JP2010148231A - 電圧変換装置及び電気負荷駆動装置 - Google Patents

電圧変換装置及び電気負荷駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1ループ回路と第2ループ回路に形成される磁界変動に起因したノイズを効果的に低減すること。
【解決手段】インダクタンス素子を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、前記第1ループ回路に設けられる第1スイッチング素子のON/OFF動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流が流れる電圧変換装置であって、前記第1ループ回路のスイッチング素子のON動作時に形成される前記第1ループ回路を貫く磁界の向きと、前記第1ループ回路の第1スイッチング素子のON動作後のOFF動作時に形成される前記第2ループ回路を貫く磁界の向きが同方向であり、前記第1及び第2ループ回路の重複部分の面積は、重複しない部分の面積以上であることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、インダクタンス成分を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備える電圧変換装置及びこれを用いる電気負荷駆動装置に関する。
従来から、トランスの一次コイルに接続された一次側回路と、トランスの二次コイルに接続された二次側回路とを有するスイッチング電源回路において、一次側回路側の電極パターンと、二次側回路側の電極パターンとを対向して配置することで、当該電極パターン間の絶縁層をコンデンサ用の誘電体として機能させて等価的コンデンサを構成し、当該等価的コンデンサによりノイズ対策用のコンデンサを構成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−110452号公報
ところで、トランスを用いない非絶縁型のDC−DCコンバータにおいては、例えば図1に示すように、インダクタンスLを共有すると共にそれぞれコンデンサC1,C2を有する第1ループ回路及び第2ループ回路を備え、第1又は第2ループ回路に設けられるスイッチング素子Q1又はQ2をON/OFF動作させることで電圧変換が実現される。このとき、第1及び第2コンデンサは、DC−DCコンバータの出力電圧を平滑化すると共に、DC−DCコンバータ回路の発生ノイズを低減する機能を有する。このような図1に示す回路構成は、一般的に、図2に示すように、プリント基板上に第1ループ回路及び第2ループ回路を同一面又は別面上に並べて配置することで実現される。
しかしながら、図1及び図2に示すような従来の回路構成では、例えばスイッチング素子Q1をON/OFF動作させるときに、第1ループ回路と第2ループ回路に交互に電流が流れるので、第1ループ回路を貫く磁界と、第2ループ回路を貫く磁界とが交互に発生する。このとき、第1ループ回路と第2ループ回路に流れる電流のそれぞれの向きは、図1の矢印に示すように逆方向であるので、第1ループ回路を貫く磁界と第2ループ回路を貫く磁界の方向は逆向きとなる。かかる構成では、スイッチング素子Q1の高速(短時間)のON/OFF動作に伴って向きが逆の磁界が高速(短時間)で交互に発生し、当該磁界の変動に起因したノイズが発生するという問題がある。
そこで、本発明は、第1ループ回路と第2ループ回路に形成される磁界変動に起因したノイズを効果的に低減することができる電圧変換装置及びこれを用いる電気負荷駆動装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、インダクタンス素子を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、前記第1ループ回路に設けられる第1スイッチング素子のON/OFF動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流が流れる電圧変換装置であって、
前記第1ループ回路のスイッチング素子のON動作時に形成される前記第1ループ回路を貫く磁界の向きと、前記第1ループ回路の第1スイッチング素子のON動作後のOFF動作時に形成される前記第2ループ回路を貫く磁界の向きが同方向であり、
前記第1及び第2ループ回路の重複部分の面積は、重複しない部分の面積以上であることを特徴とする、電圧変換装置が提供される。
