JP2010146675A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発振回路を構成するインバータの純粋な動作速度を求めることができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のメモリセルとを含むメモリブロックと、テスト信号に基づいて制御される遅延速度調整回路が付加された発振回路と、リフレッシュモード時、発振回路の出力に基づいて複数のメモリセルを順次アクセスするアクセス制御回路と、を備える。発振回路は、テスト信号が入力されていないとき、遅延速度調整回路を有効にして第1の周期で発振し、テスト信号が入力されているとき、遅延速度調整回路を無効化して、第1の周期よりも短い第2の周期で発振する。
【選択図】図1
【解決手段】半導体記憶装置は、複数のワード線と、複数のビット線と、複数のメモリセルとを含むメモリブロックと、テスト信号に基づいて制御される遅延速度調整回路が付加された発振回路と、リフレッシュモード時、発振回路の出力に基づいて複数のメモリセルを順次アクセスするアクセス制御回路と、を備える。発振回路は、テスト信号が入力されていないとき、遅延速度調整回路を有効にして第1の周期で発振し、テスト信号が入力されているとき、遅延速度調整回路を無効化して、第1の周期よりも短い第2の周期で発振する。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、発振回路を備えた半導体記憶装置に関する。
セルフリフレッシュ動作を行う半導体記憶装置(DRAM)は、発振回路を備えている。通常、この種の発振回路としては、インバータを多段接続したリング発振器が用いられる。
半導体記憶装置の製造においては、所定の仕様を満たしているか否か判定するとともに、その後の製造条件に反映させるため、様々な試験が行われる。発振回路の発振周期測定試験もその一つである。
従来、発振回路の発振周期測定試験は、以下のように行われている(例えば、特許文献1参照)。
まず、通常動作モードにて、全てのロウ、一つのカラムのメモリセルに“H”を書き込む。次に、テストモード及びリフレッシュモードで、一定時間が経過するのを待つ。この間、リフレッシュ動作が実行されたメモリセルには“L”が書き込まれるようにセンスアンプを制御しておく。その後、通常動作モードにて、全てのロウ、一つのカラムのメモリセルから読み出しを行う。この結果、一定時間内にリフレッシュ動作が行われたメモリセルからは“L”が読み出され、リフレッシュ動作が行われなかったメモリセルからは“H”が読み出される。一定時間を“L”を記憶しているメモリセルの数で除すれば、リフレッシュインターバル(1メモリセルのリフレッシュ動作に要する時間)を求めることができ、発振回路の発振周期を求めることができる。
また、予め初期化されたメモリセルに対し、リフレッシュ動作中の一定期間に外部から与えたデータを書き込み、その一定期間にデータが書き換えられたメモリセルの数に基づいて発振回路の発振周期を求めるようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の方法は、リフレッシュカウンタの周期であるリフレッシュインターバルを求めるものである。このようなリフレッシュインターバルに基づいて求められる発振回路の発振周期は、発振回路が電流制限機能付である場合、電流制限された状態のリフレッシュインターバルの周期となる。これは、特許文献2の記載の方法についても同様である。発明者は、これらの方法では、発振回路を構成するインバータの純粋な動作速度を求めることはできないことを見出した。
本発明の一実施の形態に係る半導体記憶装置は、複数のワード線と、複数のビット線と、前記複数のワード線及び複数のビット線にそれぞれ接続された複数のメモリセルとを含むメモリブロックと、テスト信号に基づいて制御される遅延速度調整回路が付加された発振回路と、リフレッシュモード時、前記発振回路の出力に基づいて前記複数のメモリセルを順次アクセスするアクセス制御回路と、を備える。前記発振回路は、前記テスト信号が入力されていないとき、前記遅延速度調整回路の遅延制御を有効にして第1の周期で発振し、前記テスト信号が入力されているとき、前記遅延速度調整回路の遅延制御を無効化して、前記第1の周期よりも短い第2の周期で発振する。
また、本発明の他の実施の形態に係る半導体記憶装置は、第1ワード線と第1ビット線とに接続された第1メモリセルと、第2ワード線と前記第1ビット線とに接続された第2メモリセルと、前記第1ワード線と第2ビット線とに接続された第3メモリセルと、前記第2ワード線と前記第2ビット線とに接続された第4メモリセル、とを備えたメモリブロックと、遅延速度調整回路が付加された発振回路と、リフレッシュモード時、前記発振回路の出力に基づいて前記第1ワード線に接続された第1及び第3メモリセルと前記第2ワード線に接続された第2及び第4メモリセルとを順次アクセスするアクセス制御回路と、を備える。前記アクセス制御回路は、前記第1及び第2ビット線にそれぞれ接続されたセンスアンプを含む。テストモード時、且つリフレッシュモード時に、前記アクセス制御回路は、テスト信号に基づいて前記センスアンプの活性化を停止した状態において、前記テスト信号に基づいて最短周期で発振するように制御された前記発振回路の出力に基づいて、期待値データが書き込まれた前記第1メモリセル及び第3メモリセルを同時にアクセスし、更に前記発振回路の出力の少なくとも一周期後に、期待値データが書き込まれた前記第2メモリセル及び第4メモリセルを同時にアクセスする。
本発明のさらに他の実施の形態に係る半導体記憶装置の試験方法は、全てのメモリセルに期待値データを書き込み、テストモード時且つセルフリフレッシュモード時に、センスアンプの活性化を抑制し、遅延速度調整回路を無効化した状態で発振回路を発振させ、セルフリフレッシュを予め定められた時間だけ実行し、前記テストモード且つ前記セルフリフレッシュモードから通常動作モードに復帰した後、前記全てのメモリセルから読み出しを行う。
本発明によれば、遅延速度調整回路による遅延調整を無効化して一定期間リフレッシュ動作を行うようにしたことで、発振回路を構成するインバータの純粋な動作速度(遅延時間)を求めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体記憶装置(DRAM)の概略を説明する。
図1に示す半導体装置10は、メモリセルアレイ11と、メモリセルアレイ11へのアクセス制御を行うアクセス制御回路12と、発振回路13とを有している。
