JP2010145228A - 位置表示装置および現在位置決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の周辺の状態に関わらず位置を正確に検出すること。
【解決手段】 携帯型ナビゲーション装置は、GPS無線信号を受信するGPS信号受信部(S01)と、GPS信号に基づいて第1現在位置を決定する第1現在位置決定部(S02)と、移動方位を検出する方位検出部(S09)と、移動距離を検出する移動距離検出部(S10)と、基準位置と移動方位と移動距離とに基づいて、第2現在位置を決定する第2現在位置決定部(S11)と、装置周辺の状態を検出する状態検出部(S16)と、検出された状態と第1現在位置に基づいて(S17でNO)、基準位置を設定する基準設定部(S18)と、を備える。
【選択図】 図4

Description

この発明は、位置表示装置および現在位置決定方法に関し、特にデッドレコニングにより位置を決定する位置表示装置および現在位置決定方法に関する。
近年、現在位置を測定する第1の方法として、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した信号に基づいて現在位置を測位する技術が知られている。しかしながら、第1の技術では、4個以上のGPS衛星を捕捉することによって、緯度・経度・高さの3次元位置を計測するため、4個以上のGPS衛星からの信号を受信できない屋内や地下においては、位置を測位できないといった問題がある。
また、第2の方法として、加速度センサ、地磁気センサ、磁気方位センサ等で移動ベクトルを推測し、基準位置から移動ベクトルを積算することによって現在位置を測位するデッドレコニングが知られている。第2の方法によれば、屋内や地下においても現在位置を測位することができるが、基準位置からの誤差が積算するので、長期間利用すると精度が悪くなるといった問題がある。
特表2007−520684号公報には、第1の方法と第2の方法とを組み合わせて、GPS衛星からの信号を受信しているときに第1の方法で位置を測位し、GPS衛星からの信号を受信できないときに第2の方法で位置を測位するナビゲーションサービス提供方法が記載されている。
しかしながら、GPS衛星からの信号が受信できる場合であっても、高層の建物が近くにある等、電波を受信するのに適切でない状態においては、第1の方法で正確な位置を測位することができないといった問題がある。また、GPS衛星からの信号が受信できなくなる前の所定の期間は、GPS衛星からの信号を受信するのに適切でない状態となり、その状態において第1の方法で測位された現在位置が、第2の方法における基準位置に設定されると、第2の方法によって測位される現在位置の精度が悪くなるといった問題がある。
特表2007−520684号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、装置の周辺の状態に関わらず正確な位置を検出することが可能な位置表示装置を提供することである。
この発明の他の目的は、装置の周辺の状態に関わらず正確な位置を検出することが可能な現在位置決定方法を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、位置表示装置は、無線信号を受信する受信手段と、受信された無線信号に基づいて第1現在位置を決定する第1現在位置決定手段と、移動方位を検出する方位検出手段と、移動距離を検出する移動距離検出手段と、基準位置と、方位検出手段により検出された移動方位と、移動距離検出手段により検出された移動距離とに基づいて、第2現在位置を決定する第2現在位置決定手段と、装置周辺の状態を検出する状態検出手段と、状態検出手段により検出された状態と第1現在位置とに基づいて、基準位置を設定する基準設定手段と、を備える。
この局面に従えば、無線信号に基づいて第1現在位置が決定され、基準位置と移動方位と移動距離とに基づいて第2現在位置が決定され、装置周辺の状態と第1現在位置とに基づいて、基準位置が設定される。このため、周辺の状態によって、基準位置が設定される場合と設定されない場合とがあるので、装置周辺の状態が第1現在位置の決定精度が高い状態の場合に基準位置を設定することができる。その結果、基準位置の精度が低下するのを防止して、第2現在位置の精度が下がるのを防止することができる。その結果、装置の周辺の状態に関わらず正確な位置を検出することが可能な位置表示装置を提供することができる。
好ましくは、第1現在位置と、第2現在位置とに基づいて、第3現在位置を決定する第3現在位置決定手段を、さらに備え、基準設定手段は、状態検出手段により検出された状態が所定の状態でないと判断されることを条件に、第3現在位置を基準位置に設定する基準設定手段と、をさらに備える。
この局面に従えば、装置周辺の状態が所定の状態と判断される場合は第3現在位置が基準位置に設定されないので、基準位置の精度が低下するのを防止して、第2現在位置の精度が下がるのを防止することができる。
好ましくは、建物の位置と高さとを含む地図を記憶する地図データ記憶手段をさらに備え、状態検出手段は、第1現在位置決定手段により決定された第1現在位置の地図上の位置から所定の範囲内に所定の高さ以上の建物を検出する障害物検出手段を含み、基準設定手段は、所定の範囲内に所定の高さ以上の建物が存在するならば、所定の状態と判断する。
この局面に従えば、第1現在位置から所定の範囲内に所定の高さ以上の建物が存在するならば、基準位置が第3現在位置に設定されない。電波の受信状態の悪い状態においては第1現在位置の精度が悪いと考えられるので、それに基づき決定される第3現在位置の精度が悪い可能性がある。このため、基準位置の精度が低下して第2現在位置の精度が低下するのを防止することができる。
好ましくは、状態検出手段は、建物内外のいずれであるかを検出する建物内外検出手段を含み、基準設定手段は、建物内であることが検出されると、所定の状態と判断する。
この局面に従えば、建物内であることが検出されると、基準位置が第3現在位置に設定されない。電波を受信できない状態においては第1現在位置を決定することができないので、それに基づき決定される第3現在位置の精度が悪い可能性がある。このため、基準位置の精度が低下して第2現在位置の精度が低下するのを防止することができる。
