」、「0」に対応して「通常モード」が予め格納されている。
ここで、「通常モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が、後述のように低確率(本実施形態の場合は、抽選確率は1/360である。)である遊技モードを表している。また、「確変モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が、後述のように高確率(本実施形態の場合は、抽選確率は4/360である。)である遊技モードを表している。
図10に示すように、第2選択テーブル72は、大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に液晶表示器19に停止表示される3列の各図柄である。
尚、第2選択テーブル72は、後述のように、大当たりが発生すると共に、大当たり遊技中に確変昇格抽選を行う場合に、液晶表示器19に表示する大当たり図柄を決定する際に選択される(図16参照)。
また、第2選択テーブル72の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜19」に対応して「0」、「カウント値」の「20〜39」に対応して「2」、「カウント値」の「40〜59」に対応して「4」、「カウント値」の「60〜79」に対応して「6」、「カウント値」の「80〜99」に対応して「8」が予め格納されている。
図11に示すように、第1演出選択テーブル73は、演出選択カウンタ663Cのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「抽選画像」とから構成されている。この「抽選画像」は、後述のように、大当たり遊技中の第14ラウンド目に開閉扉39の開放時から所定時間n秒経過前(本実施形態では、例えば、約2秒経過前、即ち、残り時間約6秒〜4秒経過前)に各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された場合に選択されて、この各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されてから該開閉扉39が閉塞されるまでの間に、液晶表示器19に変動表示されている確変昇格演出表示を停止表示して確変モードへ昇格したか否か、即ち確変モードを獲得したか否かを報知するための演出パターンの画像データである(図21参照)。
また、第1演出選択テーブル73の「抽選画像」には、「カウント値」の「0〜5」に対応して「演出1A」、「カウント値」の「6〜7」に対応して「演出1B」、「カウント値」の「8〜10」に対応して「演出1C」が予め格納されている。
図12に示すように、第2演出選択テーブル74は、演出選択カウンタ663Cのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「抽選画像」とから構成されている。この「抽選画像」は、後述のように、大当たり遊技中の第14ラウンド目に開閉扉39の開放時から所定時間n−m秒経過前(本実施形態では、例えば、約4秒経過前、即ち、残り時間約3.9秒〜2秒経過前)に各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された場合に選択されて、この各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されてから該開閉扉39が閉塞されるまでの間に、液晶表示器19に変動表示されている確変昇格演出表示を停止表示して確変モードへ昇格したか否か、即ち確変モードを獲得したか否かを報知するための演出パターンの画像データである(図21参照)。
また、第2演出選択テーブル74の「抽選画像」には、「カウント値」の「0〜2」に対応して「演出2A」、「カウント値」の「3〜9」に対応して「演出2B」、「カウント値」の「10」に対応して「演出2C」が予め格納されている。
図13に示すように、第3演出選択テーブル75は、演出選択カウンタ663Cのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「抽選画像」とから構成されている。この「抽選画像」は、後述のように、大当たり遊技中の第14ラウンド目に開閉扉39の開放時から所定時間n−m秒経過後(本実施形態では、例えば、約4秒経過後、即ち残り時間約1.9秒以下)に各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された場合に選択されて、この各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されてから該開閉扉39が閉塞されるまでの間に、液晶表示器19に変動表示されている確変昇格演出表示を停止表示して確変モードへ昇格したか否か、即ち確変モードを獲得したか否かを報知するための演出パターンの画像データである(図21参照)。
また、第3演出選択テーブル75の「抽選画像」には、「カウント値」の「0〜1」に対応して「演出3A」、「カウント値」の「2〜5」に対応して「演出3B」、「カウント値」の「6〜10」に対応して「演出3C」が予め格納されている。
図14に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、始動口入賞処理のサブ処理を実行する。そして、S2において、CPU461は、大当たり判定処理のサブ処理を実行後、S3において、大当たり等報知処理のサブ処理を実行する。その後、S4において、CPU461は、大当たり遊技処理のサブ処理を実行して、当該処理を終了する。尚、本実施形態では、CPU461は、約4ミリ秒毎にS1〜S4の処理を繰り返し実行している。
