JP5376699B2 - 電子レンジ用濾過器のカートリッジ - Google Patents
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Description
カートリッジには濾過器の構造に拘束されずに使用が可能なものもあるが、多くはそれぞれの濾過器の構造に合せて専用のカートリッジとして製造されているのが普通である。
しかし、濾過器に使用されるカートリッジは濾過器に合せて形状が個々特定されても、濾過する機能を有する点では共通のものになっている。つまり、一般にフィルターを素材にしていること、このフィルタを通して内包するコーヒー粉末等の被抽出物に対して湯を浸透させること、そして成分を抽出したのち、この抽出液をフィルターによって濾過しながら容器に受けると言った点で共通する構造に係っている。
中でも特許文献記載のものにおいては、底部5の穴を閉鎖する物理的挙動を示す物質として挙げられる各物質からなる皮膜は、沸騰する湯を透過させるのに厳密な設定が求められることになり、実施においてこれが大きな障害となることが想定されるからである。
本発明は、これらの事情を踏まえて電子レンジに持ち込む濾過器について全く新たな原理を活用する濾過器とする一方、この新たな原理を採用する濾過器に対応させて効率的に被抽出物から抽出液を濾過抽出することができる新規なカートリッジの開発に至ったものである。
本発明は、これらの問題を解決するため新たな濾過方法及び濾過器を開発し、併せてこの濾過器に対応して最も効率的に、且つ効果的にコーヒー液等の抽出液を抽出できるようにした被抽出物を封入してなるカートリッジの開発に成功したのである。
このカートリッジは使い捨てになることから、濾過器の再使用に当っては新たなカートリッジと交換され、前述の手順に従って使用されることになる。
カートリッジはその底部で蓋体に開設する排出口を被う状態で装着されることから濾過器本体の反転により蓋体側に回る水をこの底部に隣接した胴部の下端裾部に最初に受けることになる。このため、水はこの裾部を通して最も浸入し易く、そして浸入した水は底部にそのまま達することになるため被抽出物に接触することが少ないままカートリッジ内を通過することになるが、前記防水用壁はこの接触の少ない水の通過を阻止することができる。
図面において、符号1は電子レンジ用濾過器を示し、2は濾過器1の容器本体を、3は濾過器1の蓋体を示し、4は本発明に係る被抽出物、ここではコーヒー粉末5を内包するフィルタを素材にして形成されるカートリッジを示す。
容器本体2は、カップ形に形成して開口部6の外周面に鍔形の環状隆起部7を形成し、その外周縁に蓋体3を止着する雄ネジ部8を設けてあり、内部には底部2aの上面中央部から円筒形の前記カートリッジ4を装着するための装着枠部9を一体に立ち上げている。
蓋体3は、上面部12の外面に図4に示したように十字状にリブ16を突設し、このリブ16の交点を前記排出口13の中央に位置させて後述するようにカートリッジ4の底面部4cの膨出を防止する膨出防止用の桟17としている。
このカートリッジ4は、胴部4aを前記円筒形に形成する装着枠部9に収まる筒形に形成し、この胴部4aの裾部には図6に拡大して示したように全周に亘って水密性の帯状をなす防水用壁22を巡らし、この裾部からの水の出入ができないようにしてある。そして、この防水用壁22は下端を前記鍔20の上面に亘って延設し、鍔20を通して浸透する水25をも阻止するようにしてある。
図示するように、ここでは蓋体3の上面部12の中央部を貫いて形成される排出口13の周囲を囲むように内面側に環状の止着受部40を設けており、この受部の内周面に雌ネジ41を刻設し、その一方、カートリッジ4を装着する円筒形状に形成する装着枠部42の上端外周面に前記雌ネジ41に螺合する雄ネジ43を形成するものとしている。
円筒形状の装着枠部42は、周面に水を通す透水孔44を複数個開設してあり、内部に嵌め付け挿入するカートリッジ4に対して容器本体2内に注入される水をここを通して供給できるようにしてある。