好ましくは、状態検出手段は、受信手段が受信する電波に基づいて信頼度を算出する信頼度算出手段を含む。
この局面に従えば、受信される電波に基づいて信頼度が算出され、装置周辺の状態が判断される。このため、受信される電波が受信されない場合であっても、正確な位置を検出することができる。
好ましくは、信頼度算出手段により算出された信頼度が所定のしきい値以下であることを条件に、方位検出手段、移動距離検出手段、および第2現在位置検出手段を能動化する駆動制御手段を、さらに備える。
この局面に従えば、信頼度が所定のしきい値より大きい場合に、移動方位と移動距離とが検出されず、第2現在位置を決定しないので、消費電力を低減することができる。
この発明の他の局面によれば、現在位置決定方法は、無線信号を受信するステップと、受信された無線信号に基づいて第1現在位置を決定する第1決定ステップと、移動方位を検出するステップと、移動距離を検出するステップと、基準位置と、方位検出手段により検出された移動方位と、移動距離検出手段により検出された移動距離とに基づいて、第2現在位置を決定する第2決定ステップと、第1現在位置と、第2現在位置とに基づいて、第3現在位置を決定する第3決定ステップと、装置周辺の状態を検出するステップと、検出された周辺の状態が所定の状態でないと判断されることを条件に、第3現在位置を基準位置に設定するステップと、を含む。
この局面に従えば、装置の周辺の状態に関わらず正確な位置を検出することが可能な現在位置決定方法を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態における位置表示装置の一例として携帯型ナビゲーション装置について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。しがたってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける携帯型ナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1を参照して、携帯型ナビゲーション装置1は、携帯型ナビゲーション装置1の全体を制御するための中央演算装置(CPU)11と、GPS受信機13と、地磁気センサ15と、加速度センサ17と、メモリインターフェース(I/F)19と、シリアル通信I/F21と、表示制御部23と、液晶表示装置(LCD)25と、タッチスクリーン27と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)29と、CPU11の作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)31と、データを不揮発的に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)33と、操作キー35と、気圧センサ41と、照度センサ43と、紫外線センサ45と、を含む。
GPS受信機13は、全地球測位システム(GPS)におけるGPS衛星から送信される電波を受信し、受信された電波に含まれるGPS信号をCPU11に出力する。また、GPS受信機13は、GPS信号を含む電波を送信するGPS衛星の数と、GPS衛星ごとに受信された電波の状態と、発信機の状態とをCPU11に出力する。電波の状態は、電波強度と、電波の到来角(仰角)とを含む。発信機の状態は、衛星自体の状態を表す情報であり、GPS衛星から得られる航法メッセージに含まれる測距精度(URA)と、衛星健康状態(SVhealth)とを含む。
加速度センサ17は、携帯型ナビゲーション装置1が移動する加速度を検出し、検出した加速度をCPU11に出力する。地磁気センサ15は、携帯型ナビゲーション装置1の予め定められた面が向く方向の方位を検出し、検出した方位をCPU11に出力する。なお、加速度センサ17に代えて、速度センサを用いてもよく、地磁気センサ15に代えてジャイロを用いてもよい。
表示制御部23は、LCD25を制御してLCD25に画像を表示させる。LCD25は、TFT(Thin Film Transistor)型であり、表示制御部23に制御され、表示制御部23より出力される画像を表示する。なお、LCD25に代えて、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイを用いてもよい。
タッチスクリーン27は、透明な部材からなり、LCD25の表示面上に設けられる。タッチスクリーン27は、ユーザが指等で指示したLCD25の表示面における位置を検出し、CPU11に出力する。タッチスクリーン27は、感圧式と静電式のいずれであってもよい。タッチスクリーン27を静電式とする場合、タッチスクリーン27は、LCD25の裏面に設けることができる。CPU11は、LCD25に各種ボタンを表示することにより、タッチスクリーン27により検出される指示位置と組み合わせて、各種の操作を受け付ける。CPU11がLCD25に表示する操作画面は、携帯型ナビゲーション装置1を操作するための操作画面を含む。操作キー35は、ボタンスイッチであり、主電源のオンとオフとを切換える電源キーを含む。
メモリI/F19には、着脱可能なメモリカード19Aが装着される。CPU11は、メモリカード19Aに記憶された地図データを読み出し、携帯型ナビゲーション装置1が位置する現在位置とそれが移動する方向の方位とを示す印を地図上に記した画像をLCD25に表示する。また、CPU11は、携帯型ナビゲーション装置が移動するに伴って地図上に示す印の位置と方向とを移動させた画像をLCD25に表示させる。
なお、ここではCPU11が実行するプログラムをROM29に記憶しておく例を説明するが、プログラムをメモリカード19Aに記憶しておき、メモリカード19Aからプログラムを読み出して、CPU11で実行するようにしてもよい。プログラムを記憶する記録媒体としては、メモリカード19Aに限らず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc
−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ等でもよい。