また、本発明のその他の一局面によれば、インダクタンス成分を共有しそれぞれ第1及び第2スイッチング素子、及び、第1及び第2容量性素子を有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、前記第1ループ回路に設けられる第1スイッチング素子のON/OFF動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流が流れる電圧変換装置であって、
前記第1ループ回路における前記第1スイッチング素子と前記第1容量性素子の中点に第1直流電源又はグラウンドが接続され、前記第2ループ回路における前記第2スイッチング素子と前記第2容量性素子の中点に、前記第1直流電源と電圧が異なる第2直流電源が接続され、
前記第1ループ回路及び前記第2ループ回路は、前記第1ループ回路及び前記第2ループ回路の一方が他方を囲繞するように配置され、
前記第1及び第2ループ回路の重複部分の面積は、前記第1及び第2ループ回路の重複しない部分の面積以上であることを特徴とする、電圧変換装置が提供される。
本発明によれば、第1ループ回路と第2ループ回路に形成される磁界変動に起因したノイズを効果的に低減することができる電圧変換装置等が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図3は、本発明による電圧変換装置1の一実施例の回路構成を示す図である。本発明による電圧変換装置1は、基板の一表面上に、図3に示すような電圧変換装置1の回路構成を略そのまま平面的に配置して構成される。
本実施例の電圧変換装置1は、同期整流型の非絶縁型DC/DCコンバータであり、第1ループ回路10と第2ループ回路12とを備える。電圧変換装置1の出力端子20には、駆動対象の電気負荷40が接続される。第1ループ回路10と第2ループ回路12は、インダクタンスLを共有する。図示の例では、第1ループ回路10は、第2ループ回路12を囲繞するように配置される。
第1ループ回路10は、インダクタンスLに加えて、スイッチング素子Q1とコンデンサC1とを有する。スイッチング素子Q1は、本例では、MOSFET(metal oxide semiconductor field−effect transistor)であるが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のような他のトランジスタであってもよい。スイッチング素子Q1は、+端子と出力端子20の間に、インダクタンスLと直列に接続される。このとき、スイッチング素子Q1としてNch−MOSFETを用いた場合、スイッチング素子Q1は、ドレイン側が+端子に接続されると共に、ソース側がインダクタンスLに接続される。他方、スイッチング素子Q1としてPch−MOSFETを用いた場合、スイッチング素子Q1は、ソース側が+端子に接続されると共に、ドレイン側がインダクタンスLに接続される。コンデンサC1は、+端子と出力端子20の間に、スイッチング素子Q1とインダクタンスLに対して並列に接続される。
同様に、第2ループ回路12は、インダクタンスLに加えて、スイッチング素子Q2とコンデンサC2とを有する。スイッチング素子Q1は、本例では、MOSFETであるが、IGBT等のような他のトランジスタであってもよい。スイッチング素子Q2は、−端子と出力端子20の間に、インダクタンスLと直列に接続される。このとき、スイッチング素子Q2としてNch−MOSFETを用いた場合、スイッチング素子Q2は、ドレイン側がインダクタンスLに接続されると共に、ソース側が−端子に接続される。他方、スイッチング素子Q2としてPch−MOSFETを用いた場合、スイッチング素子Q2は、ソース側がインダクタンスLに接続されると共に、ドレイン側が−端子に接続される。コンデンサC2は、−端子と出力端子20の間に、スイッチング素子Q2とインダクタンスLに対して並列に接続される。
+端子には、第1の直流電源(図15の直流電源203参照)が接続され、−端子には、第1の直流電源よりも電圧が低い第2の直流電源(図示せず)が接続される。第1の直流電源及び第2の直流電源の定格電圧は、第2の直流電源の方が第1の直流電源よりも低い限り、任意であってよい。典型的には、−端子には、グランド(即ちOV)が接続される。以下では、説明の複雑化を防止するために、特に言及しない限り、−端子はグランドに接続されているものとする。
