JP2010148317A - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】リブが回転軸方向へ倒れることを防止するとともに主磁石片の位相が周方向にずれるのを防止することができるアキシャルギャップ型モータを提供する。
【解決手段】回転軸周りに回転可能なロータ11と、回転軸方向の少なくとも一方側からロータ11に対向配置されるステータ12と、を備えるアキシャルギャップ型モータ10であって、ロータ11は、周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数の径方向リブ35と、複数の径方向リブ35の内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部36及びリム部37と、を有するロータフレーム33と、回転軸方向に磁化され周方向に隣接する径方向リブ35、35間にそれぞれ配置される主磁石片41と、主磁石片41の回転軸方向の両面に配置される複数の磁性部材42と、を備え、径方向リブ35は周方向に屈曲する屈曲部を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、アキシャルギャップ型モータに関する。
従来、例えば、回転軸周りに回転可能なロータと、回転軸方向の少なくとも一方側からロータに対向配置されたステータとを備え、ロータの永久磁石による界磁磁束に対して、ステータを介した磁束ループを形成するアキシャルギャップ型モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9及び図10に示すように、上記特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータ100は、回転軸周りに回転可能なロータ101と、回転軸方向両側から挟み込むようにして対向配置されるステータ102、102と、を備え、ロータ101は、主磁石片103,…,103、副磁石片104,…,104及び磁性部材105,…,105などの磁気回路要素が非磁性材料からなるロータフレーム106に収容されて構成されている。また、ロータフレーム106は、周方向に所定間隔をおいて配置されて径方向に延びる複数のリブ107と、複数のリブ107によって接続されるシャフト部108及びリム部109と、を備える。
特開2008−104278号公報
このアキシャルギャップ型モータ100において、ロータ101が高速で回転した場合、主磁石片103は径方向外側に遠心力を受けこれによりロータフレーム106のリム部109は拡径するが、このときリム部109とリブ107の接続部には引張応力が作用し応力集中が生じていた。
また、外周リングによる圧縮応力でロータフレーム106のリム部109の外径側への広がりを抑制しロータフレーム106の回転強度を補うことが考えられるが、リム部109とリブ107の接続部には圧縮応力が作用し応力集中が生じてしまう。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ロータフレームのリム部とリブの接続部の応力集中を緩和することができるアキシャルギャップ型モータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ11)と、
回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ12)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(例えば、後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記ロータは、
周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数のリブ(例えば、後述の実施形態における径方向リブ35)と、前記複数のリブの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト(例えば、後述の実施形態におけるシャフト部36)部及びリム部(例えば、後述の実施形態におけるリム部37)と、を有するロータフレーム(例えば、後述の実施形態におけるロータフレーム33)と、
回転軸方向に磁化され、周方向に隣接する前記リブ間にそれぞれ配置される主磁石片(例えば、後述の実施形態における主永久磁石片41)と、
前記主磁石片の回転軸方向の両面に配置される複数の磁性部材(例えば、後述の実施形態における磁性部材42)と、
を備え、
前記リブは周方向に屈曲する屈曲部(例えば、後述の実施形態における内径側屈曲部358、364、外径側屈曲部359、365、屈曲部376)を有する、
ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、
前記リブの少なくとも一部は周方向長さより軸方向長さが長い断面形状を有する、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、
前記リブが前記シャフト部と接続する内径端部と前記リブが前記リム部と接続する外径端部に前記主磁石片の周方向の移動を規制する第1押さえ部(例えば、後述の実施形態における内径側第1押さえ部351、外径側第1押さえ部352)を有する、