図15に示すように、先ず、S11において、CPU461は、始動口31のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この「カウント値取得処理」は、CPU461は、始動口スイッチからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Vには「0」〜「359」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチカウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Mには「0」〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの変動パターン選択カウンタ463Hに記憶されている数値をその時の「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Hは「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Iには「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
更に、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの確変昇格カウンタ463Kに記憶されている数値をその時の「確変昇格カウント値」として代数Nに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Nには「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
尚、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に始動口31に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア463Lに記憶されて、順次後述のS2以降の処理が実行される。
図16に示すように、先ず、S21において、CPU461は、大当たり数値取得処理を実行する。
この大当たり数値取得処理は、先ず、CPU461は、RAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶されている確変フラグ(電源投入時に、確変フラグには「0」が代入されている。)を読み出す。そして、RAM463から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「確変大当たり数値」(本実施形態の場合には、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。一方、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「通常大当たり数値」(本実施形態の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Lから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている「大当たり数値」のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
従って、通常モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、1/360(第1抽選確率)である。また、確変モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、4/360(第2抽選確率)である。これにより、確変モードの場合には、「大当たり」になる確率が、通常モードの遊技状態の場合の約4倍になる。
尚、通常モードの遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、確変モードの遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間を約5秒乃至7秒として通常モードの遊技状態よりも早く停止するようにしてもよい。また、通常モードの遊技状態の場合には、始動口31の上部に設けられるチューリップ式役物31Aの開く時間は、約1秒乃至2秒であるが、確変モードの遊技状態の場合には、該チューリップ式役物31Aの開く時間を約3秒乃至5秒として通常モードの遊技状態よりも長い時間開くようにしてもよい。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S22:YES)、S23において、CPU461は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Lから読みだし、該代数YをROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する「大当たり図柄」を選択して、表示制御基板66のCPU661に指示する大当たり図柄の図柄データとして、RAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
この「確変モード」の通常遊技状態を獲得したか否かの判定処理は、先ず、CPU461は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Lから読みだし、該代数YをROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する「通常遊技モード」を選択して、「確変モード」の場合には、「確変モード」の通常遊技状態を獲得したと判定する。一方、該「カウント値」に対応する「通常遊技モード」を選択して、「通常モード」の場合には、「確変モード」の通常遊技状態を獲得しなかったと判定する。従って、パラメータ記憶エリア463Lから読みだした代数Yが「0〜9」、「20〜29」、「40〜49」、「60〜69」、「80〜89」の場合には、「通常遊技モード」として「確変モード」を獲得したと判定する。一方、パラメータ記憶エリア463Lから読みだした代数Yが「10〜19」、「30〜39」、「50〜59」、「70〜79」、「90〜99」の場合には、「通常遊技モード」として「通常モード」を獲得した、即ち「確変モード」を獲得しなかったと判定する。