また、シリアル通信I/F21に接続されるコンピュータからからプログラムを読み出して、CPU11で実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU11により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
図2は、携帯型ナビゲーション装置が備えるCPU11の機能の一例を示す機能ブロック図である。図2を参照してCPU11は、GPS信号を受信するGPS信号受信部53と、受信されたGPS信号に基づいて第1現在位置を決定する第1現在位置決定部55と、移動方向の方位を検出する方位検出部61と、移動距離を検出する移動距離検出部63と、方位と移動距離とに基づいて第2現在位置を決定する第2現在位置決定部65と、第1現在位置と第2現在位置とから第3現在位置を決定する第3現在位置決定部57と、第2現在位置を決定するための基準となる基準位置を決定する基準位置決定部71と、携帯型ナビゲーション装置がGPS信号を受信する状態を検出する状態検出部51と、駆動制御部73とを含む。
状態検出部51は、信頼度算出部81と、移動距離算出部83と、障害物検出部85と、建物内外検出部87とを含む。状態検出部51の詳細は、後述する。
GPS信号受信部53は、GPS受信機13を制御し、GPS受信機13がGPS衛星から受信するGPS信号を取得し、取得されたGPS信号を第1現在位置決定部55に出力する。GPS受信機13が複数のGPS衛星からGPS信号を受信する場合、複数のGPS信号を取得し、それらを第1現在位置決定部55に出力する。また、GPS受信機13は、複数のGPS信号ごとに、それが含まれる電波の状態と、発信機の状態とを出力するので、GPS信号受信部53は、GPS受信機13からGPS信号ごとに電波の状態と発信機の状態とを取得し、それらを状態検出部51が備える信頼度算出部81および第3現在位置決定部57に出力する。
第1現在位置決定部55は、GPS信号受信部53から入力されるGPS信号に基づいて、現在位置を決定する。以下、第1現在位置決定部55が決定する現在位置を、第1現在位置という。第1現在位置決定部55は、決定された第1現在位置を第3現在位置決定部57および状態検出部51が備える移動距離算出部83および障害物検出部85に出力する。
GPS信号から現在位置を測定する方法は周知なのでここでは具体的な説明を繰り返さないが、GPS信号のみから現在位置を決定してもよいし、GPS信号に加えて地図情報を用いたマップマッチング技術を利用して現在位置を決定してもよい。ここで、マップマッチング技術とは、例えば、特開2005−326196号公報、特開2008−26282号公報に記載されているように、周知の技術である。具体的には、GPS信号で得られた現在位置および進行方位により得られた軌跡と、予め記憶されている地図データとを用いて、GPS信号で得られた現在位置を地図データに合わせこむことにより、現在位置を決定する処理である。したがって、第1現在位置は、GPS信号のみから決定される現在位置の他に、GPS信号と地図情報とを用いたマップマッチング技術を利用して決定される現在位置を含む。
移動距離検出部63は、加速度センサ17が出力する加速度を取得し、加速度を積分することにより移動距離を検出する。移動距離検出部63は、加速度の方向と、移動距離とを第2現在位置決定部65に出力する。方位検出部61は、地磁気センサ15が出力する方位に基づき、携帯型ナビゲーション1の予め定められた面が向く方位を検出し、検出された方位を第2現在位置決定部65に出力する。
第2現在位置決定部65は、方位検出部61から入力される方位と、移動距離検出部63から入力される加速度の方向とに基づいて、移動する方位を決定し、移動距離検出部63から入力される移動距離と、決定されたが移動する方位とに基づいて移動ベクトルを算出する。そして、後述する基準位置決定部71から入力される基準位置を基準にして移動ベクトルを積算することにより、現在位置を決定する。ここでは、第2現在位置決定部65が決定する現在位置を、第2現在位置という。第2現在位置決定部65は、決定された第2現在位置を第3現在位置決定部57に出力する。
状態検出部51が備える信頼度算出部81は、GPS信号受信部53から入力される電波の状態および発信機の状態に基づいて、GPS測位信頼係数Kgを算出する。信頼度算出部81は、算出したGPS測位信頼係数Kgを第3現在位置決定部57および駆動制御部73に出力する。GPS測位信頼係数Kgは、例えば、GPS信号を含む電波の強度が所定のしきい値STH以上で、かつGPS衛星の仰角が所定のしきい値ETH以上のGPS衛星の数をnとすれば、次式(1)〜(3)で表される。
Kg=C1+SL1×(n−AGTH) (C1>Kg≧0) … (1)
Kg=C1(Kg≧C1) … (2)
Kg=0 (Kg<0) … (3)
ただし、C1は定数、SL1は傾きの大きさ、AGTHはしきい値である。
図3は、GPS測位信頼係数とGPS信号を送信するGPS衛星の数との関係を示す図である。図3を参照して、上記(1)式〜(3)式を、横軸にGPS信号を含む電波の強度が所定のしきい値STH以上で、かつGPS衛星の仰角が所定のしきい値ETH以上のGPS衛星の数n、縦軸にGPS測位信頼係数Kgとして示す。GPS衛星の数がしきい値AGTH以上のときは、GPS測位信頼係数Kgは定数C1に等しくなり、GPS衛星の数がしきい値AGTHより小さいときは、GPS測位信頼係数KgはGPS衛星の数が減少するに伴って減少する。
図2に戻って、信頼度算出部81は、算出されたGPS測位信頼係数Kgに基づいてGPS信号の信頼性の状態を判断し、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断する場合に、GPS信号の信頼性の状態が低い状態であることを示す信号を基準位置決定部71に出力する。具体的には、信頼度算出部81は、GPS測位信頼係数Kgが所定のしきい値より小さければ、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断するが、GPS測位信頼係数Kgが所定のしきい値以上であれば、GPS信号の信頼性の状態が高い状態と判断する。
