JP2010147163A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成長用基板の剥離をウェットエッチング処理によって容易に行うことができる半導体発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】
成長用基板上にこれを部分的に覆う選択成長用のマスクを形成する。前記マスクの構成材料を脱離させてこれを前記マスクで覆われていない前記成長用基板上の非マスク部に再付着させた再付着物を形成する。前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う半導体層を形成する。前記半導体層上に支持基板を接着する。前記マスクおよび前記再付着物をウェットエッチングにより除去して、前記成長用基板を前記半導体層および前記支持基板から剥離する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体発光素子の製造方法に関する。
発光ダイオード等の半導体発光素子は、サファイア基板等の成長用基板上にn層、活性層及びp層等で構成される半導体膜を形成し、成長用基板及び半導体表面に電極を形成して製造される。成長用基板が絶縁体の場合には、反応性イオンエッチング等の技術を用いて半導体層の一部の領域をエッチングし、n層を露出させて、n層及びp層の各々に電極を形成する。
半導体発光素子は、近年の技術の進歩により高効率、高出力化されている。しかし、高出力化に伴って半導体発光素子から発せられる熱量も増加し、これによる半導体発光素子の効率低下および半導体膜の劣化等、信頼性の低下が問題となっている。これを解決するために比較的熱伝導性の低い成長用基板を除去し、これに替えて比較的熱伝導性の高い金属で半導体膜を支持する構成がとられている。かかる構造とすることにより、半導体発光素子の放熱性が改善される他、成長用基板を除去することにより発光効率、特に光取り出し効率の向上も期待できる。すなわち、成長用基板を光が通過する際に起る光吸収や半導体膜と成長用基板の屈折率差に起因してその界面で全反射される光の成分を減じることが可能となる。成長用基板の剥離は、レーザリフトオフ(LLO)法が用いられるのが一般的である。
特許文献1および特許文献2には、レーザリフトオフ法を用いることなく成長用基板を剥離する方法が記載されている。特許文献1に記載の半導体素子の製造方法は以下のとおりである。まず、成長用基板上にストライプ状に配置されたSiOからなるマスクを形成する。次に、このマスクの開口部においてGaN膜を選択成長させる。次に、マスクを挟んで互いに隣接するGaN膜同士が完全に融合する前にウエハをHVPE装置から取り出し、マスクをエッチング除去することによりGaN膜内部に空洞を形成する。次に、ウエハを再びHVPE装置にセットし、空隙を維持したままGaN膜を更に成長させる。その後、雰囲気温度降下時にGaN膜とサファイア基板の熱膨張係数差を利用してサファイア基板をGaN膜から剥離する。
一方、特許文献2に記載の半導体素子の製造方法は以下のとおりである。サファイア基板と半導体結晶層との間に窒化アルミニウム等が島状に分散配置されてなる分離層を形成する。その後、分離層に形成された空洞にエッチャントを流入させて、分離層をエッチングすることによりサファイア基板を剥離する。
特開2006−315895号 特開2001−36139号
LLO法を用いて成長用基板を剥離する場合、レーザ光を吸収した窒化物半導体が分解されてNガスを発生させ、このガス圧により半導体膜にクラックが生じたり、レーザ光の吸収によって生じた熱が半導体膜の結晶品質の劣化を引き起こしたりする場合がある。また、LLO法を実施するためには、高価な専用の装置を導入する必要があるため、コストアップを招く。更に、LLO法では、多数のウエハを一括処理することが困難であり、レーザ光をウエハ全面に亘って走査させていく処理となるため、比較的長い処理時間を要する。ウエハの大口径化が進むと処理時間は更に長くなる。従って、成長用基板の剥離をウェットエッチングを用いて容易に行うことができれば、品質、コスト、処理時間等の観点から有利となる場合が多いと考えられる。