メモリセルアレイ11は、複数のワード線14と、複数のビット線15と、これらワード線14及びビット線15に接続されて行列配置された複数のメモリセル16とを含むメモリブロック17を有している。メモリセルアレイ11は、単一のメモリブロック17を有するものであっても、複数のメモリブロック17を有するものであってもよい。また、複数のメモリブロック17を有するメモリバンク18を複数有するものであってもよい。複数のメモリブロックは、アクセス制御回路12から互いに排他制御されるものであり同時にアクセスできない、複数のメモリバングは、アクセス制御回路12から互いに非排他制御であり、同時アクセスができる。
なお、図1においては、一組のビット線対が一本のビット線として描かれている。
アクセス制御回路12は、テスト信号生成回路19、センスアンプ20、イコライズ回路21、分周回路及び無効化回路22、遅延回路及び無効化回路23を含む。
テスト信号生成回路19は、テストモード時且つ読み出しモード時(リフレッシュモード時含む)にテスト信号を生成する。
センスアンプ20は、ビット線15にそれぞれ接続され、適切なタイミングで各ビット線対の電位差を増幅する。
イコライズ回路21もまたビット線15にそれぞれ接続され、適切なタイミングで各ビット線対の電位をイコライズする。尚、イコライズは、ビット線対間を接続し、更に所定電圧(ビット線プリチャージ電圧)へ接続する。
分周回路及び無効化回路は、テスト信号の有無に応じて、発振回路13からのOSC信号を分周し、または分周することなくそのまま通過させる。
遅延回路及び無効化回路23は、センスアンプの活性化からワード線の不活性化までの時間を規定するためのものであるが、テスト信号の有無に応じて、入力信号を所定時間遅延させ、または遅延させることなくそのまま通過させ、リフレッシュインターバルの周期となる。
発振回路13は、多段接続された複数のインバータ(奇数段)を含むリングオシレータ24と、各インバータの遅延時間を調整する遅延調整回路25とを含む。発振回路13は、アクセス制御回路12からの起動信号(本発明においては、セルフリフレッシュモード信号に対応した信号)に応じてOSC信号を発生する。このとき、遅延調整回路25は、テスト信号の有無に応じてその遅延調整を有効化または無効化する。リングオシレータ24は、遅延調整回路25による遅延調整があるとき第1の周期を持つOSC信号を生成し、遅延調整回路25による遅延調整がないとき第1の周期よりも短い第2の周期を持つOSC信号を生成する。遅延調整回路25は、具体的には、インバータの電源の電流または電圧を制御するものであって、テスト信号が活性化されるとき、インバータの駆動能力を最大にする。尚、発振回路13は、半導体装置に搭載されるその他の目的の発振回路(例えば、チャージポンプ型内部電源生成回路等に使用される)と兼用していてもよい。
次に、図1の半導体装置に対する、リングオシレータの発振周期の測定試験(インバータの純粋な動作速度の測定試験)について、図2も参照して説明する。
まず、書き込みモードで全メモリセル16に期待値データ(“1”または“0”)を書き込む(ステップS201)。ここで、全メモリセルとは、一つのメモリブロックに含まれる全メモリセルであってよい。または、一つのメモリバンクに含まれる全てのメモリブロックの全メモリセルであってよい。あるいは、複数のメモリバンクの各々に含まれる一つ以上のメモリブロックに含まれる全メモリセルであってもよい。通常、一つのメモリバンクに含まれる複数のメモリブロックは排他制御されるように構成されている。また、一つのメモリアレイに含まれる複数のメモリバンクは非排他制御されるように構成されている。いずれにしても、各ワード線に接続された複数のメモリセルに対して期待値データが書き込まれ、且つ各ビット線に接続された複数のメモリセルに対して期待値データが書き込まれるようにする。なお、書き込みモードにおける書き込み動作は、既存の半導体記憶装置と同様である。
次に、テストモードにエントリし(ステップS202)、セルフリフレッシュモードにエントリする(ステップS203)。これによりテスト信号生成回路19はテスト信号を生成する(ステップS204)。このテスト信号により、センスアンプ20の活性化が抑止され(ステップS205)、イコライズ回路21が常時活性化される(ステップS206)。また、分周回路及び無効化回路22は、発振回路13からのOSC信号を分周することなくセルフリフレッシュのインターバルの周期に利用できるようにする。さらに、遅延回路及び無効化回路23は、後述するように、非テスト時のセルフリフレッシュ動作時にワード線が活性化され、その後センスアンプが活性化され、その後ワード線が非活性化されるルーチンの所定時間(アクティブタイムアウト)において、センスアンプが活性化され、その後ワード線が非活性化されまでの所定時間を排除することにより、ワード線を非活性化させるタイミングを早める(アクティブタイムアウト期間の短縮)。更にまた、発振回路13の遅延調整回路25による遅延調整が無効化され、発振回路13のインバータの電流又は電圧駆動能力を最大にするように制御する(ステップS207)。そして、この状態を維持して、セルフリフレッシュ動作が所定時間実行される。この所定時間(セルフリフレッシュ実行時間)は、先に期待値データを書き込んだ全メモリセルのデータ保持実力時間よりも短く、非テストモードでのセルフリフレッシュのインターバルの周期よりも短く設定される。また、この間、外部から半導体記憶装置へのアクセスは行わない。
セルフリフレッシュ動作を開始してから、所定時間が経過すると(ステップS208でYes)と、セルフリフレッシュモードをイグジットし(ステップS209)、さらにテストモードをイグジットする(ステップS210)。
次に、期待値データを書き込んでおいた全メモリセル16からデータの読み出しを行い(ステップS211)、期待値データと読み出しデータとの比較を行う(ステップS212)。比較は、半導体記憶装置外の測定装置で実施しても良いし、半導体記憶装置内の試験機能で実施しても良い。
セルフリフレッシュ動作を行う際に、センスアンプ20の活性化を抑止(停止)するとともに、イコライズ回路21を常時活性化しているので、リフレッシュ処理の対象となったメモリのデータは破壊されている。また、リフレッシュは、ワード線単位で行われる。したがって、試験対象のメモリセルに欠陥がない場合、各ワード線に接続されているメモリセルは、アクセス制御回路12によりアクセスされなかったメモリセルは、全てデータを保持し、アクセス制御回路12によりアクセスされたメモリセルは、全てデータが破壊されているかのいずれかになる。接続された全てのメモリセルのデータが破壊されているワード線をカウントすると、フェイルワード線の数とリフレッシュを行った期間(所定時間)とから、インバータの駆動能力を最大に制御されたリングオシレータ45の発振周期を求めることができる。即ち、リングオシレータの周期=リフレッシュ期間÷フェイルワード線本数、である。また、求めたリングオシレータ45の発振周期と、リングオシレータ45を構成するCMOSインバータの段数とから、電流制限を受けていないCMOSインバータ一段分の純粋な動作速度を求めることができる。