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、
前記回転軸方向および前記径方向に直交する方向に磁化され、前記リブの前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された複数の副磁石片(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片43)と、を備え、
前記第1押さえ部は前記副磁石片の周方向長さと略等しい、
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記リブは、前記屈曲部に前記主磁石片の周方向の移動を規制する第2押さえ部(例えば、後述の実施形態における内径側第2押さえ部361、外径側第2押さえ部362)を有する、
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記リブは、少なくとも2つの前記屈曲部を有する、
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記リブは、回転軸方向に見て略S字形状を有する、
ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記リブは、回転軸方向に見て略くの字形状を有する、
ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ロータに遠心力が作用した場合、主磁石片は径方向外側に遠心力を受けロータフレームのリム部を径方向外側に押圧するが、リブは周方向に屈曲する屈曲部を有することにより径方向に伸びてリム部を拡径させる。これにより、リム部とリブの接続部に生じる引張応力を緩和することができる。
また、リブが伸びるとき、シャフト部と接する内径端部とリム部と接する外径端部が周方向位置を変えずに径方向に伸びるため、隣り合うリブ間に配置される主磁石片の位相が周方向にずれることを防止することができ、磁束の短絡を防止することができる。
さらに、外周リングを設ける必要がなく、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、リブは周方向長さより軸方向長さが長い断面形状を有することにより、リブの周方向の剛性が軸方向の剛性より低くなる。そして、ロータに遠心力が作用した場合、リブは剛性の低い周方向に変形しやすくなり、これにより屈曲部が周方向に変形することによりリブは径方向に伸びやすくなりより一層引張応力を緩和することができる。
請求項3の発明によれば、リブの内径端部と外径端部には第1押さえ部が設けられているので、隣り合うリブ間に配置される主磁石片の周方向の位置決めを行なうことができ、主磁石片のガタつき、振動等を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、第1押さえ部は副磁石片の周方向長さと略等しいので、副磁石片をロータフレーム内に配置する際の位置決めを容易にし、組立精度を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、第2押さえ部が主磁石片の周方向の移動を規制するので、隣り合うリブ間に配置される主磁石片の位置決めを行なうことができ、主磁石片のガタつき、振動等を抑制することができる。
請求項6〜8の発明によれば、リブは少なくとも2つの屈曲部を有するか、回転軸方向に見て略S字形状を有するか、又は、略くの字形状を有することにより、簡易な構成でリブが径方向に沿う弾性を持つことができる。
以下、本発明に係るアキシャルギャップ型モータの一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10は、例えば図1に示すように、このアキシャルギャップ型モータ10の回転軸O周りに回転可能に設けられた略円環状のロータ11と、回転軸O方向両側からロータ11を挟みこむようにして対向配置され、ロータ11を回転させる回転磁界を発生する複数相の各固定子巻線を有する1対のステータ12,12とを備えて構成されている。
このアキシャルギャップ型モータ10は、例えばハイブリッド車両や電動車両等の車両に駆動源として搭載され、出力軸がトランスミッション(図示略)の入力軸に接続されることで、アキシャルギャップ型モータ10の駆動力がトランスミッションを介して車両の駆動輪(図示略)に伝達されるようになっている。
また、車両の減速時に駆動輪側からアキシャルギャップ型モータ10に駆動力が伝達されると、アキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、例えばハイブリッド車両においては、アキシャルギャップ型モータ10の回転軸が内燃機関(図示略)のクランクシャフトに連結されると、内燃機関の出力がアキシャルギャップ型モータ10に伝達された場合にもアキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
各ステータ12は、略円環板状のヨーク部21と、ロータ11に対向するヨーク部21の対向面上で周方向に所定間隔をおいた位置から回転軸O方向に沿ってロータ11に向かい突出すると共に径方向に伸びる複数のティース22,…,22と、適宜のティース22,22間に装着される固定子巻線(図示略)とを備えて構成されている。