特許文献1および2に記載の製法によれば、LLO法を用いることなく成長用基板の剥離が可能となる。しかしながら、特許文献1に記載の製法においては、GaN膜内部に空洞を形成するために一旦ウエハをHVPE装置から取り出してマスクをエッチングした後、再度HVPE装置にセットしてGaN膜の成長を行うといった処理となるため、工程が複雑となり、多大な処理時間を要する。また、特許文献2に記載の製法においては、半導体結晶層は、分離層から成長させることとなるため、分離層の材料および成膜条件によっては、バッファ層を介しても分離層上にGaN系半導体結晶層をエピタキシャル成長させるのは容易ではない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、成長用基板の剥離をウェットエッチング処理によって容易に行うことができる半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の半導体発光素子の製造方法は、成長用基板を部分的に覆う選択成長用のマスクを前記成長用基板上に形成するマスク形成工程と、前記マスクの構成材料を脱離させてこれを前記成長用基板上の前記マスクで覆われていない非マスク部に再付着させた再付着物を形成する再付着物形成工程と、前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う半導体層を形成する半導体層形成工程と、前記半導体層上に支持基板を接着する支持基板接着工程と、前記マスクおよび前記再付着物をウェットエッチングにより除去して前記成長用基板を前記半導体層および前記支持基板から除去する成長用基板除去工程と、を含むことを特徴としている。
前記半導体層形成工程は、前記マスク上に設けられた空洞を含む空洞含有層を形成する工程と、前記空洞含有層の上に発光層を含む半導体エピタキシャル層を形成する工程と、を含み前記マスクおよび前記再付着物は、前記成長用基板除去工程において前記空洞内に流入したエッチャントによりウェットエッチングされる。
前記再付着物形成工程は、水素還元雰囲気下における熱処理を含み、前記再付着物は、前記マスクの構成材料が前記成長用基板上に島状に分散するように設けられて構成される。
前記マスクは、マスク部と非マスク部が交互に配されたストライプパターンを有しており、互いに隣接する前記マスク部の間隔は、5μm以下であり、前記マスク部は、前記マスク部の幅が前記非マスク部の幅よりも広いことが好ましい。
前記空洞含有層を形成する工程は、互いに異なる成長レートで前記III族窒化物の成長を行う第1ステップおよび第2ステップを交互に複数回実施する工程を含む。成長レートが比較的低い前記第1ステップにおいては縦方向成長が助長され、比較的成長レートが高い前記第2ステップにおいては横方向成長が助長される。
また、本発明の半導体エピタキシャル層付き基板の製造方法は、成長用基板と、前記成長用基板上に積層された半導体エピタキシャル層とを含む半導体エピタキシャル層付き基板の製造方法であって、前記成長用基板を部分的に覆う選択成長用のマスクを前記成長用基板上に形成する工程と、前記マスクの構成材料を脱離させて前記成長用基板上の前記マスクで覆われていない非マスク部に再付着させた再付着物を形成する工程と、前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う前記半導体層を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
また、本発明の半導体エピタキシャル層付基板は、成長用基板と、前記成長用基板上に積層された半導体エピタキシャル層とを含む半導体エピタキシャル層付き基板であって、前記成長用基板を部分的に覆う選択成長用のマスクを前記成長用基板上に形成し、前記マスクの構成材料を脱離させてこれを前記マスクで覆われていない前記成長用基板上の非マスク部に再付着させた再付着物を形成し、前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う前記半導体層を形成して得られることを特徴としている。
発明の実施の形態
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施例である半導体発光素子の製造工程フロー図である。図2〜図4は、本発明の実施例である半導体発光素子の各製造工程毎の断面図である。
(選択成長用マスク形成工程 ステップS1)
はじめに、成長用基板を用意する。本実施例では、MOCVD法(有機金属気相成長法)によりGaN系の半導体エピタキシャル層を形成することができるC面サファイア基板10を成長用基板として用いた。
次に、サファイア基板10上にGaN膜の選択成長を行うためのマスク層を形成する。マスク層は、サファイア基板10上にストライプ状に配列されたSiOマスク20によって構成される。マスク層の形成手順は以下のとおりである。まず、EB(電子ビーム)法等によりサファイア基板10上に膜厚150nm程度のSiO膜を堆積する。続いて、このSiO膜上にレジストマスクを形成した後、例えばCHFを用いたドライエッチングによりSiO膜を選択的に除去することによりストライプ状のパターニングを施す。本実施例では、1μm幅でSiO膜を除去し、4μm幅のSiOを残すことによりマスク部21と非マスク部22とが交互に配されたストライプパターンを形成した。すなわち、サファイア基板10上には、4μm幅のSiOマスクが5μmピッチで形成される。ストライプ状に配列されたSiOマスク20の各々は、サファイア基板10上の一端部からこれと対向する他端部にまで伸張するように形成される(図2(a))。