以上のようにして求めたリングオシレータ45の発振周期や、リングオシレータ45を構成するCMOSインバータの動作速度は、設計値と比較され、半導体記憶装置内の各部の遅延時間の調整や、製造パラメータの変更等に利用される。
以上のように、本実施の形態に係る半導体装置では、遅延調整回路による遅延調整を無効にして試験を行うので、リングオシレータを構成するインバータの純粋な動作速度を求めることができる。また、OSC信号を分周することなく試験を行うので、試験時間を短縮することができる。さらに、ワード線の非活性化のタイミングを早めて試験を行うので、さらに試験時間を短縮することができる。さらにまた、全メモリセルに対して試験を行うので、メモリセルや、ビット線、あるいはワード線に存在する欠陥の影響を抑制し、高い精度の試験結果を得ることができる。尚、1つのワード線に共通する少なくとも2つのビット線に接続される2つのメモリセルを試験対象とすることで、メモリセルの単ビット不良もしくはビット線不良によらず、試験の精度を向上させ、且つ試験時間を短縮できる。
次に、図3乃至図14を参照して、図1の半導体装置についてより詳細に説明する。
図3に示すように、この半導体装置のアクセス制御回路12は、上記構成に加え、ロウデコーダ31、カラムデコーダ32、コマンドデコーダ33、ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ34、制御論理回路35、同期式半導体記憶装置の同期クロック生成器36、モードレジスタ37、カラムアドレスバッファ及びバーストカウンタ38、データ制御回路39、ラッチ回路40、DLL(Delay Locked Loop)41及び入出力バッファ42を備えている。
図1におけるテスト信号生成回路19は、コマンドデコーダ33に含まれる。また、イコライズ回路21は、図3には示されていないが、図4に示すように、センスアンプ20の周辺でビット線15に接続されている。ビット線対間の素子は不図示である。分周回路及び無効化回路22は、分周回路43及び第1のスイッチ44により構成されている。遅延回路及び無効化回路23は、制御論理回路35に含まれている。
また、発振回路13は、図3において、リングオシレータ45とリングオシレータ制御回路46として描かれている。リングオシレータ制御回路46には、遅延調整回路25を含む。これは、図1における遅延調整回路25の一部がリングオシレータ24と不可分に組み合わされて、図3のリングオシレータ45を構成しているからである。
この半導体記憶装置は、既存の半導体記憶装置と、以下の(1)〜(4)の点で異なっている。
(1)コマンドデコーダ33は、リングオシレータ45の周期測定試験(以下、単に試験という)、セルフリフレッシュモードを指示するコマンドに応じ、リングオシレータ制御回路46に対して、リングオシレータ45の起動と、リングオシレータ45におけるインバータの遅延制御(電流制限)を無効化する指示301を出す。これにより、リングオシレータ45は、リングオシレータ制御回路46の制御の下、インバータの電流抑制や電圧抑制等による遅延制御がない状態(純粋なインバータの遅延)で発振する。つまり、インバータの純粋な動作速度を求める試験が可能になる。
(2)第1のスイッチ44は、コマンドデコーダ33からの指示(テスト信号)に基づいて、リングオシレータ45からのOSC信号302を、分周回路43を経ることなく(バイパスさせて)、ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ34及び制御論理回路35へ供給する。これにより、分周回路43で分周されたOSC信号ではなく、リングオシレータ45からのOSC信号302をそのまま用いて試験を行うことできるので、試験時間を短縮することができる。
(3)制御論理回路35は、ワード線活性化信号を非活性化するタイミングを上記(1)及び(2)に対応させて変更する。これにより、さらに試験時間を短縮することができる。
(4)制御論理回路35は、また、試験期間中、常時ビット線イコライズを行うためビット線イコライズ信号303を出力する。これにより、簡素な構成で、活性化されたワード線によりビット線へ接続されたメモリセルのデータを確実に破壊することができる。
以下、図5を参照して、図3の半導体記憶装置について、より詳細に説明する。
図5は、図3の半導体記憶装置の要部を示すブロック図である。
メモリセルアレイ(1つのブロックに相当)11は、行列配置された複数のメモリセル16と、これらメモリセル16に接続される複数のワード線(WL#0〜#i,i:自然数)14とビット線(BL#0〜#n,n:自然数)15とを有している。
ロウデコーダ(RD)31は、メモリセルアレイ11のワード線14に接続され、センスアンプ(SA)20及びカラムデコーダ(CD)32は、メモリセルアレイ11のビット線15に接続されている。
コマンド回路33−1は、テスト信号生成回路19とともにコマンドデコーダ33に含まれるものである。コマンド回路33−1は、テスト信号生成回路19からのテスト信号501の入力を受けて、RAC(リフレッシュアドレスカウンタ)リセット信号502、SA(センスアンプ)停止制御信号503及びリングオシレータ起動信号504を生成する。RACリセット信号502はリフレッシュアドレスカウンタ(RAC)34−1へ、SA停止制御信号503はSA活性信号生成回路35−3へ、リングオシレータ起動信号504はリングオシレータ制御回路46へ、それぞれ供給される。なお、テスト信号501とリングオシレータ起動信号504を合わせたものが図3の指示301に相当する。
また、コマンド回路33−1は、テスト信号501の入力がないとき、外部から入力されるコマンド信号(通常のリードアクセスコマンド、ライトアクセスコマンド等)に応じて外部アクセス信号505を第2のスイッチ35−1へ供給する。
リングオシレータ制御回路46は、テスト信号501及びリングオシレータ起動信号504に応じて、リングオシレータ45を制御する。