コンデンサC1及びコンデンサC2は、主に、電圧変換装置1の出力電圧を平滑化すると共に、電圧変換装置1における発生ノイズを低減する機能を有する。コンデンサC1及びコンデンサC2の容量は、好ましくは、同一に設定される。また、コンデンサC1及びコンデンサC2としては、好ましくは、劣化の影響を低減するために、耐久劣化し難いセラミックタイプのコンデンサが用いられる。
スイッチング素子Q1及びQ2は、一方がON時に他方がOFFとなるように制御される。スイッチング素子Q1及びQ2の制御態様の詳細(例えばデットタイムの設定・調整方法等)は、任意である。
本実施例の電圧変換装置1は、第2ループ回路12及び第1ループ回路10に流れるループ電流の方向が同一となるように構成されている。即ち、本実施例の電圧変換装置1は、図1及び図2に示した従来構成と比較すると明らかなように、本実施例の電圧変換装置1は、図1に示した従来構成を図1に示すラインX−Xに沿って折り返した構成となっている。これにより、図1に示した従来構成とは対照的に、電圧変換装置1の動作時、第2ループ回路12及び第1ループ回路10に流れるループ電流の方向が同一となる。
図3に示す例において、動作時、スイッチング素子Q2がオンすると、それに同期してスイッチング素子Q1がオフとなり、図4(A)に示すように、第2ループ回路12に図中の矢印で示す向きのループで電流I2が流れる。スイッチング素子Q2がオンからオフに反転すると、それに同期してスイッチング素子Q1がオフからオンに反転し、図4(B)に示すように、第1ループ回路10に図中の矢印で示す向きのループで電流I1が流れる。このようにして、スイッチング素子Q2がオンしている間の時間(オンデューティ)を適切に制御することで、第1の直流電源の電圧を所望の電圧に変換(降圧変換)して出力端子20に出力することができる。
尚、図3に示す例では、電気負荷40の他端(出力端子20側でない端子)に+端子が接続されているので、スイッチング素子Q2のON/OFF動作が実質的にデューティを決定し、スイッチング素子Q1は同期整流用スイッチング素子として機能する。尚、例えばエネルギ効率よりもコストを優先する場合は、スイッチング素子Q1が省略されてもよい(ダイオードのみとなる)。また、例えば、図5に示すように、電気負荷40の他端(出力端子20側でない端子)に−端子が接続されてもよい。この場合、図3の示す例とは逆に、スイッチング素子Q1のON/OFF動作が実質的にデューティを決定し、スイッチング素子Q2は同期整流用スイッチング素子として機能する。尚、図5に示す例においても、例えばエネルギ効率よりもコストを優先する場合は、スイッチング素子Q2が省略されてもよい(ダイオードのみとなる)。
ところで、図2を参照して上述したように、図1に示すような電圧変換装置の回路構成をそのまま平面的に配置すると、スイッチング素子Q2を高速にON/OFF動作させるときに、第1ループ回路を貫く磁界と、第2ループ回路を貫く逆方向の磁界とが交互に高速に発生し、当該磁界の高周波変動に起因した高周波ノイズが発生するという問題が生ずる。
これに対して、本実施例の電圧変換装置1によれば、図4(A)及び図4(B)に示すように、スイッチング素子Q2を高速にON/OFF動作させるときに、電流I1の方向と電流I2の方向とが同一であり、第1ループ回路を貫く磁界と、第2ループ回路を貫く同一方向の磁界とが交互に高速に発生するので、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分80(図7参照)において、当該磁界の高周波変動に起因した高周波ノイズを低減することができる。
図6は、上述の本実施例の磁束変動低減効果の原理を説明する波形図である。
上述の如く、スイッチング素子Q2及びQ1が互いに反転した所定のデューティで駆動されると、図6(A)及び図6(B)に示すような波形で、第2ループ回路12及び第1ループ回路10に電流が流れる。このとき、第2ループ回路12及び第1ループ回路10に流れる電流に起因して、図6(C)及び(B)に示すような波形(時系列)で、第2ループ回路12を貫く磁束φ2及び第1ループ回路10を貫く磁束φ1が発生する。このような磁束φ2及びφ1は、スイッチング素子Q2及びQ1が高速に駆動されることから、それぞれは短時間に大きく変動する。本実施例では、上述の如く第2ループ回路12及び第1ループ回路10に流れるループ電流の方向は同一であり、図6(C)及び(B)に示す磁束φ2と磁束φ1とが同一方向であるので、これらの波形(時系列)を足し合わせると、図6(E)に示すような急峻な変動が無くなった波形となる。即ち、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分80(図7参照)において、時間的変動の少ない磁束変化が実現される。このように、本実施例の電圧変換装置1によれば、磁束φ1+φ2の高周波変動による発生ノイズを効果的に低減することができる。
