JP2010148704A - 電子レンジ用のコーヒー等の濾過器 - Google Patents
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Abstract
【構成】容器本体2と、容器本体の開口部6を気密に閉塞する開閉自由な蓋体3から構成される濾過器1であって、容器本体の底部9に形成する貫通孔状の装着部10に被抽出物5を封入するフィルター付きカートリッジ4を着脱自由に嵌合装着する。このカートリッジの装着によって前記装着部10を塞いだ容器本体2の内部に電子レンジによる加熱を受けて沸騰すると共に、カートリッジ内に浸透して前記被抽出物5を湿潤する所要量の水25を注入し、この状態で容器本体の開口部6を前記蓋体3で密閉して電子レンジに収納し、加熱することによって前記水25を沸騰させると共に、この沸騰水を内部で発生する蒸気圧で前記カートリッジ4に通し被抽出物から抽出液を抽出し、カップ等の容器26に直接受けるようする。
【選択図】図3
Description
これらの濾過器は、コーヒー液の抽出に限って使用されるものではなく、その構造に合せて緑茶や紅茶、その他の被抽出物にも利用されるが、コーヒーに限って言えば最近手近なものとしてドリップ式の簡易型濾過器が各種改善を加えて多数提案されるている。
言うまでもなく、この種ドリップ式に係る濾過器は、使用する際、例えばフィルタに蓄えたコーヒー粉末等に対して、或は粉末を収容したカートリッジに向けて熱湯を注ぎ込み、この熱湯により抽出された液を上記フィルタで濾過しながらカップ等の容器に受けることで簡単に濾過抽出液として回収するものであり、その容易さから広く便利に使用されている。
この様なことから近時電子レンジによる湯沸しに着目して、電子レンジを利用して水を加熱し、熱湯を得ると同時に、この熱湯をフィルタに受けたコーヒー粉末に直接注いで成分を抽出し、直ちにこの抽出液、つまりコーヒー液をコーヒーカップ等の抽出液回収用容器に受けるようにした、つまり湯沸しの作業と、成分の抽出作業とを同時にする電子レンジを使った濾過方法乃至その濾過器が提案されるに至っている。例えば、この様な電子レンジを使った濾過方法乃至濾過器の例として以下の特許文献1〜7が挙げられる。
つまり、この特許文献1の抽出器具は、電子レンジを使って水を加熱し、この加熱水を直接電子レンジ内に収容する濾過器に注ぎ、抽出するとした提案であり、水の加熱とこの加熱した湯を直接濾過器に注ぐようにした点に特徴がある。
しかし、この方法,装置は電子レンジを使用していながら単に湯沸し器として利用しているに過ぎず、電子レンジのもつ本来的な機能,特性を充分に利用したものとはなっていない。むしろ一部のものにおいては電子レンジによって被抽出物が焦げて風味を損なうと言った問題を生じさせている。
電子レンジの利用は、水を加熱することで効率的に湯を沸すことができるが、従来の電子レンジを利用した濾過器は、この湯沸し機能を利用して直接的に湯を沸すことまでであり、更なる機能の活用はされていない。
つまり、本発明はコーヒー等の濾過抽出に当って電子レンジによって水を加熱し、沸騰させると同時に、この加熱沸騰によって発生する蒸気圧を濾過器の内部に貯え、この蒸気圧を逆にその基となった沸騰した湯に作用させてコーヒー等の被抽出物に対して強制的に浸透透過させ、効率的に濾過するようにしたことにある。
上記負圧は微弱なものであるが、水はカートリッジに詰まった被抽出物の中を通って流れるため、その透過力は小さく、従ってこの負圧の発生によって自由に流下するのを阻止されることになり、これにより水漏れ状態が未然に防止されることになる。その一方、この状態において加熱によって容器内部の水が沸騰し、水蒸気が蓄積すると、これが加圧力となって上記負圧状態を解消し、逆に沸騰水、つまり湯を積極的にカートリッジに向けて押し出すことから被抽出物からの抽出液の排出を促すことになるのである。
ことに、本発明濾過器は、直接電子レンジを利用することができ、しかもカートリッジを装着して水を注入し、電子レンジに収納して所定時間加熱するだけで抽出液を濾過した状態で得られる便利さがあり、極めて実用性が高いものとなっている。
容器本体2は、カップ形に形成して開口部6の外周面に環状の凹部7を形成し、これに蓋体3を開閉自由に連結する連結金具8の固定枠8aを止め付けられるようにしてある。そして、底部9の中央部には前記カートリッジ4を装着するための貫通孔状の装着部10を形成する。
このクランプ20は、支軸24を支点に操作片22を跳ね上げ、更に係止環23を跳ね上げて前記係止部19に掛け止めた後、前記操作片22を支軸24を支点に回動して摘み21を引き下ろすことによってこの係止部19をロックし、蓋体3を閉塞状態に拘束することができるようになっている。