リングオシレータ45は、例えば、奇数段(一例として51段)のCOMSインバータを用いて構成される。各CMOSインバータは、電源から供給される電流を制限する電流制限素子と組み合わされて、その動作速度(遅延時間)を調整することができるようになっている。各CMOSインバータの動作速度は、リングオシレータ制御回路46により制御され、電流制限素子による電流制限のない状態での動作速度(例えば0.4ns/1段あたり)、または電流制御素子による電流制限がある状態での動作速度(例えば2ns/1段あたり)に設定される。リングオシレータ45は、リングオシレータ制御回路46の制御の下、CMOSインバータの段数及び動作速度によって決まる周期を持つOSC信号302を生成し、分周回路43及び第1のスイッチ44へ出力する。
分周回路43は、リングオシレータ45からのOSC信号302を予め定められた分周率で分周し、分周されたOSC信号を第1のスイッチ44へ出力する。
第1のスイッチ44は、テスト信号501が入力されているとき、リングオシレータ45からのOSC信号302選択することで、分周回路43をバイパスし無効化する。テスト信号が入力されていないとき、第1のスイッチ44は、分周回路43からの分周されたOSC信号を選択することで、分周回路43を有効化する。そして、第1のスイッチ44は、選択した信号をリフレッシュ起動信号506として、リフレッシュアドレスカウンタ34−1及び第2のスイッチ35−1へ出力する。
リフレッシュアドレスカウンタ34−1は、ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ34に含まれるものである。リフレッシュアドレスカウンタ34−1は、第1のスイッチ44からのリフレッシュ起動信号506に応じてカウントアップ動作を行い、リフレッシュアドレス信号507を生成してロウデコーダ31へ出力する。また、リフレッシュアドレスカウンタ34−1は、コマンド回路33−1からのRACリセット信号502によりリセットされる。このリセットによりリフレッシュアドレスカウンタ34−1のカウント値は、最終番地(例えば、ワード線が8192本の場合、#1FFF=8191番地に設定)され、次のカウントアップにより、カウント値は#1FFF番地から#0番地へ変化する。
第2のスイッチ35−1、RD活性信号生成回路35−2及びSA活性信号生成回路35−3は、後述するアクティブタイムアウト回路及びビット線イコライズ制御回路とともに、制御論理回路35に含まれる。
第2のスイッチ35−1は、リフレッシュモード信号508が入力されているとき、第1のスイッチ44からのリフレッシュ起動信号506を選択し、それ以外(通常のリードアクセスコマンド、ライトアクセスコマンド等)のとき、コマンド回路33−1からの外部アクセス信号505を選択して、メモリセルアクセス信号509としてRD活性信号生成回路35−2へ出力する。
RD活性信号生成回路35−2は、入力されたメモリセルアクセス信号509に応じてWL(ワード線)活性化信号510を生成し、ロウデコーダ31へ出力するとともに、SA活性信号生成回路35−3へも出力する。
SA活性信号生成回路35−3は、コマンド回路33−1からのSA停止制御信号503が入力されていない時、RD活性信号生成回路35−2からのWL活性化信号510に応じてSA(センスアンプ)活性化信号511を生成し、センスアンプ20へ供給する。コマンド回路33−1からのSA停止制御信号503が入力されているとき、SA活性信号生成回路35−3は、SA活性信号511の出力を抑止(停止)する。
ロウデコーダ31は、RD活性信号生成回路35−2からのWL活性化信号510に応じて、ワード線を#0番地から順番に選択して活性化する。
センスアンプ20は、SA活性信号生成回路35−3からのSA活性化信号511により活性化され、センスアンプ動作を行う。センスアンプ20の活性化は、ロウデコーダ31によるワード線の活性化の後、所定時間後に行われるように設定されている。
カラムデコーダ32は、カラムアドレスバッファ及びバーストカウンタ38(図1参照)からのビット線活性化信号に応じてビット線を選択し、(データ制御回路39、ラッチ回路40及び入出力バッファ42を介して)I/O端子51と接続する。
図5の構成において、試験が行われる場合、セルフリフレッシュモードにエントリすることにより、テスト信号501がコマンド回路33−1、リングオシレータ制御回路46及び第1のスイッチ44に供給される。また、リフレッシュモード信号508が第2のスイッチ35−1に供給される。
テスト信号501を受けたコマンド回路33−1は、RACリセット信号502、SA停止制御信号503、リングオシレータ起動信号504を生成出力する。これにより、リフレッシュアドレスカウンタ34−1のカウント値はリセットされ、SA活性信号生成回路35−3はSA活性化信号511の出力を抑止(停止)し、リングオシレータ制御回路46はリングオシレータ45を活性化する。
リングオシレータ45の活性化に際し、リングオシレータ制御回路46は、テスト信号501に応じて、リングオシレータ45に含まれる電流制限素子による電流制限を無効にする。これにより、リングオシレータ45に含まれるインバータは、電流制限のない状態、即ち最も遅延の小さい状態(最大駆動能力)で動作する。
リングオシレータ制御回路46及びリングオシレータ45は、例えば、図6に示すように構成される。
リングオシレータ制御回路46は、2つの異なる基準電圧Vref10及び20を生成する基準電圧生成回路61と、生成した基準電圧Vref10及び20と電源電圧(Vss及びVcc、又は負電圧(Vneg<Vss)及び昇圧電圧(Vpp>Vcc))を選択する選択スイッチ62,63とを含む。
一方、リングオシレータ45は、リング状に多段接続された奇数段のCMOSインバータ64と各インバータ64に一対ずつ設けられた電流制限素子(調整トランジスタ又は電流源)65,66を含む。電流制限素子は、インバータを構成するトランジスタのソースと電源との間に接続される。
リングオシレータ制御回路46と電流制限素子65,66とが遅延調整回路25を構成する。
リングオシレータ制御回路46の基準電圧生成回路61は、セルフリフレッシュモード信号が入力されているとき、基準電圧Vref10及び20を生成する。また、選択スイッチ62,63は、テスト信号501が入力されていないときに、基準電圧生成回路61からの基準電圧Vref10及び20をリングオシレータ45に供給する。その結果、リングオシレータ45の電流制限素子65,66は各インバータ64に流れる電流を所定値以下に制限し、インバータの動作速度が制限される。