一方、大当たり遊技終了後の通常遊技状態として「通常モード」の通常遊技状態を獲得した場合には(S24:NO)、S26において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから確変フラグを読み出し、この確変フラグをOFFにする。即ち、この確変フラグに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Lに記憶する。尚、起動時には、確変フラグには「0」が代入されて、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている。
この確変昇格抽選の演出表示処理を実行するか否かの判定処理は、先ず、CPU461は、RAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶されている確変フラグを読み出す。そして、RAM463から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードを獲得したと判定し、予めROM462に記憶されている「確変時報知数値」(本実施形態の場合には、「7」である。)を読み出し、この「確変時報知数値」を「昇格報知数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。一方、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードを獲得したと判定し、予めROM462に記憶されている「通常時報知数値」(本実施形態の場合には、「1、2、3、4、5、6、7」である。)を読み出し、この「通常時報知数値」を「昇格報知数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
続いて、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから「確変昇格カウント値」としての代数Nを読み出す。そして、この代数Nが、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている「昇格報知数値」のいずれかと一致した場合には、確変昇格抽選の演出表示処理を実行すると判定する(S27:YES)。一方、この代数Nが、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている「昇格報知数値」のいずれとも一致しない場合には、確変昇格抽選の演出表示処理を実行しないと判定する(S27:NO)。
他方、S27において、「確変昇格カウント値」としての代数Nが、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている「昇格報知数値」のいずれとも一致しない場合には(S27:NO)、S31において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから確変昇格報知フラグを読み出し、この確変昇格報知フラグをOFFにする。即ち、この確変昇格報知フラグに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Lに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値としての代数Mを読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S32:YES)、S33において、CPU461は、ハズレリーチ図柄を選択する。このハズレリーチ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Lからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をROM462から読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図17に示すように、先ず、S41において、CPU461は、液晶表示器19に表示されている変動図柄が変動表示中か否か、即ち、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力していない場合には(S41:NO)、S42において、CPU461は、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。この「大当たり」か否かの判定処理は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定し、一方、該大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりと判定する。
一方、また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値としての代数Mを読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値のいずれとも一致しない場合は、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hに対応する完全ハズレ変動パターンをROM462から読み込み、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとしてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