各ステータ12は、例えば主極が6個(例えば、U+,V+,W+,U−,V−,W)とされた6N型であって、一方のステータ12の各U+,V+,W+極に対して、他方のステータ12の各U−,V−,W−極が回転軸O方向で対向するように設定されている。例えば回転軸O方向で対向する1対のステータ12,12に対し、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の一方に対応する一方のステータ12の3個のティース22,22,22と、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の他方に対応する他方のステータ12の3個のティース22,22,22とが、回転軸O方向で対向するように設定され、回転軸O方向で対向する一方のステータ12のティース22と、他方のステータ12のティース22とに対する通電状態が電気角で反転状態となるように設定されている。
ロータ11は、例えば図2及び図3に示すように、複数の主磁石部31,…,31と、複数の副磁石部32,…,32と、非磁性材からなるロータフレーム33と、を備えて構成され、主磁石部31と副磁石部32とは、周方向において交互に配置された状態で、ロータフレーム33内に収容されている。
そして、ロータフレーム33は、周方向に所定間隔をおいて配置された複数の径方向リブ35,…,35と、複数の径方向リブ35,…,35によって接続された内周側円環状のシャフト部36と外周側円環状のリム部37とを備えて構成され、シャフト部36の内周部には、外部の駆動軸(例えば、車両のトランスミッションの入力軸等)に接続される出力軸が接続可能とされている。
ここで、ロータフレーム33の各径方向リブ35は、図4及び図5に示すように、シャフト部36とリム部37の回転軸方向略中央部に配置され一様の軸方向長さLaを有し、また、各径方向リブ35は、その内径端部と外径端部にその軸方向長さと略等しい周方向長さを有する略正方形断面を有する内径側及び外径側第1押さえ部351、352と、内径側第1押さえ部351の周方向略中央部から周方向一方側(図4中、右側)に傾斜しながら径方向外側に向かって伸びる内径側スポーク部353と、外径側第1押さえ部352から周方向他方側(図中、左側)に傾斜しながら径方向内側に向かって伸びる外径側スポーク部354と、径方向リブ35の略中央部で内径側スポーク部353と外径側スポーク部354を互いに連結する連結部355と、を備えて構成されている。
主磁石部31は、厚さ方向(つまり、回転軸O方向)に磁化された略扇形板状の主永久磁石片41と、この主永久磁石片41を厚さ方向の両側から挟み込む1対の略扇形板状の磁性部材42,42とを備えて構成され、周方向で隣り合う主磁石部31,31の各主永久磁石片41,41は、磁化方向が互いに異方向となるように設定されている。
そして、ロータフレーム33内に収容された複数の主磁石部31,…,31は、径方向両側からシャフト部36とリム部37とにより挟み込まれると共に、径方向リブ35を介して周方向で隣り合うように配置されている。
ロータフレーム33内において、各主磁石部31の主永久磁石片41は隣り合う2つの径方向リブ35、35によって周方向両側から挟み込まれる。より具体的には、隣り合う2つの径方向リブ35、35の内径側第1押さえ部351、351によりその内径側の周方向の位置決めがなされ、外径側第1押さえ部352、352によりその外径側の周方向の位置決めがなされ、主永久磁石片41の回転軸O方向での厚さは、径方向リブ35の軸方向長さと同等とされている。
磁性部材42は、回転軸O方向で一様厚さを有する略扇形板状体であり、複数の電磁鋼板を積層した構成、あるいは、鉄粉などの粉体を成形・焼結して製作される。
副磁石部32は、ロータフレーム33内において回転軸O方向両側から径方向リブ35を挟み込む1対の副永久磁石片43,43を備えて構成され、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43は、それぞれ回転軸O方向および径方向に直交する方向(略周方向)に磁化され、互いに磁化方向が異方向とされている。
副永久磁石片43の回転軸O方向での厚さは、磁性部材42の回転軸O方向での厚さと同等とされ、副永久磁石片43の周方向長さは、径方向リブ35の内径側及び外径側第1押さえ部351、352の周方向長さと同等とされている。
そして、ロータフレーム33内において、周方向で隣り合う副磁石部32,32の副永久磁石片43,43同士は、主磁石部31の磁性部材42を周方向両側から挟み込んでいる。
なお、ロータ11のロータフレーム33と、ロータフレーム33以外の構成要素とを分離して示す図2においては、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43間および周方向で隣り合う主永久磁石片41,41間に、ロータフレーム33の径方向リブ35が配置される空間部43aが形成されている。
また、磁性部材42を介して周方向で対向する1対の副永久磁石片43,43同士は、互いに磁化方向が異方向とされている。そして、回転軸O方向の一方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の一方側の磁極と同極の磁極を対向させ、回転軸O方向の他方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の他方側の磁極と同極の磁極を対向させるように配置されている。
