JP2010144875A - 軸受け用のシール装置 - Google Patents

軸受け用のシール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010144875A
JP2010144875A JP2008324307A JP2008324307A JP2010144875A JP 2010144875 A JP2010144875 A JP 2010144875A JP 2008324307 A JP2008324307 A JP 2008324307A JP 2008324307 A JP2008324307 A JP 2008324307A JP 2010144875 A JP2010144875 A JP 2010144875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
bearing
case
segment
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008324307A
Other languages
English (en)
Inventor
Yataro Nagai
井 彌 太 郎 永
Nori Minami
紀 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanken Seal Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tanken Seal Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanken Seal Seiko Co Ltd filed Critical Tanken Seal Seiko Co Ltd
Priority to JP2008324307A priority Critical patent/JP2010144875A/ja
Publication of JP2010144875A publication Critical patent/JP2010144875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

【課題】耐久性に優れた軸受け用のシール装置を提供する。
【解決手段】シール装置Aは、2つ割りのリング状のシールケース2を有し、シールケース2の一端面が特殊にワンカットされたOリング29を介して軸受ケース51の端面に装着されている。シールケース2の中央部にリング状の空間20を有し、ここにセグメントシール1が収納されている。シールケース2にはエアーパージ装置3が接続し、エアーパージ孔21を介して空間20内にパージガス等の流体が吹き込まれる。セグメントシール1は、シールケース2の空間20の内壁、内壁内に微小隙間を設けて取り付けられているセグメントシール1の両端面の外周側にリング状に肉薄切欠10と肉薄切欠11が形成され、肉薄切欠10の面積が肉薄切欠11の面積よりも大きくなっており、セグメントシール1を内壁26側に押して、シール性能を高めている。
【選択図】図1