移動距離算出部83は、第1現在位置決定部55から第1現在位置が入力され、前回入力された第1現在位置と今回入力される第1現在位置との間の距離を、移動距離として算出する。移動距離算出部83は、算出された移動距離に基づいてGPS信号の信頼性の状態を判断し、GPS信号の信頼性の状態を、基準位置決定部71に出力する。具体的には、移動距離算出部83は、移動距離が予め定められたしきい値ADTH1以上ならばGPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断するが、移動距離が予め定められたしきい値ADTH1よりも小さければGPS信号の信頼性の状態が高い状態と判断する。例えば、携帯型ナビゲーション装置1を携帯するユーザが歩行する場合の移動速度から、前回第1現在位置が入力されてから今回第1現在位置が入力されるまでの時間で移動することができる距離をしきい値ADTH1として予め定めることができる。前回入力された第1現在位置と今回入力された第1現在位置との間の距離が、ユーザが歩行することが可能な距離ADTH1以上の場合、今回入力された第1現在位置が誤検出された可能性が高い。このため、今回入力された第1現在位置を算出する基礎になったGPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断する。
障害物検出部85は、第1現在位置決定部55から第1現在位置が入力される。障害物検出部85は、EEPROM33に予め記憶された地図データを参照し、第1現在位置から予め定められた距離ADTH2の範囲内に予め定められた高さHTHの建物が存在するか否かを検出する。EEPROM33に予め記憶される地図データは、道路を示す情報とともに、建物の位置と高さの情報とを含む。障害物検出部85は、検出結果に基づいて、GPS信号の信頼性の状態を判断し、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断する場合に、GPS信号の信頼性の状態が低い状態であることを示す信号を基準位置決定部71に出力する。具体的には、障害物検出部85は、第1現在位置から予め定められた距離ADTH2の範囲内に予め定められた高さHTH以上の建物が存在すれば、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断するが、そのような建物が存在しなければGPS信号の信頼性の状態が高い状態と判断する。
携帯型ナビゲーション装置の周辺に高い建物が存在すると、GPS信号含む電波が建物で反射することによりマルチパス現象が発生する。このため、GPS信号に基づく測位結果が誤差を含んでいる可能性が高い。なお、ここでは予め定められた距離の範囲内に予め定められた高さの建物が存在するか否かを判断するようにしたが、予め定められた距離の範囲内に予め定められた高さの建物の数に基づいてGPS信号の信頼性の状態を判断するようにしてもよい。この場合、そのような建物の数が予め定められたしきい値よりも大きいか否かによって、GPS信号の信頼性の状態を判断する。
建物内外検出部87は、携帯型ナビゲーション装置1が屋内に位置するのか屋外に位置するのかを判断し、判断結果に基づいてGPS信号の信頼性の状態を判断し、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断する場合に、GPS信号の信頼性の状態が低い状態であることを示す信号を基準位置決定部71に出力する。建物内外検出部87は、携帯型ナビゲーション装置1が屋内に位置すると判断する場合、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断するが、それ以外の場合にはGPS信号の信頼性の状態が高い状態と判断する。
建物内外検出部87は、気圧センサ41が出力する気圧を取得し、気圧の変化率P1を予め定められたしきい値APTH1と比較することによって、屋内と屋外のいずれであるかを判断する。屋内と屋外とで気圧が異なり、屋内の気圧は屋外の気圧よりも高い。屋外の気圧と屋内の気圧との比を予め算出しておき、気圧の変化率P1と予め定められたしきい値PTHを比較することによって、屋外から屋内に移動したのか、屋内から屋外に移動したのかを判断することができる。
また、建物内外検出部87は、照度センサ43が出力する照度L1を取得し、時刻と照度L1とに基づいて屋内と屋外のいずれであるかを判断する。具体的には、月ごとに日の出時刻および日の入り時刻を記憶しておき、現在時刻から昼間と夜間を区別する。そして、現在時刻が昼間であれば昼間用のしきい値LDTHを用い、現在時刻が夜間であれば夜間用のしきい値LNTHを用いて、照度センサ43から取得した照度L1と比較する。昼間は、照度センサ43から取得した照度L1がしきい値LDTH以上ならば屋外と判断し、しきい値よりも小さければ屋内と判断する。夜間は、照度センサ43から取得した照度L1がしきい値LNTH以下ならば屋外と判断し、しきい値LNTHよりも大きければ屋内と判断する。
また、建物内外検出部87は、紫外線センサ45が出力する紫外線量UV1を取得し、時刻と紫外線量UV1とに基づいて屋内と屋外のいずれであるかを判断する。具体的には、月ごとに日の出時刻および日の入り時刻を記憶しておき、現在時刻から昼間かどうか判定する。そして、現在時刻が昼間であればしきい値UVTHを用いて、紫外線センサ45から取得した紫外線量UV1と比較する。紫外線センサ45から取得した紫外線量UV1がしきい値UVTH以上ならば屋外と判断し、しきい値UVTHよりも小さければ屋内と判断する。
第3現在位置決定部57は、第1現在位置決定部55から第1現在位置が入力され、第2現在位置決定部65から第2現在位置が入力され、信頼度算出部81からGPS測位信頼係数Kgが入力される。第3現在位置決定部57は、第1現在位置および第2現在位置をGPS測位信頼係数Kgを用いて重み付けすることにより、現在位置を決定する。以下、信頼度算出部81が決定する現在位置を、第3現在位置という。
具体的には、次式(4)を用いて第3現在位置を決定する。式(4)においては、第1現在位置をPgps、第2現在位置をPdr、第3現在位置をPstd、GPS測位信頼係数をKgで示している。
Pstd=Kg×Pgps+(1−Kg)Pdr … (4)
ただし、0≦Kg≦1である。