これに対して、選択スイッチ62,63は、テスト信号501が入力されると、電源電圧(Vss及びVcc)又は負電圧(Vneg<Vss)及び昇圧電圧(Vpp>Vcc))をリングオシレータ45に供給する。これにより、電流制限素子65,66のゲートソース間電圧を、インバータ(発振回路)の電源である高電源−低電源間の振幅に等しくするか、それよりも大きくする。その結果、リングオシレータ45の電流制限素子65,66は、各インバータ64へ最大能力での電流供給を許容し、インバータ64は最大駆動能力で、即ち、純粋な動作速度で動作する。なお、電源電圧(Vss及びVcc)を用いた場合よりも、負電圧(Vneg<Vss)及び昇圧電圧(Vpp>Vcc))を用いた場合のほうがインバータはより純粋な速度で動作する。
なお、基準電圧生成回路61の構成は、図6に示すように3つの抵抗素子を直列接続したものに限られず、様々な構成を採用することができる。同様に、インバータ64の動作速度を制限する回路も図6に示すものに限られず、例えば、正電源側の電流制限素子をNチャネルトランジスタとしてもよいし、電圧リミッター方式としてもよい。あるいは、図7に示すように、並列スイッチ方式として構成することもできる。
一方、図5に示すように、テスト信号501を受けた第1のスイッチ44は、リングオシレータ45の出力を選択し、リフレッシュ起動信号506として出力する。さらに、リフレッシュモード信号508を受けた第2のスイッチ35−1は、第1のスイッチ44からのリフレッシュ起動信号506を選択し、メモリセルアクセス信号509として出力する。こうして、リフレッシュアドレスカウンタ34−1は、最大駆動能力で動作するインバータによって生成されたOSC信号302の周期でカウンタを1ずつカウントアップしてリフレッシュアドレス信号507を生成する。また、RD活性信号生成回路35−2は、同周期でWL活性化信号510を発生する。
RD活性信号生成回路35−2は、例えば、図8に示すように構成される。図8には、RD活性信号生成回路35−2、SA活性信号生成回路35−3及び遅延回路及び無効化回路23を含むアクティブタイムアウト回路と、それに接続されたビット線イコライズ制御回路80が示されている。
図8に示すように、RD活性信号生成回路35−2は、第1のSR回路(セットリセット回路)81と第1の遅延回路82とを含む。また、SA活性信号生成回路35−3は、第2の遅延回路83とゲート回路84とを含む。さらに、遅延回路及び無効化回路23(図1)は、第3の遅延回路85と第3の遅延回路85を無効化(バイパス)するためのスイッチ86を有している。第3の遅延回路85の出力又はスイッチ86の出力は、切替スイッチ87を介して第1のSR回路81へフィードバックされることにより、アクティブタイムアウト回路を構成している。なお、第1乃至第3の遅延回路82,83,85は、例えば、図9に示されるように、多段接続されたインバータ(偶数段)とアンド回路との組み合わせにより実現することができる。
ビット線イコライズ制御回路80は、フォールエッジトリガー88と、第2のSR回路(セットリセット回路)89、ゲート回路90とを有している。
図8の回路において、メモリセルアクセス信号509が入力されると、第1及び第2のSR回路81,89がセット状態となる。第1のSR回路81のQ出力を第1の遅延回路82で遅延させることにより、WL活性化信号510が生成される。また、このWL活性化信号510を第2の遅延回路83で遅延させたものがSA活性化信号511となるが、テスト時においては、コマンド回路33−1からのSA停止制御信号503がゲート回路84に入力されているので、SA活性化信号511は出力されない。また、通常のリフレッシュ動作では、SA活性化信号511が出力された後、所定時間(第3の遅延回路85の遅延時間)が経過してから第1のSR回路81をリセットする。しかし、ここでは、テスト信号501がスイッチ86に与えられているため、スイッチ86がオンしているので、第3の遅延回路85は無効化(バイパス)される。その結果、第2の遅延回路83の出力が、第3の遅延回路85による遅延を受けることなく、切替スイッチ87へ供給される。切替スイッチ87は、リフレッシュモード信号508に応じて第2の遅延回路83の出力信号を選択し、第1のSR回路81のリセット端子へ供給する。これにより、第3の遅延回路85の遅延時間の経過を待つことなく活性化されたワード線を非活性化することができる。これにより、次のワード線を選択活性化することが可能になり、試験時間の短縮を実現できる。尚、リフレッシュモード時以外、切替スイッチ87は、リセット信号端子側に接続され、外部コマンド(例えばプリチャージコマンド等)によって、第1のSR回路81をリセットする。
一方、ビット線イコライズ制御回路80は、メモリセルアクセス信号509が第2のSR回路89に入力されると、イコライズ回路21を非活性にする。また、フォールエッジトリガー88が第2の遅延回路83の出力又は第3の遅延回路85の出力のフォールエッジを検出すると、ビット線イコライズ制御回路80は、イコライズ回路21を活性化する。しかし、ゲート回路90にテスト信号501及びリフレッシュモード信号508がともに与えられている場合、ビット線イコライズ制御回路80は、第2のSR回路89の状態とは無関係にビット線イコライズ信号(BLEQ)303を出力し、イコライズ回路21を活性化する。これにより、試験の際には、常にイコライズ回路21が常時活性化され、リフレッシュの対象となった(選択されたワード線に接続された)メモリセルのデータは、対応するワード線が選択活性化されることにより確実に破壊される。
図8に示す回路における各信号のタイミングチャートを図10及び図11に示す。図10は試験時のタイミングチャート、図11は通常動作時のタイミングチャートである。
図10に示すように、試験中、ビット線イコライズ信号303はハイレベルを維持する。また、メモリセルアクセス信号509がハイレベルに変化すると、第1の遅延回路82による遅延時間D1が経過した後、WL活性化信号510がハイレベルに変化する。WL活性化信号510は、さらに第2の遅延回路83による遅延時間D2(例えば、10ns)が経過した後、ロウレベルに変化する。以降、上記動作が繰り返される。尚、遅延時間D2の設定値は、ワード線活性からセンスアンプ活性までのビット線上の微小電荷を差動増幅開始するのに必要な時間である。
図11に示すように、通常動作時の場合、メモリセルアクセス信号509がハイレベルに変化すると、ビット線イコライズ信号303がロウレベルに変化する。また、メモリセルアクセス信号509がハイレベルに変化してから遅延時間D1が経過すると、WL活性化信号510がハイレベルに変化する。さらに遅延時間D2が経過すると、SA活性化信号511がハイレベルに変化する。この後、第3の遅延回路85による遅延時間D3(例えば、30ns)が経過すると、WL活性化信号510及びSA活性化信号511が順次ロウレベルに変化し、さらに、ビット線イコライズ信号303がハイレベルに変化する。尚、遅延時間D3の設定値は、センスアンプからメモリセルに電荷を再注入する(リストア)に必要な時間である。