尚、本実施例では、SiOによりマスク層を形成することとしたが、GaN膜の選択成長を行うことができ、且つウェットエッチングが可能な材料であればよく、例えばSi、酸化Ti、SiN、TiNを用いることもできる。また、SiO膜の膜厚は例えば100〜500nmの範囲で形成することができるが、成膜時間及びその後のGaN膜の成長容易性を考慮して100〜200nmであることが好ましい。
また、SiOの成膜方法は、EB法に限らず、例えばスパッタ法、プラズマCVD法、熱CVD法を用いてもよい。また、SiO膜のエッチングはCHFを用いたドライエッチングに限らず、CF及びC等を用いたドライエッチングでも良く、また、HF、BHF、NHF+HF、KOH、NaOH(酸化物)、熱リン酸及、リン酸+硫酸(窒化物)等を用いたウェットエッチングでも良い。
また、SiOマスクは、サファイア基板10上に適当な間隔をもって離散的に形成されていればよく、ストライプ状に限らず、GaN結晶の結晶方位<10−10>と平行な軸およびこれと同等な軸に平行な辺を有する多角形、または、このような多角形が格子状に配列されたパターンであってもよい。なお、後述するが、マスク上方にはウェットエッチングのためのエッチャントが流入する空洞が形成される。このため、マスクパターンは、サファイア基板10の一端部からこれと対向する他端部まで連続したパターンとなっており、ウエハ上に孤立した領域を有していないことが好ましい。これにより、ウエハ端面から流入させたエッチャントをウエハ中央部にまで浸透させることが可能となり、成長用基板を速やかに除去することが可能となる。
また、SiOマスクは、はじめにサファイア基板10上にフォトレジストでパターンを形成しておき、その後SiO膜を堆積し、レジストマスク上に堆積された不要部分をリフトオフして形成してもよい。
また、成長用基板はサファイア基板に限らず、SiまたはSiC基板等の半導体層の成長に適したものであればよい。
(再付着層形成工程 ステップS2)
次に、SiOマスク20が形成されたサファイア基板10を1000℃に制御されたMOCVD装置にセットし、還元雰囲気下(水素流量12LM、窒素流量6LM)で7分間処理する。SiOマスク20を構成するSiOは、高温の還元雰囲気化に曝されることによりマスク部21から分解・脱離する。脱離したSiOは、還元雰囲気中を飛散して、その一部は非マスク部22であるサファイア基板10上に再付着する。この熱処理を適当な時間行うことにより、非マスク部22上には、厚さ数Å程度のSiOの再付着物23が島状に分布するように堆積した再付着層が形成される(図2(b))。
この再付着物23およびSiOマスク20は、後の成長用基板除去工程(ステップS7)においてエッチングされて消失する犠牲膜として機能する。サファイア基板10とGaN膜との間に介在することとなるこのSiOの再付着物23が後にエッチングされ、消失することにより、サファイア基板10の剥離が容易となる。
再付着物23が犠牲膜として機能してサファイア基板10の剥離を良好に行うためには、マスク部21から脱離したSiOを非マスク部22上に均一に分布させることが重要となる。これは、非マスク部22上においてSiOの再付着が起らない領域が大きくなると、サファイア基板とGaN膜との接合部面積が大きくなり、サファイア基板10の剥離に至らない場合があるからである。尚、「SiOを均一に分布させる」とは、SiOの再付着物23の島が非マスク部22上に偏りなく分散している状態を含み、必ずしも非マスク部22上にSiO薄膜が形成していることを要しない。
SiOの再付着物23を非マスク部22上に均一に分布させるためには、SiOマスク20のパターン構成、すなわちマスク部21と非マスク部22の幅寸法を適切に設定することが重要となる。つまり、脱離したSiOの飛散距離は限られているため、マスク部21の離間距離、すなわち非マスク部22の幅が5μm以上となると、非マスク部22の幅方向中央部は、マスク部21からの距離が長くなるためSiOの再付着物23が堆積しにくくなる。従って、非マスク部22の幅は5μm以下、より好ましくは1μ以下に設定する。一方、マスク部21の幅は、加工精度および後の工程においてマスク部21上に空洞41を形成することを考慮して1〜5μmとすることが好ましい。マスク部21の幅は非マスク部22の幅よりも広く、その比率が概ね3:1乃至4:1となっていることが好ましい。