その後、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Lから表示制御基板66のCPU661に指示する最終停止図柄データと変動パターンとを読み出し、これらの情報データをハズレ変動表示の表示情報として表示制御基板66のCPU661に出力する。
続いて、S46において、CPU461は、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、表示制御基板66のCPU661は、入力されたリーチハズレ又は完全ハズレの最終停止図柄データと変動パターンとの情報データに基づいて液晶表示器19にリーチハズレ又は完全ハズレの変動表示を行う。
そして、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した確変昇格報知フラグがOFFの場合には(S43:NO)、S45において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから確変フラグを読み出し、該確変フラグがONの場合には、確変モードでの大当たりであると判定する。そして、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hに対応する確変大当たり変動パターンをROM462から読み込み、表示制御基板66のCPU661に指示する確変大当たり変動パターンとしてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。一方、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから確変フラグを読み出し、該確変フラグがOFFの場合には、通常モードでの大当たりであると判定する。そして、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hに対応する通常大当たり変動パターンをROM462から読み込み、表示制御基板66のCPU661に指示する通常大当たり変動パターンとしてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
その後、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Lから表示制御基板66のCPU661に指示する最終停止図柄データと確変大当たり変動パターン又は通常大当たり変動パターンとを読み出し、これらの情報データを表示制御基板66のCPU661に出力する。
続いて、S46において、CPU461は、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、表示制御基板66のCPU661は、入力された確変大当たり又は通常大当たりの最終停止図柄データと変動パターンとの情報データに基づいて液晶表示器19に確変大当たり変動パターン又は通常大当たり変動パターンの変動表示を行う。
一方、このパラメータ記憶エリア463Lから確変フラグを読み込み、該確変フラグがOFFの場合には、「確変抽選ハズレ」であると判定する。そして、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hに対応する「確変抽選ハズレ」の確変昇格抽選変動パターンをROM462から読み込み、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとしてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
その後、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Lから表示制御基板66のCPU661に指示する最終停止図柄データと「確変抽選当たり」又は「確変抽選ハズレ」の変動パターンとを読み出し、これらの情報データを「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」又は「確変抽選ハズレの確変昇格変動パターン情報」として表示制御基板66のCPU661に出力する。
続いて、S46において、CPU461は、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、表示制御基板66のCPU661は、入力された確変昇格抽選演出表示の最終停止図柄データと変動パターン等の情報データに基づいて液晶表示器19に変動表示を行う。
そして、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力後、該変動処理時間が経過していない場合には(S47:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力後、該変動処理時間が経過した場合には(S47:YES)、S48において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、液晶表示器19に表示される3列の変動図柄が確定停止表示される。
図18に示すように、先ず、S51において、CPU461は、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。この「大当たり」か否かの判定処理は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定し、一方、該大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりと判定する。そして、大当たりでないと判定した場合には(S51:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、大当たりであると判定した場合は(S51:YES)、S52において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lからラウンド代数R(電源投入時に、ラウンド代数Rには「0」が代入されている。)を読み出し、このラウンド代数Rに「1」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