次に、上述したような本実施例のノイズ低減効果(図6参照)を効率的に得るための構成を説明する。ここでは、ノイズ低減効果を効率的に得るための構成を2つのアプローチから説明する。
第1のアプローチは、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分の面積を、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複しない部分(非重複部分)の面積以上にすることである。尚、面積とは、磁束の貫く方向に沿って視たときの面積(磁束が貫く面積)である。
図7は、第1のアプローチの説明図である。図7では、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分は、符号80が付されたハッチングで示され、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複しない部分(非重複部分)は、符号82が付されたハッチングで示されている。従って、第1のアプローチでは、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分80の面積S1’が、第1ループ回路10と第2ループ回路12の非重複部分82の面積S2以上になるように設定される。
ここで、重複部分80の磁界及び透磁率をそれぞれH1,μ1とし、非重複部分82の磁界及び透磁率をそれぞれH2,μ1とする。尚、磁界H1,H2は、電流I1,I2(図4参照)によってそれぞれの部分に発生する。このとき、電流I1が流れるときに発生する磁束Φ1は、次のとおりである。
Φ1=∫B1・S=k1・μ1(H1・S1’+H2・S2)・I1
同様に、電流I2が流れるときに発生する磁束Φ2は、次のとおりである。
Φ2=∫B2・S=k2・μ1・H1・S1’・I2
これより、k1・I1≒k2・I2であるから、S1’≫S2とすることで、Φ1≒Φ2となり、急峻な磁束変動を抑えることができることが分かる。尚、実際の寸法等にも依存するが、第1ループ回路10の面積と第2ループ回路12の面積はそれぞれの絶対値が可能な限り小さいことが望ましい。
第2のアプローチは、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分80内に磁性体部材を配置することである。尚、当然ながら、この第2のアプローチは、上述の第1のアプローチと組み合わせることが可能であり、その場合、それぞれの効果を足し合わせた効果を得ることができる。
図8及び図9は、第2のアプローチの説明図である。図8に示す例では、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分80内に、磁性体部材90,92が配置される。磁性体部材は、この目的のためにだけに設けられる部材であってもよいが、好ましくは、他の目的を兼ねて設けられる部材である。図8に示す例では、磁性体部材90は、基板取り付けネジや位置決め用のピンである。即ち、磁性体部材90は、第1ループ回路10及び第2ループ回路12が形成される基板を、ケーシング構成部材(筐体を構成する部材)に取り付ける際に用いるネジ等の金属製締結具や位置決め用のピンである。また、磁性体部材92は、スイッチング素子Q2を冷却するための放熱板である。尚、磁性体部材92は、スイッチング素子Q2と共にスイッチング素子Q1を冷却する放熱板であってもよいし、スイッチング素子Q2に代えてスイッチング素子Q1を冷却する放熱板であってもよい。
図9では、重複部分80のうちの磁性体材料が配置されている部分(以下、「磁性体部分」という)が、符号84が付されたハッチングで示されている。ここで、重複部分80の磁界及び透磁率をそれぞれH1,μ1とし、非重複部分82の磁界及び透磁率をそれぞれH2,μ1とし、磁性体部分84の面積、磁界及び透磁率をそれぞれS3,H3及びμ2とする。また、重複部分80の磁性体部分84を除いた面積をS1とする。このとき、電流I1が流れるときに発生する磁束Φ1は、次のとおりである。
Φ1=∫B1・S=k1・{μ1・(H1・S1+H2・S2)+μ2・H3・S3}・I1