また、本工程による熱処理は、SiOの分解・脱離が促進される条件で行うことが好ましく、1000℃以上の水素リッチの還元雰囲気下で処理することが好ましい。また、後の工程において非マスク部22において露出したサファイア基板10上にGaN膜の選択成長を行うため、再付着物23の膜厚が厚くなりすぎると上層の半導体エピタキシャル層50の結晶性に悪影響を及ぼすこととなる。従って、非マスク部22上に堆積させるSiOの再付着物23の膜厚は、上層のGaN膜の結晶性を害さないように1nm以下とすることが好ましい。従って、処理時間は、雰囲気温度やSiOマスク20のパターン等に応じて再付着層30の膜厚が適切となるように、1〜20分の範囲に適宜設定すればよい。
また、本実施例では、高温の水素還元雰囲気中にウエハを曝すことによりSiOの分解・脱離を促進して非マスク部22上へこれを再付着させることとしたが、水素存在下のプラズマ雰囲気による処理や、水素存在下における電子照射によっても、これを行うことが可能である。
(低温バッファ層形成工程 ステップS3)
次に、SiOマスク20および再付着層が形成されたサファイア基板10上にGaNからなる低温バッファ層30を形成する。MOCVD装置内の温度を525℃まで降下させ、窒素(流量13.5LM)および水素(流量4.5LM)の混合雰囲気下でトリメチルガリウム(TMG)(流量10μmol/min)およびアンモニア(NH)(流量3.3LM)を供給して(この場合V/III比は14000程度となる)、膜厚150nm程度の低温バッファ層30を形成した。
かかる条件でSiOマスク20が形成されたサファイア基板10上にGaN膜の成長を行うと、マスク部21上にはGaN単結晶膜は成長せずに多結晶が成長し、非マスク部22から露出したサファイア基板10上にのみGaNの核成長が起る。尚、サファイア基板10の非マスク部22にはSiOの再付着物23が堆積しているが、この再付着物23は、サファイア基板10上に島状に分布しているか、極めて薄い薄膜状態となっているため、この部分にGaN膜を成長させることは可能である。
尚、本工程において、雰囲気温度は425〜625℃の範囲に設定することができる。また、TMG流量は9〜45μmol/minの範囲に設定することができるが、バッファ層30の成膜均一性および上層の半導体エピタキシャル層70の結晶性を高めるために10〜23μmolの範囲に設定するのが好ましい。またV/III比は3000〜25000の範囲に設定することができるが、半導体エピタキシャル層30の結晶性を高くするために6000〜14000の範囲に設定するのが好ましい。上記V/III比の範囲においてNH流量は、3.3〜5.5LMの範囲に設定することができる。また、バッファ層30の膜厚は、30〜400nmの範囲に設定することができる。
(空洞含有層形成工程 ステップS4)
先の工程で形成したバッファ層30上に縦方向成長が助長される条件でGaN成長を行う処理(第1ステップと称する)と横方向成長が助長される条件でGaN膜の成長を行う処理(第2ステップと称する)とを交互に複数回繰り返すことにより、SiOマスク20のマスク部21上に空洞41を有する膜厚400nm程度の空洞含有層40をサファイア基板10上に形成する。
具体的には、MOCVD装置内部の温度を800℃に制御し、窒素流量6LM、水素流量7.5LMの雰囲気下で、上記第1ステップにおいては、TMGを流量23μmol/minで供給するとともに、NHを流量2.2LMで供給し、低温バッファ層30上に膜厚20nm程度のGaN膜を形成する。この第1ステップでは、低温バッファ層30を成長させた部分において主にGaN膜の縦方向成長が起る。
一方、上記第2ステップにおいては、TMGを流量45μmol/minで供給するとともに、NHを流量4.4LMで供給し、膜厚80nm程度のGaN膜20を形成する。この第2ステップでは、主に第1ステップを経て縦方向に成長したGaN膜の頂部を起点としてGaN膜の横方向成長が起る(図2(d))。
第1ステップと第2ステップとでは、TMGおよびNHの流量が異なるため、GaN膜の成長レートが異なり、GaN膜を構成するGa原子およびN原子の吸着と分解・脱離のバランスが互いに異なることから成長方向に違いが生じるものと考えられる。尚、第1ステップにおけるGaN膜の成長レートは23nm/minであり、第2ステップにおけるGaN膜の成長レートは45nm/minである。
上記第1ステップおよび第2ステップを交互に4セット繰り返すことにより、SiOマスク20のマスク部21を挟んで隣接するGaN膜同士が融合し、マスク部21の各々の上部に空洞41を有する空洞含有層40が形成される(図2(e))
空洞41の各々は、ストライプ状に配列されたSiOマスク20に沿って形成される。つまり、空洞41の各々はサファイア基板10の外縁に沿って設けられた開口部を有し、ウエハ側面の一端から対向する他端に連通するように形成される。空洞41の各々は、後の成長用基板除去工程(ステップS7)においてウェットエッチングによりサファイア基板10を剥離する際にエッチャントを空洞含有層40内部に導入するためのエッチャント導入路として機能する。また、本工程においては横方向成長が複数回行われることにより、サファイア基板10とGaN膜との界面に生じた結晶欠陥が屈曲し、これが上層部にまで伝搬しなくなるため、半導体エピタキシャル層50の欠陥密度が低減される。