そして、S53において、CPU461は、「大当たり遊技開始情報」を表示制御基板66のCPU661に送信する。これにより、表示制御基板66のCPU661は、大当たり遊技が開始されると判断する。
この「大入賞口開放処理」は、先ず、CPU461は、不図示のソレノイドを介して大入賞口40を閉塞する開閉扉39を開放する。そして、CPU461は、大入賞口40を開放した旨を通知する開放信号をCPU661に対して送信する。尚、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lからラウンド代数Rを読み出し、該ラウンド代数Rの数値を該開放信号としてCPU661に対して送信する構成にしてもよい。
そして、S55において、CPU461は、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、不図示の大入賞口カウントスイッチにより検出された入賞個数が10個に達したか否か判定する。
また、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S55:NO)、S56において、大入賞口40を開放してから所定時間(本実施形態の場合は、29.5秒である。)経過したか否か判定する。そして、大入賞口40を開放してから所定時間経過していない場合には(S56:NO)、再度、S54以降の処理を実行する。
この「大入賞口閉塞処理」は、先ず、CPU461は、不図示のソレノイドを介して、開閉扉39を閉じて大入賞口40を閉塞する。そして、該大入賞口40を閉塞した旨を通知する閉塞信号をCPU661に対して送信する。
続いて、S58において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lからラウンド代数Rを読み出し、このラウンド代数Rに「1」加算して、再度パラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
その後、S59において、CPU461は、大入賞口40の開放中に該大入賞口40内に設けられるVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口40の開放中に不図示のVスイッチから入賞球の検出信号が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S60:NO)、大入賞口40を閉塞してから所定時間(本実施形態では、約2秒である。)経過後、再度、S54以降の処理を実行する。
また、大入賞口40の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されていない場合(S59:NO)、若しくは、この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S60:YES)、S61において、CPU461は、当該大当たり遊技の終了を知らせる大当たり遊技終了情報をCPU661に対して送信後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、「大当たり遊技開始情報」が入力された場合には(71:YES)、S72において、CPU661は、大当たり遊技中表示処理の実行を指示されたと判断して、「大当たり遊技中表示パターン選択」の処理を実行する。この「大当たり遊技中表示パターン選択」の処理は、上記S44において、主基板46のCPU461から「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」又は「確変抽選ハズレの確変昇格変動パターン情報」が入力されている場合には、それぞれ確変抽選当たり又は確変抽選ハズレの「確変昇格報知パターン」を含む大当たり遊技中の各ラウンド(各大入賞口40の開放)に表示する演出表示パターンをROM662から読み込む処理を実行する。また、この「大当たり遊技中表示パターン選択」の処理は、上記S45において、確変大当たりや通常大当たりの「変動パターン情報」が入力されている場合には、大当たり遊技中の各ラウンド(各大入賞口40の開放)に表示する通常の演出表示パターンをROM662から読み込む処理を実行する。
例えば、図22に示すように、CPU661は、1回目の開放信号が入力された場合には、「大当り」に「H」、即ち「1」を代入後、液晶表示器19の表示画面に第1ラウンド(1R)のラウンド数と、該第1ラウンドに大入賞口40に入賞した入賞個数とを表示すると共に、当該第1ラウンドに対応する所定の大当たり演出表示81を行い、1回目の大入賞口40の閉塞信号が入力されると、当該第1ラウンドの大当たり演出表示を終了する。そして、順次入力される開放信号毎に対応するラウンド数と、当該ラウンドにこの大入賞口40に入賞した入賞個数とを表示すると共に、当該ラウンドに対応する大当たり演出表示81を行う。
また、CPU661は、CPU461から大入賞口40の開放信号が入力される毎に、ラウンドカウンタ663Aに「1」加算する。尚、該ラウンドカウンタ663Aは、起動時および大当たり遊技終了信号が入力される毎に「0」が代入されて初期化される。
そして、所定ラウンド数目(本実施形態では、第13ラウンド目である。)の大入賞口40の開放信号が入力された場合には(S75:YES)、S76において、CPU661は、確変昇格抽選表示処理のサブ処理を実行する。
また、S75において、所定ラウンド数目(本実施形態では、第13ラウンド目である。)の大入賞口40の開放信号が入力されていない場合には(S75:YES)、CPU661は、後述のS77以降の処理を実行する。