同様に、電流I2が流れるときに発生する磁束Φ2は、次のとおりである。
Φ2=∫B2・S=k2・{μ1・H1・S1+μ2・H3・S3}・I2
これより、k1・I1≒k2・I2であるから、S1(又はS1+S3)≫S2とすることで、Φ1≒Φ2となり、急峻な磁束変動を抑えることができることが分かる。また、磁性体部材90の透磁率は、好ましくは500以上とされ大きいため、例えS2がある程度大きくても、Φ1≒Φ2なる関係を形成することができる。
図10乃至図13は、上述の第1のアプローチによるノイズ低減効果を確認した試験結果を示す図である。図10は、図3に示したような本実施例の電圧変換装置1に対応して試作された基板構成であって、重複部分80の面積S1’が非重複部分82の面積S2と略同一である場合の基板構成を示し、図10(A)は、プリント基板の表面の構成を示し、図10(B)は、プリント基板の裏面の構成を示す。また、図11は、図3に示したような本実施例の電圧変換装置1に対応して試作された基板構成であって、重複部分80の面積S1’が非重複部分82の面積S2よりも有意に大きい場合(本例では非重複部分82は小面積であるため図示されず)の基板構成を示し、図11(A)は、プリント基板の表面の構成を示し、図11(B)は、プリント基板の裏面の構成を示す。また、図12は、対照例として、図1に示したような従来の電圧変換装置に対応して試作された基板構成を示し、図12(A)は、プリント基板の表面の構成を示し、図12(B)は、プリント基板の裏面の構成を示す。図10乃至図12において、符号73が付されたハッチングで示された各部位は、電源系(+端子側、本例では+B系)の回路部分に対応し、符号71が付されたハッチングで示された各部位は、出力部分の回路部分に対応し、符号72が付されたハッチングで示された各部位は、グランド系(−端子側)の回路部分に対応している。
図13は、図10乃至図12に示した装置をそれぞれ実際に動作させて計測したノイズの波形を示す。図13において、本実施例の電圧変換装置1によるノイズ特性は、実線A1,A2により示され、従来の構成によるノイズ特性は、点線により示されている。図13から明らかなように、本実施例によれば、従来の構成によるノイズ特性に比べてノイズレベルが大幅に低減されることが分かる。また、重複部分80の面積S1’が非重複部分82の面積S2と略同一である場合であっても、実線A1に示すように、従来の構成によるノイズ特性に比べてノイズレベルが大幅に低減されることが分かる。また、重複部分80の面積S1’が非重複部分82の面積S2よりも有意に大きい場合は、実線A2に示すように、重複部分80の面積S1’が非重複部分82の面積S2と略同一である場合に比べて、ノイズレベルが更に低減されることが分かる。
従って、本実施例において、重複部分80の面積S1’は、非重複部分82の面積S2よりも大きいことが望ましく、より好ましくは、重複部分80の面積S1’は、非重複部分82の面積S2の2倍以上の面積であり、更に好ましくは、重複部分80の面積S1’は、非重複部分82の面積S2の10倍以上の面積である。
図14は、上述の第2のアプローチ(磁性体配置)によるノイズ低減効果を確認した試験結果を示す図である。図14では、図11に示した基板構成において重複部分80内に磁性体を配置していない場合の結果を曲線A2で示し、図11に示した基板構成において重複部分80内に磁性体を配置した場合の結果を曲線A3で示す。図14から、第1ループ回路10と第2ループ回路12の重複部分80内に磁性体を配置することにより、磁性体を配置しない場合に比べてノイズレベルが更に低減されることが分かる。
図15は、本発明による電気負荷駆動装置200の一実施例を示す構成図である。
本実施例の電気負荷駆動装置200は、電気負荷駆動回路装置201と、制御目標信号発生装置(PCM)202と、直流電源203とを備える。電気負荷駆動回路装置201は、上述の電圧変換装置1を備えると共に、内部電源回路101、入力信号インターフェース回路102、スイッチングデューティ生成回路103及びスイッチング素子駆動回路104を備える。尚、端子T1及びT4は、上述の+端子に対応し、端子T3は−端子に対応し、T5は電圧変換装置1の出力端子20に対応する。尚、電圧変換装置1に代えて、後述の他の例による電圧変換装置2,3が用いられてもよい。
図15に示す例では、電気負荷40は、誘導性負荷であり、車両のエンジンに用いられるフューエルポンプである。但し、電気負荷40は、ファンや、ステアリングのアシストモータ等のような、任意の電気負荷であってよい。また、符号S1で示されるスイッチは、イグニッションスイッチに相当する。