第3現在位置Pstdは、上記式(4)に従って決定されるため、GPS測位信頼係数Kgが高ければ、第1現在位置Pgpsと第2現在位置Pdrとの間の第1現在位置Pgpsにより近い位置が第3現在位置に決定され、GPS測位信頼係数Kgが小さければ、第1現在位置Pgpsと第2現在位置Pdrとの間の第2現在位置Pdrにより近い位置が第3現在位置に決定される。なお、第3現在位置の決定方法については、GPS衛星から受信されるGPS信号の電波の状態または発信機の状態に基づいて決定するのであれば、上記式(4)で決定するものに限らず、他の方法で決定することができる。
特に、GPS測位信頼係数Kgが1の場合は第1現在位置が第3現在位置に設定され、GPS測位信頼係数Kgが0の場合は第2現在位置が第3現在位置に設定される。換言すれば、GPS衛星から受信されるGPS信号の電波の状態が良好な場合は、第1現在位置が第3現在位置に設定され、GPS衛星から受信されるGPS信号の電波の状態が不良の場合は、第2現在位置が第3現在位置に設定される。
第3現在位置決定部57は、決定した第3現在位置を基準位置決定部71に出力するとともに、LCD25に表示された地図の第3現在位置に該当する地点に所定の印を表示する。
基準位置決定部71は、第3現在位置決定部57から入力される第3現在位置を、状態検出部51からGPS信号の信頼性の状態が低い状態であることを示す信号が入力されないことを条件に、基準位置に設定し、設定された基準位置を第2現在位置決定部65に出力する。基準位置決定部71は、状態検出部51からGPS信号の信頼性の状態が低い状態であることを示す信号が入力される場合、第3現在位置決定部57から入力される第3現在位置を基準位置に設定しない。このため、第3現在位置が基準位置に設定されるのは、GPS測位信頼係数Kgがしきい値DRTH以上、かつ、連続して計測される2つの第1現在位置間の距離がしきい値ADTH1以下、かつ、第1現在位置から半径ADTH2の範囲内にしきい値HTH以上の高さの建物が存在せず、かつ、携帯型ナビゲーション装置1が屋内に位置しない場合である。
特に、信頼度算出部81が、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断するためのしきい値を「1」とすれば、信頼度算出部81が、GPS信号の信頼性の状態が低い状態と判断しない間は、第3位置決定部57により第3現在位置に第1現在位置が設定されるので、第1現在位置が基準位置に設定される。したがって、状態検出部51からGPS信号の信頼性の状態が低い状態であることを示す信号が入力されない場合は、第1現在位置が基準位置に設定される。
駆動制御部73は、方位検出部61、移動距離検出部63および第2現在位置決定部65の駆動を制御し、信頼度算出部81から入力されるGPS測位信頼係数Kgが予め定められたしきい値DRTH以下であることを条件に駆動し、GPS測位信頼係数Kgが予め定められたしきい値DRTHを超える場合に駆動を停止する。
このため、方位検出部61、移動距離検出部63および第2現在位置決定部65は、GPS測位信頼係数Kgがしきい値DRTH以下の場合にのみ駆動し、しきい値DRTHより大きい場合に駆動を停止する。方位検出部61が駆動しない場合、地磁気センサ15は駆動を停止する。移動距離検出部63が駆動しない場合、加速度センサ17は駆動を停止する。GPS測位信頼係数Kgがしきい値DRTHより大きい場合は、第1現在位置決定部55により決定される第1現在位置の精度が高いためである。このため、第1現在位置決定部55により決定される第1現在位置の精度が高い場合に、方位検出部61、移動距離検出部63および第2現在位置決定部65を駆動しないようにして、消費電力を低減することができる。ここでKgと比較するしきい値はDRTHと異なる値を用いても良い。
図4は、現在位置決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。現在位置決定処理は、携帯型ナビゲーション装置1が備えるCPU11が、現在位置決定プログラムを実行することにより、CPU11により実行される処理である。図4を参照して、CPU11は、GPS受信機13がGPS信号を受信するまで待機状態となり(ステップS01でNO)、GPS受信機23がGPS信号を受信すると(ステップS01でYES)、処理をステップS02に進める。
ステップS02においては、ステップS01において受信されたがGPS信号に基づいて第1現在位置を決定する。次のステップS03においては、GPS測位信頼係数Kgを算出する。具体的には、ステップS01において受信されたGPS信号が含まれる電波の状態および電波の発信機の状態に基づいてGPS測位信頼係数Kgを上記式(1)〜(3)を用いて算出する。そして、算出されたGPS測位信頼係数Kgが予め定められたしきい値DRTH以下か否かを判断する(ステップS04)。GPS測位信頼係数Kgがしきい値DRTH以下ならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS07に進める。
ステップS05においては、フラグDRONを「1」に設定し、処理をステップS06に進める。ステップS07においては、フラグDRONを「0」に設定し、処理をステップS08に進める。フラグDRONは、地磁気センサ15および加速度センサ17の出力に基づいて第2現在位置を決定するデッドレコニングを能動化するか否かを定めるフラグである。フラグDRONが「1」に設定されている場合にデッドレコニングを能動化し、フラグDRON「0」に設定されている場合にデッドレコニンを能動化しない。
ステップS06においては、地磁気センサ15および加速度センサ17を駆動し、処理をステップS08に進める。ステップS08においては、フラグDRONが「1」に設定されているか否かを判断する。フラグDRONが「1」に設定されているならば処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS20に進める。
ステップS09においては、地磁気センサ15が出力する方位と、加速度センサ17が出力する加速度の向きとに基づいて、移動方位を決定する。次のステップS10においては、加速度センサ17が出力する加速度を積分することにより移動距離を決定する。そして、後述するステップS19またはステップS22において設定される基準位置と、ステップS09において決定された移動方位とステップS10において決定された移動距離とに基づいて第2現在位置を決定する(ステップS11)。