このように、成長用基板10上にSiO膜の再付着層を介して空洞含有層40が積層された半導体エピタキシャル層付き基板が形成される。かかる積層構造体は、成長用基板10の剥離をウェットエッチングにより行うことができる剥離機能が付加された剥離機能付き成長用基板として使用することができる。
尚、本工程において雰囲気温度は700〜900℃の範囲に設定することができる。また、第1ステップにおいては、TMG流量を10〜30μmol/min、NH流量を1〜3LMの範囲に設定することができる。また第2ステップにおいては、TMG流量を30〜70μmol/min、NH流量を3〜7LMの範囲に設定することができる。また、空洞41のサイズや形状に応じて第1ステップにおいて形成するGaN膜の膜厚を10〜60nm、第2ステップにおいて形成するGaN膜の膜厚を30〜140nmの範囲で変更することが可能であり、空洞含有層40の全体の膜厚を200nm〜1000nmとすることができる。また、空洞含有層40には、Siを最大5×1017atom/cmドープしてもよい。
また、空洞41の断面形状は、バッファ層30の厚さおよび空洞含有層40の成長条件によって制御することが可能である。具体的には、バッファ層30の厚さを100nm以下とすることにより、空洞41の断面形状は略三角形となり、バッファ層30の厚さを100nm以上とすることにより空洞41の断面形状は略矩形状となる。また、空洞含有層形成工程において、GaN膜の縦方向成長が助長される上記第1ステップの処理時間を横方向成長が助長される上記第2ステップの処理時間よりも長く設定することにより空洞41の断面形状は略三角形となり、第2ステップの処理時間を第1ステップの処理時間よりも長く設定することにより、空洞41の断面形状は略矩形状となる。
(半導体エピタキシャル層形成工程 ステップS5)
次に、MOCVD法により空洞含有層40の上にGaN系半導体からなるn層51、発光層52およびp層53を含む半導体エピタキシャル層50を形成する(図3(f))。
具体的には、雰囲気温度を1000℃とし、TMG(流量45μmol/min)、NH(流量4.4LM)およびドーパントガスとしてSiHを供給し、Siが5×1018atom/cmドープされた膜厚1〜10μm程度のn層51を形成する。尚、TMGの流量は、10〜70μmol/minの範囲で変更することが可能である。また、NHは3.3〜5.5LMの範囲で変更することが可能である。また、V/III比は、2000〜22500、より好ましくは3000〜8000の範囲に設定することが可能である。
次に、雰囲気温度を760℃とし、TMG(流量3.6μmol/min)、トリメチルインジウム(TMI)(流量3.6μmol/min)およびNH(流量4.4LM)を供給し、GaN/InGa1−yN(各2nm)のペアを30ペア形成することにより、歪み緩和層(図示ぜず)を形成する。尚、TMGおよびTMIの流量は1〜10μmol/minの範囲で変更することが可能である。この場合、In組成がy=0.2程度となるようにTMIとTMG流量を同時に変更することが必要となる。またNHの流量は3.3〜5.5LMの範囲で変更することが可能である。また、GaNに代えてInGa1−xNを形成することとしてもよい。この場合、x<yを満たすように、流量調整が必要となる。また、歪緩和層の膜厚は、GaN/InGa1−yNの各層の膜厚やペア数を変更することにより50〜300nmの範囲で変更することが可能である。また、歪緩和層には、Siを最大5×1017atom/cmドープしてもよい。
次に、雰囲気温度を730℃とし、TMG(流量3.6μmol/min)、TMI(流量10μmol/min)およびNH(流量4.4LM)を供給し、GaN障壁層/InGaN井戸層(各14nm/2nm)からなるペアを5ペア形成することにより、多重量子井戸構造の発光層52を形成する。尚、TMGおよびTMIの流量は1〜10μmol/minの範囲で変更することが可能である。この場合、Inの組成比を示すyの値が0.35程度となるようにTMIとTMG流量を同時に変更することが必要となる。またNHの流量は3.3〜5.5LMの範囲で変更することが可能である。また、発光層52には、Siを最大5×1017atom/cmドープしてもよい。