図20に示すように、S81において、CPU661は、所定ラウンド目(本実施形態では、第13ラウンド目である。)の大入賞口40の開放信号が入力された否かの判定処理を実行する。そして、所定ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力されていない場合には(S81:NO)、CPU661は、後述のS83以降の処理を実行する。
一方、所定ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力された場合には(S81:YES)、S82において、CPU661は、所定ラウンド目の大入賞口40の開放信号の入力に合わせて所定の「抽選予告表示」をROM662から読みだして演出表示を行い、当該ラウンドの大入賞口40の閉塞信号が入力されると、当該「抽選予告表示」の演出表示を終了する。
例えば、図22に示すように、CPU661は、第13ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力されると、所定の大当たり演出表示81を中断して、抽選予告表示82を大入賞口40の該開放信号が入力されてから、該大入賞口40の閉塞信号が入力されるまで時間T1の間、液晶表示器19に演出表示する。
一方、次のラウンドの大入賞口40の開放信号が入力された場合には(S83:YES)、S84において、CPU661は、抽選画像の変動表示を開始する。例えば、2〜3個の抽選当たり図柄と5〜8個の抽選ハズレ図柄とがランダムに順次上方から下方に高速に移動表示される。
そしてまた、S85において、CPU661は、抽選画像の変動表示を開始してから所定時間(本実施形態では、約6秒である。)経過した否かを判定する判定処理を実行する。そして、該所定時間が経過していない場合には(S85:NO)、S86において、CPU661は、各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されたか否かを判定する判定処理を実行し、各抽選ボタン7E、7Fのいずれも押下されていない場合は(S86:NO)、再度、S85以降の処理を実行する。尚、この所定ラウンド目に抽選画像が表示されている所定時間の間だけ、各抽選ボタン7E、7Fは、入力可能になるように構成されている。
例えば、図22に示すように、CPU661は、第14ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力されると、抽選画像の変動表示83を開始する。そして、抽選画像の変動表示83の開始から時間T2に各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された信号84が入力された場合には、残り時間T3に合わせた抽選結果を表示する抽選画像の変動表示83が表示される。そして、第14ラウンド目の大入賞口40の閉塞信号が入力されると、上記S44において、主基板46のCPU461から「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」が入力されている場合には、抽選当たり図柄が確定表示される。また、上記S44において、主基板46のCPU461から「確変抽選ハズレの確変昇格変動パターン情報」が入力されている場合には、抽選ハズレ図柄が確定表示される。
続いて、S89において、CPU661は、再度、所定ラウンドから2ラウンド目(本実施形態では、第15ラウンド目である。)の大入賞口40の開放信号が入力されたか否かの判定処理を実行する。そして、次のラウンドの大入賞口40の開放信号が入力されていない場合には(S89:NO)、CPU661は、当該サブ処理を終了して、「大当たり遊技中表示処理」のサブ処理に戻る。
一方、次のラウンド(本実施形態では、第15ラウンド目である。)の大入賞口40の開放信号が入力された場合には(S89:YES)、S90において、CPU661は、抽選結果を再度報知する「抽選結果最終報知」をROM662から読みだして演出表示を行い、当該ラウンドの大入賞口40の閉塞信号が入力されると、当該「抽選結果最終報知」の演出表示を終了し、当該サブ処理を終了して「大当たり遊技中表示処理」のサブ処理に戻る。
例えば、図22に示すように、CPU661は、第15ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力されてから、該大入賞口40の閉塞信号が入力されるまで時間T4の間、抽選結果表示85を液晶表示器19に演出表示する。
一方、「大当たり遊技終了情報」が入力された場合には(S77:YES)、S78において、CPU661は、上記S44において、主基板46のCPU461から「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」が入力されていたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」が入力されていた場合には(S78:YES)、S79において、「確変昇格報知」(図24参照)をROM662から読みだして演出表示を行い、当該サブ処理を終了する。
例えば、図22に示すように、CPU661は、第16ラウンド目の大入賞口40の閉塞信号が入力されると、確変昇格報知86を時間T5の間、液晶表示器19に表示する。
他方、S78において、上記S44において、主基板46のCPU461から「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」が入力されていなかった場合には(S78:NO)、CPU661は、当該サブ処理を終了する。
図21に示すように、S101において、CPU661は、各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された信号84が入力された場合には、該信号84が入力されたタイミングで演出選択カウンタ663Cのカウント値を読み込み、該カウント値を「演出選択カウント値」として代数Qに代入してRAM663に記憶する。従って、この代数Qには、「0」〜「10」のいずれかの数値が代入されてRAM663に記憶される。