次のステップS12においては、ステップS03において算出されたGPS測位信頼係数Kgが0か否かを判断する。GPS測位信頼係数Kgが0ならば処理をステップS13に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に進める。ステップS13においては、ステップS11において決定された第2現在位置を、表示位置に設定し、処理をステップS14に進める。ステップS14においては、LCD25に表示されている地図の表示位置に印を表示し、処理をステップS01に戻す。
ステップS15においては、第3現在位置を決定する。具体的には、ステップS02においで決定された第1現在位置と、ステップS11において決定された第2現在位置と、ステップS03において算出されたGPS測位信頼係数Kgとに基づいて、上記式(4)に従って第3現在位置を決定する。次のステップS16においては状態検出処理を実行する。状態検出処理については後述するが、ステップS01において受信されたGPS信号の信頼性の状態を検出する処理である。
ステップS17においては、状態検出処理により検出されたGPS信号の信頼性の状態が低い状態か否かを判断する。GPS信号の信頼性の状態が低い状態ならば処理をステップS13に進めるが、そうでなければ処理をステップS18に進める。
ステップS18においては、ステップS15において決定された第3現在位置を基準位置に設定し、処理をステップS19に進める。基準位置は、デッドレコニングにより第2現在位置を決定する際の基準となる位置である。次のステップS19においては、ステップS15において決定された第3現在位置を表示位置に設定し、処理をステップS14に進める。
一方、ステップS20においては、地磁気センサ15および加速度センサ17の駆動を停止し、処理をステップS21に進める。ステップS21においては、ステップS02において決定された第1現在位置を基準位置に設定し、処理をステップS22に進める。ステップS22においては、ステップS02において決定された第1現在位置を表示位置に設定し、処理をステップS14に進める。
図5は、状態検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。状態検出処理は、図4に示した現在位置決定処理のステップS16において実行される処理である。図5を参照して、CPU11は、電波強度がしきい値STH以上、かつGPS衛星の仰角がしきい値ETH以上のGPS衛星の数が4個以上か否かを判断する(ステップS31)。そのようなGPS衛星の数が4個以上ならば処理をステップS32に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。なお、ここではGPS衛星の数をしきい値と比較するようにしたが、図4のステップS03において算出されたGPS測位信頼係数Kgをしきい値と比較するようにしてもよい。GPS測位信頼係数Kgが低ければ、GPS信号の信頼性が低いからである。
ステップS32においては、今回の第1現在位置が前回の第1現在位置を中心とした半径ADTH以内であるか否かを判断する。図4のステップS02において決定された第1現在位置が、その前にステップS02が実行されたときに決定された前回の第1現在位置との間の距離が、しきい値ADTH以内か否かを判断する。今回の第1現在位置が前回の第1現在位置を中心とした半径ADTH以内ならば処理をステップS33に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。前回の第1現在位置との今回の第1現在位置との間の距離がしきい値ADTHを超えている場合には、今回の第1現在位置が誤って決定された可能性が高く、GPS信号の信頼性が低いと考えられるからである。
ステップS33においては、地図データ上で第1現在位置から半径ADTH2以内に高さHTH以上の建物が存在するか否かを判断する。そのような建物が存在しなければ処理をステップS34に進めるが、そのような建物が存在するならば処理をステップS38に進める。半径がしきい値ADTH2の周辺にしきい値HTH以上の高さの建物が存在する場合にはマルチバスの影響を受けてGPS信号の信頼性が下がるからである。
ステップS34においては、平坦歩行時に短時間の気圧変化率P1がしきい値PTH以下か否かを判断する。気圧変化率P1がしきい値PTH以下ならば処理をステップS35に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。屋内の方が屋外よりも気圧が高いため、屋外から屋内に移動すると気圧変化率が高くなる。このため、気圧変化率P1がしきい値PTH以下でなければ、屋内に移動したと判断できる。
ステップS35においては、現在時刻から昼と夜のいずれであるかを判断し、昼と判断する場合には照度L1がしきい値LDTH以上か否かを判断し、照度L1がしきい値LDTH以上ならば処理をステップS36に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。昼間は、屋外の方が屋内よりも明るいからである。
同様に、夜と判断する場合には照度L1がしきい値LNTH以下か否かを判断し、照度L1がしきい値LDTH以下ならば処理をステップS36に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。夜間は、屋内の方が屋外よりも明るいからである。
ステップS36においては、現在時刻から昼と夜のいずれであるかを判断し、昼と判断する場合に紫外線量UVがしきい値UVTH以上か否かを判断する。紫外線量UVがしきい値UVTH以上ならば処理をステップS37に進めるが、そうでなければ処理をステップS38に進める。現在時刻から夜と判断する場合には、そのまま処理をステップS37に進める。昼の紫外線量がしきい値UVTHならば屋外と判断でき、そうでなければは屋内と判断できる。
ステップS37においては、GPS信号の信頼性を高い状態に設定し、処理を現在位置決定処理に戻す。一方、ステップS38においては、GPS信号の信頼性の低い状態に設定し、処理を現在位置決定処理に戻す。