つまり、例えば回転軸O方向の一方側がN極かつ他方側がS極とされた主永久磁石片41に対して、回転軸O方向の一方側において磁性部材42を周方向の両側から挟み込む1対の副永久磁石片43,43は、互いのN極が周方向で対向するように配置され、回転軸O方向の他方側において磁性部材42を周方向の両側から挟み込む1対の副永久磁石片43,43は、互いのS極が周方向で対向するように配置されている。 これにより、所謂永久磁石の略ハルバッハ配置による磁束レンズ効果により主永久磁石片41および各副永久磁石片43,43の各磁束が収束し、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するようになっている。
ここで、本実施形態の径方向リブ35について図4〜6を参照してより詳細に説明する。
上述したように構成された径方向リブ35は、内径側スポーク部353と連結部355により内径側屈曲部358が構成され、外径側スポーク部354と連結部355により外径側屈曲部359が構成され、内径側屈曲部358と外径側屈曲部359が内径側第1押さえ部351と外径側第1押さえ部352の周方向両端部を互いに連結した範囲内で径方向リブ35の中心Qに対し周方向両側に配置されている。なお、径方向リブ35の中心Qは連結部355の中心線P1と内径側第1押さえ部351と外径側第1押さえ部352の中点を結んだ中心線P2の交点である。
そして、ロータ11の無回転時及び低速回転時においては、図6の実線で示すように、径方向リブ35の中心Qを中心として点対称に構成されている。また、ロータ11の高速回転時においては、主永久磁石片41が径方向外側に遠心力を受けロータフレーム33のリム部37を径方向外側に押圧する。このとき、図6の破線で示すように、内径側屈曲部358と外径側屈曲部359が周方向に変形し中心Qが内径側第1押さえ部351と外径側第1押さえ部352の中点を結んだ中心線P2上を移動するように径方向リブ35が伸び、内周側第1押さえ部351と外周側第1片押さえ部352がその周方向位置を変えずに外径側に移動しリム部37が拡径する。
以上説明したように、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、ロータ11に遠心力が作用した場合、主永久磁石片41は径方向外側に遠心力を受けロータフレーム33のリム部37を径方向外側に押圧するが、径方向リブ35は周方向に屈曲する内径側屈曲部358と外径側屈曲部359を有することにより径方向に伸びてリム部37を拡径させる。これにより、リム部37と径方向リブ35の接続部に生じる引張応力を緩和することができる。
また、径方向リブ35が伸びるとき、シャフト部36と接する内径側第1押さえ部351とリム部37と接する外径側第1押さえ部352が周方向位置を変えずに径方向に伸びるため、隣り合う径方向リブ35、35間に配置された主永久磁石片41の位相が周方向にずれることを防止することができ、磁束の短絡を防止することができる。
さらに、外周リングを設ける必要がなく、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、径方向リブ35の少なくとも一部、すなわち内径側スポーク部353、外径側スポーク部354、連結部355が周方向長さLcより軸方向長さLaが長い断面形状を有するので、径方向リブ35の周方向の剛性が軸方向の剛性より低くなる。そして、ロータ11に遠心力が作用した場合、径方向リブ35は剛性の低い周方向に変形しやすくなり、これにより内径側屈曲部358と外径側屈曲部359が周方向に変形することにより径方向リブ35は径方向に伸びやすくなりより一層引張応力を緩和することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、径方向リブ35の内径端部と外径端部には第1押さえ部351、352が設けられているので、隣り合う径方向リブ35、35間に配置された主永久磁石片41の周方向の位置決めを行なうことができ、主永久磁石片41のガタつき、振動等を抑制することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、第1押さえ部351、352は副永久磁石片43の周方向長さと略等しいので、副永久磁石片43をロータフレーム33内に配置する際の位置決めを容易にし、組立精度を向上させることができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、径方向リブ35には内径側屈曲部358と外径側屈曲部359が設けられているので、簡易な構成で径方向リブ35に径方向に沿う弾性を持たせることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、図7に示すように、内径側屈曲部358と外径側屈曲部359にそれぞれ周方向に沿って屈曲する方向に突出する突起部から構成される内径側及び外径側第2押さえ部361、362を設け、ロータ11の無回転時及び低速回転時において、内径側及び外径側第2押さえ部361、362が主永久磁石片41に当接し主永久磁石片41の周方向の移動を規制するように構成してもよい。これにより、内径側及び外径側第1押さえ部351、352に加えて内径側及び外径側第2押さえ部361、362によっても主永久磁石片41を固定することができ、主永久磁石片41のガタつき、振動等を抑制することができる。