次に、雰囲気温度を870℃とし、TMG(流量8.1μmol/min)、トリメチルアルミニウム(TMA)(流量7.6μmol/min)、NH(流量4.4LM)およびドーパントガスとしてCP2Mg(bis-cyclopentadienyl Mg)を供給することによりMgが1×1020atom/cmドープされた膜厚40nm程度のpAlGa1−zN層(図示せず)を形成する。尚、TMGの流量は4〜20μmol/minの範囲で変更することが可能である。この場合、Alの組成がz=0.2程度となるようにTMGとTMAの流量を同時に変更することが必要となる。またNHの流量は3.3〜5.5LMの範囲で変更することが可能である。また、pAlGaN1−z層の膜厚は20〜60nmの範囲で変更することが可能である。
次に、雰囲気温度を870℃とし、TMG(流量18μmol/min)、NH(流量4.4LM)およびドーパントガスとしてCP2Mg(bis-cyclopentadienyl Mg)を供給することによりMgが1×1020atom/cmドープされた膜厚200nm程度のp層73を形成する。尚、TMGの流量は8〜36μmol/minの範囲で変更することが可能である。またNHの流量は3.3〜5.5LMの範囲で変更することが可能である。また、p層33の膜厚は100〜300nmの範囲で変更することが可能である。続いて、約900℃の窒素雰囲気下で約1分間の熱処理を行うことにより、p層53を活性化させる。
(支持基板接着工程 ステップS6)
次に、EB法等により、p層53上にPt(10Å)およびAg(3000Å)をこの順番で堆積し、電極層61を形成する。Pt層によりp層53との間でオーミック接触が確保され、Ag層により高反射率が確保される。続いて、Ti(1000Å)、Pt(2000Å)およびAu(2000Å)をこの順番で堆積し、接着層62を形成する。接着層62は後述する支持基板90との接着部を構成する(図3(g))。
次に、サファイア基板10に代えて半導体エピタキシャル層50を支持するための支持基板70を用意する。支持基板70としては、例えばSi単結晶基板や銅などの金属基板を用いることができる。支持基板70上には、Pt、Ti、Ni、Au、AuSnがこの順番で積層された接着層71がEB法等により形成される。続いて、この接着層71と半導体エピタキシャル層50上に形成された接着層62とを密着させ真空又はN雰囲気中で熱圧着することにより、半導体エピタキシャル層50のp層53側に支持基板70を貼り付ける(図3(h))。尚、支持基板70は、接着層62上にCu等の金属膜をめっき成長させることにより形成されるものであってもよい。
(成長用基板除去工程 ステップS7)
次に、上記各工程を経たウエハをフッ酸(HF)水溶液に浸漬し、SiOマスク20および非マスク部22に堆積したSiOの再付着物23をエッチングしてサファイア基板10を剥離する。このウェットエッチング処理においては空洞含有層40内部に形成された空洞41にエッチャントが流入する。HFを用いたウェットエッチング処理においては、SiOが選択的にエッチングされ、GaN膜はそのまま残る。このウェットエッチング処理により、SiOマスク20と、サファイア基板10とGaN膜との間に介在するSiOの再付着物23とが選択的にエッチングされて消失すると、サファイア基板10が剥離する。この段階で剥離に至らない場合であっても、その後、機械的衝撃、熱的衝撃、超音波等の外力を印加することによりサファイア基板10は容易に剥離に至る(図4(i))。
尚、本ウェットエッチング処理に用いるエッチャントとしては、SiOが溶解するものであればよく、例えば、BHF、NHFとHFの混合液、熱リン酸、KOH、NaOH等を用いることができる。
また、本工程の後、サファイア基板10を剥離することによって表出したGaN膜の表面をKOH等を用いてエッチングして、この剥離面にGaNの結晶構造に由来する六角錐状突起(所謂マイクロコーン)を多数形成する表面処理を施してもよい。光取り出し面に多数の凹凸を形成することにより光取り出し効率の向上を図ることができる。かかる表面処理は、Arプラズマや塩素系プラズマを用いたドライエッチングで行ってもよい。
(電極形成工程 ステップS8)
次に、サファイア基板10を剥離することによって表出したGaN膜の表面にEB法等によりTiおよびAlを順次堆積し、更にボンディング性向上のため、最表面にTi/Auを堆積することによりn電極80を形成する(図4(j))。尚、電極材料としてはTi/Al以外に、Al/Rh、Al/Ir、Al/Pt、Al/Pd等を用いることとしてもよい。
(チップ分離工程 ステップS9)
次に、n電極80が形成された支持基板付き半導体エピタキシャル層50を個別のチップに分離する。この工程は、まず、半導体エピタキシャル層50表面に各チップ間に溝を設けるようにしたパターンをレジストによりパターニングする。次に、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching)を用いて半導体エピタキシャル層50表面から電極層61に達する深さまで溝を形成する。その後、支持基板70等をスクライブし、各チップに分離する。また、レーザダイシング等の技術を用いてもよい。以上の各工程を経ることにより半導体発光素子が完成する。