Description

この発明は、軸受け用のシール装置に関する。
製鉄所における連続鋳造設備や圧延設備において、圧延ローラの軸受けは、粉塵やスチームなどの劣悪な環境にあるため、回転軸の軸受部を軸受ケースで覆い、該軸受けケースと回転軸との間をシール装置でシールすることが行われている。
このシール装置として、従来はオイルシール、リップシール或いはラビリンスシールなどが用いられている。
特許第3991321号公報
しかし、オイルシール、リップシール或いはラビリンスシールなどは、リップ部への異物によって比較的寿命が短い問題があった。またラビリンスシールでは隙間が大きく、オイル漏れ或いは異物の侵入によって軸受けそのものの寿命に影響することもあった。一般の回転機械の軸受けは、通常5〜10年の寿命を有するが、連続鋳造設備や圧延設備では従来のシール装置そのものがそれよりも寿命が短く、軸受けやシール部取替えに多大な労力が費やされており、従来よりこの問題の解決が望まれていた。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、回転軸の軸受部と該軸受部を覆う軸受ケースとを有する軸受けの、該軸受けケースと前記回転軸との間をシールする軸受け用シール装置において、前記回転軸に微小隙間を空けて装着されたセグメントシールと、前記回転軸に非接触に装着され、該セグメントシールを収納する空間を有し、該空間に前記セグメントシールを収納し、前記軸受けケースにシールを介して装着される2分割のシールケースと、該シールケースの前記空間内に流体をパージする装置と、を有することを特徴とする。
以上の構成において、セグメントシールは回転軸との間に微小隙間を空けて装着され、ここに流体がパージされるため、軸受部への異物の侵入を防止し、またシール性能の向上も図れ、軸受部の寿命が向上する。更にシールケースは2分割可能になっているためセグメントシールの交換も容易である。
また前記セグメントシールの両端面に、セグメントシールの厚さを薄くするように形成された切欠を有し、一方の端面の切欠面積が他方の端面の切欠面積よりも大きく、構成することにより、セグメントシールの他方の端面をシールケースに押し付けて、端面からの漏れを少なくし、シール性能の向上を図ることが望ましい。
なお、該切欠面積は軸受側を大気側より大きくすることにより、セグメントシールをシールケースの大気側へ押し付けるように構成することが望ましい。
本発明の軸受け用のシール装置によれば、蒸気或は粉塵等の侵入を防止することにより軸受けの寿命を向上できる効果がある。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、圧延機などの回転軸Jは軸受部50により支持され、該軸受部50は軸受ケース51に覆われている。軸受ケース51にはオイルシール52が設けられており、回転軸Jとの間のシールを行っている。
軸受ケース51に接触してシール装置Aが回転軸J上に装着されている。このシール装置Aは、リング状のシールケース2を有し、このシールケース2の一端面は特殊にワンカットされたOリング29を介して軸受ケース51の端面に接触して装着されている。シールケース2は回転軸Jとは非接触である。またシールケース2は2つ割りになっており、回転軸Jへの脱装着を簡単に行えるようになっている。
シールケース2は図2の拡大図に示すように、その中央部にリング状の空間20を有しており、この空間20にセグメントシール1を収納するようになっている。
セグメントシール1は微小隙間を空けて回転軸J上に装着されている。セグメントシール1は図3に示すように複数のセグメント片15から形成され、この実施形態では3枚のセグメント片15によりリング形状を形成している。セグメント片15はガータスプリング19により外周を拘束されリング状に締結されている。
シールケース2には、エアーパージ孔21が設けられており、ここにエアーパージ装置3が接続し、エアーパージ孔21を介して空間20内にエアー等の流体を吹き込むことができるようになっている。
セグメントシール1は図2に示すように、シールケース2の空間20の内壁25、内壁26に微小隙間を設けて取り付けられている。またセグメントシール1の両端面の外周側にリング状に肉薄切欠10と肉薄切欠11が形成され、セグメントシール1の外周部の厚さを肉薄にし、内壁25、内壁26との間に隙間を設けている。肉薄切欠10の下端の径φ10と肉薄切欠11の下端の径φ11は、φ11>φ10の関係になっている。即ち肉薄切欠10の面積が肉薄切欠11の面積よりも大きくなっている。
この構成により、空間20に高圧のエアーが吹き込まれると、肉薄切欠10側の受圧面積が大きいため、セグメントシール1を内壁26側に押して、シール性能を高めることができるようになっている。
以上の構成において、セグメントシール1の内周面と回転軸Jの外周との間に形成されるシール部S1とセグメントシール1の端面とシールケース2の内壁26との間に形成されるシール部S2により軸受ケース51と回転軸Jとの間がシールされる。
またエアーパージ装置3からのパージガス圧力により、セグメントシール1は内壁26側に押し付けられるため、パージガスの流れPは内壁25側を通過し、シール部S1の微小隙間を通って、大気側に漏出して軸受部50への異物の侵入を防止する。軸受部50には通常オイルシール51が設けられているため、パージガスの大気側への漏出が円滑に行われる。
なお、セグメントシール1と回転軸Jとは、微小隙間があり、且つここにエアーがパージされるため、セグメントシール1は回転軸Jと非接触であり、セグメントシール1の磨耗は少なく、セグメントシール自体の高寿命化が図れる。
また、セグメントシール1はセグメント片15に分割可能であり、シールケース2も2つ割りであるため、分解装着が簡単である。
本発明の一実施形態を示す半断面図。 本発明の一実施形態の部分拡大半断面図。 本発明の一実施形態の側断面図。
符号の説明
1:セグメントシール、2:シールケース、3:エアーパージ装置、10:肉薄切欠、11:肉薄切欠、19:ガータスプリング、20:空間、21:エアーパージ孔、25:内壁、26:内壁、29:Oリング、50:軸受部、51:軸受ケース、52:オイルシール。

Claims (3)

  1. 回転軸の軸受部と該軸受部を覆う軸受ケースとを有する軸受けの、該軸受けケースと前記回転軸との間をシールする軸受け用シール装置において、
    前記回転軸に微小隙間を空けて装着されたセグメントシールと、
    前記回転軸に非接触に装着され、該セグメントシールを収納する空間を有し、該空間に前記セグメントシールを収納し、前記軸受けケースにシールを介して装着される2つ割りのシールケースと、
    該シールケースの前記空間内に流体をパージする装置と、
    を有することを特徴とする軸受け用のシール装置。
  2. 前記セグメントシールの両端面に、セグメントシールの厚さを薄くするように形成された切欠を有し、
    一方の端面の切欠面積が他方の端面の切欠面積よりも大きい
    請求項1の軸受け用のシール装置。
  3. 軸受側の端面の切欠面積が大気側の端面の切欠面積よりも大きい、
    請求項2の軸受け用のシール装置。
JP2008324307A 2008-12-19 2008-12-19 軸受け用のシール装置 Pending JP2010144875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008324307A JP2010144875A (ja) 2008-12-19 2008-12-19 軸受け用のシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008324307A JP2010144875A (ja) 2008-12-19 2008-12-19 軸受け用のシール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010144875A true JP2010144875A (ja) 2010-07-01