以上の結果、試験中、OSC信号302の周期で、ワード線WL#0〜#iが順次一つずつ選択され活性化される。このとき、SA活性信号生成回路35−3からのSA活性化信号511は出力されず、センスアンプ20による選択ビット線の電圧増幅は行われない。また、ビット線イコライズ制御回路80により、選択されたビット線は、1/2Vccにイコライズされる。その結果、リフレッシュが行われたメモリセルのデータは破壊される。
図12(a)は、上述した本実施の形態に係る半導体記憶装置の試験方法による試験タイムチャートである。なお、図12(a)には、ビット線の電圧変化も描かれているが、実際には瞬時に1/2Vccにイコライズされる。
リングオシレータ45を構成するインバータの段数を51段、各段におけるインバータの遅延時間が0.4nsとすると、リングオシレータ45は、51×0.4ns=20.4nsの周期で発振する。リフレッシュを行う時間(周期測定試験の時間、ステップS203からステップS209(図2)までの時間)を100μsとすると、試験対象ワード線8192本(図5)のうち約4900本のワード線が活性化され、102μsとすると、5000本のワード線が活性化される。このように、本実施の形態に係る半導体装置では、分周回路43をバイパスし、また、リングオシレータ45の電流制限素子65,66による電流制限を解除し、さらに、アクティブタイムアウト時間を短縮しているので、tRASmin=20ns程度以下の周期(リストアマージンの小さい周期)でのセルフリフレッシュ動作が可能である。後述する図12(c)よりも試験時間が1/382に短縮できる。
図12(b)は、電流制限素子によるインバータへの電流制限を行った状態で試験を行った場合の試験タイムチャートである。この場合、インバータの遅延時間が2.0nsであるとすると、リングオシレータ45の発振周期は102nsである。この場合においても、後述する図12(c)よりも試験時間が1/76に短縮できる。
図12(c)は、引用文献1に記載の方法による試験タイムチャートであり、図12(d)は、通常動作時のリフレッシュ動作の試験タイムチャートである。DRAMの通常動作時のリフレッシュ周期はデータシート仕様により、7.8μsと定められており、リングオシレータ45の発振周期が102nsのとき、分周回路の分周率を382分の1にして実現される。引用文献1に記載の方法は、この通常の動作時のリフレッシュ周期で試験を行うものである。
次に、半導体記憶回路に欠陥があった場合の対処法及び測定精度について説明する。
冗長救済前の(ウエハ状態の)半導体記憶回路には、図13に示すように、下記(1)〜(5)の欠陥が存在する可能性がある。
(1)センスアンプ内の欠陥(ショート、断線)に起因するビット線不良。
(2)ロウデコーダ内の欠陥(ショート、断線)に起因するワード線不良。
(3)メモリセル欠陥に起因するビット不良。
(4)ワード線とビット線とのショートに起因するクロス不良。
(5)センスアンプ及びロウデコーダの少なくとも一方の欠陥に起因するメモリセル全数欠陥。
(1)センスアンプ内の欠陥(ショート、断線)に起因するビット線不良。
(2)ロウデコーダ内の欠陥(ショート、断線)に起因するワード線不良。
(3)メモリセル欠陥に起因するビット不良。
(4)ワード線とビット線とのショートに起因するクロス不良。
(5)センスアンプ及びロウデコーダの少なくとも一方の欠陥に起因するメモリセル全数欠陥。
(1)については、実質上問題とならず、試験精度の低下はない。これは、本実施の形態によるリングオシレータ45の周期測定試験が、フェイルワード線の本数を検出するものであるため、且つ1つのワード線に共通する少なくとも2つのビット線に接続される2つのメモリセルを試験対象とすることでビット線不良の影響を受けないからである。
(2)については、試験対象となるワード線数が少ない場合には、測定精度が低下する。しかしながら、試験対象となるワード線数を数千本オーダにすることで、測定精度の低下を無視できる程度に低減できる。例えば、リフレッシュ期間を100μsとして、検出されたフェイルワード線の本数が5000本であった場合、リングオシレータの周期は、100μs/5000=20ns、となる。ここで、測定精度に影響を与えるワード線は、リフレッシュ期間の終了するタイミングの前後に活性化されるワード線である。例えば、5001番目のワード線がフェイルしているとすると、検出されるフェイルワード線の本数は5001本となるが、その場合のリングオシレータの周期は、100μs/5001=19.996ns、であって、その誤差は4psに過ぎない。これは、十分無視できる程度の誤差である。前述の様に、所定の測定時間で引用文献1が開示する試験タイムチャート(図12(b))では、前記誤差が非常に大きいことが理解できる。
(3)については、ワード線がフェイルしているか否かの判定基準を、各ワード線に接続されている全てのメモリセルのデータが破壊されているか否かではなく、一定の割合(例えば、90%)以上のメモリセルのデータが破壊されているか否か、とすることで、ビット不良による影響を除去することができる。
(4)については、(1)と(2)の組み合わせであるので、(2)の場合と同様に容易に回避することができる。
(5)については、試験対象のメモリブロックを別のメモリブロックにすることにより対処する。通常、メモリセルアレイは複数のメモリバンクを含み、これらは非排他制御される。そして、テスト時、これらのメモリバンクは、セルフリフレッシュの際に同時にアクセスされる。例えば、図14に示すように、8個のバンク0〜7を有しているメモリセルアレイの場合、これら8個のメモリバンクに対して同時にリフレッシュが行われる。したがって、たとえ、バンク0が全数欠陥の場合であっても、他のバンク1〜7のいずれか(欠陥の少ないもの)を試験対象とすることで、リングオシレータの発振周期を測定することができる。
以上、本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨から逸脱することなく、種々の変更、変形が可能である。
10 半導体記憶装置
11 メモリセルアレイ
12 アクセス制御回路
13 発振回路
14 ワード線
15 ビット線
16 メモリセル
17 メモリブロック
18 メモリバンク
19 テスト信号生成回路
20 センスアンプ
21 イコライズ回路
22 分周回路及び無効化回路
23 遅延回路及び無効化回路
24 リングオシレータ
25 遅延速度調整回路