制御目標信号発生装置202は、マイクロコンピューターにより構成され、例えば車両のエンジンを制御するEFI・ECUであってよい。制御目標信号発生装置202は、フューエルポンプの制御目標値(例えば目標回転数)を決定し、当該制御目標値を表す制御目標信号を電気負荷駆動回路装置201に入力する。尚、制御目標信号発生装置202は、直流電源203からの電源電圧に基づき動作するが、内部に降圧回路等を備えてもよい。
制御目標信号発生装置202からの制御目標信号は、制御目標信号発生装置202の入力信号インターフェース回路102で処理され、スイッチングデューティ生成回路103により当該制御目標値を実現するためのデューティが決定される。そして、決定されたデューティに従ってスイッチング素子駆動回路104によりスイッチング素子Q1,Q2がON/OFF制御される。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、電圧変換装置1の動作時に第1ループ回路10と第2ループ回路12に同一方向の電流が流れる構成の特定の例が開示されているが、本発明はこれに限られない。例えば、図16に示すように、図3に示した構成に対して等価的な変更を加えてもよい。また、図3等に示した構成では、第2ループ回路12を第1ループ回路10が囲繞しているが、逆に、第1ループ回路10を第2ループ回路12が囲繞するような構成であってよい。又は、図3に示した構成では、共通部分の長さがループ全体の長さの少なくとも1/2より大きい比率を占め、2/3〜3/4程度の比率を占めているが、図17に示すように、ループ全体の長さに占める共通部分の長さの比率が1/2より小さく低減されてもよい。このような構成でも、第2ループ回路12を第1ループ回路10が囲繞するので、上述の第1及び/又は第2のアプローチにより更なるノイズ低減効果を図ることができる。
また、上述した実施例では、イミュニティ性能を高める等の目的のために、同一の基板表面上に第1ループ回路10を第2ループ回路12の双方の構成要素(主に素子)が形成されているが、第1ループ回路10を第2ループ回路12の一方若しくはその一部が、同一の基板の裏面に形成されてもよいし、積層される他の基板に形成されてもよい。
また、上述した実施例では、降圧型の電圧変換装置が用いられているが、昇圧型や双方向の電圧変換装置に適用されてもよい。
従来のDC−DCコンバータの回路構成を示す図である。 従来のDC−DCコンバータの部品配置を示す図である。 本発明による一実施例に係る電圧変換装置1の回路構成を示す図である。 第2ループ回路12及び第1ループ回路10のそれぞれに流れるループ電流I2,I1の向きを示す図である。 電気負荷40の接続方法のその他の例を示す図である。 本実施例の電圧変換装置1における磁束変動低減効果の原理を説明する波形図である。 急峻な磁束変動を抑えるための好ましい第1のアプローチの説明図である。 急峻な磁束変動を抑えるための好ましい第2のアプローチの説明図である。 同第2のアプローチの説明図である。 本実施例の電圧変換装置1に対応して試作された基板構成を示す図である。 本実施例の電圧変換装置1に対応して試作された基板構成を示す図である。 従来の電圧変換装置として試作された基板構成を示す図である。 図10乃至図12に示した装置をそれぞれ実際に動作させて計測したノイズの波形を示す図である。 第2のアプローチによるノイズ低減効果を確認した試験結果を示す図である。 本発明による電気負荷駆動装置200の一実施例を示す構成図である。 その他の一実施例に係る電圧変換装置2の回路構成を示す図である。 その他の一実施例に係る電圧変換装置3の回路構成を示す図である。
符号の説明
L インダクタンス
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
Q1 スイッチング素子
Q2 スイッチング素子
1,2,3 電圧変換装置
10 第1ループ回路
12 第2ループ回路
40 電気負荷
80 重複部分
82 非重複部分
84 磁性体部分
90 磁性体部材
92 磁性体部材
203 直流電源

Claims (10)

  1. インダクタンス素子を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、前記第1ループ回路に設けられる第1スイッチング素子のON/OFF動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流が流れる電圧変換装置であって、