続いて、S102において、CPU661は、タイマー663Bの第14ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力された時間から、各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下された信号84が入力された時間までの時間T2(図22参照)を算出し、所定時間(本実施形態では、約6秒である。)との差の時間、即ち時間T3(図22参照)を算出する。そして、この時間T3がn秒(本実施形態では、約5秒〜4秒である。)以上残っているか否かを判定する判定処理を実行する。
従って、代数Qが「0〜5」の場合には、「演出1A」が第1演出パターンとしてRAM662に記憶される。また、代数Qが「6〜7」の場合には、「演出1B」が第1演出パターンとしてRAM662に記憶される。代数Qが「8〜10」の場合には、「演出1C」が第1演出パターンとしてRAM662に記憶される。よって、演出1Aは6/11、演出1Bは2/11、演出1Cは3/11の選択確率(第6選択確率)で選択される。
そして、時間T3がn−m秒以上残っている場合には(S104:YES)、S105において、CPU661は、RAM662から再度、演出選択カウント値としての代数Qを読み出し、該代数QをROM662の確変抽選パターンテーブル記憶エリア662Aに格納される第2演出選択テーブル74の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する「抽選画像」を第2演出パターンとして選択し、RAM662に記憶する。
従って、代数Qが「0〜2」の場合には、「演出2A」が第2演出パターンとしてRAM662に記憶される。また、代数Qが「3〜9」の場合には、「演出2B」が第2演出パターンとしてRAM662に記憶される。代数Qが「10」の場合には、「演出2C」が第2演出パターンとしてRAM662に記憶される。よって、演出2Aは3/11、演出2Bは7/11、演出2Cは1/11の選択確率(第6選択確率)で選択される。
従って、代数Qが「0〜1」の場合には、「演出3A」が第3演出パターンとしてRAM662に記憶される。また、代数Qが「2〜5」の場合には、「演出3B」が第3演出パターンとしてRAM662に記憶される。代数Qが「6〜10」の場合には、「演出3C」が第3演出パターンとしてRAM662に記憶される。よって、演出3Aは2/11、演出3Bは4/11、演出3Cは5/11の選択確率(第6選択確率)で選択される。
続いて、S108において、主基板46のCPU461から「確変抽選当たりの確変昇格変動パターン情報」が入力されている場合には、抽選当たり図柄を仮停止表示(上下に揺動表示)し、当該サブ処理を終了して、「確変昇格抽選表示処理」のサブ処理に戻る。また、主基板46のCPU461から「確変抽選ハズレの確変昇格変動パターン情報」が入力されている場合には、抽選ハズレ図柄を仮停止表示(上下に揺動表示)し、当該サブ処理を終了して、「確変昇格抽選表示処理」のサブ処理に戻る。
図23(A)に示すように、CPU661は、第13ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力された場合には、液晶表示器19に「抽選予告表示」を演出表示する。例えば、最上段に「次のラウンドで確変昇格抽選を行うよ!!」、中段中央部に「ボタンを押してね!!」、最下段に「天使が止まると確変昇格確定だよ!!」と表示される。
また、図23(B)に示すように、CPU661は、第14ラウンド目の大入賞口40の開放信号が入力された場合には、液晶表示器19に抽選画像の変動表示を開始する。また、液晶表示器19の画面の右側に各抽選ボタン7E、7Fの押下可能な残り時間(約6秒)を「あと6秒」と表示する。また、液晶表示器19の画面の左側に、各抽選ボタン7E、7Fを押下するように「ボタンでとめてね」と表示する。
一方、確変ハズレ時には、図23(F)〜(G)に示すように、液晶表示器19の画面の右側に「あと4秒」と表示されているときに、各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されると、約4秒後に「悪魔」の抽選ハズレ図柄が確定表示される。その後、図23(H)に示すように、液晶表示器19の画面中央部に「残念!!」と確変ハズレの抽選結果が表示される。
また、抽選画像の変動表示83の表示中に遊技者が各抽選ボタン7E、7Fのいずれかを押下した場合には、抽選画像が停止表示されて抽選当たり図柄又は抽選ハズレ図柄で停止して、確変モードを獲得したか否かの抽選結果が報知されるため、遊技者が確変モード獲得への確変昇格ゲームに積極的に参加する感覚を擬似的に付与することができ、パチンコゲームの興趣を更に増大させることができる。
更に、第14ラウンド目の大入賞口40が開放されてから各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されるまでの経過時間T2を考慮して抽選画像83を選択することができ、各抽選ボタン7E、7Fのいずれかが押下されてから該抽選画像83を停止表示するまで時間T3の大小に合わせて抽選画像83に更に多様性を持たせることができ、遊技者の興味を特別図柄表示装置18の表示内容に更に強く引きつけ、パチンコゲームの興趣をより増大させることができる。