31 ロウデコーダ
32 カラムデコーダ
33 コマンドデコーダ
33−1 コマンド回路
34 ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ
34−1 リフレッシュアドレスカウンタ
35 制御論理回路
35−1 第2のスイッチ
35−2 RD活性信号生成回路
35−3 SA活性信号生成回路
36 クロック生成器
37 モードレジスタ
38 カラムアドレスバッファ及びバーストカウンタ
39 データ制御回路
40 ラッチ回路
41 DLL
42 入出力バッファ
43 分周回路
44 第1のスイッチ
45 リングオシレータ
46 リングオシレータ制御回路
51 I/O端子
61 基準電圧生成回路
62,63 選択スイッチ
64 CMOSインバータ
65,66 電流制限素子
80 ビット線イコライズ制御回路
81 第1のSR回路
82 第1の遅延回路
83 第2の遅延回路
84 ゲート回路
85 第3の遅延回路
86 スイッチ
87 切替スイッチ
88 フォールエッジトリガー
89 第2のSR回路
90 ゲート回路
301 指示
302 OSC信号
303 ビット線イコライズ信号
501 テスト信号
502 RACリセット信号
503 SA停止制御信号
504 リングオシレータ起動信号
505 外部アクセス信号
506 リフレッシュ起動信号
507 リフレッシュアドレス信号
508 リフレッシュモード信号
509 メモリセルアクセス信号
510 WL活性化信号
511 SA活性化信号
11 メモリセルアレイ
12 アクセス制御回路
13 発振回路
14 ワード線
15 ビット線
16 メモリセル
17 メモリブロック
18 メモリバンク
19 テスト信号生成回路
20 センスアンプ
21 イコライズ回路
22 分周回路及び無効化回路
23 遅延回路及び無効化回路
24 リングオシレータ
25 遅延速度調整回路
31 ロウデコーダ
32 カラムデコーダ
33 コマンドデコーダ
33−1 コマンド回路
34 ロウアドレスバッファ及びリフレッシュカウンタ
34−1 リフレッシュアドレスカウンタ
35 制御論理回路
35−1 第2のスイッチ
35−2 RD活性信号生成回路
35−3 SA活性信号生成回路
36 クロック生成器
37 モードレジスタ
38 カラムアドレスバッファ及びバーストカウンタ
39 データ制御回路
40 ラッチ回路
41 DLL
42 入出力バッファ
43 分周回路
44 第1のスイッチ
45 リングオシレータ
46 リングオシレータ制御回路
51 I/O端子
61 基準電圧生成回路
62,63 選択スイッチ
64 CMOSインバータ
65,66 電流制限素子
80 ビット線イコライズ制御回路
81 第1のSR回路
82 第1の遅延回路
83 第2の遅延回路
84 ゲート回路
85 第3の遅延回路
86 スイッチ
87 切替スイッチ
88 フォールエッジトリガー
89 第2のSR回路
90 ゲート回路
301 指示
302 OSC信号
303 ビット線イコライズ信号
501 テスト信号
502 RACリセット信号
503 SA停止制御信号
504 リングオシレータ起動信号
505 外部アクセス信号
506 リフレッシュ起動信号
507 リフレッシュアドレス信号
508 リフレッシュモード信号
509 メモリセルアクセス信号
510 WL活性化信号
511 SA活性化信号
Claims (20)
- 複数のワード線と、複数のビット線と、前記複数のワード線及び複数のビット線にそれぞれ接続された複数のメモリセルとを含むメモリブロックと、
テスト信号に基づいて制御される遅延速度調整回路が付加された発振回路と、
リフレッシュモード時、前記発振回路の出力に基づいて前記複数のメモリセルを順次アクセスするアクセス制御回路と、を備え、
前記発振回路は、前記テスト信号が入力されていないとき、前記遅延速度調整回路による遅延調整を有効にして第1の周期で発振し、前記テスト信号が入力されているとき、前記遅延速度調整回路による遅延調整を無効化し、前記第1の周期よりも短い第2の周期で発振することを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、前記ビット線に接続されたセンスアンプを含み、
前記リフレッシュモード時、前記アクセス制御回路は、前記テスト信号に基づいて前記センスアンプの活性化を停止することを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項1又は2に記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、前記発振回路の出力を分周する分周回路と、前記テスト信号に基づいて前記分周回路を無効化させる分周無効化回路とを含むことを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、前記ビット線を所定電位にイコライズするイコライズ回路を含み、
前記リフレッシュモード時、前記テスト信号に基づいて前記イコライズ回路を常時活性化することを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項2に記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、更に、前記センスアンプを活性化してから前記ワード線を非活性化させるまでの時間を規定する遅延回路と、前記テスト信号に基づいて前記遅延回路を無効化させる遅延無効化回路を備えることを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の半導体記憶装置において、
前記発振回路は、多段接続された複数のインバータを含み、
前記遅延速度調整回路は、前記複数のインバータの各々の電源の電流又は電圧を制御するものであり、前記テスト信号が入力されたとき前記インバータの電流又は電圧駆動能力を最大にするように制御することを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項6に記載の半導体記憶装置において、
前記遅延速度調整回路は、前記インバータを構成するトランジスタのソースと前記発振回路の電源間に接続された調整トランジスタを含み、前記テスト信号が入力されたとき前記調整トランジスタのゲートソース間電圧を、前記発振回路の高電源−低電源間の電圧振幅値に等しくするか、またはそれ以上の電圧振幅値に制御することを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項7に記載の半導体記憶装置において、