図6は、第1から第3現在位置および基準位置の一例を示す模式図である。図6において、第1現在位置を四角形の点で示し、基準位置を3角形の点で示し、第2現在位置を円形の点で示している。また、携帯型ナビゲーション装置1が実際に移動する軌跡を点線205で示している。図6を参照して、地図201が建物203を含み、携帯型ナビゲーション装置1が屋外から建物203に近づくまで、第1現在位置が表示位置に設定され、。携帯型ナビゲーション装置1が建物203に近づくとGPS信号の信頼性が低い状態に変化する。GPS信号の信頼性が低い状態に変化する直前において、決定された第3現在位置が基準位置に設定され、その後、第2現在位置が表示位置に設定される。携帯型ナビゲーション装置1が建物203の屋内に移動すると、第1現在位置は決定されることなく、第2現在位置のみが決定され、第2現在位置が表示位置に設定される。このように、GPS信号の信頼性が低い状態に変化すると、デットレコニングにより決定される第2現在位置を表示するようにしたので、より正確な位置を表示するようにすることができる。
以上説明したように本実施の形態における携帯型ナビゲーション装置1は、装置周辺の状態が所定の状態と判断される場合は第3現在位置を基準位置に設定しないようにしたので、基準位置の精度が低下するのを防止して、第2現在位置の精度が下がるのを防止することができる。
また、GPS信号を含む電波に基づいてGPS測位信頼係数Kgを算出し、Kgが所定のしきい値DRTH以下ならば第3現在位置を基準位置に設定しない。このため、電波が受信されなくなる直前に決定した第1現在位置に基づいて決定される第3現在位置が基準位置とされるので、基準位置の精度が下がるのをも防止することができる。
また、GPS測位信頼係数がしきい値DRTH以下ならば、地磁気センサ15、加速度センサ17が出力に基づいて第2現在位置を検出しないようにしたので、消費電力を低減することができる。
また、第1現在位置から半径ADTH2以内にしきい値HTH以上の高さの建物が存在するならば、基準位置に第3現在位置を設定しない。周辺に建物が存在すると、GSP信号を含む電波がマルチパスを経由し、電波の状態が悪くなり、第1現在位置の制度が低下する。第1現在位置に基づき決定される第3現在位置の精度も低下するので、基準位置を更新しないようにして、基準位置の精度が低下して第2現在位置の精度が低下するのを防止することができる。
また、建物内であることが検出されると、第3現在位置を基準位置に設定しない。電波を受信できない状態においては第1現在位置を決定することができないので、それに基づき決定される第3現在位置の精度が悪い可能性がある。このため、基準位置の精度が低下して第2現在位置の精度が低下するのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、第1現在位置と第2現在位置とから第3現在位置を決定し、第3現在位置を基準位置に設定する例を示したが、第2現在位置を利用することなく、第1現在位置に基づいて基準位置を設定しても良い。即ち、GPS信号から決定される第1現在位置を基準位置に設定してもよい。ただし、GPS信号から決定される現在位置は、測位精度が不十分な場合があるので、GPS信号に加え、地図情報を用いたマップマッチング技術を用いて現在位置を決定するようにし、決定された現在位置を基準位置に設定しても良い。ここで、マップマッチング技術とは、例えば、特開2005−326196号公報、特開2008−26282号公報に記載されており、GPS信号と進行方位により得られた軌跡と、予め記憶されている地図データとを用いて、GPS信号を用いて決定される現在位置を地図データに合わせこむことにより、第1現在位置を決定する処理である。したがって、第1現在位置は、GPS信号のみで決定される現在位置に加えて、GPS信号と地図情報とを用いたマップマッチング技術を利用して決定される現在位置を含む。
なお、本実施の形態においては、第1現在位置をGPS受信機13が受信するGPS信号に基づいて決定するようにしたが、無線LANのアクセスポイントが出力する信号に基づいて第1現在位置を決定するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、GPS測位信頼係数を、GPS信号を含む電波の電波強度と、その電波の到来角(仰角)と、GPS衛星の数で決定するようにしたが、別の方法でGPS測位信頼係数を算出するようにしてもよい。例えば、GPS衛星から得られる航法メッセージを用いて算出するようにしてもよいし、携帯型ナビゲーション装置1とGPS衛星とで形成される幾何学的位置関係を示すDOP(Dilution of Precision)値を用いるようにしてもよい。
DOP値は、第1現在位置を決定するために用いたGPS信号を送信する3つ以上のGPS衛星の配置状態を示す。具体的には、3つ以上のGPS衛星と携帯型ナビゲーション装置1の位置とを直線で結んで出来上がる立体の体積が大きければ大きい程、DOP値は小さくなり、第1現在位置の精度が良いことを表す。すなわち、立体の体積が大きいということは測位に使用しているGPS衛星が上空でばらついている状態であり、そのようなGPS衛星の配置においては第1現在位置の精度が高くなる。逆に、立体の体積が小さいとDOP値は大きくなり第1現在位置の精度が悪いことを表す。立体の体積が小さいということは測位に使用しているGPS衛星が一方に片寄っている状態であり、そのようなGPS衛星の配置においては、第1現在位置の精度が下がる。
また、図4および図5に示した処理を携帯型ナビゲーション装置1に実行させるための現在位置決定方法、およびその現在位置決定方法をコンピュータに実行させるための現在位置決定プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1)前記受信手段は、複数の送信装置から送信される電波を受信し、受信された電波の電波強度を出力し、
前記信頼度算出手段は、前記受信された電波を送信した送信装置の数と、前記受信された電波の電波強度とに基づいて、信頼度を算出し、
前記基準設定手段は、前記算出された信頼度が所定の値以下の場合、前記所定の状態と判断する、請求項2に記載の位置表示装置。
(2)前記状態検出手段は、前記第1現在位置決定手段により前回決定された第1現在位置と今回決定された第1現在位置との間の移動距離を算出する移動距離算出手段を含み、