    前記第1ループ回路のスイッチング素子のON動作時に形成される前記第1ループ回路を貫く磁界の向きと、前記第1ループ回路の第1スイッチング素子のON動作後のOFF動作時に形成される前記第2ループ回路を貫く磁界の向きが同方向であり、
    前記第1及び第2ループ回路の重複部分の面積は、前記第1及び第2ループ回路の重複しない部分の面積以上であることを特徴とする、電圧変換装置。
  2. 前記第1及び第2ループ回路は、共通の基板に形成され、
    前記基板における前記第1及び第2ループ回路の重複部分内に磁性体が配置される、請求項1に記載の電圧変換装置。
  3. 前記第1及び第2ループ回路は、共通の基板に形成され、
    前記基板をケーシング構成部材に取り付けるための金属製の締結部材が、前記基板における前記第1及び第2ループ回路の重複部分内に配置される、請求項1又は2に記載の電圧変換装置。
  4. 前記第1及び第2ループ回路は、共通の基板に形成され、
    前記第1スイッチング素子を冷却するための金属製の部材が、前記基板における前記第1及び第2ループ回路の重複部分内に配置される、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  5. 前記第2ループ回路に第2スイッチング素子が設けられ、
    前記第1及び第2スイッチング素子は、一方がONするのに同期して他方がOFFするように制御される、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  6. 前記第1及び第2ループ回路は、共通の基板に形成され、
    前記第2スイッチング素子を冷却するための金属製の部材が、前記基板における前記第1及び第2ループ回路の重複部分内に配置される、請求項5に記載の電圧変換装置。
  7. 前記第1及び第2ループ回路には、第1及び第2容量性素子がそれぞれ設けられる、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の電圧変換装置。
  8. インダクタンス成分を共有しそれぞれ第1及び第2スイッチング素子、及び、第1及び第2容量性素子を有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、前記第1ループ回路に設けられる第1スイッチング素子のON/OFF動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流が流れる電圧変換装置であって、
    前記第1ループ回路における前記第1スイッチング素子と前記第1容量性素子の中点に第1直流電源又はグラウンドが接続され、前記第2ループ回路における前記第2スイッチング素子と前記第2容量性素子の中点に、前記第1直流電源と電圧が異なる第2直流電源が接続され、
    前記第1ループ回路及び前記第2ループ回路は、前記第1ループ回路及び前記第2ループ回路の一方が他方を囲繞するように配置され、
    前記第1及び第2ループ回路の重複部分の面積は、前記第1及び第2ループ回路の重複しない部分の面積以上であることを特徴とする、電圧変換装置。
  9. インダクタンス素子を共有する第1ループ回路と第2ループ回路とを備え、前記第1ループ回路に設けられる第1スイッチング素子のON/OFF動作に伴い前記第1ループ回路と前記第2ループ回路に交互に電流が流れる電圧変換装置であって、
    前記第1ループ回路のスイッチング素子のON動作時に形成される前記第1ループ回路を貫く磁界の向きと、前記第1ループ回路の第1スイッチング素子のON動作後のOFF動作時に形成される前記第2ループ回路を貫く磁界の向きが同方向であり、
    前記第1及び第2ループ回路の重複部分内に磁性体が配置されることを特徴とする、電圧変換装置。
  10. 電気負荷を駆動する電気負荷駆動装置であって、
    直流電源と、
    前記直流電源から受けた直流電源の電圧レベルを変換して前記電気負荷に出力する請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の電圧変換装置と、
    前記電圧変換装置を制御する制御装置とを含むことを特徴とする、電気負荷駆動装置。
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