前記遅延速度調整回路は、更に、所定電圧を生成する基準電圧生成回路を備え、前記テスト信号が入力されないとき、前記所定電圧を前記調整トランジスタのゲートに与えることを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項1乃至8に記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、書き込みモード時に、前記複数のビット線の各々に接続される複数のメモリセルにデータを書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項9に記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、前記書き込みモード時に、複数の前記メモリブロックのそれぞれについて、前記複数のビット線の各々に接続される複数のメモリセルにデータを書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項9に記載の半導体記憶装置において、
前記複数のメモリブロックを各々備えた複数のメモリバンクを備え、
前記複数のメモリブロックは互いに排他制御されるものであり、前記複数のメモリバングは互いに非排他制御であり、
前記アクセス制御回路は、前記書き込みモード時に、前記複数のメモリバンクの各々について、少なくとも1つの前記メモリブロックに、前記複数のビット線の各々に接続される複数のメモリセルにデータを書き込むことを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項11に記載の半導体記憶装置において、
リフレッシュモード時に、複数の前記メモリバンクを同時にアクセスすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 第1ワード線と第1ビット線とに接続された第1メモリセルと、
第2ワード線と前記第1ビット線とに接続された第2メモリセルと、
前記第1ワード線と第2ビット線とに接続された第3メモリセルと、
前記第2ワード線と前記第2ビット線とに接続された第4メモリセル、とを備えたメモリブロックと、
遅延速度調整回路が付加された発振回路と、
リフレッシュモード時、前記発振回路の出力に基づいて前記第1ワード線に接続された第1及び第3メモリセルと前記第2ワード線に接続された第2及び第4メモリセルとを順次アクセスするアクセス制御回路と、を備え、
前記アクセス制御回路は、前記第1及び第2ビット線にそれぞれ接続されたセンスアンプを含み、
テストモード時、且つリフレッシュモード時に、前記アクセス制御回路は、テスト信号に基づいて前記センスアンプの活性化を停止した状態において、前記テスト信号に基づいて最短周期で発振するように制御された前記発振回路の出力に基づいて、期待値データが書き込まれた前記第1メモリセル及び第3メモリセルを同時にアクセスし、更に前記発振回路の出力の少なくとも一周期後に、期待値データが書き込まれた前記第2メモリセル及び第4メモリセルを同時にアクセスすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項13に記載の半導体記憶装置において、
前記アクセス制御回路は、さらに前記ビット線を所定電位にイコライズするイコライズ回路を含み、
前記リフレッシュモード時に、前記アクセス制御回路は、前記テスト信号に基づいて前記イコライズ回路を常時活性化することを特徴とする半導体記憶装置。 - 請求項13又は14に記載の半導体記憶装置において、
前記発振回路は、多段接続された複数のインバータを含み、
前記遅延速度調整回路は、前記複数のインバータの各々の電源の電流又は電圧を制御するものであり、前記テスト信号に基づいて前記インバータの駆動能力を最大にするよう制御することを特徴とする半導体記憶装置。 - 全てのメモリセルに期待値データを書き込み、
テストモード時且つセルフリフレッシュモード時に、センスアンプの活性化を抑止し、
遅延速度調整回路を無効化した状態で発振回路を発振させ、
セルフリフレッシュを予め定められた時間だけ実行し、
前記テストモード且つ前記セルフリフレッシュモードから通常動作モードに復帰した後、前記全てのメモリセルから読み出しを行う、
ことを特徴とする半導体記憶装置の試験方法。 - 請求項16に記載された半導体記憶装置の試験方法において、
前記テストモード時且つ前記セルフリフレッシュモード時に、前記発振回路の出力を分周する分周回路をバイパスさせて前記セルフリフレッシュに用いることと特徴とする半導体記憶装置の試験方法。 - 請求項16又は17に記載された半導体記憶装置の試験方法において、
前記テストモード時且つ前記セルフリフレッシュモード時に、前記センスアンプを活性化してからワード線の非活性化までの時間を規定する遅延回路をバイパスさせて、前記ワード線の非活性化のタイミングを早めることを特徴とする半導体記憶装置の試験方法。 - 請求項16乃至18のいずれか一つに記載された半導体記憶装置の試験方法において、
遅延速度調整回路は、前記発振回路に含まれる多段接続された複数のインバータの電源の電流又は電圧を制限するものであり、前記テストモード時に、前記複数のインバータに最大電流又は電圧を供給することを特徴とする半導体記憶装置の試験方法。 - 請求項16乃至19のいずれか一つに記載された半導体記憶装置の試験方法において、
各ワード線に接続されている複数のメモリセルのうち、所定の割合以上のメモリセルのデータが破壊されているときに、当該ワード線がフェイルしていると判定することを特徴とする半導体装置の試験方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8537626B2 (en) | 2010-11-26 | 2013-09-17 | Elpida Memory, Inc. | Semiconductor device and method of controlling the same |
-
2008
- 2008-12-22 JP JP2008324991A patent/JP2010146675A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8537626B2 (en) | 2010-11-26 | 2013-09-17 | Elpida Memory, Inc. | Semiconductor device and method of controlling the same |
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