前記基準設定手段は、前記算出された移動距離が前回第1現在位置を決定したときから今回第1現在位置を決定するまでの時間により定まる距離以上の場合、前記所定の状態と判断する、請求項2または(1)に記載の位置表示装置。
(3)気圧を検出する気圧検出手段をさらに備え、
前記建物内外検出手段は、気圧変化率が所定の値以上ならば建物内に移動したと検出する、請求項4に記載の位置表示装置。
(4)照度を検出する照度検出手段と、
時刻を計時する計時手段と、をさらに備え、
前記建物内外検出手段は、前記計時手段により昼の時間帯が計時されているときに、前記検出される照度が第1のしきい値以下ならば建物内であると判断し、前記計時手段により夜の時間帯が計時されているときに、前記検出される照度が第2のしきい値以上ならば建物内であると判断する、請求項4に記載の位置表示装置。
(5)紫外線の量を検出する紫外線検出手段をさらに備え、
前記建物内外検出手段は、前記検出された紫外線の量が所定の値以下ならば建物内であると判断する、請求項4に記載の位置表示装置。
(6)無線信号を受信するステップと、
前記受信された無線信号に基づいて第1現在位置を決定する第1決定ステップと、
移動方位を検出するステップと、
移動距離を検出するステップと、
基準位置と、前記方位検出手段により検出された移動方位と、前記移動距離検出手段により検出された移動距離とに基づいて、第2現在位置を決定する第2決定ステップと、
前記第1現在位置と、前記第2現在位置とに基づいて、第3現在位置を決定する第3決定ステップと、
装置周辺の状態を検出するステップと、
前記検出された周辺の状態が所定の状態でないと判断されることを条件に、前記第3現在位置を前記基準位置に設定するステップと、をコンピュータに実行させる現在位置決定プログラム。
本発明の実施の形態の1つにおける携帯型ナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 携帯型ナビゲーション装置が備えるCPU11の機能の一例を示す機能ブロック図である。 GPS測位信頼係数とGPS信号を送信するGPS衛星の数との関係を示す図である。 現在位置決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 状態検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1から第3現在位置および基準位置の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 携帯型ナビゲーション装置、11 CPU、13 GPS受信機、15 地磁気センサ、17 加速度センサ、19 メモリI/F、19A メモリカード、21 シリアル通信I/F、23 表示制御部、25 LCD、27 タッチスクリーン、29 ROM、31 RAM、33 EEPROM、35 操作キー、41 気圧センサ、43 照度センサ、45 紫外線センサ、51 状態検出部、53 GPS信号受信部、55 第1現在位置決定部、57 第3現在位置決定部、61 方位検出部、63 移動距離検出部、65 第2現在位置決定部、71 基準位置決定部、73 駆動制御部、81 信頼度算出部、83 移動距離算出部、85 障害物検出部、87 建物内外検出部。

Claims (7)

  1. 無線信号を受信する受信手段と、
    前記受信された無線信号に基づいて第1現在位置を決定する第1現在位置決定手段と、
    移動方位を検出する方位検出手段と、
    移動距離を検出する移動距離検出手段と、
    基準位置と、前記方位検出手段により検出された移動方位と、前記移動距離検出手段により検出された移動距離とに基づいて、第2現在位置を決定する第2現在位置決定手段と、
    装置周辺の状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により検出された状態と前記第1現在位置とに基づいて前記基準位置を設定する基準設定手段と、を備えた位置表示装置。
  2. 前記第1現在位置と、前記第2現在位置とに基づいて、第3現在位置を決定する第3現在位置決定手段を、さらに備え、
    前記基準設定手段は、前記状態検出手段により検出された状態が所定の状態でないと判断されることを条件に、前記第3現在位置を前記基準位置に設定する基準設定手段と、をさらに備えた、請求項1に記載の位置表示装置。
  3. 建物の位置と高さとを含む地図を記憶する地図データ記憶手段をさらに備え、
    前記状態検出手段は、前記第1現在位置決定手段により決定された第1現在位置の地図上の位置から所定の範囲内に所定の高さ以上の建物を検出する障害物検出手段を含み、
    前記基準設定手段は、前記所定の範囲内に所定の高さ以上の建物が存在するならば、前記所定の状態と判断する、請求項2に記載の位置表示装置。
  4. 前記状態検出手段は、建物内外のいずれであるかを検出する建物内外検出手段を含み、
    前記基準設定手段は、建物内であることが検出されると、前記所定の状態と判断する、請求項2に記載の位置表示装置。
  5. 前記状態検出手段は、前記受信手段が受信する電波に基づいて信頼度を算出する信頼度算出手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の位置表示装置。
  6. 前記信頼度算出手段により算出された信頼度が所定のしきい値以下であることを条件に、前記方位検出手段、前記移動距離検出手段、および前記第2現在位置検出手段を能動化する駆動制御手段を、さらに備えた請求項5に記載の位置表示装置。
  7. 無線信号を受信するステップと、
    前記受信された無線信号に基づいて第1現在位置を決定する第1決定ステップと、
    移動方位を検出するステップと、
    移動距離を検出するステップと、
    基準位置と、前記方位検出手段により検出された移動方位と、前記移動距離検出手段により検出された移動距離とに基づいて、第2現在位置を決定する第2決定ステップと、
    装置周辺の状態を検出するステップと、
    前記検出された周辺の状態が所定の状態と前記第1現在位置とに基づいて、前記基準位置を設定するステップと、を含む現在位置決定方法。
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