このように、本発明の半導体発光素子の製造方法によれば、LLO法によらずウェットエッチングのみでサファイア基板の剥離を行うことが可能となり、高価なLLO装置の導入が不要となり、LLO法を用いた成長用基板の剥離に起因して生じる半導体膜のクラック等の問題を回避することができる。更に、成長用基板の除去工程において複数ウエハの一括処理が容易となり、生産性の向上を図ることが可能となる。
また、本発明の半導体発光素子の製造方法によれば、空洞含有層に形成された空洞をエッチャントの導入路として機能させることにより、犠牲膜として機能するSiOマスクおよびSiOの再付着層を短時間でエッチングすることが可能となり、処理時間の短縮を図ることができる。また、エッチャントの導入路として機能する空洞は、GaN膜の成長過程で形成されるので、処理が煩雑となることはなく、処理時間の増大を回避できる。また、SiOの除去によりサファイア基板を剥離することできるので、エッチャントとしてHF等を用いることができ、GaN膜をエッチングすることなく、サファイア基板を剥離することが可能となる。従って、GaN膜のエッチングを見越してGaN膜の膜厚を厚くする必要がなく、処理時間の増大を伴うこともない。
また、SiOの再付着物をサファイア基板上に島状に分散させ、これを犠牲膜として機能させることによりサファイア基板の剥離を行う本発明の手法によれば、サファイア基板からGaN膜の成長を行うことが可能となるので、既存の成長条件をそのまま適用することが可能であり、特許文献2に記載の如き分離層から成長を行う場合と比較して結晶性の高いGaN膜の形成が容易である。
また、空洞含有層形成工程においては、縦方向成長と横方向成長とを交互に繰り返す処理により、空洞を含みながらも成長過程の早い段階で平坦化することができ、空洞含有層を薄く形成することできる。また、この工程において横方向成長が複数回行われることにより、サファイア基板とGaN膜との界面に生じた結晶欠陥が屈曲し、これが上層部にまで伝搬しなくなるため半導体エピタキシャル層の欠陥密度が低減される。
尚、上記した実施例においては、空洞含有層に形成された空洞をエッチャントの導入路として用いたが、ウエハの外周部からエッチャントを流入させることも可能である。サファイア基板上に形成されたGaN膜は、その下層部分と上層部分の結晶性の違いに起因して内部応力を発生させ、ウエハ外周部が上方に向く反りが発生する場合がある。これに対してサファイア基板はフラットであるため、ウエハ外周部のサファイア基板とGaN膜との界面において自然剥離が生じる。GaN膜の膜厚が厚い場合や、本実施例のようにGaN膜上に支持基板を貼り付けた構造では、この内部応力が一層増大するため、ウエハ外周部の自然剥離が顕著となり、この自然剥離が生じたウエハ外周部からエッチャントを流入させて、サファイア基板を剥離することが可能である。従って、このような場合にはエッチャントを導入するための空洞は必ずしも必要ではない。
本発明の実施例である半導体発光素子の製造工程フロー図である。 図2(a)〜(e)は、本発明の実施例である半導体発光素子の製造工程毎の断面図である。 図3(f)〜(h)は、本発明の実施例である半導体発光素子の製造工程毎の断面図である。 図4(i)〜(j)は、本発明の実施例である半導体発光素子の製造工程毎の断面図である。
符号の説明
10 サファイア基板
20 SiOマスク
21 マスク部
22 非マスク部
23 再付着物
30 低温バッファ層
40 空洞含有層
41 空洞
50 半導体エピタキシャル層
70 支持基板

Claims (18)

  1. 半導体発光素子の製造方法であって、
    成長用基板を部分的に覆う選択成長用のマスクを前記成長用基板上に形成するマスク形成工程と、
    前記マスクの構成材料を脱離させてこれを前記成長用基板上の前記マスクで覆われていない非マスク部に再付着させた再付着物を形成する再付着物形成工程と、
    前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う半導体層を形成する半導体層形成工程と、
    前記半導体層上に支持基板を接着する支持基板接着工程と、
    前記マスクおよび前記再付着物をウェットエッチングにより除去して前記成長用基板を前記半導体層から除去する成長用基板除去工程と、を含むことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  2. 前記半導体層形成工程は、前記マスク上に設けられた空洞を含む空洞含有層を形成する工程と、前記空洞含有層の上に発光層を含む半導体エピタキシャル層を形成する工程と、を含み