勿論、この様にカートリッジの形態が変化した場合は、それに合わせてこれを安定的に排出口13に添わせられる構造の装着枠部が形成されることは言うまでもなく、その形状等は設計者に委ねられることになる。
2 濾過器の容器本体
2a 容器本体の底部
3 濾過器の蓋体
4 本発明に係るカートリッジ
4a カートリッジの胴部
4b カートリッジの上面部
4c カートリッジの下面部
5 被抽出物たるコーヒー粉末
6 容器本体の開口部
8 雄ネジ部
9,42 装着枠部
10 装着枠部の開口部
11,43 装着枠部の透水孔
12 蓋体の上面部
13 排出口
14 垂設枠
15 雌ネジ部
16 リブ
17 桟
20 カートリッジの鍔
21 カートリッジの上面部に止着する止水用のフィルム
22 カートリッジの胴部の裾部に沿って設けた防水用壁
23 カートリッジの内部に形成される空隙
24 抽出液回収用容器たるカップ
25 濾過器の内部に注がれる水
26 濾過器の容器本体の内部に濾過器の反転によって形成される空間
27 落下防止用突起部
40 装着枠部を受ける止着受部
Claims (6)
- 電子レンジのマイクロ波を透過する素材によって形成されるカップ状の容器本体と、該容器本体の開口部を閉ざす同一素材からなる蓋体とから構成される濾過器の前記蓋体には上面部に濾過抽出液の排出口を開設し、他方前記容器本体の内部若しくは前記蓋体の上面部内面のいずれかに前記排出口に対して被抽出物を内包するフィルタ製のカートリッジを着脱自由に装着する装着枠部を備えて、使用時には前記装着枠部に前記カートリッジを装着して前記排出口に臨ませると同時に前記容器本体内に所要量の水を注ぎ込み、この状態で該容器本体の開口部に前記蓋体を水密に止着して容器本体内部に前記カートリッジを閉じ込めて前記水に浸漬せしめ、その後該容器本体を蓋体と共に反転して蓋体を下にした状態で抽出液回収用容器上に載置し、更にこの状態で電子レンジ内に収納してマイクロ波により前記容器本体内の水を加熱沸騰させると共に、この加熱によって発生する水蒸気を容器本体内部に貯えてこの水蒸気圧により上記加熱沸騰水を前記カートリッジ内に通し、被抽出物の成分を抽出してこの抽出液を前記蓋体の排出口を通して前記抽出液回収用容器に滴下回収するようにした電子レンジ用濾過器で使用されるカートリッジであって、
前記カートリッジは主体部を筒形の胴部と、この胴部の上下の面を塞ぐ上面部と底面部から構成してその内部に前記被抽出物を封入する一方、少なくとも前記胴部と底面部は透水性のフィルタ素材により形成し、前記容器本体内に注がれる水を前記胴部のフィルタを通して前記主体部内部に取り入れ、これにより前記被抽出物に浸透させると共に該被抽出物からの抽出液を前記容器本体に貯まる水蒸気圧を利用して前記底面部に通し、ここで濾過した抽出液を前記排出口から滴下し、下方に備える前記抽出液回収用容器に回収することを可能にした電子レンジ用濾過器のカートリッジ。 - フィルタによって形成される胴部には下端裾部に沿って全周に亘って水の侵入を阻止する所要高さの防水用壁を形成し、下端裾部からの水の浸透を阻止するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用濾過器のカートリッジ。
- 防水用壁は胴部の下端から2乃至3mmの高さで全周に亘って一体に形成されることを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ用濾過器のカートリッジ。
- 底面部の周縁部に沿って胴部の外周面の外側に突き出る鍔形の装着用固定片を一体に設けて濾過器内に設ける装着枠で該装着用固定片を密着固定することを特徴とした請求項1乃至3のいずれかの請求項に記載の電子レンジ用濾過器のカートリッジ。
- 装着用固定片には胴部に形成する防水用壁の下端に連設する環状をなす浸透防水板が一体に付設されることを特徴とした請求項4に記載の電子レンジ用濾過器のカートリッジ。
- 主体部の上面部は吸水性を有する一方透水性に劣る紙乃至不織布製のシートで形成することを特徴とした請求項1乃至5のいずれかの請求項に記載の電子レンジ用濾過器のカートリッジ。
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