これにより、「時短モード」と「通常モード」の各遊技状態における「大当たり」の発生確率は1/360で変化しないが、変動図柄の変動時間は、「時短モード」の場合の方が「通常モード」の場合よりも短くなるため、「時短モード」の場合の方が単位時間当たりに変動図柄の変動可能回数が多くなり、見かけ上「大当たり」が抽選される抽選確率を高くすることができ、遊技者の興趣を増大させることができる。また、「時短モード」の場合に、チューリップ式役物31Aの開く時間を「通常モード」の場合よりも長い時間にした場合には、該始動口31に入賞する確率が高くなり、見かけ上「大当たり」が抽選される抽選確率を高くすることができると共に、賞球獲得個数が多くなるため、遊技球の減少を容易に防止でき、長時間パチンコゲームを続けることが可能となる。
7E、7F 抽選ボタン
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
46 主基板
66 表示制御基板
71 第1選択テーブル
72 第2選択テーブル
73 第1演出選択テーブル
74 第2演出選択テーブル
75 第3演出選択テーブル
461、661 CPU
462、662 ROM
462A 大当たり図柄選択テーブル記憶エリア
463、663 RAM
663A ラウンドカウンタ
663B タイマー
663C 演出選択カウンタ
662A 確変抽選パターンテーブル記憶エリア
Claims (1)
- 遊技領域に変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、始動入賞口と、通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口を有する特別入賞装置と、を備え、通常遊技状態において前記始動入賞口への入賞情報に基づいて所定条件が成立した場合に、前記変動図柄が変動後、複数種類の大当たり図柄のうちのいずれかで揃って停止した後、前記大入賞口が所定回数開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞できる状態となる特別遊技状態が発生するパチンコ機において、
前記通常遊技状態は、前記特別遊技状態の終了後、該特別遊技状態の付与を所定の第1抽選確率で抽選する第1通常遊技モードと、
該特別遊技状態の付与を前記第1抽選確率よりも高い所定の第2抽選確率で抽選する第2通常遊技モードと、
を含み、
前記複数種類の大当たり図柄は、特別遊技状態の終了後、前記第1通常遊技モードになる場合に停止表示される複数の第1大当たり図柄と、
該特別遊技状態の終了後、前記第2通常遊技モードになる場合に停止表示される複数の第2大当たり図柄と、
を含み、
前記複数の第1大当たり図柄及び複数の第2大当たり図柄のそれぞれに所定の第1選択確率を付して格納された第1選択テーブルを記憶する第1記憶手段と、
前記複数の第1大当たり図柄のそれぞれに所定の第2選択確率を付して格納された第2選択テーブルを記憶する第2記憶手段と、
前記第1選択テーブルから1の大当たり図柄を選択する第1大当たり図柄選択手段と、
前記第1大当たり図柄選択手段によって第2大当たり図柄が選択された場合に、所定の第3選択確率で前記第2選択テーブルを選択して、該第2選択テーブルから1の第1大当たり図柄を選択する第2大当たり図柄選択手段と、
前記第1大当たり図柄選択手段によって第1大当たり図柄が選択された場合には、前記特別遊技状態終了後次の通常遊技状態として前記第1通常遊技モードを選択して設定し、該第1大当たり図柄選択手段によって第2大当たり図柄が選択された場合には、該特別遊技状態終了後次の通常遊技状態として前記第2通常遊技モードを選択して設定する遊技状態設定手段と、
前記特別遊技状態の場合に、前記大入賞口の開放回数をカウントするカウント手段と、
前記第1大当たり図柄選択手段によって1の第1大当たり図柄が選択された場合には、前記変動図柄が変動後、該第1大当たり図柄を停止表示し、所定の第4選択確率で前記大入賞口の複数回の開放に渡って、前記遊技状態設定手段によって第2通常遊技モードが設定されたか否かを表す報知画像を表示する第1確変昇格報知手段と、
前記第2大当たり図柄選択手段によって1の第1大当たり図柄が選択された場合には、前記変動図柄が変動後、該第1大当たり図柄を停止表示し、前記大入賞口の複数回の開放に渡って、前記遊技状態設定手段によって第2通常遊技モードが設定されたか否かを表す報知画像を表示する第2確変昇格報知手段と、
を備え、
前記報知画像は、大入賞口の所定回数目の開放間に変動表示される複数種類の抽選画像を有し、
前記複数種類の抽選画像は、最終停止表示までの変動表示時間の異なる複数種類の抽選画像を含み、
前記第1確変昇格報知手段及び第2確変昇格報知手段は、
前記抽選画像が表示されている場合に、遊技者が操作して停止情報を入力可能となる操作手段と、
前記複数種類の抽選画像から1の抽選画像を所定の第5選択確率で選択する抽選画像選択手段と、
前記最終停止表示までの変動表示時間の異なる複数種類の抽選画像を変動表示時間に基づき区分すると共に、該区分毎に各抽選画像に所定の第6選択確率を付して記憶する第3記憶手段と、
前記大入賞口の所定回数目の開放開始からの経過時間を計測する時間計測手段と、
を有し、
前記抽選画像選択手段は、前記操作手段から停止情報を入力された場合には、該操作手段から停止情報が入力されたときの前記時間計測手段によって計測された経過時間に基づいて前記第3記憶手段に記憶された抽選画像の区分を特定して、該特定された区分から1の抽選画像を選択し、
該第1確変昇格報知手段及び第2確変昇格報知手段は、
前記操作手段から停止情報を入力された場合には、前記抽選画像選択手段を介して前記第3記憶手段に記憶された抽選画像から選択した1の抽選画像を表示し、第2通常遊技モードが設定されたことを表す当たり図柄又は第2通常遊技モードが設定されなかったことを表すハズレ図柄で停止表示して前記遊技状態設定手段によって第2通常遊技モードが設定されたか否かの抽選結果を報知し、
前記抽選画像が表示されている間に、前記操作手段から停止情報が入力されなかった場合には、該抽選画像の最終表示の際に前記抽選結果を表示することを特徴とするパチンコ機。
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