    前記マスクおよび前記再付着物は、前記成長用基板除去工程において前記空洞内に流入したエッチャントによりウェットエッチングされることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記ウェットエッチングは、前記マスクおよび前記再付着物を選択的にエッチングするエッチャントを用いて行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記再付着物形成工程は、水素還元雰囲気下における熱処理を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記半導体膜は窒化ガリウムウム系化合物半導体によって形成される膜であり、
    前記マスクは、前記半導体膜の結晶方位の<10−10>と平行な軸およびこれと同等の軸と平行な辺を有する多角形状をなすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記選択成長用マスクは、前記成長用基板の一端部から他端部まで連続したパターンを有していることを特徴とする請求項5に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 互いに隣接する前記マスク間の間隔は、5μm以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記マスクは、マスク部と非マスク部が交互に配されたストライプパターンを有していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  9. 前記マスク部は、前記マスク部の幅が前記非マスク部の幅よりも広いことを特徴とする請求項8に記載の半導体発光素子の製造方法。
  10. 前記空洞含有層を形成する工程は、互いに異なる成長レートで前記III族窒化物の成長を行う第1ステップおよび第2ステップを交互に複数回実施する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  11. 前記空洞含有層を形成する工程は、前記III族窒化物の横方向成長を行う工程を含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体発光素子の製造方法。
  12. 前記再付着物形成工程において前記マスクの構成材料を前記成長用基板上に島状に分散するように再付着させることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  13. 前記再付着物は、膜厚が1nm以下であることを特徴とする請求項12に記載の半導体発光素子の製造方法。
  14. 成長用基板と、前記成長用基板上に積層された半導体エピタキシャル層とを含む半導体エピタキシャル層付き基板の製造方法であって、
    前記成長用基板を部分的に覆う選択成長用のマスクを前記成長用基板上に形成する工程と、
    前記マスクの構成材料を脱離させて前記成長用基板上の前記マスクで覆われていない非マスク部に再付着させた再付着物を形成する工程と、
    前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う前記半導体層を形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体エピタキシャル層付き基板の製造方法。
  15. 前記半導体層を形成する工程は、前記マスク上に設けられた空洞を含む空洞含有層を形成する工程を含むことを特徴とする請求項14に記載の半導体エピタキシャル層付き基板の製造方法。
  16. 前記空洞含有層を形成する工程は、互いに異なる成長レートで前記半導体層の成長を行う第1ステップおよび第2ステップを交互に複数回実施する工程を含むことを特徴とする請求項15に記載の半導体エピタキシャル層付き基板の製造方法。
  17. 成長用基板と、前記成長用基板上に積層された半導体エピタキシャル層とを含む半導体エピタキシャル層付き基板であって、
    前記成長用基板を部分的に覆う選択成長用のマスクを前記成長用基板上に形成し、
    前記マスクの構成材料を脱離させて前記成長用基板上の前記マスクで覆われていない非マスク部に再付着させた再付着物を形成し、
    前記成長用基板の前記非マスク部から半導体膜をエピタキシャル成長させて前記マスク上を覆う前記半導体層を形成して得られることを特徴とする半導体エピタキシャル層付き基板。
  18. 前記半導体層は、前記マスク上に設けられた空洞を有する空洞含有層を含むことを特徴とする請求項17に記載の半導体エピタキシャル層付き基板。
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