Family

ID=42565505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008324307A Pending JP2010144875A (ja) 2008-12-19 2008-12-19 軸受け用のシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010144875A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019148546A1 (zh) * 2018-01-31 2019-08-08 苏州优德通力科技有限公司 一种轴用密封组合装置
CN114321374A (zh) * 2021-12-31 2022-04-12 崇左南方水泥有限公司 一种立磨磨辊密封装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54137547A (en) * 1978-04-18 1979-10-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Shaft sealing device of supercharger
JPS60131211U (ja) * 1984-02-14 1985-09-03 イーグル工業株式会社 ロ−ルネツク用シ−ル
JPH09222127A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Hitachi Zosen Corp 高温粉体攪拌機の軸シール構造
JPH11247866A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Nippon Seiko Kk 転がり軸受の密封装置
JP2003202081A (ja) * 2001-10-15 2003-07-18 Stein Seal Co 回転軸の高圧フィルムシール
JP2008008317A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Nippon Pillar Packing Co Ltd 分割形流体機器部材及び分割形インサイドメカニカルシール

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54137547A (en) * 1978-04-18 1979-10-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Shaft sealing device of supercharger
JPS60131211U (ja) * 1984-02-14 1985-09-03 イーグル工業株式会社 ロ−ルネツク用シ−ル
JPH09222127A (ja) * 1996-02-16 1997-08-26 Hitachi Zosen Corp 高温粉体攪拌機の軸シール構造
JPH11247866A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Nippon Seiko Kk 転がり軸受の密封装置
JP2003202081A (ja) * 2001-10-15 2003-07-18 Stein Seal Co 回転軸の高圧フィルムシール
JP2008008317A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Nippon Pillar Packing Co Ltd 分割形流体機器部材及び分割形インサイドメカニカルシール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019148546A1 (zh) * 2018-01-31 2019-08-08 苏州优德通力科技有限公司 一种轴用密封组合装置
CN114321374A (zh) * 2021-12-31 2022-04-12 崇左南方水泥有限公司 一种立磨磨辊密封装置
CN114321374B (zh) * 2021-12-31 2022-10-21 崇左南方水泥有限公司 一种立磨磨辊密封装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015522773A (ja) 2つの弾性シールを含む、ターボ機械の軸受用のガスケット装置
KR200420819Y1 (ko) 메카니칼 콤팩트 시일장치
JP6070202B2 (ja) 転がり軸受装置、及びこれを用いた圧延機用バックアップロール
JP5608464B2 (ja) ダブルシール構造
JP2010144875A (ja) 軸受け用のシール装置
JP4958445B2 (ja) 圧縮機のメカニカルシール装置
JP4735453B2 (ja) 転がり軸受装置
JP2014114848A (ja) ロータリージョイント
JPH084776A (ja) 軸受密封装置
RU2325962C1 (ru) Уплотнительное устройство подшипника прокатного валка
JP2014214831A (ja) 密封装置
JP2003083456A (ja) 軸受密封装置
JP5689744B2 (ja) 軸封構造および回転流体機械
JP4699904B2 (ja) 熱間処理設備用ロール軸受装置
JP3680279B2 (ja) 連続鋳造機用ロール軸受の密封装置、密封方法および連続鋳造機
KR100660449B1 (ko) 제철설비의 연속주조용 로타리조인트
JP2012246979A (ja) 軸封構造および回転流体機械
JP2010032020A (ja) メカニカルシール
JP4009547B2 (ja) 軸封装置
JP2016044799A (ja) 密封装置
JP2019019925A (ja) 密封装置
JP3680850B2 (ja) 連続鋳造機用ロール軸受の密封装置、密封方法および連続鋳造機
JP2020148223A (ja) 密封装置
JP3680280B2 (ja) 連続鋳造機用ロール軸受の密封装置、密封方法および連続鋳造機
JP3175048U (ja) 密封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121225