また、径方向リブ35に径方向に沿う弾性を持たせる構造としては、本実施形態の構造に限らず、図8(a)に示すように、内径側及び外径側第1押さえ部351、352を径方向に連結するスポーク部363が滑らかに屈曲する略S字形状として内径側屈曲部364と外径側屈曲部365を形成してもよく、図8(b)に示すように、内径側スポーク部374と外径側スポーク部375を1つの屈曲部376で連結して略くの字形状として、径方向に弾性を持たせることもできる。なお、屈曲部の形状は特に限定されるものではなく、図4に示すように、シャフト部36とリム部37との径方向距離D1に対し径方向リブ35の中線距離D2(径方向リブ35の周方向距離の中点を結んだ線の長さ)を長くすることで形成することができる。
また、本発明のアキシャルギャップ型モータは、略ハルバッハ型に限らず、副磁石部32に副永久磁石片43の代わりに非磁性部材を配設してもよい。
さらに、上記実施形態において、回転軸O方向の何れか一方側にのみステータ12を設け、副磁石部32はステータ12に対向する側にのみに副永久磁石片43を設けてもよい。
本発明に係るアキシャルギャップ型モータの一実施形態の全体斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 ロータの分解斜視図である。 ロータの部分断面図である。 (a)はロータフレームの部分斜視図であり、(b)は(a)のVB−VB線断面図である。 ロータの回転により径方向リブの変形を説明する説明図である。 変形例に係るロータの部分断面図である。 他の変形例に係る径方向リブの正面図であり、(a)は略S字形状の径方向リブ、(b)は略くの字形状の径方向リブである。 特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 (a)は図9に示すロータフレームの部分斜視図であり、(b)は(a)のXB−XB線断面図である。
符号の説明
10 アキシャルギャップ型モータ
11 ロータ
12 ステータ
31 主磁石部
32 副磁石部
33 ロータフレーム
35 径方向リブ(リブ)
36 シャフト部
37 リム部
41 主永久磁石片(主磁石片)
42 磁性部材
43 副永久磁石片(副磁石片)
351 内径側第1押さえ部(第1押さえ部)
352 外径側第1押さえ部(第1押さえ部)
358、364 内径側屈曲部(屈曲部)
359、365 外径側屈曲部(屈曲部)
361 内径側第2押さえ部(第2押さえ部)
362 外径側第2押さえ部(第2押さえ部)
376 屈曲部
O 回転軸

Claims (8)

  1. 回転軸周りに回転可能なロータと、
    回転軸方向の少なくとも一方側から前記ロータに対向配置されるステータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
    前記ロータは、
    周方向に所定の間隔で配置されて径方向に延びる複数のリブと、前記複数のリブの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部及びリム部と、を有するロータフレームと、
    回転軸方向に磁化され、周方向に隣接する前記リブ間にそれぞれ配置される主磁石片と、
    前記主磁石片の回転軸方向の両面に配置される複数の磁性部材と、
    を備え、
    前記リブは周方向に屈曲する屈曲部を有する、
    ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
  2. 前記リブの少なくとも一部は周方向長さより軸方向長さが長い断面形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  3. 前記リブが前記シャフト部と接続する内径端部と前記リブが前記リム部と接続する外径端部に前記主磁石片の周方向の移動を規制する第1押さえ部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  4. 前記回転軸方向および前記径方向に直交する方向に磁化され、前記リブの前記回転軸方向の少なくとも一方側に配置された複数の副磁石片と、を備え、
    前記第1押さえ部は前記副磁石片の周方向長さと略等しい、
    ことを特徴とする請求項3に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  5. 前記リブは、前記屈曲部に前記主磁石片の周方向の移動を規制する第2押さえ部を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  6. 前記リブは、少なくとも2つの前記屈曲部を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  7. 前記リブは、回転軸方向に見て略S字形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  8. 前記リブは、回転軸方向に見て略くの字形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
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