このカートリッジの胴部4aの上半部分の形状及び外径は、前記装着部10の内周形状及びその内径と一致するものにしてあり、またこの胴部4aの上部外周面には環状の鍔4dを形成してある。
蓋体3は、前述したように枢着軸部18を支点に回動して被せ、次に係止部19にクランプ20の係止環23を掛け止めて拘束する。このとき、操作片22の摘み21の引き下ろしによって蓋体3を容器本体2側に引き付け、この引き付けを利用して蓋体3の縁部13に設けたOリング14を圧縮し、蓋体3を気密の状態で閉塞する。
従って、一定時間加熱され沸騰状態が継続すると、濾過器内部に蒸気圧が蓄積し、内圧が溜まって沸騰した水25、即ち沸騰した湯に対してこの蒸気圧が作用し、押し付けが開始されることになる。
この結果、沸騰した湯25はカートリッジ4に向けて誘導され、フィルター4bを通して内部に浸透し、コーヒー粉末5を湿潤しながら成分を抽出し、コーヒー液となって下方のフィルター4cを通して濾過され、下のコーヒーカップ26へと滴下し回収されることになる。
また、このことからコーヒー粉末等被抽出物を一定に調整した一定のカートリッジを用意する一方、容器本体の内周に水の量を測る目盛りを表示し、これを目標に水を注入するようにすると、一定濃度の抽出液を簡単に得ることができる。
ここに示す実施例は、容器本体2と蓋体3の他の閉め合せを示したものである。前記連結金具8に代えて容器本体2の開口部6の外周面に雄形のねじ部30を形成し、また蓋体3の筒状の縁部13の内周面に雌形のねじ部31を形成して、蓋体3の閉塞時には双方を捻回して螺合し、気密に緊締するようにした場合である。尚、図示していないが、気密性を図るため蓋体3の下面周縁に沿って、つまり容器本体の開口部6の縁部が当接する部分に前記したOリング14と同様のパッキンを止着するとよい。
このカートリッジ40は、全体の構造を前記カートリッジ4と同一形状にするが、ここで相違する点は、胴部40aと共に上下の面40b,40cをプラスチック素材にして使用時に矢印aで示した位置に小穴を開け、水の透過穴を多数穿つようにしたことである。
ことに、カートリッジ内を強制的に沸騰した湯を通すことができることから、濃度の高い例えばエスプレッソの様な濃いコーヒーを淹れるのに適している。
2 容器本体
3 蓋体
4,40 カートリッジ
4a カートリッジの胴部
4b カートリッジの上面
4c カートリッジの下面
4c カートリッジの鍔
5 被抽出物たるコーヒー粉末
6 容器本体の開口部
8 連結金具
9 容器本体の底部
10 装着部
12 底部の上面に形成した凹部
13 蓋体の縁部
14 シール材としてのOリング
19 係止部
20 クランプ
25 濾過器に注入される水
25a 水面
27 容器本体内部の上部に形成される空間
Claims (7)
- カップ状の容器本体と、該容器本体の開口部を気密に閉塞する開閉自由な蓋体とから構成され、前記容器本体はその底部に貫通孔状の装着部を有し、使用時には該装着部に被抽出物を封入するフィルター付きカートリッジを着脱自由に嵌合装着すると共に、該カートリッジの装着によって前記装着部が塞がれる容器本体の内部に電子レンジによる加熱を受けて沸騰され、且つ前記カートリッジ内に浸透し被抽出物を湿潤して成分を抽出する所要量の水を注入せしめ、この状態にして該容器本体の開口部を前記蓋体で密閉して電子レンジに収納し、加熱することにより前記カートリッジの被抽出物から抽出液を抽出濾過することを特徴とした電子レンジ用のコーヒー等の濾過器。
- 容器本体と蓋体とはヒンジ具によって開閉自由に連結すると共に、蓋体の開閉自由端を容器本体に設けるクランプによって係止し、気密に閉塞することを特徴とした請求項1に記載の電子レンジ用のコーヒー等の濾過器。
- 容器本体の開口部と蓋体の下面周縁部には捻回操作によって係脱自由に係合し気密に閉塞する雄,雌の関係にあるねじ部を形成してなることを特徴とした請求項1に記載の電子レンジ用のコーヒー等の濾過器。
- 容器本体の開口部と蓋体の下面の双方又はいずれか一方に密閉用パッキンを一体に設けてなることを特徴とした請求項1乃至3に記載の電子レンジ用コーヒー等の濾過器。
- 容器本体の底部に形成する装着部は、下方に向けて徐々に縮径するテーパー状の貫通孔であることを特徴とした請求項1乃至4に記載の電子レンジ用のコーヒー等の濾過器。
- 容器本体の底部に形成する装着部は、上端開口部を囲んで底部上面を削って環状の鍔受け用凹部を備えることを特徴とした請求項1乃至5に記載の電子レンジ用のコーヒー等の濾過器。
- 容器本体及び蓋体は電子レンジのマイクロ波を透過すると共に、所要の耐圧性,耐熱性及び耐水性を有する陶器,プラスチック等の素材で形成されることを特徴とした請求項1乃至6に記載の電子レンジ用のコーヒー等の濾過器。
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